通販商品紹介 (3)

 通販ページに新しく掲載した商品をご紹介します。
 このページは、更新履歴を兼ねています。商品紹介以外の記事もあります。

 数量が限定されている物は、早い者勝ちです。

 リンク先の商品ページの表示が「在庫切れ」になっているもの、
 リンクが切れているものは、売切、削除済みです。ご了承下さい。


  <目次>

   ■90 2014/04/25 さらに追加
   ■89 2014/04/24 商品追加
   ■88 2014/04/16 近況
   ■87 2014/03/19 がんばるぞ!
   ■86 2014/02/19 消費税UPの対応

   ■85 2014/01/29 お知らせ
   ■84 2014/01/25 MFP-PCY6240Z-A完成、他
   ■83 2014/01/23 新ケース試作結果、他
   ■82 2014/01/22 新ケース試作(大きい方)準備、他
   ■81 2014/01/21 新ケース設計中、EverCap他

   ■80 2014/01/16 商品追加、ケース試作(続き)
   ■79 2014/01/14 MFP-PCY6240Z ケース試作
   ■78 2014/01/13 DC安定化電源(中古)など
   ■77 2014/01/12 MFP-PCY6240Z 情報
   ■76 2014/01/11 MFP-PCY6240Z ケース

   ■75 2014/01/09 追加
   ■74 2014/01/05 年始
   ■73 2013/12/25 近況と商品追加
   ■72 2013/12/16 カーボン抵抗470Ω【在庫処分】
   ■71 2013/12/12 通販ページに追加

   ■70 2013/12/06 多忙
   ■69 2013/11/29 いろいろ予告
   ■68 2013/11/20 現状
   ■67 2013/11/11 台湾
   ■66 2013/11/03 最新状況

   ■65 2013/10/28 製作中
   ■64 2013/10/23 旧製品値下げ、通販追加
   ■63 2013/10/21 FPGAボード、通販追加
   ■62 2013/10/20 PS/2とUSB
   ■61 2013/10/19 まもなく完成


 (最新情報が先頭になります。)


■90 2014/04/25 さらに追加 

 商品を追加、じゃなくて、復活しました。

 昨年の通販復活時、在庫の再確認ができていないものは、いったん
 表示させないように設定していたのです。
 それをスッカリ忘れていて、あれ?なんで出てこないんだ?未登録だっけ?
 と、ボケたことを考えた今日この頃でした。新規登録しようとしていました・・・。


●1. DRAM TC514256P-10 東芝



 容量は 1メガビット です。(262,144ワード×4ビット)

 以前は、MN41C4256-08 (パナソニック) が有ったのですが、現在は品切れです。
 その代替として、MSX turbo R (FS-A1ST)などのメモリ増設にご検討下さい。

 数量限定、在庫限りとなります。

 通販は、こちらです。


●2. DRAM HM511000P-12S 日立 



 容量は 1メガビット です。(1,048,576ワード×1ビット)

 昔は、これを8個とか16個並べていましたね。

 通販は、こちらです。


●3. DRAM HM51258P-12 日立 



 容量は 256キロワード です。(262,144ワード×1ビット)

 通販は、こちらです。


●4. ポリエステルテープ No.31D 日東電工 

 トランスの層間絶縁などに使用されるテープです。幅15mm、長さ30mで
 透明です。

 以前掲載していたのですが、品切れとなってからは出していませんでした。
 最近、在庫を発見したので1個限定で売ります。
 ビニール袋に包まれており、保存状態は良いです。

 通販は、こちらです。


●5. PLCC引抜器 

 在庫を発見したので、再掲載します。1個限定です。

 通販は、こちらです。


●6. 結束線 (モノヒラ) φ1.0 小分け5m巻 

 バラの電線を束ねるための結束線です。
 小分け5m巻となります。

 通販は、こちらです。


 このページはいっぱいになったので、新しいページ(4)へ移行します。


■89 2014/04/24 商品追加 

 仕事に集中していると、いろんな事が後回し、ほったらかしになります。
 一区切りついたので、少しずつ、整理を進めています。

 整理するといっても、たとえば蔵書にしても膨大なので、それだけでも大変な
 作業になります。一人で、少しずつやっていくしかありません。

 一方、いらない物はどんどん捨てるようにしています。明らかなゴミは捨てて、
 スッキリしたいものです。

 そうやって整理をしていると、面白いものなどが発掘されます。
 (存在自体を忘れてしまっている! 同じ本を2冊買うなどマヌケな事もたびたび発覚する)

 コレクション的な価値あるものも結構持ってまして、過去にも、かなり手離したのですが、
 生活の為とはいえ、つらいですねえ・・・。売ったら終わりですから。二度と会えない。

 いまも印象に残っているのは、DELICA(三田無線)の真空管試験機です。
 かなりのレア物だったと思います。紛失していたマニュアルを、メーカーから取り寄せて持っていました。
 何年前だったか・・・オークションで激しい競争の末、高値がつきまして、当時の生活費としては
 助かりましたが、やっぱり手元に残しておくべきだったかなと・・・。現実には、ほとんど使わないけど。


●1. X1シリーズ用CP/M V2.2

 長年、大切に保管していた物です。まず現物の写真を示します。

 

 ご覧の通り、説明書とフロッピーディスクのセットになります。
 CZ-5CPM Rel.1.0 SHARP

 説明書の内容は下記の通りです。約196ページあります。

  第1章 CP/Mとは (歴史、動き、互換性、できること、構成)
  第2章 X1用CP/Mを使うにあたって (特徴、各種ファイル、BIOS、起動方法など)
  第3章 ビルトインコマンド (X:、DIR、REN、ERA、など)
  第4章 トランジェントコマンド (STAT、DUMP、PIP、EDなど)
  第5章 X1用CP/Mの特別機能 (FORMAT、COPY、TIME、KEYなど)
  第6章 CP/Mによるプログラム作成 (機械語プログラム作成手順)
  第7章 付録 (コマンドのまとめ、FCB、DMA、など)
  第8章 ワードマスター(WORD MASTER)の使い方

 マスター

 フロッピーにふくまれるファイルは下記の通りです。

  ASM.COM 8080アセンブラ
  BIOS.ASM インテルMDS-800用のBIOSソース
  BIOS.MAC 
  CBIOS.ASM 一般的なBIOSの参考ソース
  CMT.COM 
  COPY.COM 
  CPM60N.SYS 
  CPM60X.SYS 
  DDT.COM デバッガ
  DEBLOCK.ASM ブロッキング・デブロッキングの為の参考プログラム
  DISKDEF.LIB ディスクパラメータ・テーブル作成の為のマクロライブラリ
  DUMP.ASM DUMP.COMのソース
  DUMP.COM ダンプ表示
  ED.COM テキストエディタ
  FORMAT.COM 
  KEY.COM 
  LOAD.COM HEXファイルをオブジェクトに変換、セーブ
  MOVCPM.COM CP/Mサイズ変更
  PIP.COM データ転送
  STARTUP.COM 
  STAT.COM ファイル等の設定と状況報告
  SUBMIT.COM バッチ処理
  SYSGEN.COM システムのコピー・セーブ
  TERM.COM 
  TIME.COM 
  WM.COM 
  WM.HLP 
  WMKANA.HLP 
  XBIOS.MAC 
  XSUB.COM SUBMIT拡張用

 フロッピーは、全セクターの読み出し確認済みです。
 X1実機が無い為、MZ-2000とMZ-1F07を利用して、読み出しを行いました。

 貴重なマスターですから、これをバックアップしたフロッピーを1枚添付します。
 (5インチ2D)

 古いものなので、バインダーやマニュアルには汚れやキズがあります。

 宅配便で発送します。バインダーが不要なら、レターパックでも発送できそうです。

 限定1セットです。
 通販は、こちらです。


■88 2014/04/16 近況 

 ごぶさたしております。

 ひとつ大きい仕事の区切りがついたら、気が抜けてしまいました。
 昨年末から休み無しでやってきたので、一休みということで。

 開発は、本当に大変だった・・・。


 それから、ちょこちょこした仕事をこなしながら、あれこれ調べたり読んだりして
 過ごしていました。

 実際にいくつか試作したものや、設計やりかけの物がありますけど、
 小出しにしないで、まとめて発表したいと考えています。

 金のことを考えて仕事をしたくないが、生活できないと困りますから、少しでも
 稼いでいくようにしなければなりません。

 大きい仕事は区切り、といっても、まだ5月ぐらいまでは少し修正が入るので
 内容を忘れないようにしなければなりません。
 ちょうど、中国の現場への出張になるような話が舞い込んできたけれど、
 前述の修正のことも考えて、さすがに2週間も家をあけられないなと思います。

 ところで、4月1日から消費税が上がりましたが、
 うちの通販は送料以外、値上げをしておりません。
 商品価格は以前のままです。
 価格の変更が面倒くさいから変更しなかったというのが本音ですが(笑)
 これまで同様にご利用下さいますようお願い申し上げます。

 部屋の整理をしながら、在庫のリストアップもして、商品追加を再開するつもりです。
 忙しい時は、何でもほったらかしですから。

 毎日、少しずつでも時間を作って、続けて整理していくのが良いです。自分の経験では。
 ちょっとでもいいんです。今日は、このあたりを少し整理してみよう、という具合に。
 紙の資料は極力スキャナーにかけて、とにかく置き場所をとるような物は無くして行きます。

 この前、思い切って、古いフロッピーディスクをゴッソリ捨てました。
 どっちみちカビがはえていて、正常に読み込みができなかったものです。
 意地でも読み込みたいのがあって、カビを拭ってみたけど(綿棒にアルコールをしませて拭い
 てみた)、あまりかんばしくなかった。
 それと、68KのMacintoshのように、読み込める実機がすでに無かったりしてどうしようも
 ないやつもありました。中古で探すほどでもないので、さっさと捨てました。

 さらにMOディスクも20枚ぐらい出てきて、128MBのやつですけど・・・これもMacintosh用
 でした。
 ディスクドライブは、手元には無いけど、現在でも購入しようと思えば購入できる。
 MOディスクは保存性にすぐれているメディアのようですが、ドライブがなければどうしようも
 ありません。
 だけど、ほとんどフリーソフトとか当時のシステムのバックアップ、アニメの画像データなどで
 どうでもいいので、あえて読み出す必要もありません。
 さすがに当時高かったので、捨てるのに少し抵抗はありますね。どなたかいりませんか?
 フォーマットし直せばWindowsでも使用できます。実際、当時はMS-DOSやWindowsでも
 使用していました。
 一応、ジャンクとして売りに出してみようと思います。
 カバーをはずしたら、中のディスクは結構きれいですから・・・飾りになるかも。

 それから、最近、ラジオキットの修理を頼まれてやっていました。組立も。

 現在のラジオキットはほとんど中国製で、日本製は本当に少なくなりました。いや、
 ほとんど無いと言ったほうがいいかも?
 また、その中国キットは安いですからね。数百円から1,000円台でしょう。中国の現地では
 いくらなのか、日本の各社の通販で見かける型式のものは一通り調べてあります。
 現地では、びっくりするほど安いんです。まあ、100均ラジオもありましたから、驚くことでは
 ないかな。日本国内で、部品をばらで揃えたら絶対無理です。

 輸入に関しては、特に送料がかかるけど、その分を加えても日本国内で、この値段。
 みんながやっているから、あえて私は中国からラジオキットを仕入れて売るつもりはない
 です。品質にも不満がありますから。

 何種類も買って作ってみたけれど、やはり品質は劣ります。値段相応のものでした。
 特に、電池ホルダー部分の作りが悪い。これじゃ割れても仕方ない。電池をバネで
 押してるから、こんな構造じゃ、プラスチックが割れるのは当たり前だと思いました。
 アクリル板の切れ端か何か、あるいはホットボンドを流し込んで固めるか。

 白や黒のポリエチレンですか、その電池ホルダーを利用したものは比較的まともに見えましたが、
 電池を入れると、電池が長すぎるのか?(笑)と思うぐらい、ホルダーが外側に膨らんでしまって、
 長期的には、やはり割れるのではないかと思います。プラス側の接触も浮きそうな感じだし。
 最初から寸法を間違ってるのか、収縮を考慮しなかったのか、理由はわからないけど。

 じつは私、電池ホルダーの設計をしたことがあります。
 ある機器のケース設計の中で、電池ホルダーを組み込むことにしたのです。それで市販の
 電池ホルダーの構造を参考にしたり、バネを探したり、あれこれ試行錯誤したものです。

 ぜんぜん関係ない話になってしまいましたが、これから、毎日ではないけれど更新していきながら
 商品を追加していこうと思います。宜しくお願い致します。

 あと、
 サーバ会社が提供しているCGIが5月中に使用できなくなるので、アクセスカウンタの一部や、
 メールフォーム等を修正していきます。

 手始めに、メールフォームが2種類あったのを、通販ページのものに統一しました。


 以下は商品追加情報です。

●1. MOディスク(中古) 

 この前、フロッピーディスクはかなり捨てたんですが、さらに MOディスク も出てきました。
 18枚あります。

 いまさら使わないんですけど、当時高かったので、捨てるのがためらわれますね。
 でも、ドライブがないので、どうしようもありません。

 容量は、 128MB です。

 1995年頃、Macintoshで使っていたものです。
 フォーマットすれば、Windowsでも使用できます。

 ラベルがきれいに剥がせない物がありますが、機能には影響しませんので、現状渡しと
 させて頂きます。

 MOドライブが無いため、内容を消去することができません。
 必ず、消去してからご使用下さい。

 内容は大したことなくて、Macintosh用のフリーソフトなどが入っているようです。
 68K用、いまのMacintoshで動くのかどうか不明です。

 なお、処分価格のジャンク扱いですので、返品には応じられません。


 通販は、こちらです。


●2. C-MOSロジックIC各種 

 4000、及び、4500シリーズのC-MOSロジックIC各種を、通販に登録しました。

 メーカーは日立、東芝、モトローラ等です。
 (在庫限りなので、メーカー指定はできません)

 全てDIPパッケージです。

 4001 quad 2 input NOR gate
 4002 dual 4 input NOR gate
 4011 quad 2 input NAND gate
 4012 dual 4 input NAND gate
 4013 dual D flipflop
 4015 dual 4bit static shift register
 4017 decade counter
 4020 14bit binary counter
 4023 triple 3 input NAND gate
 4024 7stage ripple counter
 4027 dual JK flipflop
 4040 12bit binary counter
 4049 hex inverting buffer
 4050 hex non inverting buffer
 4053 analog multiplexers/demultiplexers
 4066 quad analog switch/multiplexer
 4069 hex inverter
 4073 triple 3 input AND gate
 4082 dual 4 input AND gate
 4504 TTL or CMOS to CMOS hex level shifter
 4572 hex gate

 こちらのカテゴリの中にあります。「検索」もご利用下さい。


 4000、4500シリーズは、電源電圧範囲が広いのが特徴ですね。

 昔、「ラジオの製作」や「初歩のラジオ」のデジタル回路の製作記事で
 よく使われていました。4011とか、4017、4069あたりが多かったと思います。
 上記リストには無いけれど、4093は発振回路によく使われましたね。
 ゲート制御できるから便利でした。

 私が印象に残っているのは、にわとりの声が出るマシン・・・4017と
 4093を組み合わせたものでした。2種類の周波数を切り替えて、
 コ、ケ、コ、コー、と、正直に申しますと音痴でしたが(笑)
 面白いことができるなと感心したものです。

 松本悟さんのデジタルゲームシリーズにも使われていたし・・・。

 昔の(歳のせいか)、エレキットに「すずむし」、「まつむし」、「ひぐらし」などの
 声を出すキットがありました。いくつか作りましたけど、なかなかリアルでした。
 隠しておいて、人を驚かせたことがあります。
 それらは、だいたい2チップぐらいで構成されてなかったかと思います。
 デジタルだけじゃなくて、コンデンサとか抵抗、ダイオードを組み合わせた
 アナログっぽい回路でしたけどね。それにしてたったそれだけの部品で、
 なかなかすごいことができるものだと思いました。

 4053や4066は、アナログスイッチとして現在もよく使われるのではないでしょうか。

 4572は、インバータ、NOR、NANDがひとつのパッケージに入っているものです。
 TTLの74シリーズには無い、ユニークなICです。
 詳細は忘れてしまいましたが、その特徴を活かした製作記事を見たことがあります。

 電子サイコロを、いかに少ないICで作るかという記事も印象に残っています。
 7セグの数字で表示するか、あるいはLEDをサイコロの目のように並べて表示するか、
 どっちか忘れましたけど、1チップじゃなかったかな。ダイオードを組み合わせていたような。
 (あいまいな記憶でスミマセン)
 自分なりに考えてみると頭の体操になりますね。
 いや、別に・・・PIC×1個にプログラムでもいいけど・・・・・・(-_-;)


■87 2014/03/19 がんばるぞ! 

 ちょうど、1ヶ月ぶりの更新です。

 ちょうど大きい仕事の区切りがついて、図面整理などをボチボチやっているところです。
 結局、11月中旬から4ヶ月かかりました。ハードもソフトもすべて自分でやれるけど、
 やはり、一人では大変でした。予想外のこともあって、余計に苦労しましたが、
 完成して良かったと思います。試行錯誤もあったけれど、ノウハウ等、得るものも大きかったと
 思っています。

 ところで、冒頭の・・・何をどうがんばるのか?
 まあ、今やれることを精一杯がんばる、これに尽きるのではないかと思います。

 とにかく生活していけるようになること。そして事業の継続の為、最善努力すること。
 これらが達成できたら、次を考えて実行する。

 嫁も子供もいないし、酒も女もギャンブルも車にも食べ物にも興味がないし、ぜいたくしないから
 お金はそんなに必要ないけど(収入が少ないほうが、税金とか国保の額が減るので嬉しい)、
 生活が成り立たないようではどうしようもありません。

 会社勤めはするのかしないのか?聞かれるけど、あるいは自分でも時々考えるけど、
 もうコリゴリというか・・・、これまで、良い会社には恵まれなかった。

 今度は、もう、誘われても簡単にはついていかないぞと思います。

 会社勤めは、身を削ってがんばっても報われない。奴隷のようにこき使われるだけ。そうとしか思えない。
 終身雇用はないし、途中でつぶれたのも実際に体験した。

 面接に行ったのは、学校を卒業して一番最初に勤めた会社だけで、あとは知人の紹介とか、
 私の仕事ぶりを見た先方の社長に誘われたりして入った会社ばかりです。みんな小規模のベンチャ
 企業ばかりでした。

 結局、会社が傾いて解散したりとか、つぶれなくても人員整理とか。社長が変人で、みんながすぐにやめていく、
 いわゆるブラック企業にいたこともあります。あのときはネチネチ言われて、精神的にもおかしくなったっけ。

 がんばって稼いで、会社に貢献する。みんなで利益を分配する。それはいいんだけど、
 上の連中が酒や女にはまったり、平日にゴルフで遊んだりしているのを見てきた。それがいやだった。
 同族会社で、身内だけいい思いをしたりとかね。公私混同とか。それで社員には還元しようとしない。
 残業代どころか、休日に出てきても、食事代も出ない。うそをつく。ずるいことばかり考えている。こんなのと
 関わりあってもつまんないし、話がわかる人じゃないし、見切りをつけたわけです。

 あまりネガティブな話題もよくないでしょうから、これくらいにしておきます。
 もっと聞きたい方は直接聞きにきてください。とてもネット上には書けないような貴重な経験をしています。
 (複数のブラック企業の実例とか、民事裁判とか、国税とか、色々)


 ところで、あれこれ新しいことも考えています。そして実行しようとしています。

 動画サイトの活用もしないといけないな。YOUTUBEのチャンネル、数年ほったらかしで、忘れていた。

 昨日だったか、外国人がコメントをくれて、彼曰く、「日本語がわかればなあ!」という
 意味だったと思います。(自作Z80マイコンの紹介を私がしゃべっている動画です。話が主体なので、
 日本語がわかればいいのに、と思ったのでしょう)

 私は日本語のほか、英語、中国語も(ペラペラまではいかない未熟者だが)話せるから、
 今度は、それで話しながら、商品紹介の動画などを作ろうと思います。よい勉強になりそうです。

 現実は、どうなるか予想すると、・・・・・・
 単語をど忘れしたりして、辞書めくりながら・・・あっ、くそっ、辞書を引くまでもなかったじゃん。
 知ってたのに。なんで思い出せないんだ>自分の脳 ・・・・・・なんて具合になりそうだ。


 試しにWindowsをバージョンアップしてみたが、なんらメリットは感じられなかった。脅されて金を払わされている
 だけじゃないかと思う。そんな水を飲んだらガンになるとか。たたりがあるから、あれこれ買えとか、そんなのと
 同じような次元になってないか。新しくしたって、余計に処理が重くなるだけ。別に今まで通りで不便はなかった。
 セキュリティがどうのこうのは作った側の責任だと思っている。そりゃあ、新しいものを売らなければ商売にならない。
 それはわかるけど。

 いままで、だまされてきたようなもんだな。今頃気づいたか?(笑) 途中で固まったりするようないい加減なものを
 有料で買わされてきたんだよ?(正確には、買ってるんじゃなくて、使わせてやってるという態度での使用料と、
 これはあくまでも個人的な解釈:)

 この課題について議論する気はないので、議論をふっかけてこないでください。自分の考えを書いただけです。

 パソコンを教える側としては、画面が変わるのが一番困る。画面が変わっただけでもパニックになる人もいるんだよ。
 「戻せ」って言われたこともある。プログラムの中身が変わっても表面からわからないから、画面も変えないと
 新鮮味がないだろうけど、やっと操作を覚えた人にとっては、画面が変わるのは・・・また覚えないといけないという
 負担になるんだ。
 ファイルがどこにいったのか、どこがどうなったのか、また覚えないといけない。好き勝手に変えやがって、と思う。

 まあ、素人は無茶も言うけどね。
 新しいPCを買ったので、古いPCに入っている(違法コピー)ソフトを移したい、とか。(マスターCDが手元にない)
 いや、それは移せませんよ、法律の問題は別としても、出せないからって言ったら、「なんで?入れたものなら
 出せるだろう」という。
 入れたものは出せる、うん、ある意味では正しいよな。(食べたものを吐いても元通りにならないと言えばよかった?)
 ファイル一式と、レジストリも含めて探し出せば、移せるだろうけど。でも、そこまで面倒をみる必要があるのか?

 もう、何を言いたいのやら自分でもよくわかりませんが(笑)

 個人的にXPは2010年から使い始めました。それまでは98か、2000でした。ちなみに一番最初はNT3.51でした。
 今回は7を入れてみました。なぜ8にしない?ソフトは枯れたものが良いと考えているからです。出始めには
 買わない。どうせ修正が入る。数年たってから使うようにしています。


 Arduinoを使う意味も個人的にはよくわかりません。Arduinoは去年あたりから使い始めました。
 AVRをいじり始めた頃からAVR Studio(現在はAtmel Studioですか)を使ってきたので、それが慣れています。
 内部的には同じコンパイラを使っているので、結局、AVR Studioの時と同様なC言語のプログラムを書いています。

 良いのは、プロトタイプ宣言を書かなくていいから楽とか(たいしたことないけど)、便利なライブラリがあって助かる。
 ライブラリは使わせて頂いています。いままで新しいデバイスを使うたびにいちいち自作していた。
 それと、USBケーブル1本で書き込みできて、専用書き込み機が不要でいいな、ぐらいか。

 いや、じつはArduinoで15,000行ぐらいの巨大なプログラムを作ったんです。いろんな機能をフルに動かすやつを。
 イーサネットも、TCP/IPサーバとクライアント、それとUDP/IPを全部動かして。常にデータを送受信しまくりで。
 メモリもいっぱいいっぱい使っています。SPIにつながっているデバイスも多いです。
 それが途中でトラブって、原因がわからず困ったので詳しい人に聞きに行ったんです。
 そしたら、Arduinoでそんな大きいプログラムや複雑なことはさせないほうがいいですよと(笑)。 
 私はヘコみましたよ・・・そんなこと知りませんから。えーって。

 メモリ管理があやしいみたいですとか、ライブラリにバグがあるかも、開発環境にもバグがあるのでは?と
 言われたので、何が悪いのか原因が特定できていない状況では、余計に不安になっていました。
 それで必死になって、ライブラリのソースを読みまくったりしました。ネットで検索したって答えはほとんどありません。
 結局、自己責任で使うものですからね。質問を投げてもすぐに答えが来るかわからないから、自分で努力するしか
 ありませんでした。
 このように試行錯誤はあったけれど、最終的には、きちんと動作するシステムを仕上げることができました。


 まあとにかく、がんばっていきますので、皆様、今後ともよろしくお願い申し上げます。


 言い忘れていました。

 おかげさまで通販のご注文を継続して頂いておりますが、たまにキャンセル?の方がいらっしゃいます。
 入金ご案内のメール後、1週間以上経過しても特に連絡を頂かなければキャンセルとして処理しています。
 それ自体は構わないんですが、メールが届いていないのではないかと思われる例もありました。

 たとえば携帯電話のメールを利用した場合です。docomo.ne.jp とか。
 PCからのメールを拒否する設定がありますよね。それを解除していないと、弊社からのメールを受信することが
 できません。あと、迷惑メールフォルダに入っていないか、ご確認ください。

 ご注文完了後、すぐに通販システムから自動的にメールが送信される仕組みになっています。
 もし、何もメールが来ないようでしたら、お手数ですが、「お問い合わせ」よりご連絡ください。


■86 2014/02/19 消費税UPの対応 

 ずいぶん久しぶりの更新となります。大変ご無沙汰しております。

 年末から進めている設計案件は、ようやく完成が見えてきました。
 特に2月はじめからは現地調整で死にかけましたが、四苦八苦しながら
 乗り越えました。しかし、まだ終わりではありません。月末に向けて
 頑張っています。

 さらに、確定申告に関しても何も手つかずで、それも片づけないと
 落ち着きません。
 やりたい事はたくさんあるんですが、一人で設計も製造も、そのほか色々も
 回していくのは本当に大変です。


 さて、消費税UPの対応について、ここに考えを述べたいと思います。

 じつは消費税UPは、つい最近知ったのです。
 テレビを所有しておらず、ネットのニュースもあえて見ておりませんので、
 (時間節約の為)
 世の中の動きからほとんど隔絶してしまっている私です(笑)。

 周囲の人から、宅急便が値上げで困る〜という話を聞いたのがきっかけで
 消費税UPに伴う動きが気になり、あれこれ調べた次第です。


●1.商品の価格 

 現時点で掲載しているものは、価格の変更はしません。

 書き換える手間が大変です。そんな、こまごました仕事に費やす時間はありません。
 ただ、4月1日以降に追加する商品については、消費税を考慮した金額設定にする
 つもりです。
 消費税分を頂いても頂かなくても儲からないんですけれど。その意味では、あまり
 関係ありません。

●2.送料について 

 郵便も運送各社も値上げの動きがあります。

 弊社で一番よく利用しているレターパックは、4月1日以降、
 レターパックプラスが、500円 →510円、
 レターパックライトが、350円 →360円、となります。

 4月1日以降のご注文は、新しい送料の金額に切り換えさせて頂きます。

 手元に10枚ぐらいずつ買い置きしてあるのが、4月まで残るかどうか・・・は
 個人的な心配です。差額の切手を買って、貼らないといけないんですね。
 (後日記3/19: 買い置きは、ほぼ使い切りました)

 レターパック以外の発送手段として、これまで営業所の近いヤマトを利用してきましたが、
 値上げが私の許容範囲を超えたら、他社を検討するつもりです。

 次に近いのは郵便局です。ゆうパックに切り換える可能性があります。

 佐川や福山通運は隣の市にあり、対応が良くなくて、難しいです。

 毎日でも出荷していれば、夕方とか集荷に来てもらえるんですが、
 今はほとんどレターパックですから、集荷に来てもらうのは難しいですね。


 以上のようになります。うちは世の中から隔絶しているので、大きな影響はありません。
 銀行の振り込み手数料も上がるんだろうか?まだ調べていませんが、上がるかもしれませんね。

 なお、PayPalでのお支払いも利用可能です。
 但し、私の口座に入るのは手数料を引かれた金額になります。それで、手数料分を
 上乗せして請求させてください。

 クレジットカード(デビットカード)を持っていれば、それとPayPalのアカウントがあれば、
 銀行のATMまで行かなくても、ご自身のPCからいつでも送金できるので便利です。
 休日でも、すぐにご入金確認ができます。

 この話は、消費税とは直接関係ありませんでした。

 また関係ない話、

 Windows XPのサポート終了も、面倒くさいことですなあ。
 そんなの「マイクロソフトの勝手」だろうと個人的には思います。
 使い続けるとセキュリティがヤバイとか、それを作ったのは、あなた方でしょうが。
 そもそも、大事な部分をアメリカの一企業に握られているのがおかしいです。
 依存しているから、根っこを握られているから、金を払わされるのです。
 セキュリティがどうのこうのとか、自作自演じゃないのかと個人的には疑っています。
 中身は分からないからね!
 少なくとも自動アップデートがあるので、何でも出来る。動かなくするのも不可能では
 ないでしょう。ネットから切り離さない限り。(ネットから切り離したら止まるようになるかも?)
 セキュリティ対策とか表示されてるけど、本当は何をしているのか?と個人的には
 疑いながら見ています(笑)。

 (いろんな意味で)都合の悪いファイルとか勝手に消すのも技術的には十分可能でしょう。

 昔の8ビットのパソコン(マイコン)の頃にマイクロソフトのBASICを使い始めてから
 長いつきあいですが、この機会に距離をおかないといけないなあ、と最近考えていました。

 基本的にハード屋の私ですが、ハード屋からみて、ソフトというのは未完成でも出荷
 できるところが、なんというか・・・甘えているようにも感じます。
 そりゃあ、あとから書き換えは容易にできるでしょうけど。
 遠隔操作で基板のパターンを切ったり、ジャンパー線をつないだりできませんからね。
 FPGAなら書き換えも可能だろうけれど。
 私の考え方が古いのかもしれないけど、未完成の物を出荷できるなんて、それで
 お金を頂けるなんて、やっぱり、ちょっと・・・。うーん、特別なんでしょうな。

 まさに最近、時間をかけて現場に出向き、マイコンのファームを修正版に書き換えたり
 現場でテストしてデバッグや調整をしてますから、なおさら、そう思うのでしょう。


 いや、すみません。つまらない事を書いてしまいました。

 では皆さん、いまの仕事が終わり、確定申告が済むまで、またしばらくの間、
 更新できないと思います。3月15日ぐらいまでには落ち着いているでしょう。
 通販や問い合わせ対応などは普通に対応していますから、ご安心下さい。

 宜しくお願い申し上げます。


■85 2014/01/29 お知らせ 

 設計業務多忙の為、2月中はサイト更新がほとんどできないでしょう。
 3月になって、確定申告の処理が済めば、余裕が出てくると思います。

 別に業務休止ではないので誤解のないようにお願い致します。
 通販は、対応が遅れる事もあるかもしれませんが、受け付けております。

 次の写真は、おまけです。

 

 まるでICのボンディングかと、見間違えますね。
 このICは、5mm角のものです。小さいです。

 カドのハンダは盛りすぎだが、まあ、仮固定の時にザッとやってそのままですから。

 上の写真は、バラックでちょっと動かして確認した時のやつでした。

 最終的には、プリント基板を設計製作し、やはり自分で手作業ハンダ付けしました。

 余裕でハンダ付けできますね。

 プリント基板にどうやって手作業で付けるの?と悩む前に、手を動かしてみれば良いです。
 確かに、ハンダがきちんと付いているか確認するのは、マイクロスコープを使っても、
 角度的に見づらくて大変でしたが、何とかなるもんです。
 手作業のリフローでもいいけれど。 ハンダごてでもハンダ付けは可能です。


 ところで、ポリウレタン線でしたっけ。
 これは結構、重宝するものですが、じつは私は長年、ラッピングワイヤ命!でした。
 緑色の0.26のジュンフロン線。

 某社で、緑色の0.26のジュンフロン線は、標準として使っていた物です。
 なぜ緑色か?たぶん基板のレジストの色に合わせたのでは?同じ色には見えないが、
 目立たないように配慮したのかもしれません。
 場合によっては黒のものも使いました。DIPのICの下をくぐらせたりして、目立たないように
 した覚えがあります。VMEボードなどの基板ユニットを製造販売していたので、一般の製品
 とは違い、お客さんには基板が見えますから、見た目には気を遣っていたのでしょう。
 基本的にはジャンパー線は無しでした。

 AVME-1**だな・・・。MC68000が載ってる。

 (NHK 「電子立国日本の自叙伝6 ミクロン世界の技術大国」 より、24年前の画像の乱れた
 古いビデオテープから画面を撮影。ワイヤーボンダーの制御に使用されていた基板です。)

 あの紫色のバックアップ用リチウム電池(TADIRANだったか?)、バージョン用の丸シール
 (青と黄)、赤いジャンパーソケット、パネル付けのLEDのリード線が1回巻き、
 ・・・モロに、見覚えのある基板です。

 そういえば私も、上の写真のものではありませんが、いくつかを設計担当した事が有ります。
 パルスモーター制御ボード346とかA/D変換ボード500あたりです。長年、製品カタログに
 載っていましたが、さすがにVMEも古くなって、もう製造してないかもしれませんね。

 基板サイズがダブルハイトで、この決まったサイズの中にDIPのICをビッチリ隙間無く詰めて
 いました。当然、4層でも足りず6層基板を主に使っていたと思います。2階建てのソケットを
 使って、600milのROMなどのICの下に、さらに別の300milのICなどを詰め込んでいたのです。

 64MBのメモリボードも、このサイズにビッチリとDRAMが並んでいて、当時のメモリの集積度
 ですから・・・容量的にも、スゲエ、とその時びっくりしたもんです。
 それのメモリテスト中に(丸一日かかるとか)、へえー、と感心しながら眺めるだけでは足りなくて、
 ついつい端末をさわったらおかしくなり、また最初からやり直しじゃないかと、担当者から
 怒られたのを覚えています。


 さて、最初に出てきたポリウレタン線は、学生の頃に買った物です。1990年頃。遠い昔。
 いまだに持っているのです。ほとんど使わなかったから。

 ワイヤリングペンというものを、当時、長崎市にあったデンキのカホで見つけました。
 こりゃ便利そうだな、と買ったものの、その頃に持っていたハンダごてでは、うまく
 被覆が融けず、なんやこれ、全然使い物にならんやん!と放置して、それっきり、でした。

 ワイヤリングペン本体は、使い物にならんと思って、当時すぐに捨ててしまいました。
 線を巻いたボビンだけ取っておいたのです。

 ポリウレタン線は、小型のトランスやコイルを作るときに使いますよね。
 ボビンのピンにそのまま巻き付けて、卓上ディップ槽の融けたハンダにつけると
 被覆が融けて、きれいにハンダ付けできます。そういうふうに使われている物です。


 ところで、これは、例のFPGAボードです。

 

 抵抗はひとつひとつ手作業でハンダ付けしています。ディップ槽は使っていません。

 とても手間のかかる作業です。
 まず、リードを曲げるところから始まります。昔は便利な道具があったのに、最近は
 需要がないので売っていません。

 (サンハヤトのRB-2のような道具のことではありません。もっと高級で、グリップを握ると
 あらかじめ調整したゲージ通りに抵抗をフォーミングできる道具です。海外も探したら
 一応有ったけれど、5mmピッチまではできない物とか、少なくとも高価なものでした。)

 もっと言うと、昔は5mmピッチなどでフォーミング済みのアキシャル抵抗が手に入り
 ました。ロームのR20シリーズは、とっくの昔に無くなりましたよね。

 なんでアキシャル抵抗を使っているかというと、あとでいじりやすくする為です。
 これくらい大きければ、ジャンパー線をとばしたり、接続を切ったりしやすいです。
 この写真に写っている部分はD/Aコンバータの働きをしています。

 ハンダ付けの練習キットとしても販売可能ではあります。


 しばらく潜伏しますが、色々と企画を練っております。開発をスピードアップして
 続々と発表していくつもりです。

 自分が子供の頃は、ラジオの製作とか初歩のラジオに載っていた通販広告を見て
 なかなか買えなかったけど、ドキドキワクワクしながら飽きもせず眺めていました。
 当時の通販会社、たとえばエレックセンターとか、光波無線、JECなどはもう有りませんが、
 今度は自分が、そのドキドキワクワクを提供する側になりたいと、ずっと思っています。


■84 2014/01/25 MFP-PCY6240Z-A完成、他 

 月末まで潜伏すると言いながら、また出てきました。

 いったん冬眠?すると、またスイッチが入るまで、更新しなくなってしまいます。
 やはり毎日少しずつでも時間をとって、続けていったほうが良いようです。

 それから、殺風景なトップページを、もうちょっと飾った方が良いかなと考えています。
 個人的には、サクッと一瞬で表示される、そんな軽いページが好きです。

 いくら高速回線でも、何か読み込みに一呼吸待つような、動画が出たりいきなり音楽が
 鳴り出したりするのは嫌いです。

 何とかかんとか言いながらも、このページは写真ベタベタじゃないかと。

 自分自身、両極端でして、楽な方をとるか、極端に凝るか、どっちかです。

 Webのデザインも細かいことを考えるときりがなくて、全体の統一感などを気にし始めると
 気になってしょうがありません。色やフォントを最小限の種類にしているのは、気にしないように
 する為でもあります。自分のリソースの配分は、サイトの見た目よりも、中身を充実させる方に
 振り向けたいと思うし、現状はそれで手一杯です。


●1. MFP-PCY6240Z-A完成 

 この前、基板を改版した「小さい方」を1台製作し、動作確認しました。

 

 左上の写真は、例のテ*リスを起動したところです。
 右上の写真は、今回追加したJTAG端子をテストしているところです。

 以前、誤っていたPS/2端子の配線は今回の基板から正しくなっており、正常動作を確認しました。
 色々な動作を試した結果、問題はありませんでした。引き続き、連続通電など試験を継続し、
 最終的な確認を行います。

 今回の目玉というほどでもないJTAG端子追加、の結果について。

 Terasic Blaster で書き込みを行っていますが、従来通りのAS(Active Serial)だと、それなりに
 時間がかかります。ところが、JTAGは一瞬で終わります!非常に速いです!!
 進行状況の棒グラフをわざと遅くして、書き込み進行が見えるようにしてくれても良いのではと
 思ったぐらいです。

 Auto Detect で、まずFPGAが正しく認識されることを確認しました。 EP1C12 と表示されました。
 コンフィグレーションデータを書き込んだところ、ナイトライダー(LEDの点滅動作)は動きました。
 しかしMSX自体が起動しませんでした。ただ、これはJTAGには関係ありません。

 1chip MSX の起動の仕組みは、FPGAのコンフィグレーションが行われると、まずFPGA内の
 小さいブートローダが起動し、BIOSなどROM内容をコンフィグレーションROMから読み出してきます。
 ですから、ROM内容がコンフィグレーションROM内になければならないでしょう。

 上記の実験では、コンフィグレーションROMを消去しておくことで、確かにJTAGからの書き込みで
 FPGAが動作することを確認しようと考えていました。コンフィグレーションROMからFPGAが初期化
 されて動いているのではない。その状態にするには消去しておく必要があると考えたわけです。
 先にコンフィグレーションROMを消去しておき、電源を入れてもLEDがボーッと弱く光るだけで
 全く動かない状態を確認しておき、そこからJTAGで書き込んでテストしたわけです。
 その状態だから、いくらFPGAがコンフィグレーションROMからBIOSなどを読み出そうとしても
 ブランクのものを読んでも動くわけないんです。
 JTAG書き込み時に "emsx_top.hex" を一緒にFPGAに書き込むのではないのです。
 コンフィグレーションROMから読まないといけないから。読むと言うことは予め書かれていないといけない。
 ブランクじゃ起動しないわけだ。当たり前です。

 上記の実験のやり方は失敗でしたが、JTAGは正しく動作しているようです。

 実験をやり直しました。
 コンフィグレーションROMには予めコンフィグレーションデータを書き込んでおいて、それによって
 起動した状態の時に、JTAGから書き換えを行いました。リセットしたら、その書き換えたもので起動しました。
 OKです。なんて回りくどいのでしょう。

 今回の新しい基板の写真を改めて掲載します。そして、テ*リスの画面です。

 

 通販は、こちらです。

 <特典>先着1名様のみ! 【即納】できます。
       しかも、専用ケースも無料おまけ!! (一部欠けた試作品で良ければ)

 ※通常、受注生産(受注後に部品手配、組み立て)ですが、
  この1台が現在(2014/01/25現在)有るため、即納できます。

 ※上記、一部欠けた試作品、というのは、側面パネルの差込のツメの片方が
  欠けているという意味です。接着してしまえば問題ありません。
  色はスモークとなります。以前の記事でご紹介した物です。


●2. リセットIC MC34064P-5G ONSEMI 

 これは、今では珍しくなった、 TO-92パッケージのリセットICです。



 ピン配置が異なる点などに注意が必要ですが、 PST600C などの代替にいかがですか。
 詳細な電気的仕様などは、メーカーのデータシートで必ずご確認下さい。

 Voltage Supervisor, Undervoltage Sensing Circuit、検出電圧 4.59V (typ)

 ピン配置は、上の写真のように平らな面を正面に見て、左から、
 リセット出力、入力(電源)、GND、となります。

 ご参考までに、PST600(ミツミ)の場合、左から
 入力(電源)、GND、リセット出力、となります。

 えーっと、どんなふうに足をねじって実装しようかと・・・。
 現状のPST600Cのパターンが、1:入力、2:GND、3:出力で、
 そこに、MC34064を実装するには、・・・・・・


 最近のワンチップマイコンには、電源電圧低下検出、リセットの機能が内蔵されているので、
 リセットICを外付けして使う機会は減りました。それでも時々、これが必要な時がありまして、
 私は個人的にPST600を定番としていました。

 Z80だったら、抵抗、コンデンサ、ダイオード、押しボタン、74LS14などのシュミットトリガ2段、
 というのが多かったですね。それにリセットICがつながっていました。
 リセット端子がシュミットトリガ入力じゃないから、なまった信号を入れるとリセットがかからない
 時があり(あるいは誤作動)、それでわざわざIC1個を追加してやらなければならなかった、と
 記憶しています。記憶が誤っていたらごめんなさい。

 PIC16F84を使っていた頃も、リセットICを外付けしていました。後に出てきた新しいPICでは、
 リセット内蔵になり、プルアップ抵抗だけとか電源直結で済むとか、便利になったものです。しかし、
 そういう例を見ても、なかなか信じられませんでした。頭では理解していても、不安がありました。
 量産で問題が出たら大変だから、確実だと分かっている回路を変えることが怖かった。
 リセットICを無くす事が怖かった。
 初期の8ピンPICを使い始めた頃に、電源の立ち上がり条件などでうまくリセットしない経験があり、
 それがトラウマになっていたわけです。

 結局、当時はどうしていたかというと、部品は実装しないけどパターンだけは残しておきました。
 もちろん試作で検証して問題ないんだけど、万一、後から追加することになったら、と思って。

 その前の経験で、PICではない別のワンチップマイコンでしたが、それにEEPROMの93C46を
 外付けして使っていたのが、なぜか、たまに記憶が化ける事がありました。だいぶ昔のマイコン
 でしたけど。最初は原因不明でしたが、色々調べたり考えたりしてようやく分かりました。
 原因は電源OFF時の異常動作でした。電源が切れると電圧が落ちていきますけど、当然、
 動作保証の電圧外ですから、マイコンが不安定となり暴走していたわけです。本当は、動作保証の
 下限電圧でリセットをかけ、電源が0Vになるまでマイコンが動かないように押さえつけてやらなければ
 なりません。この、押さえつける役割をするのがリセットICでしたが、当時は何も知らなくて、
 コンデンサと抵抗とダイオードだけで、よく見かけるリセット回路を構成していたための失敗でした。
 あの回路は、こういう問題があるんです。PST600を後付けしたら、トラブルは皆無となりました。
 この経験から、リセットICの必要性を理解しました。もう、15年以上前のことです。

 もっと身近な例で説明しますと、ファミコンのデータバックアップ付きのカセットがありますよね。
 RPGとか、ゲームを途中までやった時にセーブするやつです。その時、「リセットボタンを押しながら
 電源を切りなさい」、と説明書に書いてあったでしょう。まさにこれが、リセットICの仕事なんです。

 リセットボタンを押したままの状態では、マイコンが動きを止めています。

 電源スイッチを切ると、回路のコンデンサに蓄えられた電圧が下がり始めます。人間にとっては
 一瞬で消えるような、考えもしないような短い時間ですが、マイコンは高速で動きますから、
 その間にどんな悪さをするか分からないのです。

 (逆にそれを応用して、停電時の終了処理を行うこともあります。Z80にはNMI信号入力がありました。
 もちろん、その処理中は電源電圧が規定内を維持しなければなりませんから、コンデンサの容量を
 増やしたりとか、いち早く停電を検出する為に、DC側ではなくその手前のAC側の電圧を見るように
 していました。)

 マイコンは決まった電源電圧の範囲でないと正常動作しません。電源電圧が下がっていく時に
 異常動作をして、メモリをでたらめに書き換える可能性があるわけです。
 ですから、電源を切る時に、リセットを押しっぱなしにしながら電源スイッチを切れば、マイコンの
 動きを確実に止められますから、メモリが書き換わることはありません。

 それじゃ、ファミコンのカセットの中にリセットICが入っていれば、そんな面倒な操作をしなくても
 済んだのではないでしょうか?
 また、電源はスイッチ操作で切れるとは限りません。いきなり停電することも有るし、その場合は
 意図せずデータが化ける可能性も有るでしょう。

 電源OFF時に止めなければならないのは本体のマイコンです。カセット側にリセットICがあっても、
 カセットから本体へのリセット出力がなかったら、カセットにリセットICを内蔵しても意味がありません。
 やはり本体に入っているべきでしょう。カセットのスロットにはリセット信号が来ていません。

 本体は、コストダウンを徹底的にやっているし、回路図を見ましたが、マイコンにプルアップ内蔵でしょう。
 リセット端子につながっているのは、コンデンサとリセットボタンを並列にしただけの回路になっています。
 将来、バックアップ付きのカセットが出てくることは初期の段階で想定していなかったかもしれないし、
 あとで本体を改良しても、その前のバージョンの本体を持っているユーザはどうするか、という課題も
 出てきます。

 カセットにリセットICを内蔵して、ある電圧以下になったら、バックアップのSRAMのチップセレクトを
 ディセーブルにする、というやり方だとどうなのか。CPUが不安定になる電圧に下がる前にディセーブル
 できれば良さそうです。
 でも結局、コスト、で片づけられてしまったと想像します。部品を増やしてコストアップするよりも、
 ユーザに面倒をかければタダで済む。


 脱線しました。

 以前は、 ミツミ の PST518 とか PST600 などがTO-92パッケージのリセットICでしたけど、
 すでに生産中止となりました。リセットICが無くなったという意味ではなく、TO-92パッケージ
 の物がなくなり、表面実装だけになりました。

 表面実装だけになるのは、世の中の流れですね。

 私自身、代替として各社のリセットICを取り寄せ、実際に組み込んだりしてみました。
 しかし、どれもこれも小さくて、扱いにくかったです。
 ハンダ付けは得意だから、いくら小さくてもハンダ付けは困らないけれど、基板の構成上、
 ディップ部品の中に1個だけ表面実装があるのもなあという、気持ち的な問題もあるし、
 少なくとも、ユニバーサル基板で組む時には困ります。

 TO-92パッケージのリセットICは、ほかにSII製ぐらいしか知りません。
 改めて調べていませんが、まだあるのかどうか。いずれにしても、将来無くなるでしょうか。


 通販は、こちらです。


●3. I/Oエキスパンダ PCF8574 

 先日、在庫切れとなりましたので、新たに仕入れました。
 メーカーは、在庫状況により、NXPまたはTIのいずれかになります。

 次の写真は、SOIC(DWパッケージ)です。
 日本のロジックICなどでよく見かけるSOPとは幅が異なりますからご注意。


 ・ PCF8574AN TI (DIPパッケージ)
 ・ PCF8574T/3 NXP (SOICパッケージ)

 通販は、こちらです。 DIP SOIC 


■83 2014/01/23 新ケース試作結果、他 


●1. 新ケース試作結果(大きい方) 

 やはり作ってみるものです。試作したら、いろんな課題も見えてきました。
 新たなアイデアも湧いてきました。

 これまで、基板は裸のまま、適当な段ボールに入れて保管していました。



 基本的に面倒くさがりで、あんまりこういう事にはこだわらない人なのです。
 しかし、一度スイッチが入ると、こり始めるという性格です(笑)。

 ケースに入れると格好よくなるし、ホコリもかぶりません。
 これが今回試作したケースです。テープで仮組みしています。



 ケースに基板を組み込み、カートリッジを差し込むと、こうなります。



 中央のテープは、見えにくいですが、部品のアクリル板を仮に貼り付けているものです。
 ここに付ける物ではありませんが、紛失防止の為、とりあえず貼ってるだけで、意味は
 ありません。余計なツッコミを避ける為の説明です。(妄想?)

 カートリッジを抜くと、こうなります。



 電源ボタン(入/切)とリセットボタンは、とりあえず、底面に付けました。



 ボタンのつまみは、底板から突出していません。指の腹で押さえるようにして操作します。
 誤って操作する可能性が低くなるのは良いけれど、こういう操作方法は不便ではないか?
 もうちょっと検討します。
 並列に、別の押しボタンを配線して、それを上面につけるのは簡単です。

 アクリルの棒を使って、ケースの上面から押すような仕組みも一応検討しましたが、
 ちょっと難しいかもしれません。

 今回の試作では実施していませんが、ディップスイッチも、底面から操作できるように
 します。底板に四角い穴を開け、ディップスイッチはハンダ面に実装します。


 以上のように、写真だけ見ると、もう完成したように見えるかもしれませんが、
 まだまだ途中です。中途半端です。

 

 設計ミスで、穴位置がズレている箇所が複数あります。失敗!何を勘違いしたのやら。
 他にも色々あるので、図面にフィードバック、修正し、また作ります。次はうまくいきます。

 大判のアクリル板1枚を使用しました。(320×545) \2,000ぐらいしたやつです。
 これを、まず、320×180(うち1枚は185)の3枚に切り分けました。
 さらに、CNCのテーブルに載るように、320の辺を230に切りました。材料準備だけでも手間でした。

 この試作では、スロットのフタ部分までは作っていません。(まだ設計していない)
 スロットのフタは、ちょうつがいも良いけれど、ちょっと凝った仕組みを考えています。

 このケースの値段は、やはり\3,000近くになるかもしれません。材料をたくさん使いますから。
 少なくとも\2,000以上にはなります。

 ケースにそこまでお金をかけるか?と考えると、非常に厳しいと思います。
 そこで、別の方法を検討中です。ひとつの案がありますが、実現可能かどうか、やってみないと
 分かりません。やりましょう。


●2. MFP-PCY6240Z-A 製作準備OK 

 この前、改版して発注したMFP-PCY6240Z-Aの基板は、すでに入荷しております。
 そして、ちょうどFPGAなど必要な部品が到着し、これで基板と部品が揃い、製作準備ができました。

 これから1台を組み上げて、今回追加したJTAGがきちんと使用できる事と、もちろん従来からの
 部分に誤りがなく、正常に動作することを確認します。動作確認が済んだその1台は、
 販売用の在庫となります。通常は受注生産で日数を頂いておりますが、その1台は即納できます。

 製作後、動作確認が済み次第、通販ページを更新します。


●3. 連絡事項 

 多忙につき、月末ぐらいまで、しばらく潜伏します。
 通販やお問い合わせ対応は受け付けておりますので、ご安心下さい。


●4. おまけ 

 世の中には、 トグルスイッチ萌え の方もいらっしゃると聞きます。
 そこで、私の作品の写真を載せておこうと思います。

 

 これは、よく電子工作などに使われているキャラクタ液晶(16文字2行とか)を操作する為の
 ものです。作ったのは10年以上前でした。

 エッ、そんなのマイコンですれば・・・PICとか、ARDUINOとか・・・?と思うでしょう。
 当時は、こうする必要があったから、こんなのを作ったわけです。

 ある装置をデバッグするために、このスイッチをパチパチと手動操作していました。
 こっちのほうが、手っ取り早く操作できて、便利だったのです。

 ハード屋さんは、こうでなきゃ。
 マイコンのシリアルモニタからデータを打ち込んで、とかじゃなくて。
 各信号を直接いじる必要があったわけです。

 その頃、何度も操作を繰り返すうちに慣れて、液晶の一連の初期化コマンドを覚えてしまい、
 電源ON、初期化、4ビットのコマンドを素早くパチパチッと操作していました。
 手が覚えていました。

 R/WとRSの選択、まあR/WはW固定で良いですが、RSはコマンドとデータ選択でしたよね。
 データをセットして、Eを1回押します。

 デバッグの中で、いろんな操作をするうちに、そのほかのコマンドも覚えてしまいました。
 たとえばAを表示しようと思ったら、パチパチと、OFF ON OFF OFF OFF OFF OFF ONって、
 本当にやっていました。

 現在は、さすがにもう忘れました。コマンドは。

 E信号はチャタリング防止の為、内部にフリップフロップを入れました。右の写真の中で、
 左側の上に空中配線してあるICがそれです。
 E信号にチャタリングが出るとどういう問題が出るかというと、たとえばAを1文字だけ表示
 したいのに、AAAAAA と複数表示されたりするのです。

 現実の装置の中で、E信号にノイズが乗ると同様の現象が出ます。文字を送ってないのに
 化け文字が表示される場合は、ここを疑ってください。特に液晶モジュールのケーブルを長くして、
 リレーなどのノイズ源がある場合は、そのノイズで表示が乱れたりします。
 簡単な対策としては、液晶側のE信号入力部に抵抗とコンデンサでフィルタを付ける事です。

 あるいは、ソフト的な対策としては、定期的に液晶を初期化することでしょう。ハード的な改造が
 できなかった時に、そうしました。一度化けると、以後、ずっと表示がおかしくなったままです
 からね。設定までバケてしまうと、何を表示しているのか、壊れたみたいな表示に見えます。

 トグルスイッチの操作で個人的に萌えるのは、飛行機のコックピットで、天井にあるやつを
 操作する仕草だね。二本指で二つ同時にONするのがいい。萌え〜〜〜。


■82 2014/01/22 新ケース試作(大きい方)準備、他 


●1. 新ケース試作(大きい方) 

 大きい方というとトイレみたいで変だな。大きい方いってきます。

 それに、自分で後悔しているが基板に長ったらしい型番を付けるんじゃなかったと思います。
 頭で覚えきれなくて、毎回いちいちノートなどを見返しながら型番を書き写しています。

 この、ちょっと下にある以前の記事からコピーすれば・・・と思うけれど、
 とうとう、それすらも面倒になり、「大きい方」、「小さい方」と書く始末です。

 余談ですが、ワンダーキットさんの型番は面白いです。
 波の音キット NA-3 とか、電磁波メーター DN-G8 わかりますか?
 こういうセンスが自分には欠けています。

 大きいメーカーになるほど、型番体系とか細かくて、無機質な数字とアルファベットの羅列
 だったりします。家電品の基板の片隅なんかにプリントしてあると思います。
 我々のような小規模メーカーだと、基板の型番=製品の型番です。
 同一製品内に基板が複数ある場合、たとえば、メインとサブとか、メインと操作部とかの
 2枚構成だと、-SUB や -PANEL などを後ろに付けたりします。

 次の写真は、ケースの部品を作るために必要なアクリル板を準備したところです。



 こんなに材料がいるけど、ここまできたら、やるしかないじゃないですか。
 やりましょう。

 高くなっても、それだけの付加価値が提供できれば良いと考えます。

 基板より一回り大きい板が3枚あります。
 それぞれ、底板、上フタ、側面4方向+基板サポート用に使います。

 基板サポートというのは、カートリッジの抜き差しで基板が上下にたわむのを
 おさえる役割の部品です。基板がたわむと、後でパターンが切れたりしますから
 そうならないように対策が必要です。

 材料は、まだこれだけでは足りなくて、拡張スロットのフタとその周辺の部品を、
 新たに別の材料から切り出さなければなりません。
 そのあたりは、まだ設計しておらず、とりあえず、それ以外の部分を先に作って
 それから考えようとしています。

 凝れば凝るほど、材料がどんどん必要になってくるようです。
 ケースの外から基板上のスイッチを押す仕掛けをどうするかも考え中です。
 パネル付けの押しボタンを、穴あけてナットどめして、リード線をハンダ付けすれば?
 というのは簡単だけれど、あまり工夫が感じられない。なにか工夫したいところです。
 しかし考えすぎるほど先に進めなくなります。100%を求めると、いつまでもできません。


●2. 弊社製品のハンダ付け 

 弊社製品は、全て私(前田)がハンダ付けをしています。1台ずつ手作りです。
 ハンダ付けには自信があります。公的資格は取っていませんが、十分な品質と思います。

 1990年代はじめ頃から実装の現場におりまして、ちょうど表面実装への移行時期でした。
 PLCCやQFPの手ハンダ(手作業によるハンダ付け)、リワーク(部品をホットエアで取り外して交換)、
 改造(QFPの足を浮かせて細い線をつないだりする)など、多くの経験を積んでおります。

 その後、設計部門に入ってからも、試作品を実装したり、改造する時にその経験を活かしました。

 じゃあ、BGAをハンダごてで付けてみろ、とか無茶は言わないでください。そもそもハンダごてが
 入りませんから。裏返して、細い線をパッドにハンダ付けするような作業は可能と思います。

 以下のような部品は、楽勝でハンダ付けします。0.5mmでも0.4mmでも一発です。

 これは、 ATMEL の ATmega2560 です。



 ピンからジャンパー線を引き出すのも得意です。じつは、この基板は試作機で、ジャンパー線
 が有るのですが、恥ずかしいのでその部分の写真は載せません。

 次の部品は、 WIZnet の W5100 です。 0.4mmピッチです。



 周囲が汚れているのはフラックスで、洗浄する前です。壊れたのを取り外し、新しいのを
 ハンダ付けした後の状態です。

 失敗してパターンをはがしたり、ブリッジしたり、というのはあり得ません。
 一発で付けて当然です。

 さすがに、最近は老眼になってきまして、肉眼で直接は厳しくなってきました。
 顕微鏡(実体顕微鏡と、USBマイクロスコープ)を使用し、細かいところを観察しながら
 確実にハンダ付けしています。ご安心下さい。

 さらに、あら探しをすると、手前の積層セラミックのリードのサーマルにはハンダが
 上がってないじゃないかと、言われる前に書いておきます。これは開発用の試作基板で
 自分が使うやつだから、早く組み上げるのを優先したと言い訳しておきます。

 もっと言うと、このICは実は壊れていなかったのです。はじめて自分の設計に取り入れたので
 最初はよく理解できていませんでした。いくらコマンドを送っても出力が変化しないので、壊れたと
 思ったのです。それは勘違いで、でも、ICをはずして新しい物に交換して試したから分かったの
 であり、もし、何もしないで頭で考えていただけなら先に進まなかったでしょう。外部の回路にも
 最初は気になるところがあり、もしかしたら壊したか?と思っていました。ICを交換した事は、良い
 「きっかけ」になりました。壊れていない事がハッキリわかりました。時間と部品のどっちが安いかを
 考えたら、やはり部品でしょう。

 なによりも一番の問題は、自分でハンダ付けをしていることです。本来の時間を使うべき仕事が
 あるのに、できるからと、自分でやっている。
 ハンダ付けなんか、できる人は世の中にたくさんいるし、自分より上手な人も多いのは当たり前。
 それは分かっています。ただ、お金の余裕がないから仕方なく、自分でやるしかないのです。
 自分でできるから、外注費を節約できているけれど、時間がもったいない。
 できれば、新たな人材に技術、技能を教えて育てて、自分の仕事を任せて、自分はもっと先に
 進むべきなのでしょう。それが理想だと思っています。
 ただ、現状は、自分でやるしかないのです。

 アクリルの加工だって、機械の調整から(寒い時期は試運転しないと調子が悪い)、材料準備、
 加工のセッティングや加工中の監視、仕上がり確認、掃除など、けっこう時間を拘束されます。
 これも本当は人材を育てて任せたい。昔いた会社では、最初は自分がやっていましたが、
 70ページぐらいのマニュアルにほぼ全てを書き、実際に設計者、オペレータを複数育てました。
 そうすることで、自分が製造までやっていた状況から脱出し、本来の仕事に戻ることができました。

 昨年、復活してから、切削基板やアクリル加工を積極的にやっていないのは上記の理由もあり、
 けっこう、時間を拘束される為です。なるべく設計などに時間を割り当てて、基板はアートワークまで
 自分でやって、基板(生板)の製造は外注に頼むようにしました。切削基板は、その場ですぐに
 手に入るのが利点ですけど、プリント基板は製作日数がかかります。そこは発想を変えて、
 スケジュールを組み、ある機種の基板を外注している間に、部品表を作って手配したり、プログラムを
 書いたり、別の基板の設計を進めたり、といった具合にうまく回していくようにしました。


■81 2014/01/21 新ケース設計中、EverCap他 

 一人で仕事を抱え込んで、ウツになりそうですが、アホなのでウツになりません。


●1. 新ケース設計中(大きい方) 

 設計中!

 大きい方の基板に合わせたケースを、片手間に考えているところです、が・・・・・・。

 どうしても、材料を多く使うので、原価が高くなってしまうのが悩みです。
 材料の使用枚数のかけ算になりますから、2枚、3枚、とふくれあがります。

 たとえば、ホームセンターで180×320mmのアクリル板を1枚\600で買ってきて、
 それを3枚も使えば、あっという間に原価\1,800になります。高すぎます。
 底板用で1枚、上フタ用で1枚、側面の板などに1枚、これで3枚も使います。
 これは材料代だけです。さらに、エンドミルや材料固定用テープ等の消耗品、
 機械の償却、電気代、作業場の家賃、そして自分の手間賃、これらが加わります。

 底板、フタは長手方向210mmありますから、320の辺を使うことになります。
 機械のX方向可動範囲は最大240で、そのサイズにカットします。210ちょうどではなく、
 切り出しにマージンがいりますから、220ぐらいに切ったとしましょう。320-220で
 100残りますけど、これもまた微妙な寸法です。長手のヨコ板には長さが足りません。
 他の部分の製作には使えません。

 単純に、製品に必要な面積だけの材料があれば、という計算にならなくて、
 切りしろは必要になりますし、切り出す部品の長さも色々です。
 この設計の場合、底板やフタの寸法的に、どうしても各1枚分使ってしまいます。

 小さい物なら、加工機に載せられるサイズにカットした材料に、複数の部品を多面付けして、
 一度に製作します。どうしても余る部分がでてきますが、それが別に使える大きさではない
 のが悩みです。

 切れ端はたくさん溜まっていて、ちょっとした小さい物を試作するぐらいしか使い道がなく、
 溜まれば溜まるほど管理が行き届かなくて、結局、使わずじまいになりがちです。
 微妙に寸法が足りないってのが困るのです。

 アクリル板もっと安いでしょう?と思われた方、残念ながら、安いアクリル板ではダメなんです。
 アクリル板には、「押し出し」と「キャスト」という種類があります。
 切削加工は、キャストでなければなりません。これが高いのです。
 ホームセンターでパッと見て安いのは、押し出しです。
 オー!安いの発見した!! よく見たら押し出し。残念です。

 なぜ押し出しではいけないのか? それは加工時にとけるからです。切削の熱でとけて、
 ドロドロになり、エンドミルにからみついて、パーになります。

 昔(10年ぐらい前)、何も知らなかった頃は、なんでとけるのか謎でした。回転数なのか、送り速度なのか、
 それとも他の原因なのか?分からなくて苦労しました。色々なものを買い集めて試し、
 あれこれ調べてようやく、素材の違いが分かった、という経緯があります。
 アクリルなんて一種類かと思っていました。そうじゃないんです。
 当時、それこそ別々の店から別のブランドの板を買ったり、塩ビやらPETやら、ポリカやら
 エンプラとかABSとか、ポリアセタール、ポリカーボネートまで買い集めて試したのです。
 高価な素材は実際には使えませんが、何がどうなのか全然分からないし、仕方ないじゃないですか。
 熱で溶けるなら冷やせば、ということで、コンプレッサーからエアを送りながら切削したり、
 それでも間に合わないみたいだから、もったいないけど急冷スプレーを吹きかけながらとか、
 エンジンオイルを垂らしながらとか、とにかくいろんな事を試しました。
 いまから削る部分を最初に、ミシン目みたいに穴をたくさんあけておくと、切削抵抗が減るから
 とけにくい、という方法もあります。でも面倒くさい。加工時間が余計にかかります。
 エンドミルの使い方も最初は分からなくて(切削方法、送り速度とか回転数のこと)、これもまた
 何本も高価なやつを折りながら考えて、だいぶ無駄にしたんですけど、知恵をしぼりながら
 対策をして改良しました。分かっている人にはどうでもいい話、無駄なことかもしれませんが、
 自分自身、経験がないのに高価な機械を買っちゃって、分かる人も他にいないんだから
 どうしようもないです。自分でやるしかなかったのです。
 10mm厚と称して売っている板が、じつは10mmではないというのも、実際にやってみて
 分かったことです。板の表面にエンドミルが当たった状態でZ=0mmになりますけど、
 そこから10mm切り込めば、たとえば円を描いたりすれば、きれいに切り抜ける、と頭では
 考えるでしょう。ところが違うんです。削り残しの薄い板が残ってしまい、どうしてもきれいには
 切り抜けませんでした。なんで?と思いながらノギスで厚さをはかったら、10.*mmとか11mm
 だったのです。それ以前に、まだ何も知らない頃だったから、エンドミルを普通のドリルみたいに
 ズブッと10mmもつっこんでいたんですね、最初は。そんなことするから、さすがにキャストでも
 溶けてしまうことがあった。かなり無理してるから、刃物も熱をもつし、削りくずも排出されないから。
 念のために書きます。エンドミルはロング刃のものを使っていました。12mmとか15mmのやつ。
 これも色々、2刃がいいのか4刃がいいのか、分からないから買って試して、ダメだった、変えてみて
 またダメだった、と繰り返していました。
 それと、底面からの高さが重要な部品だったから、材料厚に合わせて加工データを作りました。
 平面を削って厚さ10mmにする方法もあるけれど、加工内容で、段をつけるところが底面から一定の
 高さだったら良い加工内容だったから。
 なんでズブッとやったかというと、内側のカドに直角のものを当てる為です。エンドミルで切削すると
 アールが付きますよね。内側のカドに。それだと、直角の物をはめ込む時に、カドが当たるのです。
 そこで、カドに穴をあけておけば、そこで逃げられるじゃないですか。いちいちドリルに差し替えるのが
 面倒なので、1工程でやるためにエンドミルだけでそれをやろうとした。
 あとでひらめいて、そんな無理をしなくても、ツールパスを工夫すれば良いことに気づいて、
 スマートに解決できた、というような思い出もあります。
 まず、工程を逆にして、最初に穴開けじゃなくて、四角にくりぬくのを先にやってから、カドに穴開けを
 するようにした。これで、無理にズブッと差し込んで、溶けることがなくなりました。
 さらに改良して、穴あけをなくすように工夫しました。四角にくりぬくのをやりながら、カドも加工するという
 やり方でした。
 もう、どうでもいい話ですけど。脱線、脱線。熱くなって無駄話を語ってしまいました。

 アクリルの仕入れは、通販もいいけど、送料がかかる。なんか運送屋の売り上げに貢献してるだけ
 のような気がする。まとめて仕入れたいけど、売れるかどうか分からないのに、たくさん買い込むほど
 余裕はないし、困ったものです。
 看板屋さんのゴミをもらってこれないか、とは思ったけど、そう都合良いサイズは含まれて無くて、
 やはりゴミでしょうね。端を切り落としたようなのが多くて、幅が極端に狭いのに、長いやつとか。
 幅10mmとか20mmで、長さ200mmとか何に使えますか?本当に使いようがありません。
 使えるのは、曲げとか接着の練習用ぐらいか。以前、切れ端を安く買ってきたけど、
 結局、使わなくて(使えなくて)段ボールのまま放置しています。もう5年ぐらい放置。一部は使ったか。


 アクリルの切削加工ケースは、どうしても値段的に成型品(金型で作ったケース)にはかないません。
 安い方が良ければ、100均で売っている箱を、自分で適当に加工したほうが安上がりだし、
 工作の楽しみもあると思います。

 樹脂加工の専門業者に頼んでも、経験から言うと、そんなにするのかというぐらい高くて。
 もう、最初から聞いてみる気も起こらない。昔の勤務先では、自分たちで作ると時間がかかるという事で
 外注に頼んでみたが、値段が合わなくて、結局、自分たちでやるように戻ってきてしまった。
 そりゃもう商売だから、高いのは仕方ないのかと。
 まして、1個2個とか多くて10個じゃ・・・手間ばっかりで、安くならないでしょう。当たり前だろうけど、
 そこで意地になってコストダウンしろという経営者のもとで働いていたからたまらんですよ。できないと
 言えば、できないと言うなと・・・。一体、何の話でしたっけ?


 一応、自分でケースを試作してみます。もうちょっとかかりますが、お楽しみに?


●2. EverCap 電気二重層キャパシタ 【限定】 

 以前「なんか面白そうだな」と、手に入れておいたものですが、結局使わないままです。
 (いつものパターン)

 2種類、各2個ずつしかありません。
 未使用です。支障ない程度の細かい傷は付いています。

 

 寸法は、写真では分かりにくいと思います。けっこう大きい物です。

(左) JJC0E476MELC ニチコン 2.5V/47F φ22×L40 (直径22mm、長さ40mm)
(右) JJC0E157MELC ニチコン 2.5V/150F φ35×L51 (直径35mm、長さ51mm)

 それにしても、150Fなんて途方もない容量ですね。RTCのバックアップに使えば、
 一生安泰でしょうね。

 ソーラーと組み合わせ、LEDを夜間点滅させる装置などに使われる物です。
 基本的にコンデンサですから、使い方は簡単です。
 2.5Vを超える場合は、直列接続できますが、セルのバランスに注意してください。
 (詳細はメーカーのサイトから資料をダウンロードしてご覧下さい)

 理科の実験とか、教材にも良さそうです。

 47Fは、他社にて、\1,300ぐらいで販売されているようです。
 150Fは、\2,300ぐらいです。

 処分特価! 思い切って半額以下で、いかがでしょうか。他社より安いです。
 手に入れるチャンスです。各2個ずつしかありません。

 通販は、こちらです。 47F 150F 


●3. 小さい方の基板用ケース 

 MFP-PCY6240Z専用ケースです。ご注文を頂いてから製作する受注生産品です。

 特に色指定がなければ、「透明」で製作します。
 標準の材料在庫は透明です。色によっては取り寄せとなり、納期がかかる場合があります。

 スペーサやビスが付属します。

 ケースのみのご注文で、
 レターパックの場合(発送方法の指定が無い場合)、未組立状態で発送します。
 組立済のケースをご希望の場合、破損防止の為、宅配便で発送します。

 MFP-PCY6240Z基板と同時ご注文の場合、ケースに組み込んで発送できます。
 発送は宅配便となります。

 通販は、こちらです。


■80 2014/01/16 商品追加、ケース試作(続き) 

 通販ページに商品を追加しました。


●1. 自作 ByteBlaster MV ダウンロードケーブル 

 自作して、ずっと使っていた物です。見た目は格好良くないですが・・・。
 USB Blaster に変えてから、使わなくなりました。

 

 パラレルポートが付いているPCでなければ使えません。
 最近のはパラレルが無いから、これは引退したというわけです。

 動作テストしようとしたのですが、久しぶりで設定が思い出せず、
 確認できていません。あれこれいじる時間が無いので、ここまでです。
 たぶん壊れていないはず。
 PS(Passive Serial)で使用する物だったと思います。

 サポート無し、ジャンク扱いで、特価\498でいかがですか?
 送料を足しても、\1,000を切ります。

 ご自身で、設定などできる方へ。

 通販は、こちらです。


●2. リアルタイム電力モニター 「はやわかり」 (中古) 

 家庭の消費電力を測定し、モニターに表示する装置です。
 節電の意識向上に役立ちますよ!



 左上より、USBケーブル(モニターとPCを接続してデータ転送など)、
 クランプ電流センサ(赤相と黒相の線にかませる)、
 送信機、モニター、付属電池、説明書、CD-ROMです。

 うちで1年ほど使用した中古です。サポート、保証はありません。
 研究のために購入したもので、だいたい分かったので取り外しました。
 動作していた物ですから、そのまま使えるはずです。

 微弱電波を使用しているので、たまに電波の通りが悪い場合があります。
 障害物や距離にも左右されます。5m以内ぐらいで、モニターの置き場所を
 考慮してください。

 分電盤へクランプ電流センサを取り付ける作業が必要です。
 電気工事士の資格は不要ですが、素人の方はご遠慮下さい。

 新品で、1万円前後にて市販されているものです。詳しく知りたい方は、
 ”電力モニター はやわかり” で検索してみてください。 (ご参考

 日本語の説明書(取付方法、取扱説明書、詳解ユーザーズ・ガイド)が
 揃っています。添付ソフトCD-ROM、USBケーブルが付属します。

 宅配便で発送します。

 通販は、こちらです。


●3. ケース試作(続き) 

 1回目の試作図面を修正し、スモークアクリルを使って、2回目の試作をしました。

 

 写真がヘタでスミマセン。部屋の中の物が写り込んでいます。

 スモークにすると、光っているLED以外の部品が目立たなくなります。
 LEDを目立たせたい場合には良いと思います。

 ちなみに、このLEDは、赤でも緑でも青でも、ご注文時に指定を頂ければ
 ご指定通りに実装できます。基本は、電源ランプを青、ステータスランプ
 (ナイトライダー?)を緑にしています。

 緑だと、いまいちインパクトに欠けるような感じでした。この前、気まぐれに
 赤にしてみたら、良い感じでした。それなら、いっそのこと、すべて青にしようと思います。
 青は結構強く光りますから。

 オジサンだからこんな事を書きますが、こんなに気軽に青色LEDが使えるなんて・・・と
 しみじみ思います。今でこそ、イルミネーションやらにジャンジャン使われてますが、
 昔は(オジサンだな)、1個1,000円以上で・・・考えてから買う物でした。
 そうやって思い切って買ったものを、X68000の電源ランプに使ったりとか(自分ではないが)、
 それが自慢できた時代でした。

 スモークと、透明との比較 (透明は見えにくいですね)



 角度を変えて見てみましょう。それと、マイクロSDスロットはどんな具合か?

 

 マイクロSDスロットの穴は、可能な限り広げたけれど、やはり指は入りません。
 私の指先は入りましたけど、カチッとロックするまで押し込むことができませんでした。
 細い棒で押し込む必要があります。(割り箸の先とか)

 ケースの色ですけど、市販のアクリルは下記のような色があるようです。

 透明/乳半/白/アイボリー/レモン透明/黄/オレンジ透明/赤透明
 /蛍光グリーン/緑/ライトブルー/ブルー透明/スモーク透明/ミスティースモーク
 /黒/透明ミラー

 (Hikari スミホリデー 添付資料より)

 次の写真は、手元にあった端材です。板厚は3mmとか5mmで厚いので、2mmの物とは
 少し違う印象になるかもしれませんが、ご参考までに。



 透明に見える物は、ガラス風のアクリル板です。フチが緑色に近く、ガラスに似ています。


●4. トラブル! 

 ところで先日、CNCマシンが故障しました。肝心なときに!!

 主軸回転をONにしても、モーターが回らなくなりました。複数の加工工程の途中
 なのに、ここで中止したら、加工物が無駄になります。

 まず、DCモーターのブラシを取り出して調べたら、まだ十分残っていました。

 一時的な問題かと思い、電源の入切を繰り返しましたが改善しませんでした。
 電源アダプタの電圧(2系統ある)をそれぞれ確認して、正常な電圧でした。

 パラレルポートの設定などもそれぞれ確認し、ちゃんと出力されていることを
 確認しました。

 制御ボックスのフタをあけ、中を観察しました。
 主軸モーターをON/OFFしている回路に、アキシャルヒューズが入っています。
 これをテスターで導通確認しましたが、切れていませんでした。
 あとはFETぐらいしかありません。
 SPIN出力端子をショートしたら、モーターが回りました。

 この制御基板( QUATTRO-1 )のFETが壊れているようです。

 

 右上の写真で、白い抵抗とヒートシンクの間にある、黒い小さなやつです。
 これは、 2SK2782 (東芝) で、すでに廃止品になっています。
 データシートを入手して、代替品を探しました。
 このサイズの物の在庫を切らしていたので、取り寄せます。

 なぜこれが壊れたか、にも興味があります。徹底的に、この基板を解析しようと
 思います。

 ここ、ダイオードいるんじゃない?と、まず思いました。波形を見てみよう。

 結局、加工途中でどうしたかというと、このSPIN端子につながっていた線を
 ショートして、とりあえずモーターが回るようにしました。回りっぱなしで不便ですけど、
 無事に加工を終えました。迅速な応急処置でした。さすがだね自分。


■79 2014/01/14 MFP-PCY6240Z ケース試作 

 FPGA評価ボード(ミニ版)のケースを試作しました。

 

 アクリル板を機械で切り出し、その板を組み合わせたものです。
 接着していませんが、ぴったりはまっています。接着すれば安心ですね。


 設計は、ウーンと考えすぎても余計わからなくなるので、パパッと図面を描いて試作しました。
 多少、寸法が合わなくてもヤスリで削って合わせ込み、図面にフィードバックすれば良いわけ
 ですから。実際には、その調整の必要はありませんでした。つまらないミスだけです(後述)。

 紙や画面上よりも、仮に3次元CADがあったとしても、やはり実際のモデルが目の前にあると
 非常に考えやすくなります。厚紙でもいいから、まずは作ってみることです。

 そうすれば、そのモデルをベースに考えることができます。形ができる前は、いろんな事を
 考えてしまうものです。あの部分は、うまくかみ合うだろうか?この構造で組み立てられるだろうか?
 ごちゃごちゃしてきます。
 まず、作ってみれば(必ず自分で作ること)、モヤモヤしていた懸念は無くなり、これをベースにして
 先に進むことができます。

 複数の人間で進める時も、やはりモデルがあれば話が早いです。
 図面の段階では、あまり興味がないのか、意見も出ないんですが、物を作ってから
 あれこれ言われることが多いでしょう。そういった経験からも、やはり最初にモデル有りき、と
 考えています。

 あるシステムの大きい筐体を設計した時に、3人で話し合いながら、ボードにラフスケッチしながら、
 その場で段ボールを切って、ガムテープでくっつけて、考えをまとめ、数時間のうちに設計を終えた事が
 ありました。
 構造はもちろん、組み立てられるかどうかも設計の重要な課題です。ワイワイ話し合いながら、
 手を動かしながら、決めたのです。


 まず、いろんな角度からの写真をご覧下さい。透明なので、わかりにくい写真でスミマセン。

 先に申し上げておきますが、上フタは間違った物が付いています。上フタに切り込みが付いて
 いるのはおかしいです。間違って、底板を2枚作ってしまった為です。(つまらないミス)

 もちろん正式な製作分は、正しい上フタを作ります。
 

 出ました! 例のプール じゃなくて 例の緑マット。
 適当な背景が無いんですよ。モノの置き場所が無いし。
 ごちゃごちゃの上にファイルを置いて、その上に緑マットを置いて、撮影しました。

 ジョイスティックコネクタ、マイクロSDメモリスロット、PS/2、ビデオ出力、音声端子、電源入力
 

 コネクタの有る両サイドのパネルは、ホゾ継ぎの為に、横方向に耳が出ていますが、これは
 もうちょっと引っ込めるように修正します。この試作はちょっと出過ぎでしょう。

 側面からと、底から見たところです。
 

 上フタはビス止めにより固定します。ここに、飾りネジ(樹脂のつまみが付いたユリヤネジ)を
 使っても良いでしょう。

 マイクロSDメモリの出し入れは、ピンセットが必要です。不便でスミマセン。
 もともとギリギリです。
 

 右上の写真は、ロック状態のカードをカチッと押して、イジェクトされた状態です。
 ちょうど、つまめるぐらいには出てきます。

 最初の図面では、側面パネルをD-SUBのツラ位置に合わせて設計していました。
 それだと、この試作よりさらにスロットが遠くなり、もっと不便になっていました。

 穴を広げるにしても、指先が入るぐらいというのは難しいと思います。


 この試作品の検証結果を反映し、図面を修正して、受注に備えます。
 このケースは受注生産です。受注後、切削加工を行う為、状況により数日かかる場合
 があります。

 のちほど改めて、通販ページに追加する予定です。

 欲しい方は、通販ページ追加を待たず、直接、ご連絡下さった方が確実かと思います。
 私が他の仕事でバタバタして、追加作業を忘れてしまうかもしれませんから。


 通販では、現物の大きさが分かりにくいので、こんな写真ではどうでしょうか?

 手のひらサイズでございます。

 昔、ソニーがポケットラジオを最初に出したときでしたか? 「ポケッタブル」なんだけど、
 どうしても普通のポケットに入るサイズにできなくて、それならと、セールスマンの
 ワイシャツを特注し、ポケットを大きくしたというのは有名な話です。
 はい、ポケットに入りますよ!ってパフォーマンスができるようにしたわけだ。

 で、何が言いたいかというと、手が大きいんじゃないかと言われるんじゃないかと思って。
 私の手は、たぶん標準的なサイズと思います。基板そのものは、95×72mmです。


 縦置きも良い感じです。(縦置き仕様のケースにしても良いな。縦置きスタンド作る?)
 

 こうやって置く分にはいいけど、ケーブルをつないだりすると、パタ〜ンと倒れたりしそう
 じゃないですか。縦置きならスタンドが必要でしょう。

 現状に満足せずにもっと小型に、という考えも有るけれど・・・必要があるかどうか。
 FRISKのケースに入れろ? そんな無茶な。


 アクリル板は色々な色のものが市販されていますが、弊社の常備在庫は透明のみです。
 透明オレンジも在庫がありますが、あまり好まれない色でしょう。
 スモークだといい感じかもしれません。
 ご希望の色の物が、近所のホームセンターに置いてあれば、対応可能と思います。

 (ちょっと見てきました。透明系は、スモークとグリーンぐらいでした。乳白色の半透明は
 ほとんど透けて見えません。照明用かな? スモークは格好良くなるかも)

 特注対応になりますが、フタなど、ご指定の面に、ロゴマークや絵柄などを彫るのは可能です。
 Windowsに入っているフォント(一部を除く)なら、CAD上で変換して、その通りに彫れます。
 ロゴなどは、パネルの寸法に合わせて描いた図のDXFファイルを頂けると助かります。
 そのほか、とりあえずご相談下さい。

 もう市販品がたくさんあるけど、自分だけのRaspberry Piケースを作るのも良いかも。
 Arduino用でも何でも、自由に作れます。

 いま改めて調べましたら、Raspberry Pi用にはアルミ削り出しのケースも出ていて、
 非常に高価でした。そりゃあそうでしょうね。削ってゴミにして捨ててるわけですから。
 削るのにも時間がかかります。放熱はバッチリでしょうけれど。CPUの所に突起が出ていて、
 当たるようになっていました。

 私も、アルミじゃないけど、樹脂ブロックからケースの試作品を作ったことがあります。
 樹脂成形のケースを作る前に、試作を作って検証し、偉い人に見せて説明して、
 発注の承認を得るためでした。もちろんバッチリでした。

 CNCで削り・・・、というより、掘って、堀りまくりです。ケースの肉厚を残して、穴掘りです。
 アクリルの切りカスが山盛りできました。
 その時の写真じゃないけど、こんな感じでした。

 一体物にする必要がなければ、板を切って組み合わせるのが早いです。

 えっ?3Dプリンタいつ買うのかって?


■78 2014/01/13 DC安定化電源(中古)など 


●1. DC安定化電源 PS-55T (12V) 中古 

 ダイワインダストリ製の、DC安定化電源 PS-55T (中古)を
 通販ページに掲載しました。

 中古で、外観は多少汚れていますが、正常動作します。

 出力端子のキャップは紛失していました。
 ちょうど陸式ターミナルの在庫が有り、それが合うので、赤・黒を各1個添付します。
 これで問題ありません。



 写真は、出力端子に、赤の陸式ターミナルのキャップを取り付けた状態です。
 やはり、電圧のかかったものがむきだしというのは良くないから。

 このキャップが無いほうが、ミノムシクリップをかませるのには便利だったのにな。
 それでキャップをはずしたままにしていたら紛失したわけだ。バナナプラグなら、
 キャップがあってもなくても差し込めます。

 それじゃ、キャップをはずして使うのは良いとして、残ったキャップ無しの部分は
 どうするの?使いようがない。

 それはまた、新しい陸式ターミナルを買ってきて、キャップだけ取るのです。
 これを無限に繰り返します。キャップだけ売ってないので仕方ないです。

 嬉しいことに、
 シガーライターソケットも付いていますから、車載用の電気製品が使えます。

 この電源は、AC100Vコンセントから電源を入力し、DC12Vを出力します。
 出力電圧は、ボリュームによって9〜14Vぐらいの範囲で可変できます。
 出力電流は、最大5.2Aのようです。
 メーターは電圧/電流表示をスイッチで切り換えることができます。

 これを利用すれば、家の中で、車載の無線機が使えますね。
 アンペア次第ですが、カーオーディオ等をテストするのにも使えますね。

 あと、シガーライターソケットがあるので、シガーライターを使えば
 タバコの点火も便利だし・・・(私は非喫煙者ですが)

 車載用のインバータを差し込めば、AC100Vが得られますね。(笑)


 説明書は有りません。
 トランスが入っており、けっこう重いものです。宅配便で発送します。

 通販は、こちらです。


●2. 遊技機用トランス AC24V 1kVA Daito 中古 

 遊技機(パチンコ、パチスロ)用のトランスで、Daito(大都)製です。

 

 左の写真は、AC100Vを通電し、出力電圧を確認しているところです。無負荷で、
 27〜28Vぐらい出ています。念のため、販売する商品にはテスターは付属しません。

 このトランスは、AC24Vで動作するパチンコ機、パチスロ機に使用できます。

 いわゆる「家スロ」の方には必須でしょう。(最近は100V直接が多いかな?)
 呼び出しランプ、データ表示器(データカウンター)にも使いますかね。
 もう、そこまで揃えていたら、立派な家スロ(パチ)野郎ですね!

 外観は多少汚れがありますが、機能的には問題ありません。
 タネも仕掛けもない、単純なトランスですから、消耗しようがありません。

 入力は、普通のAC100Vコンセントに差し込めるプラグ付きコードです。

 一次電圧(入力) AC100V/二次電圧(出力) AC24V/周波数 50/60Hz/ヒューズ 15A/
 容量 1kVA

 出力のコンセントは4個付いていますので、台を4台まで接続可能です。(ワット数しだい)
 さらに、大型の端子台にもAC24V出力が出ています。

 〜余談〜
 商品とはあまり関係ないが、なんでAC24Vなのに、AC100Vと同じ差込プラグなんだろうね。
 遊技機の差込プラグは・・・。
 一応、「AC24V注意!」とか、シールが貼ってあったりするけど、間違えて差し込むんだよな・・・。

 シマの中、配線グチャグチャじゃないですか。AC24Vの線があるかと思えば、AC100Vも
 同様にぶら下がっているし、どっちも同じ形状だし・・・いま使ってない配線とか、コンピュータの情報線
 とか、もうぐちゃぐちゃの、ヤニまみれ! 機械が年中暖かいせいか、小さいゴ*ブリもいたし・・・。

 昔、聞いた話・・・徹夜で台の設置工事が終わった後、シマ電源を入れたら、全台AC100Vがかかって
 吹っ飛ばしてしまったやつがいたとか。泣けるなあ・・・。

 そんなのオレには関係ねえ、間違うはずがない、と思っていても、ウッカリやってしまうんだ。
 私も、確か事務所のデモ機だったけど、間違ってAC100Vに差し込んでしまった事がある。
 部品を取り寄せ、電源基板を自分で修理しました。

 遊技機側には、一応、過電圧対策としてバリスタとヒューズが付いていますが、ヒューズは10Aとか
 無駄に大きいやつが付いていて、AC24V機にAC100Vを誤って入力しても、飛ばないんですよ。
 ヒューズは飛ばず、メイン基板のバリスタが燃えて、その先の回路まで波及して、・・・パーでした。
 〜余談おわり〜

 トランスは、とにかく鉄と銅のかたまりですから、重いです。
 宅配便での発送となります。(宅配便の送料を頂きます)

 通販は、こちらです。


■77 2014/01/12 MFP-PCY6240Z 情報 


●1. 改版/新基板への切り換え 

 FPGA評価ボード(ミニ版)の改版を行いました。今後、新しい基板に切り換えます。

 もともと数枚しか作っておらず、その在庫分が無くなりましたので、この発注の機会に
 修正を実施しました。

 (CAD画面のコピー)

 主な修正内容は、下記の通りです
  (1) PS/2コネクタのピン配置を訂正。
  (2) 部品の改廃などに伴う変更。
  (3) JTAG端子の追加。
  (4) 型番の最後に-Aを追加し、MFP-PCY6240Z-Aとなります。

 1chipMSXに無くて、ご要望の多かった【JTAG端子】を追加しました。
 もちろん、従来のAS端子は残してあります。どちらも使えます。

 さすがにスペースが無くて、JTAG用としてはピンヘッダを配置するのがやっとでした。
 (基板中央の下側)

 部品さえ置ければ、線が引けるかというと、そう簡単ではありませんでした。
 線を引くと、(当たり前ですが)GNDが分断されてしまいます。4層基板にすれば
 そんな心配はありませんが、コストが上がるので、したくありません。
 色々考えながら、なんとか入れ込みました。

 基板発注、部品を集めて1台を作り、テスト完了は、1月末頃の予定です。
 もし、ご注文をお考えの方は、恐縮ですが、それまでお待ち下さい。

 また、すでにご購入頂いた方で、新型との交換などのご希望がございましたら、
 ご相談下さい。(差額+送料程度で検討中です)

 大きい基板のほうは、改版の予定はありません。当面は、現状のままとします。
 なにしろ売れませんので、作り替える理由もないわけで・・・(自爆)。


●2. テ*リス(もどき) 

 公式なライセンスが無いと、テトリスと名乗れないようです。詳しくは知りませんが。
 一応、もどき、とさせて頂きます。

 もどき、ですけど、内容的には満足できるものに仕上がっていると思います。

 これは昔、友人が作った物です。セガのアーケード版テトリスに似せて作りました。
 プログラム自体は完全にオリジナルで、配布については、本人から許諾を得ています。

 しかし音楽は他人の作品を流用していて、その権利関係が課題です。その為、ネット上での
 配布はしておりません。ロシア民謡ならおそらく問題ないでしょうけどね。

 次の写真は、その画面をデジカメ撮影したものです。

 

 (スペルの間違いは時効です。ところで今度、動画をUPLOADしましょうか?)

 もちろんこのプログラムは、実機MSXで動作します。もともと、実機MSX用です。
 MSX2以上で動作するはずです。

 これをSDメモリカードに書き込み、基板の動作確認・検査用として使用しております。

 NTSC出力/VGA出力/ジョイスティック入力/キーボード入力/音声出力など、
 いっぺんに検査できるので重宝します。

 FPGA評価ボードをお買い上げの方には、「テスト用」として、このプログラムを無償で提供
 しております。


 ご参考:
 TETRIS Official Web Site (いきなり音楽が鳴るので注意!)


■76 2014/01/11 MFP-PCY6240Z ケース 

 先日、FPGA評価ボード(ミニ版)をご購入されたお客様から、
 製作品の写真を送付して頂きました。



 こうやってケースに入っているのを見ると、なかなか立派なものです。
 この商品に対する思い入れが感じられます。とても嬉しく思うと同時に、感心しました。

 ラベルが貼ってあります。
 これは、HRA's roomさんで配布されているデータを書き込んで、MSX2+(相当)化した
 とのことです。ほかにもMSXに関する記事などが豊富ですから、是非ご覧下さい。

 別の角度からの写真は、この後に2枚、掲載しました。

 基板がガタガタ動かないように押さえる為、アクリル板の小片を底面に貼り付けている
 ようです。ケースの外にネジの頭を出さない為の工夫と思います。Nice idea !

 ケースの入手先は聞き忘れましたが、おそらく、秋月電子さんの 通販コード P-00075、
 アクリルケース SK-16 と思われます。96×72mmの基板がちょうど入るサイズです。
 フタ付きなので、必要な時にフタを開けて、内部をいじったりできます。

 ところで、ケースを添付することも検討したのですが、輸送中の破損対策が課題です。
 基板のみであれば、エアパッキン等で保護しても、そんなに厚みはなく、レターパックでの
 発送は容易です。ところが、アクリルのケースは割れやすく、破損のおそれがあります。
 加えて、ケースにエアパッキンを巻いた状態の厚みはどうなのか。封筒に入るのか。
 やはり宅配便で送ることになるでしょう。(送料を節約したいという考えで、できるだけ安い
 発送手段にしたい気持ちはあります)
 もしケースを添付するならば、コネクタなどの穴あけ加工済みが理想だろうと思います。
 課題は引き続き検討したい。

 このFPGA評価ボードは現在、ケース無しの基板のみの状態で販売しており、ケースや
 カバーはユーザご自身で準備して頂いております。
 ケースに入れることで、ホコリをかぶったりしないし、部品を破損から守ることもできます。

 もし、ケース加工が面倒な場合でも、アクリル板を基板サイズに切って、ビス穴をあけ、
 スペーサをビス止めするだけでも簡易的な保護になります。

 ところで私自身はどうかというと、まだケースは作っていないのです。静電防止袋に入れて
 秋月電子の段ボールに入れたりしているような状態で・・・。
 是非、自社製品として、ケースを提供したい。樹脂成形は大金がかかるから無理としても、
 市販ケースの加工、あるいはアクリル板の組み合わせなどで考えています。

 たとえば、
 片面銅箔基板をカットして、その銅箔面を内側にして箱状に組み合わせ、ハンダで接合して・・・
 これぞ、まさに、「シールド」 !!

 脱線しましたが、別の角度からの写真をご紹介します。

 

 手加工なので雑ですが・・・と謙遜されていましたが、とんでもない。私は、こういう作業も
 面倒くさがってなかなかやらないので、むしろ尊敬してしまいます。

 特に、PS/2ポートがハンダ面に付いている為に、穴が変則的になってしまっているのは
 私の設計ミスのせいです。スミマセン!次回、改良します。


 当サイトへの掲載を快諾頂きました事を感謝致します。


■75 2014/01/09 追加 

 あれこれ色々やっています。ひとりで頑張るしかないですね。

 さて、下記2品を通販ページに追加したので、お知らせします。


●1. 三菱シーケンサ FX 端子台 (中古) 

 三菱シーケンサ FXシリーズから取り外した端子台で、中古です。



 Y451C08402 という刻印があります。
 目立ったサビ、汚れは無く、十分使えるはずです。
 初期在庫は、2個あります。
 ビスが、42個付いています。

 サビたり、ビスを無くしたりした場合の補修用にどうぞ!

 ビスだけ欲しい場合でも、これ1個を部品箱に入れておけば、
 いざという時に役立ちます。
 M3の端子台用ビスですから、三菱に限らず、他社の端子台にも
 流用できる事があると思います。

 通販は、こちらです。


●2. Apple純正 iPhone5 付属 イヤホン EarPods 

 iPhone5を購入した時に付属していた物です。



 未開封、新品です。今後も使わないので、必要な方へ。

 通販は、こちらです。


■74 2014/01/05 年始 

 皆様、遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

 大規模な設計の仕事を抱えているため、休み無しで頑張っていました。高価な機材の借用期限が
 年明け早々の為、休むわけにはいきませんでした。あれこれ難航して区切りがつきませんで・・・
 ハンダ付けやら、プログラミングに追われていました。(コテ初め?)
 なんとか、先が見えてきました。これからプログラムや現場が有りますけど、頑張っていきます。

 いろんなアイデア、やりたい事はたくさんあるけど、現実的にはなかなかできません。もっと有効に
 時間を活用し、どんどん実現するように改善していきたい。
 どうしてもひとつの事に集中してしまう傾向があって、複数の事を進めるのが得意ではありません。
 いったん途中で途切れると、元の調子になかなか戻れないときもあります。この欠点を解決し、
 時間をこまぎれにしながら少しずつでも進めるようにしていきます。

 近々、いくつかのアイデアを実行に移したいと思います。もちろん、新しい事にも挑戦していきます。
 ご期待下さい。

 多忙ではありますが、通販は通常通り受け付け、発送しております。


■73 2013/12/25 近況と商品追加 

 大きいプロジェクトを抱えていて、なかなか手が回りませんが、
 少しずつ追加していこうと思います。

 ちなみに、どんな物を作っているかというと、次の写真のような基板です。



 基板の裏面だけご覧下さい。

 写真にうつっている定規は30cmですから、大きい基板です。
 メインとサブの2枚構成で、かなり複雑なものです。
 特定客先向けですから、詳細は秘密です。

 ハードウェアの検証が済んだら、マイコンのプログラムを作らなければ
 なりません。しばらく、手が空きそうにないです。


年末年始の営業について 

 多忙のため、休みはございません。年中無休です。


オープンリールテープ 

 オープンリールテープ 5号、長期保管品です。
 おそらく、未使用と思われます。
 外箱に破れ、汚れがみられます。

 

 通販は、こちらです。


定電圧/定電流 直流電源 LX010-3.5B 高砂製作所 

 以前の記事(71)で、ご紹介したものです。
 動作確認を行い、通販ページに追加しました。



 通販は、こちらです。
 宅配便で発送します。


■72 2013/12/16 カーボン抵抗470Ω【在庫処分】 

 470Ω 1/4W のカーボン抵抗を在庫処分特価にて。

 100本入が10袋ほど在庫しています。
 50本入が混在していますが、合計で100本になるようにします。

 LEDの電流制限用などに使えます。

 買い置きしておけば、けっこう出番があると思いますよ!
 安いし、是非、この機会に!

 470Ωのカラーコードは、黄・紫・茶で、キムラちゃんと覚えていました。
 (なんだそら)



 通販は、こちらです。


■71 2013/12/12 通販ページに追加 

 ようやく、2つ目の大型基板の設計が終わりました。

 単純なアートワークではなくて、回路を考えつつ、部品を選びつつ、同時進行で
 部品配置とパターンを引いていました。
 基板設計を外注に頼っていたら、こんなことはできないでしょう。回路設計が完了しないと
 基板設計に着手できないのが普通です。

 昔(10年以上前)は、自分でアートワークができなくて(技能がなかったのと、回路以外にも
 いろんな仕事に追われていたから)、外注に頼るしかありませんでした。
 自分で両方できるのは、確かに外注費の削減など利点はありますが、自分の身体ひとつなので、
 良いことばかりではありません。

 さらに部品表を作り、在庫部品をかき集め、無い物は発注するといった作業もあります。
 部品点数が膨大ですから・・・これもまた非生産的な作業ではあります。本当は誰かに頼みたい。

 部品が多い事から、実装を外注することを検討しなければなりません。
 メインとサブのセットを、2セット。開発用1セット、納品1セット。

 そのあと、まず、この基板がハードウェア的に正しく動作するか。その検証作業があります。
 その為には、いくつかのテストプログラムも準備しなければなりません。
 あらゆる確認作業が済んでから、ようやく、本番のシステムのプログラム作成となります。

 連日連夜、Eagleに向かっていたものですから、まだ基板設計が終わったような気がしません。
 朝にPCの電源を入れた後、なんとなくEagleを開いたりして基板図面を眺めたりしています。(笑)


 さて、長らく放置していましたが、本日、通販ページに商品を追加したのでお知らせします。

 ●SL型 アルミサッシケース 【特価】 SL44-12-23BB タカチ →通販はこちらです。

 ●SIMフリー USB用 3Gモデム 【中古】 E1750 HUAWEI →通販はこちらです。

 ●8ミリカメラ P100 富士フイルム 【ジャンク】 →通販はこちらです。

 ●パソコン PC-6001 【修理済み】 →通販はこちらです。

  ※当時は「マイコン」と呼んでいましたっけ?
   「ゲームセンターあらし」のマイコン入門本で、「こんにちはマイコン」というのがありました。
   この本に出ていたのはPC-6001でした。

 ●ワープロ WD-M900 【中古】 →通販はこちらです。


 ●さらに、下記の商品を後日追加予定です。
 現在、動作確認などをしているところです。

 

 定電圧/定電流 直流電源 LX010-3.5B 高砂製作所
 0〜10V、0〜3.5A、35W MAX、外部制御可能
 「高信頼電源」と箱に書いてあります。

 中古ですが、あまり使っていなくて、比較的きれいです。
 保管場所の関係から、少しタバコの匂いがします。
 元の段ボール箱が有ります。その箱に入れて保管していました。
 動作は正常です。

 付属品(電源コード、2P-3P変換、コネクタ、説明書)も揃っています。
 定電流出力もできるので、パワーLEDの実験にも便利じゃないかなと思います。
 標準価格\36,000のものです。 (ご参考: メーカーの該当商品ページへのリンク

 仕様的に不満なのは、最大出力電圧が10Vと低いことぐらいでしょう。(用途によりますけど)
 個人的には、もっと高い電圧(60V)が出力できる物を持っているので、これは使わないのです。


 なんか、他にも色々な物、事を放置していますが、いずれ片づけたいと思います。
 手が回らないんですが、そんな事を言っていても何もならないんで、とにかく動かなければ。


■70 2013/12/06 多忙 

 なかなか仕事が片づかなくて、こちらの更新ができず放置状態です。
 更新しないと、つぶれたと思われそうでイヤですね。つぶれはしません。私が生きている限り。

 2種類の大型基板のうち、ようやく1種類の設計完了、発注を終えたところです。
 残りは、新規回路の試作実験、検証も含めて、まだ当分かかりそうです。
 さらに、それにからんだやつのテストとデータ作りと、ファームウェアと、インターフェース
 仕様作成とその他いろいろを一人で片づけなければなりません。

 先日、予告した物を通販ページにUPしなきゃ・・・
 さらに今日仕入れた物も、・・・


●1. SL型アルミサッシケース SL44-12-23BB タカチ 

 タカチのアルミサッシケースで、型番は SL44-12-23BB です。
 新品、未開封です。

 型番で検索すると分かりますが、他店では通常\5,000以上で販売されて
 いるものです。これを限定?個、処分特価にて販売予定です。

 気になるのは次の2点です。
   (1)喫煙者の部屋に保管されていた為、タバコの匂いがします。
   (2)ゴム足が白っぽくなっていました。拭いたらきれいになりました。

 ひとつ開封して中身を確認し、組み立ててみました。

 

 ビスと平ワッシャが多くて面倒くさかったですが、パネルが平板の為、
 他のケースに比べ、加工しやすいです。CNC加工機での加工にも向いています。

 大きさは、ハードディスクのリムーバブルケースに近い感じです。
 (カタログや寸法図は、型番で検索してご覧下さい)

 上面パネルは梨地塗装になっていました。塗装色は黒です。



 底面には、ゴム足が取り付け可能になっています。

 

 宅配便での発送となります。

 後日改めて、通販ページに追加予定です。


■69 2013/11/29 いろいろ予告 

 設計で多忙のため、なかなか更新できませんでしたが、久しぶりに商品を追加予定です。
 とりあえず、予告まで。近日中に通販ページへ追加予定です。

 ぜひ、ご検討下さい。


●1. E1750 (HUAWEI) USB 3G モデム 

 SIMフリーのUSB用3Gモデムです。
 W-CDMA、EDGE
 HSUPA/HSDPA/UMTS:2100MHz

 次の写真は、表面と裏面を示した物です。

 裏面のフタを開けますと、SIMカードとマイクロSDメモリを差し込む所が有ります。
 つまり、マイクロSDを入れれば、USBメモリとしても使えます。

 

 中古、動作確認済みです。

 SIMカードは、日本通信のB-mobileや、DTIのものを使っていました。(いずれもドコモ)

 説明書はありません。
 ソフトは、これをUSBポートに差し込むと自動的にインストールされます。


●2. 8ミリカメラ P100 富士フィルム 

 "FUJICA Single-8 P100"
 昔なつかし、シングル8の8ミリカメラです。 【注意】8ミリビデオではありません。
 1967年から発売された機種です。この現物は、いつ製造されたかは不明です。

 もうフィルムは製造中止、入手できません。

 電池(単3×3本)を入れると、その瞬間からモーターが回り出し、止まりません。
 電池チェックボタンを押しても、レバーを押しても戻しても止まりません。故障と思われます。

 本体は古いもので、傷や汚れがあります。
 風防(マイク用)とイヤホンは、ビニール袋に入っています。
 外箱もあります。一部、破れています。

 

 マイクの伸縮はOKです。折れたりしていません。

 内部のモルトプレン(スポンジのような物)は劣化し、ボロボロになっています。その粉が散っています。
 ピンチローラ(右の写真)にはサビが出ています。油なのか、何か液体が付着しています。
 これは、電池から漏れた液ではないでしょう。電池ボックスはきれいです。その写真は後に示します。

 

 次の写真は、ピンチローラ付近をもう少し大きく写したものです。
 それと、モルトプレンの劣化状態を示します。

 

 レンズは、見た目ではきれいです。表面に薄いカビのような点があります。拭けばきれいに
 なるかもしれません。レンズキャップは有ります。
 電池ボックスはご覧の通り、きれいです。液漏れの汚損、腐食はありません。

 

 カバー、説明書、登録はがき、などが付属しています。ひん曲がっていますが・・・。
 カバーにはうっすらとカビが生えています。



 見た目で状態は悪く、故障しているので、ジャンク扱いとさせて頂きます。

 こういうのを修理するのが楽しみという方もいらっしゃいますので、ぜひ復活して
 あげてください。

 宅配便で発送します。


●3. パソコン PC-6001 NEC 

 以前、修理の記事でご紹介してから、そのまま忘れていました。

 電源が故障していましたが、修理・点検して連続通電テスト等、問題ありません。
 電源コードは傷ついていたので、オリジナルとは異なりますが新しい物と
 交換済みです。(しかし、「マエダ」とマジックで記入してあります)

 

 ちゃんと動作します。
 音も鳴ります。

 

 以前、修理の記事に書いたと思いますが、キーボードも分解清掃して、調子が良いです。
 (押しても反応しないキーが有ったが、清掃した結果、正常になった)

 ビデオ出力も有ります。RFコンバータだけではありません。
 音声については、もともとスピーカ内蔵なので、本体から音が鳴ります。ボリューム調整も有ります。

 本体のみとなります。宅配便で発送します。


●4. ワープロ WD-M900 シャープ 

 現在、ワープロは新品では見かけませんが、長く愛用しておられる方がいらっしゃいます。
 パソコンの面倒くささが無く操作が簡単、動作が安定しているからと聞きます。
 慣れや、蓄積された文書ファイルなどの資産も大切です。

 新品で買おうと思っても商品が無いので、中古を探し回るしかありません。貴重なものです。

 

 これは1998年頃の製品と思います。インターネットに対応した機能(ブラウザ、
 メール)なども内蔵しているようです。

 全然関係ない話・・・
 私、個人的には中学の頃、リコーのマイリポート15を愛用していました。
 今では信じられませんが、文字は2行しか表示できませんでした。
 ヨコに何文字だったか忘れましたが、10文字程度だったと思います。
 まるで、のぞき穴から文書をのぞきながら編集しているようでした。
 右端に、用紙全体のレイアウトが表示されていたと思います。
 こんなのは別に珍しくなく、当時は普通でした。大きい画面のものは、後になってから
 出てきたのです。
 液晶は白黒が普通でした。カラーなんか、だいぶ後になって出てきたのです。

 □□□□□□□□□□ 「  ←レイアウト(用紙イメージ、文字がドットで表示される)
 □□□□□□□□□□   」

 □は文字です。表示は、この領域だけですから、まるで「のぞき穴」です。

 漢字変換だって、安い機種は1字ずつ探して選択してましたから・・・。
 たとえば、「あ」と入力したら、「あ」と読む漢字がいくつか表示されて、無かったから次、
 また次・・・と探したものです。
 マイリポート15は、熟語か文節で変換できました。

 さて、 WD-M900 をご紹介します。

 フタの一部にヒビが入っています。
 手前側のほぼ中央付近です。右の写真は、その箇所の拡大です。

 

 このヒビは、接着剤を流し込んで補修しようと思います。

 キーボードは、かな配列(あいうえお順)のシールがキートップに貼ってあります。
 いらなければ剥がせば良いでしょう。



 スキャナが内蔵されています。少々ホコリをかぶっていますが、基本的に現状渡しとします。

 

 プリンタ部です。インクリボンは、まだ少ししか使っていない状態です。
 印字テストは正常でした。印字テスト結果の写真は撮ってないので、次回載せたいと思います。

 

 システムディスク、予備のインクリボンなどは付属しません。
 本体+電源コードのみです。
 宅配便で発送します。


★ワープロユーザの方へ(MSXなども可) :
 3.5インチ2DDのフロッピーも、新品がたくさん有りますから、必要な方はお問い合わせ下さい。


■68 2013/11/20 現状 

 しばらく更新していませんが、
 現在、大規模な回路/基板設計に集中している為です。(受託案件)

 月末までは、これが続くと思います。
 ぼちぼち更新して、新しい物も仕上げて発表したいですが・・・。
 一馬力なので、なかなか。

 旅行記も書きたいけど、なかなか手がつけられません。そのうち、記憶から消えそう。

 年末までは何かと多忙な見通しです。年明けから現場も増えそうです。

 もちろん、通販などは通常どおり受け付けておりますので、ご安心下さい。
 (外出時は遅れる場合もありますが、事務所にいる限り大丈夫)


 帰国してから疲れが出てグッタリしていました。9日の深夜、福岡空港から
 高速バスで帰宅したのです。

 台湾で、耳から入るのは中国語と英語ばかりでした。
 まず中国語で話しかけてきて、通じないと分かると、あるいは「私は日本人です」(我是日本人)と
 言えば、今度は英語で話してくる場合が多かったです。
 日本語の分かる人なら日本語で話しますが、私の行動範囲ではあまりいませんでした。
 ただ、挨拶程度の日本語が話せる人は結構いました。それは我々(日本人)が、OKとか、
 サンキューとか、簡単な英語を話すのと同様かと思います。

 食堂のおばちゃんに、中国語で話しかけたら、「あなた、北京語、上手ですか?」と日本語で
 言われてしまいました。

 現状、難しい会話はできないので、まだまだ努力が必要です。紙に書くとか、とにかく伝えることです。

 共同部屋の安宿では日本人?も見かけたけれど、見た目は同じアジア系、話してみないと
 台湾人なのか、韓国人なのか分かりません。台湾人で日本語が流ちょうな人もいるので、
 余計に分かりません。

 なんと挨拶したら良いやら、とりあえず中国語で挨拶していました。早上好(おはよう)とか。
 ※台湾では早安と言うようです。

 宿のフロントの人は台湾人だと思って、中国語で話しかけてみたら、実は日本人でした。
 こんにちは(中国語)。我々は予約をしていない(中国語)。部屋は空いていますか?(中国語)
 ・・・そしたら、あ、日本人です、と言われて、アレッ?と。

 滞在中はとにかく、「日本語」と、「みそ汁」が懐かしくてたまりませんでした。
 せっかく来てるんだから現地のものを食べなきゃと言われたりしたけれど。
 台湾にもみそ汁は有って、食事の時にも口にしたけれど、日本のとは違って甘かったです。

 コンビニで売ってるペットボトルのお茶も、ほとんど甘いやつばかりでした。
 甘くない普通のやつ(日本の感覚)にこだわる方は、原材料表示をよく見て選ばなければなりません。
 「日式無糖」と書いてあるものもありました。
 日本と同じ銘柄もあるけど、ほとんど見慣れない銘柄ばかりで、おいしいのかまずいのか、それも
 よく分からないので適当でした。甘いのを飲んでも別にどうという事はないから適当でいいでしょう。

 帰国の翌日(10日)、英検の二次試験でした。試験官と英語で会話する面接試験です。
 会場で周囲は中学生ばかり、この中年オヤジは浮いてましたが(笑)

 試験の朝から、きつくて、眠くてたまらん。意識モーローとしていました。

 面接の部屋に入り、 Good morning ! と挨拶したら、試験官から
 How are you ? と聞かれました。

 型通りだったら、 I'm fine. Thank you. And you ? などと返すんでしょうけど、
 私は、正直に自分の状態を答えました。

 I'm not fine. ねむいです(英語)。 なぜなら深夜に台湾から帰国したからです(英語)。
 ・・・といった具合にベラベラしゃべりました。

 そのあと、問題カードを渡されて、試験官から何か質問されましたが、頭がぼけていて、
 何を言われたのかよく覚えていません。でも、なんか答えたんでしょうね。
 先日、Web上で結果発表があり、合格していましたから。41才にして英検3級です。
 中学レベルだから、これでようやく中学卒業ですね。
 中学の時にちゃんと勉強しておけばよかったね。

 中学時代に試験あったでしょう、聞かなかった?と言う人がいたけど、そんなの知りませんでした。
 最近、英検の存在を知ったのです。中学、高校の頃に聞いたとしても、興味なかった
 から、聞いてなかっただろうし、記憶にも残らなかったでしょう。

 中学生ばかりの中で、オッサンは珍しいし、型通りのやりとりじゃなかったので
 試験官も楽しかったのでしょう。面接の終わりに、何か色々と、少なくとも、
 よく休んでくださいね(英語)というようなことを言われたのは覚えています。

 Thank you for your advice. と答えたか答えなかったか、忘れました。
 とにかく、帰宅後は夜中まで眠りました。

 疲れて、頭が冴えてない時は、日本語だとしても、何を言われてるのか
 分からない事、ありますよね。

 眠いときは、とりあえず寝ましょう。

 昔は徹夜で現場から現場へ渡り歩いて、あんまり眠くてたまらないから、東京の上野か御徒町あたりで
 路上に座り込んで寝てしまったことがありました。
 同行していた同僚に、「ごめん5分だけ」と言って、寝たわけね(笑)。
 おーい何やってんの、早く行くよ〜って言われて、またヨロヨロと歩き出して、カプセルホテルに
 行ったっけな。そんな時代もあったねと。

 確か、最終便の飛行機で羽田に行け、と言われた時だったか。
 車で迎えに来ているから、それで横浜まで一緒に行って現場に立ち会って来い、だったか。
 それも10年以上前の話ですよ。

 あまり関係ない話ばかり書いていますけど・・・

 英検とか試験も大事だけど、実際に英語を聞いたり話したり、読んだり書いたりできないと意味が
 ありません。

 語学の勉強は、ネットなどで盛んに宣伝しているようなものは信じないで、
 聞き流すだけで身に付くわけがありません。まず聞きとめて、口から出さないと。
 読んで、声を出して、紙に書く。分からない単語は辞書を引く。
 地道な練習の積み重ね、継続することが、まず基本になると思います。

 2009年から、通勤中(毎日片道1時間程度)に英会話のCDを初級編から標準、上級まで
 繰り返し聞いて、だんだん聞き取れるようになってきました。
 このCDは高価な教材ではなくて、新品でも\1,000〜\1,500程度で買える本の付録です。
 その本の内容は、中学の教科書をベースにしていました。
 要するに、中学の教科書からやり直せば良いのです。THE HORIZON とかあったじゃないですか。
 私の年代ですけど。

 上級は、聞き取る方に神経がいってしまい、運転が危ないので、運転中には聞かないようにしました。
 昼休みに散歩する時に聞くようにしました。車の来ない遊歩道だったので、川に落ちないようにすれば
 大丈夫です。

 余談、
 散歩と健康的な食事によって、体重を15kg減らすことに成功しました。2年ぐらいかかりましたけど、
 これも地道な努力の積み重ねでした。

 最初の頃は、聞いても、何と言っているのか分かりませんでした。聞き取れない単語がいくつか有り
 ました。それでも、毎日毎日繰り返していると、ある日、ああ、***と言ってるんだ、と分かるように
 なりました。少しずつでも進歩しているのが分かって、嬉しい瞬間です。

 どうしても分からない時は、CDの内容が本に載ってるので、そのページを開いて確認しました。
 あまりに早口で分からないのがあったのです。グレッブレッ、としか聞こえない「それ」は、なんと、
 Great Britain でした。(唖然・・・)

 英語の歌を、歌詞の字幕を見ながら聞くと、よくこんな発音でもとの単語がわかるんだろうか?と
 悩んでしまいます。具体的に言うと、単語をひとつひとつきちんと発音しなくて、ベラッと3つ4つぐらい
 くっつけたというか、飛ばしたような声にしか聞こえないんだけど、どこが区切りか分からないけど、
 これで通じるのかなと?それが不安です。

 あとは直接、外国人と話すことが良い練習になります。日本に住んでいたら、なかなか機会がありません。
 留学しても日本人が多いところに行くと、日本人としか話さなくて勉強にならんかもしれんね。
 逆に、英語のみ、あるいは中国語のみ、というのは厳しいけど勉強になるだろうね。気持ちとしては
 遠慮したいけど。

 今回の台湾でもそうだったが、言葉が通じないと、食べたいものも食べられないんだよ。
 メニューを指さしする方法もあるけど、必ずしもそうできるとは限らない。コンビニだったら、何も会話
 せずに買い物できるかと思ったら、実際は何か言われるし。袋いりますか?程度は覚えているが、
 それ以外のことを言われて、分からなくて困った。

 とくに私は、肉類を食べないので、このメニューに肉が入っていないか確認する必要がありました。
 ベジタリアン食は素食、素菜と言います。阿宗麺線は大腸が入っているけど、のけて麺だけ食べました。
 不要大腸って言えばよかったけど、たぶんできないだろうね。麺と一緒に煮てるから。
 大繁盛している店だからあわただしいし。レジでモタモタしている間に、もう、器を用意して麺とおつゆを
 入れて、できあがってるんだもん。

 数年前、ビッグサイトの展示会に出展した時、外国人のお客さん対応を押しつけられました。
 英語のできる人がいなくて、みんな逃げるんだもん。片言でそれなりに対応はできましたけど、
 貴重な経験でした。
 どうしても聞き取れない単語は、ボールペンを渡して、紙に書いてもらって理解しました。
 お客さんが持っていたデジカメを指さして、 It's a SONY ! なんて言ってみたらウケましたね。

 最近の話だと、たまたま同じバスに乗っていたフィリピン男性。車内で運転手さんに英語で話しかけて
 いましたが、運転手さんは分からない様子。私と同じバス停で降りました。勇気がいりましたけど
 話しかけてみました。
 この日本語を英語で何というのだろうと考えると、詰まってしまいます。考えながら絞り出して
 いろいろ話しかけてみました。

 これらよりかなり昔の話、1998年頃ですが、当時PICのデータシートは英語版ばかりでした。
 8ピンPICに興味が出てきたけど、日本語版の資料がありませんでした。
 しょうがない、辞書を片手に、訳すしかないじゃないですか。

 学校では英語に興味がなくてまともに勉強していません。できることは、単語をひとつずつ辞書で
 調べて、日本語を書き並べて、さて、文章全体としてどんな意味だろうと悩むようなレベルでした。

 だから、たとえば熟語が分からないと意味がサッパリ分からないんですね。

 意味が複数ある単語も少なくありません。この場合、どの意味が合うのだろうと、それも分かりません。

 翻訳サイトもあてにならないし、それでも、何も分からないよりはいいだろう、足しにはなるだろうと、
 PDFからテキストをコピーして、片っ端から訳しました。それでも意味が分からないというか、
 はっきり言ってめちゃくちゃです。元の英文を適当に区切ったり、手直ししながら翻訳を通しました。

 わからないんだから、できる事をしていくしかないじゃないですか。

 どうしたらいいのか分からなくて、もう、英文を全部手作業で書き写し、ちょっとでも頭に入るように
 しました。PICの書き込み手順のデータシート、16F877のは全文を書き写して翻訳しました。
 区切りの線を入れたりアンダーラインを引いたり、分かる単語はとにかく埋めていって、・・・。

 必死に訳しても、意外と大した事は書いてなくてガッカリしました。なんだそんなこと、書くまでもない
 だろうと言うような内容も・・・。訳してみないと分からない。

 PICを使って何かを作ろうという目的から考えたら、しなくても良い無駄な努力、無駄な時間だった
 かもしれないが、もし最初から英語が得意だったら、こんなことは取るに足らないようなもの。

 なんでデータシートが英語ばかりで、その次が中国語なのかというと、
 まず、アメリカのメーカーだから英語であり、世界の共通語としても英語であり、
 次に、市場規模から中国語になるのだと個人的には思います。

 だってマイクロチップのデータシートの最後のページを見てみませんか。日本の営業所は一つでしょ。
 支社ですかね。ところが中国は何カ所ありますか?確かに中国の国土は広いけど、市場としても
 大きいのは当然ですよね。売れるところに力を入れるのは当然でしょう。

 ここ数年で日本語のデータシートも充実してきたけど、以前は、16F84と877ぐらいしか日本語版は
 無かったのです。

 くそー、何としても英語をマスターするぞ、乗り越えてやるぞ!と思い続けて、今まで来ました。
 そうすれば、英文資料で悩むこともないし、自分の活動範囲が広がります。これからも努力を続けます。
 馬鹿なりに。


■67 2013/11/11 台湾 

 11月4日から9日まで、台湾に行っていました。

(左:台北駅/屋根補修中、右:桃園国際空港ロビー)
 

 その間、連絡や通販などの対応ができなかったことを、最初にお詫びします。

 台北から台南、高雄まで行き、ひたすら歩き回りました。
 安宿(ドミトリー)に泊まり、屋台などで素食(ベジタリアン食)を買い食いしながら、あちこち
 見て回りました。

 2007年から取引している基板会社も訪問しました。

 英語と中国語の勉強を1年続けており、その実地研修も兼ねていました。

 詳細は別途、訪問記にまとめようと思います。(MAD研究所にて)

 PC用パーツ、電子部品やキットを売っている店ものぞいてきました。主に台北でした。
 台南で見かけたのは一軒だけでした。
 残念ながら、これは!、という物は見つけきれませんでした。
 電子部品屋さんは少数で、そのフロアはちょっと寂しい感じがしました。

 店番をしながら、店員が何やら食べたり飲んだりしていました。ここが日本とは違うところですな。
 寝ている人もいたし(笑)

 スマホのカバー(殻)を売っている店は、たくさんありました。

 技術書はどんなのがあるのか、本屋さんも何軒か回ってみました。電子関係の技術書自体が
 少ない感じでした。読んでみたら、なんかどこかで見たような感じがしたので、もしやと思ったら、
 日本の本を翻訳したものでした。筆者の名前を見たら、確かに・・・。

 技術書に限らず、日本の本を輸入してそのまま、値札だけ貼って売っているのも多かったです。

 本屋さんは「誠品書店」が有名で、大きい店です。
 読書用の椅子があるけど、そこらへんの床に座り込んで読んでもOKで、コーヒーやちょっとした
 食べ物も売っている、日本の本屋さんとは違う店でした。

 構造自体が段々になっている店舗もあり、まるで図書館のようでした。自分の図書室を作ることが
 できるなら、こんなふうにしたいなと思いました。でかいお屋敷を建てて、メイドさんを・・・(以下略)。
 しかし、立ち読み(座り読み)ばかりで、本が売れるのか心配です。誠品は、本以外も扱っているので
 トータルで儲かっているのでしょう。

 雑貨やさんも回ってみました。24時間営業のドンキホーテみたいな店が有りました。荷物が増える
 のが負担ですから、あれこれ買い込まなかったんですけど・・・ゴキブリ捕獲器のパッケージの写真が
 気持ち悪くて、でも珍しいから欲しい気持ちもありました。中にぞろぞろ詰まってましたので・・・。

 虫章 虫郎 (実際は2文字) = ゴキブリ

 幸い、安宿はきれいな所ばかりでゴキはいませんでしたが、夜市でネズミが走るのを見かけました。

 デパ地下は、まるで日本のデパ地下にいるような気分になりました。売ってる物が日本と同じような
 もので、売り場をそのまま切り抜いて持ってきたような感じでした。日本の商品がけっこう多かった
 です。


 淡水。 屋台で買った臭豆腐を食べた。

 

 TAIPEI 101、信義区、市政府(市役所)周辺

 


■66 2013/11/03 最新状況 

●先週は妙に忙しく、
 特に月末の二日間は、緊急の応援の為、工場に詰めていました。

 私が(別の会社の)製造ラインにいた20年前は、みんな椅子に座って作業していたけど、
 10年ぐらい前からか、椅子は無いんです。事務職以外は、みんな、一日立ちっぱなしで
 作業します。

 休憩時間はあるけど、立ちっぱなしに耐えられなかったら続かないのです。
 新しく入った人が、一日で辞めてしまうこともあるとのこと。

 以前から製造の立ち会いや検査などで製造ラインには入っていたが、
 独立してからは久しぶりだった。朝9時から夜8時ぐらいまで、休憩は昼の一時間、
 足と腰が痛くなった・・・年のせいか(笑)。

 私は半田付けや改造などの仕事が得意で、バリバリ片づけました。
 なにより、自分が過去に設計した製品ですから、誰よりもよく知ってる。
 しかし・・・久しぶりに見たら、すっかり忘れていて、新しい基板作ったの?と
 ボケてしまった。


●By the way,
 FPGAボード(大きい方)は、PICが載せられるようになっています。
 PSP(パラレル・スレーブ・ポート)を、MSXの拡張スロットにつないであります。

 先日、部品は実装しましたが、まだプログラムを作って試していません。



 MSX側と、PIC側と、両方作らなければならないので面倒くさい。(おいおい)

 ちなみに、PSPは16F877、877Aには有るけれど、16F887には無いんです。
 新しい方(887)が安いから、それを使おうと思ったら、新しい方では省かれていました。

 なかなか、PSPを使った例を見かけませんね。昔のZ80システムなどにつなぎ込む
 のでなければ、あんまり出番は無いでしょうね。最近なんでもワンチップマイコンの
 I/Oピンにつないで済ませるから。

 このPICを何に使うか?というと・・・
 USBコネクタ、FT232を載せているので、このPICをシリアルインターフェースとして
 使いたいと思っています。8251などの代わりです。

 なにしろマイコンですから、インテリジェントで・・・機能は自分のプログラム次第です。


●それから、このサイトのレンタルサーバの契約更新、支払いをしました。2017年まで
 大丈夫です。もちろん、期限前にまた延長するでしょう。

 では、明日の早朝から台湾へ行って参ります。4日から9日まで、台北から台南へ
 移動していきます。

 面白い物があったら仕入れてきます。お楽しみに。


■65 2013/10/28 製作中 

 FPGA評価ボード(大)(小)ともに、ご注文を頂き、製作中です。ありがとうございます!

 

 PS/2キーボードコネクタのパターンをミスって、仕方なくハンダ面に実装
 ・・・という話をこの前、書きました。

 改造はできるけど、汚くなるのがイヤだ。基板を作り直すのももったいないし、お金も余裕がないし、
 でも、ユーザにとっては、コネクタがハンダ面なんて変だよな、なんとかしたいな・・・などと、
 ここ数日、くすぶっていました。

 そこで今日、思い切って改造し、部品面に実装しました。右上の写真の通りです。
 もちろん、正常に動作しました。(大きい方の基板)

 今回製作分から、部品面にPS/2キーボードコネクタを実装しますので、ご安心下さい。

 ただ、小さい方の基板は、改造が難しいのです。
 大きい基板は、スルーホールのおかげで、どこかにつなぐ所があるから、表/裏にジャンパ線が
 またがって走ることはありません。
 小さい方は、チップ部品ばかりで、どうしても表/裏にジャンパ線がまたがることになります。
 困ったことです。

 余談ですが、確かNECのTA(ターミナルアダプタ)の基板を観察したら、表/裏にジャンパ線を
 通すためのφ1.0ぐらいのキリ穴が並べてあった。幸い、その基板は改造なしだったが。

 うまい方法がないか、もうちょっと、よく考えてみます。
 両面板で、内層が無いから、どこでも好きな所に穴をあけても良いけれど。

 そういえば、20代の頃は試作とか改造ばかりやっていて、いつも作業服の胸ポケットに、パターン
 カットをするためのデザインナイフをさしていた。いま考えたら危ないな(笑)。キャップがはずれて
 ささったら・・・。

 まあ、よそ見をしながらキャップをかぶせようとして、指に勢いよくグサッとささったことはあるけど。
 小学生の頃は彫刻刀も・・・V形のやつが指先に(笑)。


■64 2013/10/23 旧製品値下げ、通販追加 

 旧製品の値下げと、
 通販ページへ製品を追加しました。


●1. オンスクリーンディスプレイ基板(旧) →値下げ 

 シリアル通信で送り込んだ文字を、ビデオ映像に合成する基板です。

 新型に切り替えの為、OSD-323A(左)と、OSD-323B(右)を値下げしました。

 旧製品・特価の為、保証/サポートは無しとさせて頂きます。
 完成品基板と説明書(26頁)のセットです。
 ケースや電源アダプタ、ケーブルは付属しません。

 電源アダプタは、市販のスイッチングDC出力品(9〜12V)が使用できます。
 OSD-323Aは整流ブリッジを内蔵しているので、センター(+)/(−)無関係に使えます。
 OSD-323Bはセンター(+)用です。逆接続保護機能があります。

 シリアル通信ケーブルは、D-sub9ピンのストレートケーブルが使用できます。

 現在、在庫は、OSD-323A×1枚、OSD-323B×2枚が有ります。

 

 OSD-323B(小さい方)は、電源OFF時の映像信号スルー用のリレーがありません。
 小型化の為、DIPスイッチがジャンパーピンに変わったぐらいで、機能的には同じです。

 ※RTCモジュールは別売です。
  秋月電子さんのI-00233(RTC-8564NB)をソケットに差し込むと、
  日付・時刻機能が使えるようになります。

  ホスト側から日付・時刻を送り込んで表示させる場合は、特にRTCは必要ありません。
  基板単独で、タイム・インサータとして使う場合に、RTCが必須です。
  具体的に申しますと、右下の画像のように、日付と時刻をビデオ映像に合成できます。
  タイム・インサータ機能といいます。DIPスイッチ(ジャンパー)設定だけで切り替えられます。


 左下の画像は、シリアル通信で送り込んだ文字を表示したものです。
 最大4行まで表示設定可能です。

 

 通販は、こちらです。 OSD-323A OSD-323B 


●2. オンスクリーンディスプレイ基板(新) →通販に追加 

 弊社の新型オンスクリーン・ディスプレイ基板、OSD-456Aを通販に追加しました。

 

 旧型とは異なり、画面全域に文字表示可能となりました。

 完成品基板と説明書のセットです。
 ケースや電源アダプタ、ケーブルは付属しません。
 ※RTCは別売です。

 通販は、こちらです。


●3. ニキシー管用電源基板 MPS-170A-NIX →通販に追加 

 通販に追加するのをすっかり忘れておりました。とっくに完成していたのですが・・・。

 ニキシー管を駆動するための電源基板です。



 入力は9〜12Vで、出力は約170Vです。

 基板寸法は、25×20mmと小さく、組み込みやすいです。

 入力、GND、出力の3本だけ接続すれば良いので、簡単です。
 完成品です。

 通販は、こちらです。


●4. 製品情報を整理 

 この通販商品紹介のページに、最新情報や履歴を掲載してきましたが、
 分かりやすいよう、独立したページに製品毎の情報をまとめました。
 ご覧下さい。こちらです。(1) 


■63 2013/10/21 FPGAボード、通販追加 

 FPGAボードを通販ページに追加しました。

 大きい方(MFP-CY240Z) →通販は、こちらです。
 小さい方(MFP-PCY6240Z) →通販は、こちらです。

 手作り少量の受注生産につき、部品手配及び製造に1週間〜10日程度の
 納期を頂きますことを予めご了承下さい。

 初回ロット基板は、PS/2コネクタをハンダ面に取り付けます。(大きい方も小さい方も)
 案外この方が、座りが良くて安定しています。

 どうしても部品面に付けたい方は、発注時にご指示下さい。改造します。

 

 以上、ご検討下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。


■62 2013/10/20 PS/2とUSB 

 大きい方の基板には、PS/2とUSBコネクタの兼用パターンを入れていました。
 キーボードをUSB接続しても使えるかどうかの検証を行いました。

 兼用パターンは、いずれか一方のコネクタしか実装できませんから、こんなふうに
 仮に配線を引き出して、コネクタをつなぎました。

 

 結果: Happy Hacking Keyboard (PD-KB200B/U)は、使えませんでした。

 PS/2接続と、USB接続の2種類の型番があるので、それぞれ専用に作られて
 いるのでしょう。上記型番の場合、「先っちょ」だけ変換しても使えないのでしょう。

 さらに、別のキーボードを試そうと、ハ○ドオフへ行きました。
 中古のUSB接続キーボードを探しましたが、PS/2ばかりでした。残念。


 もともとの発想は、USB接続のマウスに、PS/2変換アダプタが付属していたこと
 でした。

 

 この中には、大層な回路が入っているわけではなく、単に接続されているだけです。
 (こちらをご参照下さい)

 テスターで導通をあたり、接続関係を調べて、PS/2とUSBの兼用パターンとして、
 自分の基板に取り入れたのです。

 なぜ、これで一種類のマウスがUSBにもPS/2にも使えるかというと、
 通電時の信号の状態を見て判断しています。
 以前調べたんですが、だいぶたってしまって、うろ覚えですけれど、
 どっちかの信号がHでもう一方がLならUSB、いずれもHならPS/2という判断ではなかった
 かと思います。PS/2はクロック、データともにオープンコレクタですから、アクティブでなければ
 通常Hレベルです。

 マウスの中のマイコンには、USBでもPS/2でも使えるファームウェアが組み込まれているので、
 PS/2とUSBの兼用ができるわけです。

 同様に、市販のUSB接続キーボードにも、このような変換アダプタが付属しているものがあります。
 そのタイプなら、コネクタはUSBだけど実は信号的にはPS/2といった使い方も可能のはずです。
 これが大きい方の基板のキーボードコネクタをPS/2、USB兼用にした理由です。

 ところで、この逆の場合はどうか。
 もともとPS/2接続のキーボードの信号をつなぎ変えて、PCのUSBポートにつないだらどうなるか?
 おそらくファームウェアはUSB接続まで考えられていないので、動作しないはずです。当たり前です。

 さきほどのHHK(Happy Hacking Keyboard)のように、USB接続しか対応していないものは、コネクタで
 変換したとしてもPS/2接続では使えません。

 PS/2接続のキーボードを、USBポートに接続できるようにするには(USBの信号に変換するには)、
 単なる変換アダプタ(配線接続のみ)ではダメで、ワンチップマイコン等で信号を変換する必要があり
 ます。実際、そのような変換器が売られています。

 でも、キーボードは新品で買っても安いので、そういう変換器を買うべきかどうかは微妙ですね。
 昔のキーボードに慣れていて、気に入っており使い続けたい場合は、必要でしょうね。
 私自身も、1996年製造のIBMキーボード(KB-8920)を現在も使い続けています。

 昔、キーボードは高かったんですよ!! 普通のやつでも。


 全然違う話になってしまい恐縮です。
 まとめますと・・・・・・

 大きい方の基板のキーボード端子は、USBコネクタを実装することも可能だが、キーボードが
 必ずしも対応しているとは限らないので注意、ということです。

 見た目はUSBだが、信号的にはPS/2として使いたい。しかし、キーボードがUSB接続しか
 対応できない物だったら使えません。

 PS/2キーボードを、PS/2コネクタで接続するのが、シンプルで無難です。

 PS/2変換アダプタが付属しているUSBキーボードだったら(USBでもPS/2でも使える)、
 そのアダプタを使って接続して下さい。


 (追記)
 ここまで書いたところで、気づきました。

 冒頭で、配線を引き出してUSBコネクタをつなぎましたが・・・この実験だったら、
 下記のようにしても良かったのです。



 いや、基板上の配線を確認する意味なら、配線を引き出すかコネクタをハンダ付けすべき
 ですが・・・キーボードがPS/2信号をやりとりできるか、の確認だったら、上記のようにすべし。

 なんか、回りくどい話でした。失礼。


■61 2013/10/19 まもなく完成

 FPGAボードは、複数の不具合が残っていましたが、
 いずれも解消しました。

不具合 原因、対策 結果
1
小さい方の基板で、
カラーが出ない。
モノクロ表示になる。
周波数ずれ及び発振不安定。
水晶発振子の外付コンデンサ、
抵抗値を調整した。
調整後、ヒートガンによる加熱試験
などを実施した。
正常動作
2
大・小いずれの基板も、
電源ON時にリセットが
かからず、
リセットボタンを押さないと
起動しなかった
リセットパルス幅が不足していた。
これを長くするように定数を変更
した。
正常起動

 不具合2については、
 VHDLのソースをよく読まないと分からなかった。オリジナルでは、リセットICから
 0.7秒ぐらいの幅のLパルスが出ているようである。けっこう長いと思う。
 短いと受け付けられないので、時定数を長くする必要があった。
 VHDLソースを改造せずそのまま使えるようにする方針だったので、定数変更にて
 対応した。

 じつは、この長いリセット期間には意味があって、リセット信号がLになっている間に
 プログラムをコンフィグROMからDRAMへ転送している。それだけの時間を要すると
 いうことです。もしリセット期間が短かったら、転送が中途半端に終わるから、正常に
 動作しないわけです。
 FPGAはリセットとは関係なしに、電源が入った瞬間から動作します。電源ON時に
 LEDの動きを見れば分かるでしょう。リセットボタンを押したままでもLEDは動きます。

 このように、電源立ち上がりや水晶発振の波形をとったりしながら、検証しました。



 オリジナルの回路に使用されていたリセットIC(M51953BFP)は入手しにくいと
 判断し、より一般的な物を使うように回路を変更していた。
 M51953のデータシートを見たら、Not recommend for new design と記載されて
 いた為。

 じつは、パッケージを変えて(SIPは無くなった)、RNA51953といったルネサス型番で
 新たに登場しているのである。

 ちなみに、M51953とかM51957は、私が最初に入った会社でよく使っており、当時は
 ディップ部品がよく使われていたから、SIPパッケージばかりだった。
 M5195*の外付けコンデンサは、小さい容量で遅延時間が長くとれるので有利。

 リセットICは他のICと比べて、ロングセラーというのか、各社、長く続いていると思う。
 富士通のバイポーラICはとっくの昔にやめてしまったと思うが、リセットICのMB3771は
 いまだに作られているようだ。営業の話では、けっこう売れているらしい。
 (今、最新情報を確認したら、富士通セミコンダクターのマイコン・アナログ事業は
 スパンション社へ譲渡したとのこと)


 ばっちりですね! ちゃんとカラー表示になっています。

 

 調整前は、たまたまカラーになっても、しばらくつけっぱなしにするとモノクロになったり
 しました。調整後は、安定しました。加熱しても問題ありませんでした。


 次に、拡張スロットのテストをしました。
 以前作ったエクステンション基板を利用して、ROMカートリッジを差し込み、ゲームが
 起動するかどうか、確認します。

 大きい基板のスロット1、スロット2、そして拡張用の50ピンのボックスヘッダ、
 それぞれに接続して、ゲームが動作することを確認しました。




 次に、小さい基板をテストしました。
 50ピンのボックスヘッダしかありません。これだけが頼りです。

 

 正常に動作しました。OKです!

 ちなみに、右上の写真は何かと申しますと、オーディオ出力用のケーブルです。
 これを使用して、音が鳴ることを確認しました。
 小さい方の基板は、RCAピンジャックを置くスペースがありませんから、
 ステレオイヤホン用のジャックにしてあります。そこから、この市販のケーブルを用いて
 信号を引き出したわけです。

 上記のケーブルはソニー製でしたが、100均にも同様のものがありました。
 今もあるかどうか分かりませんが、一応探してみると良いでしょう。

 


 これで、一通りの動作確認はできました。
 この後、ずっと電源を入れっぱなしにして、途中でおかしくならないか、なども確認します。

 販売時、FPGAの中身は空っぽか、LED点滅のテストを入れます。書き込みはユーザ自身で
 行ってください。
 製作・テスト時には、1chip MSXのデータを書き込んで動作確認した後に消去します。


 そういえば昔、まだCPUが486だった頃、産業用のマザーボードを当時いた会社で設計
 製作していました。VMEボードと記憶しています。その基板1枚でパソコンになるわけです。
 VMEラックにさして、キーボードとマウスとモニタをつなぎ、電源を入れればパソコンになり
 ました。FDDとHDDは隣のスロットに入れるようにしていたか、もう忘れましたが・・・。

 まだ一人一台のPCは無くて、作業場にあるPCをみんなで共用していた時代ですから、
 PCが増えたと喜んでいました。

 その試作機のテストを任されて、とにかく、一太郎でもゲームでも何でもいいから、
 一日中作業して動かしてみろと。
 何か問題があったら知らせるんだぞと先輩から指示され、工場の片隅でいじくり回して
 いました。

 それで、中に入っていたソフトを順番に起動し、Windows付属のゲーム、マインスイーパも
 動かしてみていたんですが、工場の人たちが近くを通るたびに何か言いたそうな様子。

 ついに、「おい、こら、前田!仕事中に遊ぶな!!」と言われました。
 しかし私は「仕事」でテストをしていたのであって、決して遊んでいたのではないのです。

 でも、傍目には、遊んでいるとしか思われませんよね。微妙な気持ちでした。


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