通販商品紹介 (7)

 通販ページに新しく掲載した商品をご紹介します。
 このページは、更新履歴を兼ねています。商品紹介以外の記事もあります。

 数量が限定されている物は、早い者勝ちです。

 リンク先の商品ページの表示が「在庫切れ」になっているもの、
 リンクが切れているものは、売切、削除済みです。ご了承下さい。


  <目次>

   ■210 2015/04/26 あれこれ
   ■209 2015/04/21 久しぶりです
   ■208 2015/04/12 まだまだ
   ■207 2015/04/04 近況
   ■206 2015/03/31 再び多忙

   ■205 2015/03/28 発売
   ■204 2015/03/25 発売まであと少し
   ■203 2015/03/22 あれこれ
   ■202 2015/03/20 突破せよ、最先端を
   ■201 2015/03/19 動いた

   ■200 2015/03/15 生日快楽
   ■199 2015/03/10 朝飯前
   ■198 2015/03/08 落ちる、仕事にならん
   ■197 2015/03/04 長い道のり
   ■196 2015/03/03 生きている

   ■195 2015/02/22 いろいろ多忙
   ■194 2015/02/16 どんどん進む
   ■193 2015/02/13 野を越え山越え谷越えて〜
   ■192 2015/02/05 時間無し
   ■191 2015/02/02 悪戦苦闘

   ■190 2015/02/01 3Dプリンタ導入
   ■189 2015/01/28 多忙
   ■188 2015/01/24 現状
   ■187 2015/01/22 さらに発送
   ■186 2015/01/21 発送開始しました

   ■185 2015/01/20 製造中
   ■184 2015/01/18 MFP-CY240Z-A
   ■183 2015/01/17 「らむまっくす2」と「8255カートリッジ」
   ■182 2015/01/16 FPGAボード(大)専用ケース
   ■181 2015/01/15 お知らせ


 (最新情報が先頭になります。)


210 2015/04/26 あれこれ 

 スーパーで買い物をしていたら、肉の売り場ではない場所に、
 トレーに入った状態の肉が突っ込んであるのを見つけました。

 よくあることだけど(いけない事だけど)。当然、お店としては迷惑だし損失です。

 カレールーと一緒にあったことから、たぶん、最初にカレーを作ろうと
 思ったけど、やっぱりやめた、で、適当なところに突っ込んだのだろう。
 ちゃんと元の場所に戻せよな、まったくもう。

 面倒くさいから、見なかったことにするか、と一瞬考えたけど、
 やはり気持ちが悪いから、申し出ることにしました。

 店員さんを探して、肉が放置されているよと、その場所を案内しました。
 まず、カレールーは元の棚に戻していました。

 で、肉はどうするんだろうな、と観察開始。(ここが見どころ)

 まさか、そのまま肉の売り場に戻すのでは、と0.1%ぐらい疑ったりして。
 (本当に戻したら、そこから、新たな展開となるわけだが)

 ちょうど、台車を押していた別の店員さんが通りがかり、その人に
 なにか話して、預けていました。その先は、どうなったか知りません。

 いつから放置されているか分からないから、捨てるしかないでしょう。
 そうしていると信じるけど、本当にもったいないですよね。

 まあ、しょっちゅう通っていると、色々なことがあります。
 以前書きましたっけ。

 おつまみの売り場で、唐辛子せんべいを探していたら、なにやら動いていました。
 最初は、「蛾」(ガ)かなと思ったのです。
 落ちたガが、羽根をバタバタさせているのか、と。

 よーく見たら、ちっちゃいネズミでした。ゲゲゲのゲ。
 それがチロチロ動き回っていました。

 その時も、すぐに店員さんに申し出ましたら、ビックリされていたようですけど
 事実ですから。

 直後、店長さんが来られてお詫びをされまして、いえいえ構いません、と。
 ただ、正直な気持ちは、その棚にある物はしばらく買う気がしなかった。
 数日後、見に行ったら、陳列は全部きれいに、リニューアルといいましょうか、
 やり直してありました。


■1. よんすろっと 

 この前の試作ケースを見直し、修正を加えて、ほぼ最終バージョンができました。

 そのほかにも製造が重なり、土曜日の午後から夜までかかって、ご覧の通り。



 これら全て、マジックリンで洗ってから、よく乾かしました。
 (拭き取っても、スキマに水分が入っていることもあるから、一晩よく乾かす)

 さて、
 上面フタをアクリルで作ったので、さすがに厚さ3mmといえども、細いところは
 強度的に心配です。
 そして、基板表面を保護するカバーの必要性を感じましたので、ご覧のように
 透明のパーツを作りました。

 

 左上の写真は、上面フタを取り付けた状態です。透明パーツが見えています。
 右上の写真は、透明パーツを取り出して上に載せました。

 これで、「桟」の補強をしつつ、基板表面の保護をします。

 ICの端子保護は、ポリイミドテープを貼ることで対策します。
 SOPをハンダ面に実装したら良かった? 今回は実装工程を考慮して、部品面実装と
 しました。部品面だけで実装を完結すれば、最小の手間でできますから。

 ケースは、さらにもう一度、改良を加えたいと思います。こだわりすぎかもしれませんけど。

 そうやって試作を繰り返していたら、材料を使い切ってしまいました。
 すでに追加発注しましたけど、それまではケースの製造ができません。

 連休前に届くので、届きしだい、製造する予定です。

 ビスやスペーサ類も発注しました。


■2. エクステンション基板専用ケース 

 エクステンション基板(MPC-FC50P3、4)専用のケースを設計、試作しました。

 まだ試作段階で、改良について検討を続けているところです。
 ご意見をお待ちしております。

 今まで専用ケースは存在せず、基板むき出しだったので、
 ホコリをかぶったり、金属片に触れてショートする心配もあったのだけど、
 「家」ができたら、落ち着きますね。

 

 やはり、このスタイルになりました。いつもの、「カステラ」です。
 全て3mm厚の板を用いて、しっかり作っています。

 今回、形状や寸法の確認をするために試作しました。

 これを改良して、最終版とします。
 少し寸法を直すのと、あとは、トグルスイッチの取付穴を追加します。(/SLTSL用)

 ご参考までに、外形寸法は、ヨコ約145mm×奥行き約75mm×高さ約30mmです。
 (改良により変更することがあります)

 外形に対して、(透けて見える)中身の基板が小さいと思われるかもしれません。
 装着するカートリッジの大きさに合わせれば、これくらいにはなります。
 それと、エクステンション基板以外にも応用ができるように考えています。

 あと、
 スイッチは穴あけが必要だけれど、もしLEDを追加するとしたら、LEDについては
 上面が透けて見えるので、穴あけの必要がなくて良いですね。

 MSX-Audioのように、超巨大なカートリッジを装着する場合も考え中です。

 このままだと、当然、バランスを崩して傾いてしまいます。

 沈没〜!!

 そこで、広い板を底に取り付け、それを「よんすろっと」本体や、本などで押さえるように
 すると良いかもしれません。

 別の方法として、30cm定規を100円ショップ(今は100円じゃないけど)で買ってきて、
 それを両面テープで貼り付けてやっても良さそう・・・?
 MSX-Audioは横長なので、それと平行になるように、このケースの下へ
 定規を貼り付けてやったら、安定するかなと考えています。

 

 ケース底面中央に定規が貼れないのは、ビスが突出している為です。それで、
 端に貼りました。
 底面のビスについては、突出しないように、ザグリ加工を追加し、皿ネジを使うことで
 対策、改良します。

 右上の写真のように、一応ちゃんと座るようになりましたけど、抜けそうです。
 左側にも、ガムテープの芯か、文庫本の積み重ねか、何かしないと落ち着きません。
 さすがに、これは・・・・・・例外的に、でっかいです。厄介です。

 さらに、専用ケース自体の高さも、もっと必要なのかどうか。

 浮いている感じがします。

 現状、MSXのカートリッジスロットの標準に比べて、この専用ケースは浅く作って
 あります。なぜかというと、浅い方が、あれこれいじくり回す人にとっては都合が
 良いだろうと考えたからです。

 そこで、ケースの高さを2種類作っても良いかもしれません。

 余談ですけど、100円ショップの定規は、目盛りがズレているものがありました。
 なんかおかしいな、と気づいて、別の上等な定規とつき合わせてみたら、ズレていた!
 ずいぶん前の話なので、忘れてしまったけど、10cmぐらいで1mmズレだったかな。
 そんなの初めて見ました。あきれましたよ。いくら安くても、これは無いだろうと。
 安物に精度を期待しないけど、目盛りぐらいちゃんとしろよと・・・。

 あれは、どうしたっけな。へし折って、捨てたかもしれません。
 そんな安物は、工作の素材に使ってしまえばよいと思います。


 今回、ケースを独自に設計した理由は、市販ケースに自分の希望する寸法の
 ものが無かったからです。
 市販ケースだったら、見栄えも良いし、穴を追加工すれば済むのだけど、
 実際には、なかなか思ったような寸法のものはありません。
 幅と奥行きはピッタリだけど、高さが足りない。幅と奥行きはこのままで、
 高さが2倍だったら良かったのに、・・・なんてのは、よくあることなんです。

 どうしてもそういうケースが必要だった時があって(2000年頃)、タカチのケース
 を2個用意し、それを輪切りにして、つなぎ合わせることで高さ2倍のものを
 作った事がありました。不格好でしたけど、仕方ありません。当時はCNCも
 ありませんでした。その次のバージョンで、ある工場にお願いして、小型ケースを
 樹脂ブロックから削り出してもらったのを覚えています。

 市販ケースに希望する寸法のものがない場合、
 自分でケースを板材から切り出して、貼り合せて作るのは、手間がかかるし、
 見た目も、金型で抜いたケースに比べれば劣ります。
 でも、寸法や穴位置は自由に決められるし、追加工の位置決めに比べれば
 材料からの切り出しなので、最初から精度が出ているというメリットがあります。


 まとめます。

 ★改良などの予定

 (1)高さ調整、市販スペーサに合わせる必要がある。
 (2)トグルスイッチの取付穴を追加。
 (3)MSX-Audio対応のための寸法調整
 (4)USBやDCジャックの穴が追加できるようにする。将来の応用のため。
 (5)ケースの高さ2種類のバージョン?
 (6)そのほか、ご意見を頂いて、良いものは反映したい。


■3. 自社加工ケース全般 

●接着剤

 アクリル用の液体接着剤にこだわらないで、別の物に変えて
 試してみました。

 (以下、
  アクリル用の液体接着剤 →アクリル用
  今回試したABS用接着剤 →プラモ用 と略します。)

 ※なお、アクリル用の液体接着剤はABSにも使えます。



 昔からお馴染みの、プラモ用接着剤です。
 これを使って、カートリッジケースを1個作ってみました。

 まず、接着するまでの時間が長い。それは長所でもあり、短所でもあります。

 アクリル用は、流し込んだ後、ごく短時間に接着します。
 まずい、ズレた、と思っても、後の祭りです。ガッチリついていて、剥がれません。
 一方、上記のプラモ用は、接着して動かなくなるまでの時間的に余裕があり、
 早いうちなら、ずれたのを直すことも可能です。

 ただ、作業性を考えると、短時間で接着するアクリル用に軍配が上がります。
 接着剤を流して、次の部品を組んで、また流して、・・・と、段取り良く進められます。

 プラモ用だと、接着して動かなくなるのを待ってから、次の作業になります。
 何個かまとめて作るとき、流れ作業的に接着していけば、一回りしたときに
 接着しており、うまい具合に進められるかもしれません。

 そしてプラモ用は、粘性があるため、スキマにしみこみにくいです。
 アクリル用は液体なので、スキマにしみこんで良く接着します。
 プラモ用は最初から、接着面にむらなく塗っておく必要があります。


●注射器

 <課題1>

 アクリル用の液体接着剤は、ゴムを侵す性質があります。

 長時間、その中にゴムを浸すと、ふやけてスポンジのようになるのか、
 しまいには、崩れてきます。接着剤に黒い粉が混ざるようになったら、寿命です。



 写真では、針の根元に崩れたゴムが詰まっているのがお分かりになると思います。

 もちろん、接着剤の説明書には、液を入れたままにしないようにとか、
 使用後は注射器を洗浄して下さいと書いてあります。当然守っています。
 だけど、何度も使ううちに、徐々に劣化してきて、最後にはゴムが崩れます。

 どうしても長時間の作業になると、液を入れたまま、の状態になってしまいます。
 ゴムを使っている以上、劣化は避けられません。

 ガラス、または金属製の注射器を使えば、劣化の心配は無いし、長時間の作業
 にも耐えられることでしょう。
 ただ、今の世の中、注射器はプラスチック製ばかりですね。


 <課題2>

 接着箇所に液を注入する際、出すぎてしまって、あふれたものが表面を荒らしたり、
 余計なところを融かしてしまったりする失敗がよくあります。
 30分もかけて削り出したケース材料が台無しです。

 液があふれても、垂れていかないように、それを最初から考慮した姿勢、角度を
 意識するようにしていますが、やはり失敗します。

 注射器のピストンを押しても、思ったように液が出てこない。
 押しても出てこないので、おかしいなと、つい押してしまう。そうすると多く出てきて
 失敗してしまう。わかっていても、出てこないので、押すしかありません。

 たぶん、原因のひとつは、エアが入っているせいだと思います。
 最初にエアを抜こうとしても、なかなか難しいです。針を上向きにして、あふれた液が
 元の接着剤ビンに戻るように、・・・、それが難しい。

 工場では、一定量の接着剤を出すために、ディスペンサというものを使います。
 空気圧を利用していて、ボタンを押すたびに、ピッ、と一定量だけ押し出してくれます。
 これが有ればいいけど、ジャンクでも探さない限り、高価でしょう。
 電磁弁とマイコンとエアポンプを組み合わせて自作するか?

 仮組み立てのためにマスキングテープを貼っていたことがあって、そこに液が流れ込むと、
 糊を融かしてしまって汚れたり、溶剤の影響でテープが剥がれてしまったりして、
 うまくいかないこともあります。


●カートリッジ専用箱 

 これまでは、ビニール袋に入れたり、プチプチで包んできました。
 しかし見た目は、あまりきれいではありません。
 保管しておく為の箱もありません。

 カートリッジケースを使う機種は、ずいぶん増えてきました。
 それで、やはり専用箱が必要ではないかと考えた次第です。

 個人的には、箱なんかすぐ捨ててしまう人なので、こだわってきませんでしたが、
 Appleの製品を見ても、開ける楽しみってのがあるんですね。いわゆる、開封の儀
 ですか。全く、考えもしませんでした。

 そんな大それたものじゃありませんが、とにかく、専用箱を手配したので、
 今後はそれにカートリッジを入れて、お届けしたいと思います。

 既製品の箱を探し回ったんですが、なかなか、思うようなサイズはありません。
 カセットテープのケースより少し大きいぐらいの箱って、ありそうなものですけど、
 意外と無いんです。私が探しきれていないかもしれませんけど。

 あまり厚くなってもいけません。レターパックの厚さ制限があります。

 本来は、製品に合わせて箱を作るものですけど、それなりにお金がかかります。
 見積をとったら、5万とか、それ以上でした。さすがに、そこまで投資できません。

 どうにか、近いサイズのものを見つけた次第です。


■4. スーファミコントローラ信号変換基板 

 この前、在庫がなくなった旨お知らせしましたが、
 先日、追加発注分が入荷しました。

 とりあえず、5個作りました。



 この機会に、プログラムのバージョンアップを考えています。


■5. LEDアレイ基板 MDL-1 

 DIPの16ピンサイズに、抵抗とLED(青)が8個並んでいます。
 細ピンヘッダ付きで、ブレッドボードやICソケットに装着できます。

 

 ブレッドボードに、抵抗とLEDを並べる手間が不要となり、
 また、コンパクトにまとまります。

 次の写真は、点灯テストの様子です。



 細ピンヘッダは、ハンダ付けしない状態で添付します。
 (それを使用しない場合も想定して)

 基本的に、+ → 抵抗 → アノード → カソード → − の接続です。
 (アノードコモン)

 上記の点灯テスト写真では、+側をジャンパー線でつないでいますが、
 基板内部で共通につながっている為、16ピンのみ+につなげばOKです。

 特に指定がない場合は、アノードコモンにて製作します。

 通販は、こちらです。


★さあ、このページもいっぱいになりました。(8)へ移行します。


209 2015/04/21 久しぶりです 

 更新しないと、死んだと思われたらいけないので・・・(笑)

 一区切りついた後、溜まった仕事を片付けるのに手一杯です。
 まだ全然片付かなくて、メールの返事も後回しになっていて、皆さんに申し訳ないです。

 トーストを食べていたら歯の詰め物が取れてしまって、余計な用事が増えたりとかも。

 やりかけている物の原価計算とか、動作確認とか、加えて新しい事も色々とやっています。

 それと、基板をつかんだ時、ICのピンが指に刺さったのだけど、そういう小さなケガは
 日常茶飯事だから、気にしないで忘れていました。ところが、日が経つにつれて、
 だんだん痛くなり、腫れてきました。

 ケガなんて、血が止まりさえすれば、忘れてしまって良いとしか思っていません。
 だって子供の頃から、ツバでもつけとけ、とか、せいぜい洗って絆創膏でも貼っておけ、
 程度に言われて育っているので。
 ほっとけば、そのうち血が止まって、乾けばいいだろう、です。

 20才頃だったか、指にトゲが刺さったのを、抜くのが面倒で(取り切れなかった?)放置したら、
 あとでイボみたいになったことがあります。結局、手術して取り除いてもらい、
 今でも傷跡が少し残っています。
 当時、有給が無くてなかなか病院に行けず、そのうち直るだろうと期待しながらも、
 血が出たり止まったりの繰り返しで、いっこうに直らないままでした。

 たまたま通勤中に車で事故って病院に行く機会があり、ついでに、先生、じつは
 こういうケガが・・・と見せたら、即、手術だって。
 手術室で、まな板の鯉で・・・。麻酔が切れてから激痛だった。当たり前だけど痛かった。
 ズキズキ痛んでおさまらず、たまらなかったです。
 包帯の交換の為、数日おきに通院することになっていたけど、いくらなんでも
 有給がないので、早く済まないものでしょうか、と申し出て、糸をとってもらったら
 また傷口がパクッと開いたような記憶があります。

 まあ、些細なケガでも、甘く見たらダメだな、ということです。
 (今回のケガは、結局1週間ほど放置していました。皮が剥がれて、治りそうです)

 数日間、ハンダ付けばかりして過ごしていたせいか、とうとう、ハンダ付けの夢を
 見てしまいました。コテを当てた時のハンダの流れがリアルで・・・煙も。

 あと、中国語検定の合格通知が来ました。4級です。
 先日までは準4級、まだ4級?と思われるかもしれないけど、多忙な合間に少しずつ
 勉強して、長期的にステップアップしていきます。

 漢字を見た瞬間に、日本語じゃなくて中国語読みしてしまうようになりました。
 日常的にも、Nihaoとか、Xiexieとか、うっかり言いそうになります。

 あとは・・・
 仕事で閉じこもってばかりなので、旅に出たいですね。どこか遠くに行きたい。
 そんな気持ちがあります。

 5月の連休は混むので、その時期は避けたいと思います。高くなるし。

 対馬に行ってみたいなと、以前から思っているけどなかなか実現しない。
 行こうと思えばすぐなんだろうけど(大村から飛行機で35分)、なかなか
 抜け出せなくて。
 それにしても、あんなに離れているのになぜ長崎県なのだろうと、不思議です。

 遠隔地の取引先へのお得意様回り、そしてイベントとか展示会があれば
 久しぶりに東京へ行ってみたい気持ちもあります。
 思い切って東北まで行き、南下したらどうかなと、考えたりもします。

 そういえば、ビッグサイトに出展したことがあります。昔いた会社で。
 ブース設営で前日から入ったけど、暖房が切られていて寒かったっけな。
 珍しく一張羅を着ていったのに、作業服を忘れてしまい、その格好のまま
 配線工事とか荷物運びをしたりして・・・。
 翌日は半日ぐらいお客さん対応をして、他社のブースを見て回ってから
 帰って来たっけ。

 うーん、今年はとにかく一度は、遠くに出かけてみようと思います。

 東京にひんぱんに出張していた時代もあったけど、遠い昔のことです。
 秋葉原を最後に見たのは2007年だったかな。本当に見ただけ。
 通りすがりで。
 さっき書いたビッグサイトの時は、羽田からシャトルバスで往復したから
 とうとう秋葉原まで行けなかったのです。


■1. スーファミコントローラ信号変換基板 

●お買い上げ頂いた方のブログの記事をご紹介します。
 有難うございます。許可も頂きました。

 趣味の報告ブログ

  それぞれの記事のタイトルへ。
  「PS→アタリ仕様2」
  「PS→アタリ仕様2-2」
  「PS→アタリ仕様2-α」
  「PS→アタリ仕様2-3」
  「PS→アタリ仕様2-4」
  「PS→アタリ仕様2-5」
  「PS→アタリ仕様2-6」
  「PS→アタリ仕様2-7(完)」

 写真を送って頂きました。
 格好良くまとまっていると思います。



 こういった応用例を拝見しますと、自分では思いつかなかった事もあり、
 勉強になります。

 SEGAのコネクタ付きケーブルが売られている情報もご紹介頂いて、
 ありがたいことです。あれは、もう手に入らないものとばかり思い込んで
 いましたから・・・、それで、D-subコネクタを壊して変換コネクタを作ったのです。

 ところで、変換基板単体で売れたのは、じつは初めてでは。
 スーファミコントローラの改造品は何台も売れましたけど、基板単体は
 ほとんど無かったと思います。


●その信号変換基板は現在、在庫切れです。追加手配中です。
 ようやく初回製作分の基板が出尽くして、ギリギリ足りなかったので、
 予備まで出してしまい、自分でテストに使う基板もない状態です。

●搭載しているマイコンのプログラムのバージョンアップを予定しています。
 ご要望があり、現在は未使用となっている”SELECT”、”START”の
 機能追加を考えています。さらに、”L”、”R”についても、検討中です。

 ”SELECT”で上・下同時押し、”START”で左・右同時押し、とします。
 ”L”と”R”を何に使うか? 連射の速度調整か、あるいか・・・?
 検討してみたいと思います。

 そして、変換基板からのSTART、SELECT信号の出力についても
 検討したい。一応、信号をスルーホールまで引き出してあって、
 細かいからハンダ付けしにくいかもしれないけど、プログラムを改造
 すれば、信号出力可能でしょう。

 じつは、USBも接続できるんです。そういうPICですから・・・。
 何に使うか、と考えると、パッと思いつかないけど。


■2. よんすろっと 

 実装を頼んでいたものが、出来上がってきています。



 あとはケースだけ・・・と言いながら、遅くなって本当に申し訳ありません。
 いろいろ考えると、なかなか、まとまらないのです。

 MSX-Audioにも対応するとしたら、大幅に大きくなります。
 じつはMSX-Audioの実機をお借りすることができて(感謝!)、はじめて
 現物を見ました。こんなにデカイとは思いませんでした。

 現状の「よんすろっと」の設計だと、一番奥のスロットに差し込んでも、
 一つ手前のスロットまで干渉してしまって、そのスロットは使えません。
 これは相当、大きく作らないとダメだなと・・・。

 従って、MSX-Audio対応は、特注という位置づけになりそうです。
 次の写真のような位置関係でエクステンション基板を配置し、フラットケーブルで
 接続するようにしたらどうかと思います。

 (写真のメイン基板は試作の旧型)

 これら全体がおさまるような大型ケースを作るか、あるいは、エクステンション基板
 部分のみ、おさまるようなケースを作るか、です。
 全体がおさまるケースだと、USBコネクタの延長も考えないといけません。

 かなり、頭でっかちになるので、「よんすろっと」本体とのバランスも気になります。

 このように特注対応も考えつつ、標準ケースの改良をして、早く作り上げます。
 もう中身はできているのですから。

 ケースを試作バージョンから修正中! ここ2〜3日以内には出来るでしょう。

 


■3. そのほか 

 今回はとりあえず、ここまでとします。

 ほかにもいっぱいあります。新しい製品も次々に出していきたいです。
 さばけなくて、スミマセン。

 時間がかかっても着実に、と思います。

 では、また改めて。


208 2015/04/12 まだまだ 

 次から次に、あれこれ色んな出来事がありました。それらに足を引っ張られ
 ながらも、頑張って、仕事を片付けています。

 最初はいつものように、駄文を書き連ねていたのだけど、気分が変わって、
 一旦バッサリ切り落としてしまいました。シンプルにいきましょう。

 前回の更新から、間隔があいてしまいました。
 急ぎの仕事を続けて頂き、先月末からずっと、それに取り組んでいました。
 まだ終わったわけではありません。もう少しです。日曜も関係ないけど、
 生活のために頑張ります。

 桜は、いつ咲くのかな?と、思いっきりボケていました。本当に。


 先日、肩こりがひどくなり、ようやく整骨院に行きました。

 少々、具合が悪くても、お金がかかるだろうと思って我慢するんですよ、私は。
 なんか調子悪い、痛い、スッキリしない。それを適当にごまかしながら、過ごして
 いました。慣れてしまって。
 だけど、痛みは気になるし、きついので横になってしまう。仕事の効率も落ちます。

 若い頃、よく、胃のあたりがキリキリ痛むことがありました。
 すぐおさまるし、慣れてしまって気にしていなかったけど、異常な事だったんだね。
 検査を受けたら十二指腸潰瘍だって言われて、何ヶ月か薬を飲みながら通院して
 直りました。

 肩こりも慣れてしまって、こんなもんだと自分をごまかしていたけど、このままでは
 いつまでもスッキリしないし、重い腰を上げて、ようやく行った次第です。

 まあ、ガチガチに凝っていました。ほぐしてもらって、だいぶラクになりました。
 何ていうんですかね、置き鍼? 画鋲ほどじゃないけど、1mmぐらいの極細の針の
 付いた絆創膏を肩に貼って、数日過ごしています。
 日曜の夜に剥がすことになっているので、どんな物なのか、顕微鏡で見てみます。

 頭は重いものだって。それを支えるために筋肉が緊張する。同じ姿勢を続けるから
 どうのこうの・・・・・・わかってるんだけど、仕方ないじゃないですか。
 頬杖をついたまま仕事するわけにもいかんし。
 バーチャルボーイのスタンドみたいなやつに顎を乗せて、頭を支えたらラクになるか?
 歯科の診察台の椅子いいな。ライトのアームを利用して液晶モニタをつけて、
 寝たままキーボードやマウスが操作できないかな。眠くなったらそのまま寝ればいいし。


■1. マッパーRAMカートリッジ(4Mバイト) 肉球魔巴Go!  

販売再開 

 お待たせして申し訳ありませんでした。
 製造準備ができたので、販売再開しました!
 通販は、こちらです。

 手作業で、合間合間に基板とケースを組み立てる為と、部品手配の為、
 最長1週間程度お時間を頂く場合があります。ご了承下さい。


動作確認のご報告 

 さらに、ご報告を頂きました。有難うございます。

 1.FS-A1GT (512KB)  写真1枚目、2枚目
  スロット1 スナッチャーSCCカートリッジ
  スロット2 さんすろっと
     さんすろっと 0 肉球魔巴Go! 4M RAM
     さんすろっと 1 似非職人工房製 うっかりくん 4M RAM
     さんすろっと 2 NOVAXIS-SCSI (HDD)

 

 2.FS-A1F(MSX2 128KB改 Z80B 6MHz切り替え可能改造品
  ...残念ながら6Mでは暴走) 写真3枚目、4枚目
  スロット1 肉球魔巴Go! 4M RAM
  スロット2 似非職人工房製 うっかりくん 4M RAM



(写真は縮小で文字がつぶれてしまいました。4352Kbytesと表示されています。)

★クロックアップなど、改造機での動作につきましては
 基本的には動作保証外となるわけで、動かなくても仕方ないかも
 しれませんけど、ユーザとしては当然、動くほうが嬉しいですよね。
 検討してみます。


■2. よんすろっと 

 先日ようやく、実装を頼むことができました。

 人に頼むことを先にせよ、と、駆け出しの頃に言われたものだが、
 頼むのだって、準備が必要です。結局、自分の仕事は減らない。

 「おい、部品表つくっとけよ」と、その一言で済むのが理想だけれど、
 そうなるには、かなり出世しないと無理です(笑)

 そのセリフは、昔、東京のある会社の社長が長崎に来られて、
 一緒に打ち合わせをしている時に聞きました。
 その社長が、「おい、部品表つくっとけよ」と、電話で社員に指示したのを
 目の前で見て、私もそう言えるようになりたいと思いました。

 いまだにそれは実現していないので、まず、部品表作りからでした。
 CADの吐き出した部品表を、Excelに貼り付けて、そこに部品の型番を
 調べて書き込んでいきました。

 部品手配からお願いする場合は、型番をきちんと書かないといけないけど、
 今回は部品支給なので、取り違えたりしない程度に埋めておきました。

 型番から全て調べて書き込むと、相当な時間がかかります。ひとつひとつ
 データシートを見たり、入手先の通販ページなどを調べるからです。

 秋月やRSから買うようなものもあるかもしれません。その場合は、コメントに
 通販コードを埋め込んでおきます。通常のルート(代理店)から仕入れが
 できない場合、秋月やRSから買うときの助けになります。

 とにかく物事がスムーズに進むように、出来る限りのことをします。(あとで
 問い合わせが来ないように、自分の手間がかからないように)

 そんなことを考えながら、一生懸命入力している途中でExcelが固まって、
 「デバッグしますか?」などと、バカなことを聞いてくるのでイラッとする。(笑)

 よく動画サイトに、PCをバットで破壊するようなビデオがあるけど、
 分かるよなあ、その気持ち。なんでこんなガラクタに振り回されなければ
 ならないんだ。手で書いたほうがよっぽど早い、とブツクサ独り言を言ったり、
 ここに書いたりするわけです。

 部品表に間違いがあると、実装の担当者から問い合わせがあり、お互いに
 時間をロスするので、こちらで事前によく確認しておくことも大切です。

 たとえば基板の図面をプリントしておいて、部品表を見ながら、1点ずつ実装する
 イメージで、塗っていきます。そうして、抜けなどを見つけます。
 あえてそんな面倒な、愚直なことを一つ一つやるんです。そうすると、部品表を
 ザッと眺めただけでは気づかないことが見えてきます。

 寝かす部品、ビス止めの部品、裏に付ける部品、兼用パターンなど色々あります。
 それらは指示書に明記します。
 「よんすろっと」の場合、3端子レギュレータは兼用パターンになっており、ラジアル
 部品と面実装部品のいずれかを実装します。それは支給部品次第で対応する、
 と明記しました。

 1枚だけは自分で実装すると、作業しにくい所などに気づいて設計に反映できるし、
 基板の写真を渡せば、この通りに作る、という見本にも使えます。

 次に、支給するための部品を数えて袋詰めします。これも手間ヒマかかります。

 

 抵抗など、足りないのが一番困る。ちゃんと数えたはずなのに、あとで1本足りない
 って言われるのが困る。100本袋をドサッと大雑把に渡すのが無難でしょう。

 基本は、そのつど必要なだけ出して、余りは返してもらいます。
 在庫管理まで頼むとラクだけど、それはただではありません。それで、そのつど
 必要なだけ出すようにします。


■3. LEDアレイ基板 

 チップLEDと抵抗を8個並べた、DIPの16ピンサイズの基板を作りました。
 意外と、こういう物は無いんです。(知らないだけ?)

 

 出力ポートの確認用などで、ブレッドボードにLEDを並べたりするけど、
 いちいち抵抗をつながないといけないでしょう。それが面倒でした。

 こんなのは売られているけど(下の写真)、これだって、抵抗を外付け
 しなければなりません。面倒だし、場所をとります。



 今回新しく作った「LEDアレイ基板」なら、抵抗を外付けする必要はありません。
 LEDは、青のチップLEDを使用しています。

 自分で使う為に作ったけど、少し余分にあるので、欲しい方いかがですか。
 あとで通販ページに掲載したいと思います。

 細ピンヘッダも使用できます。

 (仮にさしてみた)


■4. その他 

 この前、FS-A1Fが仲間入りしました。



 もちろんFDDはベルト交換済みで、普通に使えます。

 MSXの周辺機器などを色々作っているけど、動作検証用の実機は
 できるだけ多い方が良いと思って、入手しました。

 たとえば、こんなふうに・・・。



 ついでに、以前からFDDが壊れたままになっていたFS-A1STも
 ベルトを入手して、動作するようになりました。
 ただ、ベルトはいずれダメになるので、とりあえず使える間に
 代替の準備を進めていきます。

 面白いと思ったのは、昔のフロッピーが、かなり読めるのが分かったことです。

 WindowsのデスクトップPCで読もうとして、うまく読めなかったMSXのフロッピー、
 カビのせいもあるだろうけど、捨てずに×印だけつけて、全部とってありました。
 それを試しに読ませてみたら、ほとんど読めたんです。本当に助かった。
 もう二度と読めないのかと、あきらめ半分でしたからね。嬉しい。

 2HDのFDDよりも、2DDのFDDで読んだ方が、読み取りやすいのでしょう。
 記録密度が低いからでしょう。
 高校生の頃、MZ-2000のフロッピー(5インチ2D)をイタズラして、鉛筆で
 塗ったりして読めるか試したけど、普通に読めましたもんね。

 この際、新しいフロッピーにコピーしつつ、PC上にもバックアップを作って、
 これからも保存していきます。
 貴重な?昔の作品、内容によっては(公開可能なものは)公開していきたいと
 思います。


 今夜(これを書いたのは4/11夜)は眠いし、きついので、もう寝ます。
 ほかにもいっぱいお知らせしたい事がありますけど、また後日改めて。


207 2015/04/04 近況 

 いまは使わなくなったノートPCのメモリに、いまさらながら、チップ立ちを発見。

 (中央付近)

 私がハンダをいじって、こうなったのではありません。そんな痕跡は無いし、
 手前の未実装パターンは、元からです。

 立っているのはパスコンなので、無くても一応動くだろうけど、・・・。

 こういうのを何気なく見つけてしまうところが、我ながら職業病?というか、
 なんと言いましょうか。
 (外食時に、髪の毛などの異物をよく発見してしまうし)

 このメモリは、外観検査を通ってしまったか、いや、最初から外観検査してない
 のでしょう。機能検査だけかな、と思います。

 ユーザとしては、目の前の1個を見て文句をつけたりするけど、
 何千個も何万個も作って、ひとつも間違いがないようにするのって、現実には
 とても大変なことなんですよ。
 ハンダ付けの1点ずつ、すべてを保証できるかって、口で言うのは簡単だけど
 実際には、想像もできないぐらいです。

 100万個のカップめんの中に、暗黒生物Gが入っていないことを保証せよ、とか。
 カップやきそばに、ソースが入っていなかった、ってのは私も経験しましたけどね。

 食品工場だったら、人の出入りから管理して、製造現場は文字通りアリ一匹
 入れないような仕組みにしています。それを点検したり清掃したり、
 絶えず維持管理をしているのでしょう。
 食材をダンボール1箱丸ごと持ち込むと、もしかしたら、その中に隠れているかも
 しれないじゃないですか、例の虫が。それを水際で食い止めるような工夫も、
 どうやっているか知りませんけれど、やっているのでしょう。
 いずれにしても、多くの努力があって品質が維持されているわけです。

 正常なものができるのは当たり前なんだけど、その当たり前を実現する為に
 どれだけの努力が必要か、半端ではありません。

 実際に製造に関わったものでなければ、わからないと思います。
 目の前の10個だって、全部の品質を揃えるのは、意外と面倒なのです。
 1個を直したら、あと9個も同じにしないといけない。

 とにかく、ものを作った以上、それを検査しなければなりません。
 ちゃんと動くという保証が必要です。

 検査するには、人間の目視検査だけでなく、検査する装置も必要です。
 いわゆるチェッカー、私もいろんな製品の為に作ってきました。
 検査対象の基板をセットして、スタートボタンを押せば、自動的に機能検査して
 結果をOK/NGで表示するものです。

 何か問題が起きた時に、検査で見たのか見てないのか、問題になることも
 あります。

 なにそれ、わかりきったこと、ばかばかしい、と言われそうな事も、いちいち
 検査するのです。そうしなければならないのです。
 基本は、まず、疑ってかかることです。
 意図したようにできていると思いがちだけど、そうなっていない前提です。
 できていると思い込んだら見逃してしまう。

 たとえば基板の寸法をはかって、それが規定内にあるかどうか、とかね。

 そんなの決まってるじゃない、なんでいちいち測る、って言われそうだけど、
 本当に大丈夫か?と詰め寄られると、いや、測ってないので、とは言い訳
 できませんからね。
 見ている(管理している)、それをやっているかいないか、全然違います。

 じゃ、目の前の1個が大丈夫と言うけど、全数は大丈夫なのか?答えろ。
 もう、こうなるとヘリクツの世界ですね。

 テンプレートみたいなものを当ててみて、穴を通ればOKというふうに
 工夫すれば良いのです。まるでミニ鳥居のくぐり抜けみたいです。

 検査には基準があって、その範囲内にあればOKとするわけです。
 そういった基準書や、検査仕様書なども作って、工場に指示をするのです。

 何でもかんでも全ての項目を検査していたら、日が暮れるどころじゃ済まない
 ので、内容によっては、全数じゃなくて抜き取りとか、そういうのもあります。

 実際に、自分の設計した製品の、数千個の量産に立ち会ったこともあるわけですが、
 残念ながら、検査をくぐり抜けて、現場で気づいた物もありました。それは最悪です。
 工程を組んで、検査もその流れの中で行っていたんですが・・・。

 たとえば照明器具だったら、いくつか並んでいるLEDが全部均等に点灯していたか。
 左右に分かれているのは、どちらも点灯していたか。ひとつずつ全て点灯していたか。
 明るさは均等か。消費電力やルクスをはかる等、数値的に管理する必要もあります。
 つまり、単に点灯していた、じゃなくてね。
 点灯していた、だったら、中途半端な明るさのやつが混ざっていてもOKになってしまう。

 作業する人たちは、昨日からアルバイトで入った不慣れな方もいらっしゃるわけで、
 誰がやっても間違いの無いように、抜けがないように気配りして指示をするのは、
 本当に難しいことでした。

 自分の常識と、相手の常識は違うんです。まず、これが前提です。
 自分は知っていて当たり前、だけど、他の人は必ずしも知っているとは限りません。
 自分はパッと見て、良否が分かるけど、それを判断した基準は何か。
 細かく、抜けがないように徹底して指示をします。

 そしてまた、悪いことは重なって、無茶なスケジュールの中とか・・・。
 とにかく目標は一日何百台で・・・と決めて、集中してやるのだけど、そういう状況って
 数をこなすことばかりに、みんなの気持ちが行ってしまいがちです。
 そうして、見てなかった、見落とした、・・・ありがちです。

 誰か一人でもいいので、そのへんをブラブラさせておく、ヒマな人を配置したら
 良いかもしれません。
 ちょっと待ってそれおかしいよ。みんな忙しい中で、そんなふうに気づいてくれる人が
 いたら、どうでしょう。
 その人だって気づかないこともあるだろうと言い出せば、きりがないけど。


 うちの製品なんか、せいぜい作っても数個ですけど、
 それでも、どこか問題ないだろうか、ハンダ付けは完全だろうか、と気にし始めたら、
 きりがありません。再度、顕微鏡で見たりとか、動作中にゆすってみたり、あれこれと
 試してみたりしています。


■1. よんすろっと 

 先日、改良を実施して新たに作った基板が届きました。

 まず1枚だけ部品実装して、動作確認まで行いました。

 顕微鏡下にて(面実装部品の)ハンダ付け完了。


 「よんすろっと」には、給電用のUSB端子を2ポート備えています。

 Androidスマホと、iPhone5を同時に充電しています。
 モバイルバッテリーも充電できました。

 

 但し、「よんすろっと」のUSB端子は、アップル社などが正式に認定した物では
 ありません。保証無し。自己責任でご使用下さい。念のため申し上げます。

 USB扇風機&LED電気スタンドも試しました。(左:停止中/右:回転中)

 

 2ポートで合計2A(最大)までです。それを超えますと、保護が働いて出力しなくなります。

 iPad(初代)も充電できました。

 全然使わなくて宝の持ち腐れ。


 おっと、
 「よんすろっと」本来の機能も確認しました。



 試作バージョンの基板で確認していたので、基本的に問題はありません。
 動作確認結果はOKでした。

 あとはケースの仕上げを!


■2. マッパーRAMカートリッジ(4Mバイト) 肉球魔巴Go! 

 ユーザの皆様より、動作確認のご報告を頂いております。
 有難うございます。ご紹介致します。


★写真1
 FS-A1GT 512K
 スロット1 MegaFlashROM  SCC + SD 2slots + 512K RAM
 スロット2 さんすろっと
    さんすろっと 0 肉球魔巴Go!
    さんすろっと 1 SCCカートリッジ(SDスナッチャー)
    さんすろっと 2 おしゃべりカートリッジ サロンdeふぉ〜

★写真2
 FS-A1GT 512K
 スロット1 MegaFlashROM  SCC + SD 2slots + 512K RAM
 スロット2 さんすろっと
    さんすろっと 0 肉球魔巴Go! 4M RAM
    さんすろっと 1 ヤフオクで落とした個人作成の512KRAM
    さんすろっと 2 似非職人工房製 うっかりくん 4M RAM

【写真1】                          【写真2】
 


 それから、次は私がテストした時の写真です。ご覧のように、MEMCHKは正常終了しました。
 試作時には、これとは別のプログラムでテストを行っていて、その結果も正常でした。



 (1chipMSX、スロット1、肉球魔巴Go!×1個)


 それから、第2ロットの基板がそろそろ出来上がってきます。(4/3現在)

 

 双子のように面付けしてあり、実装機にかけることもできるようになっています。
 実装後、Vカットで割れば、1個ずつになるというわけです。
 但し、実装機にかけるほど枚数は多くないので、全部私が手付けします。

(追記)

 新しい基板が届いたので、さっそく実装しました。



 2種類のメモリチェックプログラムで、正常終了しました。

 


206 2015/03/31 再び多忙 

 お陰様で、「肉球魔巴Go!」の初回生産分は完売となりました。有難うござい
 ました。

 一気に送り出した分が、31日の夜までには全て届いたようです。
 これは発送直後の写真です。
 

 近日中に、次回生産分の基板を発注予定です。そんなに時間はかからないと
 思います。
 基板にチップを載せるのは得意だから構わないけど、一番の課題は、
 あのカートリッジケースです。特に、接着作業がうまくいかなかったり失敗したり・・・
 厄介です。

 そしてまた、色んな仕事が重なってまいりました。
 急ぎもあって確かに大変だけれど、皆さんに頼りにして頂いて、お仕事ができるのは
 本当に有り難いことです。


 ところで、3/29もカートリッジケース等の製造などに明け暮れていました。

 カートリッジケースを機械で削り出しながら、その横で、「よんすろっと」のケースを
 設計し、一気に試作品を作り上げました。

 その作業をしながら、久しぶりにコーラを飲みました。ダイエットを始めてから、
 基本的に禁止(年に何回かはOK)していますから、本当に久しぶりです。
 それで頭が回るようになるのですから、有効な投資です。

 ああ、とにかく、うまかったです。(しばらくは、おあずけです)

 かつては(社畜だった頃は)毎日、500mlペットボトルのコーラを飲み干していました。
 いや、一日に2本以上飲んだりとか、リポビタンとか、缶コーヒーとかデカビタ系の
 炭酸飲料もたくさん飲んでいました。
 きついし、眠いし、そういうものを飲まないと、やっていられなかったからです。

 コーラだけで太ったわけじゃなくて、ストレスやら、仕事で夜遅くなって、
 その遅い時間にご飯を食べることの繰り返しやら、運動不足などが原因でした。
 当時の免許証の写真を見ると、ポッチャリした顔になっていました。

 肝臓に脂肪が溜まっていると指摘された時から、朝昼晩に会社の近くを歩くように
 しました。特に昼休みは、往復40分で行ける所まで行っていました。
 最初は、身体が重くて、歩くのも苦痛でしたけど・・・だんだん距離をのばしていきました。

 夕食は、遅くならない時間に(18時頃)食べるようにしたし、飲み物はコーラを禁止して
 基本的に水かお茶以外は飲んではいけない、という制限をしました。
 それで2年ぐらいかかったか、15kg減量できて、59kgぐらいまで行きましたけど、
 現在は63kgぐらいで落ち着いています。常に、できるだけ歩くように心がけています。

 お酒は全く飲まないんです。興味ないし、おいしいとも思わないので・・・コーラの方が
 絶対おいしいと思います。
 数年前、基板設計をしながら、毎晩ワインを飲んでみたことはあります。こんなもの
 飲んで死なないだろうか?と、おそるおそる口をつけました。大丈夫そうだったので、
 毎晩グラス1〜2杯ずつ飲んで、普通だったし、設計もミス無しで仕上げました。
 でもやっぱり、飲み物は甘くなくてはいけません。絶対です。グレープ100%ジュースの
 方がおいしいと思いますよ。


■1. マッパーRAMカートリッジ(4Mバイト) 肉球魔巴Go! 

 初回生産分は完売となりました。近日中に次回生産分が準備できる予定です。
 しばらくお待ち下さい。



 LEDのパターンを大きくしたのと、パターンを少し整理しました。
 基本的には何も変わりません。
 LEDのパターンは、リフローならそのままのパターンで良いのですが、
 手付けなので、ハンダ付けしやすいように大きめにしました。
 (2125/1608兼用パターン)

 ご予約を入れて頂けますと、その台数を確保しますので、確実に
 入手することができます。


■2. よんすろっと 

 ケース・・・まずは、たたき台として、作ってみました。

 やっぱり、カステラカラーですか。(まだ決定ではありません)

 現物を見ながら、改良を考えます。

スモークアクリルは、どうしても
写りこんでしまいます。

見づらくてすみません。

 トップ面パネル・・・各スロット毎の仕切りが細くて、きゃしゃです。
 これは、強度的に足りません。構造を考え直します。

 内部の基板をカバーする板も追加したい。

これは左側面です。

電源アダプタのジャック穴があります。

ポツポツ並んでいる穴は、放熱用です。
(気になるほど熱くなりません。
ほのかに暖かい程度。念のため)
各スロットの切り離し/接続用スイッチと
同じく、スロット選択時に光るLEDです。

 量産バージョンの基板は、あと数日で入荷予定です。
 部品を揃えて、実装屋さんに送り、ハンダ付けしてもらいます。


205 2015/03/28 発売 

 気が付いてみれば、3月も、もう終わりですね。
 まだ肌寒い日もありますけど、確実に暖かくなってきています。


■1. マッパーRAMカートリッジ(4Mバイト) 肉球魔巴Go! 

 大変長い間、お待たせしました。お陰様で、ようやく販売開始できます。
 通販は、こちらです。

 予約された方から優先して割り当てます。(こちらで把握しておりますので
 ご注文は、あわてなくて大丈夫です)

 今回の完成品は9台を販売予定で、うち7台は予約済みです。(3/27夜)

 3/27夜の時点で、基板7枚、ケース8個、正面パネル7枚ができています。
 基板は、あと2枚残っています。不足していた部品が3/28に届いたら
 ハンダ付けして、テストして完成予定です。ケースも含め、その分は
 製造の為に少しお時間を頂くかもしれません。

 3/27の時点で、完成品は4台です。
 3/28には、あと3台できて、合計7台が準備できる予定です。
 そのあとに2台を作ります。

 売り切れれば、次回生産分の発注となりますが・・・結局、9台で世の中の
 需要は満たされてしまったりして? (欲しい方は、ぜひ、ご連絡下さい)

写真が、うまく撮れません。
どうしても写りこんでしまう。

 あっ、そうだ・・・

 売ってしまって手元に無くなったら、32MBの画面を見られなくなる、という事に
 気づきました。

 ・・・・・・いや、いいんだ。また作れば。(笑)


 ところで、
 いつものようにカートリッジケース製作が難関で、苦心しておりました。

 26日の夜までかかって、ようやく4個削り出しました。
 その前に作っていた1個と、あわせて5個。

バラバラの部品を
接着して組み立てます。
4個できました。

 ところが、それらを接着して組み立てている時に、例の接着剤が
 ドバッと出てしまって、それで表面が融け、1個は台無しになりました。
 はあー。

表面が
ひどく荒れています。
これでは使えません。

試作用にします。

こんなの、いくつも
ありますよ。
トホホ・・・。

 注射器で用心深く、少しずつ注入するようにしているのに、難しいものです。
 なぜだろう、エアが入っていたらいけないのか、まだ分かりませんが・・・。
 指先の熱の影響では有りません。注射器なので、液の溜まっている所には
 触れていません。

 不透明な材料だけに、液が見えにくいです。それで、つい、注射器を
 強く押すこともあります。
 透明アクリルなら、浸透していくのが見えるので、液量の加減もしやすい。
 未接着も見て分かりやすい。

 あれこれ試してみて、良さそうな方法は、注射器の先端をトントンと
 叩くようにして接着剤を少しずつ出すことです。そうすると、いっぺんにドバーと
 出たりしにくいようです。

 一直線の部分なんか、サーッと針を移動しながら、接着剤を流そうとするけれど、
 出すぎてしまって困ります。少しずつ点付けするように出せば、失敗も減りそう
 です。

 27日の夜にも製造を進め、ケース4個できました。

(左)27日製造分のケース
(右)完成品

 注意深く接着を進め、なんとか失敗せずに済みました。
 これを洗剤で洗って、よく乾かしてから、中の基板を組み込みます。

 正面パネルは、別にスモークアクリルで製作しました。
 それは、あえて接着せず、はめ込み固定としています。
 いまのカートリッジ構造では、接着してしまうと基板が取り出せなくなります。
 そして、接着時の失敗の可能性も考慮しています。

 というのは、一番悔しいパターンがあって、
 正面パネルを接着しようとしたら、液があふれて、パネルを斜めに横断・・・
 消えない傷です。何度もやらかしました。

 薄い傷だったら、コンパウンドを布につけてよく磨けば消せますけど、
 たいていはダメですね。キズが残ってしまいます。

 ああ、こういうのが得意な方にとっては、見ているとイライラするでしょうね。
 なにモタモタしてんだよ、なにやってんだよ、まったくもう、俺に貸してみろよ、
 そんな感じでしょう(笑)

 私にとっては、小石を積み上げては鬼が崩しに来るような感じです。
 いや、自分で躓いたりして勝手に崩してるのか。

 さらに加工時間の短縮をはかるべく、加工データの見直しと改良を実施しました。
 その結果、従来1個あたり42分以上かかっていたものが、22分と短縮できました。
 あとで手直しが必要だった部分も修正し、トータルとしても短縮できています。

見直しを行い、
材料のムダを
少なくしました。

 完成ギリギリになって、最後の仕様変更を行いました。

 ディップスイッチ2番は、マッパーレジスタのリード可/不可の
 切替用としました。

 元はLED表示内容の切替でしたが、動きの面白い?方に固定しました。
 (レジスタの書き込み時のA1、A0状態)

 LEDは1個でも良さそうだけれど、2個の方が交互に点滅することもあり
 面白いし、4個のレジスタのどれを選択しているかを表示する為にも、
 2個が良いでしょう。

 通常、マッパーレジスタをリード可にする必要はないと思います。
 だけど念のために、機能を追加しました。
 こういう変更が自由にできるのは、CPLDの便利なところです。

 リード可にすると、他のマッパーRAM(リード可なもの)が存在する場合、
 問題があります。リード時にお互いのデータがぶつかってしまいます。
 当然、期待しているデータは得られないでしょうし、破損の可能性もあります。

 MSX1ならFCh〜FFhは何もつながっていないので、本カートリッジ
 1個だけ装着して、マッパーレジスタの読み書きを試す事ができます。
 但し、設定によっては当然のことながら、暴走することがあります。ご注意下さい。

CF1200
(MSX1)に装着
リード不可設定で
読み出してみました。

MSX1自体にも
マッパーは存在しないので
全て255です。
ディップスイッチ2番ON

肉球まっぱGo!の
マッパーレジスタ読み出し可
の設定です。
肉球まっぱGo!の
マッパーレジスタが
読めています。

 そこで、改めて気づいた事があります。

 一応、マッパーRAMと、増設RAM(らむまっくす仕様)の切替は有るのですが、
 じつはマッパーRAMの設定のままでMSX1に差しても、BASICで28815bytes freeの
 表示が出ます。これは、PV-7(メインRAM8KB)でもCF1200(同16KB)でも同じでした。
 もちろん、普通に使えます。

 当然といえば当然です。マッパーレジスタを操作していないだけで、普通に増設RAMに
 なっています。
 問題なのは、マッパーレジスタが書き換わった時です。いきなりアドレスが変わるので、
 暴走します。目の前にあったプログラムやスタックがいきなり消えたらどうなるか。
 MSX1では、書き換えの可能性は無いとは思いますが・・・。

 マッパーRAM設定の場合、MSX本体からのアドレスはA13〜0で、その上はマッパー
 レジスタの値を使用しています。
 増設RAM設定の場合、MSX本体からのアドレスはA15〜0で、その上は0固定です。
 それで、マッパーレジスタの影響を受けないわけです。
 つまり、増設RAM設定として使用する場合は、その設定にするのが無難、という事
 です。

 リフレッシュに関しては、これらの設定に関係なく(リフレッシュ禁止にしない限り)
 行われます。


■2. よんすろっと 

 ケースの設計中です。

いわゆるマンガですね。
(ポンチ絵)


 それと、バッファカートリッジの製作を進めていこうと思います。
 カートリッジケースは、肉球魔巴Go!と同じです。(正面パネルのみ異なる)

 「よんすろっと」 4月中には発売開始できるでしょう。
 長くお待たせして申し訳ありません。もう少しお待ち下さい。


204 2015/03/25 発売まであと少し 

 CADでマウスのホイールをよくクリックするためか、ついに反応が悪くなり、
 困りました。中のスイッチが消耗したのでしょう。

 こういう事で仕事が中断してしまうのです。



 新しいの買えよ、って言われそうだが、これ、まだ比較的新しい物です。
 スイッチぐらいなら、自分で交換したらいい。

 それで交換してみたら、確かに反応は良くなったけど、今度は重くて・・・。
 押す力ごとにランクがあるのは知っていたけど、手元にある物を利用したので
 仕方ありません。かといって、そのスイッチ何個かを通販で買うのも、と思います。

 元々のスイッチ: どうせ安物だろうと思いながら、はずして見たら、オムロン製でした。
 CAD操作で押しまくっていたから、さすがに消耗するでしょうね。

 

 左クリックの指が触れる部分も、見たらテカテカになっていました。
 キーボードの表面もテカテカ。


■1. マッパーRAMカートリッジ(4Mバイト) 肉球魔巴Go! 

 改めて思うのですが、価格を決めるというのは難しいですね。
 安くしないと買ってもらえないと思い、ぎりぎり安くしておいたら
 思わぬところで足が出たりして、結局は赤字になったりします。

 初回10台の単価は\12,000で、次回から\12,800と決めました。
 すでに数台のご予約を頂いております。

 中身(基板)は完成しており、あとはケースの製造だけです。
 準備ができ次第、発売開始予定です。宜しくお願い致します。


 ところで、いままで説明していなかった、
 ディップスイッチとLEDに関する機能をご紹介します。

 ※試作機

 ディップスイッチは、とりあえず全てOFF状態なら、無難に使えると
 お考え下さい。

 出荷時そのままの状態で、触らなければ、無難な人生を送ることができます。

ディップ
スイッチ
OFF ON
1番 リフレッシュ有効 リフレッシュ無効
2番 LD2,1にA1,0表示 LD2,1にA15,14表示
3番 マッパーRAM
4MB
らむまっくす
64KB
4番 /SLTSL接続 /SLTSL切断

 スイッチONすると、一歩、前に踏み出すことができます。

●1番
 リフレッシュ無効というのは、文字通り、DRAMのリフレッシュを無効にします。
 リフレッシュをしないとどうなるのか、意外とご覧になった事がないでしょう?
 それを、スイッチひとつで簡単に確かめることができます。
 (通常は、OFF:リフレッシュ有効でお使い下さい)

 呼吸を止めて何秒耐えられるか、そのDRAM版の実験?ができます。

 DRAMのデータシートに記載されているリフレッシュの時間間隔は、
 最悪条件にマージンを加えたものなので、実際には(保証はないが)
 けっこう長い間、記憶を保持しています。

 大事なファイルをRAMディスクに移動して、それからリフレッシュを無効にすると、
 (普段は意識しない存在の)リフレッシュのありがたみが身にしみて良く分かります。

 TYPEコマンドなどで(適当なテキストファイル等を表示して)、ファイルの読み出しを
 連続して行っている限り、なかなかデータは消えません。
 DRAMの読み出しはリフレッシュになるからです。
 しかし、それを止めてしばらく放置した後に、再びTYPEコマンドを実行すると・・・。

 そういえば小学生の頃、授業中にヒマなので(ヒマなのかよ)、
 時計の秒針を見ながら、呼吸を止める遊びをよくやっていました。
 気づかれないように静かに、それを何度も何度も繰り返していました。
 限界に挑戦した時、苦しくて、思わず、ブハァ、とやってしまって、
 おい前田、お前なにやってんだと、ゲンコツを食らったことも。
 (H多先生スミマセンでした)

●2番
 LD2,1はLEDの2番、1番のことです。
 LEDに表示する内容を、このスイッチで選びます。
 表示のみで、ほかに何の影響も無いので、好きな方を選んでください。
 動作中にチカチカ点滅して面白いし、動作確認できます。

 A1,0はマッパーレジスタの書き込み時のアドレスです。
 A15,14は本カートリッジのセレクト(/SLTSL)時のアドレスです。
 その瞬間を表示すると、パルスが短すぎてLEDの点滅がほとんど見えないので、
 最後の値をラッチすることでハッキリ表示しています。

●3番
 スイッチONで「らむまっくす」の働きをします。MSX1用の増設RAMとして、
 メインRAMが64KBになります。
 但し、DRAMなのでバッテリーバックアップは無し。電源を切ると消えます。
 (MSX2以上は、OFF:マッパーRAMでお使い下さい)

●4番
 ONにすると、本カートリッジを(スロットに装着したまま)切り離すことができます。
 (通常は、OFF:/SLTSL接続でお使い下さい)

 なお、切り離し中でもリフレッシュは継続しています。
 (ディップスイッチ1番で無効にしない限り)

 MSX-DOS2動作中は、常時マッパーRAMにもアクセスしているようで
 (LD4の点灯でわかる)、いきなり4番を操作すると暴走することがありますので
 ご注意下さい。


 次に、LEDの説明をします。

LED 内容
LD1 A0またはA14
LD2 A1またはA15
LD3 DRAMアクセス
LD4 /SLTSL

●LD1、2
 ディップスイッチ2番の説明をご参照下さい。

●LD3
 DRAMへのアクセスをする回路が働いている時に光ります。
 (リード、ライト)

●LD4
 本カートリッジがセレクトされている時に光ります。
 但し、ディップスイッチ4番がONの時は、アクセスされても光りません。

★動作中のLED点滅の様子(動画/約50MB) こちら 
 MSX電源ONから、RAMDISKへのファイルコピーまでの動きです。


■2. よんすろっと 

 いまの基板は試作・評価用という位置づけで、これを使ってテストを繰り返して
 きました。基本的には、さんすろっとの延長なので、大きな問題はありませんでした。
 しかし、いじっているうちに、改良したくなった部分が出てきました。

 量産用の基板を新しく作るため、多くの改良を実施しました。

 最後に行った修正は、可能な範囲で大きいカートリッジにも対応する為、一番奥の
 スロット同士の間隔を広げたことです。それに伴い、基板サイズも広げました。

 スロットを手前から0、1、2、3と数えて、2番と3番の間隔を広げたわけです。
 他のスロットは約28mmピッチでコネクタを配置していますが、2番と3番のピッチは
 約38mmです。
 うまく表現できませんが、2番と3番に差したカートリッジ同士の間隔は、約22mmと
 なります。

 大きいカートリッジというのは、色々ありますけど、一番巨大なのはMSX-AUDIO
 かと思います。しかし私はそれを持っていないので、実際に装着して確かめようが
 ありません。
 以前、ある方から寸法をお聞きして、前方33mm、後方20mmとのことでした。

 ネットで検索して写真を見ましたけど、どれだけデカイんですか。頭でっかちに
 なりそうです。FS-A1Fに合わせてあるんでしょうけど・・・。

 基板イメージは次図のようになります。

主なコネクタは、
上から順番に

 ・I/O拡張コネクタ
 ・スロット#3

 少し間隔をおいて、

 ・スロット#2
 ・スロット#1
 ・スロット#0
 ・バッファ接続コネクタ

 基板の大部分がスカスカに見えるかもしれませんが、カートリッジを差し込む
 部分は当たってしまうので、背の高い部品が配置できないのです。
 従って、ほとんどの部品を左側に詰め込むしかありません。

 DCジャックやUSBコネクタの配置も、それで制限されるわけです。

 スペースが空いているからQFPを置こう、それも厳しいです。
 裏側にビッシリ配線が通っているので、電源をつなぐだけでも一苦労です。
 4層基板ならラクになるけど、コストが上がってしまいます。

 これから基板を発注して、いよいよ製造となります。お楽しみに。
 (本日、基板発注済み)

 早くケースを設計して作らなければ・・・・・・。
 基板サイズを変えたから、またやり直しですよ。


203 2015/03/22 あれこれ 

 今日は午後から中国語検定試験に行ってきます。

 そういえば、英検3級を思い出しました。
 中学生ゾロゾロの中に、オジサン一人(笑) 浮いてましたよねえ。
 最初に受付で、保護者と間違われましたよ。送迎に来ていると思われたらしい。
 もちろん、合格しましたけど。


■1. RAMカートリッジ(4Mバイト) 名無し 

 名前を決めました。肉球まっぱGo!です。「肉球魔巴Go!

 (実際にはカートリッジケース組込)

 7つの特殊装置は付いていませんが、あやしいディップスイッチは付いています。

 型番は、ZM-MXR29 です。

 価格は、調整中です。(初回生産分)

 見た目で部品が少なくてシンプルにまとまっていますけど、少量ですし
 意外と高くついています。
 基板も中国製の安物ではありません。直接ご覧になるとお分かりになると
 思います。シルク印刷もハッキリしています。

 初回生産は、10個の予定です。

 前の記事でご覧のように、基板8枚は完成です。
 (需要も何も考えずに、32MBを見るだけに作ってしまいましたが)
 あと2枚はハンダ付けすればできます。

 とにかく、(いつものように)カートリッジケースを作るのが大変です。
 作りながら、製造の時間短縮などの改善を考えていきたいと思います。

 なお、対応機種はMSX2以上となります。FS-A1STでも動作確認済みです。
 拡張スロットボックスに装着して使用することもできます。

 (MSX1は、ソフト次第?未確認です)

 1chipMSXの場合、標準の(買った時のままの)FPGAの内容では、
 2枚以上差しても認識しないようです。
 その場合、HRAさんのFPGAデータを書き込むとOKでした。
 本体4MB+マッパーRAM×7枚+拡張スロットボックス2台の組み合わせで、
 32MBまで確認済みです。


●思いつきの話

 需要の有無まで考えていませんが、カートリッジ1個で
 4MBを超える容量の物を作ることも可能です。

 本体スロット1個から、拡張スロットボックスにつながり、
 その拡張スロットボックスは4つのスロットを持っていて、
 各々に最大4MBなので、16MBが上限となります。

 通常は、拡張スロットひとつごとに、マッパーレジスタをフルに使って
 上限4MBです。それが今回作ったマッパーRAMです。

 16MBも必要かどうか、役に立つか、という所が微妙ですけれど。
 どなたか、欲しい方はいらっしゃいますか。かなり、道楽に近い感じもします。
 値段もそれなりになると思います。
 (現時点では作る予定はありませんが、需要はあるのかどうか)

 この場合は特殊なカートリッジとなり、どの点が特殊かというと、
 必ずMSX本体の拡張スロットに装着しなければなりません。
 拡張スロットボックスに装着した場合は動作しません。
 このカートリッジ自体が拡張スロットボックスと同様の構成だからです。
 拡張スロットボックスに、さらに拡張スロットボックスをつなぐ事は
 できない、というMSXの仕様上の制約があります。

 DRAMも、現状の2Mバイトの物ではなく、もっと大容量の物に換えて
 CPLDの制御の仕組みも、当然、変更する必要があります。

 現在、主流になっているSDRAMなどを使うことは、ゼイタクな感じがします。
 だって、その途方も無い容量のほんの一部しか使わないのですから。
 たとえば、1chipMSXに載っているSDRAMは256Mビット、つまり32Mバイト
 です。(8M×8ビット×4バンク)
 これを高速で切り替えて、ROMやメインRAMやVRAMとして兼用しています。
 このSDRAMは現在でも入手可能なので、これを使うと良いでしょう。

 いや、意地でも2MBを8個並べろよと、・・・まあ設計は可能ですけど、消費電流が
 大きくて厳しいです。5V電源は1スロットあたり確か300mAまでです。リフレッシュ時に
 DRAMは最大100mA流れますから、それがいっぺんに来ると・・・。

 ところで、容量が余るのがもったいないかそうでないか、昔もあったんですけどね。
 SRAM容量は2Kバイトもいらないけど、6116(2Kバイト)よりも、6264(8Kバイト)の
 方が安いから、6264を使おう。容量を一部しか使わなくてもったいないけど、
 安いから良いね、という話です。1個の値段の比較で、すでに6264の方が安かった
 のです。6116を4個並べていくら、じゃないんです。基板のスペースや、実装コスト
 なども考えれば、やはり1個で済む方が有利でした。

 いま思えば、2Kも8Kも大して変わらんですよね。現代は何ギガとか、桁が違います。
 そんな巨大なRAMが仮に数百円だったら、仮にその一部しか使わなくても、構わない
 でしょう。
 だけどオジサンは、昔のケチケチした感覚がどうしても残っていて消えないんです。

 以上、あくまでも(現段階では)妄想でした。


さあ皆さん、お待たせしました!

 これが、一生に一度しかお目にかかれない? 32MB表示の画面です。
 MSX Main RAM: 32768Kbytes

 本物です。合成ではありません。

 次の写真は、それを試した時の様子です。



 いや、自己満足は最初から分かってるんです。試してみたかっただけです。


●テスト

 4MBのRAMディスク内で、約2MBのファイルのコピーを繰り返して、
 データが化けないか確認します。
 交互にリネームしながらコピー、一晩で80回繰り返します。

 元のファイルのコピー、さらにそのコピー、・・・、ということです。
 デジタルコピーですから、劣化しないはずです。メモリ等に何か問題があれば
 化けるでしょう。そうならないことを確認します。
 最終的に、そのファイルが正常に読めればOKとします。

 手順:

 0)SDメモリから、元のファイルをRAMディスクへコピーします。
   これをファイルAとします。
 1)ファイルAを、Bという名前でコピーします。
 2)ファイルAとBが同居します。
 3)ファイルAを削除します。
 4)ファイルBをAという名前でコピーします。
 5)ファイルAとBが同居します。
 6)ファイルBを削除します。
 7)上記1〜6を一定の回数、繰り返します。
 8)最後に、RAMディスクに残ったファイルAを、SDメモリへコピーします。
 9)そのSDメモリをPC上で読み出し、ファイルがオリジナルと一致するか、
  そして動画が正常に再生できるかを確かめます。

 約2MBのファイルは、PC用の動画ファイルを用いました。
 なかなかMSXの世界では、そんなに「巨大な」ファイルはありません。

 私が普段、1chipMSXで使っているSDメモリは、128MBのものですが
 せいぜい、そのうちの1MBぐらいしか使っていません。
 以前、秋月電子さんで1枚100円で売られていた、8MBのSDメモリでも
 全然困らないでしょう。

 RAMディスク上において、約2MBのファイルを別名でコピーするのには
 実測で約3分かかりました。(実際は2分45秒程度、DELにも数秒かかるので
 余裕をみて3分とした)

 いまは早いものに慣らされてしまって、WindowsのPC上でも「遅いねえ」と
 画面に向かって文句を言ったりしますが、それでもZ80の頃に比べたら
 想像もできないぐらい高速になっているのですね。

 ※Windows95の頃には、ファイルのコピー時にヒラヒラ飛んでいくのが
  イライラの原因でした。ヒラヒラじゃなくてイライラ。
  そんなのいいから早くしろ早く。かったるいと叫んでいました。

 AからBへコピー、A削除、BからAへコピー、B削除、これで5〜6分かかります。
 従って、概算では1時間に10回の繰り返しとなります。
 23時からスタートして、翌朝7時まで8時間、つまり80回の繰り返しとなります。
 エンドレスで繰り返して、何日でも試してもいいけれど、まずは、この一区切りで
 確かめてみたいと思います。(3月20日夜に記す)

 (3/21)翌朝、さて結果はどうでしょう?

 

 (予定時間をECHO表示)

 最後に、RAMディスクからSDメモリへ、14-Cというファイル名で書き込んでいます。
 これをPCに持って行き、正常に再生できました。データ破壊はありませんでした。

 これで完璧とは申しませんが、もっと長時間連続とか、異なる複数の種類のデータを
 交互にコピーとか、小さいファイルをたくさん動かすとか、あれこれ試す必要はあると
 思っています。

 あとは、どこまでやるかですよ。サーバーじゃないし、人工衛星に積むわけじゃない。
 普段使っている範囲で、問題がなければ良いと思います。

 本当に信頼性を求めるなら、少なくともパリティチェックをするとか・・・エラーコレクション
 とか。

 (ご参考)
 次の画面写真は、WindowsのデスクトップPCのものです。
 パリティエラーでNMIがかかって停止中。

 珍しい画面です。

 メインメモリにガンマ線を当てました・・・・・・うそです。

 確か、ブラウザでYoutubeの動画をいくつも再生していて、ほかに何かしていると
 急に画面が砂嵐のようになって、次の瞬間には、このブルースクリーンが出ます。
 最近、二度ほど見ており、ちょっと面倒だけれど再現することはできると思います。

 メモリを買うときに、パリティ有無って選ぶじゃないですか。もう何年も買ってない
 ので最近どうなのか知らないけど。
 昔、486のマザーボードを設計していた頃の話で、パリティエラーが出たらどうなるのか、
 パリティ有のメモリを使って、何か良いことがあるのかという話が出ました。
 パリティエラーが出たら、NMIがかかるだけです。エラー訂正をするわけでもなく、
 あとはソフトしだい。

 MSXと現代のWindowsを比べるのはおかしいかもしれないけど、かえって
 いまの方が信頼性は低いですよね。(規模や容量まで考えに入れてないけど)

 MSXで暴走したら、ほとんどの場合、原因は自分にあります。
 ああ俺が悪かったよと納得できるし、調べようと思えば調べられる規模ではあります。

 Excelなんか使っていて、いきなり何かおかしくなるでしょ。落ちたりとか。
 ハードの障害なのかソフトのバグなのか分かりませんよ。色々有るでしょう。
 いずれにしても仕事の邪魔です。損害です。
 また、ソフトは有料じゃないですか。それで、お金だけ先に取って、後からコソコソ
 修正する。都合が悪くなったらサポート終了と言って逃げる。そうでしょう?
 単にお金を巻き上げる手段でしかないんだね。ユーザ本位ではないと思います。
 私は勝手にそう思っています。


●その他

 ずっと以前からの悩みは、テクニカルデータブック等の資料を持っていない事です。
 技術情報や、規格について確認したい事があっても、それを調べるのが大変です。

 ネット上の情報は、それだけでもありがたいのですが、十分でない場合もあります。

 とにかく当時(80年代〜90年代)はお金が無くて、MSX関係の雑誌も書籍も
 ほとんど買っていませんでした。あの時に買っておけばよかったのにチクショウと、
 いまさらながら後悔しています。

 学生の頃は、同じ下宿の友人が「MSX2テクニカル・ハンドブック」を持っていたので
 自分では買わなかったのです。(ようやく手に入れたのは昨年、古本で)

 やはり同じ下宿の後輩が、よくお金があったなと思うんですが、MSXテクニカル
 データブックを買って持っていました。相当、分厚い本でした。
 確か15,000円ぐらいじゃなかったか? 当時の自分にとっては、簡単には準備できない
 金額でした。ちょっと借りて、どうしても必要な所だけ、コピーしたぐらいです。それが
 当時は精一杯でした。

 それも昨年、某ショップの通販で見つけて、チャンスだと思い、すぐに注文を入れました。
 ところが、なかなか返事が来ません。おかしいなと考えていたら、品切れとの連絡。
 なんやそれ。もしかして、私に売るよりもオークションに出した方が高く売れるって
 分かったから、品切れということにしたんじゃないだろうな〜。

 こんなふうに色々あって、貴重な資料が手に入らないばかりに、苦労しています。


■2. 「サロンdeふぉ〜」用 子基板 (SRAM) 

 型番は、KGM-MV1です。愛称は、まだありません。
 子亀でいいかな。・・・と以前に書きました。

 ペットの亀のお世話をしたり・・・(脳内再生)



 大きい写真ですけど、現物はDIP 14ピンのICとほぼ同じです。

 基本的に、「サロンdeふぉ〜」に使うオプションなんですが、
 もちろん、ほかの用途にも応用可能でしょう。
 ブレッドボードに差して使ったりできます。
 もっとも、このSRAMはDIPパッケージがあるから、それは微妙ですね。

 次の写真は、取り付けの例です。



 サロンdeふぉ〜のソケットは、ATP3011F用なので、
 SRAMのDIPパッケージではピン配置が合いません。それで子基板を作ったわけです。

 mosakuさんにテストプログラムを作って頂いたので、本当に助かりました。



 データの読み書きができています。


■3. 「サロンdeふぉ〜」用 子基板 (RTC) 

 型番は、KGM-MV2です。愛称は、まだありません。
 孫亀でいいかな。(亀みたいに、積めないけど) ・・・と以前に書きました。



 これは、SRAM基板より大きいです。

 まだまだ、テストは、これからです。


■4. 「よんすろっと」用 操作・表示基板 

 これは、「よんすろっと」の各スロットごとの切り離しスイッチを
 パネルに取り付ける為の基板です。
 型番は、 LDSW-44 です。



 「よんすろっと」に限らず、汎用性があります。
 あると便利ではないでしょうか。・・・と以前に書きました。

 LEDとLEDの電流制限抵抗を備えています。
 スイッチは、スライドスイッチまたはタクトスイッチを実装可能です。
 同じ場所に両方実装は当然無理ですが、組み合わせはOKです。

 

 よんすろっとの場合は、スライドスイッチとなります。
 LEDの色は、基本的に「青」とします。
 但し、ご注文時に指定頂ければ、可能な限り変更対応したいと思います。

 「よんすろっと」との組み合わせは、こうなるわけです。(完成形ではない)



 各スロットごとに、スイッチで切り離し又は接続(/SLTSL信号を制御)できます。
 また、LEDによって、それぞれのアクセス状況(やはり/SLTSL信号)を見ることが
 できます。動作確認になるし、チカチカ光って面白いですよ。


■5. よんすろっと 

 この「よんすろっと」をマッパーRAMのテストに使っていたら、同時に、
 「よんすろっと」自体のテストにもなっていました。



 似非RAMディスクも問題なく使えていますし、電源連動機能がうまく働いている
 ので、電源ON時のトラブル(データ破壊)もありません。

 よんすろっと(さんすろっと)自体は、MSX1にも使用可能です。
 PV-7に、らむまっくすを組み合わせたり、ゲームランドを動かしたりしました。

 それよりも、早くケースを・・・。「家」を作らないと落ち着きませんね。


■6. エクステンション基板のケース 

 エクステンション基板MPC-FC50P3(4)を自分で使いながら、ずっと
 気になっていた事がありました。



 この状態では、座りが悪いです。
 むきだしでは、異物に接触してショートのおそれがあります。

 ショートは、むきだしの基板をそのまま使っていれば当然の事で、
 もし机上に金属があったら(ハンダクズとかリード線とか)危ないという話です。

 落ちていても意外と気づかなくて、後の祭り、というパターンがあります。
 面倒くさがりの人は、基板の裏面にガムテープを貼って使うかもしれないけど、
 あとでネトネトになって、始末が悪いです。

 座りが悪いというのは、上の写真のように、アンバランスというか、
 カートリッジの抜き差しがしにくい、ということです。

 すでにアクリル板を切って、製作された方もいらっしゃると思います。
 板1枚を下につけるだけでも違うと思うんです。また、長期的には、
 ホコリよけに上側にカバーを付けたい。開閉フタまでは凝らなくていい。

 この基板は、ICB-88などのユニバーサル基板と同じ寸法、穴位置で
 作ってあるので、それ用の穴あけをしたケースやアクリル板に、容易に
 取り付けることができます。
 アクリル板を切ったり穴をあけたりするのが面倒なら、ユニバーサル基板を
 1枚と、スペーサ4本とビス8本を使えば、簡易的なカバーができるでしょう。
 できれば、広い板のほうが、座りがよいでしょう。

 このテーマは急がないけど、きっと役に立つと思っています。


202 2015/03/20 突破せよ、最先端を 

 懐かしいものを引っ張り出してみました。

 MC68000 16ビット マイクロプロセッサ ユーザーズ・マニュアル

 

 初めて手にしたのは、確か、高校生の時でした。古本屋にあったのです。

 当時は、ゲームセンターの機械が68000を3個積んでる!とか、同級生と
 言い合って興奮していたものです。(今では、意味がわからんでしょうな)

 86系などクソですよ。セグメントなにそれ?(笑)
 BREAK AWAY FROM THE PAST !

 あれから数十年、・・・いまでは、どうでも良くなってしまいました。

 現在も、PGAパッケージの68000など保存しています。
 あの巨大な64ピンDIPパッケージも、あったはずなんですが、見つけきれて
 いません。いまの住居に持ってきているのは確かです。写真があるから。

 Z80の次に覚えたのが68000です。
 最初の会社に入ってからですけど、VMEボードや制御関係の基板に
 よく使っていたのです。

 最初に設計を担当したのは、確か小さなメモリボードでした。
 その検査プログラムを作れって言われて、このマニュアルを見ながら、
 アセンブラを覚えたものですよ。
 上司の作ったプログラムをゴミ箱から拾ってきて、それを参考にしました。

 第一印象は、なにこれ、ラクすぎる!と思いました。
 レジスタが多いし・・・むしろ、迷ってしまう。(コンパイラ向きなんでしょうね)
 Z80はアキュムレータを中心にするけど、68000は違うんだね。
 任意のレジスタ同士で演算できる。

 その後も、68020や68030までは使ったのかな。基本的にハード屋さんなので
 自分で作るのは検査プログラムぐらいで、あとはソフト屋さんの仕事でした。

 68301も便利でした。Z80にも、Z84C015というのがあったでしょう。周辺チップが
 集積されているヤツ。68301も同様で、外部にROMとRAMを付ければ、それで
 簡単なシステムが構成できたのです。たしか東芝から出ていた物です。
 TMP68301 でした。

 あっ、右上の写真の説明を忘れていました。
 Sign Extend にご注目下さい。68000のEXT命令です。これ自体は普通です。
 その前の6809の時は、ちょっと・・・アメリカ人のジョークが入っているのか、
 あれは、ね。その反省があったのか知らん、EXTにしたんでしょうかね。

 それと、「突破せよ、最先端を」は特に意味もなく使いました。
 某・北の国の歌のタイトルです。


■1. RAMカートリッジ(4Mバイト) 名無し 

 動くようになったので、そろそろ名前をつけようと思います。

 基本的に問題ないので、3枚を製作しました。



 これで、試作1枚と合わせて4枚となりました。
 早速、テストしてみました。

 FS-A1ST(本体512Kbytes)に、2枚差し →8704Kbytes (8MB)

 

 おおっ、これは・・・、面白くなってきました。

 「よんすろっと」(試作)に、4枚差し →16896Kbytes (16MB)

 

 ヨシ、
 こうなったら、「よんすろっと」もう1台作れ! 32MBだ!!

 エクストリーム肉球ビーム!!!!!!!!!! (なんだそら)

 すぐできませんよ・・・・・・

 とりあえず、さんすろっとで、・・・
 あっ、RAMカートリッジ基板も、追加で3枚作らないといけないのか。
 もどかしいねえ。

 作る手間も時間も、部品代もかかるのに、勢いで、そんなに作って大丈夫か?
 カートリッジケースも作らないといけないのに。

 ただ、試したいだけじゃないのか。本当に需要はあるのか。

 32MBは、あとで試すとして(間違いなくできるだろうけど、実用性という意味では、
 ネタに近いものがあるし)、テストを優先して進めていこうと思います。

 メモリ容量のカウンタは、やはり32MBまで想定してあるのだろうか。
 そういうのを確かめずにはいられないんだよね。

 それにしても、ああ、ハンダ付けの上手なメイドさんが欲しいです。
 メガネでポニテで・・・

 なにはともあれ、
 RAMカートリッジが「見えてきた」ので、ようやく「よんすろっと」にも身が入りそうです。
 こうして、それぞれの組み合わせも試すことができました。


 なぜか、1chipMSXでは、2枚差しても8MBにならず、4MBのままです。
 (1chipMSXのFPGA内容はオリジナルのまま)

 

 これは、1chipMSXの仕様なのか、現時点では分かりませんが・・・。
 試してみたら、こうなった、という事実のみです。

 それ以前に、1chipMSXには大容量のRAMが載っているのですから、それを
 活かすほうが良さそうです。FPGAの中身しだいです。そういうのは配布されて
 いましたよね。試した覚えがあります。


 ほかのMSXでも動作確認をしたいけれど(統一規格だけど、上記のような事が
 あるので、確認をしておきたい)、そんなに何台も持っていません。

 できれば、モニター価格で安くご提供して、その代わり、結果をレポートして
 頂いて、・・・というふうにできれば、お互いにメリットが有ると思うんですが、
 そんなにたくさんの需要は見込めないし、生活もかかっているので、難しいです。
 生活や、税金の支払いなどもあるし、真剣に稼がないと、事業の継続もできません。

 よく、通販などに送料無料!とか有るじゃないですか。お買い上げいくら以上なら
 無料とかもありますよね。
 お恥ずかしい話、私は最近まで、本当に、送料を「マケている」のだと思っていました。
 実際、うちの通販では、そのつもりで送料を頂かないこともありました。

 だけど、よく考えてみたら、商売人がそんなことをするわけがないんですね。
 ちゃっかり、他でその分を取っている。代金などに乗っている。または、あとで回収して
 いる。そんなの当たり前でしょう、と。そんなことにも気づかなかった素人でした。

 ポイントなんかもそうでしょう。最初は、ただでくれているんだと思って、トクした気分に
 なっていましたが、違うんですね。お客さんから、その分を取ってるんじゃないですか。
 ある意味では貯金ですけど、何らかの都合や期限で無効になることもあります。
 それに面倒くさい。ポイントカードとか、店ごとにあるから、財布がかさばるだろうし、
 携帯にまとめられるとしても、何かに束縛されるのが嫌いだから、いずれにしても
 持ちたくないですね。

 ハイテク機器ばかりいじっているようですけど、私自身は意外とローテクで、アナログです。
 電子マネーなど、不安でしょうがなくて使えないのです。バスや電車のカードは持って
 いますけど、ある日突然、チャージが消えてしまうんじゃないかと不安なので、少しずつ
 しか入れません。
 実際、バスに乗ろうとしてタッチしたら、何度やってもエラーで、乗るのをあきらめたことが
 ありました。

 現金で乗ればいいけど、そこはバスターミナルだったから、調べてもらうことにしました。

 そのまま窓口に行き、エラーが出て乗れないからと、申し出ました。
 そしたら、何も異常ありません、残高も残っていますし使用可能です、

 そんな回答では、不安だけが残ってスッキリしませんでした。


 さて、FS-A1ST+よんすろっと(試作)+似非RAMディスク+マッパーRAMカートリッジ
 の組み合わせで動かしてみました。

 PV-7の上に載せています。

 以前にも書きましたように、FS-A1STはFDD故障中です。そこで、似非RAMディスク
 の出番となりました(手前の白いカートリッジ)。これでMSX-DOSを動かしています。

 電源連動は正常に機能しているので、似非RAMディスクのバックアップが消える
 こともなく、バッチリです。
 また、マッパーRAMが拡張スロットボックスにあっても、さっき16MBの実験をしたように
 正常に動作しています。

 もちろんこれで安心していません。
 これから、いじめにいじめ抜いて、徹底的にテストしようと思います。

 たとえば、こんなふうなバッチファイルを組んでみます。

 RAMディスクに大きいデータを移動して、それを別名でコピーし、元のファイルを削除します。
 さっきコピーしたファイルを、また別名でコピーし、元のファイルを削除します。
 このようにして、RAMディスク内で延々とコピーを繰り返し、最終的にデータが壊れていないか
 確認します。
 4MBのRAMディスクに対し、2MBのテスト用ファイル(動画など)を準備します。

 それを、一番きつい条件で行います。(スロットにマッパーRAMを4枚フル実装)
 リフレッシュが重なることで、瞬間的な消費電力が大きくなる為、電源容量やノイズに対する
 マージンが試されます。


 さらに暴走して(MSXの暴走じゃなくて、製造の)、4枚作りました。
 これで、最初の試作1枚と合わせて8枚になりました。

 

 もし、よんすろっとの2台目があれば、8枚差しをして”32MB”が確認できるでしょう。

 いまは、「さんすろっと」、「よんすろっと」各1台しか準備できず、7枚差しでガマンです。
 一生に一度しかお目にかかれないかもしれない、貴重な32MBは、おあずけです。
 (いずれ皆さんとご一緒に見ましょう)

 思えば、私が1995年頃に買ったPCは、メインメモリが32MBでした。それで、Windows
 NT3.51を動かしていました。Pentium150MHzだったと思います。それが精一杯でした。
 モニタまで含めて、全部で30数万だったかな。
 Pentiumだけで10万ですよ。そして16MBのSIMM1枚5万です。2枚で10万です。
 いまでは考えられないでしょう?17インチのブラウン管のモニタも確か10万でした。

 さあ、7枚差しですよ!
 4MB×7枚=28MB そしてMSX本体の512KBを合わせて、29184Kbytesです。

 

 PV-7が写っていますが、ただ置いてあるだけで、MSX本体はFS-A1STを使用しています。

 よんすろっとが、もう1台できれば・・・ハァハァ・・・(メイドさん)・・・ハァハァ・・・(メガネ)・・・
 ハァハァ・・・(ポニーテール)・・・・・・32MBが・・・・・・。

 皆さん!32MBを見るまでは、何があっても生きるしかないですよ!
 (見たあとも長生きしてください)


■2. 「サロンdeふぉ〜」用 子基板 (RTC) 

 やっと、他の事をする余裕が少し出てきました。遅くなって申し訳ありません。
 以前に仕込んでおいたものを、作っていきます。

 まずは、KGM-MV2(RTC基板)です。

 

 次の写真は、
 サロンdeふぉ〜に取り付けた状態です。

 

 ファイトイッパーツ!

 これ以外に仕込んでいた物も、一気に進むと思います。
 改めてご紹介します。


201 2015/03/19 動いた 

 最近は雨続きですが、ずいぶん暖かくなってきたので嬉しいですね。

 昼飯にと、行きつけの安いうどん屋に入ったら、傘は外に置いてくださいと
 言われました。ああ、はいはい、と従っておきました。だけど面従腹背?

 いや、外に傘立てがあるのは知っていました。それなのに、なぜ傘を
 持って入ったかというと、盗られたら困るからです。どしゃ降りなのに、
 濡れて帰るのか。実際、図書館などで盗られて、困ったことがあります。
 盗られても、図書館やお店は知ったことでは有りません。自分で守るしかない。
 自分で管理するために、持って入る。
 外に置くのは、衛生的な面を考慮していると思います。それは理解できます。
 それで、店に入る前、できるだけ雨水を振り落としてから、巻いた状態にしました。

 店員相手に、以上のような事を言い返してもしょうがないので、何も言いません
 でした。それよりも、このお店のメニューは安くておいしいので、いいじゃないですか。
 一番高いのが鍋焼きうどん、それで\500ですからね。もちろん税込みです。
 安いのは、かけうどん\200だったか、\250だったか、揚げ玉付きです。

 混雑する時間帯を避けて、早めに(11時半)来たので、店内はガラガラでした。
 食事していると、また新しいお客さんが入ってきて、やはり傘を持ち込まれ、
 店員が同じことを言っていました。食事しながら、その言い方だったら、切れる人が
 一人ぐらい出るかもな、と考えていました。

 ところで、全く違う話題です。

 業務として、いろんな修理の仕事もこなしていますが、自分の持ち物については
 案外いい加減で、だましだまし使っていたりします(笑)。

 たとえば、メインで使っているデスクトップPCなんか、電源を完全に遮断したあとの
 起動がおかしいのに、ああ面倒くさいと思いながら、だましだまし使っていました。

 私は外出する前に、必ず、テーブルタップのスイッチを切っています。冷蔵庫など
 必要な物以外、全部切っています。あやしい機器が多くて危ないし(笑)、節電の意味
 もあります。わずかだけど。

 そうやってPCの電源を切った後、再びONする時におかしくなるのです。エラーが出て、
 時刻もBIOS設定も初期値に戻っています。バックアップのリチウム電池が切れた状態と
 同じです。
 電源プラグに通電した瞬間に、PCの電源ボタンを押したのと同じ状態になり、起動し
 始めてしまいます。

 それじゃ電池切れだろうと思うけど、そうじゃないんです。一度は、そうだろうと思って
 電池を調べたけど問題なくて、念のため新品に交換しても症状は変わりませんでした。

 PCの電源だけコンセントに常時接続した状態(スタンバイ電源が生きている状態)に
 しておけば、これは回避できるけど、わずかでも電気は節約したいので、それは
 できません。

 ようやく重い腰を上げて、PCを分解してみました。



 マザーボードに、半田ごてを当てていじれるような場所なんか無さそうに思えます
 けど、そんなことはありません。そこであきらめてどうするんですか。
 この機種の回路図もサービスマニュアルも何もありませんけど、現物から直接
 読み取ります。パターンを追えばいいのです。

 この、コンセントから抜いた状態で、電圧のかかっている部分を探ればいいわけです。

 まずGNDはどこかなと・・・基板上、パッと見ても適当な場所はすぐに分かりません。
 ATXコネクタとか、HDDのコネクタでもいいけど、COMポートの5番も良いですね。
 あとはテスターの赤い方を、基板のあちこちに当ててみました。
 おそらく、スタンバイ電源とリチウム電池をダイオードで合わせて、RTCの入っている
 LSIに供給しているはずです。
 100ピンぐらいのQFPに、ツツーッと滑らせていったら、針がピクッとふれました。
 やはりこいつか。そして電圧が妙に低い。電池を直接あたると3Vあるのに。

 パターンを直接追わなくても、テスターでツツーッと滑らせていき、導通テストをしながら
 接続関係を明らかにしていきます。

 あちこち、たどっていって、ようやくダイオードを探り当てました。



 このダイオードの出力側(カソード)から、パターンを追っていきました。

 カソードの先には、チップコンデンサと、チップ抵抗がつながっていました。
 チップ抵抗の先に、RTCの入っているLSIがつながっています。

 ダイオードのアノード、カソードと、そのチップ抵抗の前後の電圧を
 テスターで確かめたら、チップ抵抗の先に電圧がかかっていませんでした。
 どうやら、チップ抵抗が切れているようです。

 チップ抵抗は1005サイズで、定数が書いてなくて抵抗値が分かりません。
 抵抗を当たっても、最高のレンジでも針が振れないので、やはり断線です。

 しかし抵抗値が分からない。知りようがない。だけど、そこであきらめたら、
 おしまいです。

 適当でいいんです。適当にやってみる。

 適当というといい加減に思われるかもしれないけど、よく考えてみれば、
 RTCを動かすのに、どれくらいの電流が流れるかって、ごく微々たるものです。
 マイクロアンペアでしょう。

 だったら抵抗値は、数十Ωから数KΩぐらいなら構わないでしょう。

 とにかく試してみろよと。
 ぶつかってみてダメだったら、バックして、やり方を変えてもう一度やる。

 実験なので仮付け。

 こうして、
 ダイオードのカソードから、抵抗を通った先にまで(電池の)電圧がかかるように
 なったことを確認しました。

 これでPCの電源を入れて、まず最初は当然、初期状態ですから、時計やBIOS
 設定をしてやって、いったん起動した後にシャットダウンしました。
 そしてコンセントから電源を切り、再び入れてみたら・・・バッチリでした!

 次の写真、これが断線していたチップ抵抗です。



 まるで、ハンダのカスのようです。

 電解コンデンサばかりが悪くなるように思われているかもしれないけど、
 抵抗だって何だって壊れる時は壊れるのです。

 それにしても、よくこんな小さいものが機能するよな。そう思いませんか。

 スマホなんか、こんなの(もっと小さいけど)ビッシリでしょう。ちょっと歪んだだけで
 壊れそうだよ。落とすのなんか、とんでもないです。
 PCのマザーボードに、コネクタを抜き差しするときに基板がたわむけど、
 壊れそうで怖いよ。

 今回は関係ないけど、フォトカプラも劣化していきます。
 LEDとフォトトランジスタの組み合わせで、何で劣化するの?と思われる方は
 よく勉強をして下さい。
 その劣化を考慮して、設計では電流を多めに流すようにしています。

 LEDは切れないとか言うけど、徐々に明るさが落ちていきます。寿命の定義は
 その明るさが初期値の何割になった時、というふうに決めてあります。
 発熱も寿命に影響します。

 LED照明器具の寿命は、LED自体の寿命だけがPRされているけど、
 おかしな話だと思います。その前に電源が死にますから・・・。アクリチなんかは
 電源回路なしでAC直結だから、LED自体の寿命を言っても良いと思います。

 初期のLED電球のクレーム品も、数え切れないぐらい調査をしました。
 アルミのヒートシンクを金切ノコで切断して、ポッティングを少しずつ削りながら
 原因をつきとめて、レポートを書いて・・・本当に数え切れないぐらい、やりました。
 こんなの無理があるなと思いましたよね。電解コンデンサを焼いて殺している
 ようなものでした。出始めでクソ高かったくせに、長持ちしないのです。

 私が以前に設計したLED照明器具は、長崎県内の某トンネルで24時間365日
 連続つけっぱなしで現在も切れずに点灯しています。もう何年になるでしょう。
 AC電源で、整流回路と定電流回路による簡単な構成となっています。
 電流を少なくして、その代わりLEDを多く使い、発熱を少なくしています。つまり、
 明るさと発熱のバランスをとったのです。
 電解コンデンサは使用していません。そのため電解コンデンサの寿命に左右
 されることはなく長寿命で、力率も良いです。
 この方式はフリッカーが気になるので、室内照明や作業用には向きませんが、
 外灯やトンネルの照明には十分です。
 同じ回路方式で、電球タイプに仕上げたものを、橋のイルミネーションに
 たくさん使って頂いています。数が多い為、従来の電球に比べて、本当に
 大幅な節電となりました。

 以前、LED蛍光灯で気分が悪くなったという報道がありましたけど、あれは他社の
 製品で、フリッカーで具合が悪くなったのでしょう。チラチラしたり、手を動かしたり
 する時に残像が見えるのです。
 それを解消しようとして電解コンデンサを追加すると、当然、力率が悪くなります。
 こういうのも、データを取りながら、色々試した覚えがあります。

 他社の製品もできるだけ入手して、片っ端から壊して、回路図を起こし、ずいぶん
 研究したものです。シャープのLED電球、一番最初のタイプも買ってきて壊しました。
 まだ、あの頃は高かったですよね。会社がお金を出してくれないから、自腹でした。
 ガラスを割り、ヒートシンクを切断して、中の樹脂を少しずつ削り、基板を露出させ、
 部品のひとつひとつをはずして抵抗値や容量を測定し、顕微鏡でパターンを追って、
 トランスをほぐして、回路図を書き上げました。徹底的に研究しました。

 いまは、大手メーカの製品が主流になり、いまさらベンチャーが出てきても勝てない
 でしょう。結局、コストとブランドです。


■1. よんすろっと 

 バッファカートリッジの基板は、外注に実装とハンダ付けをお願いして、出来上がって
 きています。



 ご覧のように、きれいに仕上がっています。
 ディップ槽にかけて一括でハンダ付けするので、きれいで均一な品質のものが
 出来ます。
 自分でハンダ付けすれば、出るお金は確かに抑えられるけど、時間を損します。
 色んな用事を一人でやろうとすると、結果的に、遅遅として進まなくなります。
 時間を買う必要があるということです。

 ところで、ケースを作ると言いながら、まだ設計に手をつけきれていません。
 他の仕事でも手一杯なのは確かだけど・・・。

 やるぞと決めたら一気にやる、短期決戦、それしかないか。


■2. RAMカートリッジ(4Mバイト) 名無し 

 (前回のあと)一晩つけっぱなしにして、朝から見ても異常なく、正常に動作しました。

 

 白黒モニタって、見やすいですね。色が出ればもっといいのに。
 (中学生の頃のMSXにも、拾ってきた白黒テレビを使っていました)

 ひとまず、DRAMの動作的には問題がないと言えます。
 では、少し違う環境では、どうでしょうか。

 「さんすろっと」に装着してみます。バッファを通るので、タイミング的には
 遅延が入ります。その場合でも正常に動作するか確認しました。

 

 正常に起動し、28815Bytesと表示されました。

 じつは最初、PV-7が起動しなくて、あせりました。
 分かってみれば、なんてことはない、ただの接触不良でした。
 カートリッジを差し直したら、正常に動作しました。

 DRAMのアクセスには問題ない。あとはマッパーレジスタと連動して
 普通にマッパーRAMとして動きそうなものです。

 だけど動かない。なぜか。単純そうなのに、なぜか動かない。
 それで何日も過ぎました。

 いや、もう、そうなれば、自分の(マッパーの)理解が何か間違っている
 のか? あるいは、VHDLの基礎の部分で、勘違いをしているのか、
 それはないと思うけど、もし間違っていたら、昔、あの会社におさめたのは
 まずかったのかという話になりそうです。
 もちろん、それはありませんでした。

 考えられる限り、いくつかの記述を試しても同じ結果で、やはり動きません。
 さらに、回路図もパターンも疑って、何度も見直しをしました。

 それでもダメなんです。なぜなのか分かりません。

 マッパー関係無しに、「らむまっくす」としてDRAMを動かすことはできました。
 だから、問題があるのはマッパーレジスタだろうというところまで、絞り込めて
 いるけれど(それしかないけど)、なぜ動かないのかが、全く分かりません。

 3月18日の夜も、そうやって試行錯誤を繰り返していました。
 他の仕事もあるのに、ほんのちょっとだけのつもりが、0時過ぎまで・・・・・・。

 この基板には、余分なスペースがあるので、予備のつもりでディップスイッチと
 LEDを並べておきました。



 レジスタの動きなどを表示すれば面白いし、診断用にも良いという理由がありました。

 CPLDですから、このLEDに何の信号をつなぐかは、記述しだいで自由です。
 パルスが短すぎて見えないかも、という時は、ワンショットタイマーを記述すれば
 良いわけだし・・・CPLDにつながっているどんな信号でも、記述上で接続して
 自在に見ることができる。

 それで、マッパーレジスタの内容を表示してみることにしました。
 ただ、4個しかLEDが無いので、下位4ビットのみつなぎました。

 BASICから、OUT命令でFChに書き込んでみると、おかしな事に気づきました。
 確かにレジスタには書き込めているけど、ビットの並びが逆なのです。
 なぜそうなるのか?

 それこそ、基板のパターンが間違っているとか、CPLDのピンの割付が間違っている
 とか、記述上の問題とか、いくつか考えられますが、見直してみると、どれも正しいのです。
 なぜ、逆になるのか、その原因がわかりません。

 とりあえず、試しに、ピンの割付を逆に変えてみて、さっきのようにBASICから操作したら
 意図したとおりのビットが変化しました。

 試しに、電源を入れなおしてみたら・・・なんと、マッパーRAMとして動作しました!

 1chipMSX本体のみでは912K

 (この時点では、テストの為にDRAMを半分殺しているので、2MBです)

 この状態で、RAMディスクにファイルを片っ端からコピーして、アクセスしたり、
 一晩つけっぱなしで放っておきました。
 翌朝になって見ても、ファイルは正常にアクセスできました。



 それなら、もう片方のDRAMも動くようにしたら、4MBでしょう。確認しました。



 RAMDISKとして4064Kと表示され、
 マッパーメモリーのテストプログラムでは、FF(フル)で、OK!となりました。

 正常に動作しています。

 1chipMSX以外はどうでしょう。
 FS-A1STに差し込んで起動したら・・・

 (注: 白黒モニタ)

 4608Kbytesですって。 本体だけで確か512Kbytesです。
 差し引き4096Kbytes、4MBですね。

 こんな画面(数字)は初めて見ました。
 4MBあったら、使い道に困るじゃないですか(笑)。

 ただ、このFS-A1STはFDDが壊れたままなので、修理しないとMSX-DOSを
 動かしてみることができません。それも課題です。

 とにかく、正常に動作するようになりました。
 だけど、こんな単純なメモリボードなのに、手間取ってしまいました。

 結果的に動作するけど、なぜビットが逆になるのか、それがわかりません。
 どこにもそんな記述はしていないし、回路図もパターンも間違っていません。
 ひょっとしたら、私の目が間違っているのかもしれません。そんなふうに見えている
 のか?

 本当に自分に間違いがないんだったら、「人のせい」(コンパイラのバグの類)にできる
 話だったりして? そんなの、めったにないチャンスだ。

 とりあえず、QuartusIIを新しいものに変えたら?(現状8.1使用中、古っ!)

 とにかく、データバス→レジスタの(ロードの)時点で、ビットの並びが逆になる。
 回路図もパターンも正しくて、そんな記述もしていないのに、おかしい。
 ピン割付を逆にしたら、正常に動作する。なぜなのか原因が分からない。

 なぜそうなるのか、きちんと追究しないと、あとで問題が起きるといけません。
 タイミングの確認も含めて、もう少し時間をとって、検証を進めていきます。

 この課題が解決したら、あと3枚作って、それを「よんすろっと」に差してみて、
 4枚での動作確認をしてみます。この場合、16MBということになります。

 最終的には、「よんすろっと」2台に、このマッパーRAMを8枚差し込んで、本当に
 32MBとして使えるのか、確認をします。それはRAMの動作確認も兼ねています。

 DRAMは、特にリフレッシュ時に消費電流が多いので、複数使った場合の影響を
 確かめてみる必要があります。電源系統の波形も確認してみます。

 ちなみに、昔はたくさんのDRAMを使った場合、リフレッシュ時の消費電流のピークを
 抑える為に、全部いっぺんではなくて、タイミングをずらしてリフレッシュをかける
 ように工夫したこともありました。


 (以上の書き込みをした数十分後) ふと思いついて、見たら・・・・・・



 ブロック図で・・・

 MD[7..0] と DB[0..7] ってしているよ・・・そりゃ、逆になるよな。
 当たり前田のクラッカー。

 他人のせいにしない。まず、自分が原因。

 それがなかなかわからないから苦労するんだよな。
 私の目は、ただの節穴だった。

 見たって言いながら、見てないんだよね。
 いや、見たけど、赤鉛筆で1本ずつ塗りつぶしながら、再度見たけど、
 本当の意味では、見ていなかったのだ。(言っていることがわかるだろうか?)
 少しでも、思い込みが残っていると、だめなのだ。

 とにかく、これで「解決」しました。ばかばかしい原因でした。

 ちなみに、さっきのブロック図でデータバスをBIDIRにしているのは、検証用です。
 マッパーレジスタはライトオンリー(書き込み専用)なので、INPUTで良い
 のです。私が検証を進めるために、読み出しをしたいので、BIDIRとして
 読み出しのロジックも組み込んでいました。
 (製品化の時には読み出しを無効とします)

 もし実際のマッパーRAMで、レジスタの読み出しができるようにしていると、
 複数差し込んだ場合、読み出しで、お互いのデータが衝突します。
 同じI/Oアドレスなので、当然そうなります。
 通常は読む必要もないし(工場で製造する時は、検査のために読めた方がいい
 かもしれません)、ライトオンリーなら衝突を避けることができ、都合が良いわけです。 

 BASICからのINP、OUTの操作では、書き込んだとおりのデータが
 読めました。これもまた、当たり前田のクラッカーで、ビットの並びの通り
 ですから、同じデータが読めて、間違いに気づかないわけです。

 でも、マッパーレジスタ8ビットをフルに使っているのだから、ビットが逆でも
 動くのではないか?と思うでしょう。MSX本体側からの見た目は一緒ですから。

 ところが、DRAMのテストの為、2個のうち1個しか動かないようにしていました。
 /OEを切り離してプルアップしていたのです。

 DRAM2個のどちらを選ぶかは、レジスタのMSBが0か1かで決まります。MSXから
 見ればMSBだけど、データバスがひっくり返っているから、RAMカートリッジ側では
 LSBとなり、DRAMの選択につながらなかった、ということです。

 あと、ロジアナでタイミングを確認したりして、ようやく製品化へ向けて動き出します。


200 2015/03/15 生日快楽 

 いやですね、また年をとりました。忘れましょう。

 しょっちゅう、秋月電子さんから通販で買うので、乾燥剤だらけです。
 ゴミ箱に捨てるようにしていますが・・・。
 それにしても、何で乾燥剤を入れるようになったんでしょうね。
 その目的よりは、そのきっかけに関心があります。誰かのクレームかな?

 それと、同じものをたくさん買った時に、1個ずつ袋に入っているでしょう。
 かさばるので、いったん全部取り出し、一つの袋にまとめる作業もしています。
 1個に1部ずつ付いている説明書も、1部だけ残してあとは全部捨てて。
 内容によっては、(データシートを持っているか、ダウンロードできるから)
 残しておかなくてもいいから、単純に捨てますね。

 管理上、1個に1部でしょうから、それを否定するわけではありません。
 かえって、こうやって整理するのが良い気分転換になっています。
 うん、すっきり片付いたなと。

 本当は、捨てづらいんですよ。気持ちの問題だけですけど。
 なぜかというと、昔は、貴重な資料だったんです。

 また昔話だけど、部品の資料は、ネットでダウンロードできなかった。
 商用パソコン通信サービスから、有料でダウンロードできる程度。
 ニフティだったかな、結構なお金を払ったもんですよ。1ページいくらで、
 さらに課金と、電話代でしょう。

 あとは、メーカーや商社に頼んで、データブックを送ってもらったりとか。
 そのものは無料だけど、取引があるから対応してもらえるような面も
 あったと思う。趣味の個人だったら、渋るよな。

 当時会社に並んでいた東芝のデータブックだけで、どれだけあったかなあ。
 だってICメモリだけでもROM編とか、デバイスも各種あって・・・。

 いつだったか、自分で東芝に連絡を入れて、データブックを請求したら、
 多いので必要なものに絞ってほしいように言われた記憶があるけど、
 確かに多い。

 オムロンは、いまでも赤くて分厚いカタログ送ってくれますかね。最近
 つきあいないけど。

 あとは、トラ技の記事を参考にしたり、規格表を見たり。
 データブック自体、有料で売られていたりしました。
 ICなんとかって言ったっけ、その集大成みたいな本が、高価で売られて
 いました。

 トラ技の資料請求ハガキを利用する手もあったけど、学生は利用しにくかった
 ですね。のちに、対応して頂けるようになりましたけど。

 そんな中で、
 秋月電子さん(に限った話じゃないけど)の部品に添付されている
 資料は、貴重なものでした。いまでも、20年前のものを保存しています。
 捨てられないですよ。

 ところで、シリカゲルをまとめて買うと、たとえば一斗缶で来ます。
 そこから、使うたびに1個ずつ取り出すわけですけど、
 開けて作業している間にも、湿気を吸うでしょう。
 だけど、いちいちフタを開け閉めするかというと、しないでしょう。

 我々もシリカゲルを扱っていて、装置の中に入れていたんだけど、
 保管中は湿気を極力吸わせないように、気を使いましたよ。

 トレーか空き箱に出しておいて、ひとつずつ袋詰めしているうちに
 湿気を吸わないか、気になります。気にしすぎでしょうか。


■1. RAMカートリッジ(4Mバイト) 名無し 

 本カートリッジと、「よんすろっと」を一緒にやっている理由は、
 これらを組み合わせて、動作させることです。

 拡張スロットボックスは、配線をのばしたり複数のスロットを駆動する為、
 どうしてもバッファが必要で、そのために信号の遅延が伴います。
 「よんすろっと」では、高速タイプのバッファICを使用し、さらに本体は
 CPLDを使用することで、遅延を最小限に抑える設計となっています。

 ところで、本業?の方が忙しいので、最近少しずつしか進んでいません。
 思い切って大胆に、集中してやれば、早くできると思うんですけど。
 うずうずしているのです。
 まず生活が成り立たないといけないので、収入になる仕事のほうが優先です。

 設計は基本的に間違っていないはずです。でも、まだ何かが足りないようです。
 いろいろ工夫しながら試してみたいと思います。

 たとえば、いつも1chipMSXを使っているけど、FS-A1STに差してみたら
 どうなるか?



 その結果、面白いことが分かりました。

 

 (念のため: 白黒モニタ使用につき、色が出ていません)

 本体のみでは512Kbytesと表示され、カートリッジを差すと528Kbytesと表示されました。
 差し引き16Kbytesが認識?されているようです。

 そして、その後、正常に起動しました。BASIC画面になりました。
 但し、FDDが壊れたままなので、DOSから何かをしたくてもできません。(早く修理しろ自分)

 16Kbytesが本当にアクセス可能なのか、この時点では分かりません。
 MSXシステムが、どのようにしてRAMをチェックしているのか、
 逆アセンブルしてみないと分かりません。

 几帳面に全部の番地をR/Wテストしているとは思えません。
 先頭だけ、チョコチョコッと試して、うん、RAMだ、・・・その程度でしょう。

 データを書いてから時間を置いて、読み出してみて化けてないかとか、
 そういうテストは自分でやらないといけません。


 その後、他の仕事をいくつかやっていて、そちらが優先になっています。
 忘れないように、合間に少しずつ進めてはいました。

 3/15の朝から、必要な信号を全て引き出し、ロジアナにつなぎこむ作業を
 しました。

 

 1chipMSXに差し込んで電源を入れると、起動せず止まってしまう症状から
 先に進みません。なぜなのか、その原因は今のところ分かりません。
 この際、徹底的に調べるしかないでしょう。

 単純そうなのに、なぜか、だめなのです。

 CPLDの中身をいじって、DRAMからの読み出しを禁止すると、とりあえず
 1chipMSXは普通に起動します。(このカートリッジは動作しませんが)
 従って、読み出しに関して、何か問題があるのかも知れません。

 ロジアナでタイミングを調べたところ、DRAMの動作自体には問題ありません。
 ちゃんと書けていて、読み出すと同じデータが出てきていました。(波形から確認)

 MSX起動時、FFFFh番地へデータを書き、続けて、読み出す動作がみられます。
 拡張スロットの存在を調べる動きです。もし拡張スロットボックスがつながっていたら
 レジスタが反転値を返すわけです。
 これは拡張スロットボックスではなくRAMカートリッジなので、同じ値を返します。

 その後、どこでひっかかっているのか、暴走しているようです。それで起動しない。
 画面が黒いままだったり、時には青くなったりします。

 マッパーRAMなど自分でいじり始めたのは、つい最近のことです。いろんな資料を
 読み込んで、理解したはずです。だけど、何か間違っているのかもしれません。

 そもそも、1chipMSXにマッパーRAMを差し込んで使ってはいけないのかも
 しれません。まさか、ね?

 それでは、単純に考えましょう。「らむまっくす」と同じ動作にしたらどうか?

 らむまっくすはSRAMを使用した製品でした。それがDRAMになっただけのものを
 CPLDの中身をいじって、実現できます。修正は簡単です。

 それをPV-7に差し込んでみたら・・・

 

 だめですね。4239Bytesのままです。
 さあ、困った、困った。

 何か間違えているのです。それは確かです。

 CPLDのピンの割付が間違っていないかとか、再三、見直したりとか、
 回路図との照合もやりましたけど、正しかったです。

 おそらく、単純な間違いでしょう。

 だけど、それがなかなか分からないから苦労するし、
 分かってしまうと、あまりにバカげていて、脱力するのです。

 それを考えると悔しくなってきて、チクショウ、って叫びながら?
 一気に突っ走って作り直したら、あっさり動いてしまいました。

 

 (念のため、今はマッパーRAMではありません。
 ただの増設RAMとして動作するようにCPLDの中身をいじっています)

 「らむまっくす」を差した時(64KB)と同じ、BASICのフリーエリアは
 28815Bytesと表示されています。

 でたらめじゃないだろうなと、まずは簡単なプログラムを入力し、
 リストが表示される事を確認、さらに、実行してみました。

 

 ちゃんと記憶を維持していますし、正常に動作しました。
 このまま一晩つけっぱなしにしておき、朝から、また動かしてみます。

 いや、この増設メモリがおかしかったら、最初から、BASICインタプリタ
 自体が暴走するはずです。スタックやワークエリアがおかしくなるはず
 ですから。

 とにかく、正常に動作しています。
 ロジアナがつながった状態で、タイミングも確かめています。

 先に1chipMSXでもテストしており、その場合は本体に十分なRAMを
 持っていますから、増設RAMとしては認識していないかもしれませんが、
 正常に起動するようになりました。

 それなら、マッパー対応に修正して、動かしてみたらアッサリ行きそうですね。
 もう真夜中なので、続きは、明日の朝からにします。

 だけど、気になって眠れないよね。いろいろ考えてしまうと、眠れない。
 この場合は、原因が分からなくて気になって色々考えて眠れないんじゃなくて、
 楽しみで眠れない方かもしれませんね。


 ところで・・・、原因は何だったのか?

 やはり単純なことでしたよ。はあ・・・。


199 2015/03/10 朝飯前 

 ほかの受注仕事もいくつか手がけているので、
 RAMカートリッジは、早起きして、朝飯前の時間に少しずつやっています。

 朝一番に、今日の計画を紙に書き出して、
 午前何をする、午後何をする、という具合に箇条書きにします。
 仕事が終わったら、計画の箇条書きをひとつずつ線で消していきます。

 もちろん、電話はかかってくるし、ご注文やお問い合わせの対応も
 ありますから、その間に割り込んで処理します。

 時間の分配などを考えながら、仕事を合理的に進めたいと思っています。


■1. RAMカートリッジ(4Mバイト) 名無し 

 動かないはずですよ。/SLTSLを論理式に入れ忘れていた。うっかり。
 /SLTSLとANDしないと、関係ないときにもMSXのバスに干渉してしまう。
 当たり前田のクラッカー。

 いや、言い訳をすれば最初は入れてあって(その部分のソースは
 一応コメントで残してある)、いつからか分からないが、いじっているうちに
 欠落してしまった、というわけです。
 この信号はMSX特有のもので、そのスロットの選択信号になります。
 これをANDしていないと、そのスロット以外のアクセスにも干渉する。

 本当に単純なミスで、こんなものですよ。
 技術的に高度なところで悩むことって、意外と無いんです。
 わりと単純なことに、なかなか気づかないから苦労する。
 マヌケ、ボケ、そんなところです。

 特に最近、私はミスが多いような感じがします。疲れているんだと思います。

 ストレスチェックとか何とか、ネット上で見かけた格子状のパターンですか、
 信じているわけでもありませんが、とりあえず、見たらチラチラチラチラするけど、
 やっぱり疲れてるのかね。

 振り返ってみれば、年末年始も、土日も関係無しに仕事に追われてきたので
 そうだろうなあ、と思います。


 また、台湾にでも旅行に行きたいね。

 安宿に泊まって、屋台で買い食いしたり。
 街をぶらぶらして、いろんなものを見て回ったり、見知らぬ人と話してみたり。

 choudoufu zhen haochi !

 これは淡水に行った時の写真です。

 食べているのは、 臭豆腐 といって、発酵させた豆腐を揚げたもの。
 鍋にしたり、色々あるけど、とにかく、そのニオイで有名。
 揚げたものは、そんなに気にならないと思います。
 納豆が好きな人なら大丈夫でしょう。納豆に似た臭いがします。
 おいしいですよ。
 中国語で注文したのに、仕上げの時「カライ?」と日本語で聞かれた(笑)
 一味唐辛子をふりかけてもらいましたよ。

 それから、あちこちにお寺があるけど、やたらとLEDが目に付いた。



 お寺とLEDの組み合わせは微妙な感じもするが、こんなふうに電光板は付いているし、
 それと、ろうそくの代わりだろうね、中でもたくさん光っていました。

 とにかく、中華系のお寺は、派手なんです。
 伝統とハイテクの融合っていうのかな、そういう雰囲気でした。

 駅のホームに基板が。



 一定間隔で、基板が貼り付けてありました。地元に、基板の工場が
 あるのでしょうかね。

 これ、どこだっけな。乗り換えを間違えて、引き返した時だったから、
 どの駅だったか、わかりません。台南か、そのあたりだったと思います。
 そう、高雄まで行ったのです。

 次の写真は、TAIPEI 101の隣にある貿易センター、展示場です。



 下は展示場になっていて、あとは上の階にたくさんオフィスがあり、
 そこに私の取引先の会社もあります。
 このときも、アポなしで失礼でしたが、ちょっとだけお邪魔してきました。

 そのTAIPEI 101からそう遠くはないと思いますが、黄色い屋根の
 「国父記念館」があります。次の写真は、孫文像です。



 次は、その国父記念館の展示を照らしていたスポットライトです。

 

 一昨年まではLED業界にいたので、いまでも気になります。
 こういう大胆な?器具は初めてです。
 このブサイクなヒートシンクを隠そうって、考えるでしょう。
 だけど、放熱を考えたら、こうするのが理想的なんですよ。
 余計なカバーもつけず、コスト的にも有利だ。
 電源はレール側についていて、LEDの熱の影響も少ない。

 照明器具の見た目を気にする人がいて、どうしても負けてしまうんだ。
 ちゃんとカバーをかぶせろって。でも、放熱が悪くなるでしょう。

 電源は別じゃなくて本体と一体化しろって。
 それじゃ、電源回路が暖められて、寿命が短くなるよ。
 いや一体化しろ。デザインだ。見た目優先だ。
 はあ。

 LEDって熱が出ないんじゃないのって、誤解している方も多いようです。
 パワーLEDだから、それなりに熱は出ますよ。
 だいたいこういうのは、数百ミリアンペアは流していますから、
 1ワットとか3ワットクラスになります。

 よーく考えたら、照明器具の見た目なんて、誰が気にする?
 展示会で、カタログで、見た目は出るでしょうけど。それくらいじゃないですか。
 実際に光らせている時、人は、照らされているものを見るのであって、
 照らしている物はほとんど見ないでしょう。そうじゃないですか。

 ステージに立って、スポットライトを浴びている人を注目するけど、
 それを照らすスポットライトや照明さんを見る人はほとんどいない。

 自分の部屋の照明を、しげしげと眺めるなんて、ありますか?
 カナブンが入ってきて、蛍光灯のまわりをブンブン飛び回っている時
 ぐらいだろう。

 あと、ヒートシンクがホコリをかぶったらどうするんだって。
 どうするって、掃除しろよ。放熱が悪くなるだろうって。だから掃除しろって。
 そんな議論、というより、揚げ足とりというか引っ張り合いみたいな
 そういうのに翻弄されている間に、大手が出てきて・・・。

 弱小無名メーカばかりの時代から、大手が支配する時代になりました。
 だって、東芝とかパナとか、もう、その名前だけで選ぶじゃないですか。

 LED蛍光灯も早い時期から取り組みはじめていたが、そのツブツブ、あるいは
 まだらが気に入らないと言われました。レンズを凝ったものにして、
 蛍光灯と同じようにしろと。自然にしろと。
 だけど、そうしたら照度が落ちるでしょう。レンズも安いものじゃないし。
 結果的にどうですか、別にツブツブでもまだらでも、普通にどこでも
 あるでしょう。
 ツブツブでも構わないって、その時に判断できて、通せていたら、・・・。
 いまでも複雑な気持ちになるよ。

 次の写真は、信義区だったと思うけど、素食の食堂で食べたもの。

 セルフで、好きなものを選んで、好きな量をお皿に盛り付けていきます。
 最後にレジで重量をはかって、支払いとなります。

 

 雑穀米ですかね、これが結構うまかった。
 素食ってのはベジタリアン食のことです。台北では、あちこちにあります。

 店のおばちゃんに中国語で話しかけたら、やはり日本語で返ってきて
 面白かった。今度、また訪ねてみたいです。

 あと、これは足マッサージの店でもらった紙です。悪いところが塗ってある。



 初日からとにかく歩き回って、足腰クタクタになってしまい、痛くてたまらず
 マッサージ屋に行ったのです。

 そう言うと、怪しい店ですかと突っ込む人が多いけど、そういう所は行かないよ!

 まあとにかく、近場にないか調べてみたら、泊まっていた安宿の隣のビルに、
 このお店がありました。(ここ
 さっそく電話したら、空いてるから、いまからどうぞと言われて、行って来ました。

 有名な先生のお店だったようですが、先生には指名料がかかるとのこと、
 実際にはお弟子さんに施術してもらいました。

 足ツボを刺激しながら、痛いって言ったら、「**が悪いね」と、その紙に
 印をつけていくのです。

 次々に、どこが悪い、ここが悪いって、そうなのか、頭も悪いでしょうと。

 大事なところもダメとか、そうだろうなと納得(笑)

 あちこち悪いねと言われて、結局、何もかも悪いんじゃないのか。
 確かに、どこもかしこもボロボロかもしれないさ(笑)

 でも、足ツボと全身ほぐしてもらって、そのおかげで旅が続けられたのは
 確かです。あのままだったら、どうなっていたか。


 「断線」しましたが、もとの話に戻ります。

 DRAMのアクセス自体は、間違ってないんだろうけど、まだ何か足りないようです。



 あとは、技術的な課題というより、根気の問題でしょう。地道に原因を探ります。

 例のエクステンション基板 MPC-FC50P3(4) は便利ですよ。
 ピンヘッダを立てておけば、オシロやロジアナをつなぎやすい。
 当たり前田のクラッカー。

 

 アドレスも16ビット全部いっぺんに引き出したから、
 画面上で、何番地にアクセスしているかも読み取れるのです。
 データもつなげば、もちろん読み取れます。
 古い機械ですけど、136chまで可能です。

 RAMカートリッジ基板側にも、一応ピンヘッダを付けておいたので、
 そこからも信号を取り出すことができます。
 しかし、エクステンション基板から信号を取り出した方が、ラクです。

 もし、RAMカートリッジ基板を改造する時など、一旦スロットから抜くけど、
 プローブもはずして、あとでまた付け直さないといけないでしょう。
 面倒だし、間違えるかもしれない。

 最初から、エクステンション基板のほうから主な信号を取り出しておけば、
 プローブの取り外し、取り付けの手間が減らせます。
 どうしてもRAMカートリッジ基板から取り出さないといけない信号だけ、
 最低限に絞って、プローブをつないでおきます。

 それも、ちょっと工夫して、プローブのグループ分けの時に、
 Pod1、2に分けておけば、もとの中継コネクタの所から分離できるので
 個別のプローブ自体の取り外し、取り付けも必要ありません。


 確実なものを作るため、あせらず、少しずつ、進めていきます。


198 2015/03/08 落ちる、仕事にならん 

 もうとにかく、だめだこりゃの一言ですよ。

デバッグするのかよ!(笑) できますって、できんじゃん。

 なんどやっても同じことの繰り返し。

 写真を読み込もうとすると、こうなってしまいます。
 別に写真を開いておいて、そこからコピー、ペーストで持ってくると
 上記のように成功(落ちずに写真の貼り付け)できましたけど・・・。

 AVASTが勝手にファイルを消したりすることもあって、わけわからんですよ。
 それでホームページビルダーも、QuartusIIも動かなくなったことがあるし。

 きっとアメリカの陰謀だね。日本の生産性を低下させるための・・・
 生産性を低下させて、金を搾取する仕組みの一部だ。
 漢字変換がバカになったのも、きっとそうだ。そうに違いない。
 (妄想モード)


■1. よんすろっと 

 少しずつ、検証を進めています。(3/6記)

 主役は隠れて見えにくい。

 さんすろっとの実績がありますし、基本的には問題ないようです。
 MSX本体との電源連動も、うまく働いています。
 フラットケーブルは、50cmのものでテストしています。

 だけど、油断大敵です。何か抜けているかもしれません。
 慎重に検証をしていきます。

 一番最初のトラブルは、
 「らむまっくす2」を装着したら、BASIC画面まで到達しなくて(※1)、
 何か問題があるのか?と、少々あせりました。

 そこで、「らむまっくす(初代)」(※2)に差し替えたら、正常に起動しました。
 この結果から、おそらく、ID(※3)が残っていたと考えられます。

 以前らむまっくす2をテストした時に、何か書き込んだものが残っていて、
 しばらく放置している間に(バックアップ電圧が低下して)プログラムが化けたか、
 MSX1(PV-7)で動かないプログラムか、いずれかの原因で、暴走したようです。
 あとで1chipMSXか、FS-A1STに装着して、内容を確認します。

 とにかく、これで増設RAMを差し込んで正常に動作することが確認できました。
 ちゃんとBASICで、28815bytes freeと表示されました。もちろん、長いプログラムを
 入れても、普通に動きます。

 もちろん4つのスロットがありますから、その全てに、いちいち差し込んで
 動作確認をしました。ROMカートリッジとの組み合わせも試しました。

 なお、らむまっくす2にIDが残っていて、それが起動不良の原因となる場合は、
 切り離しスイッチで切り離せば正常に起動します。
 起動後に、切り離しスイッチを接続にして、書き換えソフトでクリアするなり、
 プログラムを書き込むと良いでしょう。


 注記:

 ※1・・・電源ONで起動中に、また再起動の繰り返し。

 ※2・・・バックアップのキャパシタ無しのものを使用。

 ※3・・・IDというのは、ROMカートリッジの先頭アドレスに書かれるデータのことです。
     これが書き込まれていると、MSXは、それをROMカートリッジと認識して、
     指定の番地からプログラムを実行するのです。


 ところで、新しいバッファカートリッジには、二つのLEDを備えています。



 地味な存在だったバッファカートリッジに、まさに、光が当たりました?
 逆ですね、光を発しています。

 写真はうまく撮れなくて、つぶれて写っていますけど・・・肉眼では、ちゃんと
 二色、青と赤に分かれています。ケースのパネルも透明じゃなくて、
 本体と同じナチュラル色のABSだから、きれいに見えてないんですけどね。

 高輝度タイプですから、ギラギラしているようです。抵抗値を調整して、
 ある程度、抑えてみます。

 最終的には、パネルをスモークアクリルで作るか、あるいはLEDの所に
 穴をあけるようにして、発光が見えるようにします。

 青は電源表示で、通電中は連続で点灯します。

 赤はアクセス(/SLTSL)で、このスロットへのアクセス時に点灯します。
 瞬間だったらチカッとするし、ROMカートリッジのソフトが動いている間は、
 ずっとチカチカと点灯します。(微妙に明るさが変わりながら点灯)
 動作確認用として、ちょうど良いのではないでしょうか。

 かなり短いパルスだから、見えないだろうと思っていたら、意外と見えますね。
 ROMカートリッジや増設RAMがそうであるように、メモリアクセスは単発よりも
 連続が多いですから、点灯が見えるわけです。
 アクセスの間隔や頻度で、その明るさが変化します。

 LEDの回路は簡単ですし、ICの空きゲートが活用できますから、すでに
 「さんすろっと」をお持ちの方は改造をしてみるのも面白いと思います。
 (ケースが開けられないかも、すみません)

 拡張スロットボックスのほうにも、スロットごとにLEDが有ったら、見た目で
 面白いでしょうね。いま、どのカートリッジにアクセスしているか(メモリへの
 アクセスに限ります)、確認することができます。
 うーん、それ付けようか。基板を修正して・・・。でも、あまり意味ないかな。

 よんすろっとには、4つのスロットそれぞれの切り離しスイッチを設けています。
 (基板は、まだ出来上がっていませんが)
 それぞれONなのかOFFなのか表示するためにLEDを付けるほうが便利と
 考えて、その方向で進めています。

 色々、欲を出すと、きりがないですね。現実には、コストや時間などの課題があって
 どこかで線を引かないと、いつまでも物ができないわけですけれど。

 それこそ、iPhoneか何かじゃないけど、金ピカの「よんすろっと」とか・・・
 金は無理なので、真鍮を切って、ハンダ付けして、ピカピカに磨いて、
 ケースを作ってみようかなと(笑)

 最初から高くなるのもいけないし、あとで余裕のある時にオプションを買うなり
 作るなりしてパワーアップできるほうが楽しみも増えますね。

 たとえば、オペアンプはICソケットで実装するようにしました。あとでオペアンプを
 抜いて、子基板を差し込めば、何か新しいことができるようにしたりとか。


 ところで、そろそろケースを考えないといけませんね。(前から言っていますが)

 CNCで樹脂板を切り出して組み合わせるので、どうしても四角い箱になってしまい
 ますが・・・それなりに格好よく、丈夫なものにしたいと思っています。

 課題としては、スロットのフタがあります。
 ホコリが入りにくいように、フタをしたいですからね。

 MSX本体みたいに、観音開き?じゃないけど、カートリッジを押し込む時に、
 フタが開くようにできないかな。
 スプリングを仕込んだり、機構的に少し複雑にはなりますけど・・・。
 その分、ケースの高さも上げないといけないでしょう。

 PV-7は、かなりコストダウンされていますけど、カートリッジスロットのフタは
 2つに割れるようになっていて、うまいことできていると思いますよ。

 FS-A1STなんか、かなり簡略化されて、自分でフタを持ち上げて開くように
 なっています。まあそれでもいいんですけど。

 別の方法としてはスライド式があるけど、ずらしたフタのおさまる場所がいります。
 今の設計だと無理です。

 1個ずつじゃなくて、全体的に開閉するようなフタも一応考えられますね。
 つまり、1枚の板に4つの角穴があいていて、それをずらして開閉するわけです。
 全く使わない時にフタをするだけの仕掛けですけど。
 やはり、個別に開閉できたほうが良いでしょう。

 フタにスプリングを仕込むのは、案外難しそうな感じもします。ねじりスプリングです。
 キックバネとも言うようです。
 何も差し込んでいない時には、フタをピッタリ閉じなければなりません。
 たとえば、郵便受けのフタを閉じておくような感じです。

 カートリッジが差し込まれた時には、軽い力で開いて、開いたまま放置されても
 へたるようなスプリングじゃだめです。フタ自体、軽くないといけない。重いと、
 下がってしまって、ピッタリ閉じないでしょう。
 雑な差し込み方をしても、スムーズに開閉して壊れにくいものじゃないといけない。

 それから、CNCの樹脂板の実現可能な加工の範囲で、蝶番をどうするか、考え中です。
 やはり、市販の蝶番(タキゲンのカタログに載ってるような樹脂のやつ)を買って、
 接着剤で付けるしかないのか。(接着剤で付けるのは、失敗した時に台無しだから
 あまり好きではない)
 1点だと、蝶番自体の遊びもあってフラフラしそうだから、幅広のやつにするか、
 2点どめにするか。

 色々考えながら、PV-7の拡張スロットのフタを、何度も押してみたりしていました。

 熱でくっつけてあるから、分解してみることはできないけど、のぞきこんでみる。

 

 セガのは凝ってるな。ちゃんと金属の軸を通してある。



 これよりセガは、ゲーム業界を制圧する・・・!! SGGG・・・・・・


 そういえば、ファミコンはどうだったか? 単なるフタでした。
 ただ、イジェクトのカラクリが凝ってて、横井さんの仕事だそうです。
 ゲームしない時でもガチャガチャやって遊べると、本に書いてありました。

 AV仕様は、上記と同じように変更されたようです(現物を見たことがない)。

 私は小学4年か5年の頃、友人宅で初めてファミコンを見て、
 「これ、どうなってんだ?」と言いながら、
 何にも知らないから、いきなりカセットを引き抜いてしまいました。
 それで友人が激怒して・・・。
 電源を入れたまま抜いたらダメって知らなかったし。
 このレバーを押して抜くんだと言われても、引き抜いたほうが手っ取り早い
 じゃん、と、後まで思っていました。

 カセットテープのツメみたいなものがカートリッジの上についているから、
 まさか、カセットテープなのか?確かめたかったのです。
 ROMも何も知りませんでした、あの頃は。

 ついでに、当時、よそでもやらかしまして。

 小学校の修学旅行だったか、その途中でデパートに寄ったのです。
 ATARI 2600と、MAX MACHINEだったかと思うんですが、ゲーム機が展示して
 ありました。
 その、ATARIのカセットを何となく引き抜いて、また元に戻してみたけれど、
 画面が出ないんですよね。電源を入れなおしても動かない。
 しれっと、店員さんに「動かないみたいなんです」とか(とぼけて)聞いたりして。
 そのうちに時間がきたから、バスに戻って、それっきりですけど。

 たぶん、壊してしまったんだと思います。ごめんなさい。

 もし、なんでそんな事をした?と理由を聞かれても、答えようがないです。
 カセットを持ち帰る気もなく、ただ、なんとなく、です。本体だけで動くのか
 確かめたかったのかもしれない。カセットが無かったら、画面に何が出るんだろう
 と思ったのかも。何十年も前だから、忘れてしまいました。

 あとで説明できない事をやってしまう。子供の頃は。
 こんなところで、そんな事をしたら、ケガするに決まってるでしょ!と
 怒られて、なんでそんな事をしたの?と聞かれても、説明できなかった。

 ただ、なんとなく、ですよ。純粋に、なんとなく。
 学校の帰り道、なんとなく線路に置石をしたとか、そんな感じです。

 小2の時、ゴミ捨て場でジャンクを拾った帰りに、何となく線路に冷蔵庫の部品を
 置きました。部品は、ドアポケットの網みたいなものでした。ジュースのビンを
 差し込んでおく部分の、いまはプラスチックだけど当時は金属の網のようなものでした。
 白い樹脂でコーティングしてあるやつです。

 近くにいた子供に、さわるなよ、と言って、帰宅しました。

 そしたら、翌日・・・・・・学校に連絡が行っていて、担任からみんなに話がありま
 した。誰がやったか分からないが、昨日の夕方にこんなことがあって、と。
 そして、列車転覆は重罪だとか、親を家庭裁判所に呼ばれるとか、損害賠償とか、
 おそろしい話が続いて、真っ青になりました。震えながら聞いていました。

 近くを通りかかった人が気づいて、撤去したので事故にはならなかったそうです。

 ただ、なんとなくやったことが、重大な結果を招くことがあるんですね。
 理由も無く、ただ、なんとなく、やったことです。

 同級生には、駄菓子屋で万引きするヤツも多かったけど、私は祖母が商店を
 やっていたこともあるし、しつけもちゃんとしていて、物を盗むことはしませんでした。
 ただ、好奇心だけは抑えられず、なんでも試してみずにはいられなかったのです。

 小川に大量の土砂を流し込んで、せき止めたらどうなるか?とかね。
 スコップやら持ってきて、上級生にも手伝ってもらい、実際にやったけど・・・
 決壊したあとが大変だった。靴も流されちゃって。

 自然を征服したような気になって、流れの止まった下流で、のんきに遊んでいたら
 いきなり決壊しましたからね。

 なんとなく、やっちゃいけないんだよ。考えて行動しないといけない、余計なことは
 してはいけない。なんでもかんでもやたらに触るな。理由を聞かれて説明できない
 ようなことはするな。本当に学習しましたね。

 それでも懲りなくて、その後もいたずら研究は続き、小さいものなら安全だろうと思った
 のか、釘とかコインとか、線路にテープで貼り付けて、列車が来るのをドキドキしながら
 待ったのを覚えています。それで友達と何時間も過ごしたんだから、本当にヒマだった。

 世界名作劇場のどの作品だったか忘れましたが、レールに耳をつけて、列車が遠くから
 来る音を聞くシーンを見て、実際にやりましたね。とにかく試してみないと気がすまない。
 本当なのか確かめてみたい。どんな感じなのか知りたい。
 結果的にどうだったか、もう忘れたけど、耳や顔が油で汚れたのは覚えています。
 それに当時、列車のトイレはタレ流しだったから、ね・・・。

 あと、2本のレール同士を銅線でつないだら、列車が来たって検知するんだろうか?
 などと素朴な疑問が芽生えたことがありました。
 それで、近くの電話工事のくず線を拾ってきて、歯で被覆をむいて(笑)、ペンチも何もない
 から仕方ないんだけど、その短いくず線をつなぎあわせて、ようやく2本のレールにつながる
 長さにしました。
 レールに届くだけじゃ足りないですよ。一回りグルッと巻かないと、接触が不安ですから。
 レールの上面に線が載ると、列車が通った時につぶされて切れるから、どこか下の方に
 回したのかもしれません。忘れました。

 あれは結局どうだったのか分かりませんが、列車が来てないのに踏み切りの警報が
 カンカン鳴ることがあって、私のいたずらと関係あったのかどうかは分かりません。

 本当に学習したつもりだったけど、全然学習していませんでした。
 好奇心の赴くままに行動していました。

 20歳になっても、中身はガキでした。
 遊園地のアルバイトをしながら、ちょうどお客さんが空いてヒマだったから、なんとなく
 制御盤のランプのねじをいじっていたんだね。ゆるめたり、締めたり、なんとなく回していた。

 そしたら、ランプがポロッと取れて、そのまま制御盤の中に落ちてしまった。
 それでショートして、ブレーカーが落ちてしまって。

 やばい、怒られると思い、あわてて制御盤を開け、手をつっこんだら強烈な電撃!
 たぶん200Vだろうけど、これまでに経験のない痛み、マジで死ぬと思いました。
 わりばしか、うちわか、何か絶縁物を探してきて、それで押さえながら、どうにかこうにか
 元の場所に戻したっけな。

 とにかく、さわるな。余計なことはするな。何もするな、じっとしていろ、と
 自分に言い聞かせて、今日に至ります(笑)


 ずいぶん脱線しちゃって、・・・、話は戻りますが、
 単なるフタは、開けた時の場所がいるんです。

 いや、
 開けて、本体の中に差し込んで、閉じるときはまた引き出して・・・凝りすぎか。

 あれこれ悩むよりも、とりあえず簡単なものを作って、それを見ながら考えようと
 思います。そうしないと進まない。

 別にフタなんか無くたって、使わない時はハンカチでもかぶせておけば
 ホコリよけになるし、それで十分だという人もいるかもしれないし。

 ホコリよけなら、横倒しとか、さかさまにして置いておく人もいるかもしれませんね。

 フタだけのために、コストが上がってしまったら、・・・、どうなのかな。
 金型成型のプラスチック大量生産品じゃなくて、ひとつひとつ削り出しだから
 決して安くは無いんです。

 ある程度コストは抑えてフタは無し、オプションとか。そういう選択肢も考えられないか。

 いろいろ、検討中です。


■2. RAMカートリッジ(4Mバイト) 名無し 

 最初のテストで、1chipMSXが起動しない、そこで終わっていました。
 机上設計では正しいはずですが、おそらく、単純なミスでしょう。

 しかし、起動しないままでは、何かテストプログラムを動かしたりもできず
 作業が進みません。それに、信号が衝突して、壊す可能性もあります。

 おそらく、何らかのデータか信号が出っぱなしになっているはずです。それが
 起動を邪魔しているのです。

 自分のミスかどうかは、現段階では確認できません。新しく作ったものだから、
 ミスをしているだろうと考えるのは妥当だと思っているだけです。

 意外とミスじゃなくて、(RAMボードとしては)正しく動いているけど、何かの
 原因で、本体側と干渉が起きている可能性も考えられます。

 とりあえず、信号が衝突しないように対策するのと、起動できるようにするため、
 修正を行いました。

 RAMボードですから、その動作はリフレッシュ、リード、ライト、これらのどれかしか
 ありません。何かデータが出っぱなしになっているとしたら、リードが怪しいです。
 そのステートマシンを動かないようにしてCPLDを書き換え、起動できました。

 信号を外部にひっぱり出し、オシロスコープやロジックアナライザで確認します。


 余談、
 何らかの信号が出っぱなしになって、パソコンの動作を邪魔している、というのは
 PC-9801のCバス基板を修理した時に経験しました。もう何十年前ですか・・・
 最初の怪社で新人だった頃ですから・・・。

 PC-9801に差し込んで電源を入れると、PARITY ERRORとか、見たことも無い
 赤い文字が表示されました。とにかく、その基板を差し込んだら、そうなるんですね。

 当時、私は新人で何も知りませんでした。これを修理してみろ、と渡されたばかりで
 何をどうやって、どこから調べたらいいのか、なーんにもわかりませんでした。
 PLDの論理式を見ても、パッと意味がわからなかった頃です。

 ICを単純に全部取り替えてみる、というのは、その前の修理でやらかして、
 部長から、お前はチェンジニアだと笑われました。試行錯誤の努力は認めるが、
 ハンダ付けをいじくり回した挙句、ボロボロになり、それでも動かなくて、
 商品が台無しになりました。お客さんには新品を返したはずです。

 さすがに今回は、少しは頭を使う必要があろう事は、いくら馬鹿な私でもわかって
 いたと思います。

 そこで、無い知恵を絞って考えたのは、どれかの出力信号(ボードからの出力)が
 パソコンの動作を邪魔しているのではないか、ということです。
 それをつきとめて、逆にたどっていけば、不良のICにたどりつけるはずだ、と。

 それで、Cバスの信号表を出してきて、出力信号に印をつけ、それを1本ずつ
 あたってみることにしました。
 その頃、そんなに深く理解していませんでしたから、かなり手探りでした。

 それまで自作したマイコンはZ80ぐらいで、これ以外は知りませんでした。

 エクステンダーといって、延長基板を使いました。CバスでもISAバスでも、PCIでも
 パソコンに差し込んだ状態で、そのボード上の信号を触るのは、困難でしょう。
 だから、延長基板で外部に引き出すわけです。

 問題のCバス基板のカードエッジに、マスキングテープを貼って、順番に調べていく
 ことにしました。
 出力信号1本ずつ、テープを細く切って、端子に貼り付け、ソーッとエクステンダーに
 差し込んでパソコンの電源を入れてみる。

 症状が変わらなかったら、次の出力端子にテープを貼って、また試してみる。
 その繰り返しでした。

 それで運良く?、何本目かの信号が当たったんですね。その信号にテープを貼って
 絶縁したら、パソコンが正常に起動した。
 その回路を端子から逆にたどって、たどりついたGAL(PLDの一種)が悪いんじゃないか、
 ということになり、データをもらって新しいGALに書き込んで差し替えたら、正常動作しま
 した。

 珍しくうまくいったね、とか、相変わらず余計な枕詞?がついていましたが、一応それで
 無事に修理完了というわけです。若かりし頃の話でした。

 (今だったら、なぜ故障したか?という追究もするけどね。
 製造でディップにかける前、カードエッジ端子にハンダがつかないよう、マスキングテープ
 を貼るけど、それを剥がす時の静電気で破壊したかもしれない。あるいは、客先までの
 間に、どこかで静電破壊した可能性もある。
 テープを剥がす時の静電気は、意外と見落とされているようです。ガムテープを貼り合わせて
 暗闇で急激に引き剥がすと、静電気放電が光って見えますよ!)

 分からないなりに、自分でできる方法を考えて実行して、うまくいった。これを繰り返して、
 たとえ失敗してもノウハウの蓄積になるし、自信がついてきます。

 そんなの当たり前じゃん、簡単だろとか、あれこれ言う人もいてヘコミますが、そんなのは
 無視しろ。そういうノイズ源には、6800μFのコンデンサでも、ハンダでくっつけてやれば
 いいです。


 脱線どころか、断線しまくりですが、

 基板から信号を引き出す準備をして、ロジアナのセッティングをして、ハードウェアの
 デバッグを始めてしまいました。



 これらのLEDは、何かの役に立つと思ってつけておいたものです。



 ビデオからの取り込みが面倒だったので、再生したものをデジカメで
 撮りました。(それで画質が悪い)

 現状、これらのLEDは、マッパーレジスタへのアクセス時に
 点灯するようにしています。
 MSX起動時、チカチカ点灯して、動きが分かります。

 ところで、
 ちゃんとDRAMへの信号は出ているんだろうか?



 出ていない。動いていない。
 なんで?

 だいたい、RFSHが変化していない。
 プローブの接続は間違っていないし、接触も問題ない。
 時々、ごく短いヒゲのようなパルスが出るけど、そんな信号じゃないはず。

 ああ分かった。1chipMSXは、RFSH信号を省略してるんだ。きっと。
 (そんなわけないだろ!)
 ソースを追ってみたら、ちゃんとRFSH信号の出力あったし・・・Z80コアに。

 こんな状況では、なんでも疑わしく思えてくるんですよ。ごめんなさい。

 よし、オシロで確認しよう。



 なんだこりゃ? Lレベルは?
 これじゃ、動かないはずだし、ロジアナにもLレベルの波形は出ない。

 ロジアナばかり見ていたら気づかないことですよ。
 昔、上司に鍛えられたから、すぐアナログで見てみる習慣があります。

 ロジアナだったら、LかHしか出ないでしょう。それだけで判断したらだめ。
 スレショルドを変えてみるか、アナログで見ないと、わからないよ。

 こうなる原因は、たぶん、入力ピンを誤って出力に設定しているか、
 あるいはショートか?

 CPLDのソースやピン設定を見直して、誤りはありませんでした。正しい。
 それじゃ、基板しかないだろうと、テスターで当たってみたら・・・

 イヤン、恥ずかしい。ちゃんと確認したつもりだったのにな。

 隣と仲良くなっていた。

 まあ、弘法にも筆の誤りって言うじゃないですか。

 これを直して、さらに念のため、全部のピンのハンダ付けを再度見直しました。

 ロジアナで、たまに短いパルスが観測されたのは、おそらくアンダーシュートを
 拾っていたか、ショートしていた信号も同時にLになった時と思います。

 ほら動いた。
 RFSHも来ているし(オシロでも確認済み/波形は省略)。

 

 ちゃんと、CASビフォアRASリフレッシュをしています。
 細かいタイミングの検証は、まだですが、動きとしては間違いありません。

 念のために申し上げますが、ロジアナがあるから、こういう事ができるのでは
 ありません。効率を上げるためのロジアナなんです。誤解がないように。

 便利な道具や計測器が無い時代を経験していますから、無しでも何とか
 やれる力はあります。最低限オシロは必要でしょうけれど。

 ストローブとか、チップセレクト信号などを基準にして、最低2chのオシロが
 あれば、複数の信号をとって、見ていけますし、実際、そうしていました。
 ただ、時間と手間はかかります。

 それにしても、面白くなってきました。動きが見えると、どんどん先まで
 行ってしまいそうです。

 ああ、でも、これ以上続けると、ハマってしまって、ほかのことができなく
 なってしまいますよ。夢中になると、つい、他の事を忘れてしまうから、・・・。

 今日は日曜だけど、片付けないといけない仕事が山積みです。

 ここまでにしておきましょう。あとは、少しずつ進めます。


197 2015/03/04 長い道のり 

 やっと本日、確定申告書を提出することができました。

 しかし、それだけじゃなくて、あれもこれもと、色んな雑用があって
 なかなか片付きません。

 ある程度、外注に作業をお願いするようにしました。
 そうしないと、いつまでも片付きません。自分の身体が足りません。

 でも、人にお願いするにも、図面や指示書などを作ったり、説明をして
 あげなければなりません。それもまた仕事です。

 腰を落ち着けて回路をデバッグできるのは、いつになるのか。
 やり始めれば・・・、集中できれば早いけど。

 ところで、モーションディテクタ(動体検知)付きの防犯カメラの録画ランプが
 いつまでも赤く点灯しっぱなしで消えないので、おかしいと思いました。

 通常は、たとえば、人が横切ったらその前後を10秒ぐらい録画するんです
 けれど、人の気配もないのに、それがずっと続くので、故障ではないかと。

 モニタをつないで映像を見たら納得。
 隣の増築工事で、建物をシートで覆っており、それに日光が当たり、
 風になびいているのを、動体検知していたというわけ。

 これじゃ、いつまでも録画を続けてしまって、メモリカードが早く満杯になって
 しまうよ。

 そういえば、雷の時もいちいち反応して、録画していました。
 ピカッと光るたびに録画。几帳面な機械だね。


■1. よんすろっと 

 形ができりゃ完成、なんてことはありません。

 まだ、やらなければならない事はたくさんあります。
 しっかりした物を作り上げたいものです。

 とりあえず、この状態で動作確認をしています。

 

 (右の写真は、白黒モニタを使っています。念のため)

 ちゃんとゲームランド動きましたね。
 手持ちのカートリッジをそれぞれ試してみたり、4つ同時に差してみたり、
 いろいろと条件を変えながら、テストしていきたいと思います。

 MSX本体も、今はとりあえずPV-7ですけど、あとで、1chipMSXやFS-A1STでも
 動かしてみます。

 長いケーブルも作りました。
 これで動かしながら、波形をとったり、ノイズマージンを確認します。




 ここで中途半端なんですが、終わります。

 さっきから、なぜかホームページビルダーが途中で落ちるようになって、
 まともに使えません。セーブの操作をしても落ちるんだから、あきれてしまいます。
 仕事になりません。

 (ここに、その画面を貼り付けてセーブしたら落ちる。何度やってもダメ。あきらめた)

 大した使い方もしないから、新しいのを買うのはお金がもったいないし・・・。

 以前のWindowsXPの環境を維持できていれば最高だったのに。
 OSのバージョンアップなんてM$の都合だな。ユーザ本位じゃないな。

 こんないい加減なOS作って・・・・・・とりあえず売りつけておいて、あとからコソコソ
 修正なんて、甘えてるよね。

 実際、動かなくなったハードウェアもあるのに、どうしてくれるんだ。
 そのハードウェアのベンダーに聞いて、とか言うよね。
 新しいドライバ出てないんだってば。結局、捨てろってか。

 残念ですが、今日は、これくらいにしておきます。


196 2015/03/03 生きている 

 色々バタバタでしたが、ちゃんと、生きています。

 生きていると色んなことがあって面白いです。
 何で、こんなに、次から次にって感じることもあるでしょう。

 退屈しないですよ。生きているって感じがします。


 全然関係ない話で、恐縮です。

 徳島といえば、LED・・・いや、その前に「金ちゃんヌードル」ですな。
 (あくまでも個人的な考え)

 金ちゃん万歳!(マンセー)

 あの、ノーベル賞の中村教授も、これを食べながら残業していたに違いない。
 (勝手な想像・・・失礼)

 むかし、こっちでもTVで「金ちゃんヌードル」のCMが流れていたと思います。
 ガキの頃の私は、「欽ちゃん」と混同していました。字が違うのに。

 タケダ胃腸薬のCMに、タケダつながりで武田鉄矢さんが出ていたことはあるけど。

 武田鉄矢さんといえば、赤いきつねと緑のたぬきもお馴染みですね。
 戦車が怖くて、赤いきつねが食えるか〜・・・ってやつ。80年代。

 まあ、なんと言っても、昔から変わらないところが良い。
 カップヌードルなどは、スチロールから紙カップに変わってしまいましたが、
 金ちゃんは、昔のままです。独特なカップです。

 不審船みたいに二重構造になっていて・・・(なんで不審船)

 カップが二重構造になっていて、手で持った時に熱が伝わりにくくなっています。

 カップの内側のギザギザが、また良い。
 割り箸でゴリゴリやって、・・・(なんの意味がある)

 そしてまた、湯を注いだあとに立ちのぼる、プラスチック臭・・・・・・。
 印象に残って消えない。

 未来少年コナン、インダストリア、プラスチック、合成パン、・・・といったキーワードが
 脳裏をめぐります。

 ダイソー ってロゴを見るだけで、プラスチック臭がしてくる。

 フタをかぶせて3分待ち、開けてみると、麺の一番上の層のほぐれが足りなくて
 まだ硬いままだ。いつもだ。
 お湯をギリギリいっぱいまで注いだはずなのにな、麺が浮きすぎるんだろうな。(※1)

 早く食べたいのに、しょうがないな、と思いながら、割り箸をつっこみ、
 よくかき混ぜる。混ぜれば、硬い部分もごまかせるだろうという目論見がそこにはある。

 ズズ、ゾゾッ、(湯気・・・)

 ああ、なんというか、このジャンクな味は、どう表現したらよいのか。
 このモソモソとした麺、それがうまいんだね。スープも独特だが、うまい。

 食べ終わった後は、内側のカップを、なんとなく取り出してみる。
 金ちゃんヌードル食後の恒例行事なのである。

 フチの所を起こすようにして、少しずつ浮かせると、分離できる。
 すると、外側と内側の二つのカップに分かれる。

 外側のカップは、きれいなままなので、何かに使えないかと思ったりするが、
 部屋に飾っても奇妙だし、結局使い道がなくて、内側のカップと共に、ゴミ箱へ
 捨ててしまうのでありました。


 (※1)
 フタの中央かどこかに突起をつけて、麺が浮かないように押したらどうか?
 よし・・・特許出願中(笑)

 まあ、お湯を注いで1〜2分たったところで、一度フタをあけて、中身を
 かきまぜてやれば、いいかなと思うけど。


■1. よんすろっと 

 基板は、この前、発注済みです。

 部品を揃えて、実装して、できあがったら実際に動かしたり波形を確認します。
 ケースの設計も、まだ手付かずなので、完成までは当分かかりますね。
 お待たせして申し訳ありません。

 ところで、
 バッファカートリッジと、本体との接続は、やはりフラットケーブルになります。
 いまいち垢抜けない感じがしますが、他に適当なものを思いつきません。
 ただ、長さは40〜50cmを標準にしようと考えています。(電気的には、できるだけ
 短くしたいが)

 どのくらいの長さが妥当か、それはお客さんの環境でも変わってきます。
 長すぎて邪魔だ、あるいは、こういう置き方なんで短いんですよ、となる。
 それもまた、部屋の模様替えなどで変わってくるかもしれない。
 短くて足りないのはどうしようもないから、長めにしようとなるわけです。
 長いほうが無難。
 掃除機や炊飯器みたいに、コードを出したりひっこめたりできたらいいが、
 そういうわけにもいきません。

 10年ぐらい前なら、SCSIケーブルも選択肢だったかもしれません。
 フラットケーブルより、見た目はスッキリするでしょう。
 長さも各種あり、好きなように差し替えることができたでしょう。
 ハーフピッチのベローズ型、ピン型、などと当時は呼んでいたと思います。

 但し、よんすろっと用に使うとしたら、単純に信号線は50本だということに注意しなけ
 ればなりません。
 SCSIは奇数ピン、偶数ピンのペアになっていました。どっちかがGNDでした。
 実質的には信号25本、GND25本でした。ざっと言えば、ですよ。1本はターミネータ
 電源じゃなかったっけ。もう忘れました。あえて昔の規格書なんか見ないけど。

 ちなみに、当時はツイストペアのフラットケーブルを使って、自作もしました。
 標準コネクタ(アンフェノール)だった頃に、ターミネータまで自作した覚えもあります。
 買えよ、と思うだろうけど、そのへんに店がなかったんですよ。すぐ必要なのに、
 ということで、抵抗だけはたくさんあるし、220Ωと330Ωをたくさん半田付けして・・・
 コネクタの中で空中配線して、作りましたね。

 ターミネータなんか、無くても動くじゃん、とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
 規格ではもちろん必要です。その時にテストしていたビデオキャプチャーは、ターミ
 ネータの有無で動作の違いがあったので、それを追究しようとしていました。

 よんすろっとの信号そのままだとすれば、たとえばアドレス同士をペアにして、
 ツイストしたらおかしなことになります。クロストーク絡みまくりです。
 あれは、どうだったっけなあ。コネクタは50ピンで、ケーブルとしては50ペアの
 100本だっけ。いまさら確かめようが無い。何が言いたいかというと、信号線1本
 ごとにGNDを1本ずつツイストしたいんですよ。そういう接続じゃないと、だめです。

 その頃をご存知ない方にとっては、なんのこっちゃサッパリでしょう。

 昔のPCは、たいてい、最初からハードディスクを内蔵していなくて、あとからくっつける
 ものでした。内蔵している機種もありましたけど、基本的に、ですよ。PC-9801の話。
 拡張スロットに、SCSIインターフェースボードを差し込み、そこからSCSIケーブルで、
 外付のハードディスクにつなぎました。
 ハードディスクには、二つのコネクタが有り、SCSIケーブルをつないでいけば
 6台まででしたっけ、そこまでしなかったし、忘れたけど、連結することができました。

 だって高かったもの。初めて買ったのは240MB、それ、確か7万ぐらいでした。
 1GBになってから買った時は、3万ぐらいだったか。バックアップ用で同じものを
 2台買ったのは覚えています。

 SCSIでは個別のハードディスクを区別するために、ID設定をDIPスイッチなどで
 行う仕組みでした。1台ずつ異なる番号を持っている必要がありました。
 ハードディスクの後ろに、そのためのスイッチが付いていました。
 +、−ボタンを押すと数字が変わるやつとか。
 PC本体のインターフェースボードが7番で、これは固定なのです。
 あとはハードディスクに0番から6番まで割り当てました。
 ハードディスクだけではなく、MOディスクやCD-R、スキャナもSCSI接続しました。
 大容量のデータ転送の手段は、SCSIしか無かったのです。USB以前ですから。

 だから、PC周辺は、太いケーブルがうねうねと絡み合って、ひどかったですね。
 外付ハードディスク1台ごとに電源を内蔵しているのはいいけど、コンセントを1口
 ずつ使うから、テーブルタップなんかすぐふさがってしまって・・・。
 だって、(1)PC本体、(2)モニタ、(3)ハードディスク、(4)プリンタ、(5)モデム、
 これでいっぱいですよ。モデムのACアダプタは邪魔で、物によっては、隣の口に
 プラグが差し込めなくなり、実際には4口のタップみたいになりました。
 わざわざそのために、短い延長コードを買ってきてつないだりして・・・。

 SCSIケーブルは、すぐ隣の機器とつなぐ為の短いやつも売られていて、気になったら
 そんなのを買ってきてつけましたけど、たいていは面倒なので、長いやつをダランと
 垂らしてそのまま使っていました。机の裏側だから良いだろうと・・・。

 当時びっくりしたのは、パソコン通信仲間の高校生が、1台のSCSIハードディスクに
 2台のPCをつないで、データ共有できる!と言ったことです。

 それで実際に使ってるんだって。

 そんな使い方、想定してませんよ。なんてことをするんだろうと思いましたが、
 無知ゆえの発想の柔軟さには、驚きました。(大人は、それを失っているからな)
 つながるから使えるんだろう、使えてるんだからいいだろうと。
 まさに大胆不敵(笑)

 同一SCSIバス上に、複数のホストが存在するのって許されるんだったっけ?
 考えもしませんよ。規格書にあったっけ。そんなこと最初から考えに無い。

 ファイルの排他制御なんか無いだろうに、おそろしいことをするなあと思った。
 コネクタつながるからいいだろう、動いてるからいいだろう、・・・すごいよね。
 同時にアクセスしなけりゃ大丈夫かな。そんなわけないか。

 だけど、悲劇のクライマックスが待っていると思った(笑)
 最後どうなったか聞いてないけど、トラブルもまた勉強ですよ。


 仮にSCSIケーブルがよんすろっとに使えるとしても、いまさら売っていません。
 いや、どこかのジャンク屋に・・・は、有るでしょうけれど。オークションも。
 需要が無いから、消え去ってしまうのは当然だね。いまさら欲しいと思っても
 売ってない。
 一方、フラットケーブルは、なくなることはないと思います。その意味では安心です。

 せめてハーフピッチのフラットケーブルではどうですか、と言われそうですけど、
 うちに在庫しているフラットケーブルを使いたいし、工具も普通のMILコネクタ用だけ
 なので、スミマセン。

 しかしSCSIケーブルなんか、いまの時代に見れば、やはり大きくて邪魔ですよね。
 そうだ、USBケーブルかシリアルATAケーブル1本でつなげられない?
 できなくなくなくない?

 できますよ。やればね。(そんなに簡単に言っていいの?)

 実際にやっても、それができたという自己満足だけで、お客さんの役に立つか?
 中の回路は複雑になり(CPLDやFPGAで作るけど)、コストが上がり、その結果として
 ケーブルがすっきりするだけのこと。それだけ。

 抜き差しをした時のことも考えないといけない。MSX本体に対してどのように処理する?
 伝送中に切れたら?ROMカートリッジをいきなり抜いたら暴走するよ?

 ややこしくなるから、電源が入っている間は抜かないという条件をつけるのも一つの方法。
 ただ、ケーブルが細くてスッキリしているだけ。

 あるいは本当に活線挿抜を実現するものなのか。

 まず、高速のクロックでサンプリングして、シリアル伝送すれば、MSXのクロックすら
 単なるデータ列になります。
 一番早い信号はクロックの3.579545MHzでしょう。それが再現できるぐらいのサンプリング
 クロックを使います。それだけで、少なくとも2倍以上でサンプリングする必要があります。

 もちろん、全部の信号を送るだけのサイクルが必要です。
 アドレスが16本、データが8本、制御信号は14本ぐらいか、それとアナログのサウンド信号を
 どうするか。A/D変換して一緒にサンプリングして、向こうでD/A変換するか。

 とりあえずデジタル信号が40本あったとして、3.579545MHzを再現するぐらいのスピードが
 必要です。3.57・・・面倒なので3.58MHzとしますが、約280nSの周期です。140nSごとの
 L、Hです。
 140nS間に40本の信号を送ると単純に考えたら? シリアル伝送のクロックは、
 その140nSを40で割って、1ビット3nSちょっとですか。異常に速いです。

 ちょっと、データが1本では、そんな速度では送れない、電気的に・・・となれば、
 1本が2本になり、3本になり・・・。まあ、10本前後でも、ケーブルは細くて済むでしょう。
 4ペア8本だっけ、LANケーブルでも使えるかもしれません。間違えて差し込むと大変だから
 本当は専用コネクタにしたい。

 3.58MHzクロックの立ち上がり、下がりでアドレスやデータが変化するという条件が
 つけられるなら、緩和できる条件が見つけられないだろうか?と考えたりします。
 とりあえず、単純サンプリングで考えた場合の話でした。
 また、データは双方向なので、どっちにデータを送るか(リード、ライト)の情報も付加する
 必要があります。

 Z80は基本的に、クロックの立ち上がり、下がりでアドレスやデータ、制御信号が変化する
 ものですから、その方向でできるかもしれません。細かいタイミングを見て言ってるわけでは
 ないけど。
 それに、拡張スロットに出てくるまでに、どこかのICを通って遅延してるかもしれないから
 Z80のタイミング通りというわけにはいかんでしょう。いくら統一規格といっても、メーカーや
 機種によって、電気的な細かいところは違いがあるはずです。だから、この機種では動かない
 という話も出てきたりするでしょう。

 ややこしい事を書きましたけど、一応ここまで考えた上で、フラットケーブルとした次第です。
 バッファカートリッジは「さんすろっと」との互換性もあり、共通に使えます。
 新しく作ったバッファカートリッジは、LEDを追加したので、チカチカ光ってきれいだな、
 ぐらいの違いです。(外観的には)

 LEDは2つ追加し、5V電源と、/SLTSL信号です。アクセスがあると/SLTSLのLEDがチカッと
 します。また、バッファICは高速タイプを使い、遅延を減らしました。

 ネット上で、MSX関係の記事をいろいろ拝見していたら、
 あるカートリッジが拡張スロットボックス上では動かない(他社です)、MSX本体なら動く、
 というのがあって、拡張スロットボックスのバッファの遅延だろうということでした。
 それも、解決するかもしれません。私は、その環境を整えて確かめようが無いので、
 するかも、としか言えませんが、今度の製品は可能な限り遅延の少ないICを選んでいます。

 そういえば、よく、相性という言葉を使いますけど、便利ですよね。

 私は、どうもあの人とは合わない、あるいは、あこがれの、気になるあのコとの相性は・・・
 といった具合に、人間同士の相性というのは複雑なものがありますよね。

 だけど機械の場合には、相性って無いんですよ。
 うまく動かないときに、とりあえず、相性だってことにしてるんですね。
 これやめて、あれと変えてみたら、動いたね、うまくいったね、相性だったね。
 それで終わっている。

 我々は、それを追究しないといけないから、相性って無いんです。
 なぜ動かないのか、おかしいのか、つきとめる。現実を見れば、答えはある。
 それが求められているわけですから。

 ある規格に基づいて、ボードとか作るけど、規格に書いてない細かいところなんか、
 実装がそれぞれの設計者によって異なる場合もあります。任されている部分もあります。
 規格に抜けがあったり、解釈が違うこともあるでしょう。勘違いしていたこともあるでしょう。

 解釈の違いってありますよね。
 お互いに完全に相手のことがわかっているわけじゃないし。
 なんだ!そういう意味だったんですか!ってな具合で、よくあるでしょう。

 微妙なところでの問題とか。規格も完璧とは限らない。
 いままでの経験で見聞きした中での例をあげているだけなんですけれども。
 ある使用条件、状態に対しての想定をしていないので、その条件下で問題が起こった。
 そんなのもよくあると思います。

 そんなのはユーザ側では調べようがないから、このメーカとあのメーカの、この機種同士は
 相性が悪い、と言ったりするのだと思います。
 まあ、それ以外の原因なのに相性だと言っている例もありました。やはり便利な言葉ですね。
 たとえばアナログモデム。自分のモデムを使ってホスト局につないでみて、うまくつながらない
 とか、速度が出ないとか、切れるとか。
 その結果だけをみて、モデム同士の相性が悪い、と言っている人もいたけど、そうとは限らない
 でしょう。回線の問題もあるでしょうし、アナログだから電話局との距離とか、ノイズとか。
 いろんな要素が絡んでいる。昔は、いわゆる「電話が遠くて」話が聞き取りにくいこともありました。
 たかが長崎から福岡なのになんで?と思ったけどね。向こうは大きい会社で、内線も通るわけで
 どうなってるのかわかりません。

 PC本体とRS-232Cケーブル経由でFGがつながっていて、そのFGと回線の回路がコンデンサ
 経由でつながっていて、ハムが入っていたことも現地調査で分かったことがあります。
 ハムってのは、マイクやアンプをいじっている人ならご存知のように、ビー・・・という音が
 重なるんです。
 電話、FAX、PCの配線の順番によっても現象が変わるのも、試行錯誤で分かりましたね。
 ハムの入らない接続の順番を、試行錯誤で見つけたんですよ。だから、おかしな配線を
 しました。近くにあるものを、なぜか遠回りしてつないだりとか。それがおかしな配線。
 結果的にはそれでうまくいったわけです。知らない人が工事をやり直すと、また現象が出るね。

 意外にありそうなのが、近くに大出力のラジオ局があって、回線にラジオの声が入るとかね。
 無線でCQ出したら、玄関チャイムが勝手にピンポンなったりとか、ピンポンダッシュみたい。
 ある程度、出力が大きいと、電流がボワボワッと幽霊のように?光ることも有ります。

 だから純粋にモデム同士の相性?を調べたいんだったら、お互いに直接つないでみませんか、
 と当時提案したりしたんです。 擬似交換機が必要ですけど、無くてもできます。
 回線に電圧がかかっていないと、うまくいかない機種もあるけど(回線電流を監視している)、
 コストダウンで回路が簡略化されてきて、たいていは、ATD、ATAとお互いに打ち込めば、
 モジュラーケーブル直結でも接続できました。オリジネート、アンサーモード、と言ってたっけ。


 また、全然関係ない話になってしまいましたね。

 基板が届いたので、さっそく、試作1枚を実装しました。
 もちろん自分で、手作業です。

 

 部品が左側に寄っているのは、今さら申し上げるまでもないかもしれません。
 カートリッジを差し込むため、どうしてもこうしないといけないのです。

 案外、部品点数が少ないようにも思えるかもしれません。
 だけどそれは、CPLDのおかげですね。このちっぽけなチップの中に、
 それだけの回路を組み込んでいます。

 本日(3/2)時点では、一部の部品が揃っていなくて未完成です。
 まだ通電してみるわけにもいきません。
 代替品で間に合わせたり、ごまかしたりしないで、唯一の試作機だから
 きちんと組み上げてから確認を行います。

 基本的には、問題なく動くはずです。回路的には、あまり心配はないと
 考えています。

 それよりも、今回はオリジナルケースを設計から製作まで取り組まないと
 いけないから、そのウェイトが大きいです。

 とりあえず、カートリッジと基板上の部品との干渉具合を確認しました。
 ためしにカートリッジを差し込んでみました。



 大丈夫、問題ないですね。

 バッファカートリッジの回路もケースも心配ないし、部品も揃います。
 スイッチ基板は、到着を待つばかりです。

 あとは、とにかく、ケースです。
 ケースの設計と製作!!


■2. RAMカートリッジ(4Mバイト) 名無し 

 気がついてみれば(2月28日現在の話)、よんすろっとのメイン基板と、このRAMカートリッジ
 の基板が、明日には到着予定となりました。韓国から届きます。

 さすがに、お隣の国だから、送ってくるのも早いです。海外としては、送料も安いのでは。
 必要なら取りに行って、日帰りも可能かも? 長崎空港からも韓国便なかったっけ。
 台湾も同様です。東京から宅配便が届くのと変わらないぐらいで、間1日で届きます。

 台湾に日帰りは難しいけど(まず福岡空港まで行かないといけないし)、時間があれば
 1泊して、屋台で買い食いして安宿に泊まって、翌日帰るのは楽しいだろうね。
 (それじゃ、何の為のハンドキャリーだよ)

 中国は春節の長期休暇があるので、その前後も含めて納期的に厳しくなるから、
 韓国ルートを開拓しておいてよかったです。台湾や韓国も旧正月休みはあるけど、
 数日間です。品質的にも期待できると思います。

 中国は、国土が広いから、それなりに日数もかかります。途中で荷物が無くなった
 ことも何度かあります。盗まれたんだか、なくなったんだか、調べようが有りませんが、
 仮に盗まれたとしても、そんな物どうするのと言う様なものです。基板とかね。
 端子の金メッキをはがしても、いくらにもならんでしょう。

 アリババ経由で物を買った時、1ヶ月ぐらい待っても届かないんで(結局届かなかった)、
 荷物がなくなったと申告したら、返金されました。だけど、支払時と返金時のレートが違い、
 ¥3,000ぐらい減ってしまいました。それは仕方ないです。お金が返ってくるだけでも
 有り難いと思わなきゃ。

 こんなことを書くと心配されるだろうけど、たいてい大丈夫ですよ。
 お金だけ取られて、物は送ってこなかった、ということは今まで一度もありません。

 基板の製造は、世界の中で中国が一番たくさん作っているでしょう。次が韓国、
 台湾、日本、の順ですかね。

 ただ、中国の基板の品質は、まだまだと思います。昔に比べたらマシだけど。
 それもまた、工場によって異なるので、一概にどうとか言えない。良い所は良い。
 枚数をたくさん頼んでみて、1枚ずつ調べると、けっこうバラツキがあったりとか。
 過去にも経験があるけど、シルク印刷がにじんでいたり、カスレていたり、
 傷とか汚れは結構あったりします。あんまり気にしないのかもしれませんけどね。
 そんなのを気にするのは日本人だけかもしれん。どうせ機器に組み込んだら
 見えないし、と割り切っているのかも。

 素人は、パッと見て、きれいにできてるね、と思うだろうけど、顕微鏡で細かく見たり
 すると、ボロだらけだったりします。レジストが剥がれて、変なところにくっついて
 いたりとか。銅箔の欠損とか、ショートとか。
 ちゃんとチェッカーかけてるのかよ、と顕微鏡でチェックしてますよ。

 私は、いままで数十社に問い合わせたり、お金を捨てる覚悟で注文したりしてきました。
 よく知られているところにも出すことがあるけど、担当者と直接交渉しながら注文している
 ところも何社かあります。最初の頃からの取引で、今度独立した、という人からも
 メールが来て、また復活したし。仲良くなると色々いいこともあります。
 とにかく、語学力のおかげですね。勉強していて良かった。まだまだ勉強中だけど。

 相手はQQチャットで、なぜか中国人なのに英語で打ってくる。こちらは、中国語で
 挨拶したりしているのに、なぜか英語で返ってきたりする。
 英語だと、漢字変換しなくて済むから、打つのがラクなのかなと思うけど。
 貿易業務だから、英語で統一しているのか、なぜかは、わかりません。
 英単語を思い出せないときに中国語の単語を混ぜたりして、英・中ブレンドで
 打っても、彼らには普通に通じています。変だけど通じる。

 中国とか韓国といえば、すぐ反日とか、そういう話題が出てきたりするけど、
 普通に取引をしていて、そんなことは感じられない。少なくとも、ビジネスは別だよ。

 長崎(に限らないけど)にはたくさんの外国人観光客が来ます。中国から、でかい
 客船でたくさんの人が来ます。(あんな豪華な船、俺は絶対に乗る機会ないなと)
 長崎市内で見ていた時、貸切バス何台連ねているんだよ、次々にくるもんだから、
 何号車まであるんだよ、と驚いたぐらいの人数もザラと思います。
 韓国人も、よく長崎空港に来ているようです。いずれにしても、日本が好きだから、
 興味があるから来ているんじゃないんですか。

 特に長崎は、昔から国際貿易港として栄えてきて、中国からもたくさんの人たちが
 渡ってきています。中華街の料理店の先祖は大陸の人が多いでしょうし、
 長崎のランタンフェスティバルとかそういった行事も中国の関係です。

 私は、ほぼ毎週、中国人と会話する練習をしているけど、その人は留学生として
 日本に来て、こちらで結婚して、住んでいます。日本が好きで来て、そのまま
 住んでいるわけです。

 韓国の取引先の担当者とも、私はキムチと辛ラーメンが好きだ、と言ったら、
 私もだ、といった具合に、普通に挨拶したり、やりとりをしています。

 たぶん、向こうの政府にとっては、日本を悪者にしておかないと、ガスの逃がし口が
 ないのかも、都合が悪いのかも、と個人的には思っています。

 一部を指して全体がどうとか言うのはおかしいと思いませんか。
 日本人は、とか、中国人は、とか、韓国は、という言い方は、やめようと思います。

 ただ、一部の人の行動が、全体の評価につながることは実際にありますよね。
 たとえば、ヨーロッパのどこかで、日本人が、こういうことをした・・・となれば、
 それが日本人全体の印象となってしまうこともあるでしょう。

 私は歴史の勉強は不十分だと思う。事実なのか、事実がゆがめられているのか、
 わからないこともたくさんあります。アメリカにとって都合のいいように変えられている
 かもしれませんし。アメリカは陰謀の塊のような気がするし、それもまた誤解かも
 どうかも、どうなのかわかりません。

 ただ間違いなく言えるのは、敵も味方も関係なく、一般市民も犠牲になるような
 不幸な戦争は絶対に許せないし、起こしてはならないということです。
 原爆といった無差別大量殺人兵器は絶対に使ってはいけない。

 過去の歴史に学んで、これから間違いをしないようにするべきでしょう。
 (そんな分かった風な口をきくなと言われそうだけど)

 あまり外国人と触れ合う機会もなかったりするので、相手の事をよく知らない、
 それが現実かもしれませんけど、そんなに悪くないですよ。そりゃあ、良い人も
 悪い人もいます。日本人でもそうでしょう。

 子供の頃から、誰に吹き込まれたか、中国人は何でも食べる、四本足なら机以外、
 羽根がついたものなら飛行機以外、なんていいますよね。
 確かに、食べることに対しては旺盛なんだろうとは思います。

 それで中国人に、猫を食べるって本当か?近所の犬が一匹もいなくなったって本当か?
 (捕まえて食べてしまっていなくなったという意味で)
 ・・・と聞いたら、そんなことないヨって言われました。

 猫なんか食べる人は、確かにいる。だけど一部のゲテモノ食いの人たちだって。
 私たちはそんなもの食べないって。犬も猫も普通にペットとして飼っている。
 肉を食べられない人もいるそうです。

 一部をさして、全体も同じかって、そうじゃないんですよねえ。

 犬を食べるのは勝手だけど、知り合いの日本人でも子供の頃に犬を食べたという
 人いましたよ。赤犬を捕まえてきて、鍋にしたとか。お母さんがショックで、家を飛び出して
 いったそうです。食料事情の厳しい時代だったからか、それとも単なる好みかは、
 聞いていませんけど。

 イスラムもそうでしょう、大部分の人たちは普通の人だと思いますよ。
 そんなテロリストばっかりでもないでしょう。

 我々は、いかに相手を知らないか、理解してないか。向こうもそうかもしれないけど、
 考え方や習慣も違うのだし、それは学ぶべきじゃないかなと思っています。

 また、違う話になってしまいましたね。


 基板が届いたので、さっそく、試作1枚を実装しました。
 もちろん自分で、手作業です。

 

 部品は、もっと詰めることもできるけれど、手ハンダですから、
 スキマをあけたほうが作業しやすいです。それで、ゆったりと配置しました。

 肉球なんですか、DIPスイッチなんですか、LEDなんですか、・・・
 クリスタルなんですか、クロックアップできるんですか、・・・・・・

 あえてコメントしません。全てはCPLDの中に隠されています。


 さっそく、CPLDに書き込みを行い、試運転してみました。

 

 1chipMSX、起動しない・・・・・・黒画面のまま、進まない。

 まあ、これからですよ。一発で動くほうが珍しいんだから・・・。


■3. トランジスタ式デジタル時計キット 

 一応、通販に出していますが、これまでにご注文を頂いた事はありません。

 お問い合わせは何度か頂きましたけど、「回路図くれくれ」系ばかりで、
 ガッカリしました。

 ネットで何でもタダで手に入る感覚がありますけど、タダじゃありません。
 これも私の生活のための収入の一部となります。従って、タダであげるわけには
 いかないのです。どうか、ご理解下さい。

 それよりも、誰か、これをバッチリ組み立ててやるぞという、気合の入った方は
 いませんか。いまの納品先以外には、ほとんど売れていません。

 通販ページの更新をしていませんでしたが、今はバージョンアップして、
 Ver.2になっています。こちらです。

 部品やパターンを大きくして、Ver.1より組み立てやすくなりました。
 確かに部品点数が多くて、大変なのは大変ですけど。

 だけど、同じ回路ブロックの繰り返しなので、並びを覚えてしまえば
 単純作業の繰り返しで済みます。
 部品の方向も、みんな統一しています。ダイオード600個全て同じ方向に
 揃えてあるから、単純に差し込んでハンダ付けするだけです。

 そう考えれば、簡単に思えませんか。手間だけです。コツコツ作れば
 必ず完成します。


 ところで、この前、キット×10セットを出荷しました。
 部品を数えてパッキングした時の様子を、以下にご紹介します。

 とても一日では終わりません。
 ある日は、朝から始めて、ぶっ続けで夜中までかかりました。
 当然、一人ですから、他の仕事はほったらかしになります。

 ラベルと現品票を作り、種類別のパックごとに準備しました。

 

 100個単位の分は、購入した時の抵抗袋そのままで済みます。
 端数は、ひとつひとつ数えて、別にパックします。
 ダイオードは600本必要で、500本袋をひと袋と、あとの100本は
 手作業でひとつひとつ数えました。数が多いので、いやになるぐらいです。

 

 足りないと困るので、必ずプラス誤差、つまり少し多めに入れるようにしています。

 こうやって10個ずつのかたまりを作れば、数えやすいです。
 これは、セラミックコンデンサです。



 だけど、抵抗やダイオードなどは、コロコロ転がるので厄介です。
 寒いので(部屋の暖房は節約の為OFF)、ハンテンを着て作業していると、
 袖口をひっかけて、めちゃめちゃになったりしました。

 

 こうやって、折り目をつけた紙の上に集めて・・・

 

 そして紙を折って、チャック袋に流し込むと、入れやすいです。

 物がたくさん積み上がっているのを見るのは楽しいかもしれませんが、
 それは、地道な作業の積み上げでもあります。

 

 外注や内職に頼めればいいけど、先立つものも無し、仕方なく全て自分で
 やっています。

 これが大きい会社の中だったら、エンジニアがこんな事で時間を浪費していると
 間違いなく怒られます。(若い頃に半田付けばかりやっていたら怒られた事があります)
 安い仕事を、給料の高い人(いまは収入少ないが)がやるのは、だめなのです。

 員数の少ないものは、こんなふうに、1枚のポリエチレン袋にまとめ、
 定数ごとに熱圧着しています。

 

 ソケットは40ピン1列ですから、10ピンずつ切り離す作業もあります。
 そして、数えて、予備を足して、それぞれ袋詰めします。



 基板やアクリル板も(写真は省略しますが)、それぞれビニール袋に入れて、
 箱詰めをします。

 これまで個別にパッキングした部品の袋を、1台分ずつにまとめて、
 大きい袋に入れます。



 これと、基板やアクリル板、アダプターをまとめて、1台分ずつダンボールに入れる
 わけですが、
 そのダンボールは、思うようなサイズのものが無くて苦労しました。

 ホームセンターにダンボールを探しに行ったけれど、
 タテ、ヨコはいいけど、高さが高すぎるとか、どれも何かが足りないのです。

 結局、ダンボール屋さんの通販を利用しました。
 それも1枚ずつ買えなくて、30枚セットしかないので、しょうがなく30枚を注文。

 1枚は安くても、それに送料を払うと、とてももったいない気持ちがします。

 送料まで払ってダンボールを買って・・・玄関先に、束となって積み上がって
 いました。

 部屋に置き場所がなければ、車の中に置いとくしかないね。
 ダンボールぐらい、軽いし、いいだろ。仕方ない。


195 2015/02/22 いろいろ多忙 

 たまに更新しないと、死んだと思われたらいけないし、・・・。

 (更新とは関係ないけど、複数の取引先から、前田さん生きてる?と良く聞かれます)

 以下の内容は、前回の更新直後から、書き溜めていたものです。
 ここしばらくは、書く余裕がありません。

 先頭の16行ぐらい追記して、ちょっと頑張ってアップロードした次第です。
 2月末ぐらいまでは、とりあえず、更新は基本的にお休みとさせて頂きます。
 色々とひっさげて、戻ってきます。

 確定申告は、だいたい計算が終わっていて、見直しをしている段階です。
 売上は、利益は? 幸い、赤字ではありませんでした。

 売上から経費を引いたら120万ぐらいです。すでにワーキングプアです。
 そこから、また税金等を払うので、いくら残るのでしょう。

 基礎控除と、国保(去年は、あまりに収入が少なくて、数万で済んだ)を
 引くと、80万ぐらい残って、それに対する所得税が5%で4万ぐらい。
 そんなのは、まだ序の口です。

 最大の課題は、「国保税」です。

 過去には、金額を見て、死にそうになった事もあるぐらい、高いです。
 所得の2割近くを奪われます。なんでそんなに払わないといけないのか、
 納得のいかないものです。
 払わないとどうなるかと考えると、まるで893のようです。

 100万ぐらいしか手元に残らなくても、20万近くは取られます。
 500万に対して20万ならいいけど、100万に対して20万は、大きいです。
 上限は有ります。

 (社畜の時には、手取りしか考えなくて、いくら取られていたかは意識しない
 ものです。こうやって自分で支払うから意識するのですね)

 請求が来て、金額を見てショックを受ける前に、一度自分で計算して
 心の準備をしておくだけでもチョットはマシでしょう。
 面倒でも一度は計算すべきです。

 仮に、総所得金額は100万として、計算してみましょう。
 1年の所得100万なんて、本当にワーキングプアだと思いますね。それでも
 国保税は取られるのです。

 軽減制度は記載を省略します。
 (1人で78万以下、2人で123万円以下なら2割軽減とか有る)

 【算定方法(大村市、平成26年度)】

 ※総所得金額は、平成25年中の給与、年金、事業所得、土地建物などの
 譲渡所得(特別控除後の額)等を合算した額です。

●医療分(0歳以上75歳未満)
 (1)所得割 (平成25年中の総所得金額等−330,000円)×8.6%
 (2)均等割 (23,000円×被保険者数)
 (3)平等割 (22,000円 一世帯あたり)

 (1) (1,000,000-330,000)×8.6%= 57620
 (2) 23,000×1= 23,000
 (3) 22,000×1= 22,000

 (1)+(2)+(3)= 102,620 ゲッ、これだけで10万超え。

●後期高齢者支援金分(0歳以上75歳未満)
 (1)所得割 (平成25年中の総所得金額等−330,000円)×3.0%
 (2)均等割 (9,800円×被保険者数)
 (3)平等割 (10,000円 一世帯あたり)

 (1) (1,000,000-330,000)×3.0%= 20,100
 (2) 9,800×1= 9,800
 (3) 10,000×1= 10,000

 (1)+(2)+(3)= 39,900 

●介護分(40歳以上65歳未満の被保険者のみ)
 (1)所得割 (平成25年中の総所得金額等−330,000円)×2.2%
 (2)均等割 (8,500円×被保険者数)
 (3)平等割 (6,000円 一世帯あたり)

 (1) (1,000,000-330,000)×2.2%= 14,740
 (2) 8,500×1= 8,500
 (3) 6,000×1= 6,000

 (1)+(2)+(3)= 29,240 

 全部足したらいくらですか。 171,760  ヒェ〜〜〜
 やはり所得の2割近くですよ。

 17万もあったら、かなり上等なPCが買えるじゃないですか。
 それを、わけのわからないドブに金を捨てるみたいな、ブツブツ・・・・・・。

 これを毎月払うか、別に1年分まとめてでもいいけど、
 毎月なら約1万5千円ずつですか。

 実際には、私の平成26年に支払った国保税は\23,700でした。その前年が
 大幅赤字だったからです。所得が極端に少ないと、自動的に軽減が適用されます。
 しかし、年に2万チョットでしょう、極端に安すぎますよね。
 なんでこんなに極端なんですか。意味が分かりません。

 国保税は所得で変わるけど、国民年金は同じです。確か20万近かった
 と思います。あとは市民税・県民税ですか。これらの支払を合わせると、
 仮に所得100万の半分近くは、大雑把ですけど、それくらい無くなります。

 50万で1年暮らすとしたら・・・家賃3万だとして36万か。あと14万でしょう。
 月1万ぐらいですよ。電気水道ガス、これだけでその半分ぐらい。

 ささやかな貯金を崩しながら、それも無くなったら、パンの耳でもかじって
 生活しろということですか。

 4月から7月ぐらいまでは、「追いはぎの4ヶ月」と個人的に呼んでいます。
 国民年金、自動車税、市民税・県民税、国民健康保険税、・・・。
 年金は払えないので、昨年から免除を受けています。

 自動車は、かなり古いけど買えないし、あまり使わないから、あとは
 手放すだけでしょう。

 だけど、皆さんのおかげで、私は生活できています。有難うございます。
 何とか頑張っていきます。これからも宜しくお願い申し上げます。

------------------------

 この先の製品を仕込みながら、目の前の仕事と、やりかけている事と
 雑用と家事をこなしながら、動き回っています。

 いろいろな物を作りたいけど、雑事に追われるばかりで、進みません。
 人に頼めばいいけど、お金がかかるし、お金がなければ頼めません。
 忙しいわりに収入は増えないし、悪循環ですね。
 いろいろな物を作る、その設計なんか、極論だけど簡単なものです。
 なんでも作れます。
 何が難しいかって、その悪循環のループから脱出する方法です。
 どうすれば、そのループから脱出できるのか、わかりません。
 わかんないんですよね。
 そんな事で悩んでいるんです。悩むのは、そこなんです。

 ところで、スーパーやコンビニの弁当を電子レンジに入れたら、
 ひっかかって回らなくなることって、ありませんか。

 レンジに入れてスタートしたら、チンと鳴るまで、見ませんよね。
 あっ、と思って見たら、回転しないまま加熱されていた。

 弁当を開けてみたら、トレーの一部が焦げ(融け)ていて、気持ちが悪い。
 プラスチックから何か溶け出してないか気になる。プラスチックの焼けたような
 悪臭がする。だけど、腹が減ってるから、勢いで食ってしまう。

 回らなければ、回るようにすれば良いだけ。



 こんなふうに、弁当箱のカドを全部切り落としてから、レンジに入れる。
 これで、ひっかからない。

 いや、これでも入りきれないサイズだったら、冷えたまま食えばいい。

 そもそも弁当なんて、冷えたのを食うもんじゃないの。
 いちいち暖めるなんて、エネルギーのムダよ。
 (さすがに凍っていたら、暖めて融かすが)

 現場に行く時なんかは、車のフロントガラスの所に置いておけば、
 日光で適度に暖まって、昼にはホカホカになるかもね。
 (思いついただけで、試していない。腐るかも。)


■1. 「よんすろっと」用 操作基板 

 これは、「よんすろっと」の各スロットごとの切り離しスイッチを
 パネルに取り付ける為の基板です。



 「よんすろっと」に限らず、汎用性があります。
 あると便利ではないでしょうか。

 LEDとLEDの電流制限抵抗、そして
 スイッチは、スライドまたはタクトスイッチのいずれかを
 実装可能な兼用パターンにしておきました。


■2. 「サロンdeふぉ〜」用 子基板 (RTC) 

 前回、予告だけで終わっていたものです。すでに設計完了です。



 基板を発注する前に、1個手作りして、テストします。
 サンプルプログラムを作ります。


■3. RAMカートリッジ(4Mバイト) 名無し 

 とりあえず、型番は ZM-MXR29 です。
 ナイスな名前を募集中です。

 以前、リクエストを複数の方から頂きました。それが形になりました。



 型番の付け方は適当です。
 Z=増設、M=メモリ、MX=MSX、R=RAM、29=肉球

 (じゃあ、ROMでもRになるのか、と・・・。)

 それにしても、まさか今の時代に、(昔の)DRAMコントローラを
 ふたたび作るなんて、思いもしませんでした。

 もっとも、当時はPALやGALを使いましたけど、今は1個のCPLDです。
 違いはそれくらいです。

 いまのSDRAMと、昔のDRAMは、制御方式がまるで違うけど、
 今回採用したDRAMは、昔の方式のものです。

 もう忘れたなあ、どうするんだったっけなあ、と思い出しつつ、
 最初に、タイミングチャートを描きながら考えました。

 

 マッパーは、以前作っていたので、それとくっつけるだけでした。
 くっつけると言ったって、ノリを塗ってペタペタというわけにはいきませんが。

 最初の頃は、とりあえず、古典的な論理設計で考えていました。
 (古いオッサンなので)
 いわゆる、クラゲの大群です。大群というほどでもないけど。

 しばらくしてから思いつき、全く別のやり方に切り替えました。
 エンジンが暖まってきたような感じ、調子が出てきたようです。

 考えすぎるほど、複雑になる。つい複雑に、てんこ盛りにしてしまうんだけど、
 そうじゃないんだよね。いかに削るか、です。シンプルにすることです。

 DRAMを使っているけど、MSXからはSRAMに見えるように構成しました。
 そういうステートマシンをCPLDで作ったわけです。結果的に、スッキリ
 しました。


 ああ、なんか思い出してきました。
 色々思い出してきたので、DRAMについてちょっと語ろうと思います。

 DRAMはSRAMに比べて、使い方が面倒だから、アマチュアの自作では
 敬遠されてきたように感じます。確かに、SRAMのほうがラクではあります。
 SRAMなら使い方は単純、バックアップできるし、リフレッシュも不要です。
 ただ、多くの容量が必要になったら、DRAMを選ぶことになるでしょう。

 DRAMとSRAMを比べたら、単純にトランジスタ数の比較だけで4倍ないし6倍
 です。1ビットあたりで、DRAMはトランジスタ1個、SRAMは4個か6個。
 4個、6個というのは回路の違いです。いずれにしても、DRAMに対して
 SRAMのほうが4倍の面積をとるから、DRAMのほうが容量を大きくできるわけ。

 (以下、ここで言うDRAMは、昔のDRAMのことです。SDRAMではありません)

 雑誌の製作記事(80年代)を見れば、DRAM周辺は、抵抗とコンデンサで
 信号を遅延させたり、パルスを作ったりしていて、見るからに複雑そうでした。
 それに、抵抗やコンデンサなんかでタイミングを作ったりして、温度の影響は
 大丈夫なんだろうか・・・いや、そうならないように考慮して作るだろうけど、
 デジタル回路なのに、妙にアナログ的で、取っ付きにくかったでしょう。
 金属皮膜抵抗やスチロールコンデンサを使ったりしていて、その部分だけ
 黒いICの並ぶ中で浮いていました。後には、ディレイラインというシロモノが、
 ICゾロゾロのデジタル回路の中で目だっていました。
 もう廃れたけど、ディレイラインとPALの組み合わせを一時よく見かけたものです。

 RC遅延回路にしてもディレイラインにしても、システムクロックを変えたりする場合に
 タイミングの見直しが必要になりました。
 ディレイラインなんか、見た目はICっぽいけど、中身はアナログです。一応デジタルICが
 入っていて、出力はそれでバッファしていました。

 いま思えば、抵抗やコンデンサで遅延させるような回路は、あくまでも、
 その設計者個人の考えであって、ひとつのやり方だったのだと思います。
 うまく表現できないけど、必ずしもそうする必要はなかった。他の方法はいくらでもあった。
 最初に「それ」を見た、その印象がよくなかったのだろうと思います。
 技術雑誌では、同じ回路を別のところでも使いまわすので、たびたび、その同じ回路を
 見かけては、ウヘッ、まただ、と感じていました。

 「それ」を見たせいで、趣味の世界では、ずっとDRAMを避けていましたね。
 仕事ではDRAMばっかりでしたけど。
 あと、初期のDRAMは電源が複数必要だったのも面倒くさい理由でした。5Vだけじゃ
 ダメだったんです。+12Vとか、-5Vを必要としました。
 PCの電源に、-5Vとか-12Vが出ているのは、昔のDRAMやRS-232Cの為だったのです。
 それがいまだに残っている。

 国産メーカーのDRAMが主流で、日本の半導体が世界を制していた時代の話をします。
 ほとんどのメーカーがメモリを作っていました。それこそ、すぐに名前の出てくるメーカー名、
 日立、東芝、沖電気、NEC、三菱、富士通、・・・三洋もシャープもありました。松下も。

 その頃、トラ技をめくっていたら、「三星半導体」の広告を見かけました。
 韓国か珍しいな。それを広げながら、職場の先輩に「韓国が入ってきましたね」、
 と話したところ、「前田、そんなのはいくら安くても使うなよ」と怒られたものです。

 だけど、いつの間にか追いつき追い越され、気づいてみれば、PCのメモリは
 日本製ではない、見たことも聞いたこともないようなメーカーのDRAMばかりに
 なっていました。

 余談の上に、さらに余談ですけど、SONYのSRAMやEPROMもありました。
 たまたまジャンク箱からSONYのSRAMが出てきて(CXK5864BM-12Lとか、
 CXK58257AM-12Lなど)、
 「SONYもメモリ作っていたとは知らなかった」と、以前の職場で話したら、
 「ありますよ〜!」と反応。
 じつは、もとSONYのプロセスエンジニアの方でした。どうやら当時関わって
 おられたご様子。失礼しました。

 ところで、DRAMの面倒くさいのは、アドレスを分けて与えないといけないのと、
 リフレッシュでしょう。
 アドレス切替のタイミングと、RAS、CAS信号を作ってやらなければなりません。

 リフレッシュは、DRAMの原理的に絶対避けられないもので、それをしないと
 記憶が化けたり、消えてしまいます。
 むかし、MSXでリセットボタンを一定時間押して動きを止め、再起動したあとに
 RAMを読み出し、いつまで記憶が残っているか試したことがありました。
 リセットをかけ続けていれば、CPUの動きは止まり、リフレッシュ動作もしません。

 5秒、10秒、20秒、・・・といった具合に、リセットを押す時間を延長していって
 どこまで消えずに残るか、確かめたかったのです。
 詳細は忘れたけど、けっこう長い時間残っていました。化けたりしてましたけど。

 MSX-BASICが起動したばかりの状態では、LISTとやってもリストは出ませんが、
 それは当然のことで、BASICインタプリタが初期状態になっているわけです。
 でも、RAM上には前回のプログラムが残っています。行番号などの情報が初期化
 されているだけで、つまり戸籍上死んだことになってるけど本人は生きていた、
 みたいなものです。いちいちゼロで塗りつぶさなくても、無い状態にしているだけ。

 BASICプログラムでなくても、直接、適当な空いている番地にPOKEなんかで
 データを書いておいても良いでしょう。

 本当は、数十ms以内にリフレッシュしないといけないんです。ただ、その数十ms
 サイクルは、消えるギリギリのところで設定したわけじゃないでしょう。温度など、
 最悪条件でマージンを見込んで規定したものでしょうから、実際にはもっと長い時間、
 リフレッシュなしでも記憶を保持しているものです。
 (それを利用して良いという意味ではない)

 CRTCなど画面表示関係で使われる場合は、特にリフレッシュをする必要は
 ありません。表示のために常に繰り返し読み出しをしているので、結果的に
 リフレッシュになります。
 要するに、DRAMの読み出しをすることがリフレッシュになるんです。
 読み出しでメモリセルの電荷が減るので、その際に(内部的に)書き戻す操作を
 行っていると思えば良いでしょう。

 これは実例をみたことがないけど、ソフト的にリフレッシュを行うことも可能です。
 とにかく、読めばリフレッシュになるので・・・プログラムによってDRAMの先頭番地から
 順番に読んでいきます。ロウアドレスの範囲で良いはずです。それを規定の数十ms
 サイクルで繰り返します。
 タイマー割り込みの中で、それを実行することになるでしょうけど、あまりにも
 長時間の割り込み禁止が入ったりすると辛いですね。
 同じロウアドレスに戻ってくるまで、数十ms以内ですよ・・・相当早く回さないと
 だめだこりゃ。
 数十msごとに、全部の番地を一括してなめてもいいけど、全体の動きが
 とろくなるか、ギクシャクするだろうね。ソフト屋がDRAMのリフレッシュまで意識
 しないといけない設計なんてイモだけど、こんなこともできる、という話でした。

 Z80の場合は最初からリフレッシュサイクルがあるので、そこでリフレッシュをします。
 だけどDRAMの大容量化に伴って、Z80から出るリフレッシュのアドレスのビット数では
 足りなくなって、結局カウンタを外付けしたり・・・。
 のちに、CAS before RAS リフレッシュも出てきました。それだと外付けカウンタ不要。

 さて、90年代前半、イーサネットボードはインテリジェント式が一般的でした。PCの性能が
 低かった為に、拡張スロットに差し込んだボードのCPUに通信をさせる方式でした。
 PCをホストとしましょう。ボード上のCPUはローカルです。
 CPUは68系、つまり68000とか、後期には68301を使っていました。
 ホストとローカルの間には、デュアルポートRAMがあり、それを介して、各種のコマンド
 や、送受信データのやりとりをしていました。

 デュアルポートRAMは、その名の通り、2組のアドレス、データ端子を持っています。
 同じRAMに対して、それぞれ非同期にアクセスすることができました。
 処理の上では、どっちが先とか優先とかの考慮は必要だけれど。

 それは専用のRAMが市販されていました。たとえば富士通のMB8421がありました。
 とっくに廃止品です。いまも一部メーカーから出てますけど、少ないです。
 いずれも、内部的にはSRAMです。SRAM+アービタです。

 ただ、容量が小さいし、それなら自分でロジックを組んで、普通のDRAMなりSRAMを
 デュアルポート化して使ったほうが安価に出来るなどメリットがあったので、
 独自に作っていました。

 その場合、アービタ(調停回路)が必須です。DRAMにアクセスするものは3つあります。
 リフレッシュ、ホスト、ローカル、です。
 この中で最優先は、言うまでも無くリフレッシュです。これは欠くことができません。
 いずれにしても、それぞれのアクセスが重なった場合の調停を行う必要がありました。

 やり方は大きく二つあって、待たせるか、あるいはもっと高速に回すか。

 待たせる方式は、
 一方がアクセス中だったら、その間にもう片方にWAITをかけて
 待たせる。単純です。終わったらWAITが解除され、もう片方がアクセスできます。

 高速に回すのは、
 アクセスタイムよりもはるかに早いスピードで、サイクルを回します。
 つまり、あるサイクルで読み書きをしているとしたら、その2倍とか3倍以上で
 ロジックを回し、複数のアクセスをあたかも同時にこなしているかのように見える
 仕組みです。もっとも、そのためには高速のメモリが必要になります。
 昔は高速のRAMなんか高かったし、手に入りにくかったです。
 サイプレスは有名でしたね。でも、ピン配置が独自だったりしました。

 待たせる方式だと、アクセスが多い場合に(大量のデータをやりとり)、システムの
 パフォーマンスが落ちますので、やはり高速に回すほうを選ぶしかないでしょう。

 MB8421なんかはクロックを入力していませんでしたから、内部は非同期のロジックで
 動いていたはずです。
 それよりも、あのデッカイ48ピンのDIPパッケージ・・・邪魔で困りました。
 8421と8422をマスタースレーブでつないで、2個でしょう・・・結局どうしたっけな。
 QFPに変えたんだっけ。あとは全部DIPのICを使って。(当時の話です)

 PCのマザーボードでも、オンボードVGAなんかあるでしょう。特にVRAMを別に設けて
 いない場合は、メインRAMを共用しているわけですよ。その分、容量が減っているし、
 パフォーマンスも落ちてるでしょう。詳しく調べたことはないけど、共用だから
 そうなるはずです。部品を減らして小型化やコストダウンするのが目的になるので、
 そのへんが妥協されているわけ。

 もう、何の話だったかわからなくなりましたね。このへんにしておきましょう。


194 2015/02/16 どんどん進む 

 引きこもって、設計ばかりの毎日です。


■1. 「サロンdeふぉ〜」用 子基板 (SRAM) 

 型番は、KGM-MV1です。愛称は、まだありません。
 子亀でいいかな。



 SRAMは マイクロチップ社 の 23K256 です。

 この子基板、「サロンdeふぉ〜」に限定しなくても使えます。
 ブレッドボードで実験する時にも便利ではないでしょうか。

 もっとも、23K256はDIPパッケージも有るので・・・わざわざ
 これを使う理由はないかもしれませんけど。

 DIPパッケージの物がそのまま「サロンdeふぉ〜」のソケットに
 差し込めれば、こういう基板を作る必要は無かったけれど、
 あいにくピンの並びが合いませんでした。それで作った次第です。


■2. 「サロンdeふぉ〜」用 子基板 (RTC) 

 型番は、KGM-MV2です。愛称は、まだありません。
 孫亀でいいかな。(亀みたいに、積めないけど)

 (まだです。とりあえず予告まで。)


■3. 「よんすろっと」用 メイン基板 

 「さんすろっと」の上位バージョンである、「よんすろっと」のメイン基板も
 設計完了しました。

 「さんすろっと」をベースに、さらにパワーアップしています。



 予定では昨年末に設計完了予定だったと思いますが、多忙のため
 なかなか取り掛かれず、今になってしまいました。

 取り掛かってしまえば、回路/基板設計は2日間程度だけれど・・・。

 貴重なご意見を下さった皆様ありがとうございました。

 まず、目立つ変更としては、
 外部機器接続用のUSB端子(2ポート)を設けました。最近はスマホの充電も
 忙しい?ですからね。
 PCのUSB端子もハブもすぐに埋まってしまうし、コンセントはいくつあっても
 足りないし、電源アダプタは邪魔だし・・・。

 MSX周辺にもUSB端子があれば、充電に便利でしょう。USB端子のために、
 電源を強化してあります。

 夏にはUSB扇風機、冬にはUSBコーヒー保温器の電源に使えますね。
 まあ、それらは半分冗談ですが、色々な外部機器の電源として活用できると
 思います。

 「さんすろっと」をベースに、と書きましたが、ほぼゼロの状態に戻して
 パターンを引きなおしました。部品配置も基板サイズも全く異なります。

 主な改良内容:

 (1)電源の強化 5V/3A ※1
 (2)外部電源出力用 USB端子×2ポート ※2
 (3)拡張スロット×4+外部出力×1 ※3
 (4)サウンド出力端子
 (5)全部の拡張スロットに切り離しスイッチ有
 (6)MSX本体との電源連動

 ※1 ・・・ DC/DCコンバータ出力側の仕様です。
 ※2 ・・・ USB端子は2ポート合計で最大2A
 ※3 ・・・ 外部出力は/SLTSLなし(Hレベル固定)。他スロットと競合を防ぐ為。
       主にI/O系の拡張用です。

 そのほか、過電圧、過電流保護も備えています。

 この基板だけで設計は終わりではなくて、このあと、「表示操作基板」と、
 「専用ケース」の設計を進めていきます。

 「表示操作基板」は、LEDとスイッチ等を並べた基板です。
 この「よんすろっと」との組み合わせでは、各スロットの切り離しスイッチ用として
 使います。汎用として、他の用途にも活用できるでしょう。

 次に、専用ケースについて。
 「さんすろっと」は市販ケースに合わせて設計しました。今回の「よんすろっと」は
 ケースも全て独自に設計製作します。

 なぜ「さんすろっと」は市販ケースを使ったかというと、ケースを独自に作るのは
 手間がかかりますし、それに市販ケースのほうが見栄えがよいからです。
 (独自ケースの見栄えも努力しだいで・・・)

 もっとも、市販ケースを買ってきてそのまま基板を組み込むだけでは済まなくて、
 アルミパネルの加工には1枚1時間近くかかっていましたし、ケース本体も
 DCジャックの穴とか、スイッチなどの追加の穴あけなど、けっこうな手作業が必要
 でした。


■4. シャーシパンチ K-83 ホーザン (中古) 

 真空管ラジオなどの製作に使う工具です。

 

 10年以上前に購入して、当時、5球スーパーなどのラジオを
 2台組み立てるのに使った程度です。その後、現在までずっと保管していました。

 ご覧のように、サビが出ています。特にリーマーは、よくサビています。

 ブラシ等でサビを落として、油を塗っておけば問題ないと思いますが、
 残念ながら、18mmの刃は欠けていました。



 ちなみに、新品は(メーカーサイトによれば)税込価格\9,882です。
 各社の通販を少し調べた感じでは、安いところで\6,000ぐらいです。

 中古なので、その半額ぐらいの値段でいかがでしょうか。

 宅配便での発送となります。

 通販は、こちらです。


■5. レーザープリンタの紙送り部品 RB1-6146-030 (新品) 

 キヤノンのレーザープリンタ LASER SHOT LBP-730 用の保守用に
 購入しておいた紙送り部品です。(ローラー・ピックアップ)



 しかし、プリンタ本体が先立ってしまったので、これは結局使わず、
 未開封のまま長期保管していました。

 欲しい方は、いらっしゃいますか?

 これ以外に、用紙トレイ側に付いていた紙送り関係の部品を、
 オマケとして添付可能です。

 なお、取り付け方法や修理に関するサポート、保証は一切ありませんので
 ご了承下さい。

 レターパックライトでは厚さ制限にかかると思います。レターパックプラスか、
 宅配便での発送となります。

 通販は、こちらです。


■6. その他 

 部屋を片付けないと、身動きが取れなくなりそうです。
 それで、少し品物を減らそうとしています。

 セガ SG-1000II なんか、ずっとそのへんに置いたままになっていて、
 動くんだか動かないんだか、それを確認するのもなかなかできなくて。
 分解して筐体をきれいに洗って、組み立てなおしたものです。
 動作は未確認です。電源アダプタは有ります。ソフトはありません。
 いまRF出力だけなので、ビデオ出力に改造したら使いやすそうですね。

 それと、上記機種に合わないけれど、同じくセガの「テレコンパック」も
 有ります。アンテナ付きです。動作未確認。
 電波を飛ばすやつだから、昔のアナログTVじゃないと使えないし、
 いまさら欲しい人いるのかな?と思いながらも、一応、売りに出して
 みようと思います。

 8mmビデオカメラ、確か液晶ビューカムだったと思いますが、2台有って
 何年も使わないまま放置中です。
 本体、バッテリー、アダプター、テープ、揃っています。
 捨てるのももったいないし、どなたか活用して頂けると有り難いです。

 いずれにしても動作を確認してから、改めて掲載しようと思います。


193 2015/02/13 野を越え山越え谷越えて〜 

 いくつかの山を乗り越えて、少し落ち着きました。しかし、まだまだ、山は続きます。

 しばらく動きがないように見える時は、じつはコソコソと何かを進めていたりします。
 設計案件もどんどん進めている最中です。以下、少しずつご紹介して参ります。

 ところで、中国の旧正月の為、基板製造を中国に依存している方は、苦労する
 時期でしょう。(旧正月の関係する、香港、台湾、マレーシア等を含む)
 休みの前後は混雑するし、休みに入ると完全にストップします。手も足も出ません。

 私自身、むかしは台湾メーカのみ取引していて、この時期にさんざん苦労した経験が
 あります。今ちょうど年度末の時期で、作るものがたくさんあったからです。
 たくさん作る時期と、重なるわけです。

 (現在、うちは各国と取引をしていますので、なんら問題ありません。)

 その頃の話をします。

 私は回路設計から基板設計まで全て一人でやっていたので、旧正月の前に
 基板設計まで全て上げなければならず、部品実装や組み立ての工程、そして、
 基板メーカの混雑を考えると、1月中にやっつけなければなりませんでした。
 それで年末年始の休みは当然なし。製造の立会いと、プログラミングもこなしながら
 現場での調整やら、もうメチャクチャでした。

 いつも試作なんか無いんです。机上設計から、いきなり量産なのです。時間も金も
 ありませんでした。だから、とにかく一発で通るように、最悪でもジャンパー線ぐらいで
 直せるように、仕様がどっちに転んでもいいように、さまざまな細工を施した設計を
 していました。
 実際、ほとんど修正なしで済んでいました。

 午前中は現場、午後から工場、といった具合に走り回っていて、そんなある日、
 14時も過ぎた頃にようやく昼飯を流し込んで、工場に戻ってきたら・・・
 カーラジオから、大地震のニュースが流れてきました。それが、あの3月11日でした。

 その時はラジオのニュースの情報しかなく、ただ、大地震というだけで、状況は
 全く見えませんでした。その後、東京に出張していた人と連絡がとれないとか、
 少しずつ状況がつかめてきました。
 帰りにカーラジオを聞いていたら、地震や津波だけじゃなくて、原子力発電所で
 何か事故が起きてるとか。おい、うそだろう、と、信じられませんでした。

 起きてしまった現実と、これから何がどうなるのか。パニックというより放心状態に
 近かったと思います。犠牲になられた方もたくさんいらっしゃいますし、原発は
 どうなるのか。これは夢か現実か。現実だ。本当なんだ。混乱していました。

 それでも、今やっている仕事はやり遂げないといけないし、3月末のリミットまで
 現場に通い続けて、あの寒い中、調整をして完成したわけです。

 動かないんですよ、最初は。だって、初めて作ったものですから、動かないことも
 あって当然なのです。
 もちろん、製品ができた時点で、単品のテストはしましたし、複数台のテストは
 工場のスペースを借りて、実験しました。ただ、現場と同じように配線できないから、
 小規模のテストしかできず、それで精一杯でした。その範囲ではOKでした。

 でもやっぱり、現場に入れたら動かない。(そういうものです)

 動かない、だめだった、で逃げるわけにもいけないし、自分以外に分からないから
 自分で何とかするしかないでしょう。聞いて分かる人もいないし、知らないし。

 ああでもない、こうでもない、こうしたらどうか、と毎日毎日考えて、試して、直して、
 の繰り返しでした。それで、少しずつ動くようになってきたのです。

 そんな状態なのに、「なんで動かないんだ」と、ズレたことを言うやつがいました。
 「お前の慎重さが足りないんだ」とも言われたけど、そんな事を言う資格はないです。
 精一杯やっているのがわかってないんですね。

 はじめての物だから、試験や調整が必要なのを、誰も認識していなかったようです。
 配線が済めば、できあがったものとしか思わなかったでしょうね。現場の工事も、
 そういう段取りでした。
 いま思えば、「完成品です、よそでも多数実績があります」、とか吹いていたのかも
 わかりません。

 もし東芝やパナの市販品だったら、買ってきて配線するだけなので、何も心配
 ありません。だけど、新規開発の初めての現場ですから・・・トラブルは、つきものです。
 毎日毎晩クタクタになるまで走り回って、調整して、の繰り返しで、なんとかリミットに
 間に合わせ、内覧会は成功しました。
 災害も重なり、あの時は一番大変だったな、と、いまでも思い出します。

 何がどんなふうに大変だったか、資料や写真を勝手に載せるわけにもいかないから
 説明不十分だったかもしれません。

 そういえば、何の話だったか忘れてしまいましたね。


■1. サロンdeふぉ〜(新) MPC-MOEV5665A 

 MSX用おしゃべりカートリッジ「サロンdeふぉ〜」、パワーアップしました。

 もはや、単なるおしゃべりカートリッジではなくなりつつあります。



 チェックが済みしだい、基板を発注します。

 改良/変更内容:

 (1)音声チップ ATP3012にも対応
  旧バージョンはATP3011専用でしたが、このたび、ATP3012にも対応
  しました。右端のソケットがATP3012用です。
  なお、ATP3011との切替も可能な設計となっています。

 (2)フラッシュROMの有効/無効スイッチ追加
   自動起動プログラムを止めたい時などに便利です。

 (3)SRAM追加
   カートリッジのワークRAM確保は課題でした。解決策のひとつとして、
   SPI経由で使用できるSRAMを追加しました。
   23K256(マイクロチップ社)使用、容量は32Kバイトです。

 (4)チップ化
   抵抗、コンデンサ、LEDをチップ化しました。
   ユーザには、あまり関係ありませんが・・・部品を詰め込むためです。

 (5)オペアンプの単電源化
   旧バージョンでは、オペアンプ電源に±12Vを使用していました。
   しかし、一部のMSX(PV-7など)は拡張スロットに±12Vが出ていないので
   オペアンプが動作せず音声が出ません。(改造対応していました)
   そこで、どの機種でも使用できるよう、5V単電源に設計変更しました。

 (6)そのほか、細かい修正

 では、楽しみにお待ち下さい。


■2. オプション 2種類 

 「サロンdeふぉ〜」旧バージョン(MPC-MOEV5665)ユーザの皆さんも
 このオプションによってパワーアップできます。

 SRAM、RTC、2種類の子基板を計画中です。これらの子基板は、音声ICの
 ソケットに装着します。

 RTCは、「サロンdeふぉ〜(新)」にも内蔵していません。

 1chipMSXなどは内蔵時計のバックアップが無く、いちいち合わせないといけない
 ので、サロンdeふぉ〜とRTC子基板を活用したらどうでしょうか?

 ROMに自動起動プログラムを書き込んでおき、RTCの時刻を読んで、内蔵時計を
 セットするように組むと良いでしょう。
 そして、MSX-DOSのコマンドでもBASICプログラムでも良いのですが、時刻設定
 のプログラムによって、このRTCの時刻設定をします。

 実現へ向けて走っていきます。


■3. トランジスタ式デジタル時計 追加生産 

 TAKECLK2に改良を加えて、TAKECLK2.1として10枚追加生産中です。



 その10枚は特定の客先に納品する為、通販するわけではありませんが、
 一応、こんな事もやっています、というご報告まで。

 主な改良点は、0秒からスタートできるようにするボタンの追加です。
 あとは細かい修正など。

 なにしろディスクリート部品だけで構成していますから、何かの機能を追加
 しようとすると、いちいち、部品がたくさん増えるので大変です。
 これがICだったら、余ったゲートが使えるね、とかで済むんですけれど。


★そのほか、順次、ご紹介していきます。
 全体で何件あるかは申し上げませんが、どっさりと仕込み中です。


★全然関係有りませんが、この真空管・・・



 「北京」の文字と、星のマークがかわいいですね。

 すっかり中国語が身についてしまい、
 「ぺきん」じゃなくて、まず「beijing」と読んでしまうようになりました。


192 2015/02/05 時間無し 

 現在、いろいろな仕事が重なり、何もかも一人でやっている為、
 さすがにパンク気味となってきました。当分、時間無しです。

 (去年の今頃も同様でした。遠くの現場に通いながら、ソフトを作りながら、
 基板設計の仕事をしながら、確定申告の書類整理や計算をしながら、
 そのほか色々ごちゃごちゃと・・・)

 そのため、こちらの更新は、またしばらくお休みです。

 念のため、通販などは通常通り、受け付けておりますのでご安心下さい。
 少し対応が遅くなる場合もあるかもしれませんが、お問い合わせなども
 OKです。

 新規開発が全然進められないのは、正直に言うと不満が募りますが、
 生活していく為の仕事も大切です。

 先に進めない。それが悔しくて。
 いまはバネが縮んでいるところです。ぎゅーぎゅーです。

 そのバネを一気に解放する日が近いうち必ず来ます。
 一気にいろいろ作りますよ!(仕込みだけはしている)

 納期的に厳しい仕事もいくつか手がけていますが、
 確かにきついけれど、できるからご指名を頂いているわけで、
 むしろ、有り難いことだと考えたほうが良いですね。

 人を使う才能に恵まれてないのも、苦労の原因のひとつと思います。
 部下がついても、うまく使いこなせなかったなと。
 内容的に任せられないレベルの仕事もあるし、任せられる人材にも、
 めぐりあわなかったと思います。

 自分自身、先輩方からギャーギャー怒鳴られたり、イヤミも言われて
 鍛えられてきたけど、それを自分が言うのはいやなんだよね。
 言うべき場面じゃ言わなきゃって思うけど、極端に言い過ぎたりするから
 難しいです。
 自分は、何を言われてもタダだって聞き流せるけど、若い人は耐性?が
 なかったりするから、ウツになっちゃうかもしれない。それが怖い。

 私は、若い頃、明日から来なくていいよって何度も言われたことがあって、
 寝る前は泣きそうだったけど、ケロンとして翌朝普通に出社してましたね。
 だけど、いまの若い人に同じことを言ったら、本当に出てこなくなったり
 するからなあ。引きこもりになったりとか。

 人材を育てようと思っても、若い人は、すぐにやめてしまうし、任せられる
 レベルまで成長するには時間がかかります。

 人に仕事を頼むにも、あれこれ細かく説明しないといけないし、
 判断が必要な場面では、どうしても見ないといけないし、
 結局、自分の手から離れきれない、任せきれませんでしたね。

 じつは、確定申告関係の処理、いまだに全く手をつけきれていなくて、
 もう、どうしようかと悩んでいます。
 はっきり言って、ダンボールに全部つっこんで、そのままですよ。
 忙しくて、そこまでが精一杯で。

 例年だと、3日ぐらい徹夜に近い状態で一気に処理して、死にそうに
 なります。


 ところで、(駄文を書く余裕は、まだ少し残っているので・・・)

 消費税UPの影響や、物価上昇の影響は、
 スーパーでの買物時にも感じていますけど、
 金額よりも、明らかに量が減っていることのほうが、
 より現実的で、ショックですね。

 たとえば、食材でもお菓子でもいいんだけど、袋を手にとって
 ん?なんか少なくね?減ってない? というのが実感です。

 「安っ!」と手に取ったら、次の言葉は「少なっ!」ですよ。

 以前チャンポン1杯\450で、具が山盛りだったのが、
 今は1杯\500で、山盛りではない、平らになっている。
 この場合、金額よりも量の減った事が、ショックですね。

 金額はピンとこないけど、目に見えるほうが実感ある。

 そうだ、上げ底のどんぶりを作れば・・・中央部が盛り上がっていて、
 普通に盛り付ければ、山盛りになる?というのはどうだろう。
 でも、怒らないお客さんのほうが少ないだろうね。

 中の空洞に、NASAの開発した特殊な保温材が組み込まれておりまして、
 一般のどんぶりに比べ、おいしく感じる温度を当社比1.5倍も維持し、
 食べ終わるまで、その温度を維持します・・・と言っても、苦しい言い訳に
 しか聞こえないかもね。(しかも、本当は中身からっぽだったりして)

 盛り付けを工夫して、先にもやしとか、比較的安い食材を積み上げて、
 その上にキャベツとか載せる。だめか。

 ポテトチップは空気のほうが多いんじゃないかとか言われたりしてて、
 私はダイエットを始めてからはほとんど食べていませんけど、
 すでに以前から、なんか、量が少ないような気はしていました。

 10年前、20年前は、もうちょっとあったハズなんですよ。
 あいまいな記憶だろうけど。

 袋の底を見て、・・・、おかしいなあ、もうちょっと有ったような気がする
 のになあ・・・、という具合で、やはり本当に量が減ったのでしょう。
 以前何グラムだったか知らないけど。数字を比べてないけど。


191 2015/02/02 悪戦苦闘 

 厄介なものを買ってしまったと後悔しました。
 こんなにでかいとは。

 玄関封鎖中

 ヤマトさんに上まで持ってきてもらうのは気の毒だなと思って、
 トラックが着いた時、下まで取りに行きました。

 配達先を作業場に指定しておけばよかったけど、
 まあ、マイカーに載りきれるだろうと、考えていたんです。

 いいですよ、ここで、車に積みますから・・・と言って、受け取りました。

 ところが、・・・、載りません。困った。
 中身だけ載らないか?トランクに?と、駐車場で梱包を開けました。

 トランクにつっこんでみたら・・・・・・やはりダメ。
 困った、困った、困った・・・・・・

 とりあえず部屋に入れよう、いや、部屋は飽和状態で、置き場がない。
 このまま気合で、作業場まで歩いて運ぶか?

 とにかく部屋に入れないと、外に置いたままにしてもいかんし・・・。
 それで部屋に運び込み、玄関に置いた様子が冒頭の写真です。

 なんだかテンションが高まってきて、ホームセンターまで歩いて行きました。
 台車、台車、台車、・・・・・・

 店内を歩き回ってみても、どこにも見当たりません。
 近くを通りかかった店員さんに聞きました。台車どこですか?

 店員: 「売り物の台車ですか?」

 私: 「ん?売り物もあると言う事は、借りることもできるんですか?」

 微妙に会話がかみあっていません。

 店員: 「外の売り場にあります」

 確かに、外の売り場にありました。
 ちゃんとビニール袋に包まれていて、そこそこ強度もありそうなやつが
 \2,980税別。

 うーんどうしよう。今日だけしか使わないよな、もったいないよな。
 三千円を稼ぐのがどれだけ大変なのか考えたら、無駄金は使えない。
 よし、あきらめた。

 そういえば、キャスター付きの椅子に載せて運ぶ方法もあるじゃないか。
 むかし、事務所の引越しの時に、思いついたっけ。
 人を座らせておいて、押していくこともできるんだから、それに比べたら
 もっと軽いものじゃないか。きっと大丈夫だ。

 以前、展示品のキャスター椅子を買った時、組み立て済みだったので
 そのままガラガラ引きずりながら家まで持ち帰った。
 道ばたの、犬のクソなんか踏んでないと思うけど。

 ところで、説明書には、「梱包箱は捨てないでください」と書いてあります。

 邪魔だから捨てるんだよ。

 そんな、置き場所ないよ。困るよなあ。
 しょうがない、たたんでからドアの隙間にでも突っ込んでおこう。
 (開きっぱなしになっているドアと壁の隙間に入れました)

 さらに邪魔なのは、クッションの発泡スチロールです。ビニール袋に詰めて、
 クローゼットの上に放り投げておきました。


 3Dプリンタは結局、自宅に設置することにしました。

 大掃除をして、作業机の下を空け、そこに入れ込みました。

 

 中にLED照明があり、自動的に点灯したり消灯したりします。



 CNCにも照明が欲しかったね。

 この機械で作れるサイズは最大20cmの立方体のようです。
 ただ、それにかかる時間はどれほどでしょうね。

 加工の始まりに(※)、フィラメントがニュルニュル出てきます。
 残っているものを出してしまうのでしょう。セットしているのは白なのに、
 黒いのが出てきました。検査時に黒を使ったのでしょうね。

 (※)まだ1回しか動かしてないのでわからない。フィラメントを新しく
 入れた、または交換した後に、こうやって残ったものを捨てるようです。



 この黒い針金みたいなのを見ていて、ハリガネムシを思い出しました。
 子供の頃、つぶれたカマキリから出てくるのをよく見ましたね。

 ニュルニュル出てくるうちに、だんだん白いものに変わってきました。

 最初は、テーブルなどを加熱するため、しばらく待たないといけません。
 液晶に温度が表示され、一定温度になると加工開始となります。

 途中は飛ばして(ほかの仕事をしていたし)、加工終了時の写真です。

 

 この、8cm×4cm×高さ2cmの物を作るのに、1時間半ぐらいかかりました。

 添付のヘラよりも、カッターの刃をすきまに少し差し込むほうが、
 はがしやすかったです。

 

 これは本体に内蔵されているテスト用のデータによって出力したものです。

 騒音については、モーター音が一般のインクジェットプリンタに
 似ていると思います。
 そのインクジェットプリンタのメーカー、機種でも違いは有るけど、
 あくまでも自分の感覚ですから、ご注意下さい。
 小刻みに動いている時の音は、ちょっと気になるかな。
 加工の開始と終了時にテーブルが上下します。その時は低音が響きます。
 とにかく、夜間は動かさないようにします。

 熱対策は、気にしなくて良さそうです。いまは冬なので、夏はどうなのか
 その時にならないと分かりませんね。
 寒い分だけ、テーブルなどの加熱に余分に時間を要しているかもしれませんね。

 臭いは、ひどく気になるほどでもありません。
 ただ、もし臭いが抑えてあるとしたら、それはそれで気になります。
 臭いがするからこそ、余計に吸い込まないし、換気をしたくなるんです。

 今日は大掃除でホコリが舞ったし、比較的暖かかったので、窓を開けっぱなし
 にした状態で3Dプリンタを動かしたので、締め切った状態でどれくらい臭いが
 するのか分かりません。
 それよりも、近所でビニールを燃やしたりしている煙や臭いのほうが、
 ずっと気になります。

 あとは新しい3次元CADの操作に慣れながら、自分で設計したものを作って
 いきたいと思います。

萌え〜〜〜 ポニテ。

 ・・・・・・こういうのを作るわけではありませんが。

 とりあえず、落ち着きました。


190 2015/02/01 3Dプリンタ導入 

 先日、見た夢です。(夢なので、めちゃくちゃなのはご勘弁)

 現場のビルで、あちこち走り回りながら、設備を点検したり
 修理したりしていました。

 私が脚立の上にのぼっている時、誰かが警報を誤作動させたようです。

 セ○ムに怒られるぞ!

 「こんな付け方したら、野良猫でも検知してしまうぞ!」
 などと、ブツブツ独り言を言いながら。

 23Fからエレベータで降りながら、同僚たちが「通信が安定しないんです」
 とか、「一部、漏電がありまして」などと、何でもかんでも私に言う。
 矢継ぎ早に、「サーバの・・・」とか、「電話線の・・・」とか、ゴチャゴチャ。

 いっぺんに言うなって。

 「・・・漏電は、この前の怪しい電気屋のせいだろう。本当に免許を
 持ってるのか怪しいもんだ。カー用品の圧着ペンチ(笑)でつぶして、
 セロハンテープで巻いたりしてなかったか。電気をナメとる。」

 それでまた、みんな、あれこれと私に言う。

 よく人に頼られるけど、本当は頼られすぎるのは好きじゃないのです。
 でも仕事だからしょうがないね、と、心の中で思いながら出口へ。

 LAN配線工事の材料を揃えに、なぜか大手家電量販店に来ました。
 現場の近くにあったからでしょう。電材屋のほうが安いのに。

 それぞれ散らばって、必要な物を集めてきました。

 みんなそれぞれ、集めてきたものを持ってレジに並びました。
 レジのおねーちゃんが、「皆さんご一緒ですか?」と聞く、ちょっとおかしな
 光景。

 精算済ませといて、と言って私は売り場を少し見て回ることにしました。
 大手家電量販店だけど、文房具なんかも売っている、変わった店でした。

 (ちなみに、私の出身の町には、小学校の隣に電器店があって、そこでは
 文房具も売っている。店名は、***電器文具店、ハイブリッドだな)

 すると、遠くから見てもそれと分かるものが、目に入りました。
 「・・・まさか?・・・」

 近づいてみると、パナソニック(当時、松下電器)の FS-A1F じゃないか?
 2015年にもなって、まだ売り場にMSXがあるとは(笑)・・・中古店じゃないのに。
 さすがに、それなりにホコリをかぶっていました。

 値札は \768 と書いてあって、新品だろうけど、いまさら新品とは言えないから
 超安いんだろうな、と思いました。近くにデータレコーダも並んでいました。

 どうも、店頭のデモ用か広告用に利用しているようでした。
 一応値札がついてるから、売ってくれるんだろうと、店員に声をかけました。

 そしたら、「古いもので、保証できませんがよろしいですか?」、「内容的に
 お分かりになる方にしかお売りできませんが」、などとゴチャゴチャ言うので、
 ああ、問題ないよ、保証いりません、と言って買うことにした。

 それでも、まだしつこく聞いてくるので、「ああもう、故障しても問題ないよ」、
 「家電の修理もやってますから」、とか、「たいてい自分で直せるから大丈夫です」、
 などと何度も言って、ようやく買うことができました。

 せっかく買って帰ったのに、(ここから現実)
 目が覚めると、物が現実に無い、というのはガッカリしますよね(笑)

 別にFS-A1Fが欲しいわけじゃないけど。
 学生の頃、同じ下宿にいたF君が持っていたけど、FDDが壊れてしまったっけ。
 たまたま、デンキのカホで私がジャンクを見つけてきて、修理してあげた記憶は
 ある。

 後味の悪い夢と言えば、
 100円玉がたくさん落ちていて、それを必死で集めていたら目が覚めて
 手元に何にもないのは、虚しかったです。


 電気工事については、昔、こういうことがありました。

 「自分で自宅の増築と配線工事(無免許)をしたいけど、できあがったら、
 問題ないかどうか、見てもらえるだろうか?」という打診。

 (当然、無免許の工事はダメだが、自分の家の配線をいじる事については、
 自己責任と言えなくも無いかもしれない。)

 どう考えても、問題ないか見て、OKを出すわけにはいかん。
 もし、火事なんか起きた時に、前田がOKだって言ったのに、と言えば
 こっちの責任になります。

 そう言ったら、いやいや、責任は問いませんから、わからないところだけ
 教えてもらえれば、・・・と言われたけれど、そういう口約束は、スッカリ忘れる
 ものです。(人間は、都合のよいことしか覚えてない)

 とにかく、見て判断することはできませんよ、と断りましたね。


■1. エクステンション基板の応用 

 MPC-FC50P3(4)基板の応用例をお寄せ頂きましたので、ご紹介します。
 (ご本人の了解を得ています)

 以前Twitterでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
 私は、やってないので・・・I forgot password. And I haven't free time. Sorry.

 (左)この機種のもうひとつのスロットは、オスメス逆で、カードエッジが出ています。
 (右)エクステンション基板の裏面に、カードエッジコネクタを付けてあります。

  

 そうすると、こんなふうに装着できるわけだ。(下の写真)



 ここからフラットケーブルをつないで、もうひとつのエクステンション基板に
 つなぐと・・・カートリッジがセットできるわけです。



 なるほど! こういう使い方は想像していませんでした。
 やりますネ。

 これを見て思ったが、せっかくだからケースを作りたいですね。
 基板むきだしだったら、ゴミが入ったりショートしたりする可能性も
 あるし・・・座りも悪そうだから、ケースがあった方がいいですね。
 需要は有るでしょうか・・・? 2〜3台でも作りましょうか。

 もともと、FPGAボード(小)のために作ったエクステンション基板
 でした。小型化のため、拡張スロットまで搭載できなかったので
 フラットケーブルで引き出して、外部にエクステンション基板をつなぎ、
 そこにカートリッジを差し込んで使う想定でした。

 その基板を、本体の上フタを加工して載せるようにするか、
 その場合、強度的にはどうなのか、・・・など、あれこれ検討したものの
 そのままになっていたと思います。


■2. 8255カートリッジ MPC-EX8255 

 ようやく材料が揃ったので、専用ケーブルを作りました。

 

(左の写真をよく見ると、ピンヘッダが差し込まれていますが、
これは導通テストをした時のもので、現物には付属しません)

 これは、8255カートリッジと外部I/O基板とを接続する専用ケーブルです。
 長さは約30cm(実際は30cmより少し長め)です。

 (左)カートリッジ側はMILコネクタです。
 (右)外部I/O基板側はDIPコネクタです。

 

 2本写っているのは、2本セットという意味ではありません。説明の為です。
 (表面、裏面を見えるようにしました)

 外部I/O基板というのは、特定の物を指していません。
 たとえば、8255が載っている既存の基板があれば、それをソケットから抜いて
 (あるいは、直接半田付けなら、半田をはずしてソケットを実装して)
 そこに、このコネクタをつなげば、MSXからその基板が制御できるわけです。
 8255につながっているI/Oに限られますが。

 その基板にCPUが付いていようが関係なしに、MSXからの制御になります。

 カートリッジ側の40ピン(ヘッダ)は、8255の配列に合わせてあるので
 こんなふうに、フラットケーブルでそのまま引き出して使えるというわけです。

 通販は、こちらです。


 ちなみに、このDIPコネクタには、偶数/奇数の並びが逆になっている
 タイプが存在するので、注意して下さい。



 手前と奥とで、全く別のメーカー製品です。
 今回、正式に採用したのはヒロセのものです。

 最初、他メーカの(偶数/奇数が逆の)製品を付けようとしていて、
 おかしいな、なんで1ピンがこっちに来るんだ・・・と悩みました。
 裏返しても、何をしても合いません。それもそのはず。

 フラットケーブルを2本ごとに切り離して、裏返して・・・などと
 ややこしいことを真剣に考えていました。

 ふと思い出し、
 ヒロセの在庫があったはず、ちょっと高いけど仕方ない、と探してきて
 ピンの並びを確認したら、OK! というわけです。

 方向を間違えないようにする為、シールを作って貼りました。

 顔文字のできそこない?違うぞ:)


■3. 3Dプリンタ導入 

 たいてい、CNCミニフライスで間に合うので、あまり必要性は感じませんでしたが、
 (むしろ、それだけで作れるように工夫していた、あるいは苦労していた)
 どうしても曲面を曲げたりするのが難しいのと、色々な応用を考えているので、買いました。

 (本日2/1届いて設置予定です。現物の写真は、まだです)

 3DのCADソフトは、どれが良いんだろうね。
 とりあえず、フリーソフトを何種類か入手して試しています。どれも一長一短でね・・・。

 たとえば、ある基板を入れるケースを作るとするじゃないですか。
 基板CADからはDXFファイルが出力されるわけです。それが3DのCADソフトで読み込め
 なければなりません。基板を置いて、それを基準にしてケースの外形や穴位置を描くため
 です。
 そしたら、このソフトでは直接DXFが読み込めない、操作は良いのにな、とか。

 いったん別のソフトでDXFをSTLなどに変換して持ってくるのか、いや、あまり手間の
 かからないほうがいいなと思います。プラグインなどが使えればいいかな。


 ところで私は、今まで所有していなかったものの、3Dプリンタ自体は
 2005年からのつきあいです。その頃は、まだ非常に高価な機械で、とても個人が所有
 できるものではありませんでした。

 これは当時、3Dプリンタを借りに行った時の写真です。(2004年末)
 Stratasys社のマシンでした。写真は、ボックスの内部です。確か保温されていました。

 

 ノズル掃除用のヘラ、ブラシも付いていますね。自動的に掃除します。
 サポート材を出すノズルもあります。

 これは、樹脂を積み上げる方式(いま一般的に見かける方式)です。

 その頃にTVで見たのは、別の方式のもので、液体の中からモデルが出て
 くるやつでした。
 紫外線かレーザーか知りませんが、それで液体が固まるんですね。
 携帯電話のモックアップが出てきたりする。
 それを見て、一瞬で惚れてしまいました。どこか無いかと探してみたけれど、
 知っている範囲にはありませんでした。近くにあったのは、上記のマシンでした。

 当時の仕事で、自由な造形をしたいという必要に迫られていて
 何らかの解決手段をもとめて、さまよっていたのです。

 ちなみに、これは3Dスキャナです。こういう物も見せてもらいました。
 3台のカメラでモデルを撮影し、データ化できます。



 3Dプリンタで作ったサンプルも、いくつか見せてもらいました。
 次の写真は、ファンの羽根です。

 実際には、くっついているんですけれど、こんなふうに空中に浮いているような物は
 まず、サポート材を積み上げてから、その上に作るのです。(あとで簡単に剥がせます)

 この機種は、サポート材と、造形の材料は別々にありました。サポート材はグレーでした。



 だから、たとえば人形を作るとして、腕を前に突き出したポーズだと、
 その腕を支える為に、下からサポートをずーーーーっと積み上げて、ようやくその上に
 腕が出来るわけです。

 当然、その分だけ材料を使います。最終的には捨てるものです。

 却ってそのために加工時間がかかったり、何らかのトラブルでうまくいかないことも
 あるかもわかりません。
 角度を変えてみるとか(寝かせた状態で作る)、何が何でも一体で作る必要がなければ
 別パーツにして後で接着するとか、そのあたりは工夫すべきでしょう。

 3Dプリンタを使うには、まず、3D-CADを覚える必要があり、
 2004年末からSolidWorksの講習に通い始めたのを覚えています。

 もう10年もたつのか・・・。

 年末年始の休暇を挟み、年明けには操作方法を忘れてしまい、
 また同じことを聞いたりしていました。(その節はすみませんでした)

 テキストと首っ引きで、なんとか使い方を覚えて、使えるようになりました。
 わかってしまえば、そう難しくないものです。

 年明けには、実際に自分の試作品を設計して、作ってみたのです。

 



 捨てる前に写真を撮っていました。
 いま見たら、わけのわからない物ですけど、その当時の考えで試作したものです。

 結局、思ったような精度が出せなくて、けっこう荒いものでした。
 精度の高いものを作るには、機械などの加工条件の限界もあるけど、やはり
 加工時間を要します。

 もちろん、これは最終形ではなくて、これをみんなで見て考えて、ああしたら、
 こうしたら、というキッカケになって役立ったのです。

 上からホルダーをはめるんじゃなくて、こういう部品を作って接着したら簡単じゃない、
 こういうふうに削ったら、精度が出るんじゃない、といった具合でした。

 ラフなものでも、現物があると無いでは全然違いますよね。
 画面上で見るのでも不十分です。やはり、現物ですよ。

 その後、あれこれ検討を進めて工夫した結果、もっと単純になり、
 そして、CNCでも作れるようになりました。

 そのCNCも最初は、なかなかうまくいかなくて、相当苦労しました。
 当時の写真が残っているので、ご紹介します。

 

 一番最初は、プロクソンのミニフライスをCNC化して使おうとしたけど、
 なかなかうまくいかなくて・・・

 (加工中、ハンドルがクルクル回るのを見て、猫がじゃれたりしてたな)

 右上の写真のように、円がイビツになり、どうしても直せませんでした。

 升目を描いたり、階段状の線を描いたりして、原因をつきとめようとした
 痕跡が見えます。
 加工の位置がずれてくるので、おそらく、脱調だろうと思うけれど。

 なにが原因なのか、その当時は全然わからなくて、とにかく、
 もう一度分解して組みなおしてみるとか、グリスを塗ったりとか、
 断片的な情報をかき集めて検討したり、聞いてみてもよくわからないし、
 とうとう、ギブアップしました。うまく動きませんと説明してオークションで
 売り払ったと思います。

 それでもCNCの可能性を信じて、思い切って成晃機械設計のマシンを
 (会社で)導入したのです。一度も試したことがなかったけど、大丈夫だろうと、
 それだけです。もちろん間違いありませんでした。最終的には3台まで増設しました。

 そして個人的には、オリジナルマインドの小さいCNCを買い、組み立てて
 使っていました。



 コンパネを買ってきて、防音ボックスを同僚に作ってもらったな。

 このマシンも、精度や加工サイズに不満が出てきて、やはりオークションで
 売り払ってしまいました。

 その次に、COBRA2520を買ったわけです。


 ところで、3Dプリンタは「夢の機械」のような印象をお持ちの方は、案外
 多いかもしれません。見たことも触ったこともなければ、なおさらでしょう。

 造形物も、写真で見る限りはきれいに見えるだろうけど、現物を手にとって
 よく見ると結構荒いものです。機械の性能や、速度次第ですけれど・・・
 基本的に、加工を早くすると荒くなるのは当然です。たとえば、コップを作れば、
 水が漏れてしまいます。

 現実には、小さい物を作るのでも、それなりに時間がかかります。
 細いソーメンのような糸を垂らして、並べて、積み重ねて・・・の繰り返しです。
 それを0.何ミリ単位でやるので、2mm厚の板を作ろうとしたら、たとえば
 0.1mmの20回です。面を作り、またその上に面を作り・・・の繰り返しで、やっと
 2mmの高さとなります。想像できますか?
 とにかく時間がかかるので、スタートして放置しておいて、あとでのぞいてみたら
 トラブル発生〜〜〜というのはよくある話です。

 フライスは、材料があって、たとえば板やブロックがあって、それに穴をあけたり
 削ったりして形を作ります。3Dプリンタは、細い糸を積み重ねたり並べたりして
 形を作ります。まるっきり違った方法で造形を行います。

 削るか、積むか、の違いです。

 ただの板の四隅に穴をあけた物なら、わざわざ3Dプリンタでそれを作るのは
 ムダというものです。時間がかかります。板を切って、穴をあけたほうが早い。

 だけど、造形の自由さは、3Dプリンタの方が優位です。

 どっちが良いとか悪いとかいう事はない。それぞれの長所を活かして、うまく
 組み合わせて使えば良いと思います。

 さすがに3Dプリンタでカートリッジケースを作るのは、時間がかかりすぎて
 たまらんでしょう。CNCフライスで板を切り出したり削ったりしたほうが(今の
 やり方のほうが)ずっとマシです。

 でも、造形の自由さでは3Dプリンタの利点があります。たとえば原型を作って、
 それをシリコンで型どりして・・・といった活用法はあるでしょうね。

 そういえば、マスゴミのせいで、3Dプリンタが悪者のように扱われてしまいました。

 それは使い方だろうと思います。包丁を使っておいしい料理を作るのか、あるいは、
 人を刺すのか、ということです。コインの表と裏のようです。原子力でもそうです。
 大量破壊兵器か、平和利用か。廃棄物の問題などは有るけど・・・。良いところばかり
 でも、悪いところばかりでもないのです。常に両方あるのです。

 個人でも手に入るもので、データを入手すれば誰でもできる、というところが危険と
 考えられたのかもしれません。

 3Dプリンタだから拳銃が作れた、じゃなくて、別に3Dプリンタじゃなくても拳銃は作れる。
 いろいろ言い出せば、きりがないけど、工業高校などの機械実習室や、町の鉄工所でも、
 旋盤やフライスやブローチ盤、あるいはマシニングを使って、作ろうと思えば作れるでしょう。
 良いか悪いかといえば悪いことですけど。やったらダメだけど。

 金物屋で、子供に刃物を渡さない、という貼り紙を見たことがあります。個人的には、
 それは違うと思います。刃先を人に向けない、といったルールや、正しい使い方を教える
 ことが大切だと思います。
 道具が使えないと不器用になります。料理もできません。
 自分で一度でもケガすれば、リアルに痛みが分かるはずです。ゲームのバーチャルな
 世界とは違うのです。それこそ重要な教育だと思います。

 子供がケガしたらどうするんだ、お前の責任だ、というふうに行ってしまう世の中ですけど
 ハッキリ言って、それはズレてますね。それじゃ、お前は世界標準なのかよ、世界は
 お前を中心に回ってるのかよ・・・と言われそうだけど、私は世界の中心でも何でもない
 けど、・・・ああ、面倒なので省略します。

 私なんか、小学校の低学年の頃は、よく転んでいました。毎日というほとでもないけど、
 転んでひざをすりむいていました。いつも傷があったのを覚えています。そのうち、
 だんだん転ばなくなってきたものです。

 子供の頃は、そんなケガなど日常茶飯事で、親に言ったところで、「あ、そう、赤チン(※)
 でもつけとけば」程度でした。それで、ほっとけば、いつの間にか直っているという感じ。

 (※)赤チン: マーキュロクロム液。水銀が含まれている為、現在では規制されてしまった。
 入手は可能のようです。

 頭から排水溝に落ちて、プロレスラーのように頭から流血して帰ってきたところで、
 母に「痛い、血がたくさん出る」と泣きながら訴えても、「当たり前でしょう、ケガしてるん
 だから」、ぐらいのものでした。
 「血が止まるまで押さえておけば」でオシマイです。

 今だったら、急いで病院へ・・・脳のCTを・・・とか、なるんでしょうかね?

 ブランコで1回、排水溝で1回、記憶に残っているだけで少なくとも2回は、頭から落ちました
 けど、適当に済まされたから、私はバカになったんだね、きっと・・・(笑)

 脱線しましたけど、
 3Dプリンタは、加工時間の短縮は期待できなくて、造形の自由度を重視します。

 加工時間の短縮に関しては、レーザー加工もあわせて検討中です。
 先立つものがあれば、・・・ですけど、この前から見積をとったりして、考えている
 ところです。


■4. 製造 

 1月最後の土曜日は、ほとんどカートリッジケースの製作で終わってしまいました。



 昼前からかかって夜まで、それで5個です。それとネームプレートを2シート分
 作ったぐらいです。

 1個失敗!

 もっとも、それはほとんど機械加工だけの時間で、あとは自分の手作業です。
 各部品をアクリル接着剤で貼り合わせ・・・これは短時間で接着するので
 作業しやすいけど、注射器が使いにくい。

 あれ?出が悪いなと、つい強く押してしまって、液がピューと出てしまい、
 周囲を融かしてしまう失敗もたびたびあります。
 液が付着した部分は、融けて荒れてしまうため、失敗となります。(上の写真)

 いくら失敗といっても、これを作るのにかかった時間を考えると、そう簡単に
 ゴミ箱ポイポイというわけにはいきません。
 部品の組み付けを失敗して、組み立て不可になったもの以外は、見た目が
 悪い程度のものは試作用、自分用として活用しています。

 ところで注射器は、ピストンの押しが重いほうが使いやすいようです。

 これまで、接着剤に添付されていたスポイトから、注射針付きの簡易的なやつ
 も含めて色々使ってきました。

 

 (いずれも針先は尖っていない、接着用のもの)

 スポイトは、指で握っているだけで、液が飛び出してきます。指先の熱だけで
 勢いよく出てくるのです。だから、意図しない時に液が出まくって、よく失敗しました。

 太さの違うものが3種類入っている注射器セットを買い、一番細いものから
 試しています。
 それはピストンの動きが軽くて、最初の印象としては使いやすそうだったけれど、
 実際に接着剤を入れて使ってみたら、軽いのは押しすぎることがあり、かえって
 使いにくかったです。

 なお、使用している溶剤はゴムを侵すので、注射器はそう長くは使えません。
 使用後は速やかに洗う、と書いてあるのを守っているけど、何度か使ううちに
 ゴムがダメになります。

 どんなふうになるかというと、最初は、接着液の中にゴムの粉が混ざるようになります。
 そして、ゴムがふやけるのか?分かりませんが、ピストンを押す時にひっかかります。
 ピストンを抜こうとすると、ゴムの部分だけはずれてしまい、筒の中に残ります。
 おかしいでしょう?新品だった時は、ゴムだけはずれることはありませんでした。
 やはりゴムがふやけて、はずれやすくなっているのです。

 そのひっかかったゴムを取り出そうと、先端からゼムピンをのばした針金を入れて、
 ゴムを破らないように気をつけながら押したりしますが、ゴムが弱くなっているので、
 プスッと穴があいてしまって、はい、終了となりました。

 それを2回やらかして、今度は失敗するまいと、後ろからピンセットを入れて
 取り出してみたものの、やはりゴムが劣化していて、もう使い物になりません。
 ピストンに取り付けても、ゆるいのです。引いた時にはずれてしまいます。
 結局、ゴミ箱ポイポイのポイよ〜。

 とにかく、ゴムがダメです。何度も買い替えになってしまう。ガラス製の注射器が欲しい。


 あと、ナットを接着している部分があって(フタ兼基板押さえ部品)、
 そこはアクリル接着剤ではダメなので、スーパーXを使っています。固まるまで時間が
 かかります。

 ケース本体はマジックリンで洗って、きれいにします。水分を拭き取って乾かします。
 どこかのスキマに水が残っているといけないので、一晩乾かしています。

 それから、ようやく基板を差し込んで組み立て・・・となります。


■5. 現状 

 相変わらず一人で走り回っています。
 自社の仕事(開発設計、通販など)、ソフトの仕事、修理の仕事、色々です。

 設計から製造、販売、修理、ハードもソフトも基板も機構も、デスクワークから
 現場まで、そして外国語も、・・・いままでの経験があって、なんでも一人でこなせます。
 吹けば飛ぶような小さい会社ばかり勤めて、解散も経験して、会社運がなく
 苦労してきたけど、おかげさまで、なんとか生きていけそうです。
 でも、先のことは分からないし、保証もありませんが、・・・いまできる事を精一杯やります。

 納期が目前のものもあるので、しばらくは更新の間隔は空くと思います。
 今回の更新は、合間に少しずつ書き溜めたものです。


189 2015/01/28 多忙 

 仕事に集中する為、更新はしばらくお休みします。

 次回は、2月に入ってから、かも・・・しれません。
 一人で、やることいっぱいなので・・・

 通販などは通常通り受け付けておりますので、誤解の無いように
 お願い致します。駄文の書き連ねが休みです。

 忙しければ儲かってるかって、そんなことはなくて、
 ただ、バタバタしているだけです。

 最近やっている事を、いくつかご紹介します。


FPGAボード(小) 

 ご注文を頂いた分を製作中です。

 (ピンクのは帯電防止シート)

 手作りゆえ、お時間を頂いております。お待たせして、済みません。

 ケースやフタは、先日作りました。

 (右はカートリッジケース)

 基板の製作は、数点の部品を取り寄せ中で、それは明日届く予定です。
 すぐハンダ付けして、検査すれば完成です。

 スーファミコントローラも、改造/製作中です。

 昨夜、中古のコントローラを分解して、マジックリンと歯ブラシで洗浄しました。
 いまは新聞紙の上に並べて、乾燥させています。

 垢まみれで、気持ち悪かったものが、きれいになりました。
 日焼けは仕方ありませんが・・・中古なりに、気持ちよく使って頂けるように
 しています。

 買ってきた中古コントローラのうち1個の、中の基板がダメになっていました。

 

 前の持ち主が、ジュースか何かをこぼしたのでしょう。
 この基板は使えないので、捨てました。残念です。


トランジスタ時計キット Ver.2 

 この前、完成見本1台+キット1台目を納品しました。
 本日、続きのキット5台を荷造りして、発送しました。

 (左)トランジスタを数え中 190個
 (右)スペーサ、ビス類のパッキング

 

 部品をひとつずつ数えてパッキングするという、内職みたいな(内職そのもの)
 仕事をひとりで黙々とこなしていました。

 やはり、メイドさんが必要です。
 標準装備、ひらひらエプ・・・・・・ピー・・・ガーーー

 最後に、
 5個をPPバンドで束ねて、ぐいっと引っ張り、
 汚れないようにプチプチで包んで・・・



 ヨイショ、ヨイショ、と抱えて歩き、ヤマトの営業所から発送しました。

 あと4個をキット化すればOK、合計でキット10台になります。
 だけど、結構な手間と時間がかかります。
 そして旧バージョンの修理分が何台かあります。(ハンダ付けの手直し)

 やはり、メイドさんが必要です。

 できれば、メガ・・・・・・ザザッ・・・・・・で・・・ポニ・・・・・・ピーピー・・・だったら
 最高です。萌え萌えです。(自爆)


188 2015/01/24 現状 

 昨日は午後から作業場に閉じこもり、22時まで、カートリッジケース等を
 製造していました。
 (機械で削っているそばで、部品を接着して組み立て)



 あれだけ時間を費やしても、これだけしかできないんです。
 たまに接着をミスしたりして台無しになると、それだけの時間を捨てた事に
 なるのが悔しいですね。(時間は取り返せない)

 FPGAボード(大)のツマミ部分が欠品だったので、その部品も作りました。
 ほとんどできあがっていた上板部分にそれを接着しました。

 その後、自宅に戻ってから、本体側に取り付けてネジ止めして完成しました。
 すぐ梱包して、その足で郵便局の時間外窓口へ行き、発送してきました。
 ちょうど23時でした。

 帰宅して風呂に入りながら、カートリッジケース4個をマジックリンできれいに
 洗いました。それを一晩よく乾かしたものを、24日の朝から基板を組み込んで
 仕上げたというわけです。



 ケースに組み込んだものを(上の写真では、ICを差し替えやすいように、パネルを
 取り付けていない)、実機で動作テストしました。
 「らむまっくす2」と、「サロンdeふぉ〜」、各2個ずつだったと思います。
 それから梱包して、レターパック3通を発送してきました。

 カートリッジケースに関しては、これまで、パネル部分を接着してはずれないように
 していました。しかし、必要があって分解する時に、接着をしてあると壊さなければ
 基板を取り出すことができなくなります。
 そこで、あえて接着をしないで出荷しています。
 通常の扱い方をしている限り、なかなかはずれないと思います。はずれても、
 軽く押し込めば、パチンとはまります。

 できればビス止めにして、分解を自由にできるようにしたい。それには、ビスが
 表面に出たらいけないし、皿ネジを使うには肉厚が厚くなければなりません。
 いろいろ課題はありますが、いずれ改良したいと考えております。


 その後、デジタル時計キットVer.2の発送準備を進めました。
 先行分で、完成見本1台、キット1号機1台、です。

 これは完成見本

 (このあと、クッションを詰めました)

 今日はとりあえず先行分ですけど、キットをあと9個分準備することに
 なっています。

 抵抗やダイオードなどをひとつずつ数えて、パッキングして・・・・・・

 ただ、机の周辺が、ご覧のようにゴチャゴチャとなっており、
 身動きがとれなくなってきました。

 

 もう、どうにもなりません。

 

 出荷後、少し片付けをしてから、
 FPGAボード(小)の部品実装を開始しました。



 これは本当に手作りで、顕微鏡を見ながら、ひとつひとつチップを付けていきます。
 得意中の得意ではあるけれど、それなりに時間もかかります。
 もしあとで不良が出たら、時間もお金も無駄になりますから、ひとつずつ確実に
 作業を進めていきます。
 (全部の製品について、今までにハンダ不良のクレームはありません)

 FPGAボード(大)は、今回製作分の6台のうち5台は出荷完了しました。
 残り1台は何かと申しますと、海外からお問い合わせを頂いている分です。
 ご購入ということになれば、インボイスを書いて、海外へ発送予定です。
 (輸出には支障のない仕向国です、念のため)

 次回生産については未定ですが、ある程度、リクエストがあれば再生産したいと
 考えております。欲しい方は、リクエストを下さい。

 あとは・・・あちこちからお仕事を頂いておりまして、ひとつは2週間ほどソフトの
 仕事に集中しなければなりません。

 それとは別に、来週はじめには、新しい取引先を訪問することになっています。

 あと、確定申告の資料整理や書類作成を進めないといけません。
 しばらくは忙しいです。

 一人で何もかもやっているので、大変だけれど、文句を言う相手もいないので
 どうしようもありません。今できることを一生懸命やるだけですネ。


187 2015/01/22 さらに発送 

 本日(書いたのは22日)も、商品を送り出しました。



 14時頃、この4箱を抱え、郵便局まで歩いていきました。

 カートリッジケースの製造が間に合ってないので、勝手ながら
 現状、出せる分を先に発送させて頂きました。

 商品を週末までにお届けするには、土曜着を目標に考えると
 できれば木曜、遅くとも金曜には発送しようと決めていました。
 関東、関西では日数が違いますけど、長崎から関西は翌日、
 関東は翌々日です。

 カートリッジの中の基板は、すでに組み上げてあるので、
 あとはケースだけです。今週末までに作り上げる予定です。
 出来上がり次第、発送します。追加の送料はいただきません。

 これが届くまでの間、未完成の各種マニュアルの作成を進めます。


 ところで、発送した荷物は、すべて到着まで追跡を行っています。
 控えを全部残してあり、何日の何時に配達されたか、などの情報も
 きっちりメモしています。



 つまり、配達完了まできちんと見届けています。


 いつものように駄文を書き連ねようと思いましたが(今回は、物づくりに
 ついて書こうとしていた)、
 それよりも先にやるべき仕事が山積なので、ここしばらくは、仕事に集中
 したいと思います。

 おかげさまで、いろんなお仕事を頂いて、本当にありがたい事です。
 今年も皆様のおかげで、なんとか生きていくことができます。

 これからの予定としては、2週間ほどソフトの仕事に集中しなければなりません。
 それと、製造関係、修理関係、あちこちからご依頼を頂いております。

 新たにご注文を頂いた分の製造もあります。

 確定申告も、早く整理して出さないと、あっという間に3月になります。

 トランジスタ式デジタル時計キットVer.2の部品を数えてパッキングして、
 10キットを箱詰めして送り出す仕事もあります。

 次の新製品の設計もあります。

 さらにその先の計画の下準備や部品集めもあります。

 タイトな納期に追われながら、いくつかのプロジェクトを同時進行するのは
 過去に勤めた会社で長年やってきて、慣れっこですけど、
 さすがに苦しい時もあります。去年の今頃も、死にそうでした。

 せめてケースの加工だけでも、時間短縮できないものかと、現在、
 レーザー加工機の購入も検討しているところです。
 それには、先立つものが必要ではあるけれど。もう、頑張るしかないですね!


186 2015/01/21 発送開始しました 

 準備ができた分から、発送開始しました。
 皆さん、お待たせしてすみません。

 まずは「らむまっくす2」から・・・21日の昼に、まとめて送り出しました。
 早ければ、22日の午後にはお手元に届くことでしょう。

 (一部です)

 いつか、近所の郵便ポストを、うちの郵便物だけで満杯にしてみたいです。

 あと、
 いろいろな物をまとめてご注文されている分につきましては、
 全部揃ってから出すか、揃っている分から出すか、迷うところですが、
 いずれにしましても、今週末には、主なものだけでもお手元に届くように
 したいと考えております。


■1. 「らむまっくす2」 

 出荷検査の様子を一部ご紹介します。

 検査に使用した実機は、左の写真のように、PV-7 (カシオ)です。
 右の写真は、白黒モニタの画面です。ちゃんと28815 Bytes freeになっています。
 ちなみに白黒モニタの場合、COLOR 15,0,0のほうが見やすいです。

 

 ついでに、オリジナルの色だと、白黒モニタではどのように表示されるか?



 背景に細かいメッシュがかかったようで、見づらいです。
 (薄い影が見えるのは、このモニタ自体の焼きつきです。よくゲームセンターなどで
 GAME OVERなどが焼きついているでしょう。)

 それにしても何で白黒モニタ・・・? ジャンクで手に入ったので。

 小〜中学の頃は、自分用の白黒テレビを持っていました。当時は白黒テレビが
 よく捨てられていた頃でした。いまのように家電リサイクルは無くて、普通に粗大ゴミでした。

 初めて買ったMSX(HB-101/SONY)も、その白黒テレビにつないで使っていました。

 小学5〜6年生の頃だったかな、
 たまたま、町のゴミ処理場のおじさんと知り合って、収集車(トラック)に乗せてもらいました。
 確か、同級生のじいちゃんだったと思います。田舎という事もあったし、大らかな時代でしたね。

 処理場に着いたら・・・もう、テレビに洗濯機に冷蔵庫に、ラジカセやら色々、山のように
 ありました。ズラ〜〜〜〜〜〜と並んでいました。
 よりどりみどりって言うやつですか? 好きなだけ持っていけと、・・・天国でしたね。

 持って行けと言われたって、小学生だったから自動車もありません。
 そもそも、収集車に乗せてもらっているので・・・帰りも送ってあげるよと、なんと
 素晴らしい待遇でしょう(笑)

 おじさんは、何台か使えそうなテレビを選び出して、並べていました。
 事務所でコンセントにつないで、うつるのを確認したのを覚えています。
 いわゆる「横一」(※)のも、もらったかな。結局3台ほど持ち帰ったと思います。
 短波付きのラジカセも何台か・・・確か RQ448 (松下)もその時にもらったはず。

 (※)
     ブラウン管テレビに特有のよくある故障。
     電源を入れても、水平線1本または、細い帯の中にかろうじて映像らしきものが見える、
     といった症状です。
     多くは、そのまま見ていてもずっと同じですけど、暖まってくると画面が上下に広がって
     普通に見られるようになる症状も修理経験があります。ハンダ割れなどが原因です。
     特に電力の大きい回路で熱ストレスもかかるし、そもそも片面基板ですから、・・・。
     小さいTVだったかな、垂直のICがスポッと抜けて、筐体の中に転がっていたのも
     ありました。ハンダがボロボロだったんですね。

 壊れていなくて、普通に使える物も意外とあったようです。

 壊れたから捨てられたんじゃなくて、単に、白黒は時代遅れだからという理由で
 買い替えの時に捨てられたのが多かったのではないでしょうか。
 漫画に出てきそうな?(いつの時代よ)、鉄の丸っこいキャビネットに丸っこい画面に、
 4本足のついたやつ、そんな真空管の白黒テレビも、よく捨てられていました。

 まあ、そんなふうに白黒モニタを見ながら、昔のことを思い出していました。
 (トシだもんなあ)

 修理して使うのも良いけど、部品取りも重要な目的でした。秋葉原など夢でしたからね。
 現実じゃないんですよ。夢ですよ。
 通販もめったにできないし、そもそも金もないし、だったら拾ってくるしかないわけです。
 抵抗も1本ずつ基板から抜いて使ってましたよね・・・・・・。

 基板から部品をはずしてしまわないで、とりあえずそのまま、基板のまま保管しておくのです。
 そのほうが、必要な抵抗値を探す時に便利でした。基板を隅から隅まで眺めて、あった!
 よかった!と、たかが抵抗1個に、アツくなっていた時代でした。

 でも、ラジオを作ろうとしても、テレビのジャンクにはポリバリコンもバーアンテナも無いので、
 それらは買うしかありませんでした。テレビの基板からはずして使えそうだったのは
 抵抗とトランジスタと、コンデンサ、ダイオードぐらいだったかな。
 ただ、そう都合よく欲しい値のものがついているとは限りません。


★まず、増設RAMとしての動作確認をします。

 試作時に確認を行った内容も含めて、下記のような方法があります。

 ・BASIC起動時に28815バイトと表示されること。

 ・実際に32KB〜64KBないと動作しないソフトを動かしてみる。

 ・8000H、0A000H、0C000H、0E000Hの各番地を読み書きしてみる。
  ひとつを書き換えて、他に波及しない事(イメージ/ゴースト)を確認する。

 ・メモリテストプログラムを走らせてみる。
 
 ・切り離しスイッチON/OFFそれぞれで、BASIC起動時の容量が
  異なることを確認する。

★次に、バックアップRAMとしての動作確認をします。

 BASICプログラムを、らむまっくす2に書き込んで、自動起動させてみる。

 ID書き込みプログラムを実行後、書き込み禁止にして(※1)、



 MSXの電源をいったんOFFにして、再度ONする。

 起動中に止まるので(書き込み禁止のため)、書き込み許可にすると
 BASICが起動する。

 テスト用のBASICプログラムを入力する。
 10 PRINT"OK";:GOTO 10

 書き込み禁止にして、電源OFFする。
 しばらく待ってから、電源ONする。さっき書き込んだプログラムが動作すればOK。
 (ちゃんとバックアップしていれば動作する)

  KOじゃないぞ。OKだぞ。

 OK!_ (_はスペース)にしたら、縦読みでもOK!になりましたよ。(だからなに)



 このように、プログラムがループしている状態で、切り離しスイッチを「切り離し」に
 すると、カートリッジを引き抜いたような状態になるので、BASICがエラーを出して
 止まります。

 何度か電源ON/OFFを繰り返し、毎回、正常に起動することを確認する。

 最後に、
 カートリッジをMSXから抜き取り、パネルをはずして、テスターでバックアップの
 キャパシタ電圧を確認する。

 ※1・・・内蔵のスライドスイッチで切替可能。
      書き込み禁止にしないと、BASIC起動時にメモリがクリアされてしまう。

 ★今回は、カートリッジのパネル部分をあえて接着しませんでした。
  接着してしまうと、基板を取り出したい時に、壊すしかありません。
  それに、あとで色々いじりたくなる事もあるでしょう。

 ★今回使用したキャパシタの背が高く、パネル面とほぼ同一になっているので、
  穴をあけました。それで頭が出てしまっています。
  (旧バージョンは、この部分のパネルを1mm程度に削っていた)



 カートリッジケースは、部品の実装高さ制限が厳しくて、たとえば2SC1815を基板に
 立てて実装できないんです。傾けるか寝かすしかない。



 このように、断面を見ると、ほぼ中央に基板が保持される設計です。自分の設計と
 言うよりもカートリッジの規格です。
 基板の半田面側はご覧のように空いています。これをもっと詰めて、基板からの
 リード線の突出を1mm程度と規定して、1.5〜2mmの間隔で・・・ブツブツ・・・
 (省略)

 DIPのROMをソケット式にしようとしたら、やはり部品の高さがパネル面と同一か、
 はみだしてしまいます。それくらいギリギリです。


■2. トランジスタ式デジタル時計(Ver.2) 

 新しい基板で、見本機を組み上げました。正常に動作しています。



 抵抗などの部品を大きい物にしたり、部品を詰め込まないで少し余裕をもたせたり、
 回路ブロックごとの部品配置を統一するなどの工夫を盛り込んだので、組み立てやすい
 です。

 

 トランジスタ、ダイオードの方向を全て統一しました。

 ”1”の表示を中央に持ってきました。7セグだったら、片方に寄るけど、この16セグなら
 中央に置けるのでバランスが良いですね。



 16セグなら、斜めの線が利用できないか?(4とか)
 あと、1個に2桁分入らないか?と、あえてキュウクツな事を考えてしまいそうですが・・・。

 このセグメントLEDの下にも、ダイオードや抵抗がギッシリ詰めてあるので、
 もうこれ以上は・・・・・・。

 それから、DCジャックを左向きか、下向きか、製作時に選べるようにしました。

 でも、これを組み立てる作業は、なんというか、・・・・・・
 一言で申し上げますと、「電子写経」という言葉で、たとえられましょうか。

 ただひたすらに、・・・、ハンダ付けしなさいと、・・・

 ダイオードロード、抵抗ロード、どこまでも。

 ただひたすら、組み立てに集中していると、ボーッとしてきます。
 無我の境地に達するかもしれません。

 本を積み上げたり、粘着テープ(右下の写真)を利用して、基板を浮かせておき、
 先に部品を差し込んでから、部品面からハンダ付けすると(少しは)ラクです。

 

 本数が多いだけに、リード線を切るのは大変で、「ニッパーだこ」ができるでしょう。

 リード線の切りカス全部

 ネットに接続して、自動的に時刻調整できないか?とか言われそうだけど、
 できるかできないかと言われればできる、本気?

 ちょっとした本棚サイズぐらいになってしまうぞ。たぶん。

 アラーム機能をつけるだけで、どれだけ部品が必要になると思ってるんですか。

 アラーム音は、クロックの分周回路の適当な段からひっぱってくればいいね。
 32768÷2÷2・・・2048あたりがいいかな。

 アラーム音の断続は、1Hz、2Hz、4Hzあたりの組み合わせと、上記の音信号を
 ANDして作る。

 そんなのはいいけど、アラーム時刻を記憶するレジスタ回路と、それと現在時刻
 とを比較する比較回路に、どれだけの部品がいるのか。
 さらに、アラームの設定時に表示を切り替えてやる回路と、押しボタンと・・・。

 同じぐらいの大きさの基板をもう1枚追加して、フラットケーブルでつないで、・・・
 これ何ですか?時計です。なんとアラーム付きですよと。

 ネットにつなぐのは、もっと大変なことになるだろうけど、
 電波時計ぐらいなら・・・(ぐらい?)・・・何とかトランジスタのディスクリート回路で
 できんもんかな、と妄想していました。


 この見本機と、キット10セットを納品することになっています。
 基板は予備として数枚余分に作ってあるので、それと別にキットや完成品を
 販売可能です。

 あんな仕事、こんな仕事をしながら、さらにこんな仕事まで片付けています。

 製作に何時間かかったか、ずっと連続して作業したわけではないので
 カウントしにくいけれど、だいたい6〜8時間かかったと思います。

 あなたも「電子写経」しませんか?

 まだ通販ページには載せていませんが(Ver.1は載っています)、
 Ver.1と同じ価格で、販売できます。


■3. カートリッジケース 

 各種カートリッジ製品用のケースの事です。

 本日(1/21)、「らむまっくす」等を送り出したわけですが、
 これで、先日まとめて製造しておいたカートリッジケースを使い切りました。
 (その製造後に、さらに注文が入った為)

 それで、カートリッジ製品の出荷に遅れが出る可能性があります。
 必要なのは、4〜5個ですが、製造には1個あたり少なくとも1時間かかります。

 パネルと、中身の基板は先に作ってあるので、あとはケースだけです。
 近日中のどこかのタイミングで、製造に集中しなければなりません。

 何個か、しくじったりして、試作用に回すしかない分がもったいない。
 材料よりも時間がもったいない。やはり、レーザー加工機を導入するか?


185 2015/01/20 製造中 

 おかげさまで、たくさんご注文を頂いております。有難うございます。

 もっとも、ピークは今だけで、あとは閑古鳥でしょうから、その合間に
 確定申告の処理などを片付けようと思っています。それが終わったら次の開発です。

 製造も、何もかも一人でやっているので、いっぺんに同時進行できませんが、
 頑張って組み立てていますので、どうか、楽しみにお待ち下さい。

 万一遅くなる場合は、可能な分だけ先にお送りして、別便で分納することも
 あるかもしれません。(その場合は、こちらの責任なので送料負担します)

 ああ、メイドさんが欲しいですね・・・ボソッ。

 じつは昔、嫁はいました。
 でも、行方不明になってしまって・・・もう死んだと思います。

 夜になると甘えてきて、よく、ひざに乗ってきたりして、かわいいやつでしたが。
 狩りが得意で、毛が黒くて、しっぽが長くて・・・ニャ〜。


■1. 製造 

 FPGAボードの部品実装と、ケース加工を先に片付けておいてよかったです。
 もし、今からやっていたら・・・とても処理しきれなかったでしょう。
 すでにケースへの組み込みは完了し、動作確認などの検査を行おうとしています。

 

 カートリッジ物(らむまっくす2、汎用I/O)は、19日の夜までかかって
 ほとんどハンダ付けを終えました。

メガネポニーテールリケジョモエモエ 

 それと、
 ホームセンターに行って、荷造り用のテープやPPバンド、エアパッキンを
 買い揃えてきました。

 物を作るだけじゃなくて、マニュアルも作らなければなりません。
 少なくとも、最低限必要な内容を書いた技術資料だけでも提供する必要が
 あります。

 ケースの組み立てマニュアルを作成しました。完成品をお買い上げの方には
 あまり関係ありませんが、以前に基板をお買い上げの方で、ご自身でケースに
 組み込み作業をされる方もいらっしゃいますので、必要でした。

 ケースに使うビスやスペーサなど一式


■2. 品切れの対応 

 (現物限りの物は除く)ほとんどの自社製品は、いま品切れでもご心配なく。
 たいてい継続生産できますから、是非、リクエストをお送り下さい。
 → お問い合わせ

 できれば、ある程度、数がまとまれば作りやすくなります。

 これまでは、見込みで適当に何台か作りおきをしたり、あるいは
 受注があるたびに、1台ずつ手作りしてきました。

 ところが、(皮肉なことに)物が有る時は、なかなか売れなかったりするのです。
 いつまでも売れずに残ったりして、結構スリリングです。
 無い時に限って、次の生産ありますかと、お問い合わせを頂きます。
 実際、そうなんです。

 適当に作り置きするのは、売れないと在庫の山になるし、
 いったん製品に組み込んでしまうと、基本的に、部品を再利用できませんから、
 製品在庫よりも部品在庫のほうがマシです。

 その考えで、受注のたびに1台ずつ手作りしていたものの、効率は良くありま
 せん。どうせならいっぺんに加工したほうが良いものもあります。

 昨日は1台で、部品箱から1台分の部品を集めて、今日もまた1台で、
 また部品箱から1台分の部品を集めて・・・というのは効率が悪いでしょう。

 いや、昨日と今日だったら、今日2台まとめて作るってできますけど。
 先週と今週だったら、先のことは分からないから、先週の受注時点で
 製作して出荷しますよね。


184 2015/01/18 MFP-CY240Z-A 

 また異物混入ネタですが、今度は自分が原因でした。
 ・・・ああそうですか、終了。

 卵パックのプラスチックが硬くて、しかも欠けやすかった。
 欠ける、開けにくいなと、フライパンの前で苦戦していた時に、
 入ってしまったんでしょうね。気をつけているつもりだったけど。

 

 作った料理を食べている時に、なにやら、かみきれない物があって
 意地になって噛んだけど、なんかおかしいので吐き出してみた。

 ミックスベジタブルなんか、たまに、茎が入っていたりするじゃない
 ですか(以前あった/写真もどこかに有)。最初それかなと思ったけれど。

 見たら、さっきの卵パックのかけら、でした。

 1個目は飲みこんだかもしれません。吐き出したのは2個目です。
 いや、2個あったのかどうかもよく分かりません。1個だったかも。

 ・・・・・・プラスチックを食う、まるでインダストリアだ。

 正確には、プラスチックから石油を再生したり、合成パンを作る。
 (機械の上にプラスチックを入れると、下のコンベアからパンが出てくる。
 いったいどういう仕組みなのか)

 未来少年コナンの世界です。
 本放送は小学校に入る前か後か忘れたけど、かすかな記憶はあります。
 中学の頃、夏休みに再放送があったのでビデオに録画していたものの、
 なんということでしょう、最終回の日は台風で停電、見られませんでした。
 放送時間を過ぎても停電は復旧せず。

 いまでも時々見るけど、これを見ると元気になりますよ。
 セリフを覚えるぐらい、数え切れないぐらい繰り返してみました。
 音声を消して画面だけを見ていても、セリフが聞こえるような感じです。

 コナンとラナがラブラブなんて、40歳過ぎてから気づいた、にぶいやつ(笑)
 なんでジムシイが、いいなコナンのやつ、って言うのかなと思っていた。
 いわゆる、王子様とお姫様パターンですな。子供の頃は何とも思わないで、
 ただ見ていただけ。

 ダイスが委員会で怒られて、ヤケ酒飲んだりしてるのは、この年になって
 改めて見るとよく分かる。子供の頃は、単に酒飲んで酔ってるだけでしょ、
 としか思わなかったけど。
 「な〜にが行政局だ、せっかくのヤケ酒がマズくなる・・・」 とか。

 一番強烈な印象が残っているのは、ギガントに乗り込んで壊しているとき、
 ダイスとジムシイが、「見ろ〜、このでっかいソケット、電気いっぱいだ」、
 「そんなのこっちにもあるよ」、「やるか」、「やるか」と言って、ショートさせる
 シーンが最高でしたね。腹がよじれるというか、もう、異常に面白くて。

 考えてみれば、オス側に電圧が出るような設計は無いと思うんだけどね。
 電源コンセントに、両端オスの延長コードとか、危ない。
 ダイスが尾翼から撃ってくるのだって、その系統の電源を落としてしまえば
 止められるんじゃないかと、余計なこと考えたら、ストーリーが作れないよ。
 いらんツッコミは却下。


■1. FPGAボード(大) MFP-CY240Z-A 

 お待たせしました。



 改めてご紹介しましょう。

 これは、1chipMSXと互換性のあるハードウェアを提供することを目的として
 独自に基板とケースを設計製作したものです。
 実機のバックアップとして(やはり大切にしたいですから)、自由にいじれる物、
 大胆な実験にも使える物の必要性を感じて作った次第です。

 私が所有している実機は、以前にも書きましたように、電解コンデンサが
 液漏れして危ないところでした。パターンが腐食したりする前に気づいて、
 自分で修理して事なきを得ました。このことがきっかけとなり、ハードウェアの
 バックアップが必要と考えました。
 (むかし持っていたMacintoshIIvxが壊れた原因は、電解コンデンサの液漏れで
 気づいた時には基板がひどく腐食しており、手遅れだった経験もあります)

 また、実機が中古品店やオークションなどで、高値で取引されているのを見て、
 そんなに希少で高価だったら、誰でも手に入らないのではないかと思いました。
 それには不満を感じました。
 (私は所有している実機をずっと手元に置きたいので、売る気はありません。)

 加えて、海外の動きを見たのもきっかけでした。韓国などで互換機がいくつか
 出ています。そこで、彼らの行動力に感心すると同時に、なぜ日本に無いのかと
 いう疑問がわいてきました。発祥は日本なのに、その日本には無いのです。
 無ければ作ろう、と。

 Raspberry Pi や、 Arduino なんかも舶来でしょう。なんで日本発のものじゃないん
 だろうか。ルネサスの がじぇるね、は有るけど。
 それに昔から AKI-80 とか、AKI-H8 なんかも愛用してきたけど、近年は、
 あまり目立たない感じがします。

 あんまり大げさな話でもないんですが、とりあえず自分用に基板を作ったので
 よかったらいかがですか、と少量手作りしている次第です。

 いじりやすいように、あえて基板を広くし、大きい部品を使っています。
 表面実装部品(チップ部品)の使用は最小限にしました。これで、信号を測定
 したり、配線を引き出すのも容易になるでしょう。
 なお、これとは別に小型版もあります。

 但し、FPGAの中身(コンフィグROMに書き込むデータ)は書き込んでおらず、
 添付していませんので、別途入手、または作成して、書き込む必要があります。
 FPGAボードと称しているのは、そのためです。出荷時は、まっさらなのです。

 それは言い換えれば、無限?の可能性を秘めているとも言えます。
 MSXに限らず、懐かしの8bitマシン、たとえばMZでもSC-3000でも、FPGAで
 (作れば)実現することができるわけです。エミュレータとは別の次元です。

 FPGA(コンフィグROM)の書き込みソフトはALTERAのサイトから入手できますし、
 書込方法のマニュアルも添付しますので、どなたでも作業可能でしょう。

 書込器があれば、今後もいじれるし、他のCPLDやFPGAを使うものにも使えます。

 最初から書き込んでいない、添付していない理由は、ソフトの著作権のためです。
 FPGAの設計データ、MSXのROM内容などは著作物です。

 本当は、最初から書き込んで販売できればベストでしょう。可能なら、ライセンスの契約を
 考えたいです。ただ、そこで、たぶん金額的に厳しいのではないか。何台売れますかと
 言われると、無理ではないかと躊躇しているところです。今すぐにはできませんが、
 ダメもとで交渉しようかという気持ちもあります。案外、言ってみるものかもしれないけど。
 今後、検討していきたいです。

 出荷前のテストでは、書き込みを行い、一通りの動作確認を行います。
 一晩、連続通電して、翌朝に異常がないか確かめます。
 検査OKであれば、内容を消去してから出荷、という流れになります。

 ところでハードウェアの製造は、当たり前ですが部品代がかかり、避けようが
 ありません。作るのにもお金がかかります。送るのにもお金がかかります。
 安くしようと思うと、部品をたくさん買わないといけない。在庫を抱えて売れないと
 最悪です。かつて実機が5,000台の予約を集めようとしていたのは、その
 理由もあるでしょう。当たり前ですが、部品1個と5,000個では単価がまるで
 違うからです。それに、チップ部品はリール等で購入単位が多いのです。
 ばら売りを買うのは、却って高くつきますね。仕方ないから買うだけで。

 部品の仕入れが必要ない、その点だけに関して言えば、ソフト屋さんは
 うらやましいなと思います。(反発もあるかもしれないのは承知で)
 CDとかDVDとか安価なメディアに書き込んで売る、そしてマニュアルは別に売る、
 というのがちょっと昔のやり方でしたけど、
 最近はそれも不要で、ネットからユーザにダウンロードさせて(手がかからない!)
 自動的に料金を徴収するのですから、物理的な経費もほとんどかからないでしょう。
 まるで自動販売機のように、勝手にお金が入ってくるわけ。

 とにかく、ハードウェアを少量生産したって、お金と手間ばかりかかって儲からないから、
 誰もやらないのではないかと思います。
 私としては、赤字にならないぐらいの適正な価格で、欲しい方のお役に立てれば、
 それで良いと思っています。

 基板の価格は、今回までは据え置きで\18,000といたします。

 ただ、それは円高と消費税5%だった頃のままなのです。現在は仕入れが上がっており、
 特にFPGAやコンフィグROM、DRAMなどは海外から仕入れているので、もろに円安の
 影響を受けています。

 たとえば数千個も買うなら、代理店と交渉できる(したことがある)けど、
 せいぜい数個なので、いわゆる Digikey とか、そのあたりから仕入れるしかありません。
 その値段のままです。誰でも調べれば分かるでしょう。


 基板とケースは、それぞれ別売です。
 ケースは何種類かあって選べるので、あえて別売にしました。

 もともと基板だけで販売していました。ケースができたのは、つい昨日?なのです。
 ケースに関しては、先日、ご紹介いたしました。

 本日(1/17)、ビスやスペーサ等が揃いましたので、
 基板をケースに組み込んでみました。

 この記事を書いている時点で、左の標準色のケースは未組立です。
 これから組み立てます。



 ブラウンスモークは、コーヒーに入れる例のやつのビンの色が
 それに近いかなと思います。微妙に違いますかね・・・?

 **ー*を入れないコーヒーなんて・・・(古すぎ)

 これって、思うのだけど、赤ちゃんの粉ミルクとどう違うんだろうね。
 調べたことはないけど。
 あの缶を買って使えば、お徳用にならないかな?(いくらかは知らない)
 赤ちゃんが飲むものだから、少なくとも、悪いことは無いだろう。
 (飲みたきゃ勝手に飲めとセルフツッコミ)


 以下の写真は、限定スーパーレッド(売約済み)です。
 これを例にして、外観をご紹介します。

 スロットにはスライド式のフタ付き

 USBコネクタ、JOY A/B、SD

 ちなみにDIPスイッチは裏面にあります。

 電源OFF/ON、リセット

 電源やリセットボタンについては、過去の互換性も考えて、いろいろできるように
 工夫してあります。
 この横っ腹の穴ふさぎ用の板も、ご要望があれば作りたいと思います。

 PS/2、VGA、ビデオ、音声、電源

 飾りネジ

 飾りネジは格好良いけれど、値段は高いです。
 ぜいたくに8個も使いましたが、本当は、カドの4個だけで良いでしょう。
 ゆるめたり締めたりするのが面倒ですから、あとの4個はしまっておいて下さい。
 (出荷時は8個付きます)


 基板とケースを同時にご注文頂いた場合、基板をケースに組み込んでから
 出荷致します。その組み込み作業は無料です。

 宅配便での発送となります。
 基板単品のご注文でも、梱包をしっかりする為、宅配便でお送りします。
 (ヤマト宅急便またはゆうパックのうち、安い方)

 基板には、電源アダプタが付属します。
 オマケとして、私の友人が作ったテ*リスもどきを、お送りします。

 今回は、以前ご予約を頂いた方から割り当てとなります。
 お年玉?として、USB-Blaster互換機をオマケで添付します。
 通販は、こちらです。(基板)

 ケースは、こちらをご覧下さい。


■2. らむまっくす2 ZM-MX257A 

 早速、ご注文を頂き、有難うございます。(1月17日記)

 ケースや部品実装すべて手作りなので、いっぺんに作れないのと
 部品は5個分なら間違いなく手元に揃っているという考えから、
 初期在庫数を、とりあえず 5個 に設定しておりました。

 ところが翌日になってみると、いきなり全部出てしまって・・・。
 あわてて部品在庫を再確認し、0から5に再設定しました。

 生基板は元々11枚有り、1枚は試作・動作確認用としました。
 それで、今回売れる分は10枚になります。

 ところが、5個に再設定してからは注文がないので、
 たぶん、5個で世の中の需要は満たされたのだと思います(笑)

 もし万が一、無くなってもご心配なく。少しお待ち頂く事になりますが、
 継続生産は可能です。(リクエストを下さい)

 ただ、追加で作ったら売れないかもしれません。分かりませんが。
 無いと売れる。有ると売れない。不思議なこともありますから。
 そのあたりが心配なので、製作数をどれくらいにしたら、など
 悩みます。

 ところで、カートリッジケース製造時の失敗談をご紹介します。



 ほら、油断したら、こんなことに・・・。

 接着剤が乾かないうちに、うっかり置いてしまったら、塗装が剥がれて、
 くっついてしまいました。
 写真では、ケース側に付着した塗料は既に取り除いてあります。

 これでケース1個、台無しですよ。

 いつも、空き箱の上などに浮かせるようにして置いていたのに、うっかりした。

 ノートPCは古いから、こんな傷は構わないけど、ケースの製作時間が無駄に
 なったのが痛い。製品としては出せないので、自分で使います。(試作用)

 作業中、ピッとはねるのも良くある事、かかった部分の樹脂が融けることも
 あるでしょう。
 メガネのレンズがプラスチックだったら・・・。
 そういえば、着ているセーターはアクリルじゃないですか。

 以前、上向きでハンダ付けした時、ハンダが垂れて、着ていたトレーナーに
 かかった事があります。ポリエステルか何かだったので、溶けて、穴があきまし
 た。新しかったのに!
 (もったいないので、見えない内側に重ねて、いまでも着ています)

 作業服も確かポリエステルで、その時はズボンでした。穴があいただけでなく
 皮膚まで来ましたから、そりゃあ、熱かったですよ。
 これが木綿だったら、焦げはするけど、穴があくのはめったにないでしょう。


183 2015/01/17 「らむまっくす2」と「8255カートリッジ」 

 仕事がさばけない理由?



 作業台の上は、ご覧の通り、埋め尽くされています。
 何か作業するためには、いちいち品物を移動させなければなりません。

 ただ、その引越し先もたいてい空いていないので、荷物をかかえて
 右往左往します。

 トイレの前にダンボールを置くと、トイレに入れなくなります。

 とりあえず、「片付けろよ」と自分の中の人に、いつも言っていますが
 物理的にどうしようもありません。


■1. らむまっくす2 ZM-MX257A 

 MSX用の増設RAMカートリッジです。



 カートリッジケースに組込済みの完成品です。

 メインRAMが8KBや16KB、32KBの機種に差し込むと、64KBになります。
 (※メガRAMではありません)

 基本的には、旧バージョンと同じです。

 旧バージョンとの違い:

  ・切り離しスイッチを追加しました。
   スロットに差したまま、スイッチON/OFFで操作できます。
   もうひとつのスイッチは、旧バージョンにも有りました
   書込禁止/許可スイッチです。

  ・(旧)価格\3,980 →(新)\4,480

  ・ケース色: カステラカラー

 通販は、こちらです。


■2. 8255カートリッジ MPC-EX8255 

 MSX用の汎用I/O、8255カートリッジです。



 8255のピンをそのまま40ピンコネクタ(ピンヘッダ)に引き出しました。
 汎用I/Oとして、ご活用頂けます。

 40ピンコネクタには、外部への5V電源出力もありますので、
 ちょっとした回路を接続し、電源供給できるので便利です。
 電源出力には、逆流防止と過電流保護回路が付いています。

 I/Oアドレスは、DIPスイッチにて変更可能です。
 (DIPスイッチはそれぞれA7〜4に対応しています。また、CPLDには
 A7〜2を引き込んである為、DIPスイッチに関係なく、自由に変更できます)

 フラッシュROM内蔵、プログラムの自動起動などが可能です。
 切り離しスイッチを備えていますので、自動起動を禁止することもできます。

 青LEDを内蔵しています。
 このLEDは、単純に5V電源で点灯しているのではなく、
 CPLDにつながっているので、いわゆる「Lチカ」、動作確認の手段として、
 必要に応じて活用できます。とりあえず現状では、CPLD内部で'H'固定です
 から、単に通電で光るだけです。

 CPLDの内容(QuartusIIのプロジェクトファイル、等価回路図)を添付しますので、
 自由に変更可能です。

 CPLD書換用のJTAG端子付きです。(USB-Blasterは別途ご用意下さい)

 但し、カートリッジケースの穴は小さくしてあるので、USBブラスターのコネクタは、
 そのまま差し込めません。ピンヘッダの相手側のメスコネクタなら差し込めるので、
 オスメス変換を作るか、あるいは一旦、基板をカートリッジケースから取り出してから、
 書き込む必要があります。(大きい穴をあけたくなかったのです。隣の穴とつながる為)

 通販は、こちらです。


182 2015/01/16 FPGAボード(大)専用ケース 

 まずは、FPGAボード(大)専用ケースを、通販ページに掲載したので
 お知らせします。

 ※FPGAボード(大)は MFP-CY240Z または -A のことです。
  (小)は MFP-PCY6240Z または -A のことです。
  型番がややこしいので、(大)(小)としています。


 この専用ケースは、旧バージョン(-A無し)の基板にも共通に使えます。
 以前、基板のみお買い上げ頂いた皆様、大変お待たせ致しました。

 ケースのみのご注文も、もちろん承っております。
 基板と同時にご注文頂いた場合は、基板を組み込んでから発送致します。
 (組み込みの作業料金は無料)

 ケースとビス/スペーサ類のセットになります。
 上面のネジは、カッコイイ、金属製の飾りネジ(ツマミ付き)です。

 おおよその寸法は、長217×幅155×高35mmです。(コネクタ等の突起を含まず)
 アクリル板は3mm厚のものを使用しており、しっかりした作りです。

 基本的に受注生産です。完成品在庫切れの場合、製作に数日かかります。
 現時点では、標準×4個、限定×1個の在庫があります。

 宅配便にて発送します。(ヤマト宅急便またはゆうパック)

 時間をかけてひとつひとつアクリル板を削り出し、手作業で組み立てております。
 金型で大量生産したケースとは異なり、どうしても、このくらいの値段にしないと
 合いません。(作るのが大変なので、どこか安く作れる業者がありましたら
 ご紹介下さい)

 専用ケースは、次の3種類の中から、お選び頂けます。


(1) 標準 

 色はブラウンスモークです。



 宅配便にて発送します。(ヤマト宅急便またはゆうパック)
 通販は、こちらです。


(2) ウルトラレッド”開運”バージョン 【限定1台】 

 写真では分かりませんが、見つめると、目がおかしくなります。
 置いてあるだけで存在感、いや、光ってます。



 本当に開運の効果があるかどうかは分かりません。
 効果は保証できませんが、いわしの頭も何とやら、「縁起物」という事で・・・。



 こんなふうに、置いておくと一発で分かるぐらい目立ちます。
 (モニタの修理の際に撮影した写真にたまたま写っていました)

 ケースとしては上記(1)のものと同じですが、
 材料が高い為、その分、価格は(1)より高くなっております。

 宅配便にて発送します。(ヤマト宅急便またはゆうパック)
 通販は、こちらです。


(3) 簡易 上下板のみ 

 上下の板のみです。スペーサやビスは付属します。
 側面の板や、スロットのフタは付属しません。

 安価に済ませたい方や、しょっちゅう基板をいじくり回す方には
 良いと思います。



 写真は試作機のもので、実際は透明ではなく、(1)と同じブラウンスモーク色と
 なります。透明でわかりにくいので、写真では手前のフチを赤マジックで塗って
 みました。

 ご参考として、実際に基板を組み込んだ状態の写真を示します。



 本品のみご注文の場合、レターパックで発送可能です。
 基板を組み込む場合は、宅配便での発送となります。
 通販は、こちらです。


★ご参考

 ケース上板の予備穴に穴をあけて、市販の押しボタンスイッチを取り付けてみました。
 (秋月電子さんのP-4073、LED付押しボタンスイッチ)

 φ8.0の穴あけが必要です。φ8.0のドリルは、たいていのドリルセットには含まれて
 いないでしょう。セットは、せいぜいφ6.5ぐらいまででしょう。

 そこで、リーマを使って穴径を広げます。最初にリーマの先端が入るぐらいの小さい穴を
 あけて、それから広げていきます。



 最初から穴サイズに削ってあるので、広げやすいです。
 刃が自然に、削りやすいほうに動いていきますから、穴位置の通りにあきます。

 アクリルは欠けやすいので、少しずつゆっくりあけます。
 加工時、アクリルのかけらが飛んだりするので、目に入ったりケガをしないよう
 気をつけてください。

 押しボタンスイッチは、差し込むだけでロックされます。

 

 これは説明の為に、いきなり押しボタンスイッチを取り付けましたが、
 実際には、先にリード線をつけておくべきです。

 

 こんな具合に、取り付けることができます。

 この押しボタンスイッチはLED内蔵なので、光らせるように配線すると
 さらに楽しめそうです。


★他の商品につきましても、準備ができしだい、掲載していきます。
 楽しみにお待ち下さい。


181 2015/01/15 お知らせ

 最近、手がけている各製品について、
 長い間、お待たせして申し訳有りませんでした。

 1月20日頃までには発売開始できる見通しですので、
 お知らせします。

 現在、ケース用のネジやスペーサ等を取り寄せたり、
 ケースの製造を進めております。あと数日かかりそうです。

 

 (↑重ねると重箱のようですね)

 準備できたものから、順次、通販ページに掲載していきます。
 あわせて、このページでもご案内致します。

 恐縮ですが、もうしばらくお待ち下さい。
 宜しくお願い申し上げます。


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