商品情報(1)
当社で独自に企画した商品を、
随時、ここでご紹介するとともに、MAD商店に追加します。
ご期待下さい!!
<目次>
■1 ・・・ MSX用ユニバーサル基板
■2 ・・・ 電源基板1
■3 ・・・ リレー基板
■4 ・・・ 7セグ基板1
■5 ・・・ 7セグ基板2
■6 ・・・ 電源基板2
■7 ・・・ PIC基板1
■8 ・・・ コネクタ基板1
■9 ・・・ LED基板1
■10 ・・・ テストピン基板1
■11 ・・・ トーンリンガ基板
■12 ・・・ MSX拡張スロットエクステンダー
■13 ・・・ シャッター速度測定機
■14 ・・・ ネジロック剤
■15 ・・・ LEDリングライト基板1
■16 ・・・ テレホントランスミッタ
■17 ・・・ 電話録音アダプタ
■18 ・・・ PIC−USB開発基板
■19 ・・・ ジョイント基板セット
■20 ・・・ AKI−80用ベースボード1
※21以後は、「商品情報(2)」をご覧下さい。
(最新情報が先頭になります。)
■20 AKI−80用ベースボード1
これは、秋月電子の Z80 ( Z84C015 )基板である AKI-80 用のベースボードです。
(製作例) AKI-80装着状態、この写真は第1回試作の基板
ある方からご提案を頂きまして、試作しました。ご提案、有り難うございました。
このように、思いついたら短期間に現物ができるのが、切削基板の良いところ
です。プリント基板のイニシャル費用が不要であり、ちょっとした修正でもフィルム
の作り直しがありません。
☆リクエスト募集
皆様も、何か欲しい物がありましたら、遠慮なくメールでご提案ください。
ちょっとした思いつきでも結構です。
もし売れたら、提案者には報酬を出すように検討しております。
提案者以外の方に売れたら、提案者にはその基板(部品未実装)を1枚のみ、
無償で(郵送料もタダで)差し上げます、というのはいかがでしょうか?
・・・・・・・・・・・・エッ、ケチくさい?やっぱり現金がいい?
そりゃーキツイですよ、ゴメンナサイ。吹けば飛ぶような零細企業ですから。
(あくまでも検討中です。別に、こうしたらいいんじゃないか、というご意見など
お寄せいただけたら幸いです)
☆対応機種
さて、今回試作しましたベースボードの対応機種は、AKI-80ゴールドまたは
シルバーです。念のために説明しますと、それらの違いは、実装されている
RAMの容量の違いです。
Super AKI-80 は基板が異なりますので、このベースボードには装着でき
ません。もし、Super AKI-80用のベースボードをご希望の方は、ご相談下さい。
☆脱線
H8やPICなどが全盛の現在、「いまさらZ80?」とか、あるいは若い方など
「Z80ってナニ?」と、おっしゃるかもしれません。
しかしZ80も、まだまだ捨てたもんじゃないです。むしろPICよりZ80の方が
便利だと思う時もあるし、膨大なソフトウェア資産(開発ツール、ライブラリ)や、
ノウハウの蓄積(書物なども含む)が活用できる、という利点もあります。
欠点は、まず、ROMでしょうね。窓付きROMなんか、もう時代遅れです。昔は
多くのメーカーが製造していましたが、今はたぶん1〜2社と思います。
フラッシュの27256相当品を使っている人もいますが(私も使っています)、
これも新規には製造されていないでしょう。VGAカードのISAバス版か、PCIの出始め
の頃のやつには、 W27E257 が付いていたりします。これはフラッシュで、256として
使えます。
それと、単体のROMを使うと、プロテクトがかけられません。丸ごとコピーされて
しまいます。アドレスバスやデータバスをスクランブルしても、やはり弱いです。
※スクランブル・・・書き込み時にゲタをはかせて、そのゲタの中でビットを入れ
替える。または、マスターROMをビット入れ替えで作っておく。
ターゲット基板のバスもその入れ替えと同じにしておく。
ゲタ無しで読むとデタラメに見えるので、(簡易的な)解析対策に
なる。但しコピーはできてしまう。
私が最初に勤めた会社は、ROMライターを作っていました。ROMライターと言えば
ペッカーです。実際にはROMライターというより「プログラマ」と呼んでいました。
他社のROMライターを指して、ペッカーだと言っている人がいて、そりゃ、ア○バン
○ストの製品だよ、ペッカーとは呼ばないんだよと指摘した事があるけれど、
それくらいペッカーの名前が浸透していて、まさに代名詞になっていました。
あの、ピーッ、ピピピピー、という独特のビープ音が、何とも言えませんな(笑)。
パチンコ雑誌で、「ベッカー」という誤植を見つけて苦笑したこともあります。
ベじゃなくてペです。Peckerです、お間違えなく。
そういえば映画の「ゴト師株式会社」で、警察が裏ROMを確認するシーンで
Pecker-10が登場したのを覚えています。翌日、会社で「出てたよ〜」と話題にしました。
ちなみにPecker-10のメインCPUはZ80でした。Pecker-11以降はV50だったと
記憶しています。いや、以降というのがわからない。Pecker-0ならゼロだから最初の
機械かというと、そうじゃなかったと思う。自分が見たり使ったりしていたのは10、11、
21、30、50です。
いろいろ思い出しましたが、当時、「えらい人」に、私のボーナスは現物支給で
ペッカー1台でいいですよと冗談を言った事がありました。そしたら、かなり本気に
されてしまったような記憶があります。まあ、ずいぶん昔のことになりました。
脱線しましたが(最初に脱線と書いておいて何を言う)、とにかく、Z80は現役だし、
このベースボードがZ80ユーザーのお役に立てればと思います。
私は、Z80を搭載したパソコンから入門した世代であり、Z80には特別の思いが
あります。
これから新しく始める方はPICでもH8でも良いでしょうが、あれこれつまみ食い
しないで、まずは一つでいいからじっくり勉強することをおすすめします。
どんなCPUでも、基本的にできる事は同じです。別のCPUを習得する時に、違いを
研究してみると良いでしょう。ははぁ、コイツの場合は、こういうやり方になるんだな
って、そんな感じでやってみて下さい。
この仕事には、どんなCPUを選べば適切か、だんだんわかってきます。
★仕様と説明
(1)基板寸法 95×145
サンハヤトICB-504と、外形寸法及びネジ穴位置が互換です。
2段重ねにする場合や、ICB-504前提で加工したケースへの組み込みが容易です。
(2)電源 DC5V
電源は、DC5V出力の電源アダプター(安定化)、またはスイッチング電源を使用します。
DCジャック(MJ-179P)と、ネジ端子(または2.54ピッチのコネクタ)を実装可能です。
※第2回試作では、入力部+のパターンギャップを広く改善しました。写真は第1回試作のものです。
DCジャックからの電源入力を中継し、ネジ端子から分岐出力する使い方もできます。
ポリスイッチ(自己復帰型ヒューズ)を実装可能で、プラス・マイナス逆接続保護も
有ります。
(3)RS232Cインターフェース
レベルコンバータ、Dサブ9ピンメスコネクタ実装
SIOのBチャンネルを使用します。(AKI-ROMライターと同じ)
(4)ユニバーサルエリア
チップ部品(R、C)の実装も、ある程度考慮したパターン形状としました。
(5)I/Oポート
PA、PBを引き出して、2.54ピッチのコネクタ、またはヘッダーが実装可能な
パターンを備えています。
さらに、プルアップ抵抗のパターンも備えています。抵抗アレイは、シングルラインの
ソケットに装着すれば、必要に応じ、付け外しができて便利でしょう。
シングルのヘッダー、2.54ピッチのコネクタ(いわゆるナイロンコネクタ)、秋月電子で
売っている2.54ピッチのターミナルブロック、いずれも実装できるようにしました。
さらに2列のヘッダーを、上下どちらかにずらして実装することで、別の使い方も
できます。上にずらして実装すれば、同じ信号を2本ずつ引き出せます。下にずらせば
信号とGNDを1対1で引き出せて、フラットケーブルで1本おきにGNDをサンドイッチ
(シールド)できます。
上からも下からも、というわけで、山○山方式と名付けましょう。(笑)
また、ヘッダーに短絡ソケットを差し込めば、ジャンパー設定用として使えます。
あるいは、ヘッダーを実装しないで直接リード線をつなぐこともできるように、穴径を
1ミリにしてあります。
(6)リセット回路
AKI-80自体にもリセット回路がありますが、拡張スロット側にもリセット信号を出力
するため、ベースボード上にもリセット回路を設けました。
ROMエミュレータからのリセット信号を入力する端子があります。
リセットボタンを備えています。
(7)アドレスデコーダ
AKI-80自体が、A15が0か1かでROM/RAMを切り換えているために、外部バス上で
メモリ空間を利用できません。その必要も無いと思いますが、後述する拡張スロットの
関係もあり、外部メモリを接続する手段が提供できないかと検討しました。
最終的には、AKI-80のROMを装着しないで外部バス上のROMで動かすなり、AKI-80
自体に手を加えなければ解決できませんが、とりあえず、A15、A14を74HC139に入力し、
64Kバイトの空間を4分割した各々のエリアのセレクト信号を生成しています。
これらの信号は、74HC139の端子からヘッダーを出しており、必要に応じて接続し、
利用できるようにしてあります。
(8)拡張スロット、コネクタ
MSXもどきの拡張スロットを2つ設けました。
Z80系のバスとして、MSXの拡張スロットを一番に思い出し、また、MSX用に作った
I/Oボードが流用できないか、という発想がありました。
「もどき」というのは、完全に互換ではないという事です。まず、クロックがMSXと同じとは
限りません。クロック次第では、タイミング等の再検討が必要になる場合もあるでしょう。
/SLTSL、/CS1、/CS2、/CS12などの信号は未使用で、プルアップしてあります。あとから
信号が接続できるようにヘッダーは出してあります。
基本的に、AKI-80から出ている信号は接続しています。
コネクタは、MSXと同じカードエッジコネクタが実装できますが、兼用パターンですから、
MILコネクタ、ボックスヘッダーも実装可能となっています。
←ボックスヘッダーの例
MILストレートコネクタの固定強度UPの為に、タッピングビス用のキリ穴を設けてあります。
製作例では、ひとつをカードエッジコネクタ、もうひとつにアングルのMILコネクタを実装して
みました。
MSXと同じカードエッジコネクタですから、当社のMPC-MSX基板を使用して作った拡張
ボードが装着できます。
←こんな事をしても意味はない。
しかし、ROMカートリッジを差し込んでも起動するようにはできておりません。
I/O空間の拡張を主な目的として拡張スロットを設けていますので、念のため。
☆その他
パターンの都合上、AKI-80の装着部分のコネクタは、下記のようにしなければなりません。
AKI-80側 ・・・ オス
ベースボード側 ・・・ メス(秋月のカタログでピンフレームと呼んでいる物)
最終的に、AKI-80とベースボード側のどちらがオス・メスでも、支障なく実装できるように
しました。(初期の試作では、穴径とランドがメスピンに合わせた為、小さかった。オスピンの
方が太い。それに合わせて穴径とランドを大きくした。)
☆販売
当面は、基板のみ(部品未実装)で販売します。
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
仕様変更・カスタマイズご希望の方は、どうぞご連絡ください。
お待ちしています。
(2008年1月21日作成、1月31日最終基板の内容を追記・修正)
■19 ジョイント基板セット
MSX用ユニバーサル基板MPC-MSXの売れ行きがよくありません(売れません)。
自分も含めて需要は有ると見込み、需要に応えようとしたのですが、やはり需要が
無いのか、あるいは、何かが足りないようです。
異例ですが、ぶっちゃけた話?MPC-MSX基板の工場からの仕入れは1枚あたり
\1,200です。そしてイニシャル費が5万円かかっており、仮に100枚売(れ)るとすれば、
1枚あたりに\500ずつ乗っかります。すでに、1枚あたり\1,700となってしまいました。
これを現在\1,800(税込)で売っている、というわけです。つまり、利益は\100です。
決して暴利ではないどころか、売れなければ赤字です。
私自身もMSXが好きで、中学生の頃からずっとお世話になっており、とくに
ハードウェア工作をする方には、極力、安価で提供したいという気持ちで価格設定
しましたが、どうしても高くなってしまうのが、小ロット生産の弱みです。
イニシャル費が不要!と宣伝している基板業者がいくつもあります。実際、数社から
見積をとった事があります。しかし、見積をとった経験のある方はおわかりのように、
1枚でも10枚でも大差ないのです。逆に言うと、数量が増えても安くなりません。
(数が増えると、試作工程ではなく量産工程の扱いとなるため、最低発注数量が100枚
以上というように多くなり、1回の支払い金額は大きくなり、納期もかかる)
イニシャル費が不要という業者でも、1枚で2万円以上かかります。仮に2万円で
10枚作ったとしましょう。すると、1枚当たり\2,000になります。自動見積で、数量や
製造条件を色々変えながら試しましたが、極端に安くなることはありませんでした。
シルクやレジストは不要なんですが、それらが不要という条件設定をすると、逆に、
特殊仕様になって高くなるんですね。なぜかというと、異種面付けを行っている為と
考えられます。異種面付けというのは、みんなの基板を1枚の大きな板に並べて作る
わけです。つまり、みんな同じ仕様に揃える必要があるのです。工程の異なる基板を
含められません。とくにMPC-MSXのような、金メッキ端子付きは別工程になると思われ
ます。(メッキ装置に取り付けて電流を流すための電極を、基板の外側に作り込みます。
メッキ工程後にルータで切り離します)
仮に10枚作ったとして、その後も需要がある場合、1枚でも再び数万円を払う事に
なって高くつきます。それならば、国内工場で従来通り、イニシャル費を払って作れば、
リピート(継続生産)は基板単価だけで済むし、いつまでも供給できると考えました。
少し愚痴みたいになってしまいましたが、価格はどうしても下げられません。
その代わり、お金をかけないで、何かできないものかという方向でも検討を進めました。
クレジットカードが無いので、海外の安価基板業者が利用できません。銀行送金を
シティバンクなど色々検討しましたが、対応していなかったり手数料が高くつきます。
もし、国内の基板工場で、小ロットのコストダウン提案ができるところがありましたら
ご一報頂けると幸いです。
(追記2008/09/21)海外送金の手段は、すでに整えており運用中です。逆に、
海外からの入金も受けられます(実績有)。
海外の格安基板は、世界中のメーカーを片っ端から調べて、自分で選び出した
ところと交渉をしています。品質を見る目的もあり、実際に数社に作らせました。
中国の格安基板は話題になっていますが、私が実際に注文した結果は、品質に
問題がありました。きれいな基板だと書いている人もいますが、それは見た目の
色がきれいだと言っているのではないかと思いました。一番ゆるい条件で作らせ
たのに、こんなのもまともに作れないのかという印象です。10〜20枚作った結果、
その1枚ずつに何らかの問題点がありました。
中国は、と、ひとくくりに悪いと言うのではありません。1社ずつ実際に調べてみて、
現実を見たいと思います。ある程度は、勉強のためにお金を損するつもりでやって
います。ネット上の情報を鵜呑みにせず、自力で、良い基板メーカーに出会いたいと
思っています。
おっと、これはMPC-MSX基板に限った話ではありません。MPC-MSX基板は
従来通り、国内で製造します。イニシャル費用を払っていますから。
ケースを作って欲しいという要望もあるかもしれませんが、これも金型代がかかって
現実的ではありません。代替案として、アクリル板の貼り合わせで作ることは検討中
です。(残念ながら、コスト的な理由でMPC-MSX基板のオマケにはできませんが・・・)
それより先に、今回は、ジョイント基板セットというものを試作してみました。これは、
MPC-MSXとAE-B2(秋月電子のユニバーサル基板)とを連結するためのプレート(基板)と、
ビス・ナットのセットです。
MPC-MSXには、もとよりAE-B2との組み合わせを想定して、キリ穴をあけていました。
しかしそのまま重ね合わせると、段差ができてしまいます。
そこで、ジョイント基板の出番です。これを利用すれば、段差が解消します。
ジョイント基板(表面用、裏面用)
パターンは特に希望がなければ、上の写真のセットになります。
広い方は電源用、スリットのようになっている方は信号の中継用に
利用されてはいかがでしょうか。
ビス、ナット ジョイントした状態(側面)
ジョイントした状態
「ジョイント基板セット」の構成は、表面用基板×1、裏面用基板×1、ビス・ナット
各4個です。MPC-MSX基板と同時に注文された場合に限り、おまけとして
無償で添付します。
ジョイント基板セットのみは、\200(税込)です。
AE-B2基板同士の連結にも利用できますので、ご検討下さい。
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
他のユニバーサル基板の連結用としても、寸法指定を頂ければ、カスタマイズで
見積・製作可能ですのでご相談下さい。
(2008年1月17日作成)
★部品入荷情報 (2008/01/17)
MC34063 と MCP41010-I/P と DG411DJ が入荷したので
MAD商店に追加しました。いずれもDIPパッケージです。
特に、MCP41010-I/Pは入手しづらく、国内で扱っている所が
ほとんどありません。手に入れるチャンスですよ!
・MC34063 商品ページ
・MCP41010-I/P 商品ページ
・DG411DJ 商品ページ
また、MC34063の代替としてNJM2360もご検討下さい。 商品ページ
また、今回の入荷に伴い、下記18のパーツセットを企画しました。
数量限定で、現在、すぐ出せるのは数セットになります。PIC以外、
必要なパーツは全て揃っています。(お問い合わせ下さい)
■18 PIC−USB開発基板
16F877Aと、USB用のPICである18F4550を備えた、USB開発基板です。
(・・・というのは建前?)
それぞれのPICに、それ用のファームウェアさえ書き込めば、PIC用デバッガーの
ICD2 LE と、しても、使うことができます。プログラム次第ですから、あなた自身が
ゼロから作ったプログラムで動かすのも自由なのです。
私は、すでにマイクロチップ純正 ICD2 LE を所有していますが、もうひとつ欲しく
なりました。いくつもの仕事を抱えているため、それぞれをやりかけのまま置いておき、
必要な時にすぐ再開できるようにしたいのです。さらに、離れた場所で作業を行う
ときもあり、いちいち機材を持って行ったり、持ち帰ったりしなくても済むように
したかったのです。
以前に、ユニバーサル基板で作ったのですが、やはりきちんとケースに入れないと
耐久性など、いろいろと問題があります。RS−232Cは必要ないのに付けていたし、
そういった無駄を省いて、すっきり作り直したいと思っていました。
そこで、切削基板を作ることにしました。
回路図は、特定の単一のサイトで公開されているものではなくて、国内外で入手
できる限りのものを分析して、まとめたものです。みんな、それぞれ少しずつ異なった
回路になっていて、どれに合わせたら良いやら悩みました。一応、標準に近いと
思われるものを基準にして、それを、入手しやすい部品に合わせたりしました。
さらに、実機ICD2 LEの基板を顕微鏡でたどって、回路図を起こして照合しました。
ICD2 LEは簡単ですから、解析には2時間もかからなかったと思います。
いくつか興味深いこともわかりました。押しボタンの意味とか、回路的なこととか。
これらは秘密にしておきましょう。(押しボタンの意味は、押してみればだいたい
分かりますが・・・)
RS−232Cインターフェースは、遅いのでICD2を使うメリットが無いのですが、
一応、レベルコンバータ回路だけは基板上に残すことにしました。あくまでも、USB
の開発基板ですから、開発の補助としては、あれば役に立つこともあるでしょう。
使い慣れた、「枯れた」インターフェースは大切です。
回路図が準備できた時から、パターンを引き始めて試作品ができるまで、およそ
2日程度でやっつけました。
タカチのプラケースSB95−34Aに入るようにしました。ちなみに、このケースの
寸法は、W95×H34×D155です。つまり、正面パネルから見たとして、横幅が
95ミリ、高さ(厚さ)が34ミリ、奥行が155ミリ、ということです。
純正のICD2 LEは、とても小さいのですが、そこまで小さくする必要もないと
思います。
次の写真は、上フタをはずした状態です。スッキリしているし、きれいでしょう?
基板の外形は、ケースにピッタリ合っています。
さらに、次の写真は、前面パネルと後面パネルの様子です。
文字の彫刻も可能ですが、内容がわかりきっているので、あえて実施しません
でした。
(左)前面パネル・・・電源、BUSY、ERRのLEDと、ターゲット接続モジュラージャック
(右)後面パネル・・・USB端子
基板は、独自に片面パターンを設計しました。
次の、左の写真がその一部です。かなりゴチャゴチャしていますが、
片面ですから仕方ありません。
パネルも、やはり基板を加工して作りました。もともとケースに付属していた
アルミパネルは使っていません。(右の写真)
もちろん、アルミパネルを加工することも可能です。
パネルを基板で作るメリットは、部品を実装することもできる、という事
です。もし、押しボタンが必要なら、パネルにパターンを作っておけば、
基板用のタクトスイッチが実装できます。コネクタも実装できます。
ただ、色が気に入らないというのは言われそうですね。もろに基板の色
ですし、基板自体の透かし(メーカーを示す、HとかNなどの文字)が見えて
います。
これは、紙エポキシとか紙フェノールに限らず、ガラエポ(FR−4)とかCEM−3
でも同じです。FR−4は、乳白色に赤い透かしが入っています。
★さて、本体のみの動作テストはOKでした。(MPLAB IDE v7.62)
ターゲット基板に接続しようと思ったのですが、モジュラーケーブルのことまで
頭が回っていませんでした。6極6芯なんて、そこらへんでは売っていません。
ターゲット側がモジュラーというのも、自作基板の場合は不便ですよね。単純な
ヘッダーピンのほうが、扱いやすいし、入手で悩んだりすることもありません。
ICD2 LEも、シングルのヘッダー用になっています。
そこで、このモジュラーを削除し、フロントパネルにヘッダーを出すことにしました。
パネルを基板で作っているから、こういう変更も容易です。あとは、メイン基板の
モジュラージャックをはずして、そこからリード線を引き出し、フロントパネルに
接続するだけです。
しばらくは、ボチボチ、そのあたりの変更を行っていく予定です。
(2008年1月1日追記)
試作の1台目は、パターン配線ミスは無かったものの、現物を見ているうちに
気になる点が出てきたので、修正することにしました。
GNDベタをもう少し広げるために部品を移動したり、部品同士の干渉を避ける
ために移動したり、パターンを整理したり、単なる抵抗値の変更もありました。
多くの修正点を盛り込んで基板を修正し、試作の2台目を作りました。
とくにターゲット接続のコネクタは、従来のモジュラーに加えて、次の写真の
6ピンコネクタも使えるように兼用パターンを設けました。モジュラー、6ピン
コネクタ、いずれか一方を選択して、実装できるパターンです。
右の写真は、ターゲット接続のケーブルを自作したものです。先端には、6ピンの
ヘッダーピンに差し込めるメスコネクタを付けました。
そして、実際のターゲット基板に接続し、消去、書き込み、リセット解除、リセットなど
一通りの機能をテストして問題有りませんでした。これで、しばらく開発に使ってみます。
念のため、本機からターゲットへの電源供給回路はありません。(ICD2 LE相当)
通常考えられる使い方では、それが必要になることは無いでしょう。デバッガーから
ターゲットに電源供給をする必要は、めったにありません。実際にやったとしても、
そんなに多くの電流が吐き出せるわけでもありません。
但し、書き込み機としてレバーソケットをつないで使う時には問題になるでしょう。
別途にDC5Vを用意して、書き込み対象のPICに与えれば良いわけですが、電源
アダプタなど使うのは邪魔になりますから、やはりデバッガーから電源供給をするのが
スマートかもしれません。その改造にはFETほか2〜3点の部品を追加するだけです。
メイン基板に修正を加える予定は、いまのところありません。
注意が必要なのは、現状の回路ではターゲット電源5Vのみの対応という事です。
ターゲットとの入出力部分に74HCシリーズのICを使っている為、この制約があります。
ICD2 LEは、この問題が発生しないICを使っています。型番は分かっていますが
あえて書かないでおきます。チップ部品なので、子亀基板でも作って、ICソケットに
載せれば良いと思います。
★もし、基板が欲しい方がいらっしゃいましたら、ご連絡下さい。
MAD商店の「基板」をご覧下さい。
受注生産となります。納期は、在庫がある時や、早くできたら早めに送りますが、
最低1週間以上とお考え下さい。
(製作には若干の時間を要しますとともに、当方のスケジュール調整も関連します)
基板は、部品を実装していない状態でお送りしますので、部品表を見て、
ご自身で部品を集めて、実装図を見ながらご自身で半田付けをして頂くことに
なります。
下記の左の写真は、実装図兼部品表です。説明を細かく書き込んでいます。
右は、実装図部分を拡大したものです。
パーツ一式のセット販売は、希望があれば検討したいと思います。
→ 後日記・・・
部品及びケース、ターゲット接続ケーブル、USBケーブルに至るまで、全て含んだ
パーツ一式セットの原価を計算したら、自分の利益無しでも1万円近くになりました。
地方から通販で部品を仕入れるので、どうしても振込手数料と送料がかかってしまい
意外に高くつきます。ケースだけでも高いです。いくつかの電子部品店のサイトで
見ていただけるとわかりますが、\900〜\1,000もします。それに送料が安くても\500
かかります。振込代か代引手数料が\315かかります。すると、ケースだけで\2,000近く
になりました。まったく、地方は不利です。数がまとまれば、たとえば10個とかで経費を
割る方法もありますが・・・。
部品は1店だけでは揃わない場合もあり、何カ所かに分けて発注しますが、
そうするとそれぞれに送料、振込代がかかってきます。トホホです。
ほかの案としては、入手しにくい部品だけ当方の仕入れルートで仕入れて販売
するか、ですね。 MCP41010 などは国内で売っているところがほとんどありません。
しかし、仕様的に我慢すれば半固定抵抗でも間に合わないこともありませんから
必要ない人には必要ないでしょうね。
部品点数は、意外に多いですが、ユニバーサル基板で作るよりは楽でしょう。
このサービスは、「ユニバーサル基板でゼロから作るより楽」ぐらいにお考え下さい。
それ以上のものを求めないでください。
部品を含まない「基板のみ」セットは、下記の構成になります。
(1)メイン基板
(2)前面パネル
(3)後面パネル
(4)部品表
(5)実装図
税込¥2,000+送料(エクスパック)¥500=¥2,500
このセット以外の品物は付属しません。回路図及びPICのファームウェアも
当方から提供することはできません。これらに関する情報提供もしません。
前面パネル及び後面パネルは、銅箔の加工テストに使用した基板を
リサイクル使用する場合がありますのでご了承下さい。
(ケース表面に銅箔は見えないので問題ない)
試作品は実際に動作していますが、保証はしません。また、いかなる理由が
あっても、サポートしませんので、納得の上、お申し込み下さい。
部品一式と、PICの購入およびファームウェアの書き込みは、ご自身の手で、
自己責任で行って下さい。
切削基板は銅箔がむき出し(フラックス仕上げはしてあります)のため、ブリッジ
しやすく、半田付けが下手な方には向きません。
もし、何らかの問題が発生しても、ご自身で対処して頂くことになります。全ては
自己責任です。回路図がなくても、パターンをたどって回路図を起こして問題解決
できるぐらいの人でなければなりません。
従って、対象は中級者以上を目安にしてください。
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
しかし、こんなの手作りするよりも、純正品を買った方が結果的に安上がりかも
しれませんよ。趣味で楽しむ方には良いと思いますが・・・。完璧を求めるとか、
無難に使いたいとか、サポートが必要なら、必ず純正品を買って下さい。
自作品でサポートを求めてはいけません。あくまでも自己責任ということを
忘れないでください。
あれこれイチャモンを付けられたり、次々に要求を出されたらたまりません。
(2007年12月30日作成、2008年1月1日追記)
■17 電話録音アダプタ
これも、商品としては、いくつかの理由で問題がありますから、あくまでも
切削基板の製作例としてご覧になって下さい。
5年以上前、市販の電話録音アダプタをいくつも買ってバラしてみました。
すると、メーカーが異なっても回路がほぼ同じという事実に気づき、認定番号も
申請者も異なるのに、もとが一緒なのか、あるいは、どちらかがコピーしたのか、
そのあたりは謎です。
私も同じ回路で再現してみました。但し、過大入力に対するリミットのダイオード
を追加してあります。
これも11、16と同じで、タカチのプラケースSW−50に入ります。
写真を示しますが、回路がバレバレですね。
この回路だと、市販品も同じ問題があるのですが、録音機をAC電源で使うと
ハムが入るという問題があります。本当はライントランスを入れることが望ましいで
す。その改良を施したものを、いつか作りたいと思っています。
念のため、これもNTTの電話回線には接続できません。
また、販売もしておりません。
興味のある方は、お問い合わせ下さい。
(2007年12月27日作成)
■16 テレホントランスミッタ
これは、商品としては、使い方によっては問題がありますから、あくまでも
切削基板の製作例としてご覧になって下さい。
むかしは、秋月電子のキットもありました。ここで紹介している物とは回路が
異なりますので念のため、しかし1石ですから似たような物です。(秋月のキット
は2石だった)
あくまでも簡易的な物ですから、性能はいい加減なものです。FMラジオの
あちこちの周波数でも聞こえるぐらいですし、大して飛びません。
「スパイごっこ」程度のものとお考え下さい。
実験では、だいたい79MHz付近でよく聞こえました。コイルを延ばしたり、
巻き数を減らせば周波数が上げられるでしょう。巻き数が少ない方が、小型に
できて好都合?
なお、11のトーンリンガ基板のシリーズとして製作したので、タカチのプラケース
SW−50に入ります。ケースの色は、黒のほうが怪しくて良いですね。本物?の
盗聴器みたいで。
ミノムシクリップをつないだら、最高ですネ。
もちろんNTTの回線に接続してはいけません。疑似交換機につないで、遊んで
います。
さて、上の写真では、回路が中央に固まっていることにお気づきになりましたか。
基板の面積に余裕があるのに、なぜでしょう。
じつは、こんなことを想定して設計したからです。
アヤシイですな・・・
ちょうど、回路の部分のみを切り出したわけです。
こんなふうに、回路をいかに小さくまとめるか、というのは興味深いテーマです。
時には、物理的な配置だけじゃなくて、回路自体も見直すとか、三次元的な
展開をも超えた検討を重ねます。そこが面白いと思います。
むかし、モジュラーの二股の中に、当時はユニバーサル基板で作ったやつを
組み込んで喜んでいたのを思い出しました。
あとは、こうやって作った物の応用を色々と考えて、妄想にふけるわけです。
FMでとばして、DTMFをゴニョゴニョとか、なにやらラ○ヲラ○フ的な展開と
なってきました。
なお、本商品は販売しておりませんので、念のため。
興味のある方は、お問い合わせ下さい。
(2007年12月30日追記)
ケースに入れました。これだけじゃなくて、トーンリンガ基板と、電話録音
アダプタもそれぞれケースに入れました。
ケースの加工は、ノコギリでタテに切り込みを入れます。ケースの底につくまで
切り込み、あとは、ヨコ方向にカッターナイフでキズを入れます。2〜3回なぞれば
十分です。そして、内側に向けて力を入れれば折れます。(怪我に注意)
最後に、ヤスリで仕上げます。モジュラージャックがケースに合うようにします。
(2007年12月27日作成、30日追記)
■15 LEDリングライト基板1 PCB-LEDRING1
だいぶ前に製作したものより、もっと良いものを作りましたのでご紹介します。
実体顕微鏡や、デジカメ用の光源として使うことを目的にしています。
まぶしくて、目が変になりました。
今回は、切削基板によって製作しました。
後日、カバーや取り付け用のホルダーを製作する予定です。
●次の写真は、仮に顕微鏡に取り付けたところで、じゅうぶんに明るいです。
下の奥に見えるのは、だいぶ前に作ったLEDリングライトです。
●基板寸法は、内径62ミリ、外径94ミリです。内径は、顕微鏡に合わせました。
これは、銅箔面の写真です。
●LEDの実装を終えた状態です。
(この基板の場合、LEDはφ3を使います。φ5はぶつかります。)
部品面、銅箔面のそれぞれの写真を示します。キレイな円です。
●デジカメのレンズ部分にくっつけて、ストロボ無しで撮影してみました。
説明書(PDF): LEDRING1.pdf
(※これは内容見本で、最新ではありません。
商品には最新版を印刷して添付します。)
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
★φ5のLEDも実装可能な基板を作りました。こちらです。
→ PCB-LEDRING2
今後、カバー等を製作しましたら、ここに追加したいと思います。
当面は、切削基板のみの製作代行から始めて、部品実装まで手がけたいと
考えております。カバー等も、研究しながら取り組んでいきます。
皆様のご注文をお待ちしております。
寸法やLEDの数など、(物理的に可能な範囲で)ご希望に合わせて製作できます。
お問い合わせの際は、概略仕様をお知らせ下さい。
(1)内径 デジカメや顕微鏡の寸法に合わせる等
(2)外径 ※但し、LEDの配置などで変更する場合があります。
(3)LEDの数
(4)LEDの径 φ3、φ5
(5)LEDの配置 ※2列とか、千鳥配列など。
(6)作業依頼範囲 切削基板のみのご希望か、あるいは部品実装まで。
(7)部品支給または手配依頼
※LEDの明るさのバラツキが問題になる場合は、支給を希望します。
(8)その他 希望がありましたら、できるだけ細かくお知らせ下さい。
完成イメージのスケッチなどを送付頂くと、わかりやすいと思います。
まずは、ご相談ください。→お問い合わせ
(2007年12月27日作成、2008年1月29日説明書追加)
■14 ネジロック剤
すでに、MAD商店に掲載している商品です。ここでは、実際の使用例をご紹介します。
当社では、業務用の缶入りを購入して使っていますが、めったに使わないとか
そんなにたくさん使わない方には、缶入りは高くてもったいないと思います。
そこで、小分けにして皆さんに使っていただこうと考えました。
原料は、一流メーカー製で、薄めず、そのまま缶から注いでいます。
しかも、この容器は、当社代表みずからが、近所のホームセンターで買ってきた
という由緒ある品物です。(?)
よく、弁当のしょうゆ入れに使われている容器に(もちろん新品の容器です)、
約5ml入れています。1回に使う量は、ほんのわずかですから、アマチュア用途では
けっこう長く使えると思います。
自作品に使ってみると、プロらしくなって、格好いいですヨ!
せっかくの自慢の作品が、ネジがゆるんで、ケースの中でチャラチャラ音をたてていると
格好悪いでしょう。基板の上に落ちたら、ショートの心配もありますよね。
そこで!このネジロック剤で、ゆるみ止めをすれば万全ですヨ!!
1回に使う量は、目安として、ツマヨウジの先に少し取るぐらいです。(左の写真)
これを、ナットとネジの間に、ゴマ粒ぐらい塗布します。(右の写真)
油差しのような容器じゃダメなの?とおっしゃる方、実は私もそれを使っていた
のですが、たまに先端が詰まり、ピンをつっこんで、詰まりをとる手間がありました。
ツマヨウジの先に取る、この方法が、現状では一番良いように思います。
右の写真では、レギュレータの固定ナットに塗布していますが、見えますでしょうか。
(薄い青色) これくらいが適量です。あまりドップリ塗りたくるものではありません。
ネジロックといっても、ゆるめられなくなるのではありませんから、ご安心下さい。
少し力を入れて回すと、ゆるめられます。
これを使い始めると、もう、とにかくネジに塗布したくなります。(ほんまかいな)
¥210で、お買い得になっておりますから、ぜひ、ご検討下さい!!
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
(2007年12月26日作成)
■13 シャッター速度測定機
シャッター速度測定機の製作依頼があり、当社の商品として商品化(完成品/キット)
するため、独自にハード・ソフトの設計を行いました。
2007年12月24日現在、試作を進めているところです。 完成しました。
(追記)レンズシャッター専用です。フォーカルプレーンには対応しません。
まず、センサ部分の基板(2枚組)を紹介します。
受光部と、コネクタ部を別々の基板に作り、これらをスペーサで組み合わせます。
実際に、手に持って使う部分だけに、銅箔がお互いに内側に向くようにして
回路を保護するようにしました。
写真は示しませんが(まだ作っていない為)、カメラに押さえつける時に位置決めが
しやすいように、黒い板を貼り付けます。
次に、メイン基板ですが、PICを中心に、電源回路やコネクタ等を搭載していま
す。
ユニバーサル基板だと、いまいちパッとしないモジュラーコネクタや、DCジャック
の取り付けも問題なし。それどころか、まるで市販品のような仕上がり!! (大げさ)
次に、ケースの前後パネルですが、ケースに付属のアルミパネルを加工するのは、
位置決めが難しいので、材料から切り出しました。
液晶とか、モジュラーコネクタ、DCジャック用の穴がキレイに空いています。かつて
手作業でアルミに穴加工をしていた頃を思い出すと、ウツになります。ヘタクソでした
から。
これはもともと基板ですから、押しボタンスイッチのパターンを設けました。半田付け
して、リード線を引き出してメイン基板につなげばOKです。
次の写真は、仮に組み立てた状態です。
右の写真は、中身を示したもの。ケーブルでつながっているのはセンサ部。
12月22日に製作開始し、24日には、荒削りの部品もあるけれど、ひととおり
必要な部品が揃ってしまいました。試作の立ち上がりが早いし、しかも完成度が高い。
パネルがピッタリ合わないなどの問題は微調整することにして、あとは、
プログラムを作るだけの状態となりました。まさに、私が長年、理想としてきたことが
実現しました。
もしCNCフライス盤が無ければ、アルミをガリガリ手加工して、ユニバーサル基板に
黙々と配線していたでしょう。そんなことに人生の貴重な時間を浪費していたでしょう。
苦労した経験が多いだけに、そう、強く思うのです。
「1個作って、あ、やっぱり2個ね」 「ハイハイ」
しばらくして・・・
「また追加で作ってくれない?5個ね」 「(ゲッ)ハイわかりました」
しばらくして・・・
「また追加ね。10個」 「エーッ、基板作らせてくださいよ。イニシャル費ください」
「ダメ、カネない、早く作って」
ユニバーサル基板の配線の代わりに、パターン設計の時間は必要だけれど、
同じ物を続けて製作する場合、切削基板なら何枚でも機械が作ってくれます。
何度もユニバーサル基板を配線するのはシンドイですからね!
機械が基板を削っている間に、部品を集めたり整理したり、雑用を処理する
時間ができます。
さらに贅沢を言えば、ここでソフト屋さんがいてくれれば、プログラム作成を任せて、
私は新しい仕事に着手できるのですが・・・・・・仕方ないので自分で作ります。
もっとも、プログラム自体も「骨格」がすでに作ってあり、これを移植すれば良いように
しています。水晶発振の周波数に合わせて、タイマーの定数を計算し直し、ポートの割付
を変更したら・・・ホラ!液晶表示が出た。音も出た。
OSじゃないけど、基本的な入出力や割り込み処理などを集めたものを「骨格」と呼んで
います。
デバッグに使う信号出力回路なども、基板にあらかじめ組み込んでいたので、チェック
ピンにオシロをつなぐだけで、すばやく、信号が確認できました。
あとは、「シャッター速度測定機」の機能をプログラミングするだけ、といった具合でした。
説明書(PDF): SHSP.pdf
(※これは内容見本で、最新版ではありません。
商品には最新版を印刷して添付します。)
現在、MAD商店には未登録です。
興味のある方は、お問い合わせ下さい。
(2007年12月22日作成、24日写真・文章追加、
2008年2月11日レンズシャッター専用の旨を追記)
■12 MSX拡張スロットエクステンダー PCB-MSXEXT
MSX用ユニバーサル基板(MPC-MSX)の応用例として、拡張スロットのエクス
テンダーを作ってみました。
エクステンダーとは、拡張スロットの配線をのばして、基板の信号にさわりやすく
するための延長基板のことです。信号の測定や、ハードウェアのデバッグに必須です。
今回、製作したものは、カードエッジコネクタを2個、水平方向に出せるようにしました。
カードエッジコネクタに差し込んだ基板の部品面が上に向きますので、信号にさわったり
調整することが容易になります。
さらにパターンを工夫し、ボックスヘッダを実装する事も可能としました(カードエッジ
コネクタとの兼用パターン)。従って、フラットケーブルでの信号引き出しもできます。
基板パターン面の写真を示します。
こんな単純な配線でも、手作業でジャンパー線をつなぐのは大変な手間です。
基板切削によって、あっという間にパターンができて、あとは半田付けするだけです!
一般的なCADでは、回路図を入力し、次に、回路図からネットリストを抽出し、それを
基板レイアウト設計に持ってきてパターンを引きます。しかし、こんな単純な繰り返しなら
1セット(奇数、偶数各1本)の配線を作図し、あとはコピー・貼り付けを繰り返した方が
早く作図ができます。
片面基板では、並列配線だけで一杯になってしまいます。余談ですが、理想をいえば
両面以上で、部品面・半田面それぞれの面で並列配線を行い、信号1本おきにシールド
(GND)パターンを間にはさむのが望ましいやり方です。
ところで、この基板は単品で使用するのではなく、MSX用ユニバーサル基板MPC-MSXに
重ねて、エクステンダーを構成します。面倒な配線をしなくても済む、というわけです。
組立の手順は、先に、MPC-MSXにカードエッジコネクタを半田付けします。このとき、
全部のピンではなく、最小限のピン(両端の1ピンずつ)のみを半田付けします。
エクステンダー基板を重ねた状態で、位置決めが必要になるからです。
エクステンダー基板を重ねてみて、カードエッジコネクタのピンと、MPC-MSXの
カードエッジ部分のスルーホールの穴位置が合っているか確認します。ズレているようなら
カードエッジコネクタの半田を再加熱して、位置をずらしてみます。
位置が決まったら、カードエッジコネクタの全ピンを半田付けします。このとき、半田の
盛り上がりが最小限になるように気を付けます。あとで、エクステンダー基板を重ねる為
です。
※基板を重ねて、カードエッジコネクタのピンが出るのか、大丈夫か?と思うでしょう。
カードエッジコネクタのピンは大丈夫でした。但し、ボックスヘッダーはピンが短くて
無理のようです。ピンの長いものを探す必要があります。ランド径が大きくできない為、
穴径φ0.8に入ること、という条件がつきます。
(追記/12月25日)
板厚0.8mmの基板で試作しました。
しかし、穴あけに失敗したため、確認できず。深さ設定が浅くて穴が貫通しませんでした。
そして、エクステンダー基板を重ねて、半田付けします。カードエッジ部分のスルーホール
との接続は、メッキ線を切って半田付けします。
次に示します写真は、実際には半田付けしていませんが、イメージとしてご覧下さい。
なお、写真中では、カードエッジの汚損や半田の付着を避けるため、マスキングテープを
巻いてあります。(念のため)
この基板は、現在、MAD商店には未登録です。(登録よりも企画の進行を優先中です)
興味のある方は、お問い合わせ下さい。
(2007年12月22日作成、25日追記)
■11 トーンリンガ基板 PCB-RING1
これは、電話機のベル機能のみを取り出した基板です。
回線につないでおいて、電話がかかってくると、ピリリリリ・・・ピリリリリ・・・と
鳴ります。それだけです。(サンプル音は、下にあります)
トーンリンガIC を使用していますが、これは、電話のベル以外に使いようがない
ですね。ほかに、何に役立つのか、ちょっと思いつきません。ひょっとしたら、私が
思いつかないような面白い使い方があるかもしれません。
特に電源を必要とせず、交換機から送られてくるベル信号のみで動作します。
私は地方在住で、子供の頃は電子部品が自由に手に入らなかったせいか、
通販などで面白そうなものがあると、どんどん買ってしまうんですね。それで、
使いもしないような部品を(活用しているのもありますが)大量に所有しています。
秋月のキットも、作りかけで放っているのがいくつもありました。7年ぶりに、残り
の部品を半田付けして完成した物もあります。
先日、実家に行ったら、「アレッ、こんなの持っていたっけ?」と思うような物まで
ありました。ハッキリ言って、すでに管理しきれなくなっているんですね。持っている
ことを忘れているから、同じ物を重複して買ってしまう。困ったもんです。どんな部品を
持っているか、把握していないと、せっかく持っていても無駄になると思います。
まさに、宝の持ち腐れです。
それで最近、部品の在庫管理を始めて、ボチボチやっているところです。
次に重要なのが、この部品たちの活用を考えることです。部品箱の導電スポンジ
に刺さったまま眠り続けるのも面白くないでしょう。部品が「面白くない」と思うわけが
ありませんが、私としては活用してやりたいです。そしてそれが、商売につながって
くれれば・・・とも願っています。そんなに甘くないでしょうけど。
自分にとって必要の無い物、あるいは、使い道を思いつかなくて持て余して
いる物でも、他人にとっては重要な物、というのはよくあることだと思います。私が
実家に置いている部品やガラクタ(宝物)は、親にとってはゴミ以外の何物でも
ありません。価値観は、人それぞれなのです。
しかし、真空管ラジオの上に重い物を放り込まれたらしく、真空管がモゲて、
無くなっていたのには本当に閉口しましたよ・・・・・・。
自分ではゴミ同然の不要品をオークションに出品したら、意外に高い値段が付いて
ビックリしたり、あるいは、自分としては高く売れると自信マンマンだった物が、
いつまでたっても落札されない経験から、難しいと感じつつ、面白いと思いました。
どれが本当に価値のある物なのか、あるいは、他人が求めている物は何か、
それが簡単に分かれば商売は苦労しないんですが、とにかく、次々にぶっつけて
みようと考えました。何もしなければ何も起きません。何も変わりません。
現在、アイデアだけで40〜50は持っていて、毎日ノートに書き殴っています。
これを次々に形にしていくだけですが、仕事の優先順位があって、なかなか進まない
時もあります。片手間に、少しずつ進めています。その中のひとつがこの基板です。
さて、現在は携帯電話やらIP電話やらSkypeやらが全盛で、アナログ電話なんか
話題にものぼらないような気がします。地味なもんです。そんな中で、アナログ電話
がらみのブツを作っても、パッとしないかもしれません。
そういえば、電話のベルが聞こえない離れた部屋などで、電話がかかってきたのを
知ることができる「増設ベル」というのがありました。耳が不自由な方のために、
フラッシュが光るのもありました。
しかし、コードレス電話で、好きなところに子機を置いておけば代わりになりますね。
この基板は、少なくとも、増設ベルとしての使い道が考えられます。
但し、認定を受けていないので、NTT電話回線に接続してはいけません。あくまでも、
内線電話か、疑似交換機(秋月のキットもありますね)に接続して実験して下さい。
電話工事関係で使えないだろうかと思います。私は電話工事の現場を知らないので、
どのような物が必要とされているか不明ですが、ネットで調べてみると、色々な器具が
考案されて売られています。クリスタルイヤホンにミノムシクリップをつないだだけでも
役に立つ場面があるようです。
なお、ビジネスホンには使えないと思います。以前勤めていた職場で、電話機が近くに
複数台あり、どっちが鳴っているのか分からないときがありました。そこで考えたのが
着信ランプで、市販品もありますがそのへんに転がっている部品だけでできないかと
チャレンジしました。結果的には失敗で、ビジネスホンの信号は家庭の加入電話の信号
とは違うからです。同じ2線式ですが、加入電話のような高電圧のベル信号が来ません
でした。ビジネスホンに関する資料が全く無くて、電話機を昼休みに勝手にバラして
中身を調べたりしました。別の手段を考えた方がよさそうです。例えば、スピーカーの
音を拾ってランプを光らせるような回路をくっつければ良いと思います。
さて、トーンリンガ基板の写真を示します。
(1、2)基板銅箔面・部品面、(3、4)組立状態部品面・半田面
なお、基板サイズはタカチのプラケースSW−50に合わせてみました。
タカチ純正のユニバーサル基板(SW−50用)TNF29−44の寸法通りですから、
きちんとおさまるハズです。(この文面を書いている段階では、現物が無くて
実際にはテストしていません)
モジュラージャックの口を出すために、ケースの加工が必要です。その方法は、
Pカッターでヨコ方向にスジを入れておいて、タテにノコギリでザクザク切り込み、
スジまで達したらペンチでつかんで折れば良いでしょう。あとはヤスリで仕上げれば
完成です。(現物が無くて実際にはテストしていません)
現物が無くて・・・・・・ケースひとつ手に入れるのも、地方ですから大変です。
何か、ほかに注文するものがあれば、その時に一緒に、という具合になります。
ケース1個の注文では、送料と振込代がもったいないですからね。
トーンリンガICの外付けR、Cを変更すれば、音が変わりますので、色々と試して
みるのも面白いと思います。
モジュラージャックが2つ付いているのは、回線(交換機)と電話機の間に割り込む
ためです。単に中継、分岐しているだけです。別途、モジュラーケーブルが1本必要
になります。
☆サンプル音(約100kB/wav形式) ココ
録音装置の不備で、音量が小さいです。スミマセン。
切削基板とパーツ一式を揃えて、キットで提供したいと考えております。
現在、MAD商店には未登録です。(登録よりも企画の進行を優先中です)
興味のある方は、お問い合わせ下さい。
(2007年12月17日作成)
■10 テストピン基板1 PCB-TP1
これは、信号をテストピンに引き出すために作った基板です。
単純すぎて、文章で説明することは少ないですが、フラットケーブルに
流れる信号をオシロやテスターで調べる時に便利です。
また、何らかの外部回路や部品をつなぎ込むのにも使えます。
現在、MAD商店には未登録ですが、興味のある方はお問い合わせ下さい。
(2007年12月3日作成)
■9 LED基板1 PCB-LED1
これは、ご覧の通り、50本の信号線すべてに対してLEDを付けた基板です。
出力ポートの信号モニタ用に作りました。
信号を調べる時に、こういうのがあればパッと一目でわかるので大変便利です。
1ピンずつテスターやオシロであたるより、はるかに早いです。
こういう物が必要になるたびに、いちいちユニバーサル基板で作っていませんか?
そしてそれを使い捨てていませんか?使い回しできるように作っていますか?
このような基板を作って、コネクタ接続を標準化しておけば、必要なときに
すぐ動けて、時間が節約できますよ!
写真の製作例では、奇数列を赤、偶数列を緑にして、見分けがつくようにしました。
また、LEDのコモンはプラス、つまり、アノードとしています。50本の信号の中に
プラス電源があれば、そこからジャンパー線で接続します。または、外部電源から
プラスを引いて、GNDを共通にします。
オープンコレクタの吸い込みではなく、吐き出しの場合は、LEDの極性を逆に実装
したものを準備しておけば良いでしょう。あるいは、あるのかどうか未確認ですが、
2本足で極性によって赤、緑に変わるLEDがあれば面白いかもしれません。
ちなみに、両極性LED(極性に関係なく点灯する)というのは存在するようです。
ご参考まで。
この基板を単品で使う用途はいろいろ考えられると思いますが、簡易ハーネス
チェッカーにもなるでしょう。検査対象のフラットケーブルの片端に、このLED基板を
つないでおきます。もう片端には、アースに接続したテスタ棒があって、それで
1ピンずつ触れていきます。あるいは押しボタンをたくさん並べた物でも良いです。
この基板は現在、MAD商店には未登録ですが、興味のある方はお問い合わせ下さい。
(2007年12月3日作成)
■8 コネクタ基板1 PCB-FC50P3
これは、50ピンまでのコネクタが3個まで実装できる基板です。同じピン番号同士が、
並列に接続されています。バックプレーンボードのようなものです。
50ピン、まで、というのは、10ピンから14、16、20、26、30、34、40ピンなども
実装できるという意味です。もちろん、基板サイズを大きくすれば64ピンでも
製作可能です。さらに、くどいですが基板サイズを大きくすればコネクタは増やせます。
左の写真はパターンを示したもの、右の写真はコネクタ実装例です。
皆さんは、フラットケーブルを流れるI/O信号を調べたい時、どのようにしますか?
フラットケーブルに針を刺すのは、誰もやっていないと思います。実際はケーブル上
ではなく、接続先のどちらかの基板上でさわるでしょう。もし、さわれない(さわりにくい)
場合はどうしますか?
いろんな方法があります。
フラットケーブルの途中にメスコネクタを追加、圧接して、その穴にピンを差し込んで
信号を引き出す方法があります。オシロのプローブをつないで波形を見ているうちに
重みで引っ張られてポロッと抜けて・・・何本もつないでいると、なおさら、落ち着いて
測定できませんね。
もっと行儀が良い?のは、ユニバーサル基板にオスのコネクタを半田付けして、それを
メスコネクタに装着します。そしてユニバーサル基板上から信号を引き出します。
あるいは、フラットケーブルを作って、 メス〜〜〜メス〜〜〜バラ のようにします。
バラというのは線をほぐして1本ずつにした部分です。そこから信号を引き出します。
現状の配線を傷つけられない場合は、上記の基板を使ってみて下さい。新たに
メス〜〜〜メスの短い(別に短くなくても良いが、たいていの場合は短くて済む)フラット
ケーブルを1本作る必要がありますが、容易に信号を引き出す事ができます。
オープンコレクタ出力の信号が出ていて、これらをLEDでモニターしたい、という場合
にも応用できるでしょう。LEDを並べた基板も、いずれシリーズに加えたいと思っています。
信号を引き出すだけじゃなくて、逆に、入力する場合にも応用できるでしょう。
現在、MAD商店には未登録ですが、興味のある方はお問い合わせ下さい。
カスタマイズも可能です。
エクステンション基板 MPC-FC50P3 として、 プリント基板化しました! 詳しくは、こちらをご覧下さい。 通販は、こちらです。 (2013年8月5日 記) |
★おまけ
昔は、こんなふうにユニバーサル基板で配線していました。作業が大変でした!!
(2007年12月2日作成、12月8日おまけ追加)
■7 PIC基板1 PCB-PIC1
これは、PCB-7SEG2基板と組み合わせて使う、PIC基板です。
PIC16F84 または PIC16F628 等の18ピンPICを中心に、7セグLEDの駆動用
トランジスタ、抵抗などをまとめて、使いやすくしました。
用途としては、簡単なカウンタなどを想定しています。PICのピン数の関係で、
入力(または出力)1本しかありませんので、カウントパルスを入力するか、
あるいは任意のプロトコルにより、シリアル通信で表示値を入力させるような
使い方があります。
単にアクセサリ、インテリアとしてランダムな数字を表示したり、面白い動きの
パターンを表示したり・・・ソフト次第ですね。
青色LEDがイカす!
これは試作レベルと位置づけております。これから改良の可能性もあります。
MAD商店には未登録ですが、興味のある方はお問い合わせ下さい。
カスタマイズも可能です。
(2007年12月1日作成)
■6 電源基板2 (DC−DCコンバータ用) PCB-DCDC2
これは、DC−DCコンバータ 用の電源基板です。HPH12002Mに対応します。
製作例です。
以前の電源基板1は、HPH12002Mに対応できなかったので新たに製作した次第です。
(HRD051R5EまたはHRD12003と、HPH12002Mとはピン並び、回路が一部異なる)
新電元 HPH12002M を中心に、その周辺部品(コンデンサ、半固定抵抗、LEDなど)が
実装でき、ひとつの電源モジュールとして活用できます。
いちいちユニバーサル基板で作るのは手間ヒマかかりますから、ぜひ、この基板を
お使い下さい。
電圧を上げる時と、下げる時用の半固定抵抗がそれぞれ実装できるようにしてあります。
例によってカスタマイズ可能です!変更希望内容を明記の上、お気軽にご相談下さい。
MAD商店に登録済み。
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
(2007年11月29日作成)
■5 7セグ基板2 PCB-7SEG2
これも、 7セグLED を 4桁 並列 に接続した基板です。
こんなのがあれば、ユニバーサル基板で苦労しなくて済んだのに、と思います。
PCB-7SEG1 とは異なり、周辺回路を含んでいません。サンプルとして、このような形に
してみました。もちろん、周辺回路を含むバージョンを作る事も可能です。
今回は、制御基板を別に作って、重ね合わせてみようと考えました。後日、公開します
のでお待ち下さい。
片面板で7セグの 並列接続 は大変です。桁間を約1ミリ開けないと、パターンが通せま
せんでした。最終的には、ジャンパー線2本となりました。(下の写真の3番)
ほかの方法もあります。その方法によれば、桁間をピッタリ詰めてもパターンが引けます
が、制御ソフトまで含めて、考える必要があります。
どういう事かというと、一人でハード、ソフト全てやった経験があれば、全ての分野に
シームレスな発想ができると思います。パターンの引き方すらも都合の良いように変えて
しまえるでしょう。それくらい当たり前とおっしゃる貴方はプロですね。
基板パターン設計専門でやっている人には、とても思いつかない発想でしょう。私の
目から見た彼らは、回路図を渡してあるのに回路図を見ておらず、ネットリストのみで
パターンを引いていました。何の回路かも知らない、との事でした。
通常は、それで仕事ができるのです。ただ、創造性は無いです。いや、創造性を要求
しませんが・・・。もし回路設計者が自分でパターンを引くなら、回路設計者らしい仕事を
しようではありませんか、と言いたいわけです。
片面、されど片面、片面パターンには怨念?がこもると思います。両面板よりも設計工数が
かかります。あらゆる手を使って、片面でパターンを通そうとします。民生品(家電)の場合、
とにかくコストダウンが目標になります。
この切削基板の場合は、両面加工は手間がかかるので、片面で加工が済むように片面
パターンにしています。
7セグ基板のPRから脱線してしまいましたが、ぜひ、この基板をご検討下さい。
線を1本ずつ黙々と半田付けすることに時間と手間をかけるより、この基板を注文すれば
そういう作業から解放されるんです。安いものです。
※ユニバーサル基板でコツコツ作る努力を否定するのではないので念のため。
むしろ、それは1回でも経験しておいた方が良いと思います。
私も、いままでにたくさん、サンザン、繰り返してきたことです。
同じ物を何台も手作りするのは本当に苦しかった。
プリント基板を発注すればお金がかかるし、納期もかかった。
たいていの場合、急ぎか、お金が無いから手作りするしかなかった。
市販の変換基板は、自分の仕様に必ずしも合致しているとは限らず、
改造が手間だったり、値段も高かった。いまは、こういう便利な機械が有って、
設計した通りの物ができるのですから、本当に、夢のようです。
もっと早く、めぐりあえれば良かったと、ただ、そう思っています。
しかし、機械は高価です。
みんなが、高い機械を買わなくても、できるだけ安価で基板を提供することで、
この便利さを味わって頂けるようにしたい、と考えております。
もちろんカスタマイズ可能です。写真の基板寸法は、ヨコ約66.5ミリ、タテ約39ミリです。
ネジ穴とコネクタが干渉しないように、タテ方向をのばしましたが、ヨコ方向をのばして、細長く
することもできるでしょう。
なお、使用できる7セグLEDは PARA LIGHT 社の A-551UB または C-551UB
です。
タテ19ミリ、ヨコ12.7ミリの7セグLEDならば、使用できる可能性があります。ピン配置が
同じなら使えます。例えば、スタンレーの NAR161 や NKG161 なども使えます。
(メーカーが異なっても、寸法や桁数が同じならピン配置も同じ事が多い)
余談ですが、最近、国産メーカーの7セグLEDが少なくなりましたよね。東芝はだいぶ前に
やめましたが、シャープもあまり見かけなくなりましたし、いまはスタンレーとロームぐらいで
しょうか。三洋電機もありますが、一般には見かけません。
一方、海外メーカーとしては タイワンオアシス 、 パラライト 、 エバーライト
、 キングブライト
が増えてきたと思います。やはりコストでしょうか。
※11月4日現在、MAD商店には登録していません。準備中 登録済
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
(追記2007/12/1)
その後、PCB-7SEG3として、「桁間をピッタリ詰めたパターン」の基板を実際に作りました。
特徴としては、桁間をピッタリ詰めたのと、ジャンパー線が不要、という、この2点ぐらいです。
(2007年11月4日作成、12月1日追記)
■4 7セグ基板1 PCB-7SEG1
これは、 7セグLED を4桁並列に接続した基板です。
周辺回路として、LEDの 電流制限抵抗 や、コモン駆動用トランジスタまで
含んでいますから、あとはPIC等のポートにつなぐだけ・・・ラクチン!!
上の写真では、コモン駆動用として 2SA1015 を使っている為、ベース抵抗と、プルアップ
抵抗を実装しています。もしデジトラを使えば、それらは全く不要になります。
ベース抵抗の代わりにジャンパー線を実装し、7セグLEDの左側にある、電流制限抵抗
8本のみを実装すれば済みます。
毎度?のことながら、
ユニバーサル基板で作ると、7セグの並列配線は面倒くさいですよね! 時間と手間!!
←1本ずつ接続していました。(過去)
PCB-7SEG1基板を使えば、部品を半田付けするだけです。
ン?最初から、2桁とか4桁一体になっている物を使えば良い?そりゃそうですね。
でも、あまり売っていません。そして、1桁のが10個100円だったら、つい、それを
選んでしまうじゃないですか。今回使ったのが、まさにそれです。秋月電子で買った
GL9A040G のパックです。
あるいは、部品箱に余っているやつを試作・実験に使うのは、よくあることです。
注文して待っているより、手っ取り早く作ってしまいたいですからね。
さて、GL9A040Gは アノードコモン ですが、この基板は カソードコモン
にも対応できます。
コモン駆動用のトランジスタをNPN型に変更し、コネクタのコモン入力をGNDにするだけ
です。
また、上記の型番に限らず、互換品ならば使用可能です。7セグLEDは、他メーカーでも
互換品があります。
それと、上の写真では、信号の引き出しをストレートヘッダーにしています。あくまでも
テストの為であって、実際にはアングルヘッダーによって横方向に配線を引き出す事に
なるでしょう。特に、パネル面に取り付ける場合は、そうなると思います。
もちろん、リード線を直付けしても構いません。
半田面にヘッダーを出したかったら、少し工作が必要になりますが、部品面からヘッダーを
逆さまにつっこんで、半田面で半田付けします。この場合、ピンが長めのヘッダーを選ぶ
のが望ましいです。
説明書(PDF): 7SEG1.pdf
(※これは内容見本で、最新版ではありません。
商品には最新版を印刷して添付します。)
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
プリント基板化しました! 7セグ基板 MSG-4401 詳しくは、こちらをご覧下さい。ここもご覧下さい。 通販は、こちらです。 (2013年8月5日 記、2013年8月26日 更新) |
■3 リレー基板 PCB-CNCRLY
これは、デジタル信号を入力し、 接点信号 に変換出力する基板です。
もともと、 CNC装置 の 主軸制御 をパラレルポートから行うために作りました。
ひとつのデジタル信号に対して リレー出力 が欲しい時にピッタリです。
機器に組み込む時は、熱収縮チューブで包むか、小さいプラスチックケースに入れて
下さい。
接点としては、フォトカプラ(フォトMOS)またはリレーのどちらも使用可能な、兼用
パターンになっています。
次の写真のように、同じ基板で3パターンの使い方ができるのが特徴です。
(左) フォトカプラ 出力
(中) オープンコレクタ 出力
(右) リレー 出力
フォトカプラは1回路入りの標準品であれば、 TLP521 や TLP627 、あるいは
フォトMOSリレー TLP227 などが実装できます。
リレーはオムロンの G5V-1 ですが、他社互換品も実装できます。
上の写真では、トランジスタに 2SC1815 を使用していますが、デジトラを使えば
抵抗が2本削減できます。
※11月2日現在、MAD商店には登録していません。準備中 登録済
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
(2007年11月2日作成)
■2 電源基板1 (DC−DCコンバータ用) PCB-DCDC1
これは、 DC−DCコンバータ 用の 電源基板 です。
新電元 HRD051R5E または、 HRD12003E を中心に、その周辺部品(コンデンサ、
半固定抵抗、LEDなど)が実装でき、ひとつの電源モジュールとして活用できます。
いちいちユニバーサル基板で作るのは手間ヒマかかりますから、ぜひ、この基板を
お使い下さい。
あなたの人生の貴重な時間を節約することを考えれば、安いお買い物です。
ユニバーサル基板で作ると・・・経験のある方はわかりますが、不都合がありますよね!
ここで使っているDC−DCコンバータは、ユニバーサル基板とのピッチが合いません。
コイルの足が1/2ピッチだけズレています。そのため、微妙に傾けて実装するハメに
なります。
一方、これは専用に作ったプリント基板ですから、何ら支障なく、スッキリスッカリ、
スムーズに実装できます!
そうそう、ユニバーサル基板だと、同じものを何個も作る時は地獄でしょう!
基板を起こすとイニシャル費用がかかります。最近は、イニシャル費用がかからないという
業者がいくつもありますが、数が少ないと割高ですよね。
この電源基板なら、切削で必要なだけ作りますから、無駄がありません!
「1個しかいらない」、
「いくつも同じ物が必要だけど・・・100個もいらない。10個あれば間に合う」・・・そういう
あなたにピッタリですよ。
●特徴
(1)サンハヤトのユニバーサル基板 ICB-88 及び、秋月電子のCタイプ基板と同じ寸法です。
取り付け穴の位置も同じですから、既存の基板との差し替えが容易です。
(2)ヒューズ または ポリスイッチ が実装可能です。 ※端子5mmピッチ
(3)電圧調整用の半固定抵抗、または、固定抵抗のどちらも実装可能です。
(4)リモートコントロール端子がコネクタで引き出せます。
(5)切削基板でGNDベタが広い為、シールド効果があります。
●仕様
(1)片面パターン
(2)ベーク基板
(3)フラックス仕上げ
(4)寸法 タテ47×ヨコ72mm
(5)上記の写真は試作で、その後、改良を実施しています。
部品のレイアウトなど一部異なりますが、ご了承下さい。
●その他
カスタマイズ可能です!
変更希望内容を明記の上、ご相談下さい。
●改良情報 2008年9月22日
発売開始から、上位互換を維持しながらも基板の改良を重ねてきました。
今回、3回目の改版を行いました。
お陰様で、切削基板の中では一番多くご注文を頂いております。
有り難うございます。
最新バージョンの製作例と、基板の写真を掲載します。
入力、出力ともに、ヒューズ(ポリスイッチ)と過電圧保護用のツェナー
ダイオードが実装できるようになっています。
もちろん、ヒューズが不要の場合、ジャンパー線(メッキ線)を実装しても
良いし、ノイズ対策でインダクタを入れるときにも利用できるでしょう。
電解コンデンサのパターンは、5ミリ、7.5ミリピッチ両方に対応して
います。
パターンに、ちょっとした工夫を加えてみました。
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
(2007年11月1日作成、2008年9月22日改良情報追加)
■1 MSX用ユニバーサル基板 MPC-MSX
MSX の 拡張スロット に装着可能なユニバーサル基板です。ROMカートリッジ
ケースに
ピッタリ入ります。
過去には、サンハヤトからMCC-159が発売されていました。
学生時代の使い古しが残っていましたので、参考として写真を掲載します。
← MCC-159
貧乏で1枚しか買えなくて、何度も使い回していたような記憶があります。
●動機
1チップMSX発売記念(といっても最近の話ではありませんが)、という事で企画しました。
ハードウェアをいじるのに、FPGAの内部だけじゃ欲求不満、という方へ!?
過去に サンハヤト の MCC-159 などの MSX 用 ユニバーサル基板 が存在しましたが、
現在は無い為、代用品を工夫して使うしかありませんでした。需要がない、儲からない、という
理由でメーカーは生産中止したりします。そこに、あえて「損を承知」で挑戦してみようと
思いました。
(ある程度の枚数が売れないと、イニシャル費を回収できず利益が出ない!)
現在のパソコンは高度化、ブラックボックス化しており、PCIやAGPバス等をいじろうと
思ってもハード、ソフト共に、初心者には敷居が高すぎます。COMポートやパラレルポー
トは無くなるし、USBも難しい。
まずは、いじりやすい8ビットの拡張スロットから入門してみましょう。その手助けを
したいと思います。できたら、さまざまな製作例、応用例をご紹介したいと考えています。
このユニバーサル基板が、MSXの世界を広げ、自作派を増やす事につながれば、と
願っています。ひょっとすると時代錯誤かも?(そうでしょう、セルフツッコミ)
●特徴
MCC-159 の代替品といってもコピーではなく、少し工夫を加えました。
1. スルーホール仕様にしました。(MCC-159はスルーホールではない両面基板)
2. ユニバーサル基板をネジ止め連結可能です。
色々と回路を組むと、MCC-159の寸法では不足します。そこで、秋月電子のユニバー
サル基板 AE-B2 をネジ止めで連結できるように、予め、キリ穴を設けました。ビス・ナットで
固定できます。
じつは、 MCC-152 という大きい寸法の基板も存在したので、当初は、その寸法に
合わせようと考えていました。大は小を兼ねるという考え方で、ROMカートリッジケースに
入れる場合は、カット線で切る方式を検討していました。しかし、基板面積が大きくなると
コストUPするため、 MCC-159 相当の寸法に決めた次第です。
ちなみに MCC-152 は、もともと PC-6001 用でした。
(ご参考)MCC−152を使った作品を実家から発掘しました。
これはMSX用のEPROMライターです。2764と27128に対応していました。
製作したのは、最初の会社に就職した年(1992)ではなかったかと思います。自動車学校の
待ち時間を利用して、ノートに回路図を書き殴っていたのを覚えています。
配線のやり方が、まだまだ未熟で、なんと、電源の配線もラッピング線でやっています。
これで、友人が製作したソフトをROMに焼いて、オリジナルのカートリッジを作ったり、
マイコンなどのデジタル回路いじりにも大活躍しました。
HEX−BCD変換ROM、というのを作った記憶があります。変換の計算自体を
パソコンのBASICで行って、その結果をROMに焼いていました。
あと、いろんな装置のROMの内容を吸い出して収集するなどして遊びました。
●その他
この基板は、対象をMSXに限定しているのではありません。念のため。
アップルII( Apple II / Apple ][ )の拡張スロットにも使えます。
50ピン(25ピン×2列)の2.54ミリピッチのカードエッジコネクタに差し込めますので、
デジタルでもアナログ回路でも、PICでも何でも、端子を出す用途があれば使ってください。
カードエッジコネクタは、ヒロセ電機の製品なら CR22A-50D-2.54DS です。秋葉原の
小売店なら¥300〜¥400ぐらいで購入できます。要望が多ければ、弊社でも取り扱い
たいと思います。 (MAD商店にて発売中です。但し、品切れの時もあります)
●発売
2007年11月1日に、初回ロット製作分が入荷します。 価格は¥1,800(税込)です。
2007年11月1日、入荷しました! 発売中!!
(1)部品面 (2)半田面 (3)ROMカートリッジケースに入れた状態
(4)ROMカートリッジケースの前面フタをかぶせずに 1チップMSX に差し込んだ状態。
端子の接触OK!
※ROMカートリッジケースによっては、内部のロック用ツメに当たる場合があります。
基板の面積を最大限確保するため、切り欠きを設けませんでした。ツメまたは基板を
加工してご使用下さい。
MAD商店のOPEN(11月中旬予定)と同時に発売開始しますが、OPENを待たずに 発売中です。
欲しい方は、販売可能ですのでご連絡下さい。
●マニュアル
簡単なマニュアルを添付します。
内容は、基板外形寸法、注意事項、拡張スロット信号表、I/Oマップです。
現在、MSXに関する資料は少ない為、貴重な情報になると思います。
当社のサイトでも、今後、製作例などをご紹介していきたいと考えております。
●ケースについて
サンハヤトが販売していた MCC−159 は、ユニバーサル基板にケースが
付属していました。しかし、この MPC−MSX にはケースが付属しません。
本当はケースも作りたかったのですが、金型代が100万円以上かかるため
断念しました。切削加工も考えましたが、やはりコスト高です。これが、小ロット
生産の弱いところです。
そこで、ROMカートリッジソフトのケースを流用することを提案します。MSXの
ROMカートリッジソフトは、中古ソフト屋さんには数百円からあるようです。
実際に、本物のMCC−159と、MPC−MSXが、「 ザ・コックピット 」のケースに
合う事を確認しました。しかし、若干の加工が必要です。ハウジング同士をロック
するツメは取り除かないと基板に干渉します。そのほかにも、基板に干渉する
突起があります。
手持ちの他のソフトを調べたところ、「 ゲームランド 」(カシオ)や、
「 MSXべーしっ君 ぷらす 」(アスキー)のケースには合いませんでした。ケース
内部のプラスチック突起が、基板の穴に合わないためです。MSX規格のカート
リッジといっても、たぶんコストダウンなどの理由で、規格を無視している部分が
あるんですね。(ケースの内側の機構まで、規格に無いのかもしれないけど、
わかりません)
それで、どのメーカーの、どのソフトのカートリッジケースが合うか、というのは
当方では把握しておりませんので、残念ながらお答えすることができません。
皆さんで、お手元のカートリッジを分解して調べて頂くしかありません。お役に
たてなくて申し訳ありません。
切削加工と書きましたが、樹脂のブロックから削り出すのは大変なことです。
材料のほとんどを、切りくずとして捨ててしまいます。だから、板を正確に切りだして
それらを組み合わせて作れないかとか、検討しています。スロットに差し込んだ時に
グラグラしないように押さえる、簡単な部品でも良い場合もあるかもしれません。
中学生の頃だったら、基板の前後に、紙を適当に折り曲げたやつをはさんで
押さえていたかもしれません。
そういえば、カセットテープのツメを折ったやつに、また録音したい時、テープを
貼るのが普通ですが、手近なところにテープが無くて適当な紙をちぎって丸めて、
ツメのあった穴に詰め込んでからラジカセに入れたりしていました。たまに落ちて、
ラジカセの内部にたまったりしました。その後、そんな事をしなくても、あらかじめ指で
ツメ検知部分を押しながら録音ボタンを押し、その半押し状態を維持して、それから
カセットテープを入れて録音、というワザを開発しました。どうでも良い話ですね。
ふと思い出したのですが、カセットテープのケースが利用できるかもしれません。
昔、MSX(1チップじゃなくて)を使っていた頃に、何となくカセットテープのケースを
スロットにつっこんで見た事があるんです。確か、ちょうど入ったんじゃないかと
思うのですが・・・。(寸法がちょうどだった、としてもどう加工するかが問題)
ほかの案として、アクリル板を切り出して組み合わせる事により、ケースが作れ
ないか検討しています。また、前述したように、基板がグラグラしないように押さえる
簡単な部品も検討しています。
余談ですが、11月26日現在、ユニバーサル基板を購入した方は、お一人しか
いらっしゃいません。オークションに出して頂いたのが、落札されました。
じつは、100枚近く売らないとイニシャル費用(版代)が回収できず、大赤字です。
だから買って下さいというわけではないのですが、ケース無しということもあり、
単価が高いとお感じになるかもしれません。悪しからずご了承下さい。
イニシャル費が不要!という業者も何社か検討したのですが、少量生産では結局
最小限の価格で提供することができないと判断しました。最初にイニシャル費用が
かかっても、単価ができるだけ安く、品質を優先して、国内工場で製作しました。
端子は、ちゃんと金メッキになっています。
今後とも生産を続けて、供給していきますので、これからも宜しくお願いします。
MSX用ユニバーサル基板を探している知人に、ご紹介頂けましたら幸いです。
★ご注文は、こちらの商品ページへどうぞ。
カードエッジ部分のみで安い、 カードエッジ基板 MPC-EX50 があります。 詳しくは、こちらをご覧下さい。 通販は、こちらです。 (2013年8月5日 記) |
MCC-152 代替品の ユニバーサル基板 MPC-P60 もあります。 詳しくは、こちらをご覧下さい。 通販は、こちらです。 (2013年8月5日 記) |