通販商品紹介 (6)

 通販ページに新しく掲載した商品をご紹介します。
 このページは、更新履歴を兼ねています。商品紹介以外の記事もあります。

 数量が限定されている物は、早い者勝ちです。

 リンク先の商品ページの表示が「在庫切れ」になっているもの、
 リンクが切れているものは、売切、削除済みです。ご了承下さい。


  <目次>

   ■180 2015/01/14 アクリルふりかけ
   ■179 2015/01/13 加工は続くよ何時までも
   ■178 2015/01/10 切粉まみれ
   ■177 2015/01/09 ケース試作
   ■176 2015/01/08 バリバリ進める!

   ■175 2015/01/01 年末年始
   ■174 2014/12/25 お知らせ
   ■173 2014/12/24 在庫訂正
   ■172 2014/12/20 進捗
   ■171 2014/12/19 帰ってきました

   ■170 2014/12/14 お知らせ
   ■169 2014/12/10 最新情報など
   ■168 2014/12/05 最新情報
   ■167 2014/11/29 商品追加
   ■166 2014/11/28 続々と・・・

   ■165 2014/11/24 最新情報
   ■164 2014/11/20 謎が解けた
   ■163 2014/11/17 色々
   ■162 2014/11/07 新製品
   ■161 2014/10/29 キムチ

   ■160 2014/10/25 あれこれ
   ■159 2014/10/23 新製品予告
   ■158 2014/10/17 現状
   ■157 2014/10/10 進捗
   ■156 2014/10/08 通販に追加 続続

   ■155 2014/10/03 通販に追加 続
   ■154 2014/09/29 通販に追加
   ■153 2014/09/26 地獄に通じる穴
   ■152 2014/09/24 トイレ中に・・・
   ■151 2014/09/22 ケース製作


 (最新情報が先頭になります。)


180 2015/01/14 アクリルふりかけ 

 今日(13日)は、書類仕事があって途中1時間ほど抜けましたけど、
 朝9時から夜9時までぶっ続けで、加工をしていました。

 夕食: ホカ弁とお茶

 すぐ後ろでアクリルの切粉が舞っている中、少しは気にしながらバクバク食いました。
 おそらく、少しはアクリルも食べてしまったと思います。まさに異物混入です。
 この場合、いらん心配よりも、食欲のほうが優先されます。

 途中で詰まったり、消化器を傷つけるおそれが無く、そのまま出てくる物なら
 騒ぐほどのものではなくて、食べても心配ないでしょう。たぶん。

 幼い頃、ガムは最後に飲み込むものだと思っていました。いや、何も知らなかったと
 思います。もったいないと思って飲んでいたのか、忘れましたが・・・。
 大人になってからでも、うっかり飲んでしまったことはありました。

 当時、ちゃんとウンコに混じって出てくるんだな、とトイレで観察したのは覚えています。
 あっ、ス**ロマニアではありませんよ。
 子供って、何でも確かめてみないと気がすまないものでしょう。
 大人から、結果がわかりきっているのにナゼ無駄なことをする?と言われても
 確かめてみないと気がすまないのです。
 今でも、それはあまり変わっていないかもしれません。

 ところで先日、
 博物館で、ガラスに頭をゴ〜ンと強打して、思いっきり目立ってしまいました。
 ちょうどコーナー(カド)の所にあった展示物の右端を、よく見ようと頭を動かした瞬間
 でした。

 静かな空間の中で、いきなり大きな音。
 まるで、お寺の鐘が響き渡ったような感じではなかったでしょうか。

 ガラスが、きれいすぎるからいけないのです。
 平均的な目の高さに赤い線を引き、さらに、”ガラス注意”と貼ってくれればいいのに。

 「長崎歴史文化博物館」の特別展「医は仁術」での出来事でした。


■1. FPGAボード MFP-CY240Z-A 

 先日書きましたように、
 ケースの一部を修正して、再度その部分を作り直した結果、問題ないことが確認
 できました。これで量産を進められます。

 

 (細かいことが気になる方へ: 変なネジが付いていますが、仮組みの為です)

 いま、どんどん作っています。どんどん、と言っても、1日に2台分できるかどうかです。
 機械の加工時間がかかるのも、その理由のひとつです。それは設備投資をしないと、
 根本的な解決になりません。いずれ解決したい。

 加えて手作業もあり、それが意外と時間を食っています。機械で削るだけでは
 済まなくて、バリをヤスリで落とさないといけない時もあります。

 アクリルの切断面は鋭いです。ガラスのようです。
 ためしに、エッジに指を当ててツーと滑らせたら、サクッと(あうっ)。

 実際、加工作業をしながら、あちこちケガをしています。
 知らないうちにケガして流血していたのはザラにあります。

 怪我をしないために、手に触れそうな部分はグルリ一周、ヤスリをかけています。
 手間ですけど大事です。



 今日(13日)の夜までに、ケースを5個作りました。

 

 最後まで残っていた修正箇所は、スロットのフタ関係でしたから、
 設計が確定していたケース上板、下板、側面板などの製作を、先に進めていました。

 右上の写真は、台所の洗剤で洗ったところです。
 汚れ落としはもちろんですが、静電気防止の効果があり、ホコリがつきにくくなります。


 加工に伴って、ゴミがたくさん出ました。1〜2日間で、この袋がいっぱいになりました。



 内容は、
 アクリルの保護紙をはがしたもの、両面テープ、アクリルの切れ端、
 切粉、養生テープ、ペットボトルのラベルを剥がしたもの(作業しながら
 飲んだやつ)、などです。

 掃除機は、切粉ですぐにいっぱいになります。
 紙フィルター式の掃除機は、ひんぱんにフィルターを交換しないといけなくなるので
 もったいないです。それでずっとサイクロン式を使用しています。

 最初の頃は家庭用の一般的な掃除機を使用していました。
 ところが、吸わないな・・・と思って開けてみたらビックリ。
 フィルターの袋がパンパンで、ギッシリ詰まっていました。取り出そうとしても、固くて
 どうしても出せず、仕方なくフィルターを破って中身を少しずつ取り出しました。


■2. 「らむまっくす」等 

 カートリッジケースを、まず、4個作りました。

 ご参考までに、1個を削り出すのに42分46秒かかります。接着/組み立てまで含めた
 製作時間は、1個で1時間を超えるでしょう。

 FPGAボード用ケースのアクリル加工をしながら、このカートリッジケースの
 バリ取りと、接着/組み立てを進めました。

 次の写真のように、あとは基板を入れてパネルを接着するだけの状態です。



 次の写真は、パネルを仮にはめてみた状態です。

 

 そろそろ受注できる状態になってきました。作業を急ぎます。


■3. トランジスタ式デジタル時計 Ver.2 

 完成見本1台を提供する為、その分の抵抗、ダイオードのリード曲げを先日済ませました。




 さて、このページもいっぱいになりました。新しいページへ移行します。


179 2015/01/13 加工は続くよ何時までも 

 最近はアクリル加工のため、夜遅くまで作業場に閉じこもっています。

 

 機械が動いているのを監視しながら、切削品のチェックやバリ取りをしたり、
 電子部品を数えたり、抵抗などのリードを曲げたりして、並行的に作業しています。

 あと少しで全てのケースが揃います。


■1. FPGAボード MFP-CY240Z-A 

 先日、量産用のケースをテストで作り、組み立ててみたところ、
 全体的には、ほとんど完成と言える状態まで到達しました。

 一次試作のものは、拡張スロットのフタ部品が外部に露出していました。
 それでは格好悪いので、二次試作ではそれを内部に組み込みました。
 完成状態は、次の写真のようになります。



 (※これは限定1台の”開運”ウルトラレッドです。詳しくは後述します。基本はスモークです)

 但し、一部に問題がありました。拡張スロットのフタ関係の部品において、
 穴径が小さい為、差し込むことができません。残る問題は、これだけです。

 いや、間違うはずがないのに、なぜ?と悩みました。
 設計時に、ちゃんと確認したのです。穴にスペーサが通ることを。

 

 製図用のテンプレートを利用して、穴径の確認をしたわけです。
 スペーサが通る穴径を実際に確認して、よし、穴径がφ6.0あれば大丈夫だと
 そう判断しました。



 ところが、実際に組み立ててみたら、通らないのです。
 図面のミスでも、CAMの設定ミスでもありません。
 加工品の穴径をノギスではかると、きちんとφ6.0になっていました。

 それじゃ、なぜ?



 ・・・・・・これを、すっかり忘れていました。そういうことです。

 ご存知ない方の為に詳しく説明しますと、このテンプレートは、0.5ミリのシャープペンシルで
 なぞった時に、ちょうど指定の直径で円が描けるようになっているのです。
 それが PENCIL ALLOWANCE 0.5 の意味です。
 つまり、テンプレートの穴は、目的とする直径よりも芯の太さ分、大きいのです。
 6と書いてあっても、その穴は直径6ミリではありません。描いた円が直径6ミリになるのです。

 この製図道具は高校1年の時から持っているけど、最近は使わないので
 すっかり忘れていました。


 さて、完成が見えてきたので、色々とご紹介しながら
 説明を進めていきたいと思います。

 次の写真は、フタをかぶせる前の状態です。



 さっき、「開運ウルトラレッド」と書いたのは、この色です。

 切削中

 写真では分かりませんが、実物を見つめていたら、目がおかしくなりました。
 かなり強烈に光ります。(蛍光色)

 通常の色は、スモークです。次の写真を参考にして下さい。
 (反射していて見づらいですが・・・)

 

 それぞれの色の比較は、次の写真が参考になりますでしょうか。

 写真は難しいです。

 電源ボタン、リセットボタンは、旧バージョンにおいては半田面に取り付けているものも
 あります。そこで、どちらでも対応できるようにケースを設計しました。

 なお、次の写真は透明ケース(一次試作)です。

 (左)側面の穴から指などで操作可能 (右)底面から操作可能

 

 今回の製造分は、上の左の写真のように、部品面に押しボタンを実装します。


 さらに、お好みによって、上フタに市販の押しボタンスイッチを取り付けることも
 可能です。そのための場所に、あらかじめ印をつけてあります。印というより少し削ってあります。
 ここまで加工してあれば、あとで穴あけするのも楽でしょう。




 そのほかの機種についても、カートリッジケースやパネル等、どんどん作って
 います。

 次回、それらの写真を掲載したいと思います。


178 2015/01/10 切粉まみれ 

 先日のFPGAボード(大)のケース試作後、見直しと修正を行いました。

 本日(1/9)、細かい寸法違いや調整など、ほとんど直しました。

 大きい変更点は、スロットのフタをケース内側に入れたことです。
 試作は、スロットのフタの機構が外部に突出しており、格好がよくありません。
 どうしようかと一瞬迷ったけど、思い切って変更しました。

 今度の日曜に材料が届きますので、それが届き次第、ケースの製造を開始します。
 加工には時間がかかります。おそらく、1日に1〜2個のペースではないかと思います。
 それで来週は、時間の許す限り作業場に閉じこもって、切粉まみれでしょう。

 加工時間の短縮については、設計やCAM上で細工したりして、いくらかは
 改善をはかることはできます。
 ただ、それは大幅な短縮というのは無理で、他の改善方法が必要です。

 たまにアクリルが融けたり、エンドミルが鈍ってきたり、切粉が積みあがって
 きます。すぐに止めて対処したり、掃除しなければなりません。加工機の近くに
 常駐して、見張っているわけです。ほかの仕事をしながらでも構いませんが、
 融けだした時にちょっとでも対応が遅れると、台無しになりますから油断できません。
 トイレに行った、ごく短時間の間に融けてしまったこともありました。
 アルミの場合、油ぎれで切削面が荒れたり、ひっかけたりします。
 まさに「油断」大敵です。

 そうやって、長時間つきあっていると、とにかく現状をどうにかしないと、
 このままではダメだと思うようになるもんです。

 もう1台増やすか? あるいはレーザー加工機を追加するか?
 ついでに3Dプリンタも入れるか?
 思うだけならタダだけれども、先立つものがないと厳しいです。
 目下必要なのは、3DプリンタよりもCNCの増設か、レーザー加工機です。

 CNCだって、いま1台しか無いのだから、それが壊れたら製造ができなくなるの
 です。予備としても、もう1台いるかなと思います。PCも必要になるけど、
 中古のノートがあるので間に合うでしょう。

 レーザー加工機・・・・・・昔、展示会でデモを見たら、惚れてしまいました。
 当時、自分はCNCを始めて間もなかった頃でした。レーザー加工機は、
 材料を固定するのにクランプも両面テープもいらないのです。切削抵抗が
 ないから当然です。アクリル板を置くだけでいい。あとはシャーッとキレイに
 速く切れる。素晴らしい。

 エンドミルのように、ある深さのミゾを彫るような加工にはレーザーは不向きと
 思いますが、単にカットするだけや、文字や絵柄の彫刻だけでも、かなり使えると
 思います。

 それで、いくらですか?と聞いたら、300万だって・・・当時(10年以上前)は
 けっこうお金があったので、買おうと思えば買えただろうけど、ちょっと勇気が
 なかったです。もちろん個人でですよ。
 その時は、今のCNCで十分かなって、あきらめたわけです。

 レーザー加工機は現在、100万もしない物がありますから、その中から検討
 しようと思います。日本製は高価で買えません。従って、海外製から選ぶことに
 なるでしょう。私は英語も中国語も分かるので、ソフトやマニュアルが中国語でも
 問題ありません。

 2005〜2007年頃の話でしたけど、3Dプリンタは公設試験場(工業技術センター)
 にしか無くて、その年末に SolidWorks の使い方から習いはじめ、年明けに実際の
 試作品をいくつか3Dプリンタで作ってみたのでした。

 Stratasys社の機械だったと思います。値段を聞いたら、ビックリしましたけど、
 いま、各メーカーの製品やキットが、数万円から手に入ることのほうが、
 もっとビックリです。当時、3Dプリンタが一般に普及するなんて、想像もしませんでした。

 3Dプリンタは確かに、かなり自由な造形はできるけど、細いソーメンのようなものを
 積み上げていくので、時間が相当かかるのも当時から体験的に知っていました。

 時間がかかるのは、眺めながら終わるのを待っているのがいけないのであって、
 一晩ほったらかしにすれば、翌朝には出来上がっているものです。

 それから、最初に抱いていたイメージとは違って、高精度なものはできないことも
 分かりました。メッシュを細かくすると、当然、それだけ時間もかかりますし・・・。
 その時に取り組んでいた試作品は、取り付けの相手とのあたり具合が問題になる
 物だったので、精度が必要だったのでした。精度が必要なら、やはり切削かなと。

 公設試験場にある設備は、時間いくらで使えるんですけど、「試作用」というのが
 建前なので、量産には使えません。それに、加工機は自分の手元にあってこそ、
 活きるものです。使いたい時にいつでも、ずっと占領していられます。
 みんなで共用するものは、予約が埋まっていたら、あきらめるしかありません。
 やはり自分で所有すべきですね。


 脱線しましたけど、・・・

 この凝ったケースに加えて、もうひとつ、ローコストなケース(というよりも板)も準備する
 つもりです。
 それは単純に、基板をアクリル板2枚で挟むだけの物です。表、裏をカバーするだけで、
 側面はオープンです。安ければ良い方、あるいは、あれこれ中身をいじくりまわす方には
 良いでしょう。

 そうだ、ケースに名前をつけましょう。

 凝った方は、「肩こり1号」
 ローコスト版は、「掘っ立て小屋1号」

 ・・・・・・だめだこりゃ。


177 2015/01/09 ケース試作 

 1月8日、FPGAボード(大)のケースを試作しました。

 

 試作して寸法などを確認してから、量産へ移行する流れです。
 量産と言っても、数台の話ですけれど。

 夕方から作業を始めて、まず、先日購入した大判のアクリル板の寸法取りと
 切り分けから着手しました。

 まず、寸法をはかって印をつけます。両方の面に印をつけ、線を引きます。
 それに合わせてカッターナイフで保護紙を切り、
 次にPカッターで、何度も何度もスジを入れて、それを両面やってから、
 机のカドに当てて折ります。



 面倒な作業です。この方法しか知らなかったら幸せです。そういうものだと思うだけ。
 いまは、便利な機械(パネルソーとか)が世の中にあることを知っているだけに、
 ああ、面倒だと思いながら、サッとやっつけました。

 このケースは5つの加工データがあり、それぞれ1枚の材料を使います。
 (上板、下板、側面板、スロットのフタ及びレール、枠)

 1台分を作るのにかかる時間は、今日の作業から考えると、2〜3時間です。

 ひとつずつ作っていくうちに、だんだん形が見えてきて面白くなり、
 最後の部品を削った時、22時を過ぎていました。
 久しぶりに、夢中になって作業しましたね。

 1年前の試作では、2mm厚のアクリル板を使いました。
 今回からは、強度を重視して3mm厚のアクリル板を使うことにしました。
 数字の上では、ひとつしか違いませんけど、実際のものは全然違います。
 ガッチリ、丈夫な感じがします。3mmで作って正解でした。


 ところで、上板を削っている時にアクリルが融けてダンゴになったので、途中で
 止めたのです。
 そこで中止したら、材料がムダになるので、なんとか頑張ってリカバリーしました。

 近所のホームセンターで調達したこのアクリル板は、押出材だったようです。
 融けやすくて加工に向かないものでした。

 そこであきらめたらいけないので、自分で編み出したノウハウによって、なんとか
 無事に最後まで加工することができました。
 どうやるのかは秘密です。ただ、ずっとつきっきりになり、機械から離れられません。
 一瞬たりとも油断できません。それが欠点です。


 ちゃんと拡張スロットのフタが付いていて、開閉できるようになっています。

 (左)閉じた状態、(右)開いた状態
 

 拡張スロットのフタは、単純な長方形のアクリル板をプラスチックの蝶番で固定すれば
 簡単にできるとは思ったけれど、それだと安っぽいので、こんなふうにしました。
 スライド式です。

 旧バージョンの基板のこともちゃんと考えてあります。新、旧、どちらにも使えます。



 底面からディップスイッチの設定操作ができるように、穴をあけました。
 (次の写真の青い部分がディップスイッチ)



 電源ON/OFF、リセットの押しボタンを底面につけている場合、この底面に
 それぞれの穴をあけてあるので、指で操作することができます。


 さて、試作の評価結果ですが、寸法をちょっと間違っていた場所や、気づいたことがあり、
 それらの修正をしてから、量産バージョンの製造にかかります。
 修正に時間はかかりません。

 試作には透明のアクリル板を使いましたが、量産バージョンはスモークになります。
 一番最初の写真などに写っている、黒っぽい部品の色がそれです。


176 2015/01/08 バリバリ進める! 

 年末年始も休み無しで、ずっと仕事をしていました。
 なにしろ1馬力しかないし、手伝ってくれる人もいないし、雇えないので
 仕方ありません。

 そんな調子だったので、1月5日になってから、ようやく年賀状を書き始めました。
 但し、プリンタで印刷したのではありません。1枚ずつ全て、ペンで手書きしました。

 縦書きの文字がヘタクソになってしまったけど、自分なりに丁寧に書いたつもりなので、
 ヨシとしましょう。ふだん、縦書きをすることはほとんどありません。できれば、
 普段から縦書きに慣れると良いですね。そうだ、Webサイトも縦書きにしたら?

 縦書きで思い出したのは縦読み。
 テレビ欄の縦読みが話題になっていましたが、個人的には、そういうのは
 人知れずこっそりやるものだと思っています。

 むかし、社畜だった頃、(ブラック企業だったので)上層部に対する批判を縦読みで、
 全社内あての文書に堂々と仕込んだ事があります。

 もっとも、普段から言いたい放題言ったりしていましたけど。
 直接言っても、通じる相手じゃないんで、言うだけムダでしたけどね。

 幹部会議などをボイコットすることもたびたびありました。どうせいつものダラダラ会議、
 ・・・というよりもワンマン社長の独演会、それが丸一日続いたりするのです。そんなの
 参加するだけ時間の無駄だと、設計の仕事を優先していました。

 もともと納期が厳しい中、毎日残業して、休みも全部出てきて(残業も休日手当も出ないのに
 関わらず)、そこまでしても危ないのに。

 納期に間に合わなかったり、トラブルやクレームがあったら、結局、私が責められるんだ
 から、仕事優先は当然!と開き直っていました。手当てが出ようが出まいが関係無しに、
 自分の責任感だけで仕事をしていました。自信をもって、やっていました。

 会社組織なのに、失敗は個人が責められる。そして、成功や利益は会社のもの。
 おかしいでしょう。普通ですかね?

 あっ、何の話でしたっけ。脱線、失礼しました。


 久しぶりにCNC加工機を動かしたら、やはり寒い時期は調子が悪く、脱調が頻発しました。
 まあ、しばらく、いじくりまわしていなかったので、スネていたのでしょう。

 刃物をつけないで、1〜2時間ほど空運転させると、徐々に調子が良くなってきます。
 そのウォーミングアップでの時間のロスもバカになりません。
 空運転でほったらかしにできなくて、脱調で徐々にズレてリミットに当たり、停止したり
 しますから、近くで監視しなければなりません。

 それで今日(1/7)は、送りねじにグリスを塗ったり、ホコリをとったりしてやりました。


■1. FPGAボード MFP-CY240Z-A 

 ノートを最初から読み直したら、このケースの設計/試作に着手したのは、ちょうど1年前でした!
 (左下の写真)

 

 下手な字?
 字を書くのって「面倒くさい」から、メモは、いつも殴り書きですよ。
 いや、書くのが思考に追いつかないから、イライラしながら字を書いてる。

 それじゃパソコンに打ち込むかというと、文字だけならいいけど、図もあるので
 パソコンだとやりにくいです。やはり紙に書くのが一番です。
 カレンダーの紙とか、ミスコピーの裏紙を拾ってきて使うのが一番ですよ。

 Evernoteってやつをインストールしてみたけど、どうやって使うのコレ?という具合。
 パスワードが分からなくなってしまった。どこかにメモしてあるけど、探すのが面倒くさい。
 twitterも同様で、面倒くさくてそのまま放置中。

 ところで、
 このケースの設計、製作について、いまいち気分が乗らなかったのは、
 材料(アクリル等)をたくさん使うのと、製作の手間が相当かかり、
 コスト的に厳しいところがひっかかっていた。それが原因かもしれません。

 ケースの上板、下板、側面一式、スロットのフタ周辺、これだけでアクリル板を
 4枚は使います。原価がかかるからと言って、高く売れるものでもないし、
 苦しいところです。

 ホームセンターで、320×545、厚さ3mmのアクリル板を買って来ましたら、
 ¥2,211(税込)でした。
 この1枚で、ケース1台分に足りるかどうかですけど、一部、2mmの板も組み合わせ
 ないといけないから、もうちょっとお金がかかります。


 それと、あれこれバタバタ忙しい中で、内容を忘れてしまっていた。そうなると、
 なかなか元に戻れません。それも原因だったと思います。
 これに限った話じゃなくて、全般的に言える、自分の欠点です。改善したい。

 忘れっぽいので、短期集中決戦で仕事をやっつけないと、うまくいかないんです。
 まあ、忘れっぽいから、ウツにならないのかもしれないけど。

 まだ駆け出しの頃、毎日のように先輩から怒鳴られていて、もう辞める、明日から
 来ない、とか言いながら、一晩寝れば、また通常通りに出勤していましたね。
 一晩寝れば、忘れるんですよ。

 翌朝、その先輩から、「なんだ、おめぇ、やめるんじゃなかったのかよ?」と
 言われたりしていました。

 そのうちに、何を言われても堪えなくなり、かわし方も分かってきました。
 言われるのはタダなんだって分かったから。

 言い返すから言われるのであって、黙ってハイハイ、おっしゃるとおりです、と
 平身低頭(じつは面従腹背)で聞いていれば良いのです。

 そしたら、
 私が何も言い返さないので、なんか言えよ、言ってみろよ、って怒鳴られた(笑)


 さあ、一気に完成へ向けて突っ走ります。そうしなければなりません。
 中身はとっくにできてるんだから。

 右上の写真にあるように、試作モデルを見ながら、改良点を洗い出して、
 図面に反映していきました。そして、新たなアイデアを組み込んでいきました。

 各部分ごとに設計(その一部)

 今日(1月7日)、一気に設計を終えました。集中すれば1〜2日でできること。

 その足でホームセンターへ向かい、大判のアクリル板を購入しました。
 320×545の厚3mm、透明のアクリル板は¥2,211(税込)でした。高!!

 そして、夕方から作業場で加工開始。
 夜遅くまで、ほかの機種のアクリル板などを削りだしました。
 しかし、買ってきた大判のアクリル板を切り分ける必要もあり、この機種のケースまでは
 手が回りませんでした。明日(1月8日〜)以降、必ずやっつけます。

 近日中に、アクリルなどの材料がドッサリ届く予定です。

 ン?この前、届いたのでは。そう書いてなかったっけ。
 そうなんです。

 材料のカット寸法を間違って、寸足らずで発注してしまったので、
 このケースには使えず、改めて正しい寸法で発注したのです。
 設計に着手してから、材料の在庫を確認していて初めて気づいた。
 それで材料が山積みです。


 このケースの特徴:

 (1)拡張スロットにフタを付けました。ホコリが入りません。フタはスライド式です。

 (2)ディップスイッチ設定窓は底面にあります。

 (3)電源ボタン(ON/OFF)及びリセットボタンは、上向きについていても、下向きに
   付いていても、どちらでも対応できるようにケースを工夫しました。
   ※過去の出荷分で、押しボタンが部品面についている物、半田面についている物が
    それぞれ有るため。

   底面から押せる穴もあるし、側面から指を入れて押す穴もあります。
   さらに、市販の押しボタンを後からケースに取り付けて、リード線でつないで
   使えるようにする為の工夫もしています。

 (4)基板の出し入れを容易にする工夫

 (5)書き換え端子のフラットケーブルを引き出しやすくするミゾ

 (6)拡張スロットからフラットケーブルを引き出しやすくするミゾ

 (7)基板のたわみを押さえる補強部品

 ・・・ごちゃごちゃ書いても伝わりません。早く作り上げて、写真1枚載せれば早い。


 ケースの機構的な部分など、凝ればきりがないけど、いつまでも妄想にふけっていたら
 物ができません。
 現実と妄想の境界線をぎりぎり越えたぐらいのところでブレーキをかける。
 どっち側か知らないけど。

 なお、ケースの色は基本的にブラウンスモークです。
 中身を適度に見せつつ、LEDの発光はきれいに見える色でしょう。

 1台だけスペシャルで、蛍光ウルトラレッドになります。赤い基板に赤いケース、強烈です。
 材料代が通常の物の倍以上なので、二度と作らないと思います。
 なんでそんなものを・・・ただの気まぐれです。


■2. らむまっくす ZM-MX257A 

 カートリッジケース(主にパネル部分)の設計をしました。



 キャパシタ部分は、旧版では1ミリの深さに彫りこんでいました。
 今回は、もっと単純に、切り抜くようにしました。

 まず、1枚作りました。



 穴の位置なども、問題ありません。これでいけそうです。

 それよりも、写真がうまく撮れなくて困ります。どうしても光源が写りこんでしまう。
 材質自体が、反射するし・・・。

 今日はパネルまでしか作れませんでした。
 カートリッジ本体は各機種共通なので、この機種固有のものはパネルだけです
 けど。

 各機種共通であるカートリッジ本体の部品を、これから、いくつか削り出す予定です。


■3. MSX用8255カートリッジ MPC-EX8255 

 これも、カートリッジケース(主にパネル部分)の設計をしました。
 らむまっくすと異なるのは、それが2種類あることです。
 汎用パラレルI/F用と、PS/2キーボードI/F用です。



 (この図は裏返しです。加工でミゾを彫る面を基準にするからです)

 カートリッジケースのパネルから、CPLDやPICの書き換え端子、DIPスイッチの設定が
 できるように、それぞれの穴をあけるようにしました。

 PS/2用のミニDINコネクタは、カートリッジケースからはみだすので、
 上のフタも切り欠かなければなりません。
 フラットケーブル等で、ミニDINのメスコネクタを引き出す、という手も考えられますけど、
 そのような「しっぽ」がブラブラしているのは好きではありません。

 できれば、PS/2コネクタは、上向きではなくて横向きに付けたかった。
 しかし、現状のカートリッジケースの構造上、それは非常に困難でした。それで
 上向きにしました。

 余談になりますが、カートリッジケースは、MPC-P60基板対応のものと、もう少し大きい
 RS-232Cカートリッジのようなサイズのものを企画中です。
 それくらい大きいサイズのケースができれば、コネクタの配置も、もっと自由にできる
 ことでしょう。

 パネルを作りました。まずは、汎用パラレルI/F用のものです。



 これも、穴位置や寸法など、問題はなかったけれど・・・・・・写真がうまく撮れない。
 光源が写ったり、カメラや自分が写りこんだりするのが困る。もっときれいに撮れないものか。


■4. ロジックIC式 デジタル時計キット 

 これもしばらく保留していましたが、基板は最初から問題なくて、
 パネルをどうするか、ケースをどうするか、というところでひっかかっていたものです。

 あれこれ考えるよりも、さっさと作ってしまってそれから考えろ自分。
 実際に作って、見た目を確認しました。

(1)数字のマスク板の加工で、穴がきれいに貫通できなかった為か、数字が
  よく見えません。



(2)ほかの数字も目立っていて見づらい。



(3)必要な数字だけ見えるが、ぼけている。



(4)隣の数字まで薄く光って見えるので、見づらい。



 困ったな、おかしいなあ、実験ではうまくいったのだが・・・捏造じゃないけど。
 200回以上できましたから、(なんだそら)

 LEDに黒いゴムキャップをかぶせ、光を絞り込むようにして試したりしています。

 次の写真は、数字のマスク板に裏から光を当てている様子です。
 ひとつおきにゴムキャップをかぶせて、違いを確かめています。



 なんか足りないんだよな。それがわからん。悩む。


■5. トランジスタ式デジタル時計 (改良) 

 年末年始は、ぶっ続けで、この基板を設計していました。

 本当は12月下旬に設計を追えて発注する予定でしたが、色々重なり
 予定が遅れていました。なお、基板は既に発注済みです。



(CAD画面イメージ/実際の基板の色とは異なります)

 部品は、旧版(Ver.1)から若干減ったとはいえ、
    トランジスタ 205個
    ダイオード 588個
    抵抗 459個
    コンデンサ 125個
    その他・・・
 といった具合ですから、組み立てが大変なのは変わりません。

 今回は、旧版の配線/部品配置を全てクリアして、最初からやり直しました。
 以前より(少しは)組み立てやすくなったはずです。

 部品の実装方向は、旧版と同じく、全て統一してあります。そのため、方向の違いを
 意識する必要はありません。たとえばダイオードなら、全て下向きになっています。
 LEDも同様です。トランジスタは、全て平らな面が右向きになっています。しかも、
 NPNとPNPでシルク印刷を変えており、PNPは白く塗りつぶしてあります。

 主な変更、改良点は下記の通りです。

 (1)パッドを広くしました。
   しかし、その広いパッドが邪魔になり、パターンを引くのは手間でした。

 (2)サーマルとベタの間隔を広げ、ハンダ付けの熱を逃げにくくして
   ハンダ付けしやすくしました。

 (3)抵抗値、容量値ごとにシンボル化し、識別しやすくしました。

 (4)(3)によって不要となった部品番号を消し、基板をスッキリ見やすくしました。

 (5)回路ブロックごとに、囲み線を入れました。境界が分かりやすくなりました。

 (6)回路ブロックごとに(主にフリップフロップですが)、部品の並びを統一し
   実装しやすくしました。いちいち部品を探す手間がかかりません。
   部品の番号と抵抗値を照合するような手間は一切不要となりました。

 (7)抵抗は大きいもの、10mmピッチのアキシャル抵抗に変更しました。
   5mmピッチの物に比べれば、カラーコードが読みやすいでしょう。

 (8)部品の種類をできるだけ減らしました。

 (9)未実装パターン、ジャンパー線、パターンカットを解消しました。

 (10)秒の送りボタン、及びその回路を追加しました。
   主に製作時のトラブルシューティング時や修理で、役に立つと思います。

 (11)LEDの並び間隔を広げて、実装しやすくしました。

 (12)数字の1はセグメントの真ん中に表示するように回路を修正しました。

 (13)電源アダプターのプラグを、下向き、または左側面からも差し込み可能
   としました。製作時に、好みでどちらかにジャックを実装します。
   両方に実装してはいけません。どちらにも電源アダプターを接続されるとまずいです。

   壁掛けで使う場合、ジャックが下向きならば、ひっかけた時に抜けやすいため、
   本体の落下につながりにくく、比較的安全と考えられます。

   台の上に置く場合は、下向きでは当たりますので、左側面からの差し込みとなります。


 ★おまけ情報
  旧版(TAKECLK1)の重量は、下記の通りです。

 エラー!

 このはかりは1kgまでしか計れません。
 そこで、完成基板と塩ビ板などに分けて、重量を計りました。

   (1)完成基板のみ: 650g
   (2)塩ビ板+スペーサ+ビス: 500g  ※試作機の塩ビ板(厚さ2mm)の場合
   (3)合計(1)+(2)= 1,150g

 改めて計ったら、意外に重いですね。重いと言っても、基準も比較対象もありませんけど。


 アクリルの加工業者に、基板を挟むアクリル板の加工を頼むことにしました。
 うちのCNCマシンでは加工できない寸法だからです。

 それから、専用のダンボール箱も手配しました。Ver1と2、合計20台を入れる為です。


■6. 雑談(バードアイビュー機能) 

 軽自動車がバックする時、ルームミラーに映像が映し出される。

 それが、ただの後方の映像じゃなくて、車の上から周囲をグルリと見渡したような
 合成映像が出るのを、この前はじめて見て感動しました。

 アンテナみたいに、車の上にカメラがニョキッとついているのではありません。
 前後左右4台のカメラの映像を合成して、その映像を作り出しているようなんです。
 こりゃ、すごいなと。

 リアビューモニター付きルームミラー? アラウンドビューモニター? (Wiki
 バードアイビュー機能?

 そんなのも知らないのって言われそうだけど、知らんよ。見たこと無かったもん。
 知る由もなし、知る機会もなし。たまたま、人の車に乗せてもらった時に見たんです。

 これは長年、追い求めてきた夢ですよ。途中、忘れたこともあるかもしれないけど。

 とにかく、自分が運転している車を、どこか高いところから見下ろしたような映像が
 見られないものかと、昔から考えていました。
 それは教習所での体験からです。二度目の免許取得だから、30歳頃だったか。

 S字コースの通過で、脱輪した場合の戻り方を練習していたと思います。
 その時、ハンドルをどっちに切ってバックして戻るか、というのを考えていたら、
 わけがわからなくなりました。

 じつは今もわからなくなることがあります。ハンドルをどっちに何回回したとか
 覚えてないし。斜めになった状態からまっすぐに戻したり、切り返しで、いまでも
 ちょっと考えてしまう時がある。まっすぐになったと思って車を降りたら、斜めだったりして
 いまいちよくわからない。駐車場の線に合わせたはずなのになあ?
 (左右の視力に差があるのも原因かもしれない)

 わからないので、教官にあれこれ質問しながら試行錯誤しているうちに、
 キンコンカンコン鳴って、中途半端に終わってしまいました。
 アンパンマンの歌じゃないけど、わからないまま終わり。そんなのはいやだ。

 その時、自分の車を見下ろした映像が見られたら、理解しやすいのではないか、と
 思いついたんですね。見れば一発じゃないかと。

 縦列駐車もうまくできなくて、イライラ大爆発でしたからね・・・。
 1回目の免許取得前のことでした。仮免に6回落ちて、検定料に補習に、金がかかる
 ばかりで、会社の有給はとっくに無し、欠勤扱いで給料は減るばかりの状態で。
 縦列駐車は3回までだったかな、それが全部失敗で、カーッとなってしまって、
 血気盛んな若かりし頃だったから(笑) 検定員に向かってブチギレたことがあります。
 (自分が悪いのにね) そしたら、「きみは金をドブに捨てている」、と怒られました。

 教え方も悪かったと思います。ああして、こうして、バックミラーに何本目のポールが
 見えたら、ハンドルをどっちに回して・・・って言われたけど、1回で覚えられないし、
 ここのコースのこの場所でしか通用しなくて、応用きかないでしょう。

 もしカメラがあったら・・・
 どっちにハンドルを切ってバックしたら、こういう動きになるから、こうすればいいとか、
 映像を見ることでイメージがつかみやすく、分かりやすいのではないかと。
 慣れれば不要になるでしょう。いつまでもそれが必要とは思わないけど、最初は、
 あったほうが参考にならないか?

 ただ、前後左右のカメラの映像を合成することまでは思いつかなかった。そこまで
 考えなかった。

 その時点のアイデアでは、車のルーフに三脚のようなものを取り付けて、高い棒の
 上に取り付けたカメラからの映像を車内のモニタで見る、といった、何の工夫もない
 アイデアでした。あるいはS字コースの近くの電柱や監視塔の上にでもカメラを置いて
 そこから無線で映像を飛ばす。工夫はないけど、一応そんなもので間に合うので。

 新車を買って1週間もたたないうちに、後ろをぶつけたもんな。
 駐車場に入れる時、なかなかうまくできなくて、何度も出し入れしているうちに
 建物にドカ〜ンとぶつけてしまった。ボックリへこんでしまって、心もへこんだのさ。

 アラウンドビューモニター、そんなものが必要なのは、お前田けだと?


175 2015/01/01 年末年始 

 今年も終わりですね。相変わらずバタバタの1年でした。
 ・・・などと書いて、12月31日にアップロードしようとしていたら、日付が変わってしまいました。

 皆さん、新年あけましておめでとうございます。
 昨年は大変お世話になりました。おかげさまで、なんとか生きていけそうです。
 本年も宜しくお願い申し上げます。

 ところで、今日は雪が降りました。

 今天下雪了!

 断続的に、強く吹雪いたりしています。

 道路が凍結すると危ないから、車を出せませんね。
 せっかくバッテリーを充電したのに・・・・・・と言っても電気自動車じゃありません。
 めったに乗らないので、バッテリーが上がってしまって・・・。
 それで年末に、バッテリーを降ろして、チャージャーで充電したというわけです。

 車は、めったに乗らないし、税金やら色々かかるから、そろそろ手放したほうが
 良いかなと思っています。今後はマイカーなしで。


■1. MZ-1200用 PCGユニット PCG-1200 

 どなたか、いりませんか? MZ-1200用のPCGユニット(HAL研究所)です。

 

 ケースにはPCG1200と書いてあるけれど、基板にはPCG-700と書いてあります。
 よく見ると、ジャンパーで700と1200を切り替えるようです。
 実際、それだけで各機種対応できるのかは、わかりません。
 少なくとも、本体に接続するコネクタ(バス側)は異なるでしょうから。

 MZ本体のROMソケットに差し込むコネクタのピンが折れているので、
 新しいソケットと付け替えておきます。

 動作確認はできていません。本体のみで、ソフトや説明書はありません。
 古い物です。汚れや傷があります。ジャンクとお考え下さい。

 厚みがあるので、レターパックプラス(\510)または宅配便での発送と
 なります。

 通販は、こちらです。


■2. トランジスタ式デジタル時計 (改良) 

 年末年始は、この基板設計で終始しそうです。予定が遅れたので、急ぎです。



 今回の改良の主な目的は、組み立てやすくすることです。

 改良点は、考え付く限り、細かい事まで含めて数十項目リストアップしましたが、
 大きな課題は、「細かすぎて見えない」と言われたことです。

 私としては、普通の感覚で、一般の電子機器の設計基準でアートワークしたの
 ですが、慣れていない方にとって、それは辛かったようです。そこまで想像して、
 設計しなければならなかったのです。

 そうは言っても、これだけの部品点数ですから、詰め込むだけでも大変でした。

 普段はチップばかりですから、こんな1/6Wのアキシャル抵抗なんか、でっかく
 見えます。こんなに大きい部品が見えないと言われて・・・戸惑ってしまいました。
 難しいですね、感覚というものは。

 それを今回は、さらに大きい1/4Wの抵抗に変更しています。つまり、5mmピッチ
 の抵抗を、10mmピッチの大きい物に変えたのです。

 いっそのこと、アルミシャーシに穴あけて、真空管ソケットを取り付けて、ラグ板に
 でっかい抵抗とかチューブラコンデンサをハンダ付けしないといけないでしょうか。

 部品がおさまらないからと言って、いくらでも基板サイズを大きくするわけには
 いきません。値段も上がりますし、取り扱いもしにくくなります。

 さらに部品を減らせないか、・・・・・・と回路図をにらみつけたら、いくつかの虫が
 飛び出してきたので、少し部品を減らすことができました。

 ところで、
 秒のリセット(0秒からスタート)と、秒の早送り(主に動作確認用として)を追加して
 ほしい・・・という要望があって、それは可能かというと可能でしょう。

 だけど、ディスクリート回路ですから、ちょっとした追加や改造でも、いちいち
 大げさになってしまうのです。ロジックICのゲートや、マイコンのプログラムとは違う
 のです。抵抗ゾロゾロ、トランジスタゾロゾロ、配線ゴチャゴチャ、です。

 その回路を、どこにどのように詰め込むか?

 いや、詰め込むのはいいけど、詰め込んだら詰め込んだで、「細かくて見えない」と
 言われるので、詰め込むことはできません。ある程度のスペースをあけながら、
 部品配置をする必要があります。

 少しでも組み立てをやさしくするために、最初のバージョンから気をつけていたことは
 部品の方向を統一したことです。ダイオードなら、全て下向き。トランジスタは全て
 平らな面が右向き。少々パターンが長くなっても、配置を優先しました。

 まず最初に、秒1位の回路から見直しを行いました。もちろん、全て最初からやり直し
 しました。RIPUPで、全部解除!

 年越しで、秒1位からやり直しをしました。この1桁分さえ、しっかりやれれば、あとは
 スムーズに進むと考えています。


■3. FPGAボード MFP-CY240Z-A 

 年末に、足りない部品(FPGA)が届いたので、それをハンダ付けして、6台全て
 基板だけは出来上がっています。



 あとはケース・・・ケースを作らないと売り出せません。
 なかなか着手できなくてスミマセン!!


■4. カップ焼きそばを語る 

 UFO焼きそばって、昔のものと全然違いますよね。
 最近、本当に久しぶりに食べてみて、そう感じました。

 麺もソースも、自分の記憶にあるものと違います。
 記憶は、あてにならないかもしれないけど。

 ソースの匂いは、以前、かなりしつこかったです。数時間は部屋に
 その匂いが残る。口のまわりにも、しつこく残る。夜、風呂に入って洗うまで
 なんとなく匂うぐらい、しつこく残る匂いでした。

 以前、「かやく」はキャベツだけで、添付の袋に入っていました。それが現在は
 最初から麺と一緒に、カップに入っています。しかも、肉が加わっています。
 UFO焼きそばを食べなくなったのは、肉が入ってからです。(肉嫌いだから)

 肉を取り除き、キャベツのみとする為、麺を取り出して振り落としました。
 それと、あの件がまだ少し気になるらしく、一応、麺を点検(笑)



 もし、揚げ油の中にGが入っていたとする。それに気づいた作業員が、すくって
 取り出して捨ててしまえば、何事もなく済むかなと?でも気持ち悪いよな?と
 考えながら、カップ焼きそばを食っておりました。(そんなこと考えながら食うなよ)

 昔、家で作ったプリンを食っていたら、なんか変な臭いがしました。よく見たら、
 Gの糞がカップの底にくっついていて・・・知らずに途中まで食ってしまったわけです。
 戸棚から取り出してそのまま使ったのでしょう。いまでも気持ち悪い。

 金属だったら、金属検知器で分かるだろうけど、金属以外のものは難しいだろうね。

 幼い頃、キャラメルに金属片が入っていた(自分の歯のかぶせ物ではない)けど、
 発想を変えて考えれば、すごい運ですよね。確率的には、かなり低いでしょう。
 気づかなければ、そのまま飲んでしまう可能性もあったわけで・・・。

 同じく幼い頃、チョコのお菓子(チョコボールだったか?)に、ウジみたいな虫が
 湧いていたのを見つけて、親が店に返してくると言うのに、いやだ、いまチョコを
 食べたいんだと、ダダをこねたこともあったような気がします。

 たぶん、それはココアにつく虫と同じだったと思います。

 ご参考: 日本チョコレート・ココア協会 よくある質問 

 ちゃんと密封してないココアの粉をお湯に溶かすと、なんか、溶けないのが浮いてくる
 んです。その虫そのものか、抜け殻みたいなものだと思います。最初はそんな事も
 知らずに飲んじゃったこともありました。

 変だなと思いながら、つい、勢いで食ってしまうんですよね。

 そういえば以前、ハワイみやげのマカダミアチョコを人からもらって、それを食ったら
 腹が痛くなったっけ。私にそれをくれた人は、食べずに長い間保管していたらしい。
 なんか色が白っぽいような?と思ったけど、そして、微妙に変な味だと思ったけど、
 こんなもんだろう、海外のものだから日本と違うのだろうと思いながら、全部食って
 しまった。我ながらバカだったな。

 ココアは、きちんと密封して保管しないとだめだ。麦茶のティーバッグなんかも、
 むきだしにしておくとGが来るぞ!(実際ありました)

 いまの住まいは、2000年から入居して、一度しかGを見た事がありません。たまたま
 外から入ってきたのでしょう。G対策には、相当に気を使っているので(大嫌いだし)、
 それから目撃したことはありません。

 たとえば、どんな対策をとっているかというと、基本的に窓を開けない。もし開ける時は、
 必ず上下左右よく確認、ベランダへの出入り時はすぐに開閉する。網戸も信用しない。
 戸のすきまから入ってくるかもしれない。スキマテープを貼ったとしても、
 真夏で暑かろうと絶対に網戸をあけたままで寝ない。

 冷房をかけて寝ると具合が悪くなるから、就寝時1時間程度と、夜中にどうしても暑くて
 寝苦しい時に短時間つける程度で、窓は開けません。Gが嫌いな為に、汗だくで
 寝ていました。
 枕元で、パソコンのジャンクのファンを回す、それが唯一の冷房でした。
 食べ物関係のゴミ(生ゴミ、お菓子の袋なども含む)は、フタができるゴミ箱1ヵ所のみ
 に入れる。食べ物を放置しない。とにかく冷蔵庫に入れる。天ぷらの油は、そのつど
 捨てる。容器に入れたまま保管しない。

 自分の部屋にいなくても、通路や外階段の途中で何度か見かけたことはあります。
 背中がゾーッとします。気持ち悪いので、ダッシュで回避していました。(笑)


174 2014/12/25 お知らせ 

 12/26〜29まで出張で不在となりますので、お知らせ致します。
 その間、お問い合わせ対応、通販の事務処理(ご入金確認、発送作業)が
 できなくなります。あしからず、ご了承下さい。

 ご注文の受付は、通常どおり可能です。(但し、対応は遅くなります)


■1. スーファミコントローラ+信号変換基板 完成品 

 おかげさまで、少しずつご注文を頂いております。

 これはスーファミコントローラが無いと作れないので、中古を仕入れてきました。
 現在では新品の入手は難しいでしょう。中古で、程度の良いものを選び、
 分解・洗浄してから使っています。



 例によってハ***フですけど、値段はその時々、そして現物の状態によって
 変わってくるので、場合によっては、赤字になるかもしれません。

 分解して洗ったりする手間、手作りの手間も考えると、採算は微妙でしょう。
 だけど、中古のコントローラをキレイにして提供し、気持ちよくお使い頂く為、
 洗浄は欠かせません。

 今回は、\324(税込)/個で、3個買ってきました。

 売り場には、1個だけ\108の物がありましたが、日焼けして色が変わっていま
 した。以前、そういうのを仕方なく(他になかったので)買ってきて、それは自分用
 にしています。

 この色!!

 コントローラ本体の状態が良いものがあったけど、残念なことにケーブルが傷ついて
 いたので、この日焼けした物のケーブル(ケーブルはきれいだった)と交換して、
 以前、出荷した事があります。

 日焼けしていたやつでも、中身の基板やゴム接点などは意外と状態が良いかもしれ
 ないので、部品取り用として確保しておくと良いでしょう。

 今回の3個は、見た目はきれいだったけど、さて、中身はどうでしょうか?
 洗浄をするため、分解してみました。

 以下は、1個目の写真です。

 オエ〜

 オエ〜

 オエ〜

 オエ〜

 手垢もあるだろうけど、何かこぼしたようにも見えます。コーラかコーヒーか?
 基板が壊れていたらいけないので、よく確認します。場合によっては基板修理、
 または交換します。

 他人の手垢とか脂って気持ち悪いですよね。潔癖ですかね。

 昔、CAD(ワークステーション)をみんなで共用していた頃、自分が使う前に
 必ずアルコールティッシュで念入りに拭いてから使っていました。

 つけおき洗浄中

 ある程度、つけおきをしたら、ブラシでこすってきれいにします。
 ちなみに、この黄色い桶は、「ケロリン桶」ですよ!(愛用しております)

 垢の浮いた、にごり水の掲載は見送りました。(写真は撮りましたが)

 ケーブルは、水がしみこむといけないので洗いにくいです。
 アルコールをつけたキムワイプで、念入りにふき取り清掃しました。

 あとの2個は、あまり使っていなかったのか、ゲーム前に手を洗っていた
 のか、手袋をして使っていたのか?と思うぐらいきれいでした。

 そして、信号変換基板の実装をします。もちろん、チップを私が手作業で
 ハンダ付けするのです。

 勢いで3台分作り、ケーブルの接続まで済ませ、あとは、洗った部品の
 乾燥待ちとなりました。




■2. スーファミコントローラのコネクタ(切断)のみ 

 これは、何かの役に立ちますか?

 切り捨て御免!

 この前、コントローラを改造した時は、使わないだろうと捨てました。
 よく考えたら、欲しい方もいらっしゃるのではないかと?
 分かりませんけど、一応・・・。

 このコネクタは樹脂で固めてないので、容易に分解することができます。
 端子は1本ずつ抜き取り可能です。配線を継ぎ足して再利用可能でしょう。



 通販は、こちらです。


■3. カードエッジ基板 MPC-EX60 (ご提案) 

 現状、50ピンのMPC-EX50は有りますが、
 これの60ピンバージョンは、いりませんか?

 とりあえず、以前に設計したまま保留中です。

 需要はあるのかないのか。作るかどうするか?



 60ピンは何に使うでしょう? 50ピンとか44ピンなら有りそうですよね。
 ゲームセンター基板用はピッチもピン数も異なります。

 だいぶ前に複数の方から、 ヤマハ SFGカートリッジ? CX5M? 用に使えるものが
 欲しいと、ご要望を頂いておりました。

 CX5M ? SFG ? どれが何なのか分かりません。
 私は全く、その世界は疎いので今まで知りませんでした。
 とにかく、そのユニットを、MSXに接続する為のアダプタが必要とのことでした。

 ご参考: CX5M.net (アダプタの図はこちら

 この、アダプタの図と同じものができれば良いのだろうけど、それを作って
 どれほどの需要があるものなのか、知らない世界なので、見当もつきません。

 これまで、お問い合わせを頂いた方や、掲示板でやりとりをさせて頂いた方に
 お買い上げ頂いたとしても、おそらく2〜3枚でしょう。
 そうなると単価は高くなりますし、全く売れないと、投資は無駄になります。

 今まで作って、売れない基板、意外と多いのです。1枚も売れていないものも
 あります。

 上記リンク先の通りのものを作るよりは、50ピン、60ピンと別々に作って
 組み合わせるようにすれば、他の用途に流用できる可能性があると思います。

 現状のMPC-EX50を2枚組み合わせても、少々不満はあるものの、目的は
 果たせると思います。

 カードエッジ端子を、それぞれ上、下に向けて、2枚の基板をピンヘッダ等を
 利用してつなぎます。あるいはケーブルでつなぎます。コネクタを使うと、
 あとで分解して流用できるので便利でしょう。

 不満は何かというと、ユニット側は60ピンなので、端に寄せて差し込む必要が
 あるからです。でも、気をつければ大丈夫でしょう。
 60ピン側に、厚紙をはさんでおくと、誤挿入防止になりませんか。

 格好が良いのは、やはり50〜60ピンの合体したものでしょうね。
 それはピンヘッダをハンダ付けして連結すればできそうです。

 需要によって、単価や発注数を決めたいと思います。
 60ピン基板が欲しい方は、(決定ではないのでお気軽に)お問い合わせ下さい。


■4. X1マシン語プログラミング入門 

 どなたか欲しい方はいらっしゃいませんか?



 古い本で、黄ばんだり少し汚れていますけど、実用上は問題ないと思います。

 大まかな内容は下記の通りです。
 マシン語の基礎知識、Z80のマシン語命令、エディタ・アセンブラ、マシン語
 プログラミングの定石と実践テクニック、IOCSとI/Oポート

 10年ぐらい前、X1のCP/MをMZ-2000に移植するために、X1側の
 ハードウェアがどうなっているか知る必要があって、こういった書籍が
 役に立ちましたね。

 Amazonでは\5,000で出品されていましたが、そんなに高く売る気はありません。
 1冊しかありませんので、早い者勝ちです。

 通販は、こちらです。


■5. 余談 

 クリスマスとか、宗教的にも(無宗教)関係ないけど・・・、

 幼い頃は純粋で、いや、半信半疑ながらも、煙突から怪しいおじさんが
 もしかしたら入ってくるのかなと思ってましたよ。

 その日の夜、庭に出て空を眺めていたのは、いまでも覚えています。

 しかし、海外のレンガ造りの建物みたいに、暖炉の煙突がないわけですよ。
 どうするんだろうと、それなりに幼い頭で考えていました。

 うち(古い家だった頃)の煙突は、ふたつあって、
 風呂(五右衛門風呂)の煙突と、もうひとつはポットン便所(くみとり便所)の煙突、
 というより「臭突」っていうんですか、臭気を排出する為の煙突のようなもの
 ぐらいでした。

 今ならトイレファンだけど(それ自体、水洗化で見かけないけど)、
 その当時は臭突のてっぺんに、風でくるくる回るのが乗っかっていて、電源なしで
 風の力だけで、臭気を吸い上げる仕組みでした。たしか、台風の時に飛んで、
 落ちて庭に転がっていたか、なくなってしまったんじゃないかと思うけど。

 いずれも太いパイプのようなもので、かといってどんなにスリムな人でも、それに入る
 のは無理だろうという直径でした。そしてさすがにトイレの煙突はイヤだろうと。
 どう考えても、うちにはサンタさんの入る煙突は無いなと。
 それでも来てくれるのかなと、よくわからないけど、考えていました。

 ほら、郵便配達の方が、郵便受けに入りきれない郵便物を、わざわざ玄関まで
 持ってきてくれることがあるじゃないですか。
 そんな具合に、何らかの代替手段があるのでしょう。

 「こんばんは、スミマセン、煙突ないので、勝手口から失礼します」、みたいな。
 そうして、うちの両親にプレゼントを手渡してくれるわけだ。きっとそうだったのだ(笑)

 勝手口からなんて、まるで三河屋さんじゃないですか。その実体は三河屋さん。(違う)

 五右衛門風呂は、(たぶん製材所から捨てられていた)木材の皮とか、廃材とか、
 自宅の燃えるごみを燃やして、風呂を沸かしていました。
 ご存知ない方の為に説明すると、要するに、鉄鍋の巨大なものですよ。それが浴槽です。

 人間を入れたまま沸騰させれば、いわゆる、かまゆでの刑になります。
 石川五右衛門がかまゆでの刑で処刑されたのが、五右衛門風呂の名前の由来です。

 普通は沸騰させません。(当たり前田) 想像しないほうがいいです。気持ち悪いです。

 しかし、湯が適温であっても、鉄は熱くてやけどします。そこで、載る為の板が
 あったのです。その板に載って、それを沈めるようにして、入浴したものです。

 だけど幼い頃は、そんな小さい子供の体重じゃ、その板を沈めるのは難しかったと
 思います。もう細かいことは忘れたけど。
 ある程度、大きくなるまでは、大人と一緒じゃないと難しかった。

 その沈める板は自作していました。木材なので、使っていくうちにカビがはえたり、
 釘がさびたりして、傷んできます。そのたびに新しく作りかえていたのは覚えています。

 入浴中も、鉄に触れないようにしなければなりません。もたれかかったりできません。
 沈める板の上にのって、身体はどこにも触れないようにしなければなりません。緊張感が
 ありました。

 火を消した後は、鉄が熱くないので、板を沈める必要はありませんでした。
 そのまま入れたので楽でした。もちろん、もたれかかってもOKです。

 ムトーハップが浴室に置いてあったりして、たまに入れたりしていたかな。
 その匂いなんかも記憶にあります。

 水を抜く時は、排水口の中に出ている管の、その先端にあるネジ式のキャップを
 ゆるめて取り外していました。

 浴槽は、家を改築した時に取り外して、庭に放置されていたけど、その後どうしたのか、
 捨てちゃったのかわかりませんが。もう30年以上前の話です。

 五右衛門風呂は、ガスや電気で沸かした風呂とは違ったと思いますよ。お湯の感じ
 とか暖まり方とか。いや、思い出の中でしかないけど、あいまいな記憶だろうけど、
 単に物理的に水の温度を42℃に上げただけとかそういうんじゃなくて、なんか違ったと
 思います。

 風呂を沸かすという言葉があるけど、いまは極端なことをいえばボタンひとつでしょう。
 せいぜい、湯と水の蛇口を加減してお湯をためますよね。これらは、風呂を沸かすんじゃ
 なくて、お湯を張る、といったほうが適切でしょうけどね。

 五右衛門風呂は、まさに、風呂を沸かす、という言葉がピッタリです。(沸騰という意味じゃ
 なくて)

 入浴できるまでの準備が、いま思えば結構な手間ヒマを要しました。

 浴槽を洗って、水をはって、それから火をつけて廃材などを燃やして、湯加減をみながら
 焚き方を加減して。
 夜に外で、真っ暗な中、あかあかと燃える炎を眺めているのもなかなか良かったです。

 当然、灰や炭が残りますので、その片付けもしなければなりません。
 灰は庭や畑に撒いて肥料にしたりしたような気がします。当時は、活用の道はありました。

 ぬるくなったら、また火をつけて、は、あまり無かったかな。手間がかかるから、
 追いだきはしないで、親子一緒とか、続けて入るようにしていたと思います。

 似たようなものとして、テレビなどでドラム缶風呂を見かけることがあるけど、いままで
 入ったことはありません。

 灯油とかオイルが入っていたやつでしょう、洗うよね(当たり前)。そんなにきれいに
 落ちきれるのかな、油汚れは・・・と、余計な心配をしていました。


 そういえば、
 私が幼い頃すでにガス炊飯器を使っていたけど、まだ、古い家にはかまどが残って
 いました。ちょっと使っていたかな。たとえば正月の餅つきで、もち米を蒸すときに
 かまどが活躍していました。年に一度の活躍でしたね。

 なんにしても、いちいち手間ヒマがかかっていたけど、当時はそういうもんだと思っていました。

 ご飯を炊くのなんか、いまじゃ、前夜にといだ米をセットして、タイマーで自動的でしょう。
 昔の主婦は、早起きして、かまどの火をおこして、そこからでしたからね。
 火加減も全て人間がつきっきりで・・・はじめちょろちょろ、中ぱっぱ、・・・というやつ。

 いまでは、キャンプの飯ごうぐらいしか、それを経験する場はないでしょう。
 以前、土鍋で米を炊いてみたことがあるけど、見事に焦げ付いた(笑)
 焦げた部分は別として、食べられる部分はおいしかったですよ。

 幼い頃は、ヤカンでお湯を沸かしてマホービンに流し込む音と、味噌汁の香りがしてきて
 目が覚めていたのを覚えていますね。


 あっ、それと、・・・

 タイトルの180番まで2014年と書いていますが、年内に埋めるかどうかは
 わかりません。(細かいことが気になる方へ、念のため)


173 2014/12/24 在庫訂正 

 いかがですか、カップ焼きそば。



 今日の昼メシでした。
 フライドポテトをトッピングして、ジャンクの上塗りです。

 焼かないのにカップ焼きそば、
 とくに今の寒い時期、湯で流し台がベコッと鳴るのは風情があります。

 異物混入のニュースのせいで、一時的には食べる気が失せておりましたが、
 やはりカップ焼きそばはうまい。気にせずに食っています。
 来るなら来い、ですよ。

 本来は、ここでマヨネーズをドップリとかければ最高なんですが、
 微妙に健康を意識して、青海苔にしておきました。

 マヨネーズ大好きなのに、以前、栄養士さんにダメって言われた。
 もっとも、カップ焼きそばを食ってる時点でダメですな。

 こういう写真を載せると、普段ロクなものを食ってないと思われそうだけど、
 まあ、当たらずとも遠からず。
 確かにゼイタクはできないし・・・肉や魚が食べられないので、
 選択肢は限られています。

 焼肉ダメ?寿司ダメ?とんかつダメ?刺身ダメ?しゃぶしゃぶダメ?
 お酒ダメ?辛いのダメ?じゃあ何を食べるの?普段、何を食べて生きてるの?
 と言われますね。

 辛いもの自体は好きだけど、体調の悪い時は、あとでお腹が痛くなったりします。

 お酒は基本的に飲まない。以前、飲めるかどうか試してみたら、消化器へ流し込むことは
 可能で、飲んでも死なないことも確認できました。
 だけど、なんでこんなものがうまいのか、どうしても分かりませんでした。

 酒なんかより、コーラの方が絶対うまい。スカッとさわやか。間違いなくうまい。

 甘ったるいジュース大好きですよ。デカ**とか、成分表の糖質が何グラムかという
 現実を知ったあとでも、やっぱりうまいもんなあ、と飲んでいました。

 だけど、数年前にダイエットを始めてからは禁止しています。コーラは、年に数回なら
 飲んでよいことにしています。それ以前は毎日何本も飲んでいました。(そりゃ太るよな)
 リポDなんか、1日3本は飲んでいたな。

 この夏は、水道の水ばかり飲んでいました。麦茶作るのも面倒くさいし。
 それに冷えたものは身体によくない。

 麺類は好きだけど、炭水化物過剰にならないよう、麺+ご飯の組み合わせは
 以前から控えています。(うどん+いなり という組み合わせは止めた)

 いろいろ制限を加えていくと、食べられるものがどんどん減るんだよ。

 本当は・・・カップ焼きそばにご飯を入れて一緒に食うと、うまいんだな。
 それにマヨネーズをまぶすと、もう、たまらんですね。

 一時、そばめしが流行ったことがあったけど、そんなのは小学生の時に
 UFO焼きそばにご飯を入れておいしいことに気づいていた。とっくの昔に
 発見済みだよ。

 そういえば昔のUFO焼きそばは、フタが取り外し式でした。いまのような
 剥がす方式のフタになる以前ですよ。
 湯きりの時にちゃんと押さえていないと、スキマがあいて、麺をこぼして
 しまうやつだ。

 フタは、のちに何度かのバージョンを経て改良されたが、いまでも
 最初にソースを入れてしまう失敗は防ぎようがないな。

 湯きりで、ソース混じりの湯を捨てて、仕方なく手元にある適当なソースを入れても
 うまくないんだよ。ソースはソースの味しかしない。

 そうだ、UFO焼きそばのソースだけ瓶詰めで売ればいいんじゃない?


■1. カードエッジ基板 50P(25Px2) MPC-EX50 

 大変申し訳ありません。在庫切れのままになっていて、いままで気づきません
 でした。じつは在庫が有るのに・・・、初期在庫の登録数を間違えていたのだと
 思います。(ご指摘、有難うございました)

 在庫は十分ありますので、ぜひ、ご注文下さい。

 通販は、こちらです。


172 2014/12/20 進捗 

 例によって、年末年始も関係なく仕事になりますので、
 もし正月休み中に部品が手に入らないとか、何かお困りの事がありましたら
 一応、うちに問い合わせてみて下さい。

 何か、お役に立てることがあるかもしれません。


■1. MSX用8255カートリッジ MPC-EX8255 

 最初、書きかけでアップロードしてしまいましたが、気にしないで行きましょう。
 没問題!

 とにかく、手をつければ、わりと短時間で片付きますね。
 朝からの1〜2時間で、基本的な動作確認まで済ませました。

 次の写真は、PV-7に装着して動作確認している様子です。

 

 ポートを出力に設定してから、適当な値を書き、次にそれを読み出し、
 値が一致することを確認。

 

 あとの確認項目は、下記のようになります。

 (1)全てのポートに対して同様の出力と読み出し確認を行う。
    また、書いた値の通りにピンへ出力されていることを確認する。

 (2)外部から信号を与えて、正しく入力されることを確認する。

 (3)DIPスイッチの設定(I/Oアドレス)が正しく反映されることを確認する。

 (4)フラッシュROMの読み書きと、自動起動と、切り離しスイッチの確認。

 (5)LEDの点灯確認。
   最初から光っているから、確認済みではあるが。


 CPLDの中身は、いたって簡単なものです。
 アドレスデコーダと、リード、ライトのロジックぐらいです。

 アドレスデコーダは、DIPSW設定との比較をしています。

 等価回路図

 とりあえず各種入力や出力をCPLDにつないでおけば、あとで中身をいじって
 ある程度の変更には対応できる点が便利ですね。

 たとえば、DIPSWの割り当ての意味そのものも変えたりできるでしょう。
 今は使わないけど、一応データバスも引き込んでおいたので、レジスタや
 ポートも作ろうと思えばできるでしょう。

 ところで、少し勘違いしていたところがありました。うっかりしていました。
 小規模な回路なので、言語で記述したものを回路図に書き直しつつ
 見直しをしたら、間違いに気づいたというわけです。単純な論理ミスでした。

 等価回路図を描いた理由は、ユーザ側でいじることができるように、理解しやすい
 ように、それを説明書に添付するためでした。

 基本的には、論理式や言語で記述するけど、やはり回路図のほうが
 見やすいですね。慣れの問題かもしれないけど、文字の羅列よりも把握しやすい。
 欧米の英数字に対する、東洋の漢字(絵文字)といったらよいでしょうか。
 適切な例えなのかわかりませんけど、図のほうがわかりやすいです。

 だったら回路図入力に戻れば、と言われるかもしれないけど、そりゃ10年前なら
 そうしていましたけど、やはり言語の方が主流ですから、仕方ありません。


 20年ほど前にいた会社での話です。
 PALやGALといったCPLDの一つ前の世代といったらよいでしょうか、
 当時は、そういった小規模のPLDが主流でした。

 たとえば、 16V8 20V8 22V10 16L8 18CV8 16R8 16RA8 20RA10 とか。
 DIPやPLCC20〜30ピンぐらいのものに、ラッチが8個〜10個と、
 やはり入出力各8〜10本程度のものでした。

 論理は、ABELというコンパイラ(アセンブラ?)を使い、論理式を記述していました。
 ステートマシン記述とかできたのかもしれませんが、そういう使い方を
 している人は見かけませんでした。

 最終的に容量がギリギリになった時なんか、自分でいじれる方を好んだのかも
 しれません。記述の便利さよりも、細かい所をいじれるほうが良いということです。

 怪しい使い方?もしていたし・・・GALの出力を抵抗、コンデンサで遅延させて
 フィードバックしたりとか。抵抗だけでも(浮遊容量で)遅延するよなーとか。
 あと、PALやGALと、ディレーライン(遅延線)の組み合わせがよくありました。

 クロック同期式よりも、コストと波形とタイミングが重要だったと思います。

 ところで、その頃、
 小林芳直さんの著書を常に持ち歩いていて、手垢で真っ黒になるまで、
 読みました。
 学校を卒業する前に、これからはPLDの時代だと知ったので、遊園地の
 アルバイト代を使って買ったものが役に立ちました。

 常に持ち歩いて読んでいた。

 PLDの論理回路設計法、ASICの論理回路設計法
 写真だときれいに見えますが、実際はそれなりにボロボロです。


 当時の上司は、紙に手描きで論理回路を描いていました。それを私が論理式に
 直して打ち込み、間違いやエラーがなくなるまで修正し、デバイスに書き込んで
 準備する、といったお手伝いをしていました。

 手描き?と思われるかもしれないけど、そういうスタイルだったんですね。

 それにPCなんか、いまは一人一台以上あるのは当たり前ですけど、当時は
 ありませんでした。
 作業場に何台かあるものを、みんなで共用していたのです。
 そのうち、係長以上には一台ずつ支給されましたけど、私のような下っ端には
 割り当てられず、鉛筆で部品表を書いたりしていたものです。
 共用PCがみんなふさがっていたら、仕方ないでしょう。

 PLD1個で済むような規模のものはほとんど無く、たいてい数10個を並べて
 いました。集積度が低いですからね。TTLとの共同作業でした。

 TTLも、ASとかFとか、アツいやつが多くて、しかもギッシリ詰め込んで、
 猛烈に熱くなっていました。電気バカ食いでした。

 当時もALTERAやXILINXのCPLD、FPGAは有りましたけど、集積度は低く、
 速度が遅かったり高価だったりして、むしろ性能を出すために、GALを70個並べて
 作ったりすることもありました。

 いまはPLCCのデバイスはほとんど見かけないけど、当時はPLCCやSOJが多く、
 そのハンダ付けもずいぶんやって、慣れたものでした。最初はできないかと
 思ってましたけど、普通の半田ごてでスイスイ付けられるまでになりましたね。

 若気の至りで、やったこともないのに、これくらいできますよ!と言ったりして、
 製造の班長から、お前は生意気だと怒鳴られたりもしました。

 脱線しました。等価回路図の話に戻ります。

 論理式だけあれば、我々設計部門としては間に合います。しかし、修理部門から
 等価回路図を要求されたのです。
 ABELの論理式じゃわからない、回路図じゃないとダメだと。

 甘えたことをぬかすな、覚えろ、って言ったら部門間のケンカになりますから、
 それで前田、おまえ、勉強がてら論理式を回路図に書き直せという話です。

 珍しいけれど、社内には回路図用に2.5mmピッチの方眼紙がありました。
 それに鉛筆とテンプレートを使って、一日中ひたすら回路図を描くという仕事を
 していました。
 やはり最初は慣れないから、間違いもあったりして、それで先輩方から怒られ
 たりとか。

 さらに、そのついでにテストベクタを作れと言われて、GALのソースに書き加える
 仕事もしていました。

 テストベクタは、PLDの書き込み機が、正しく書き込めたかどうかチェックする為の
 入出力信号パターンの羅列と考えてください。こういう入力に対して、出力は
 こうなるはずだ、という表です。それでチェックするわけです。
 大規模なLSIでも、やり方は違うかもしれないけど、当然やっていることです。
 故障箇所の検出技術とか、奥の深い世界です。

 最初は、わけがわからないから、安直に出力ピンからテスト信号を入力するような
 危ないテストベクタを作ったりして、その件でも怒られた記憶があります。

 出力がゲートを通ってきて入力される、つまりラッチ回路になっていて、それを
 テストするには入力条件を整えて、最初にセットしてやらなければなりません。
 あとでリセットもしなければなりません。

 そこで手抜きして、いきなり出力ピンに信号を入れるような記述をしてしまったん
 ですね。バカでしたね。まだ若いから責任感も希薄だったと思います。
 いや、最初は意味をよく理解していなくて、入力だか出力だか区別しないで
 そのまま書いてしまったのかもしれません。もう忘れました。

 エラーが出るなら、面倒だからそのテストベクタは省いてしまえと思ったりとか。

 テストベクタが正しいかどうかも、きちんと検証しないといけなくて、実際に
 ひとつひとつデバイスへ書き込みを行い、確認していました。

 実際の量産の書き込みは、商社や外注の書き込み業者に頼むわけですが
 そこでエラーが出たら問い合わせがきて、やり直しになるので、間違いは許されません
 でした。特にPALなどワンタイム(一度しか書けない)の物は、ムダになります。

 いまならメールでデータを送れますけど、当時はフロッピーを郵送ですから、
 データを送りなおすのは時間の浪費でした。


171 2014/12/19 帰ってきました 

 昨夜(12/18)遅くに帰ってきました。

 移動しながら、ボケーと外を眺めつつ、色々考え事をしていました。
 下向いてスマホをいじっている人が多いけど、私は乗り物酔いするし、目が疲れるので
 ほとんど外を眺めているか、寝ています。

 久しぶりの都会だったせいか、イナカ者の私は、ちょっと体調を崩してしまったようです。
 今日ゆっくり休んだので、もう大丈夫ですけど。

 たとえば、大きい駅があって、人の流れが左右だとして、自分はそれを直角に横切って
 まっすぐ前に進みたいんですが、人にぶつからないように歩いていくのが疲れます。

 道を歩くのも疲れます。やはり、人にぶつからないように避けながら歩くのが大変です。
 イナカだと、めったに人にぶつかる事がないので、そんなことを考えもしません。


 ところで、
 例のカップ焼きそばの件で、同名の会社が間違われて・・・といった記事を読みました。
 (オウム事件の時も、電気系出版のオーム社が間違われたりとか、アレフという会社が
 あるので間違われないようにアーレフと名乗っているとか、いろいろありました)

 それで私も、似たような経験を思い出した次第です。

 昔いた会社での出来事なんですが、夜に一人で仕事していたら、電話がかかってきた
 ので出たんです。
 そしたら、「送金したのに商品が届かない、どうなっているんだ!」という剣幕で、ビックリ。
 いきなりなんなのか、わけがわかりませんでした。

 知りません、うちとは関係ありません、と言ったって、感情的になっている人だったら、
 何を言ってもだめでしょうね。関係ない、知らないと言うと、かえって信じてもらえなかったり
 するでしょう。

 その時どうだったのか、細かいことは忘れてしまいましたが、とにかく、よく話を聞きました。
 そうすると、どうやら同名の会社があるみたいなんですね。たぶん、電話番号を調べようと
 して、ネットで社名を検索したら出てきたんでしょう。
 しかし、その会社は東京で、うちは長崎で・・・所在地は違うし、経営的にも全く無関係。

 電話をかけてこられた方にはよく説明して、別の会社であるとご理解いただきました。
 その電話のあと、本当に同名の会社があるのかと検索してみたら、確かにあって
 しかも同じ分野の商品を扱っているのには驚きました。それまで存在を知りませんでした。
 パクって、とかじゃないんですけど、偶然でしょうね。こんなこともあるんだな、と。


 ついでに、Twitterについて書きましょう。

 今回の事件?は、G写真の投稿からですけど、それがあっという間に拡散したわけです。
 消せと言われて消しても、すでに保存されたり転載されたりしているから無駄ですね。

 食品の異物混入に関しては、昔から、カップラーメンにGが入っていたとかいうのは有って
 ただ、モロに現物の写真というのは少なかったと思います。その意味では今回のインパクトは
 大きかったですね。

 個人的には、公開する前に、まず保健所とメーカーに伝えたほうが良かったんじゃないかなと
 思います。もちろん、証拠写真はしっかり残しておきます。もし保健所やメーカーの対応が
 悪かったら、それからネットで公開するなりすれば良かったのでは。

 私は、Twitterのことはよくわかりません。登録だけして、ちょっとテストして、そのまま放置
 しているぐらいですから。
 ただ、若い人は、本当に独り言感覚で気楽に書き込んでいるみたいだけど、不特定多数の人に
 見られていることを意識しないと、危ないと思います。

 じつは私自身、モロに実名で書かれてしまったことがありました。以前の職場での出来事です。

 確か、PM2になるかならないかの時間だったと思います。隣の若い女の子が、おなかすいたー
 と言い出して、私が持っているお菓子が欲しい様子でした。さっき昼飯を食ったばかりなのに。

 私は一応、立場上、仕事中にお菓子を食うもんじゃないと注意して、お菓子をあげなかったと
 思います。(うちの会社は、ゆるい方だけど、たまにおやつも出るけど、普通の一般の職場では
 仕事中に飲食はだめだから注意してねと言った)

 そしたら、即、そのことを書き込んでいたんですね。登録していない人でも見られる状態ですよ。
 誰でも見られる状態です。

 文章を具体的に書くと、検索して特定されるでしょうから、ここには、はっきり書けませんが・・・。
 「お腹すいて死にそうなのに、前田がお菓子をくれない、**だ」、といった内容だったと思います。

 それを見て、怒るというよりあきれてしまいました。まあ、どこの前田かは分からないだろうけど、
 モロに名指しじゃなくてさ、せめて上司とか隣のオッサンとか書けよ(笑)とか、
 とにかく、なんでも、気楽にポンポン書いてしまったらいかんだろうと。
 それこそ、相手によっては、あるいは内容によっては大変なことになる可能性もあるわけです。
 私だから構わないけど、大変なことになることもあるよ、と話しました。

 プライバシーとか、セキュリティを考えても、危険をはらんでいるとも言えますよね。当然ですが。
 いや、そういうことを考えるのは頭が固いのかもしれないけど・・・オジサン的な考えかもしれんけどさ。

 使い方しだいで良い方にも悪い方にもなるわけで・・・コインの裏表のようなものですけど、
 紙一重といったらいいのかな、注意して使ったほうがいいよと。

 いまどこにいるとか、どこに行くとか、留守とか、在宅とか、そういった情報はストーカーとか
 泥棒には役立つだろうし。

 情報の公開範囲も、一般なのか、特定の仲間内だけなのか、そういった使い分けも必要だけど、
 実際には、いちいち面倒くさいですよね。

 ああ、いろいろ考えていると気楽に使えないね。結局、このオジサンにはわかんないから、
 もう使わないでアカウントを消してしまおうかと考える今日このごろ。

 猫ツイートは面白そうだけど。

 あと、今トイレにいるから、あるいは食事中なので電話に出られなくてごめんなさい、といった
 情報は、むしろオープンにできないかな。電話をかけてきた人にわかるように。
 (本当に食事中かトイレかは分からないけど)

 実際、なぜかトイレ中に限って電話がかかってきたりして気まずいので・・・。

 トイレかどうかは相手には(映像がなければ)分からないだろうけど、
 あれっ、声が響きますね?と取引先に聞かれたことはある(笑)


■1. スーファミコントローラ+信号変換基板 完成品 

 以前、通販ページに「コントローラ信号変換基板 MSMCV1」を掲載
しましたが、完成品も追加したのでご紹介します。



 中古のコントローラを、一度分解して、マジックリンとブラシでキレイに洗い、
 よく乾かしてから組み直してあります。

 もちろん、動作確認済みです。

 但し、中古のコントローラを利用しているので、傷、汚れ、黄ばみ、などがあります。
 あらかじめ、ご了承下さい。

 仕様的には、上下左右、トリガABはもちろん使えますが、さらにXYをそれぞれ
 ABの連射としています。

 通販は、こちらです。

 MSXの機種によっては、ジョイポートがひっこんでいるため、このDサブコネクタが
 ささらない事があります。その場合は、こちらの「MSXジョイスティックポート
 延長コネクタ」もご検討下さい。

 自作も容易です(以前の記事で作り方をご紹介しています)。


■2. PC-8801用ユニバーサル基板 MPC-P88 【処分価格】 

 こちらの商品ですが、
 なかなか売れませんので、思い切って処分価格とします。
 ほぼ半額です。これより下がりません。お買い得です。
 枚数に限りがありますので、お早めに。



 PC-8801用としていますが、もちろん、この機種に限ったものでは
 ありません。一般のユニバーサル基板として使用可能です。
 金メッキで、きちんとしたものです。


■3. MSX用8255カートリッジ MPC-EX8255 

 すでに試作機2種類、各1枚ずつ組みあげましたが、
 現在いろいろ忙しくて、いじる時間がありません。

(左)PS/2キーボードI/F仕様 (右)8255汎用I/O仕様

 

 CPLDの中身もできているし、ちょっとテストすれば、問題ないと思います。

 まずマイコンのプログラムを必要としない、8255仕様が完成するでしょう。
 但し、カートリッジケースも作らなければなりません。


170 2014/12/14 お知らせ 

 いきなり、変なオッサンの写真で失礼。

 この目はガチャピンに似ている?

 来週の火曜〜木曜まで、出張になりますので、予めお知らせします。

 通販のご注文は受け付けておりますが、対応は帰ってからになります。
 メールも送受信可能ですが、返信は遅くなる場合があります。
 あしからず、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
 急用の方は(電話番号をご存知の方に限りますが)、お電話下さい。


■1. アクリル等の加工いろいろ 

 手配していた材料が、続々と入荷してきました。

 山積みです。

 スモークアクリル板の2種類の厚さの物と、ABSの3ミリと、あとは、
 蛍光色の赤とピンク、それと黒のABS1ミリ厚、乳半などを購入しました。
 材料準備完了。

 蛍光色の赤とピンク、何に使うのそんなもの。お楽しみに?


■2. FPGAボード MFP-CY240Z-A 

 実装が上がってきています。とりあえず先行2枚のみ。



 一部、検討や調整が必要な部分については、未実装としていました。
 その分は自分でハンダ付けしました。

 連続通電テスト中



 一通りの機能や設定などを確認します。

 比較の為、
 赤い基板と緑の基板 (緑は旧バージョン)を並べてみました。

 

 赤いきつねと緑のた・・・


■3. USB Blaster (互換品) 

 先日書きましたように、動作確認を行いました。



 まずQuartusIIで、USB-Blasterとして認識されました。
 次に、実機へのAS書き込みを行い、正常動作を確認しました。

 通販は、こちらです。


169 2014/12/10 最新情報など 

 いろいろバタバタです。
 あいかわず、一人で動き回っております。

 本日12/10は、出張です。(それで前日に更新を)


■1. デジタル時計キット MOSCLK2 

 回路としては動作OKです。修正はありません。

 あとは、パネルとケースを設計/製作するだけです。

 次の写真は、銅箔基板で試作したものです。実際には、黒い樹脂板になります。
 左は、乳白色のシートを挟んであります。

 

 例によって、写真と肉眼とでは見た目に違いがあります。
 いずれにしても、必要な文字だけがハッキリ見えるようにしたいですよね。

 乳白色のシートをかぶせると、次の左の写真のようにハッキリします。
 穴あき板の表にかぶせるか、裏(右の写真)にはさむか、それぞれ違った見た目
 になります。

 00:02:53  右は00:03:01

 

 穴あき板を黒に変えれば、もっと見やすく、格好がよくなるでしょう。

 穴あけ時に板を貫通させないで、薄皮1枚残して、その光の透過を利用する
 のも面白いかもしれません。

 あとで、この部分を好みに応じて製作、交換する楽しみもありますね。

 樹脂材料は手配中です。
 2回に分けて発注していまして、その1回目は11日に届く予定です。
 本当は10日到着ですが、あいにく出張で不在なので、受け取れません。


■2. USB Blaster (互換品) 

 安価なUSB Blaster互換品を仕入れました。

 Terasic Blasterよりも安いです。\2,980(税込)で販売予定です。



 USBケーブルも付属します。

 初めて使うものなので、念のためテストをします。
 QuartusIIで、USB-Blasterとして認識されるのは確認済みです。
 実機への書き込みは、まだ試していません。

 問題なければ、通販ページに掲載予定です。
 少しお待ち下さい。


■3. V9938 と AY-3-8910 

 複数の知人からV9938の話題があり、ちょっと興味が出てきたので、
 在庫を探して確保しました。

 

 海外の信頼できるルートから仕入れました。
 念のため動作確認を行い、問題なければ通販ページに掲載します。

 ただ、今回失敗したのは、送料等、商品代以外の費用が
 ベラボーにかかってしまった事です。
 品物自体は、1個$10もしませんでした。ところが、送料(DHLの追加料金)、
 それと、到着時に数千円の税金を支払っています。
 まったく、何やってんだよと自分にツッコミを入れています。


■4. デジタル時計キット (トランジスタ式) 

 これまでに、10台を出荷しました。

 組み立てたけれど、うまく動かない分の修理を受けています。
 ハンダ付けや部品の方向違いなど色々な原因がありました。
 なにしろ、部品点数とハンダ付けが膨大ですから。

 現在、3台の修理が終わったところです。

 時刻は合わせてない。

 コタツの上で(ほかに置き場所がない)、連続通電テスト中です。

 夜、電灯を消したあと、部屋が妖しい色に照らされます。
 (カバーをかぶせればいいけど)

 手前の1台は、LEDに青いアクリル板を載せています。それで、ギラギラが
 抑えられています。

 奥の2台は、くっついているのではありません。10cmぐらいの段差が
 あります。


■5. その他 

 12月に入ってから、急に寒くなりましたね。何度も書いているけれど。
 本当に寒い。今週後半は、また寒くなるようです。

 エアコンの暖房は、電気を食うわりに暖かくなくてムダだから、うちでは基本的に
 使いません。

 電気の契約自体、20Aとギリギリにおさえています。
 電子レンジを使う時は冷房をOFFにする、といった「やりくり」が必要です。
 だけど、慣れれば不便はありません。
 なんでもいっぺんに動かそうとしてアンペアを上げるほうがおかしいと思えてきます。

 こたつは有るけど、よほど寒くない限り、スイッチは入れません。
 とりあえず、自分の熱でなんとかします。

 机で仕事をする時は、足元に、電気あんかを置いて足を載せています。
 この電気あんかは安くて、ディスカウント店で¥500ぐらいで売られているものです。
 足元が暖かいだけで全然違いますね。

 もし猫がいたら、丸まっているところに足をつっこんでおけば、「猫暖房」になります。
 なんと、電気代は無料です。エサ代は必要でしょうけど。

 しかし彼らは、ひっかいたり、かみついたり、飽きたらどこかに行ってしまうので、
 あまり期待できません。

 まあとにかく、そうやって暖房をつけずに「やせガマン」をしていたら、風邪を引いて
 熱が出て、寝込んでしまったことも過去には何度かあります。

 ところで、冬向けの開発環境を整えたので、ご紹介します。

 こたつ仕様

 これだけです。

 つい先日まで、この上に色々置いていたのをいったん降ろして、積もったホコリを払い、
 こたつ布団をかけ、改めて、液晶モニタと1chipMSXとキーボードを置いただけです。

 この広さが良いのです。なぜだか分かりませんが、作業効率がUPします。(当社比)

 もっとも、そんなのは最初だけで、また物を置き始めたら・・・。

 で、1chipMSXには、サロンdeふぉ〜を差し込んであり、マイクロSDメモリをセット済みです。

 

 サロンdeふぉ〜には、ハードウェアSPIを組み込んであり、マイクロSDスロットも備えています。
 ただ現状、それを動かすためのソフトはありません。
 それを作り始めようとしています。

 その前に、いろいろ作り上げないといけないものがあるので、それらを先にやります。

 上記のSDメモリ対応は、現状では資料を集めたり、読み込んでいるぐらいです。
 勢いがつけば、一気にやってしまうかもしれませんよ。

 年末年始の休みは取引先からも連絡がないでしょうから、こたつに入りながら
 ゆっくりプログラムを作ろうと思っています。

 ※おまけ
 ハンダ付けのビデオ(約64MB)


168 2014/12/05 最新情報 

 12月に入ってから、急に寒くなりましたね。

 あまり関係ない話ですけど、
 語学の学習に使っていた安物のMP3プレーヤが
 先日いきなり、目の前でパチッと割れました。

 ただ、そのへんに置いていただけです。パチッと鳴ったので何だ?と。

 

 中のリポ電池が膨張したせいで、ケースが割れたのですね。

 指でつまむと、パンパンに膨らんでいました。気持ち悪いです。

 パン!と弾けたりガスが出たりしないだろうな、燃えないだろうな、
 心配だから、この悪魔をガラスビンに閉じ込めておきました。

 密閉するほうが、かえって危ない場合もあるかもしれないけど、
 とりあえず、こうしておかないと心配で、安心して外出できません。


■1. デジタル時計キット MOSCLK2 

 いま、デジタル時計キットといったら、たいてい、PICなどのマイコンを使っている
 ものです。確かに、簡単で多機能だけど、ハードウェア的には、かえって面白くないと
 感じておられる方もいらっしゃるかもしれません。

 さすがに、トランジスタ式ほど大規模なものは作るのにも根性がいるでしょう。



 多機能な時計が欲しければ、たとえば、ディスカウントに行けば1000円もしない
 電波時計が売られています。
 私が使っているものは、安かったのになかなかのスグレモノでした。
 安物ですぐ壊れるかと思ったら壊れないし、電池は何年も交換していないし、
 そして、電波の受信感度もいいです。

 目的はお勉強なのですから、原理に忠実なものが向いているでしょう。
 今こそ基本に戻り、このキットを提案したいと思います。

 昔はどうしていたのかというと、
 70年代のデジタル時計は、7490とか7447を桁数分並べたものが多かったです。
 ニキシー管もあって、その場合は7447ではなくて74141を使っていました。
 カウンタ+デコーダという構成だけれど、それがお決まりのようになっていました。

 その後、ナショセミ等からワンチップ時計ICが出ました。そして近年は、PICなどの
 ワンチップマイコンで実現されています(キットの話です)。

 ところで、
 7セグ(LED、VFD含む)や、ニキシー以外の表示方法としては、各桁ごとに
 0〜9までのランプを並べる方法もあります。

 時刻の場合、改めて申し上げるまでもなく、秒1位は0〜9まで必要だけれど、
 秒10位は0〜5までで良い、といった具合で、全部0〜9まで並べる必要はありません。
 それでも、LEDは45個も必要になりました。

 10進カウンタICを使用した為、デコーダ無しでそのままLEDに接続できたわけです。

 設定ボタンは3個あり、時を進めるボタン、分を進めるボタン、0秒リセットボタンです。

 電源は、9〜12V程度のものなら、ファミコン用とか(古すぎか)、そのへんに転がって
 いるアダプタが使えます。プラグの寸法さえ合えば、+/−は逆でも大丈夫です。
 ブリッジダイオードを内蔵しているので、極性を気にする必要はありません。

 ケースやパネルを作ってから、改めてお知らせしたいと思います。

 樹脂材料は既に手配済みで、10日以降に入荷予定です。
 もちろん、設計も進めなければなりません。


 ところで、なんで型番がMOSCLK2なのか? 1はどうしたのかと言うと、
 最初にいくつかの設計案を出し、実際に概要設計をしました。
 それで検討した結果、これを出すことに決めたわけです。
 そのときのCADのファイル名をそのまま使っているだけです。
 1から出すとか4を避けるとか、そういった「こだわり」はありません。


■2. MSX用8255カートリッジ MPC-EX8255 

 うちに8255がたくさんあるので、なにか活用できないかと思い、
 片手間に設計を進めていたものです。



 CPLD、フラッシュROM、8255、PICマイコン(16F883)のパターンがあります。
 PS/2コネクタ、ボックスヘッダ40ピン、JTAG端子、ICSP端子も備えています。

 この基板は、2つの機種に共通で使用するものです。

 ひとつは、単純な8255カートリッジです。
 つまり、MSXに汎用I/Oポートを設けて、外部機器を自由に接続できるように
 します。フラッシュROMを利用すれば、自動的にプログラムを起動したり、
 BASICを拡張することもできます。フラッシュですから書き換えは簡単です。
 I/Oアドレスは、柔軟に設定できるようになっています。

 もうひとつは、PS/2キーボードのインターフェースです。
 MSXは昔の機械なので、キーボードの老朽化により操作困難になっている
 ものも少なくないようです。一般的なPS/2キーボードが使えるようになれば、と
 考えました。ここで、内蔵のPICマイコンが活躍します。
 (40ピンのコネクタは使えなくなります。無しです。)

 但し、すべての機種に対応できるわけではありません。今回、対象として
 いるのは、8255を使用した機種です。主にMSX1ですね。MSX ENGINEなどを
 使っていない機種に限ります。(内蔵のキーボードI/Fを切り離すことが
 できなければならない)

 MSX本体の改造が少し必要です。8255の/CSを切り離して、プルアップする
 必要があります。

 どの機種でも接続できるようにするには、キーボードコネクタに直接つなぎ
 込むことになります。そのバージョンも準備を進めています。
 いずれにしても、PS/2の制御をするマイコンのファームウェアを作る必要が
 あります。それさえできれば、あとは早いでしょう。

 表に整理します。

8255カートリッジ PS/2カートリッジ
入出力 8255汎用I/O
40ピンコネクタ
PS/2コネクタ
I/Oアドレス 柔軟に設定可
DIPスイッチ
及びCPLD書換
固定
(内蔵キーボード
I/Oと一致)
フラッシュROM
(自由に使用可能)

(自由に使用可能。
PS/2と関係なし)
フラッシュROM
の切り離しスイッチ
外部回路への
5V出力
有 ※1
(PS/2用としては有)
PICマイコン
対応機種 MSX全て MSX1で8255使用の
機種のみ(要改造)
ソフト 自作 ※2 不要
LED 青、1個
CPLDから操作可
青、1個
CPLDから操作可

※1・・・過電流保護(ポリスイッチ)および、逆流防止(ダイオード)あり。
※2・・・サンプルプログラムは提供予定です。


 フラッシュROMは、8255の動作にもPS/2の動作にも直接関係なくて、
 自由に使えるものです。使い方はあなたの自由です。
 このカートリッジの目的と無関係でも良いし、たとえば、ゲームプログラムを
 書き込んでも構いません。

 弊社のMSXカートリッジシリーズには、載せられる限り、フラッシュROMを
 載せようという方針にしています。

 フラッシュROMの切り離しスイッチは、書き込んだプログラムを起動したく
 ない場合(書き換えをする時など)にOFFとします。簡単に操作できます。
 書き換え時は、MSXが起動してからONにします。いわゆる「後差し」の
 必要がなく、安全で便利です。

 製品化の順番としては、先に8255カートリッジを出す予定です。
 PS/2カートリッジは、PICのファームウェアが出来上がり次第です。

 PS/2カートリッジは、実際に手元のPV-7(カシオ)を使って、デバッグ及び
 テストをします。


 そういえば昔は、MSX用とPC-9801用の8255ボードを作ったものでした。
 コネクタを共通にしておいて、ターゲット基板の8255を抜いてそこにつなげば
 MSXでもPC-9801からでもコントロールできるようにしたものです。

 つまり、8255という共通の切り口ですね。

 当時はMZ-2000用にも8255ボードを作っていて、それとMSXをつなぎ、
 シリアルならぬ「パラレル・インターフェース」によって、5インチFDの
 CP/MファイルをMSXへ転送したりしていました。

 そのほか、ROMライタ、GALライタも自作していました。やはり8255ベースでした。

 GALライタは最初、トラ技に載っていたのを作ったけれど、どうもうまくいかなかった
 ような気がします。お金を払って頒布ディスクを注文しました。まだ領収書が残って
 いました。確か、FDの中身はGALアセンブラと書き込みソフトだったと思います。

 その後、ChaNさんのGALライタを作って、それがうまくいったので愛用していた
 んじゃなかったかと思います。もうだいぶ前なので忘れました。
 まだ捨ててないはずです。もう使える機種がないけど。

 ROMライタは、ケーブルで長く引き回したのが(それでも30cmぐらいだったが)
 いけなくて、データが化けてうまくいきませんでした。最初は。
 アドレスのビットが一度にたくさん動くときが特にまずい。0FFFから1000とか。
 GNDが揺れておかしくなってしまう。
 バッファを入れないと安定しませんでした。当たり前ですけど。最初は単純に
 作っていたから。
 太い線で電源とGNDを補強したり、ツイストペアのフラットケーブルに変えたり、
 あれこれ試していたことは覚えています。

 その経験があって、その後にSCSIケーブルのノイズ対策もできたわけです。
 市販の、あるSCSIケーブルを使うと不安定でエラーが出ていました。良く調べたら
 GNDの本数が少なくて(本当は信号と1:1のペアじゃないといけない)、GNDレベルが
 変動しておかしくなっていたわけです。
 そこで、ツイストペアフラットケーブルを使って自作したSCSIケーブルのほうがバッチリ
 安定していました。見た目は悪かったけど、性能はヨシ。


■3. よんすろっと 

 頂いたご意見などを検討しながら、改めて練り直しているところです。
 基板やケースの寸法、部品配置など、見直しています。

 現在の見通しでは、年内の完成は難しいので、来年に入ってからになります。
 あわてないで、じっくり進めていきます。

 ケース用の樹脂材料は、すでに手配しました。
 今度は市販のケースではなく、自分でゼロから設計したオリジナルのものです。
 アクリルやABSを切削加工して作ります。

 これまでは2mm厚の板を標準としてきましたが、この「よんすろっと」とFPGAボード
 については、強度などを重視して3mm厚のものを手配しました。

 数字だけ見れば、たった1mmの違いだけど、現物は全然違うんですよ。
 加工はその分、時間がかかります。(1mmずつ掘り下げていく為)

 もうバッファカートリッジ基板はできているので、あとはメイン基板だけです。
 基板設計は本職なので、要求事項さえまとめ上げれば、スムーズにできるでしょ
 う。

 それよりもケースに悩みそうです。年末年始は、作業場に閉じこもって、各機種の
 ケース設計と試作に明け暮れそうな予感(かなり現実的な)がしています。

 寒くなると機械の動きが渋くなるので、ウォーミングアップが必要なんです。
 (刃物を付けないで、空で運転を1時間程度行わないと脱調しやすくなる)


■4. FPGAボード 

 いま外注で部品を実装してもらっています。今週いっぱいにはできるでしょう。

 これもケースを新しく作りますが、ケースはこれからなので、遅くなります。
 先に完成品の基板をご提供したいと考えております。

 本当は一緒が良いが・・・何しろ、ケースは、まだ試作途中です。
 ぜひ格好いいケースにしたいですね。

 それから、FPGAの書き込みツールの安いものを海外で調達したので
 届きしだい、通販ページに掲載する予定です。\3,000ぐらいになる予定です。


■5. その他 

 食品の異物混入が、話題になっています。

 私は結構、当たる方かもしれないと思っています。運、というよりも、細かい事に
 気づきやすいからでしょう。
 肉が嫌いなので、それを選り分けて、取り除きながら食べるような人だから・・・。

 スマホいじりながら食事する方なら、気づかずに食っているかもしれませんよ(笑)

 幼い頃、キャラメルに金属片が入っていたのが最初でした。
 無くなってしまって分からないけど、歯の詰め物のようにも見えました。
 当時は、まだ私は詰め物をしていませんから自分のではありません。
 キャラメルの製造機械の一部だったのかもしれません。

 当時、学研の図鑑「機械の図解」というのが好きで、ボロボロになるまで読み返し
 ていました。その中に、確かキャラメルの製造機械が載っていて、その絵を見ながら、
 この機械のどこなのかな?と考えたりしました。

 数年前、きゅうりのしょうゆ漬けの中に、****の幼虫が入っていました。
 底の方に沈んでいて、なかなか分からなかったし・・・しその実のように見えたし、
 おかしいな、と取り出してみたら、虫でしたね。ルーペで確かめた。
 それでクレームを申し出たかというと、忙しかったし、面倒くさくてしなかった。ただ、
 二度とその店でその品物は買わないことにしました。

 きゅうりのしょうゆ漬けは好きなのに食えなくなったよ。まあ、自作すれば良いか。

 スーパーで買った梅干に、パンチくず(紙をファイリングするときの穴あけのくず)が
 入っていたこともありました。



 ご飯に梅干を載せたら、何か剥がれてきたのでなんだろうと。
 最初は、実の皮か、シソの一部かと思った。

 カレー屋でカレーを食べていたら、長〜い髪の毛が出てきたこともありました。
 のけてから最後まで食べて、レジで、周囲に聞こえるように「長い髪の毛が入って
 いましたよ」と申し出ました。あとで店長が追いかけてきて、頭を下げていました。
 その店では過去に3回ほど異物に気づいた事があります。塩のビンに髪の毛とか。
 サラダに小バエとか。その時は紙に書いて置き、黙って支払いをして店を出ました。
 長い髪の毛は3回目のときだったから、さすがに頭にきたのです。

 そば屋さんで、ハエが入っていた事があって店員さんに申し出たけど、何も無かったね。
 田舎の人は、そういうのにはかまわないのだと思います。

 コンビニのサンドイッチに、紫色のビニール片が入っていたこともありました。
 確か、店に陳列されている状態で、すでに見えていて、おかしいなと気づいていました。
 買って持ち帰り、よく見たらやはりビニール片で、写真を撮って製造元に送りました。
 あとでお詫び状と図書券か何かを頂いたと思います。
 それは、製造工程で使用しているビニールシートとの事でした。何らかの原因で混入した
 そうです。

 小学生の頃の給食のパンに、クモやアリが入っていたこともありました。よく見つけたなと
 我ながら、今さらながら感心します。クモは足の長いやつじゃなくて、ハエトリグモって言う
 んですか、あの小さいやつでした。
 ちぎって食べていたら、その断面にそれが見えたわけで。たまたま。

 給食のおかずの中に、金属たわし(旋盤の切りカスのような、らせん状のもの)の切れ端が
 入っていたこともありました。確かサラダだったと思う。

 究極は、うちの母で・・・ご飯の中に髪の毛が入っていると言ったら、「なんね、やぐらしか、
 よかだしのでとるやろうが」と一言。(何、うるさいわね、良いダシが出てるでしょう!)

 何も申し上げようがございません。それ以上話しても無駄。

 もし仮に、Gが入っていたとしても、・・・・・・「そんなのどこにでもいるでしょう」 で
 オシマイです。


 食品メーカー等としては、異物が混入しないように注意、努力はしていると思いますが、
 完璧ってのは無理でしょう。絶対、は無いです。

 あなたは運転するでしょう。絶対に事故を起こさない自信はありますか。絶対とは言えない
 でしょう。70歳まで無事故無違反だった、という方は運がよかっただけでしょう。あるいは
 ペーパードライバーだったか。
 自分が事故を起こさなくても、当てられることもあります。私は追突した事があるし、追突された
 事もあります。いろいろ考えすぎると運転できなくなるけど、運転しないといけないから
 仕方なくやっているのです。

 小学生の頃、パン工場に見学に行ったけど(まさにその、給食パンの工場)、クリーンルーム
 ではありませんでした。普通の厨房のような感じ。その中に小学生をゾロゾロ入れて見学させて
 いましたから(ガラス越しではない)、こりゃあ、虫は入るかもしれないなあ、と思いました。
 それも昔の話(30年ぐらい前)だから、当時は大らかだったのかもしれません。
 普通、食品工場に人は入れないでしょう。ガラス越しに見学する程度でしょう。

 半導体のクリーンルームにも、Gはいたりするのかな?水はあるけど、食べ物は無いよね。
 髪の毛一本でもあれば食べるらしいけど。

 ところで、これは冷凍食品の袋の裏にある文章だけれど、虫等が入っている場合のことが書いて
 あります。
 これを、どう受け止めるか。完全に取り除けない前提で書いてあるようです。



 虫が入っていたら、ああ、はいはい、書いてある通りです。お取替えまたはご返金いたします。
 そういうことでしょうね。


167 2014/11/29 商品追加 

 新商品をいくつか登録しましたので、ご紹介します。


■1. 水晶発振子 21.47727MHz 

 HC49USタイプ 21.47727MHz

 需要が少ないためか、あまり売られていない周波数の水晶です。
 MSXのVDP(V9938)用にピッタリです!



 通販は、こちらです。


■2. MCP23017-E/SP マイクロチップ 

 16ビット I/Oポート エキスパンダ I2C
 (16-Bit I/O Expander with Serial Interface)



 使いやすいDIPパッケージです。

 通販は、こちらです。


■3. PIC32MX370F512H-I/PT マイクロチップ 

 マイクロチップ社の32ビットマイコンです。



 最高クロック 100MHz、TQFP 64ピン、プログラムメモリ 512KB、データメモリ 128KB

 通販は、こちらです。


166 2014/11/28 続々と・・・ 

 すみません、いま色々バタバタです。これら以外にも。


■1. FPGAボード MFP-CY240Z-A 

 先日、基板(生板)が到着しました。

 

 珍しく、赤い基板です。今回のみ限定です。

 すでに部材は揃えてあります。



 写真がヘタで、いまいち、「山盛り」感が伝わらない。

 (秋月電子さんのチャック袋を再利用しています。部品を数えて外注さんに
 送る時、便利です。厚手で丈夫だから、何度も繰り返し使える。新しい袋を
 買わなくて済みます。)

 今回は手が空かないので、実装・組み立ては、外注の工場にお願いする
 ことにしました。もちろん、費用はその分かかります。

 今までは、全部、自分でひとつずつ部品をハンダ付けしていました。
 しかし自分ひとりで、あれこれやっていて手が回りません。
 そこで時間を買うことにしました。やむを得ません。


 販売価格につきましては、今回製作分は旧バージョンと同じ金額とします。
 \18,000です。
 お問い合わせを下さった方に「同じ値段です」とアナウンスしたので、今回は、
 これでいきましょう。

 但し、次回からは申し訳ありませんが、値上げをさせて頂きたいと思います。
 値段を決めたのは1年前のことでしたが、最近の円安の影響で、部材が値上がり
 しています。

 主な部品であるアルテラのFPGA、それとコンフィグROM、これだけで約7000円です。
 デジキー等で調べて頂ければ、確認できると思います。ほぼ、その値段で仕入れて
 います。(送料は計算に含んでいません)

 それに基板を足した時点で、1万を超えるでしょう。海外送料が高いのです。
 製作枚数で割るのだけど、もし全部売れなかったら赤字です。

 そのほかの色んな部品を、国内外、あっちこっちから仕入れていて、その分の
 送料なども含めてそれぞれかかっています。

 添付している秋月電子さんの電源アダプタ、これは\750です。DC/DCコンバータは
 \650です。これらだけで\1,400です。

 再度、計算し直してみますが、おそらく原価的には、大雑把に\15,000〜\16,000ぐらい
 でしょう。製品を\18,000で売っているので、差し引き\2,000〜\3,000残りますが、
 そこから外注の実装費を出すと、手元には数百円しか残らないでしょう。

 小ロット生産は、お金がかかるのです・・・現実です。

 昔、1chipMSXの予約の時に、5000台揃わなければ中止とか何とか言われていました
 けど、まさに、それは重要なことで、数が揃わないとコスト的に厳しいわけです。
 ケースの金型代だって、回収できません。

 さすがに数千個ともなれば、電子部品の値段は下がります。
 私も昔の仕事で(たくさん使っていた頃)、アルテラの代理店などと交渉していました。
 相見積をして、値段を下げていきました。まとまった数を買っていれば、そういうことも
 できるのです。だけど数個なら、言われた値段で買うしかないんですよね・・・。


 儲けようと思えば、思いっきり吹っかけてもいいだろうけど、売れなきゃ意味ないし、
 何よりも皆さんに適正価格でハードウェアを提供したいと思って、値段を決めています。

 次回から値上げと申しましても、いきなり、2倍になったりしませんので、ご安心下さい。
 2万は切るように努力します。

 本当はケースも込みで2万だったら、と思われるでしょうけど、樹脂板を切削加工する
 以上、お金がかかってしまいます。ケースは別売とさせて下さい。

 間違いなく稼げるのは樹脂板の材料屋さんだね。私の製品が売れなくても、材料は
 買っているわけで・・・失敗しても、材料は買っているわけで・・・。


■2. らむまっくす 

 (型番 ZM-MX257A)

 先日、基板工場より「発送した」旨の連絡がありました。現在、基板の到着待ちです。

 ・・・などと事前に書き溜めていたら、基板が到着しました。



 すぐに部品を実装して、動作テストしました。

 (細かいことが気になる方へ: リセットICは撮影時点で未実装です)



 まずは、増設RAMとして正常に認識されました。


 今回の改良点は、切り離しスイッチを追加したことです。
 その動作確認をしました。

 ・切り離しスイッチの確認
  →OFF状態でRAM認識されず。OK!
   ON状態で認識した。OK!

 ・ライトプロテクトスイッチの確認
  →書き込み禁止状態でRAM認識されず。OK!
   許可状態で認識した。OK!

 しばらく電源を入れたまま放置して、キャパシタを充電してから
 バックアップの確認を行う予定です。

 そこまで確認できれば、あとは、ケースが準備できしだい
 発売可能となります。

 カートリッジケースの修正と、製造をしなくちゃ。
 (スイッチが増えたので、穴を追加する必要がある)


■3. PIC32MX370F512H-I/PT マイクロチップ 

 少量ですが、新しく仕入れましたので、お知らせします。

 ちょっと試してみようと思って、そのついでに、少し余分に買いました。

 通販は、こちらです。 (11/28時点で未登録、少々お待ち下さい) (11/29登録済み)


■4. よんすろっと 

 まだ本体の具体的な設計には着手できていません。

 年末へ向けて色々重なって忙しいのもありますが、複数の方から貴重なご意見を
 頂戴致しまして、本当にありがたいことです。
 さらに良いものを作らなければ、と気持ちを新たにしているところです。

 進捗としては、バッファ基板の追加発注分が到着しまして、
 実際に組み立ててテストを行い、正常動作の確認ができたところです。



 内容的には、「さんすろっと」用とほとんど変わりません。
 「さんすろっと」用のバッファカートリッジと互換性があります。
 そのまま差し替えできます。カートリッジケースも同じです。

 今回の修正は、ささやかなものです。

 ジャンパー線でつないでいた所を直したのと、おまけにLEDを追加しました。
 ひとつは通電中を示す青LED、もうひとつはスロット選択信号で点灯する
 赤LEDです。

 実際にはカートリッジケースに組み込みますけど、とりあえず、むきだしの
 基板をMSXに差し込んで、通電した状態の写真を示します。



 青は高輝度タイプなので明るすぎます。(もったいない気持ちも少々)
 抵抗値をもっと大きくします。現状でも1mA程度ですけど、相当明るいですね。
 (まぶしいので、この写真のものは、光拡散キャップをかぶせてあります)

 実際に「さんすろっと」と接続しての動作確認は、もちろんOKでした。

 面白いのは、スロット選択信号で点灯する赤LEDです。

 アクセス時にチカッと短く光ります。
 MSXの起動中に何度かチカチカします。パルスが短いから、見えないかなと
 思っていましたが、案外、いけるようです。

 あまりにも高速な現代のマシンに人体が慣れてしまって、肉眼でMSXの信号が
 目視できるようになったのでしょう。(うそ)

 いずれにしても、あえてパルス引き伸ばしの回路を入れるほどコストをかける
 必要はありません。これで十分でしょう。

 「さんすろっと」に、ROMカートリッジのゲームを差し込んで動かすと、この赤LEDは
 常に光りっぱなし(点滅)になります。ROMを読みながらプログラムが走っているから
 当たり前ですけど・・・。

 赤と青を入れ替えた方がいいかもしれませんね。瞬間的に光る事が多い方を
 まぶしい青にすれば見やすいでしょう。
 通電表示の方を赤に・・・しかし通電表示に赤は無いでしょう。緑ですね。

 まだ駆け出しだった頃、なんとなく習慣で、電源表示に「赤」LEDを使ったら、
 先輩から指摘されたことを思い出します。

 当時、青LEDは一般に入手困難で、赤、緑、黄、などをよく使いました。
 赤が一番安かったから、とりあえず、赤を使う習慣が私には有ったのです。
 手元に一番多くあったから、使ったまでです。

 そしたら、先輩が「変だろ」って。通電表示に「赤」は、ねえぞ、と。

 私は、そういうことを気にしたことがなかったので、戸惑いましたね。
 光ればいいだろう、ぐらいにしか思っていなかった。趣味の世界で。

 赤は、注意を引く為の色です。動作中とか、エラーを示します。

 普段から、赤が光っていたら、どうですか。警報じゃないかと気になって
 しょうがないでしょう。

 制御盤の操作パネルを見て、白とか緑だけが光っていれば、パッと見て
 正常だなと分かるでしょう。当たり前だけど、そういうところまで気を使って
 作るものなのです。


165 2014/11/24 最新情報 

 ドスドスドス・・・・・・
 この天ぷらを揚げたのは誰だ!と怒鳴られそう。エビ天は細かったし・・・。

美食倶楽部 近所のスーパーで購入。


■1. FPGAボード MFP-CY240Z-A 

 先日、基板工場より、発送したとの連絡がありました。

 めったに赤い基板なんか作らないのだけれど、どんな感じかと写真を見たら
 真っ赤でした。(当たり前田)

 到着までお楽しみということで、あえて写真は載せません。
 早い便で来るので、来週には届くでしょう。

 いま自分で組み立てる余裕がないので(部品点数も多い為)、実装は外注に
 頼むつもりです。

 なお、赤い基板は限定5枚です。

 基板は一般の電子部品と違って、注文生産ですから、注文すればいくらでも作れますが、
 赤いのは今回だけという意味です。次回から通常の緑色になります。(売れなかったら
 次回は無いでしょう)

 赤い基板と緑の基板、とか・・・。どこかで聞いたような気がする。きつねとたぬき。


■2. ロジックIC式 デジタル時計キット 

 これも基板の到着待ちや、部品集めをしている段階です。



 試作が出来上がり次第、ご紹介する予定です。

 パネルと、ケースも作らなければ。


■3. 8255カートリッジ(MSX用)

 合間に設計したもので、8255周辺はできています。フラッシュROMも載っています。

 左側の3分の1は検討中のため、保留しています。(何かの回路を組み込もうとしている)



 この程度は数時間でやっつけます。もちろん、回路、基板、CPLDの中身まで全てです。

 パターンを引きながら、QuartusIIでピンアサインをいじって、パターンが引きやすいように
 変更しました。一人で全てやっているので、そういうところは融通が利きます。

 もし基板設計を外注していたら、通常は、与えられた回路図の通りにしか線を引きません。
 遠回りとか、ゴチャゴチャしたものになるかもしれません。

 昔、パターンが引きにくい場合はCPLD/FPGAのピンは変更できますよ、と基板設計の
 外注さんに伝えた事があります。だけど、ピン並びの変更依頼は一切ありませんでした。
 そういうやりとりをする方が、かえって手間ヒマかかるでしょう。

 アドレスデコーダやリード、ライト等のロジックはCPLDに組み込んでありますから、
 柔軟に変更できます。たとえば、ポートAはライトオンリーとか、そういった細工も
 自由です。

 せっかくCPLDが有るので、8255もCPLDで実現したら・・・と思われるでしょう。
 まさにその通りで、以前、VHDLで8255を記述して作りましたから、そうするのは
 簡単です。実際に、サロンdeふぉ〜に組み込んでいます。
 ではなぜ使わないかというと、8255の在庫が大量にあるからです。
 有るなら使おうという、それだけの理由です。
 サロンdeふぉ〜には、DIPの40ピンを入れるスペースは有りませんでした。


164 2014/11/20 謎が解けた 

 気が付けば、2014年も年末に近づいていますね。

 Gmailの未読が、1年近く(1)のまま残っていたのを、ようやく解消しました。
 受信トレイを全部見て、未読メールは無いのになあ、おかしいなあ、と思っていました。
 何かのトラブルだろうかと? ヘルプ等を見て、いくつか試してみても解消しませんでした。

 たまたまGmailの設定画面を開いた時に、並べ替えで未読が先頭に表示されるように
 すれば、と思いついて実行したら、原因が分かりました。

 チャットのメッセージでした。メールの未読がないのは当然でした。

 その機能は使ったことはないし、使うつもりもないので、使用しないように設定しました。
 チャットの未読を削除し、ようやく受信トレイの(1)が消えた、というわけです。


■1. 「らむまっくす」 

 この前、予告しましたように再販いたします。その準備を進めております。



 基板の在庫が無くなっていたので、この発注の機会に、改良を加えました。
 SRAMは、DIPでもSOPでも、どちらでも実装可能としています。

 新たな機能として、「切り離しスイッチ」を追加しました。

 このカートリッジに自動起動のプログラムを書き込んだ場合、それが起動すると
 困る時があります。たとえば、書き換えをしようとしても、ゲームが起動するから
 そこから抜け出せない。いわゆる「後差し」で対応することになるが、暴走したり
 してうまくいかない事もあります。壊す可能性も有ります。

 そこで、このカートリッジをスロットに差し込んでいても、非選択にする事ができる
 切り離しスイッチを追加しました。
 MSXが起動した後にONすれば自動起動しないので、DOSやBASICからの
 書き換え作業が安全かつスムーズにできます。

 ちなみに、もうひとつのスイッチは以前から有ります「書込み禁止/許可」スイッチ
 です。

 「らむまっくす」の通販ページには、「ケース色は透明またはスモークとなります」と
 有りますが、以前の記事に書きましたように、今後の方針として、カートリッジケースは
 ABS樹脂(ナチュラル色)となります。

 また、
 「別途、ケース無しバージョン(中身の完成基板のみ)もあります」と有りますが、
 これは以前にもご希望の方がいらっしゃらなかったので、今後は無しにします。
 (ご希望があれば、基板のみでも販売可能です)


 製造、準備ができ次第、改めてご案内致します。
 (通販は、こちらです。現状は売り切れ状態です。)


■2. FFCコネクタ (1.25mmピッチ/24ピン) 

 FFCコネクタ 1.25mmピッチ 24ピン を通販ページに追加しました。



 1.27mmではなく、1.25mmです。
 微妙ですけど、違うんです。1.25mmじゃないと合わない用途があります。

 MSXターボR (FS-A1ST等)のFDDの配線用として、仕入れました。

 

 (左)メイン基板の空きパターンに、実装することも可能です。

    このコネクタが無い場合、リード線や、フラットケーブル等をハンダ付けして
    引き出す事もできますけど、きれいではありませんね。直接半田付けしたら、
    取り外しも面倒です。そこで、このコネクタがあればバッチリですネ。

 (右)もちろん、FDDのFPCにピッタリ合います。ご覧の通りです。

 ※ユニバーサル基板に無理やり付けているのは実験のためです。

 ★少々お待たせするかもしれませんが、変換基板(この24PとFDDの34P)を
 作る予定があります。
 それができれば、MSXターボRで、一般的なPC用のFDDが使えるようになります。
 これで、ベルトの寿命に悩まされる心配はなくなりますね。

 通販は、こちらです。


163 2014/11/17 色々 

 しばらく、更新どころではありませんでした。気が付いたら前回から10日経過。

 なにしろ一人でやっているので、次から次へと、あれこれ色々、とにかく
 片付けていかなければなりません。生活のためです。

 自社の企画商品よりも、頼まれた仕事の方が(納期もあるので)優先順位は高い
 です。

 あと、トラブルシュートとか、何か夢中になってやっていると、他の事を忘れて
 しまったりします。せっかく作ったのに、通販ページに載せるのを忘れている商品も
 あるかもしれません。(あるかも、ってオイオイ)


 さて、いつもの雑談から始めましょうか。

 これは私自身の失敗談でもあるけれど、RSで注文する時に、気をつけるべき
 事があります。

 全ての品物は、明日届くとは限りません。これを絶対に忘れてはいけない。

 明日届くのが売りのようだけど、在庫切れや、イギリス在庫の物がしばしば
 あります。注文したから明日届く、と単純に考えていたら痛い目にあいます。
 (単純に考えていたので失敗したわけだ)

 注文時には、在庫情報の表示をよーく見て下さい。必ず確かめて下さい。

 在庫あり、で安心してはいけません。その先に、「通常3営業日で」と書いて
 あったりしますので油断できません。

 そして、注文履歴や出荷明細も、よーく見て下さい。
 注文後にメールが来ますけど、ざっと見ないで、1文字ずつよーく読みます。

 ん?何で、この部品だけ別便で送ってるんだ?と、ボケてる場合じゃありません。

 また、自分が注文した場合に限りません。取引先からの支給品が、RSから直送
 される場合もあります。その場合は注文履歴を客先に聞かない限り、納期を知り
 ようがありません。

 通常3営業日、の表示を見ずに、RSに問い合わせるのもマヌケです。

 注文の翌日、いくら待っても届かない。
 えっ、今日届くんじゃなかったのか? 夕方まで待っているのに。
 単純に、翌日に届くと思いこんでいる方が間違いです。

 とくにイギリス在庫なんか、・・・・・・忘れた頃に届いたりします。

 試作を組んでいる時には、部品が揃わないから、他の手段でなんとか解決した。
 世間が休みの時に仕事しているから、RSに連絡しようがない。
 そうして、嵐?が過ぎ去って、忘れた頃にヒョッコリ、届くんだもん。

 ピンポーン、前田さ〜ん、S川急便でーす!

 あれ?ハデハデの箱、RS、なんか頼んだっけ???

 ・・・開けてみたら、なんか抵抗だけ入っていて、これ何かの間違いか?
 うーん・・・と、しばらく考えてみたら、ああ、あの時なくて困ったやつだ。

 なんで揃わないのかと思っていた。そうだったのか。いまさら要らないよ、と
 いった具合(笑)

 そのほか、以前にも書いたけど、宛名に屋号が書いてあると(個人事業でも)、
 日曜は最初から配達しない、というワナ?(分かっていればワナじゃないけど)
 もあるので注意。
 つまり、金曜に発送されても、指定がなければ土曜に着かないし、通常の宅配便
 なら関東から間1日だろうと、日曜に着くかと思っていても着かないし、結局、
 週明けの月曜日に到着、となります。


 それにしても、前田前田、お前、RSとのつきあいは何年よ? 初心者みたいな
 事を言ってるんじゃないよと言われそうだが、・・・違うんです。

 つきあいは、カタログNo.1の頃からで長いですけれど、以前は、こんなじゃなかった
 ような気がします。二つ前の勤務先では、年間に数百万ぐらいは注文していたけど
 (それくらい買っているとフィールドセールスがたまに訪問してくる)、たいてい、
 翌日に届いていました。

 そして当時は、確か日通航空が朝10時ごろには、いつも持ってきてくれました。
 遅れたのは、台風で飛行機が欠航した時ぐらいだったと思います。これは仕方ない
 と納得できる理由です。こんな台風の日に、早めに仕事を切り上げて帰ろうかな、
 という具合でしたから。

 いまはS川急便が持ってくるけど、届くのは、いつも遅い時間。注文の翌日の
 17時頃です。航空便のシールがあるので航空便だろうけど・・・。
 宅配便で関東から九州は、通常、間1日かかります。あさって到着です。
 確かに翌日到着だけど、夕方は・・・ちょっとね。それでもギリギリなんだろうけど。

 S川さんは隣の市に営業所があるので、ちょっと不利かな。
 猫は、大村市内に複数の拠点があります。〒も、大村局はメインなのでしょう。
 24時間動いています。なにしろ空港に近いですからね。

 でも、面白いのは、
 猫の営業所のすぐ前の店に、S川の幟旗が立っていました。今度、写真を撮って
 おきましょう。


■1. ロード一発!カツヲ君 

 これは何で遅れているかといいますと(言い訳をしますと)、アナログの調整に
 手こずっているのです。

 1200bps(通常)は全く問題ありません。セーブ、ロード、そのほかの機能も問題
 ありません。

 問題なのは2400bpsのロードのみ、うまくいかないのです。
 それで、波形を調べたり抵抗、コンデンサなどの定数を調整しながら、合わせこみを
 行っているわけです。

 1200bpsだけとか、2400bpsだけとか、どちらかなら簡単に解決しますけど、
 どちらも満足するとなれば、調整がなかなか難しいのです。

 もうちょっと、です。


■2. トランジスタ式デジタル時計キット 

 通販に追加しました。キットは、こちらです。

 カラー、26ページの説明書を作りました。

 確かに部品点数は1,500点以上と多いけれど、説明書を見ながら、確認しながら
 少しずつ作っていけば、必ず完成します。

 キットの写真です。

 なお、Youtubeにも動画を(とりあえず)掲載しました。ご覧頂けましたら幸いです。
 単純な動作確認の短い映像なので、見てもあまり面白くないと思います。

 こんど、解説付きの映像を作ろうと考えているところです。(妄想中)
 海外の方もご覧になることを意識して、英語と中国語を混ぜて話す予定です。


 先日、2セット出荷の為、パッキング作業をしていました。
 まさに内職?そのものです。

 

 もちろん自分でやるしかないわけですが・・・部品をひとつひとつチェックして、
 袋詰めするのは、思った以上に手間がかかるんですよ。

 ダイオードなんか、ドサッと一袋、これで500本です。



 1台あたり591本必要なので、端数の91本はひとつひとつ手で数えました。
 不足があったらいけないので、少し多めに入れるようにしています。この場合、100本でした。

 ハカリがあるのなら、重量で数量が分かるのではないか?と思うでしょうが、
 残念ながら、このハカリでは精度が足りません。最小表示は0.5グラムです。

 たとえば抵抗を1本ずつ載せていっても、なかなか反応しません。ずっと0のままで
 ある境を越えると、ようやく0.5になります。これでは、まともに数量を出すことは
 できないでしょう。

 さっきのダイオードの袋(500本入り)を2袋、3袋と載せてみました。

 (左)2袋、(右)3袋

 

 最初に1袋で57.5gでした。それなら2袋で57.5×2=115gになるはずです。
 ところが、113.5gと表示されました。誤差があります。

 3袋では172.5gと表示されました。これは57.5g×3=172.5で合っていますね。

 0.5gに微妙に合うか合わないかで誤差が出ているのでしょう。これで、部品を
 多めに入れるとなれば、数十個を余計に入れなければならず、かえってムダに
 なりそうです。

 (最初にダイオード1袋500本と書いたけど、本当に500本なのか数えたわけでは
 ありません。販売元は、おそらく重量で入れてますから、それも誤差があると思います)

 抵抗などを重量で数えるには、もっともっと精度の高いハカリが必要です。

 そんな余分なお金はないので、とにかく人力で! いまはそれしかありません。


■3. FPGAボード MFP-CY240Z-A 

 ちょうど1年前に設計・製作しましたMFP-CY240Zをバージョンアップ、ではなくて
 マイナーチェンジですが、とにかく、新しくなります。

 CAD画面

 これは 1chip MSX と互換のハードウェアをご提供することを目的としています。
 FPGAの中身しだいで、SC-3000でも、MZ-700でも、自由に作って遊べます。

 個人的には、MSXと似ているSC-3000を再現してみたいです。

 今回どのへんを修正したかと言いますと、20項目以上ありまして、細かいことばかりです。
 基板パターンに関係のない、あくまでも回路図上の抵抗値の変更なども、修正の
 チェックリストに入れていましたから。

 初期バージョンにあった単純ミス、ジャンパー線をなくす為の修正はもちろん、
 部品の入手性を考慮して部品を変更したり、部品の干渉(カートリッジ挿入時に
 ギリギリだった部品を移動)対策とか、そんなところです。

 右下にあった「おまけ回路」(PIC16F877をバスに接続していた)は今回削除しました。
 これまで出荷した分には、もともと部品を実装していなかったので、特に問題ありません。

 新たにJTAG端子を設けました。今までのASに加えてJTAGも使えるようになります。

 電源はスライドスイッチでも、押しボタンでも、どちらでも操作可能です。
 (旧版はスライドスイッチが使えなかった)

 コネクタ、押しボタンなどの部品配置は、旧バージョンから動かしていません。同じです。
 ケースを共通に使えるようにする為の配慮です。

 売れるかどうか分かりませんので、とりあえず初回は、5台限定です。
 すでに2台はご予約を頂いています(うち1台は海外からです)。残り3台です。

 受注・製造が可能になるのは、部品と基板が揃ってから、私のスケジュールもありますけど
 一応、12月はじめ頃を予定しております。

 部品が揃ってから、というのは、やはり内職仕事みたいなもので、自分で抵抗などを
 数えて準備するという意味も含まれます。これがまた、意外と時間がかかるものです。

 基板は、珍しく赤レジストで発注しました。
 普段そんなことはしません。やはり緑色が一番です。昔、仕事で白レジストの基板を作ったら
 パターンが見えなくて、試作なのに修正がやりにくくて苦労しました。LED照明器具だったから、
 基板も光の反射を考慮して、白にしておいたものです。だけどパターンは見えにくい。
 黒レジストも、やはりパターンが見えません。
 赤は、パターンは見えますけど、どうせ基板は機器に組み込まれるので、見た目は関係
 ないし、それなら無駄なコストだなと思っているわけです。

 それなのに、なぜ今回は赤にしたかというと、気まぐれですね。

 基板は修正完了したので、今度はケースを完成しなければなりません。今年の1月に
 試作をやりかけたまま、基板も数えるほどしか売れていないので、パワーが下がって
 そのままになっていました。

 試作ケース(2014年1月)

 それに、これを1セット作る手間と時間は相当なもので、上の板、下の板、側面の板、
 それぞれ作って組み合わせないといけないし、材料もたくさん使います。つまり、
 時間と材料のコストがかかるわけです。

 それでも、ケースが欲しい、と複数の方からリクエストを頂いており、それも早くから
 言われていたのに取り掛かりが遅くなって申し訳ありません。

 カートリッジケースの話を以前に書きましたように、アクリルの加工については、いまだに
 試行錯誤があります。それで加工しやすく、厚みが一定で使いやすいABS樹脂を
 基本的に使うように方針を変えました。

 LEDが見えるように、上の板だけはスモークアクリルにしようと考えています。

 それとスロットのフタ、これをどうするか・・・それを追加するとなれば、意外と複雑に
 なります。スライド式にするのがよいのか。観音びらき?のバネ式にして、勝手に
 閉まるようにするには、ケースの高さが足りません。本当はバネ式がいいと思うけれど。

 スライド式にするなら、そのための部材も増えますね。

 アクリルのちょうつがいを接着して、フタをそれでパタパタ開閉するとか・・・安っぽいけど。

 フタは、いずれにしても必要と考えます。中にホコリや異物が入るのを防がなければ
 なりません。

 近々、作業場にとじこもって、CNC加工機の前に陣取り、とにかく集中して仕上げる
 つもりです。

 実際に組んでみて確認をするので、何台分も試作を作ることになるでしょうけど、
 それで実際に売れるのが2台だけだったら、なんて考えずに、とにかくやります。

 ところで、ケースをアルミで作ろうと思えば可能ですけれど、樹脂板のようにバリバリ
 切削できないので、加工に相当な時間を要します。それで避けています。
 高くても構わない、ということであれば製作可能ですが・・・。

 では、新しい基板と、ケースの完成を楽しみにお待ち下さい。12月まではかかると思います。
 完成しだい、また改めてご案内いたします。


■4. ロジックIC式 デジタル時計キット 

 電子工作キットといえば、ラジオや時計が手ごろかなと思います。

 昔はゲルマラジオから始まって、2石レフレックスとか、6石スーパー、といった具合に
 ステップアップしていったものでした。
 デジタル回路ならば、最初は電子サイコロとかルーレットの類を私は作っていました。

 デジタル時計も定番と思います。

 1970年代は、TTLを並べて(7490とか、7447)作るのが普通でした。ダイナミック点灯では
 ないので、一桁ごとにICを2個、3個、と並べなければなりませんでした。ムカデだらけでした。
 そのうちに、ナショセミ等からワンチップ時計LSIが出始めて、簡単にできるようになりました。

 さらに、液晶時計モジュールが出てきて、時計を作るのはケース加工と電池やボタンの配線
 ぐらいで済むようになりました。

 最近のデジタル時計キットは、PICなどのワンチップマイコンを使ったものが主流になって
 います。
 確かに簡単で多機能なものですけど、ハードウェアの勉強用としては物足りないでしょう。

 単に便利な時計が欲しいのだったら、わざわざ作らなくても、高性能な電波時計の完成品が
 ディスカウント店で千円もしない値段で売られています。

 組み立てながら仕組みも学べるようなものができたら、という思いがありました。
 ちょうど、デジタル時計のキットが欲しいというご要望もありましたので。

 いくつかの案を自分で出して、まずひとつを設計してみました。もうすでに基板は発注済み
 です。

 表示方式はちょっと変わっていて、ご覧のようなプレート(左)を裏からLEDで照らすように
 なっています。これはカシオ計算機の初期のリレー式計算機14-A型の表示方式に影響
 されたものです。

 

 右の写真は、主要な部分を試作して動作確認をしたものです。上にちょっとだけ写って
 いるのは、水晶発振回路の試作です。

 実際のキットは、ICが9個、LEDは45個、そのほか抵抗やコンデンサ、ダイオード等から
 構成されています。LEDの実装が面倒かもしれませんが、ぼちぼち楽しんでほしいと
 思います。

 表面のパネルと、基板を囲むケース自体も樹脂板で製作予定です。

 12月はじめ頃までには発表できると思います。楽しみにお待ち下さい。


■5. 「サロンdeふぉ〜」のSDメモリ活用 

 せっかくSDメモリ用のスロットを付けたので、これでファイルの読み書きができるように
 これからチャレンジしていこうと思います。

 ちょうど良い具合に、音声LSIのアクセスもSDメモリも、同じSPI モード0 です。
 私がCPLDに作りこんだハードウェアSPIは、そのモード専用なのです。

 いきなりFATが扱えるようにするのは、技術的な課題よりも作るのが面倒だなという
 その程度ですけど、まずはできるところからやっていきたいと思います。

 これまで、FatFsなど、他人の作ったものに頼ってきました。それは手軽で手っ取り早いし
 もし自分でゼロから作ったら、それ自体がプロジェクトになってしまい、本来の仕事が
 できません。

 だけど勉強しながら自力で作り上げたら、本当によく理解できるし、応用もできます。

 これから少しずつ作りながら、報告していきたいと思っています。


■6. 「よんすろっと」 

 先日より貴重なご意見を頂戴しております。有難うございます。

 まだ設計に着手できていませんが、そろそろ取り掛かれそうです。

 なお、バッファカートリッジの基板は、すでに発注済みです。



 これは「さんすろっと」と同じなので、特に課題はありません。
 「さんすろっと」の時にちょっとミスしてジャンパー線でつないでいたところを修正した程度
 です。

 あとはメイン基板の設計を仕上げて発注するのと、ケースの設計・試作が残っています。
 ケースは今回、市販品に合うものが無いので新規設計となり、樹脂板を切削加工して
 作り上げることになります。

 これから、進捗を報告していこうと思います。


162 2014/11/07 新製品 

 忙しく動いているのは良いことだなと改めて思います。勢いがつくことが大切。
 ちょっと厄介で保留しておいたものも、よし、ついでに片付けてしまおう、という
 具合に、開発・設計に勢いがついてどんどん先に進むのがいいです。


■1. コントローラ信号変換基板 MSMCV1 

 スーパーファミコンのコントローラを、MSXに接続する為の物です。

 次の写真(左)のうち、Dサブコネクタの部分がそれです。
 右の写真は、その単品の状態です。中身の基板も並べています。

 

 見た目はシンプルで、変換回路の存在を感じさせません。
 オリジナルのコントローラのケーブルまで、そのまま活用しています。

 手になじんだ(年代による・・・笑)、スーパーファミコンのコントローラ、
 これをそのままMSXで使えるので便利です。

 使えるボタンはMSXのジョイパッドと同様、上下左右、トリガA、Bです。

 スーパーファミコンのコントローラとしては、L、R、SELECT、START、X、Yが
 未使用になります。

 そこで、XとYを「連射」用にしました。Aで連射したい時はXを、Bで連射したい時は
 Yを押します。1秒間に16発(笑)

 テトリスで連射したら、わけがわからなくなりました。


 中身はご覧の通りです。実装に出せるほどの台数ではないので、当然、手作りです。
 私が顕微鏡をのぞきながら、チップを1個ずつ半田付けしています。




 このコネクタは、FS-A1STのジョイスティック端子に差し込めません。当たってしまいます。

 

 コネクタが奥に引っ込んでいる機種では、差し込みに支障があります。
 その場合、ジョイスティックポートの延長コネクタを使用します。
 (通販は、こちらです) ※作り方は以前の記事で公開しているので自作も可能ですヨ!
 自作の方が安上がりです。(こんな事を書くから商売が下手)

 1chipMSXは、奥に引っ込んでいないので大丈夫かなと思い込んでいましたが・・・



 金属部を支えているプラスチック部分が当たるので、奥までしっかり差し込むことが
 できません。一応、接点は接触しているので動作はしました。だけど保証はできません。

 (関係ないけど: 黄色いテープは仮組みの為です。)

 なぜ、コネクタが奥に引っ込んでいる機種が多いのか?
 奥に引っ込んでいるのは、意図的にそうしているのではないか?
 基本的には、9ピンのDサブコネクタです。端子自体の形状、寸法は同じです。
 しかしカバーの形状が異なります。市販のDサブコネクタのカバーでは当たります。

 このジョイスティック端子は、もともとアタリ社のゲーム機から始まったものだと思います。
 専用の端子以外使えないようにして囲い込みをしたのでしょうか。
 アタリのゲーム機のコネクタが奥に引っ込んでいたかどうかは未確認です。

 昔、「ラジオの製作」で、ジョイスティック端子を利用した記事が出始めた頃、
 このコネクタが無くて・・・でも私は見つけてしまった! といった記述を見た覚えがあります。
 当時でも入手は難しかったようです。秋葉原の某部品屋にあったと書いてありました。
 その記事はどこかにファイリングしてあるので、時間のある時に発掘してみます。
 ただのDサブじゃないの?と思ってしまうけど、カバーの形が違う。単純じゃないのです。


 まずは、
 変換回路を組み込んだコネクタ部を販売して、お客様ご自身で、お手持ちのスーファミ
 コントローラと接続(半田付け)して頂く方式を基本に考えております。
 通販は、こちらです。(スーパーファミコンのコントローラを含まないキット)

 完成品としては、こちらでスーファミコントローラをハードオフ等で入手して、分解洗浄し、
 変換回路コネクタ部と接続した状態で販売することを考えています。
 現時点で、完成品1台はご用意しております。(まだ通販ページに掲載していません)
 コントローラは中古で、洗浄はしますが、どうしても変色や傷、汚れがありますので
 ご了承下さい。店で売られている値段も、一定ではありません。変動があります。

 しかし、スーファミコントローラは、いつも中古店にあるとは限らないので、場合によっては
 お手持ちのスーファミコントローラを弊社へ送付頂き、こちらで接続作業を行ってから
 納品する事もあると思います。
 レターパックライトに入るので、送料\360で済みます。梱包しないほうがいいです。
 プチプチで巻くと厚くなって、厚さ制限にかかるから。コントローラ自体は頑丈だから
 大丈夫です。


 ところで、プレステ用のコントローラを利用するバージョンも必要かもしれませんね。
 現時点では計画していませんが・・・。

 プレステ用・・・といっても世代別に何種類かあるのかもしれませんが、どうなっているん
 だろう。まだ調べたことが無いだけ。
 私は、これまでプレステを所有したこともないので全然知らないのです。まずは
 そこからのスタートになります。

 とりあえず、1個だけ中古のコントローラを入手してあります。

 単純に、中身の基板を新たに作って入れ替えれば、ややこしい事は考えなくて
 良いかもしれないけど。いずれにしても、何らかの方法はあるでしょう。

 1台だけ作れば間に合うんだったら、そりゃあ、パターンをカットしたり細工して作れば
 いいんですけど、誰でもできるわけじゃないですからね。

 プレステ用のコントローラ対応バージョンは、現時点では、ご要望があれば作りましょう、
 といったところです。

 いっぽう、
 初代ファミコンのコントローラに対応するのは難しくないと思うけれど、純正コントローラは
 本体から取り外せるようにはなっていない(外部コネクタ式ではない)ので、部品としては
 あまり出回っていないと思われます。それで作る予定は今のところありません。

 昔、ホリコマンダーですか、そういうコントローラは持っていたことがあります。外付けの
 コントローラは、確か、15ピンのコネクタに接続するんでしたっけね。


■2. よんすろっと 

 新機種 「よんすろっと」 現在進行中です。

 複数の方からご要望などのメールを頂いており、大変参考になりました。
 本当に有難うございます。引き続き、ご意見、ご要望などを募集しております。

 今月いっぱいぐらい様子を見ながら、図面を描きながら、といった感じです。

 ただ欲張って何でもかんでも付けると、かえってコストアップになります。
 現実的なところで判断しないといけないでしょうけれど。
 可能な限り、夢はかなえたいですよね。

 PC-9801と、PC-8801と、PC-6001みたいに(たとえが古すぎますか?)、
 高級機種、中級、入門機といった具合に揃える方法もあるでしょう。

 そこまで機能が必要ないから最低限のやつでいいとか。
 あとで必要に応じて改造できるようにするとか。

 いずれにしても、もう少しよく検討を重ねていきます。
 引き続き、ご意見、ご要望をお待ちしております。

 (11/20ぐらいまで)


■3. トランジスタ式 デジタル時計 

 ひそかに、こんな物を設計、製作していました。

 

 写真がきれいに撮れなくて困りますね。なんで、目で見たように撮れないのだろう。
 実際は、左の写真も7セグの数字はハッキリ見えています。念のために申し上げます。

 右は、きれいに撮れないかと思い、部屋を暗くして撮影したものです。
 LEDの発光が確認できると思います。

 実際に動作している状態が分かるように、動画をアップしましたのでご覧下さい。
 MVI_1185.MOV (約21MB/MOV形式)

 ※Youtubeにも、いくつかUPしました。


 一晩、連続通電をして、翌朝に撮影したのが次の写真です。



 今度は、7セグも各LEDも、比較的きれいに写っています。
 自然光と蛍光灯の違いでしょうかね。

 連続通電の結果、時計は正確に動いていました。異常ありませんでした。

 最上位(時10位)には余分なゼロが表示されています。これは消すことも
 できます。
 試作機なので、全部の機能を確認する為、その部分も実装している為です。
 時10位のデコード出力につながっている抵抗やトランジスタを実装しなければ
 余分なゼロ表示はしません。もちろん、1や2は、ちゃんと表示します。


 概要をご説明しましょう。

 基板サイズは 320×250mm です。

 部品点数は、トランジスタ203個、ダイオード590個、抵抗517個、コンデンサ151個、
 (その他は省略)です。 合計で1500点ぐらいになります。

 ※設計時の点数です。改良や修正により、実際の部品点数は少し増減する場合が
  あります。

 全部の穴数(スルーホール、VIA、キリ穴全て含めて)は、3801穴です。

 消費電流は、通常400mAぐらいです。

 半田付けは、3500点ぐらいです。
 いまいちピンと来ないでしょう。あるいは、そんなにあるのと思う方もいらっしゃるでしょう。

 集中して組み立てれば、一日でできますけど、毎日少しずつ確認しながら進めるのが
 良いと思います。

 私は動作確認を急がなければならなかったので、実装だけの時間で言えば1日で
 組み上げました。途中で何度かテストやデバッグ、調整をしたので、それも含めて2日がかり
 でした。

 事前の段取りが大切です。部品を整理して揃えたり、あらかじめ部品のリードを曲げて
 おくことです。

 さすがに、これだけの部品がありますから、部品のリード線をニッパーでひたすら切って
 いるうちに、手が痛くなりました。当然です。

 

 左の写真は、本当はオレンジ色にLEDが光っているけど、きれいに写らない。
 なぜか、白っぽく写っています。


 時刻表示は大型7セグLED表示なので、とても見やすく、存在感があります。

 また、基板上の各回路にもLEDを配置し、動作状態が見て分かるようにしました。
 各カウンタのフリップフロップのON/OFFが2進数で表示されます。デコーダの出力も
 10進数で見えます。(0123456789のLEDが並んでいます)

 まさに、「リアルな2進数」を見ることができます。
 2進数と10進数の変換、そして7セグへの変換も見ることができます。

 学校の情報処理の基礎に出てくる2進数、10進数、フリップフロップなどの活きた教材です。

 

 とにかく、ブラックボックスというものがありません。全て丸見えです。
 (トランジスタの中身が見えないとか、ヘリクツ言わないで下さいよ〜)

 現代の家電品やスマホなどはブラックボックス化してしまい、中で何をやって
 いるのか分かりませんが、この基板は何一つ秘密がありません。全て見えます。

 要するに、ICの中身を、目に見えるサイズに展開したと考えることができるでしょう。

 回路の全ての部分に、実際に触れてみることができます。
 テスターで電圧をはかったり、オシロスコープで波形を見ることができます。


 電源はDC12Vです。アダプタを使用してコンセントから電源をとります。
 水晶発振方式なので、DC12Vさえ有れば、電池でも動作可能です。

 32768Hzのクリスタルから、フリップフロップ15段(1段で2分の1)を通して1Hzを作り、
 それで秒を進めています。わざわざ、そのためだけに15段です。
 基板の左側4分の1ぐらいは、それで占められています。

 あとは、カバー&壁掛け用のアクリル板を加工して作ろうかと思います。
 自分で手作りするとヘタクソなので、看板屋さんに作ってもらおうかと思うけど
 高くつくだろうから、どうしようかなと思案中。

 カバーは別売にしないと合わないでしょうね。ご購入者の方には、図面(DXFファイル)
 を差し上げますから、各自アクリルの加工屋さんに頼んでくださいと、するものなのかどうか。


 ところで、
 じつは海外に、このようなキットが売られていまして、日本からも注文可能です。
 しかし、1セット注文するだけで、キット$199+送料$47、そして到着時に税金を
 数千円取られますので、結局、3万円近くになります。最近は円安ですし、余計に高く
 なります。

 個人的には、パターンも美しくないし、色々気に入らない点もありました。何より、
 送料も含めて高くつくのが困ります。そこで、設計をやり直して作りました。

 オリジナルのキットは、コンセントからトランスで電源を取って動いています。
 60Hzを取り出し、それをクロックとしています。
 それだと50Hz地域ではそのまま使えないし、切換回路を最初は検討したけれど、
 あれこれ複雑になるし、それだったらクリスタルの方がいいのではないかと思いました。

 ただ、32768Hzの水晶発振回路をトランジスタで作った事がなく、参考資料もほとんど
 無いので苦労しました。作ってみたけど動かず、抵抗値などを変えて試行錯誤、でした。
 それが以前の記事に書いた水晶発振回路の話です。

 そしてトランジスタにもこだわりました。オリジナルは当然、海外のトランジスタでした。
 一方、今回のものは、2SA1015、2SC1815で設計しました。
 そのために、回路もオリジナルのものとは異なっています。同じ回路でいけるかと
 思っていたら実際には動かなくて、手を入れる必要がありました。

 でも、日本のトランジスタ(TO-92パッケージの汎用品)って、もう無くなるのでは?
 という不安、いや、現実があります。

 2SC945とかも、すでに製造中止ですよね。2SC1815は海外の互換品?もあるけど。
 (UTC社など)


 トランジスタのパターンをECB(エミッタ、コレクタ、ベースの順番)で作っているから、
 海外のEBC(コレクタとベースが逆)はそのまま差し込めません。国産トランジスタの
 使用が前提です。(海外にもECB配列のものは有るけど少数派)

 

 複雑で部品が多いけれど、少しでも実装しやすくするために、部品の方向は統一して
 あります。たとえばダイオードだったら、みんな下向きです。トランジスタの顔?は
 みんな右向きです。

 ダイオードは、1N4007とツェナー以外はみんな同じなので、とにかく単純に差し込んで
 半田付けすれば良いのです。

 ズラーと一列、全部同じダイオード、といった具合ですから。

 フリップフロップなどの単位回路の部品配置も統一していて、同じパターンで並んで
 いますから、思ったより実装しやすいはずです。


 ただ、これだけ複雑なものなので、注意しながら作っていてもミスは有りました。

 トランジスタが逝った・・・

 一例をあげましょう。(いくつもある)

 秒1位から順番に組み立てて動作確認していました。最初は0〜7までしかカウント
 しなかったりして、おかしいなあ、と調べていました。

 なんとなく基板に触れてみたら、一つのトランジスタが過熱していました。
 これはマズイと電源を切り、原因究明を始めました。

 原因から言うと、10kΩを実装すべきところに、誤って0Ωジャンパーを実装して
 いたので過電流が流れていたのです。

 まだそれが分からない時点で、回路自体も疑っていたものですから、いったん
 トランジスタをソケットに換えて差し替えながらテストしていました。

 電源ONでいきなり、パーン!と弾けて飛びました! くさっ。

 上の写真は、トランジスタが真ん中から割れています。
 本当に、電源ONでいきなりでしたからね・・・びっくりしましたよ。

 まさか10kΩの代わりに0Ωを実装しているとは思わなかったから・・・
 過電流が流れれば、弾けて当然です。

 電解コンデンサなら、結構持ちこたえたりするんですけどね。なぜなら、内部が
 過熱してガスが発生し、缶を破るまで圧力が上がるのに時間がかかる場合がある
 からです。1分ぐらいたってから、プシュ〜〜〜、またはパーン!だったりします。

 最初に熱くなり(この時点で気づいて止めればセーフ)、それから圧力上昇、
 開弁または破裂です。

 それも条件によっては変わりまして、いきなりパーン!も有りますよ。そういうのは
 動画サイトに 電解コンデンサを破裂させてみた といった動画があるので、ご覧
 下さい。実際に試さないほうがいいです。危ないし、くさいし。

 まあ、中学の頃、自宅の居間でそれをやらかしたもんだから、大顰蹙でしたよ。
 過電圧をかけちゃったんでしょうね。コタツの上で、電解コンデンサがパーンと破裂し、
 缶が台所まで(隣の部屋)飛んでいきました。周囲は、中身の紙くずだらけ。
 あたりは白い煙がたちこめて、しかもそれは、のどにくるやつでした。ゲホゲホやって
 親からはひどく怒られるし大変でした。

 そのほかのミスは、NPNとPNPを間違えたり(2SA1015を実装すべきところに2SC1815
 を実装していた)、回路の誤りもありましたけれど、全て解決できました。


 大型7セグをソケットにしておけば、他の表示モジュールを自作して差し替える事も
 できますね。シングル丸ピンソケットを10ピンずつ切って、半田付けします。

 自分でLEDをユニバーサル基板に並べて配線しても良いし、ニキシー管ユニット基板を
 作って差し替えることも可能でしょう。ただ、大型7セグに合わせてあるので、小さい
 ニキシー管1桁ずつだったら間隔が空くので見た目がおかしいかな。

 そうなると、複数桁をまたぐ大きい基板にして、ニキシー管は中央に並べれば良さそう
 ですね。
 具体的に妄想していますが、また売れない物を作ってもしょうがありません。


 最後に、
 キットは2万円ぐらいで売り出そうと思います。

 完成品も検討中ですが、部品実装を工場に頼むだけで3万円(1個\20×1,500個)なので、
 微妙です。
 自分で一日を費やして作るとなれば、やはりそれだけの日当を頂かなければ
 なりません。基本的にはキットを販売し、ご要望があれば完成品も対応したいと思います。

 完成品は、アクリルのカバーまで取り付けて、見た目もそれなりに仕上げなければなりません。

 また手作業で1,500個もの部品を半田付けするかと言われたら、正直に申し上げますと、
 あまりやりたくありません。やはり外注でしょう。

 完成品の価格は、キット2万+実装3万(マージン無)+アクリル?円になりそうです。


 (試作機にカバーをつけました)
 

 キットは細かい半田付けができる事が条件です。それと、1500個の部品を間違いなく
 半田付けする根気が必要です。
 もし失敗した場合は、修理も受け付けますが、修理代と往復の送料がかかります。


 とりあえず初回製作分の基板は少し余分に有るので、その分は部品さえ揃えれば
 お出しできます。おっと、その前に、製作マニュアルを作らなければなりません。

 準備でき次第、通販ページへ掲載予定です。

 まず、興味のある方は、ご連絡下さい。


■4. らむまっくす (再販) 

 ご存じない方の為にご説明致します。これは、RAMが少ないMSX用の増設RAM
 カートリッジです。
 たとえば、内蔵RAMが8KBしか無いPV-7でも、これを拡張スロットに装着すると
 最大64KBになります。
 私が昔持っていたHB-101は16KBでしたが、こういったマシンも同様に64KBに
 なります。
 念のため、メガRAMマッパーではありません。単純なRAMです。
 但し、バックアップ電池(キャパシタ)を内蔵していますので、カートリッジ用の
 プログラムを書き込んでおき、電源ONで自動起動させることができます。

 現在、基板は在庫切れになっています。(通販はこちらです)

 じつは、発注のついでに少し改良を加えようかどうしようかと
 妄想しながら、そのままになっていました。

 改良のひとつとして、
 後差しをしなくても済むように、切り離しスイッチを追加します。
 そのほか、いくつかの改良を施します。

 準備でき次第、基板を発注します。近々、再販開始します。
 発売の準備ができましたら、通販ページの在庫数を有りにします。


■5. プリオケ 

 要するにプリクラのようなことができます。カメラ+シールプリンタです。

 カラオケ屋に設置して、プリクラのように写真が撮れるという装置です。
 うちの作業場に、5年ぐらい保管していたものです。ほぼ新品です。
 ビニール袋に包んでいたので、きれいです。

 

 リモコンで、カメラを動かすことができます。(カメラは Canon VC-C3 )

 本体にはビデオプリンタが内蔵されています。インクリボンは入っており、予備の用紙もあります。
 (中には制御基板と、パナソニックのビデオプリンタがそのまま組み込まれています)

 リモコン、説明書、接続ケーブル一式も含まれます。

 あとはテレビに接続すれば、使用可能です。
 本来はカラオケのモニタテレビにつないで使うようになっているのでしょう。映像入力端子が
 ついています。

 このカメラはRS-232Cによって自由に動かすことができるようです。これだけでも遊べそうです。

 テレビをつなぎ、カメラからの映像が表示されるところまでは確認済みです。
 ちょっと忙しくて、その後は、まだ調べていません。
 リモコンの電池がその時に無くて、いじれなかったわけです。

 今度、リモコン、プリンタも含めて、動作確認を進めていきます。

 動作確認ができたら、改めてお知らせしたいと思います。

 どなたか、欲しい方はいらっしゃいますか?1台しかありませんのでお早めに。


■6. Z80 (PLCC) 

 いまや貴重なZ80 CPU、PLCCパッケージです。



 長期保管品ですが新品です。ざっと20個ほど有ります。

 PLCCパッケージ自体、近年はほとんど見かけませんね。
 基板に直接半田付けしても良いけど、PLCCソケットを使うのが楽でしょう。
 そうすればユニバーサル基板でも組めますから。

 通販は、こちらです。


■7. FS-A1ST 続き 

 おそらく十数年ぶりの電源ONで、慣らし?のつもりで終日通電しておいて
 その後、分解清掃をしました。(この前、持ってきた翌日の話です)

 キーボードのすきまとか、筐体内部、基板はエアダスターや刷毛でホコリを
 とばし、外装はマジックリンをしみこませた雑巾で丁寧に拭き、きれいにしました。

 あとはFDDさえ直せば、現役に復帰できます。

(左)FDDの底面、ベルト等 (右)フレキケーブル

 

 このベルト、純正や代替品いろいろあるけれど、しょせん消耗品です。
 長い目で見れば何でもいずれ寿命は来るけど、今までの経験で、このベルトだけは
 寿命が短いと思う。FS-A1Fの時もそうだった。
 ベルト式のFDDは使わないようにして、汎用品と交換してしまおう。
 このFDDはコネクタが特殊なので、若干の細工は必要だが・・・。

 昔は、雑誌の改造記事を参考にして2ドライブにしていたっけ。
 ただFDDは遅いから、コンパイルする時はRAMディスクを使うのが普通だった。
 今後はSDメモリカードなどの代替手段もあるので、FDDの2ドライブ化はしないと思う。
 最低限フロッピーが読み込める環境があれば良し、と割り切ろう。

 昔は、外付けドライブを自分で配線して使っていたけど、何か回路が必要だったはず。
 ユニバーサル基板に組んだもんな・・・どうだったっけ。それでも何か不具合があった
 ような気がするけど、もう忘れてしまった。なんせ20年もたてば忘れる。

 FDDエミュレータを積むのも面白いかもしれない。海外にあるけど、輸入を考えると
 送料も含めてけっこう高い。国内で買っても結局高い。
 そこでこの際、自分で考えて作ってみるのも悪くない。片手間仕事になるだろうけど、
 自分で考えて作るのは面白いし、自分の財産になる。

 以前、FDC側は作ったから、今度はFDD側を作ってみるのも面白そう。


■8. 面倒くさい体重計の話 

 実家に行ったら、親が体重計を持ってきて、「使い方が分からん」とのこと。
 電池を入れるところまではできたが・・・という話。

 私も、いきなりそんな物を見せられて、使い方が分かるわけない。

 昔から有るバネ式じゃなくて、電子式だ。ボタンが4つか6つと液晶画面。
 体脂肪なども測定・表示される。しかし、どうやって操作するんだ、コレ。
 どうすれば電源が入る? 直感でわからない。

 説明書がないと使い方がわからない。設定できない。
 いや、暇だったら、説明書が無くても適当にボタンを押しながら、試行錯誤で
 調べるけど・・・。

 説明書・・・・・・・・・、ただひたすら、読むのが面倒くさい。

 複数の人の設定を記憶して、切り替えできるようだが、現実に、いちいち
 そんな事するのか? 少なくとも自分は毎日そんなことはできない。

 何より、風呂上りのぬれた足で載ったら、ボタンから水が入らないかな。
 見たところ普通のボタンで、シートキー、タッチパネルみたいな物ではない。
 防水は対策してあるよね・・・一応、某有名メーカーT社だし・・・。

 よく足を拭いてから乗れって書いてなかっただろうな。よく読んでないから
 わからないけど。
 で、水が入ると故障の原因になります、とかね。もしそうだったら考えがズレてるね。

 とにかく、どうすれば電源が入って、体重測定ができるのか?

 とりあえず、乗れば自動的に電源が入って、体重だけは表示される。
 もう、それだけ。とりあえず、それだけ。

 「それ」だけ説明して、後は表示が出なくなったら電池を換えろとしか言わなかった。
 ややこしい話は一切なし。それで良いでしょう。

 平らなところに置くことも重要。足拭きマットの上なんかに置くなって言い忘れた。


 まあ私も去年から、そういった電子式の体重計を持っていて、風呂上りに
 測定して体重をノートに毎日書き付けているが、確かに多機能で便利そうだけど、
 設定が面倒くさいんだよな。

 床に置いているから、たまにつまずいて、ひっくり返してしまって電池がはずれたり
 する。それを戻すのは良いが、電池がはずれたせいで設定が消えてしまって
 最初からやり直しだ。バックアップが有れば、とは思うが、別になくてもいいや。

 また、身長、年齢、性別などをひとつひとつ入力しないといけないのか・・・面倒くさい。
 もう面倒くさいから、最近は設定しないまま、体重だけ読んでいる(笑)。

 体脂肪なども最初はメモしようとしたが、いくつかの項目の表示がパラパラ切り替わって
 間もなく電源が切れるので、メモする余裕がなくて面倒くさいからやめた。

 本当に、体重だけでいいよ。体重計は体重だけ測定できればいいです。

 本当はバネ式が欲しかった。最初からバネ式しか頭になくて、それを探しに
 店を回った。体重計と言ったらバネ式でしょう?

 しかし、なんだかガラス板のような、変てこな電子式ばっかり。だから仕方なく
 電子式を買ったわけ。無いんだよ、バネ式は。

 電子式は、いろいろ多機能だけど、結局使わない機能ばかりだ。

 あれこれ凝るのは勝手だけど、測定した体重をワイヤレスでスマホとかに自動的に飛ばして
 くれんかな。毎日ノートに書き付けなくていいし。そのデータさえ有れば、あとは
 Excelでグラフ化するのも自由ですから。(調べてないけど、たぶん、もう有るだろうね)

 さらに気になっているのは、自分が使っている体重計は、数値が怪しいということ。
 毎日つけているから分かるけど、ある特定の数値がよく出るし、昨日と今日で1kgも
 違う表示が出たりする。本当にそうなのか、分からない。1kgも食べたのか?
 1kgも出したのか? 1kgのウンコ(笑)

 ある特定の数値がよく出るのは、たぶん、分解能の関係かもしれない。0.1kg単位の
 表示になっているが、その小数1位は0、1、2、4、7、がよく出るような気がする。

 中で何が起きているか分からないのが気持ち悪い。本当に信じて良いのか、
 この体重計は。

 買うときから怪しかったもんな。体重と値段は別の話だけど。

 売り場の値段と、レジの値段が違っていた。レジの方が高かった。売り場の値段を
 覚えていたから、違うよと指摘したら、店員が売り場に走っていって確認し、
 売り場の値段になった。もし黙っていたら高いほうになっていただろう。
 他のお客さんは知らずに高いほうの金額を払っていたかもしれない。

 最初から疑ってかかってしまっている。この体重計の中はどうなっているんだ。
 数値は本当なのか?

 もしかしたら、いまの体重は低めに出ているのかもしれない。75kgから減量して
 60kgを切るところまで行ったが、現在は、ほぼ標準の62kg前後で安定している。
 だけど、もし体重計がおかしかったら、本当は70kgに戻っているのかも?
 (以前あった腰のブヨブヨも無いから、70kgもないと思うが)

 とにかく、中身が見えないのは不安だ。

 小学生の頃、 アクアフレッシュ という練り歯磨きが出始めだったと記憶しているけど、
 この中身はどうなっているのか、毎日気になってしょうがなかった。

 混ざらないようにしてるよねえ・・・中に仕切りがあるのかな、と漠然と考えていたが、
 まさか中身が詰まった状態で輪切りにするわけにもいかず(もったいない)、
 使い終わってからハサミで切って見たような気もするが、どうだったか記憶にない。
 空になってから見ても、たぶん秘密はわからないね。

 いまはネットで、切ってみた写真なんかもあるのでわかるけど・・・。
 要するに、金太郎アメにも似ている。

 ガキの頃は、中がどうなっているか確かめたい、チューブが不透明だから中身が
 分からない、中身を見たくてももったいなくて切れない、というジレンマでイライラして、
 チューブをめちゃくちゃにもんで、ストライプを台無しにしたのである(笑)
 ああ、少なくとも仕切りは無いんだ。

 卵も、激しく振りまくって中身を混ぜちゃったことがある。しかも身内の店の売り物。
 お客さんが、中身がつぶれていた、と返しに来られたのを覚えている。

 この悪ガキの仕業だよ。

 なんでそんなことをしたの、と問われても答えようがないが、
 いま考えれば、最初から混ぜておけば、混ぜる手間が省けると思ったのだろう。
 卵焼きやチャーハンには便利だ。
 だけど、お客さんが混ぜて使うとは限らないから、やっぱりダメなのだ。
 不良品にしか見えない。

 アクアフレッシュの透明チューブバージョンを出せ!!(勝手なことを言う)

 ご参考までに、宣伝ではありませんが・・・
 アクアフレッシュ 3色ストライプ (←ここに秘密が有る!)


161 2014/10/29 キムチ 

 なんとなくキムチの容器を集めていたら、必要以上に溜まってしまったので
 邪魔になりました。必要最低限だけ残して、あとは捨てようと思います。

 大量にあるネジなどを仕分けて保管するために、集めていたのでした。
 フタ付きの容器として便利です。(よく洗わないと臭うけど)



 写真に写っているだけではなくて、いまネジなどを入れて使っている分を含めると
 30個以上はあると思います。

 こうして積み上げた写真を載せると、キムチばかり食ってるように思われそうですが、
 そればかり食っていません。集めるのに2年以上かかっています。
 まさに、チリツモです。

 いつも冷蔵庫に常備していて、ちょっと何か足りないときに食べていました。
 貴重な野菜の補給源です。
 酸っぱいのは苦手で、新しいうちに(浅く漬かっているうちに)食べるのが好きです。
 新しいうちに食べてしまうので、減るのが早いんですね。

 すりごまをかけて食べるのがお気に入りです。料理にも入れたりします。

 私は日本人ですけど、キムチは好きですし、健康にも良いかもしれません。
 あれこれ言う人もいるかもしれないけど・・・。キムチが好きとか嫌いとかと、
 韓国が好きとか嫌いとかは関係ないと思います。

 いまのところ、韓国とのビジネス関係はありませんが、日本にきわめて近いので
 納期的には有利と考えています。基板の製造などで協力関係ができないか調べて
 います。


●1. サロンdeふぉ〜 の改造対応 

 ごく一部のMSXで音が出ない事があります。拡張スロットの±12Vが無い場合、
 そうなります。

 たとえばPV-7とか、弊社のFPGAボード(小)もそうです。小型化の為に
 ±12Vが省かれています。
 PV-7などは、±12Vが無いだけではなく、加えて、本体スロットのサウンド入力
 端子自体が空きピンなので、改造しない限り、根本的に音の出ようがありません。
 (これは別の問題です。)

 ±12V電源が無いと音が出ないのは、オペアンプの電源を±12Vから取って
 いるからです。5Vから取れば無難だったけれど、±電源用のオペアンプですし、
 ノイズの少ない方の電源を選んだわけです。単電源で動作させるには、中点の
 バイアスをかけてやらなければならないので、抵抗が2本追加になります。
 基板が窮屈なので、入れない方を選んだというわけです。

 今回、5V専用のMSXで音が出ないということで、改造対応いたしました。

 とくに弊社のFPGAボード(小)での動作について説明不足だったと思います。
 (最初に書きましたように、±12Vが無いため音が出ない旨)

 今後の出荷分は、最初から5V対応にて製造するように致します。

 これまでご購入された方で、5V専用のMSXで使用できるようにする改造を
 ご希望の方はご連絡下さい。


●2. 「ロード一発!カツヲ君」 

 やっとケースに貼るシートを製作しました。

 

 いや、9個も売れるとは思えないけど、A4サイズ1枚に入るだけ並べたら
 9シート分だったので、とりあえず印刷しました。

 カッターナイフで1枚ずつ切り分けて、穴あけもいちいち手作業で・・・けっこう手間でした。
 まず1枚だけ穴あけをして、ケースのフタに貼ってみました。

 特に丸い穴が難しかったです。きれいにできませんし、時間がかかりました。

 どうしてもガサガサになります。

 明日、ポンチ(革などに穴をあける道具)をホームセンターへ探しに行きたいと思います。
 それを使えば、きれいに穴あけができるでしょう。

 なお、このシートはDXFファイルを公開していますので、皆さんで自由にアレンジして
 独自の物を作ることが可能です。前回(160)の記事をご覧下さい。

 翌日になって、
 皮ポンチ を買ってきました。しかし、すごい名前だ。危ない。

 

 これは、ポンチで穴を開けてみた写真です。



 下敷きに工作用のマットを敷いて、金づちでパン!と叩いて開けました。
 何度か力加減を変えて試しました。

 瞬間的にスパッと切れるようにしたほうがいいようです。
 切れないで押し込むような力がかかると、穴の周囲にシワができて見苦しいです。


●3. 「よんすろっと」(?) 

 やはり4スロットが欲しいとのご要望がありました。

 ただ、1台だけ作るとなると、赤字です。
 ある程度、台数をまとめて作りたいと思います。

 欲しい方は、ご連絡頂けましたら幸いです。


 さんすろっとは、市販のケースに合わせて作った為、3スロットになりました。
 今回の4スロットは、アクリル板やABS板の組み合わせで、ケースを作る予定
 です。

 原価的には当然3スロットよりもかかりますので、販売価格は2万を超えます。
 それでも、むかし他社から販売されていた拡張スロットボックスよりは安いはずです。

 おまけ機能としては、各スロットごとに切り離しスイッチを備えます。
 そして、各スロットのアクセス表示LEDを付ける予定です。

 電源をMSX本体に自動連動させる機能も、もちろん付きます。

 まだ設計完了ではないので、ご要望を頂ければ、設計に盛り込むことができます。

 ご連絡をお待ちしております。


●4. FS-A1ST (MSXターボR) 

 実家の魔窟から発掘してきました。超古代文明の遺物です。



 捨てちまえよ、そんなモン、と言われそうだが(笑)

 とにかく、母親が何でも捨てたがる。なんで女という生き物は、そう何でも
 捨てたがるんだよ。(偏見)

 私が発掘作業をしている間にも、「これ何?」、「これ捨てていい?」とか
 言いながら色々持ってきて、とにかく捨てたがる。

 私の持ち物は、「ゴミ」、「ガラクタ」にしか見えないらしい。
 新品だろうと何だろうとガラクタ。

 親孝行と思って、実家に持ってきて据えておいたマッサージ椅子も、
 ちゃんと話したはずなのに、あのガラクタ邪魔だからどうにかしてって。

 使ったら使ったで、なにこれ気持ち悪い、イラネ、と言われそうだ。

 ところで、
 なぜかMSXなのにアップルマーク・・・(次の写真)



 Apple][時代のアップルマークです。
 これはステッカーではなくて、雑誌の広告から切り抜いたものでした。
 それを糊で貼っただけです。

 当時はカラーコピーも手軽に使えなかったので、そうするしかありませんでした。
 せいぜい切り抜いたものをラミネートするぐらいでした。

 なぜかコールサインも書いてありますが、とっくの昔に失効しています。
 いちいち検索しなくてもよろしい。
 一度も電波を出したことがないのに、もったいなかったです。
 電波利用料も払わないといけないし、それだけの価値がなかったので
 局免は更新しませんでした。

 交信には興味がなくて、無線機そのものに興味があったんです。実際、
 無線マニアの上司にアドバイスをもらいながら、自作もしていました。
 運転も同様、運転には興味がなくて、自動車の機械に興味があります。
 ちょっと、人とはズレています。

 底面を見たら、
 汚らしいサイン、なんでこんなことするんだよ(笑)



 なお、電池は入っていませんでした。電池ケース内は、きれいなものです。
 液漏れを想定して、保管前に電池を抜いておいたのでしょう。そういうところは
 抜かりがありません。

 電源を入れれば動くだろうとは思っていました。しかし何十年ぶりだろう。



 FDDはベルトドライブなので、絶望的だろうと覚悟していました。

 そしてキーボードも、長年触っていない為、接触が悪くなっているだろうと
 覚悟しました。

 ちゃんとRAM増設もしてあります。起動時に512KBと表示されます。



 ただ、このマザーボードは自分が購入した時のものではありません。
 自分が購入した時のものは、RAM増設の改造に失敗して、捨ててしまった
 のです。いま入っているものは後輩からゆずってもらったのです。彼も失敗
 したけど、幸い、傷は深くなかったので、私が修復したわけです。

 いまから20数年前は未熟で、半田吸取機(電動)なども持っていませんでした。
 ICソケットを使ったら、それが板バネの安物で接触が悪く、起動するたびに
 容量が違ったり、時々暴走したりしていたので、丸ピンソケットに交換しようと
 したのです。
 それで半田を融かして、ソケットをはずしたりしているうちに、スルーホールや
 パターンを剥がしてしまって、わけがわからなくなって挫折したのです。

 悪いことに、この基板は銅ペーストといって、一般的な基板のようにパターンが
 見えていません。パターンの上に、さらにベタパターンをかぶせてあるのです。
 EMI対策に徹底的にこだわっていたのでしょうね。こうすれば(ほぼ)完全シールド
 だったのでしょう。その代償として、パターンが隠れてしまい、配線が追えなくなり
 ました。

 当時、未熟だった自分は、未熟なりに必死で接続関係を調べました。テスターで
 1本ずつ当たってみたり、切れたパターンの端をほじくりだして、何とかして線を
 つなごうとしたり・・・。これは以前に詳しく書いたので省略します。

 もしあの時、後輩がマザーボードをゆずってくれなかったら、FS-A1STとは
 永遠のお別れだったかもしれません。

 FDDは、やはりベルトがだめになっていました。

 

 ゴムは硬くなっていて、軽くひっぱっただけでポロポロとちぎれました。
 カビなのか何なのかわかりませんが、白い粉がふいています。
 まるで 塩こんぶ です。( 塩こん部長 ?)
 なめてみたくなるじゃないですか。ご飯に乗せてみたくなるじゃないですか。

 懐かしい画面だ・・・メニューで曲が鳴り出した・・・。何もかも懐かしい。

 

 このメニュー画面を見て思い出した。
 あー、プリンタ捨てなきゃ良かったな。サーマルプリンタだから、インクリボンが
 無くてもFAXロール紙に出せるし・・・、消耗品の心配は無かったんだけど。

 当時(1993年頃)、PC-9801UV11とプリンタを入手したので、一太郎に移行して
 MSXでの文書作成はしなくなったんだよな。

 ところで、
 FDDには代替ベルトを取り付けて、クリーニングディスクをかけてから、
 古いフロッピーを次々に差し込んでロードできるか試してみました。



 フロッピー自体、カビがはえていて読めないものがたくさんあります。
 (以前Windowsマシンでの読み込みを全部試して、読めるものだけでも
 バックアップしていた)

 マスターディスク自体もカビが生えていてダメ。ちゃんとケースに入れていた
 のに。乾燥剤も入れて密封しておけばよかった。そんなこと当時は思わなかったし、
 普通に保管していて、そのまま使わなくなって放置・・・だったから、そこまで配慮でき
 なかったのだ。

 (カビで読めないけど)マスターディスク持ってるから、友達からコピーをもらっても
 著作権的には問題ないですよね。そもそも、持っている人を知らないけど。
 それに、メーカーにも既に無いだろうな。

 何か知らないが、カビのはえたフロッピーは回転が重たいようだ。
 手で回しても、ギシギシ?ひっかかるような感じがする。
 今度、分解して調べてみよう。

 代替ベルトは3種類用意していました。本当はポケコンのFDD用として
 買ってあったと思う。

 断面が平のものと、丸いものと、四角で輪ゴムが細くなったようなものの
 3種類です。

 もともと付いていたのは、先ほどの写真にもありましたように、平のものです。
 丸いものは回転の抵抗が増えて重くなるし、四角で輪ゴムが細くなったような
 ものは、プーリーの端に偏ってしまってだめです。平でなければなりません。
 平のものでも、回転抵抗が大きいと、はずれたりするようです。

 代替の平ベルトで動作させたところ、不安定ながらFILESが表示されることも
 ありました。しかし表示途中でエラーになっています。LOADも成功しませんでした。



 たいてい、Disk offlineになりましたけど・・・FDD自体を汎用品に取り替えれば
 こんな面倒はなくなるでしょう。

 話は前後しますが、
 キーボードは覚悟に反して、正常に入力できました。拍子抜けです。



 キーをひとつずつ押してみた結果、問題なく入力できました。

 先日から、キーボード入力困難なMSXユーザを救済する!と
 燃えていたのに・・・いや、自分は良くても、他の方は入力困難な方も
 いらっしゃるでしょうから、その方たちの為に、作らなければなりません。
 何かを。

 それとFDD、これを汎用品が使えるようにしたい。あるいはSDメモリ等、
 別の記憶手段を提供したい。


160 2014/10/25 あれこれ 

 最近、水晶発振回路を作りました。

 ああそうですか、
 そりゃ、水晶と、CMOSのインバータにコンデンサと抵抗ぐらいでしょ、簡単でしょと、
 そう思うでしょ、普通は。

 あるいは、
 PICの端子に水晶をつなぎ、あとはコンデンサ2個ですか、だったら良かったのだけど、
 ・・・・・・多くの場合は、それで済むけど。

 今回はちょっと理由がありまして、どうしてもトランジスタで作らなければなりません
 でした。

 コルピッツ、ハートレー、とかいう言葉が、すぐに出てくるかと思います。だけど意外にも、
 水晶発振回路そのものを考えたり、定数をいじって作ったことは、ほとんど無いのでは
 ないかと思います。自分だけではなく、多くの方もそうじゃないですか?

 たいてい、その必要がない、あるいは少ないからでしょう。現実的には。

 PICに3本足のセラミック発振子をつないで使う場合なんか、単につなぐだけで簡単だと
 思われがちですけど、いざ製品化、量産となれば、その部品の購入から条件がつきます。
 実際に経験しました。代理店に型番を指定して見積をとったら、メーカーから使用条件の
 確認が来ます。電気的な仕様のほか、何個使いますか、生産予定は、というのは答えにくくて
 困りますね。
 その用紙は、一種の仕様書のようなものですけど、何を書き込んでいいか分からない所が
 あって、あれこれ聞きながら書き上げました。正直に言って、面倒だなと感じましたよ。

 発振器のメーカが慎重すぎるんじゃないか、神経質すぎるんじゃないかと思ったりもしたけど、
 重要なところですから、当然でしょう。クロックが立ち上がらなかったり、途切れたりしたら
 CPUが止まってしまいますからね。その結果がどうなるか、というところまで様々な局面を
 想定すると、ナメてかかれない重要なところです。人間で言えば心臓のようなものでしょう。

 面倒なのがイヤなら、発振子、じゃなくて発振器を買って使うことです。それが一番簡単で安心。

 発振子を使って作る場合には、発振不良とかがあるので、注意して作らなければなりません。
 温度や電圧を振ってみたり、何台か作ってバラツキを確認したり、電源を何度もON/OFFして
 ちゃんと立ち上がるか、など確認が必要です。

 とにかく、トランジスタで水晶発振回路を作った経験がないので、困りに困ったわけです。
 今までブラックボックスに頼ってきたから、いざ必要になったときに、すぐ対応できない。

 高校の時(電子工学科)の教科書をひっぱり出して発振回路のところを開いてみましたよ。
 赤線とか書き込みがあるし、当時、勉強したんですね。
 だけど教科書というものは、いま読んでも分かりにくいです。そして、浅く広くという感じで
 あまり詳しく書いてないように感じました。

 改めて、1文字ずつ念入りに読み込んでいたら、数十年ぶりに誤植を発見しました。



 教科書は、誤植などのチェックは特に厳しいのか、ほぼ完璧だと思っていました。
 最初に教科書が配られた時、みんな、ページの抜けなどが無いかよく調べろよ、と先生から
 言われてチェックをしたのを思い出します。

 ところで、
 本やWeb上の情報を参考にしようとしても、MHz帯、あるいは数百kHz用のものは、多くの
 例があるものの、32.768kHzの時計用水晶の発振回路をトランジスタで組んだものは
 ほとんどありませんでした。

 ひとつかふたつは見つけたけど、実際に組んでみたら発振せず、なんでだろうと、
 あれこれ調べながら、試行錯誤をしていました。
 それこそ、部品をとっかえひっかえしながら、いわゆるカット&トライですよ。

 時計用の水晶は、マイコン等によく使うMHz帯の水晶とは違います。
 もともと低消費電力用に作られていて、インピーダンスも高いし、色々課題がありました。

 じゃあ、MHz帯の回路だったら(例が)あるでしょう、それからカウンタICで分周して、
 最終的に同じ周波数を作れば、いいじゃないですか。
 しかし今回は、それができないから困ったものです。ああ困った困った。

 なんでICが使えないのさ? その理由は、今は言えないけど、核爆発の電磁パルスに
 耐えるものが必要だから、とでも思っていて下さい。
 (だったらトランジスタもダメでしょう。真空管で作りますか?)

 とにかく、ようやく動くものができあがった次第です。(まだ、完成とは言いませんが)

 

 左側の基板に、トグルフリップフロップと、波形整形回路、右側の基板は水晶発振回路
 とバッファが載っています。フリップフロップは動作確認用で、うまく動けば、水晶発振の
 半分の周波数が出力される仕組みです。波形は、実際に16384Hzが出力されています。

 なにしろ古い人間なので、こうやってバラックを作らないと実験にならないのです。
 半田のヤニの匂いも欠かせません。

 いや、ブレッドボード使えばいいのに、と言われそうなのは分かっているけど、
 なんか好きじゃないんですよね。(昔もっていたが売ってしまった)

 それより本当はユニバーサルじゃなくて、銅箔ベタの生基板上に(銅箔はアースにつなぐ)、
 基板の切れ端を貼り付けながら、そこに部品のリードを半田付けしていくのが
 電気的には、一番いいと思います。アナログ屋さん、とくに高周波屋さんは
 そのようにして実験しています。見た目は良くないけど、電気的には、かなり理想的と
 思います。

 さすがにGHzの信号まで、それで扱えるとは思えませんが、アマチュア無線機を自作している
 例があります。144MHzの製作例もありました。「手作りトランシーバ入門」(CQ出版社)などを
 ご覧下さい。

 ただ今回のものは周波数が低いので、使い古しのユニバーサル基板上に、簡単に組みました。

 水晶発振回路のインピーダンスが高いので、バッファとしてFETを通して信号を引き出し、それを
 波形整形しています。けっこう大掛かりになりました。必ずしも合理的な回路になっていない
 かもしれませんが、きちんと動作するのは確かです。

 あとは、冷やしたり暖めたり、電圧を上下したり、ありとあらゆる「いじめ」を試みて、それでも
 メゲずに、地道に確実に動き続けることを確認します。


●1. ロード一発!カツヲ君 

 やっとラベルを作ったものの、・・・・・・

 センスないのは分かっているさ。

 等倍で印刷したのに、印刷したらケースより大きいのはナゼ?
 もう、ワケワカラン。

 思い通りにできないんですよ。作図に関しても、そうです。
 デザインとか、こういうのは、いまいち苦手ですね。

 なんでこんな事に、いつまでもひっかかっているのか、自分でも
 わかりません。時間ばかりたってしまって、どうにもなりません。

 それで考えたのですが、デザインに関してはサクッとあきらめて、
 皆さんの創意工夫に期待しようと思います。

 フタのDXFファイルを公開します。 LABEL_MFA-GKB30_FUTA.DXF
 文字入り(こっちが良い) GKB30_LABEL.DXF
 ご自由にご利用下さい。

 (後で気づきました。穴位置は図面で分かるけれど、コネクタの位置が
 この図面では分かりませんね。あとで寸法を入れたものを作りますから
 お待ち下さい)

 もう、これでフタのことは忘れて、いっきに完成へ向かうことにします。

 自分の欠点ですよ。些細なことでひっかかって先に進めない。
 あとで振り返ってみたら単純なことだったのに、というパターン。反省。

 誤解のないように書きますが、ラベル作成自体を放棄したのではありません。
 製品には上記の写真のような地味なものを添付します。本当は凝ったものを
 作りたかったけど、という話でした。


●2. ジョイスティックポートの延長コネクタ 

 実際に以下のように製作しましたので、ご紹介します。(10/23)

 製品として販売できますが、簡単ですし、部品さえ集めれば安上がりなので
 自作されると良いと思います。

 オスのDサブコネクタ(左)と、中身だけ取り出したDサブコネクタ(右、メス)を
 組み合わせます。



 これはメス側がもともと基板実装用で、ピンになっていましたから、
 容易に組み合わせることができました。

 もし、お互いにカップ型の端子(銅線を半田付けするタイプ)だったら
 太目のスズメッキ線やピンヘッダのピンなどを活用して、お互いに
 つないでやる必要があります。

 ところで、オスとメスをこのように接続して、ピンの接続は逆にならないか?と
 思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 実際、オスとメスのコネクタを同じ方向に並べて、ピン番号を見ると、お互いに
 逆になっています。
 しかし、組み合わせた状態では同じピン番号同士がつながりますので、
 問題ありません。上記の自作中継コネクタのピンをイメージしても、ストレートに
 つながっているのが分かると思います。本体のオスピンがそのままのびてきて
 いると考えられます。

 何を寝ぼけたような事を言っているんだ・・・と、おっしゃる方もいらっしゃるかも
 しれません。
 だけど、オスメスの違いをよく意識していないと、基板にDサブコネクタを実装する時に
 ミスをしてしまうかもしれませんよ!
 同じDサブ9ピンだから、オスもメスも同じパターンだろう・・・と、安易に考えて基板を
 設計したら、あれ?なんでRS-232Cの通信ができないんだ、おかしいなあ、ってなる。
 まあ、昔、失敗したから、言ってるんですがね。
 それまで、オスメス同じだと思い込んでいた!(ガチョーン!!)


 半田付けはすぐに済むけれど、メス側の部品を接着しなければなりません。
 このままでは抜けてしまいます。



 接着剤を塗って(端子に付着しないように注意)、しっかり貼り合わせます。
 次の写真、見えにくいと思いますが、右側の白い部品に接着剤を塗布済みです。



 端子に付着しないようにしなければならないので難しいけれど、プラスチック同士を
 組み合わせた時に少しスキマがあるので、できるだけ接着剤は多めにしたいです。

 さらに、熱収縮チューブをかぶせて、ヒートガンで熱をかけて収縮させました。

 最初にチューブを切る長さは調整が難しいです。1回目はうまくいかないものです。
 収縮を考慮して、経験とカンで、少し長めに切ると良いでしょう。
 加熱している途中で、変な風にねじれたりするので、やはり難しいですな。



 余分なチューブを切り落とします。
 最初からジャストフィットな長さにチューブを切れたら、そんな手間は
 かかりませんが、なかなか難しいです。

 できれば、白い部分のフチを巻き込むぐらいにできたら、若干だろうけど
 補強にもなるし、見た目にもきれいでしょう。



 次の写真は、PV-7のジョイスティックポートに差し込んだ状態です。



 これで、バッチリですね。
 格好は良くないかもしれないけど、気に入らない方は、あれこれ工夫して
 みて下さい。

 こういう機種に差し込んでも、無意味ですよ。(次の写真)



 やはり、オスもメスも、両方とも中身を出してしまったほうがスッキリするかな?
 いやダメだ、オスは中身を出すと、ピンがむきだしになる。固定できない。

 この延長コネクタ、作り方は以上です。自作してみて下さい。
 完成品も販売しております。通販は、こちらです。


159 2014/10/23 新製品予告 

 1週間ほどかけて、大規模な基板設計を終えました。つい数日前のことです。
 これにかかりっきりでした。

 サイズは320×250mm、部品点数は合計1,549個、穴数は3,801穴でした。

 回路図入力、または修正しながらパターンを引いていったので、純粋に
 アートワークだけの時間ではありません。
 もし基板設計を外注していたら、こんなふうに融通はきかないでしょう。通常は
 完成した回路図を外注に渡すものです。あとからの修正は追加料金がかかる
 ことがあります。

 自分で回路設計から基板設計まで全てやっているから、、設計途中の回路でも
 基板設計を始められるし、配置を検討しながら回路を直すこともできます。

 基板設計というと、線を引くことだけを考えてしまいますが、その前に部品配置が
 とても重要です。
 配置が決まれば、半分は・・・、いや、それ以上かもしれないけど、少なくとも半分は
 できたようなものです。但し、適切な配置にできたら、の話です。

 どんなふうにやれば適切な配置にできるか、文章で書くのは難しいです。経験と
 カンでしょうか。何度も何度もチャレンジするしかないでしょう。

 良い配置ができれば、あとは、ただひたすら線を引いていったら、いつの間にか全部
 終わっていた、といった具合です。

 基板は、すでに工場へ発注して製造中です。遅くとも月末までには入手できるでしょう。
 ひとつ試作してみて、問題がなければ発表できます。


●1. コントローラ信号変換基板 MSMCV1 

 簡単なので、片手間仕事で作りました。

 スーパーファミコンのコントローラを、MSXにつないで使えるようにする為の
 信号変換基板です。



 15×16mmと小さく作られているので、Dサブコネクタの中に、きれいにおさめる
 事ができます。

 MSX用のジョイスティックは、以前にご紹介したことがあったかもしれません。
 確かプレステ用か何かの、パチスロゲームのコントローラを改造して、
 ジョイスティックを自作しました。
 ただ、大きくて邪魔なのと、操作性がいまいちなので、ゲーム用としてもっと
 手軽なコントローラが手に入らないものかと考えていました。

 ずいぶん昔に、「ラジオの製作」だったか、ファミコン(初代)のコントローラを
 MSXやPC-6001に変換するという記事があったのを思い出しました。

 コントローラの中にはシフトレジスタが入っていて、シリアルで各ボタンの状態を
 送ってきますから、それをパラレルに変換してやればできるわけです。

 当時は、TTLを組み合わせて回路を実現していました。今はワンチップマイコンで
 簡単に機能が実現できて、しかも小型にできるので、コネクタの中に仕込めます。

 ご覧のように組み上げて、プログラムを作り、実験を行って動作確認OKです。

 試作品

 PIC基板は、ちょうど良い具合に有った、書籍の付録を利用しました。
 それにコントローラからの配線と、MSXへの配線をつなぎ込みました。

 プログラムは最初、ビット単位でコントローラからデータを取り込むため、
 変数をシフトしながらビットを詰め込もうと考えました。

 いや、私が古い人間だからでしょうな。(笑)
 当然のように、そのような発想をしてしまうのです。

 現実には、
 コントローラから出力されるビットの並びと、MSXへの出力ポートとの
 ビットの並びは一致しないので、ビットを詰め込む方式は却って複雑になり、
 不便です。

 結局、配列1個に1ビットずつ読み込むようにしたら、プログラムは簡単になり、
 必要なビットのみを取り出して出力するのも楽になりました。

 でも、もったいない、と思うのです。古い人間は。
 感覚的に気持ち悪いのです。

 1ビットは血の1滴、と言っていいのか分からないが、ムダと感じる。
 プログラムは簡単になるし、トータルで見れば合理的だけど。
 メモリは余るほどあるし、速度的にも全く問題ないのは分かっている。
 気にする必要は無いって分かっている。
 だけど・・・心のどこかにひっかかるものがあるんですね。

 以前、シーケンス制御のコントローラをマイコンに置き換える仕事をした時、
 内部リレーなどを保持する為、大量のBOOL型変数を使った事がありました。

 最初はあまり深く考えずに使っていたけど、ラダー図が巨大化するにつれて
 変数も膨大になり、メモリの消費も増えてきたので、意識するようになったのです。
 BOOL型って、1ビットずつ使うのか?

 そんなわけないです。TRUE/FALSEの1ビットだろうと思い込んでいたら、とんでも
 ない。1バイト使っていたのです。なんと、もったいない!

 アセンブラでプログラムを作るときなんか、フラグを1ビット単位で詰め込むのは普通
 だと思ってましたよ。

 もう、年寄りの独り言にしか聞こえないだろうから、これくらいでやめときますが・・・。


 なんでスーパーファミコンのコントローラを使うことにしたかというと、ハード的に簡単だし、
 ハードオフ等で中古品を容易に入手できるからです。
 それに操作にも慣れているし、流用するにはちょうど良いと思いました。

 最初は、コントローラの中の基板そのものを新しく作り、スッポリ入れ替えてしまう
 方式にしようかとも考えていました。だけどケーブルやコネクタを作る必要もあり、
 ケーブルは、MSX仕様の信号にすると、スーパーファミコンの5本では足りません。
 新しく手配することになり、かえってコストや手間がかかります。

 なお、このマイコンからはオープンドレインでMSXに信号出力しているので、
 もし、他のコントローラやジョイスティックのスイッチと並列に接続されることがあっても、
 お互いの信号がぶつかって壊れる事はありません。

 MSXのジョイスティックポート(汎用入出力インターフェース)は一部が入/出力ピンに
 なっていますけれど、それに対しても抵抗を通すことで保護しています。

 (ちょっと配線が面倒だけれど)マイコンのプログラムを書き換えることも
 不可能ではありませんから、MSXとの連携で何か面白いことができる可能性も秘めて
 います。

 じつはUSB I/F内蔵の PIC18F14K50 を使っているので、USBを通してPCと接続可能
 なのです。たとえばシリアル通信/USBコンバータは容易に実現可能でしょう。MSX側は
 ビット数の限られた汎用I/Oなので、データのやりとり方法やプログラムを工夫する必要
 は有ります。
 ただ、今回の基板はDサブコネクタに組み込む為、小さく作るのが目的でしたから、
 最小限の構成となっています。従って、USBに接続できるようにするのは現実的に
 大変です。信号はスルーホールまでしか引き出してありません。
 それに、クリスタルも載っていませんし(内蔵発振専用)、2系統の電源切換も考慮して
 ありません。

 USB用としては、大きめに作ることでいじりやすく、クリスタルも搭載した、USBコネクタ付き
 バージョンを計画中です。

 また、
 MSX専用と限定せず、汎用的にも使えると思います。受け側でプルアップして入力してもらい、
 そして5V電源をもらえれば動きます。たとえば、ロボットのコントロール用に応用するとか。

 いや、そんな回りくどいことをしなくても、直接ロボットのマイコンのポートにコントローラを
 つなぐから、そんなものいらないモン、と言われればそれまでなんですがね。

 コントローラの信号を、上下左右、トリガA、Bの単純なON/OFF信号に変換してくれるので
 そういう信号になってくれたほうが都合のいい用途であれば向いていると思います。


 ところで、ひとつ注意しなければならない事があります。

 MSXのジョイスティックポートの構造によっては、そのままではコネクタが差し込めない
 場合もあります。

 たとえば、次の写真はカシオのPV-7ですけど、本体側のコネクタは奥に引っ込んだ構造と
 なっています。そのため、このコネクタは当たってしまって差し込むことができません。



 コネクタのカバーが当たっているのではありません。中身だけ差し込もうとしてもムダです。(次の写真)



 こういうコネクタでなければ、差し込むことはできません。(次の写真)

 

 これはSEGAのジョイスティックですけど、差し込むことができます。
 (但し、信号が一部異なるので、そのまま使うことは出来ません。)

 しかし、このようなコネクタを入手するのは難しいと思います。
 市販品で入手しやすいのは、最初に出てきた、このタイプです。(次の写真の左側)



 たとえば、1chipMSXなら、ご覧のように差し込むことができます。
 差し込み口が、奥にひっこんでいなければ大丈夫です。



 奥に引っ込んでいるタイプにも対応できるようにしたいです。
 何かを間に入れて、中継してやれば良いのではないでしょうか。

 このコネクタを壊し、中身だけ取り出します。

 カシメをドリルでつぶせば、分離できます(コネクタをバイスなどでしっかり固定してから
 ドリルを使うこと)。
 ペンチでゴネゴネと何度も曲げて、金属疲労を利用して折っても構いません。

 

 外側の金物で、中のプラスチック部品がバラバラにならないよう固定していますから
 この中身だけ使うなら、接着してやらなければなりません。

 中身だけなら、ご覧のように差し込み可能です。
 次の写真は、奥までしっかり差し込んでいませんが、抜きにくいのでそうしているだけです。



 この先端に、Dサブのオスをつないで中継コネクタを作れば、バッチリでしょう。
 まだ作ってないので、断言はできませんが。おそらく、いけます。

 ちなみに、今回壊したこのコネクタは、基板実装用なのでピンになっています。

 通常のソルダーカップの物同士なら、太目の銅線を使って、お互いに接続して
 やれば良いでしょう。

 そのままでは見栄えが悪いし、導体がむき出しでショートの可能性もあるので
 全体に熱収縮チューブをかぶせてやると良いでしょう。


 いっぽう、スーパーファミコンのコントローラ側は、
 次の写真のように、コネクタを切断して、リード線をむいておきます。

 

 うちに有る2個は、リード線の色分けが写真の通りになっていました。(茶、赤、橙、黄、白)
 製造時期によっては異なるかもしれません。

 これを信号変換基板に半田付けします。

 基本的には、信号変換基板とDサブコネクタを組み上げたものを販売して、
 お客様のほうでスーパーファミコンのコントローラを調達され、半田付けして頂く様に
 考えておりますが・・・

 ご要望があれば、完成品の販売も検討したいと思います。

 (当方でコントローラを調達し、きれいに分解洗浄して、信号変換基板への
 配線を済ませた完成品としてご提供。但し分解洗浄、組み立ての手間賃分はかかります)


 製品が準備できしだい、改めてご案内します。もうしばらくお待ち下さい。


●2. ロード一発!カツヲ君 

 もうちょっとお待ち下さい。ずいぶんお待たせしてスミマセン。

 ケースに貼るラベルを作ろうとして、慣れないCADソフトの操作に苦戦しているだけです。
 あとはケースの加工も基板の組み立ても全部済んでいるのに。


158 2014/10/17 現状 

 数日前から大規模な設計(基板)にかかりきりです。
 あと3〜4日は、この調子でしょう。

 通販などは通常どおり対応していますので、ご心配なく。
 実際、ご注文は迅速に処理、発送しております。

 カセットインターフェースは、あとラベルを作るだけなのに
 なかなかできなくて、スミマセン。頑張ります!

 上記の大規模な基板のほか、新製品の仕込みも、
 いつの間にかこっそりと済ませています。いずれ、発表しますので
 お楽しみに。


 これだけで終わったら寂しいので、先日やらかした失敗をご紹介しましょう。

 
 (左)ゆるい (右)しっかり差し込まれている。

 「動かない」と、まる一日悩んだ原因が、これだったという・・・。

 意味わからないでしょう。なんのことだか?
 自分も意味わかんないんだ。なんでこんなミスをしたのか。疲れていたんでしょうな。

 スーパーファミコンのコントローラの中古を買ったのです。
 当然、垢まみれで汚いから、バラバラにして、洗えるものは洗ったんですね。
 それで乾かして、組み立てたけど動かない。

 おかしい、2個ともダメだ。そんなはずないけどなあ。そう簡単に壊れないだろう、と。
 オシロスコープで波形を見たり・・・・・・いま振り返ってみたら、ものすごくマヌケなんだけど。

 コネクタの差し込みがゆるくて、接触してなかったから動かなくて当然だ。

 このコネクタを初めて扱ったから、勝手が分からなかったのかもしれない。
 まさか? 普段の自分なら分かりそうなものだ。やはり疲れか。


 それと、「おしゃべりカートリッジ」のカートリッジケースを4個作ったものの、失敗して
 2個はオシャカになりました。

 不良品2個!

 ちゃんと押さえて、部品がはまったのを確認してから接着したつもりなのに、
 浮いたまま接着してしまったから、もう直せない。がっかりです。

 見たようで、見ていなかったんですね。見たつもり、実際は見ていなかった。
 見えていたけど、脳が処理していなかった?

 やはり疲れか・・・ボーッとしていたのかもしれません。
 こういう時は、運転しないほうがいいですね。

 スモークアクリルの正面パネルは接着前だったから、それだけは使えます。
 それ以外のカステラ色?の本体がダメ。もう直せない。


 ついでに、接着剤用の注射器を使用後、水洗いしていたら、ゴムが奥に
 くっついて戻らなくなり、ひっぱったらピストンだけ抜けてきました。

 ゴムを取り出そうとして、先端から細い針金をつっこんだら、ゴムに穴をあけて
 しまって、これもパーです。またホームセンターに買いに行きました。


 いずれにしても、このカートリッジケースは改良したいと考えています。

 接着だと後戻りができません。自由に分解できるようにしたいのです。
 やはりビス止めでしょう。皿ねじを使えるほど板厚に余裕がないので、ひとつ
 アイデアを試してみます。だけどそれは少し内側の寸法を犠牲にします。

 さらに、大きい方の基板(MPC-P60)に対応したケースと、もうひとつ大きい
 カートリッジケースを今後計画している製品のために設計、製作したい。

 ご期待下さい。


157 2014/10/10 進捗 

 やるぞと決めて、気合を入れて集中すると、一気に進みますね。
 いちいち気合を入れないとだめなのかよという突っ込みは無しよ。

 昔の8bitマシンはシングルタスクだから、一度にできる作業内容は、
 プログラミングだけ、ゲームだけ、になります。切換も簡単にできません
 から、自然に集中しますね。
 プログラムのことだけしか考えない。ゲームのことしか考えない。

 Windowsなどは、たとえばプログラムをコーディングしながらも、ふと何かを
 思い出してネットで検索してみたら、違うものが気になって見てしまい、
 ちょうどメールが来て読んだら急用で、返事を打っているうちに
 また調べ物が出てきて・・・といった具合に、あれこれ簡単に切換できる
 のは便利だけど、集中しにくい環境ともいえます。

 いや、久しぶりに MSX-DOS 上でプログラムを作ったもので、作業しながら
 改めてそのように感じた次第です。


■1. さんすろっと 

 在庫あと1台ありますよ!

 電源連動ユニットもあわせてご注文頂けましたら、改造まで行ってから納品
 致します。
 ついでに、スロット0の切り離しスイッチが付きますので、後差しをしなくて済む
 ようになります。必要に応じて、カートリッジをON/OFFできます。

 たとえば フラッシュROM や バックアップRAM カートリッジの書き換えをしたい時に
 便利です。
 そのままだと書き込んだプログラムが自動起動するので、抜けられません。
 MSX-DOS などに移行させるには、カートリッジを後差ししなければなりません。
 壊しそうで怖いです。暴走することもあります。
 そこで、切り離しスイッチによって起動時にOFF、 MSX-DOS や BASIC が起動
 してからONにしてやれば良いのです。


(1)電源連動ユニット 

 先日、電源連動ユニットのご注文とあわせて、改造のご依頼を頂きました。
 改造完了して返送後、便利になりましたと、喜んでいただけて大変嬉しく
 思いました。
 ほかの方からもご注文を頂いております。有難うございます。


(2)フラットケーブル 

 標準では約30cmのものを取り付けて出荷しておりますが、もう少し長いものが
 欲しい、とおっしゃる方も複数いらっしゃいました。
 「さんすろっと」ご注文時にご指示頂ければ、その長さのものを最初から取り付けますし、
 あとで交換用(破損した場合も含めて)としてご注文も可能です。
 単なるフラットケーブルなので、自作してもかまいません。

 交換用のフラットケーブルは任意の長さで、ご注文を承っております。
 実績としては、以前50cmの物を作りました。それで問題は起きていません。

 30cmとか50cmとか60cmとか書いておりますが、実際にはフラットケーブルの区切りで
 (密着、バラ、密着、バラの繰り返しの物を使用)、きりのよい所で切りますので
 ピッタリ30cmとかにはなりません。だいたいの長さになります。

 レターパックでお送りする場合、封筒に入るように、適当に折り曲げますので
 ご了承下さい。(60cmだと3つ折でした)

 今回は、これまでで一番長い、60cmの物を作りました。



 実際に動かしてみました。

(左)おしゃべりカートリッジ、(右)ザ・コックピット

 

 (作業台上がゴチャゴチャしているのは勘弁して下さい。)

 どちらも問題なく、動作確認できました。

 限界の長さはどれくらいなのか、確かめてみる必要はあります。
 今度、1mで作ってみましょう。それで波形など細かく確認したい。

 テストが終わったら、半分に切ってそれぞれコネクタを圧接すれば
 2本分できるのでムダにはなりません。(売れるかどうかは別として)
 切らずにそのまま自分で使い続けて、実績を積むのも有りです。

 長くすればするほど、マージンは少なくなるはずです。波形的にも
 乱れてくるでしょう。ただ、それがどこまで許容されるかということです。
 波形を見て、見た目で汚くても(個人の感覚で)、電気的な許容範囲内で
 あれば動作上は問題ないのです。

 カートリッジの回路がどうなっているか、使われているICの種類によっても
 条件は異なってきます。世の中に存在するもの全てを集めて検証するのは
 不可能ですから、ありとあらゆる条件下で完全にOKというのは現実に保証
 できません。試せる範囲で確認するしかありません。

 そもそも、フラットケーブルって邪魔ですよね。
 PCのHDDケーブルも、かつてはフラットケーブルでしたが、現在はシリアルATA
 となり、とても扱いやすくなっています。

 MSXのバスは、いま考えれば遅いと感じます。高速でサンプリングして、シリアル伝送
 すれば、シリアルATAとかUSBケーブルのような物でも伝送可能でしょう。そうなれば、
 ずいぶん、スッキリします。

 技術的には難しくないだろうけど、何が課題かって、さんすろっとの需要がどれくらい
 有るかという、それだけですよ・・・


■2. フラッシュROM 

 先日より、説明書を作っているところです。

 弊社のカートリッジ製品のうち、ROMが必要な物にはフラッシュROMを
 標準で搭載するようにしていきます。
 今後も、この説明書が役に立つと思います。

 説明書は、関係する製品に添付していきます。


■3. おしゃべりカートリッジ 「サロンdeふぉ〜」 

 さっそく、複数の方からご注文を頂きました。有難うございます!

 基本的に受注生産品で、部品手配や製作に数日頂いておりますが、
 最初にまとめて試作1台+製品2台作っていましたので、その分は即納に
 なりました。(本日10/10発送済み)

 出荷時に、サンプルプログラム(下記3)をフラッシュROMに書き込みました
 ので、音声LSIを装着してからMSXに差し込めば、電源ONでしゃべります。

 先日より、いくつかのサンプルプログラムを作成してきました。
 内容は下記の通りです。

 そのまま使えますし、プログラム自作用のベースとしてもご活用下さい。
 (ご購入時に添付、またはダウンロードできる場所をご案内します)

 サンプル1・・・BASIC版。音声LSIの番号を指定して、発声させたい
         文字列をキー入力して、(音声LSIの)バッファに記憶させる。
         次に、音声LSIの番号を入力すると発声できる。

 サンプル2・・・MSX-DOS版。「メイドさん萌え萌え」としゃべる。
         動画: MVI_0616.MOV 

 サンプル3・・・ROM自動起動版。しゃべる内容はサンプル2と同じ。
         MSXの電源ONまたはリセット時にしゃべり、その後、
         MSX-DOSまたはBASIC画面になる。
         動画: MVI_0624.MOV 

 これら以外にも、追ってご提供できると思います。(まだ作ってないけど)
 作る予定のものは、たとえばコマンドラインやファイルから1行ずつ
 発声したい文を入力して、逐次、カートリッジに送って発声するプログラムです。
 サンプル1のMSX-DOS版ですね。


 Z80は近年、ほとんどいじっていなかったけれど、久しぶりにコーディング
 してみたら、ちゃんと覚えていました。
 RETとすべきところ、PICの影響か、うっかりRETURNと打ってしまってエラーに
 なったぐらいか・・・。間違いはそれぐらいでした。

 それよりも、M80、とくにL80の細かいオプションなどをどう指定したらいいのか
 思い出せなくて、分からなくて困りました。
 MSX-DOS2 TOOLS は、むかし買いましたから、マニュアルは持っています。
 古いフロッピーを引っ張り出して、中身を見るのもひとつの手でした。
 当時はどんなバッチファイルでアセンブルを通していたか・・・だけど、カビで
 読めないフロッピーも少なくありませんでした。

 こうじゃないか・・・と、あれこれ考えて試してみたものの、意図したように
 なってくれません。
 4000H番地から始まるプログラムにしたいけど、出力されるバイナリファイルは
 0000Hから延々と0が続いて、なぜか3F00Hあたりから自分のプログラムが
 入っているといった状態で、それだと困るんです。

 違う、そうじゃなくて・・・。

 HEXで出力して、COM(バイナリ)に変換、などもやってみたけど、やはりだめでした。

 どうするんだったっけか?L80の設定・・・?もう誰もわからんって。
 昔やった人も覚えてないでしょう。私は覚えていません。

 仕方がないので、すぐできる方法に切り替えました。
 バイナリファイルをダンプして、直接マシン語を編集しました。

 Windows上ですが・・・。

 なぜか0番地からのプログラムになっているので、4010番地とすべきところが、
 0010番地といった具合に表現されていました。
 CALLしている所などをひとつひとつ正しいアドレスに直していきました。

 いまでもマシン語が直接読めます(もちろんZ80全命令は覚えていないが、よく使う
 命令コードは覚えている)。むかしずいぶんやったので、身にしみついています。

 そうしてパッチを当てたバイナリファイルを、カートリッジのフラッシュROMに
 書き込んでテストしたら、当然だけどちゃんと動きました。それが上記のサンプル3です。

 M80、L80を使うと面倒なので、Windows上でZASMを使ったほうが手っ取り早いし
 自分が意図したようにできます。Windows上での作業、邪道ですか?


 次の写真、これは何をしているかというと、
 カートリッジ無しでサンプルプログラムを実行した場合の動作を確認しています。
 ちゃんと戻ってきています。

 カートリッジは抜いた状態です。

 (MSXの画面にhttp://・・・が表示されるのって新鮮ですネ)

 ハードウェアSPIの送受信は、まずBUSYフラグを見て、BUSYでないことを確認
 してから送信レジスタにデータをセットしたり、受信レジスタを読む決まりです。
 ハードウェアが動作中(送受信中)はBUSYフラグが立つわけです。

 送受信が完了しないと、次の送信データは受け付けられないし、受信データは
 正しくありません。そこでBUSYフラグを見て、BUSYでないことを確認する必要が
 あります。

 プログラムの中には、BUSYフラグのチェックを行う部分があり、それはBUSYが
 0になるまで待つループです。0になるまで(1である限り)グルグル回って待つので、
 単純に作ると、そこで無限ループになることがあります。ハードウェアが生きている
 限りは大丈夫ですけど、カートリッジ無しで実行されると、いつまでも終わりません。

 そこで、いつまでも待つようにするのではなくて、待ち時間の上限を設けました。
 いわゆるタイムアウトです。
 なにも特別なことではなくて、ごく一般的なやり方です。サンプルプログラムだと
 一応動けばのレベルで作ってしまいがちですが、今回はそこまでまじめに作りこんだ
 というわけです。


■4. カセットインターフェース 

 愛称は、「ロード一発!カツヲ君」です。
 カシオじゃなくてカツヲなのがミソです。(意味不明)

 これは現状、何がひっかかっているかというと、実につまらないことでして、
 ラベルのデザインをしようとしたら、新しくインストールしたCADの使い方に慣れなくて、
 先へ進めないという情けない状態です。

 LEDやスイッチの穴の正確な位置、寸法を出す必要があるので、DXFファイルを読み
 込めるソフトであることが必須条件です。
 その上で、 エーワンラベル に対しては 染料系 のインク、つまり CMY だけで印刷する
 必要があるので、色づけできるCADでなければなりません。

 わざわざこのためだけに Illustrator などは買えません。
 フリーソフトを何種類かインストールしてみたけど、それぞれ一長一短でした。

 DXFファイル自体にバージョンがあり、これは使いやすそうだと思ったソフトなのに、
 それが読み込めないばかりに使えません。

 エラーが出て読み込めない。

 別のソフトで一度開き、こっちのソフトで読み込める共通の形式で保存できないか?
 そうして、こっちに持って来てから・・・などと、ややこしいことも考えたりしています。

 いままで使っていたCADではそのDXFが開けるので、それで寸法や穴位置を
 ひとつひとつ書き写し、新しいCADのほうで完全に入力し直すという泥臭い?方法も
 考えられます。

 試行錯誤していたら、いつまでも物ができませんから、早く決着をつけたい。


■5. その他 

 どうでもいいことですけど・・・、Googleストリートビューに写っていました

 その画面の一部

 スーパーの出口(OUTの看板あり)から出ようとしている車が私のです。

 撮影されたことは知っていました。
 昨年12月、スーパーで買い物を終えて帰るときに、Googleの車を見かけ
 たので、そのうち載るだろうと思いながら、最近まで忘れていました。

 (手帳にメモしていました。12月3日、14時10分頃、スーパー八幡丸の近くで
 目撃、と書いてある。)

 その車は、写真で手前の右側の路地に入っていくところだったと思います。
 車種は、確かプリウスだったような気がします。
 目撃した時の動きの通りに、ストリートビューで右側の路地に入ってから
 振り返ってみると、また違った角度から楽しめます。(実際に見ました)

 ああ、追跡すればよかったな。
 そうすれば、ずっと後ろに写っていただろうに。(写らなくてもいいけど。)

 数年前にすれ違った時は、どこだったか忘れましたが、佐世保方面に向かう
 道路でした。私は佐世保方面に向かっていて、相手は大村方面に向かっていま
 した。その時はプリウスじゃなくて、四角い車だったような?
 てっぺんに煙突みたいな変なものが突き出していたから、あっ、もしかして、と
 気づいたわけです。

 くまなく走り回っているようだけど、なぜか、うちの近所には入り込んでいません。

 近くの道路は写っているけど、そこから、うちに向かう路地は画像が出ないので
 撮影していないのでしょう。
 住宅が多いので、家の中が丸見えとか、洗濯物が写ったとかの苦情をおそれて
 いるのかもわかりません。以前、「洗濯物が写っていた」と女性の方が訴えてました
 よね。

 私も、
 いつかGoogleに撮影される日のために、私の勝負下着(なんじゃそら)である
 「キンチョール・トランクス」を物干しにかけておこうかと思ったりします。

  表面、裏面

 汚いもの載せるな サルマタケ 生えるぞと言われそうですが、
 新品ですので念のため。

 これを、うちの物干しにかけておいて撮影されるのを待つ。もしストリートビューに
 写っていたら、「下着が写っていた」と訴えるわけ。

 「下着って言うけど、男性用じゃないですか。問題ないでしょう」、と言われたら、
 「なんで女性用はダメで、男性用なら問題ないんですか」と、ヘリクツの世界(笑)


156 2014/10/08 通販に追加 続続 

 ある銀行ATMの画面に表示されていた女性のキャラクター、
 それがあまりにもヘタクソすぎて面白かった。
 ・・・というよりも、ひどい出来なので、あきれていました。

 記帳に行くたび、それを見るのが楽しみだったのに、
 いつの間にか機械を入れ替えられて、無くなってしまったのが
 とても残念だ。

 写真を撮っておけばよかった・・・どうでもいいといえばどうでも
 いいんですけどね。

 そりゃないだろう、あんまりだろう、という絵だったのです。


■1. おしゃべりカートリッジ 「サロンdeふぉ〜」 

 大変お待たせ致しました。おしゃべりカートリッジ、ようやく発売です。

(左)試作機、音声LSIフル実装状態、   (右)製品バージョン、音声LSI未実装

 

 改めてご紹介します。

  1)アクエスト社の音声LSIを4個まで実装可能
  2)汎用I/Oポート及びハードウェアSPIによるアクセス
  3)動作表示用LED 青
  4)おまけのマイクロSDスロット ※現状ソフト未対応
  5)フラッシュROM
  6)カステラカラーの斬新なカートリッジケース

 音声LSI用のソケットから信号を引き出し、SPIや各種I/Oの実験にも活用できます。
 ハードウェアSPIは、モード0用です。ソケットには3.3Vの電源が出ています。

 音声LSIは本カートリッジ購入時には付属していません。必要に応じて別途ご購入下さい。

 フラッシュROMは、おしゃべりカートリッジ用に限らず、任意のプログラムを書き込んで
 MSX起動時に自動実行できます。(あとのほうに実例を示しています。ご覧下さい)

 ※メガROMではありません。もしメガROMまたはRAMが欲しいというご要望があれば
  需要しだいで実現するかもしれません。リクエストをお送り下さい。

 詳しい説明書と、BASICのサンプルプログラムが付属します。サンプルプログラムは、
 ローマ字の文をキー入力し、発声させるものです。

 それと、フラッシュROMの書き換えプログラムが付属します。任意のROMイメージを
 フラッシュROMに書き込むことができます。


 今日まで、
 マニュアル作成と、フラッシュROM書き込みプログラム作成に手間取っていました。

 MSX-DOS上で動くプログラムなんか作るの、何十年ぶりだろうかと・・・。
 細かいことをすっかり忘れていたせいで、作ったプログラムは動くつもりが
 動かない、それどころか暴走するので、しばらく悩んでいました。

 アセンブル、リンクした結果のCOMファイル自体、なにかおかしいんじゃないかと
 疑い、ダンプして中身を調べてみたり・・・。

 ※これはWindows上ですけど。

 実際、これで中身がおかしいことが分かって(意図したとおりになっていなくて)、
 それからあれこれ調べなおして、ようやく解決したしだいです。はあ。

 M80のソースに、ORG 0100H と書いていたのがまずかった。それだけです。

 近年はWindows上のZASM等を使っているから、その習慣でそのままソースを
 記述したのでしょう。だったらZASMでアセンブルしたら、といわれそうだけど、
 できればMSX上でアセンブルも行いたいからM80などを使ったのです。

 確か、昔も同じミスをしたはずなんですよ。初めてMSX-DOSのプログラムを作ろうと
 した時、単純なプログラム(文字列を表示する程度)なのに、なぜかおかしい動きで
 困ったものでした。

 今回も同様に、・・・・・・・・・

 暴走中

 なんでこうなるんだ〜〜〜!と叫んでいました。

 次に示しますのは、最終的に成功した時のフラッシュROM書き込みプログラムの
 アセンブル、リンクと、テストとして実際にゲームプログラムをフラッシュROMに
 書き込み(左)、そのゲームプログラムを動作確認した時の写真(右)です。

 

 ちなみに、このゲームは「リアルテニス」という名前で、1983年、タカラの製品です。

 リアル、ですか・・・?どこが・・・どんなふうに・・・と突っ込みたくなるような画面ですけど
 許してやってください。

 タカラのMSXソフトは珍しいと思います。知らないだけかも。

 タイトル画面は、これです。

 テニスボールを並べてタイトル文字にしています。
 よく見ると、このボールを90度回転させれば、野球のボールにもなりそうです。

 とりあえずROM容量8KBのデータは無いかと探したら、これがあったので使ったまでです。
 昔からカートリッジを持っていたけど、欲しくて買ったものではありません。
 誰かからもらったんだと思います。
 学生の頃、MSXのスロットから信号を引き出す用事があったのか、
 あるいは自作テトリスをROMに焼いて試したかったのか、忘れましたが
 何らかの理由で、犠牲になったカートリッジだったのです。
 ROMのデータだけ保存していました。その頃には自作ROMライタ(以前紹介しました)が
 あったので、必要になったら書き込めば良いと考えていたのでしょう。
 これを製品に書き込むわけじゃないので誤解しないで下さい。
 出荷時はブランク(消去状態)または、気分しだいで?お楽しみプログラム(自動発声)が
 書き込まれて出荷されるかもしれません。

 これでフラッシュROMの書き込み、起動まで確認できました。あとはオリジナルの
 プログラムを書き込めばバッチリですね。


 ところで、簡単なサンプルプログラムは付属しますが、ユーザの皆さん、ご自身でも
 新しいプログラム作成を楽しんで頂けたらと思います。

 私も、現状のBASIC版に加えて、MSX-DOS版のサンプルプログラムを作ろうと考えて
 います。
 さらにBASICを拡張して、PC-6001mkIIのようなTALK文ができたら楽しそうです。

 通販は、こちらです。


■2. 素人おそるべし 

 数年前の写真を発掘しました。
 ある山のてっぺんで見かけた自販機、その裏側です。

 休憩時間に缶コーヒーを飲みながら、なんとなく裏側に回ってみて
 発見したものです。

 

 おおっ・・・このコンセントって屋外用だっけか?
 仮設じゃなくて常設ですよ。仮設でもやめてほしいが。

 雨が降ったらどうするんだろう。心配でどうしようもない。

 漏電ブレーカが落ちるから大丈夫か? そうじゃないだろう〜(野太い声で)。

 そういえば一緒に仕事していた電気屋、「メガ」がどうのこうの文句たれていたな。
 もしかして、これが原因か!?

 メガは、晴れが続いた時に測ったほうがいいね。良い数値がほしいんだったら。

 奥の自販機もよく見たら怪しい、コードのつなぎ目みたいなのが見える。
 オスメスを合体して、ビニールテープを巻いただけじゃないだろうな。
 元の写真を拡大してみたら、テープも巻いてないようだった。おそるべし。

 いずれにしても、チャレンジャー。



 板の上部には、積算電力計のボックスが付いていました。

 最初の写真で、下から上に白っぽいケーブルが上がっていって
 積算電力計を通り、コンセントにつながっているわけだ。

 私は自販機に詳しくないが、とても大胆だなと思う。
 だって、いきなり自販機の背中にビス止めですよ。

 「内部がどうなってるか」、なんて余計な心配はしないんだろうね。
 私は絶対にまねできない。かなわない。

 中身は知らないよ。そのあたりは空間で大丈夫かもしれないけど。
 そうだったらいいけど。

 そして、これらの自販機の電源はどこから来ているのか、
 たどってみたら、面白いことが分かりました。

 建物のコンセントから、延々と長いケーブルで、
 草むらの中を転がして・・・(汗) 

 ちなみに、これらの自販機は現在、室内に設置されています。
 背中の板は相変わらずそのままだったと思います。痛々しいです。

 おそらく、素人のしわざ。
 何が怖いかって、素人が一番怖いよ!!


155 2014/10/03 通販に追加 続 

 最近は地味な仕事、各新機種の説明書作りに没頭していました。


■1. フラッシュROM変換基板 MDT32A 

 説明書を書き上げました。
 そして通販ページに追加したので、お知らせします。

 DIPパッケージの29F040が入手できない場合、これで代用できますよ。

 もちろん、部品実装済みの完成品です。
 完成品の在庫が無い場合、部品の取り寄せになる場合は数日お待ち頂く
 場合もございます。



 通販は、こちらです。


■2. おしゃべりカートリッジ 

 これも、ようやく説明書を書き上げました。

 あとはフラッシュROMの書き換えをテストしてOKならば、
 販売できる状態になります。

 あれこれと欲が出てきて、というよりも凝り性なのか、
 自動起動プログラムで、何か、気の利いたことをしゃべらせようとか
 色々考えてしまいますね。


■3. 電源連動ユニット 

 これも、ようやく改造マニュアルを書き上げました。
 実際に改造しながら、詳細に順を追って丁寧に書きました。

 マニュアルを作るため、1ステップずつ写真を撮っていきました。
 これらは、その一部です。

 

 

 マニュアル作りは、
 自分で改造される方がどれくらいおられるか分かりませんが、自分のために
 記録を残すという意味でも役に立つでしょう。

 電源連動ユニット組み込みにより、電源スイッチが使われなくなるので
 それをスロット0の切り離し用として流用する改造方法も盛り込みました。

 電源はMSX本体に連動するし、カートリッジの後差しをしなくても安全に
 スロットを切り離せるようになるし、いっぺんに便利になります。

 さっそく、電源連動ユニットのご注文と改造依頼を頂きました。有難うございます。
 改造後、動作確認をしてから、発送しました。


■4. その他ぶつぶつ独り言 

 iOSのアップデートでバグとか何とか騒がれていたようです。いっぽう、
 MSXはアップデートもセキュリティも何もない。なんにもない。ゲゲゲの鬼太郎の
 歌を思い出してしまう。

 昨年11月、台湾に行く時に福岡空港で、待ち時間で暇だったからWi-Fiを利用
 して、iPhoneのアップデートをしてみた。見た感じ、そんなに時間がかかるように
 見えなかった。ところがだんだんダウンロードが遅くなってきた。たぶん、規制が
 かかるのかなと。
 まあ何とか終わって、再起動しながら順調にアップデートが動いていたが、その頃
 には搭乗時刻になっていた。
 自分の席に座ってからも、まだiPhoneは何か動いている。しかし、電源ボタンを
 受け付けてくれない。電子機器の電源をお切り下さい、と言ってるのに。

 やばい、困ったな・・・電源ボタンを押し続けてみても電源は切れない。
 どうしたものか。

 普通の携帯(いわゆるガラケー)だったら、電池を簡単に外せるけど、いや、
 アップデート中にそれをやったら壊れるだろうけど、電源を切る目的に限定して
 言えば、容易にできる。

 とにかく、外部からできる操作の範囲では、手も足も出なかった。ただ、処理が
 終わるのを待つしかない。やばい。

 その時、男の脳裏には、いくつかの選択肢があった。(トモロヲ風)

  1)ブチ壊して電源を切る。ダメでしょう。

    ※どなたかお客様の中に、iPhoneの分解ツールをお持ちの方はいらっしゃい
      ませんか?

  2)電波が出ないようにアルミ箔を巻いたらどうか?

    ※逆に、基地局からの電波が弱いと判断して、却って送信出力が強くなる?
      乗務員にアルミ箔ちょうだいと言うのもなあ。3とほぼ同じになる。
      そのへんで手に入るもので・・・クッキーの缶とか?まるでマクガイバー。

  3)正直に出来事を乗務員に話して判断してもらう。言いたくないな。
    予想される結果: マヌケな日本人N.Mのせいで出発が遅れた(笑)

  4)離陸までに処理が終わることを祈る。

  5)黙っておく。知らないよ。でも電波が悪さしてトラブルが起きたら困るな。
    これが一番心配だ。電子機器のノイズによる誤作動の資料を以前たくさん読んだ
    せいで、知ってるだけに怖い。(機長組合か何かのトラブル実例集のようなもの)
    やはり3か・・・。

 結局どうなったか忘れかけてるが、確か離陸までに処理が終わり、通常画面になった
 ので、そこで電源を切ってギリギリ離陸に間に合ったと思う。


 空港でのできごととは関係ないけど、個人的に、ソフトは「枯れてから使う」が基本
 だと思っている。セキュリティ云々で緊急対応どうのこうのはあるだろうけどさ。

 じつはWindowsXPを使い始めたのは、サポート終了の数年前で、わりと新しい
 ユーザーだったのだ。それで、「なんだ、もう使うなというのか」、と(笑)

 それまではWindows2000を使っていて、いまでもCNCの機械を動かしているのは
 Windows2000だ。それは完全にネットとは切り離されてるし、自分しか使わないし、
 CNC以外のソフトは入っていない。USBメモリのウィルス検査は、こちら側のPCで
 差し込んだときに自動的に行うから、セキュリティ上も問題ない。

 いずれにしても、自分が使いやすいように整えたものを、M$の都合で壊さなければ
 ならないのは納得がいかん。新しいOSでは以前のハード、ソフトの動かないものが
 いくつか出てきている。そんなのまで面倒見てくれるわけじゃないし、自分で何とか
 するしかない。それでXPマシンは数台残してある。

 テレビの地デジも同様で、個人的には押し売りだと思っている。たいていビデオも
 (またはHDDレコーダ等)あるから、ビデオも買い替えになってしまう。
 またそのうち、近い将来に新しい規格が出て、今のは映らなくなるよと脅しをかけて
 押し売りをするかもしれん。一度その手が通ったから、前例ができたから、やるだろう
 な、と。

 子供の頃は、ドラえもんが見られなくなると死ぬと思っていたので(笑)、テレビが
 見られなくなるのは死活問題だった。チャンネル争いで兄弟ゲンカをしていると、
 テレビを処分するぞと親が言うので、それだけは勘弁してくれと、とにかくテレビが
 無いと死ぬからと(笑)

 大人になってから、勤めに出れば夜遅くなり、時間が合わなくてだんだん見なくなり、
 HDDレコーダに録画しておいても、溜まる一方で見る暇がなくて、面倒くさくなって
 早送りでザーッと見るようになり、あまり面白くなくて、やはり見なくなり、
 そのうち、無くても困らなくなって、いい機会だからTVもレコーダーも売ってしまって
 それっきり。

 この前も、日本ひきこもり協会(N*K)のオジサンが来て、いつでも熱烈歓迎だけど、
 毎度、来るだけムダよと言ってるのに、また来ます、って言うじゃないですか。
 それで2週間もしないうちに、また来たりしていました。(来た日時はメモってる)

 ああ・・・、きっと、私のことが気になってどうしようもないんだね・・・。
 また来てね、N*Kのオジサン、待ってるよ(はぁと) ・・・・・・・・・・・・・・・オエ〜


154 2014/09/29 通販に追加 

 最近、
 オタスケマンの出動要請があり、丸々、二日連続で現場に行っていました。
 もちろん、複数あった課題はバッチリ解決しました。(それなりに苦労したが)

 それで久しぶりに遠距離の運転をしました。最近、半年ぐらいほとんど運転して
 なくて、前回給油したのは、じつは4月です。

 そして、これもまた久しぶりに、リアル店舗(家電量販店)で買物をしました。
 普段のリアル店舗での買物は、食料品をスーパーで買うだけです。

 SDメモリをUSBにつなぐアダプタ・・・現場で急に必要になったので、仕方なく
 調達しに行ったが、近くのホームセンターには無く、往復1時間かけて買って
 きました。店にはその1種類しかなくて、あとはUSBハブばかり並んでいました。

 値段は\1,080(税込) 納得できないが、仕方なく購入。
 それが無いと仕事が進まないから、仕方なく。普段なら絶対買わない。
 100均にも売っていると聞いていたが、あいにく近くには100均がない、あるいは
 店は有っても品揃えがない、という状況でした。

 もしかしたらコンビニにもあったかもしれないけど、もっと高そうな感じがして
 最初から避けました。

 ほとんどネット通販で調達しているから、リアル店舗内を歩いて目的の品物を
 探すのが非常に面倒臭く感じた。
 店に行っても必要なものがあるか分からないし、電話して聞くのも面倒だ。

 送料無料で価格も安いネット通販、自然とそればかり使うようになってしまうね。
 それが良いのか悪いのか、はっきり決めることはできないけど。
 客としては便利な方を選ぶのは普通ですよね・・・。

 先日のエーワンラベルも、近所のホームセンターで品定めをして、店頭の値段を
 ネット通販と比べてから買いました。リアル店舗は、まるで、ただのショールーム
 みたい。


■1. 電源連動ユニット 

 大変お待たせ致しました。

 さんすろっと用、「電源連動ユニット」の動作確認が済み、
 通販ページに登録完了したので、お知らせします。

 

 ユニット本体(左上の写真)に、リード線が付属します。
 右上の写真は組み込んだ状態で、左側に入っています。

 改造作業の内容は、半田付け1ヵ所、ビス止め5ヵ所です。

 改造内容は、
 既存のDCアダプタジャック、電源スイッチの配線を切り、
 電源連動ユニットにつなぎます。そして、電源連動ユニットの出力を
 さんすろっとのメイン基板の電源端子につなぎます。

 必要な工具や用品は、半田ごて、半田、ニッパー、ワイヤストリッパー、
 プラスドライバー、マイナスドライバー(端子台のねじに合うもの)です。

 これを購入され、ご自身で改造されると安く済みます。

 改造作業をお受けすることも可能ですが、
 費用としては、改造費¥500+送料(宅配便60サイズ)がかかります。
 電源連動ユニットのご注文時に、あわせてご請求させて頂きます。
 その後、当方へ現物を元払いにてご発送下さい。

 上記の改造作業では、電源スイッチをスロット0番の切り離し用とする改造も
 同時に行います。

 また、電源連動ユニット自体も、自分で作りたいという方には、資料を
 差し上げますので、お問い合わせ下さい。

 下記の内容だけで作れる方には資料も何もいりませんね。
 「MSX側からの5VでリレーをONして、その接点でDCアダプタからの電源を
 さんすろっとのメイン基板に供給するようにする」

 (リレーを使う場合、コイルには逆起電力対策のダイオードを並列につないで
 下さい。できれば、リレーよりパワーMOS FETのほうが音もしないし寿命も長いし
 お勧めします。こんな事も書かなくて済む方には説明不要かも)

 現在、改造マニュアルの作成中です。

 通販は、こちらです。


■2. ほかの新製品 

 ようやく電源連動ユニットを出しましたが、そのほかの物も順次、完成していきます。

 物を作るだけじゃなくて、マニュアルやプログラムも作り、テストもしなければ
 ならないので、作業量は多く、時間がかかります。

 もうちょっとお待ち下さい。


■3. カートリッジケース 

 カステラ色?が、これからのスタンダード?になりそうです。

 

 正面パネルのみ、透明またはスモークにして中身が見えるようにします。

 上の写真のものは、ケース本体と同じ材料で不透明ですけれど・・・。


■4. その他 

チリツモ

 マックエイトのカタログ等に付いているサンプルを、長年かかって集めたら、
 こんなになりました。



 袋に小さい部品が混ざってるのを、ひとつひとつ選り分けて分類したら、
 こうなりました。

 ただ集めて喜んでるだけかもしれないけど・・・・・・たまには役に立ってますよ。
 捨てるのももったいないし。


なぞの装置

 いらない物が溜まってきたので、少しずつ片付けるようにしています。
 うちで「いらない物」というのは、本当にゴミです。

 なんとなく使えそうで取っておいたけど、十数年放置、といったものは
 見直しをして、捨てました。
 自作の液晶プロジェクタも、場所をとるので分解して捨てました。

 いろいろ発掘していたら、一番下から、こんなものが出てきました。

 

 存在自体、忘れかけていたものです。
 昔はやった?インターネット端末のジャンクのケースを利用しています。

 ビデオ信号の入力と出力端子が付いています。
 コピーガードキャンセラー ですな。

 いまさら使いようがないし、売ると違法なので、さっさと分解しました。
 部品取りしたら、ポイッと捨てます。


153 2014/09/26 地獄に通じる穴 

 そういえば小学生の頃は、毎年9月10日頃に水泳大会があって、それでその年の
 プールは終わりでした。プール開きの逆で、プール終い、でしょうか。

 暑いからこその水泳であって、涼しくなってからの水泳は寒かった。涼しいというより
 むしろ寒い。なのになんでこんなこと、わざわざやるんだよと思っていました。
 温水ではありません。屋外の吹きっさらしのプールでした。

 特に1〜2年生の頃は、深さに対する恐怖もありました。背が立たなかったですから。
 プールの端でも、口や鼻が水面ギリギリぐらいでした。

 プールの真ん中は、地獄に通じる穴にしか見えませんでした。アップアップしないと
 呼吸もできない深さ。死と隣り合わせです。歩いてでもそこまで行けませんでした。

 それを通過して、泳いで向こうまで行けって・・・えーっ、なんでそんな恐ろしいことを
 しないといけないんだ・・・信じられない・・・怖すぎる。生きるか死ぬかの挑戦です。

 真ん中まで来たら、立つこともできないのです。逃げ場はありません。

 泳げなかったので、ドッジボール2個を両腕に抱いて、それで浮きながら
 とにかく進めと言われて・・・プールの真ん中あたりまで来たら怖くて怖くて。

 必死で足をバタバタしても、ちょっとずつしか進まないんだよ。

 なんとか端まで行ったけど、泣いていたと思います。唇は真っ青だったろうね。
 小さい身体で冷え切って。かわいそうに、当時の自分。

 コラ、なに泣いてんだ、これくらいで、と問答無用で先生にブン殴られるのが
 普通の時代でした。
 私にとっては、小さな身体で必死に進んだ、大きな大きな一歩だったけど。

 寒いので、バスタオルをかぶって座り込み、ガタガタ震えていたのを覚えています。

 とにかくトラウマですね。いまでも忘れないぐらいです。
 この時期になると思い出すんです。


 夏休みにプールに遊びに行ったら、上級生に足をひっぱられて引きずり回され、
 本人は面白がっていたけど、私はたまったものではありませんでした。
 やめてくれと泣き叫んでも、やめようともしない。長時間引きずり回されました。
 水が鼻から入って呼吸もできないのに、その様子が面白い、だなんて。
 その後は夏休みのプールには行かなくなりました。

 幼い頃、庭の水タンクに頭をつっこんで抜けなくなったり、海で深みにはまって
 溺れ死にかけたこともあるし、水は怖いです。

 中学はプールが無くて良かったけど(初めて校舎を見た時、屋上のフェンスが
 プールのそれじゃないだろうなと警戒した)、高校はプールがあったので、
 ウツでした。

 泳げないので、補習を受けることになり、とにかく25m泳げと。
 クロールでも平泳ぎでも、背泳ぎでも猫かきでも何でもいいから、足をつけずに
 行けたら合格だと。

 行けそうだと思っても、実際にやってみると、体力が続きませんでした。
 半分ちょっと過ぎぐらいで力尽きました。精一杯がむしゃらにやっても、進まない
 んだもの。

 それがお前の限界か!と怒鳴られても、出ないものは出ない。

 何度も何度もバシャバシャやって、ただ消耗するだけでした。余計に力が出ません。

 最初に飛び込んで潜行すれば、ある程度は勢いで進むので、それで距離が
 稼げないものかと試行錯誤もしました。でもやっぱり力尽きてしまってダメ。

 あれこれやってるうちに日暮れとなり、「もう25mはいいから、横方向に行け」。

 それでもう、とにかくバシャバシャやって、たぶんあと数mのところは、流れで
 何とかたどりついたと思いますが、どうにかこうにか到達して終わりとなりました。

 3年生の時、最後に、近くにいた水泳部の顧問(電子科の先生)に
 「そういえば前田、おまえ、3年連続補習参加じゃないのか」、と声をかけられて。

 はあ、皆勤ですね、と、やっと合格したので嬉しさのあまり、にやけて返事したら
 バカヤロウ、とゲンコツを食らいました。

 その忌まわしいプールも、島原工業高校の建て替えで、無くなったのは朗報です。
 あのボロい思い出の実習棟や校舎が無くなったのは寂しかったけど、プールの
 跡形もなくなっていたのは非常に嬉しかった。


■1. おしゃべりカートリッジ 「サロンdeふぉ〜」 

 CPLDの書き換えや、ジャンパー設定の変更をする場合など、
 あとでカートリッジケースから基板を抜き出すことを考えると、最初に試作した
 正面パネルではひっかかってしまいます。それで修正し、作り直すことにしました。

 コンデンサとピンヘッダがどうしても正面パネルに当たるので、その部分だけ、
 「逃げ」を作っていましたが、それだとフタを接着した後に、基板だけを抜き差し
 しようとしてもひっかかってしまうわけです。

 さっそく作り直しました。

 コンデンサと、ピンヘッダが正面パネルに干渉する部分の凹みを、上端まで
 続けるように修正してあります。



 これを、アクリル板1シートに4枚付けで作りました。一度に4枚できました。

 ところが、アクリル板をホームセンターで調達したら・・・色が違ったんです。
 あとで気づいて困りました。

 

 左上は今回作り直した正面パネル、そして右上は作り直す前のものです。
 新しい方は黒くて、古い方は茶色?っぽいんです。


■2. フラッシュROM変換基板 MDT32A 

 これは、TSOPパッケージの 29F040 を DIP 32ピン に変換する基板です。



 (上の写真では、ピンをまっすぐ固定して半田付けする為に、
 白いソケットを装着しています。これは実際の製品には付きません)

 まず2枚製作し、テストしました。

 

 もう1台のプログラマでも・・・

 

 消去 →ブランクチェック →書き込み →ベリファイ
 →バッファをクリア後、読み込み確認

 バッチリでした。問題ありません。

 なお、この基板はジャンパー設定により、27256相当としても使えるように
 設計しました。その確認は、のちほど行う予定です。

 まずは、29F040としての動作確認(消去、書き込み、読み出し)ができました。

 表面、裏面

 あとはマニュアルを作成します。


■3. さんすろっと 

 おかげさまで、初回ロット最後の1台となりました。



 組み立ての仕掛品を先日仕上げたところです。

 次回生産の予定は、現在のところ未定です。需要が微妙なので・・・。

 そして次回生産分からは、改良などの為、値上げとなります。
 これは、現在の価格で購入できる最後のチャンスです。


 新型が欲しい方はリクエストを頂けましたら幸いです。ある程度、
 数がまとまりましたら、やる気が出てきます。

 売れるかどうか分からないのに在庫を持つわけにはいかなくて、
 けっこう厳しいです。見通しが立てば、準備がしやすくなります。


 なお、新型を出しても、既存ユーザを切り捨てることはありません。
 オプションや改造方法の提供によって、進化していけるようにします。

 まずは「電源連動ユニット」ですけれど、改良版には最初から組み込む
 予定です。
 そのユニット単品でも販売しますので、それを組み込めば新型と同等の
 機能を備えることができます。

 こちらで改造作業をお受けすることもできますが、少なくとも往復の送料が
 かかりますので、その分はご負担になってしまいます。
 改造はご自身で行って頂くのが、最も費用が安く済みます。


■4. カセットI/F 

 これの進捗は、テストモードの追加、ラベルのデザイン中、です。

 テストモードは、MSXにつながなくても、単独で(電源アダプタをつなげば)
 2400Hzジャストの信号がSAVE端子から連続出力されるようにしました。
 レコーダの調整用などに役立つかなと思います。
 ジャンパーピンを差し込み電源ONで、そのモードになります。

 ラベルのデザインは、穴位置との関係があるので、寸法が正確に決められる
 描画ソフトが欲しいなと思いました。

 いま使っているメカ系CADソフトは、色を変えたりフォントをいじったりできない
 んです。
 最低限の加工図面などが描ければ良い、で選んだフリーソフトを使ってます
 から・・・。

 とりあえず、何かないかと探したら、 OpenOffice の Draw というソフトが
 ありました。

 まずは基板から変換したDXFを読み込んでみたけど、次の操作方法がわからず、
 試行錯誤中です。
 本当にこのソフトでいいのかどうかもよくわかりません。暗中模索中です。

 まだ始めたばかりです。

 作図中

 さらに、デザインのセンスも要求されるとなれば、絶体絶命中となります。

 なんだそら。


■5. HDMIの取り組み 

 最近のTVやPCモニタは、HDMI端子ばかりなのですか?

 なんだか私は、世の中の動きに疎くなっていました。たぶんウラシマ効果(違う)

 昨年 Raspberry Pi を買ったら、それがうちで初めてのHDMI機器でした。
 PCの液晶モニタにつなごうとしたらHDMI端子は無くて、代わりにHDMIと
 DVI-Dとの変換ケーブルで接続しました。

 なにやら色々あって、わけがわかりません。最近はUSB端子の新しいのも
 出たとか何とか。アップルはアップルで、いままで何種類もコネクタを変えてるし、
 なんだかついていけませんね。オジサンは。

 とりあえず、なんにも知らない状態から、HDMIを自分の作品に取り入れるべく、
 これから勉強を進めていこうと思います。

 まずは、オモチャ?を買って、中身を調べました。

 HDMI→AV と、 AV→HDMI です。型番そのまま HDMI2AV AV2HDMI です。

 一度も通電することなく、フタをこじ開けて、バラバラマン。

 どんなICが使われているか型番を調べたり、資料を入手し、目を通してみました。
 それは手に入るものなのかどうか。他メーカは同様な物を出していないか。
 あれこれと調べました。

 

 顕微鏡で細かく見ていきました。回路構成や信号の流れなど、推測しながら
 観察しました。

 そういえば某通販サイトに、これらの商品のレビューが載っていました。
 ちゃんと写らない、壊れてたとか何とか書いてあったけど。

 私は、まだ一度も通電していないので、これが動くのかどうか知りません。
 通電する前にこじ開けてしまったから、もし不良品だったとしても、
 保証はきかないでしょう。それはぜんぜん構わないので分解した次第です。

 ちゃんと写らないというのは、もしかしたら、NTSCとPALの切り替えスイッチが
 違ってるんじゃないですか。日本国内の機器だったら、NTSCにしないとだめよ。

 あと書籍としては、「Design Wave MAGAZINE 2008/4」にHDMIハードウェア
 設計入門の記事があり、お勉強したいと思います。

 やはり著作権保護関係の仕組みとかあるのかね。

 どんなコピーガードがかかっていても、映像が画面にうつる以上、コピー
 できますよね。画面をビデオカメラで撮影すればいいんだから。


■6. 洗濯機のカビ取り 

 うちの洗濯機は2000年に購入以来、現在までずっと使っています。
 平均して2〜3日に1回使っていると思いますが、なかなか壊れないものです。

 変なワカメみたいなものが洗濯物に付着するので、時々、カビ取りをしてきました。

 先日買ってきたカビ取り剤は液体のもので、ボトル1本まるごと投入するものでした。
 丸ごと1本、豪快な感じです。

 成分を見たら、トイレの「****」に似ているので、代用できるかも?
 あくまでも素人考えです。用途外ですし、保証できませんけど。



 水位を最高にして洗浄するけど、どうしても、洗濯槽のてっぺんまでは無理です。
 そこまで届きませんから。

 洗濯槽の見える面は、キレイに見えるけど・・・



 その上側の、水位が届かないところは・・・(スキマから撮影)



 この奥は、どうなってるのか見たいですね。見たくないけど。

 いくら優秀な洗浄剤でも、水位が届かない以上、この部分だけは手作業で洗うしか
 ありません。カビキラーとか、スプレーのやつを吹きかけようと思います。

 でも風呂掃除の経験からも分かるように、風呂だったらマジックリンを吹きかけた
 だけでは汚れが落ちないんですよね。ブラシでこすらないと落ちない。
 ティッシュを貼って、それにマジックリンをかけて「パック」する方法も有るけど、
 いずれにしても洗剤を吹きかけただけできれいになるのは見たことが無い。

 おそらく世の中には存在するだろう、業務用とか・・・たぶん(想像)強力で、
 長年こびりついた汚れも一発で落ちるのでしょう。ただ危険なので一般には
 出回ってないだけじゃなかろうかと。

 浴室周辺のカビに、カビ取り剤をかけると、すぐにカビが消えるように見えるけど
 色が消えてるだけじゃないのかと思う。また数日たつとカビだらけになっている。

 以上のような経験から、市販の洗剤や薬剤にちょっと漬け込んだぐらいで、
 こびりついた汚れやカビがそれだけで落とせるとは思えない。

 だから本当は、洗濯機をバラバラにして、直接ブラシでこすって、きれいさっぱりに
 したいのです。それが一番確実な方法です。

 言うのは簡単だけど、大変な作業です。
 分解して、洗って、また元通りに組み立てるのが非常に面倒くさい。
 それをカビがはえるたびにやるかって、やりたくないですよ。

 以前、洗濯しようとしたら水が入らなくて、ありゃ、電磁弁が壊れたかと、
 さっそく洗濯機を分解してしまったことがありました。かなり手間でした。

 じつは断水していたのに勘違い。あとで気づいてガッカリしました。
 近所を見回ったら水は出ていて、断水はうちだけでした。建物の給水ポンプが
 壊れていたんです。

 ところで、今回買ったカビ取り剤には、「胞子を99.9%除去」、「雑菌を99.9%除菌」と
 書いてありました。



 とにかく99.9%と黄色い字で書いてある。100%じゃないのがミソだ。
 0.1%は逃げだね。きっと。

 「完璧」と言ってしまったら、あとで逃げられないので、「ほぼ完璧」と言う
 ようなものです。

 たとえば、雑菌1億匹?のうちの0.1%は残るわけだ。
 1億の0.1%って相当な数じゃないの。

 まあ「99.9%」は面白いから、今後、「当社比」、「注:個人の感想です」、と
 あわせて使っていこうと思います。

 防サビ剤配合って書いてあったけど、成分表のどれがそれなのか?
 書いてないだけか。
 サビじゃなくてカビの打ち間違いでしたというオチじゃないだろうな。


 一応、手順どおりにやってみました。つけおきは不要と書いてあったけれども
 2〜3時間、つけおきをした後に、通常の洗濯工程で動かしました。

 しかし思ったほどワカメ状のものは出てきませんでした。小さいのが1個だけ。
 水も濁っていなかったし、きれいなものでした。

 完全に拍子抜けです。おもしろくない。

 それで続けて、水位の届かない所に「ド**ト」を空になるまで直接ぶっかけ、
 さらに「カ**ラー」の詰め替えボトルを1本丸ごと流し込んで、水位いっぱいで
 もう一度、洗濯工程で動かしました。

 結果は変わらず。

 ごみ取りフィルターにも大してゴミは入ってなくて、これなら、普段の洗濯の
 綿ゴミのほうが多いぐらいでした。

 ああ、洗濯槽の内側がどうなっているか見たい。見たくてたまらない。
 確かめたくてたまらない。本当はどうなっているんだ!

 うちの内視鏡カメラは、先端が太いから、スキマから入らなかったのだ。

 洗濯槽をポリカーボネート透明で作れないだろうか。

 洗濯槽を(機構や耐久性から難しいのは分かるが)炊飯器の釜みたいに
 取り外しが容易になるように作れないだろうか。

 見たい。中がどうなっているか調べたい。分解したい。確かめたい。


152 2014/09/24 トイレ中に・・・ 

 奇妙なもので、二日続けて、「トイレ中に電話着信」がありました。

 しょっちゅう電話がかかってくるなら、そういうこともあるだろうけど、
 私の電話は、めったにかかってきません。

 一日中トイレで過ごしていれば、トイレ中に電話着信の確率は100%だろうけど、
 残念ながら一日中過ごしていません。

 あいにく大きい方ではありませんでした。小さい方で、ごく短時間で終わる用事でした。
 その、ごく限られた時間に、狙ったようにかかってきました。

 放水している時に、あっ、電話が鳴ってる・・・と気づいても、手が離せません。

 ちょっと、放水を止められそうなところで止めて、電話を置いてあるところまで走ります。
 携帯電話なのに、携帯していません。室内なので携帯しません。

 ところが、電話に出た頃には、切れていました。

 かけてくる方には何の罪もありません。ただ、偶然としか言いようがありません。

 何が言いたいのか、と突っ込まれても・・・・・・。


■1. カセットI/F 

 自分のテスト用を含めて、基板5枚を実装しました。



 もちろん手作業で、ひとつずつ丁寧に作りました。

 物ができたら、それで完成と思われるかもわかりませんが、そうではありません。
 検査が重要です。部品の差し間違いや、不良が絶対無いと言い切れない。
 どんな項目を検査するか、どんなふうに検査を行うか、も大切なことです。

 この基板は小さいのに、部品をギッシリ詰め込んであるので、パッと見て実装ミスを
 探すのは容易ではありません。


 いまは個人レベルでやっているので、あまり形式的になりませんが、
 会社の仕事でやっていた頃は、検査仕様書や手順書を作ったり、検査を行う
 ためのジグを作りました。

 何かの装置に組み込む基板があったとして、その相手側がないと動かせない
 場合もあります。そこで、ジグによって擬似的な信号を作ったりして、動作できる
 環境を提供します。検査が容易にできるような仕組みも組み込みます。

 上記のように数台であれば、いちいちオシロスコープで測定しても良いでしょう。
 だけど、数が多くなってくるとミスも出やすくなるし、手間もかかりますから、
 専用のチェッカーというものを作ったりします。
 具体的には、ピンをたくさん立てておいて、レバーを下げると検査対象の基板に
 押し当てられ、そこに信号を送り込んだり、逆に測定したりして良否を判定します。
 大きい工場で、製造ラインに「OK」、あるいは「NG」を表示する画面が並んでいるのを
 見たことがあるかもしれません。

 少なくとも入出力のコネクタを検査対象の基板につなぎこんで、実際に動かして
 みるのは良くあります。そのコネクタが何度も差し替えをするものですから、消耗が
 激しく、そのうちに接触が悪くなったり断線したりして、何を検査しているのかわから
 ない状態になったりします。それで予備を多く準備しておきます。

 あまり関係ない話になりました。だけど、調子が出てきました。


 あと、抵抗値の調整が必要な部分などは、まだ実装していません。
 調整、確定してから実装します。

 たとえばアナログ部の調整を追い込むところがあるし、目立つところでは
 LEDが明るすぎる、という問題もあります。

 オジサンは、昔の暗いLEDの感覚がどうしても抜け切れないようです。
 さすがに、5V系で330Ωとか470Ωにはしませんが、とりあえず1kΩに
 したりします。それでも、今のLEDは明るすぎるのです。

 いままで何度もやっているのに、どうしても、LEDに3.3kΩとか大きい値を
 使うことに抵抗があります・・・(オジサンだけど、おやじギャグではない)。

 LEDの種類にもよるけど、特別に高輝度ではなく、普通に手に入るLEDを
 使っています。

 けっこう明るいんですよね。特に、部屋の照明を消してみるとよく分かります。

 連続動作試験で一晩通電している時、天井が青などに照らされるのは、
 夜中にふと目が覚めた時にブキミかもしれません。

 昔のLEDは、基本的に赤が主流で、他に緑と黄色がありました。選択肢は、
 それぐらいでした。
 青は、まだありませんでした。青がなければ、白もありません。少なくとも、
 手の届くところにはありませんでした。

 そして、昔のLEDは今の物に比べて、暗かったのです。緑なんかは、多めに
 電流を流す必要がありました。

 だけど、
 LEDの抵抗値は一概に決められるものではなくて、パルス的に点灯する場合、
 多めに電流を流す場合もあります。ダイナミック駆動なんかそうですね。


 ところで、9/22夜からマイコンのプログラムを作り始めました。マイコンを搭載して
 いるので、昔のカセットI/Fよりチョットだけ賢い。

 一応、マイコン無しでもカセットI/Fとしては動きます。

 マイコンは、ロードの周波数や波形の測定を行って、表示する仕事をしています。
 周波数を検知してLEDが点灯するし、波形をはかって、最適な状態であれば
 OKのLEDが点灯します(作成予定)。

  

 1200Hz、2400Hz、4800Hz、それぞれ判定して表示しています。
 まだ作りかけで、動作がおかしい(中央)けれど、もうちょっとで完成します。

 (両方点灯する原因: 再生レベル不足時に起こります。レベルを少し上げれば
 正常になります。レベル不足を判定する目安になります)

 ロード音のモニタもできます。うるさい時は、スイッチでOFFできます。

 それとジャンパー設定で、テスト信号(セーブ用)の出力もできるようにする
 予定です。調整時に便利でしょう。

 なかなかオシレータなんか持ってる人はいないから、そういう機能があると便利
 でしょう・・・って、Windows等でフリーソフトでできるじゃん、と言われたら、
 困るんですがね。


 プログラムは最初動かなくて、おかしいな動くはずなのに・・・と少々悩みまして。
 どう考えても動くはずなのに、おかしいなあ、と。

 PV-7は、ちゃんとロードできるんです。だけど、同じ信号をPICが読まないなんて
 ありえないぞと、しばらく悩みました。

 じつはLOAD信号(コンパレータ出力)に、テスト用として抵抗を通してLEDをつないで
 見ていた為、そいつのせいで電圧が下がっていたのです。コンパレータは
 オープンコレクタ出力で、Hレベルはプルアップ抵抗に依存しますから、重たい
 負荷をつないだら電圧が下がります。うっかりしていました。
 回路的には、単純にプルアップ抵抗を変更するだけでは対応できない条件下です。

 0〜5Vで振れる信号が、0〜2Vぐらいに落ちていました。これでもPV-7は
 2VでもHレベルとして受け取ってくれるのでちゃんとロードできたわけです。

 ところが、PICのポートAはST(シュミット・トリガ)でした。Hレベルは4V以上ないと
 受け付けてくれないから、無視されていたというわけ。

 これは、3.3V系の信号を入力する時にも、レベルが足りなくて問題になりますね。
 注意しよう。

 たぶん、こういうのはどこかで読んだかもしれないけど、その時は他人事みたいで
 ピンとこなかったと思います。自分で経験して、調べて確かめて、ああ、そういうことかと
 納得します。

 その信号はマイコンに入力してあるので、モニタLEDはPICから駆動するように
 すれば間違いないですね。


■2. 電源連動ユニット 

 「さんすろっと」用の電源連動ユニットを組み立てました。



 写真の見本にはリレーが載せてあります。実際にはFET仕様なので
 リレーは載りません。参考として載せました。

 LEDも載っていますけど、実際には黒いチューブで包むので、点灯しても
 見えません。このユニット自体、さんすろっとのケースに組み込むので、
 いずれにしても見えません。
 見えないところでも、サボることなく、ひそかに光ります。

 このまま「さんすろっと」に組み込むと、基板の裏面が触れてショートするかも
 しれません。それで、チューブに包むわけですが、全体を包んでしまうと端子台の
 ねじが回せなくなります。

 ねじの所に穴を開けてもいいけど、そこから裂けそうです。チューブを収縮してから
 穴をあければいいだろうけど、それよりも、必要なところにだけチューブをかぶせたい。
 そして半田面の部品リードの突起がチューブを破らないようにしたい。
 半田面のリードは短く切り詰めました。

 最終的に、絶縁板を別途CNCで切り出して半田面に当て、その状態でチューブを
 かけることにしました。

 まだまだ組み立て途中です。進捗は、改めて報告します。


■3. CPLDボード 

 これは、アルテラの EPM3064 を搭載したCPLDボードです。
 DIP 40ピンとほぼ同じ大きさの基板です。

 この写真は、ユニバーサル基板上のDIP 40ピンのソケットに
 載せてみた状態です。手前は、基板の裏側を見せています。



 細ピンヘッダを使ってみたけれど・・・ICソケットに差し込むのはきつい
 ですね。一度(むりやりに)差し込むと、以後、「ユルユル」になりそうです。
 やはり太いのでしょうか?(0.5mm角 ということだったが)

 カフェバー ゆるゆる

 これ本当に有る。通りがかりに見つけた時ビックリした。車をとめて撮影。


 ブレッドボードには、細ピンヘッダでも普通に差し込めました。

 ICソケット(丸ピン)に差し込むのなら、もっと細いピンが市販されているので、
 それを使うほうが良いでしょう。(注:個人の感想です/無難ですが)

 細いピンは、基板に半田付けする方はφ0.6、ソケットに差し込む方は
 φ0.4でした。細ピンヘッダは0.5mm角で、数字だけ見ればそう変わらない
 ように見えます。丸か、角かの違いで、角だときついのでしょうかね。

 9/23夜は組み立てまでで、まだ動作確認まで至っていません。
 基本的には線を引き出しているだけなので、特に問題ないはずです。

 動作確認をするにはCPLDの中身を作り、そして外部に回路を組んで、
 実際に書き込みと、入出力をさせてみる必要があるでしょう。

 なお、このボード上には、JTAG端子、3.3Vレギュレータ、電源表示LEDを
 搭載しています。

 ブレッドボードにも差し込めますよ。



 左側のピンがはみだしています。うちには、こんな小さいブレッドボードしか
 ないので、寸足らずでスミマセン。

 進捗は、改めて報告します。


151 2014/09/22 ケース製作

 また最初に、全く関係ない話をします。

 これは今から13年前に取り寄せた、放熱部材の資料です。
 部屋の不用品整理をしていて見つけました。

 

 なんと、あの・・・、ドクター中松創研 (笑)

 この資料を取り寄せた理由は、放熱部材が必要だったからではなくて、
 ドクター中松の会社だったから、だろう(笑)

 放熱用のテープとか熱伝導シートなど、数種類のカタログが同封されて
 いました。

 しかし、これらは彼の発明であるとは書かれていません。私は、ちょっと
 思い違いをしていたようです。これらは、おそらく彼の発明品ではありません。

 発明部と工業営業部があるようで、これらの商品は工業営業部の扱いです。
 あやしげな独創的な発明品ばかりが有名だったりしますが、意外と、こちらの
 工業営業部の仕事で地道に稼いでいるのかもしれませんね。

 ところで、ドクター中松に最接近したのは2007年7月、東京に行った時でした。
 私は大学の先生を訪ねる為、神田駅から電機大(当時)まで歩こうとして、なぜか
 お茶の水駅に着いてしまいました。おかしいな、地図通りに歩いたつもりなのに。
 初めてなので仕方ないが・・・それで電話したら、迎えに来てもらえる事になり、
 駅前で待っていました。

 すると、目の前を選挙カーが、「どくたー なかまつー どくたー なかまつー どくたー
 なかまつー どくたー なかまつー」などと歌いながら走り去っていきました。
 本人が乗っていたようです。(文章で書くと何の歌かわかりませんね。)

 あっ、私は信者(?)ではありませんので、念のため。


●1. カートリッジケース 

 ABSのナチュラル色を初めて使い、ケースを製作しました。

 (9/21午前に材料が届いたので、早速!)

 

 正面パネルは、スモークアクリルとしました。
 透明よりも、格好良く見えます。 (注:個人の感想です)

 なにか、どこかで見たような感じがすると思ったら、色の組み合わせが
 カステラっぽく見えます(カットする前のカステラ)。あるいは、プリンにカラメルが
 かかっているように見えなくもありません。

 これまで、あれこれ試行錯誤をしてきましたが、カートリッジケース等の材料は、
 このABSのナチュラル色で落ち着きそうです。厚みのばらつきが無く、加工性も
 良くて、使いやすい材料です。透明にしたい部分に、アクリルを組み合わせて
 使っていこうと考えています。

 おしゃべりカートリッジ

 不透明な材料で組み立てる時に困るのは、接着剤の流れが見えにくいことです。
 透明なら、接着剤の流れ込みが一目で分かります。
 よく見えないと、量の加減も難しいです。余分に流して、あふれることがあります。
 あるいは、スキマに流れ込んでいないかもしれません。それが見えにくいので
 念のために、多く流してしまいます。

 逆に不透明で助かるのは、付いてはいけない場所に接着剤が垂れた場合でも、
 目立たない事です。透明だと、もろに目立ちます。接着剤が乾かない状態で
 うっかり指で触れると、指紋が残ったりして台無しです。

 いずれにしても接着剤を流し込むときは、もし液があふれたら、どちらに流れるか
 考えながら持ち方を変えます。接着部を下になるようにします。あふれても、ほかに
 流れようがないようにします。
 最初の頃は、広い面に斜めに垂れ、台無しになったことがありました。軽度であれば
 コンパウンドで磨いてきれいになりますけど、たいていダメですね。傷が深くて
 お手上げです。


●2. その他 

(1) 「電解コンデンサ、つゆだくで」 

 保管している部品をチェックしていたら・・・

 

 ご覧の有様でした。このまま不燃物へ、ゴミ箱ポイポイのポイよ〜。

 もっとありました。

 

 写真では見えにくいけれど、電解液が付着しています。リードがサビていますね。
 あのニオイもします。全部ダメじゃないかもしれないけど、このまま捨てました。

 これらは何年も放置していたものです。ホコリをかぶっているでしょう。

 昔、「ジャンク袋」などを買って、いちいち選別していた頃があったのです。
 毎晩こつこつと・・・今じゃとてもやる気がありませんけど、始めてしまったら
 止められない性格なので、そんなこともやっていたんですね。

 (2005年当時の写真がありました)

 念のため、これらは製品には使っていません。もともとゴミといえばゴミですし、
 数も揃いませんから、そういう物を製品には使えません。バラック試作、実験用の
 予備品にしようとしていました。選別中に忙しくなり、入れ物に入れたまま忘れて、
 棚に放置していたものです。

 製品用に使う電解コンデンサは、新品を袋買い(200個)しています。使用量が多い
 ためです。よく使う容量(10μF、100μFなど)に絞って、それらを多く使っています。


(2) 学研の「科学」 

 ちょっと理由があって、これを古本屋から取り寄せました。1982年のものです。

 どちらも表紙が「ぬこ」で萌えますね。動物虐待に見えなくもありませんが、
 当時は大らかだったと思います。むしろ、今のほうがギスギスしてるだけだ。

 こんなに小さかったっけ?(A5版)

 表紙で、ぬこは何と言っているかというと、

 左は、「モビールに乗せられちゃったよ。ゆらゆら動いて、好物の魚も
 とれニャい。だれか、助けて〜!4ページからを見てね。」

 ぬこカワユス。萌え〜。

 右は、「ニャンと、電磁石で引き上げてくれるそうだ。うまく上がるのかニャ?
 4ページからを見てね。」

 「科学」と「学習」は、いまは無くなってしまいました。

 小学生の頃、「科学」と「学習」のどっちかを買っていたものです。毎月、学校に
 教材屋さんが売りに来ていました。昼休みに、学校の裏にライトバンがとまっていて、
 そこに並び、ひとりずつ代金と引き換えで受け取りました。ワクワクしていましたね。

 一般の書店では売られていなかったと思います。

 両方買える裕福な?同級生もいましたが、私はどっちか一方でした。
 同級生のを見せてもらって、「学習」のほうが良さげだな、と思ったら、来月は「学習」
 に変更するような、浮気者でした。

 一応予約制だったので、直前に変更されても困ると教材屋さんに怒られた記憶が
 あります。

 専用の封筒があって、枠が描いてありました。タテが4月から翌年3月で、ヨコが
 「科学」、「学習」の欄で、購読したい方に印をつけるようになっていました。
 たしか丸いスタンプだったような? もう現物も無いし、忘れてしまったけど。
 それに代金を入れて、受け取りの時に持っていったっけな。

 そのうち、学校で物を売るのは云々・・・と先生が言い出して、あくまでも学校は関係
 ないんだ、という話になったんじゃないかと思います。

 親も批判的で、「ふろく」だけ遊んで本はほったらかしで勉強しないとか何とかブツブツ
 言っていました。
 親がノーと言ったら金が出ませんから、もう「科学」を買えなくて、教材で遊べなくなります。
 当時は危機感を感じたものです。
 それで子供ながらに、これは教材だ、勉強になる記事も載ってる、とか親に主張した
 わけですよ。

 そういえば・・・
 とうとう、ゲルマラジオは手に入れ損なって、それを持っていた同級生がうらやましくて、
 うらやましくて、どうしようもありませんでした。空き箱だけでももらいたいぐらいでした。
 (せめて、写真を眺めて萌えるだけでも・・・)


 それで、最初に書きました「理由」の話ですけど、
 確か本誌には、「ふろく」ではなく「教材」である、とどこかに書いてあったはずなんです。

 それだけを確かめる為に、当時の「科学」を取り寄せたのですが、どこにも書いてありません。
 このページに書いてありそうなものだけど、無いんですね。

 「編集のねらいと役割」

 なお、本誌は「3月号」ではなく「3月教材」と表紙にハッキリ書いてあります。

 問題は、付属していた物を「教材」と主張している文章の存在です。
 現在の「大人の科学」では、「ふろく」と言ってるけど、当時はそれを否定していたはず。
 当時はふろくじゃないと言っていたくせに、なぜ今はふろくだと言うんだと、個人的に
 不満があるわけです。
 当時は、あくまでも「教材」であると主張していたはずなんです。私の記憶では。
 (もし記憶違いだったらスミマセン!)
 それだけが気になって、確かめようとしています。その証拠が欲しいのです。

 もしかして、「学習」の方かも? また探し回って手に入れようと思います。
 確かめないと気がすまない性格なので。

 まあ、今はふろくでもどっちも構わないんですけどね・・・どうでもいいといえば
 どうでもいい話・・・だけど、本当に些細なことでも、気になったらどうしようもない
 んですよね。せいぜい自由に調べさせてください(笑)


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