通販商品紹介 (2)

 通販ページに新しく掲載した商品をご紹介します。
 このページは、更新履歴を兼ねています。商品紹介以外の記事もあります。

 数量が限定されている物は、早い者勝ちです。

 リンク先の商品ページの表示が「在庫切れ」になっているもの、
 リンクが切れているものは、売切、削除済みです。ご了承下さい。


  <目次>

   ■60 2013/10/17 テスト中
   ■59 2013/10/16 FPGAボードの大きい方
   ■58 2013/10/14 その後
   ■57 2013/10/11 ミニ版の試作
   ■56 2013/10/07 ニキシー管など

   ■55 2013/10/02 ミニ版
   ■54 2013/09/30 FPGA評価ボード
   ■53 2013/09/22 進捗など
   ■52 2013/09/15 遅延
   ■51 2013/09/14 紛失と進捗

   ■50 2013/09/09 PICの罠
   ■49 2013/09/05 進行中
   ■48 2013/09/01 さらに追加、そして試作
   ■47 2013/08/31 新基板と、通販商品追加
   ■46 2013/08/30 PC-6001の修理

   ■45 2013/08/29 パネル試作
   ■44 2013/08/27 進捗
   ■43 2013/08/26 テスト状況など
   ■42 2013/08/25 進捗状況
   ■41 2013/08/24 最新情報

   ■40 2013/08/20 入荷
   ■39 2013/08/17 進捗など
   ■38 2013/08/13 本日追加した物
   ■37 2013/08/12 入荷情報など
   ■36 2013/08/10 その後と、在庫切れ情報

   ■35 2013/08/08 いろいろ追加
   ■34 2013/08/07 キーボード基板、他
   ■33 2013/08/06 キット、ケース等を追加
   ■32 2013/08/05 予告 (7セグ基板)
   ■31 2013/08/04 コンデンサなど


 (最新情報が先頭になります。)


■60 2013/10/17 テスト中

 DRAMが到着したので、早速、テストしました。

 まず、小さい方にDRAMを実装し、通電してみました。

 

 起動画面が出ましたが・・・なぜか、モノクロ表示になりました。

 なにか問題があるようです。
 単純な部品実装ミス(抵抗値違いとか)、ハンダ不良?の可能性があります。
 これから調べて解決します。

 (追記)
 実装ミス、ハンダ不良はありませんでした。
 水晶発振子の外付コンデンサの調整で解決できます。
 使用した水晶発振子の資料によれば、推奨18pFだったので18pFにしたのですが、
 もう少し容量を増やさないと安定しないようです。周波数がずれていました。


 残念ながらミスがありました。(これは大きい方も同じ)
 PS/2ポート(キーボード用コネクタ)のピンアサインを逆にしてしまい、ハンダ面から
 実装しなければなりません。パターンカットとジャンパー接続をすれば、部品面に
 普通に実装することも可能と思いますが、汚くなります。どちらにするか、です。

 救いは、USB接続のキーボードなら、その問題は無いということです。
 大きい基板は、PS/2用のコネクタ(ミニDIN)と、USB用のコネクタとの兼用パターンにしていました。
 最近はUSB接続ばかりですから、USB用のコネクタを実装すれば大丈夫です。
 (手元にはPS/2コネクタのキーボードしか無いので、実際にUSB接続のキーボードを買ってきて
 検証します)
 小さい基板は、スペースが厳しかったので、兼用パターンにしていません。


 マイクロSDメモリから、MSX-DOSを起動してみました。
 メモリカードスロットは、ハンダ面にあります。マイクロSDメモリは、2GBの物を使用しました。

 

 正常に起動し、DIRコマンドが実行できて正しい結果が得られました。まずはOKです。


 次に、大きい方にDRAMを実装し、通電してみました。

 

 こちらは、きちんとカラー表示になりました。
 それでは、何かソフトを動かしてみましょう。

 ”THE COCKPIT” を動かしました。

 

 デモもちゃんと動いています。
 まだジョイスティックをつないでいないので、眺めるだけです。

 別のソフトも試しましょう。そして、操作してみましょう。
 学生時代からの親友(SYUSOT)が作った、MSX版テ*リスです。

 

 画面表示が変なのは、私のせいです。本当は、黒い背景だったと思います。
 念のために書いておきます。

 オリジナルのMSX(ワンチップMSX、FS-A1ST、他)でも同じ動作/表示内容になります。
 この環境だからダメという意味ではありません。

 もともと、このソフトはフロッピーディスク版でして、それを私が無理矢理、ROM化しました。
 その際、本体のバイナリのみをROMに焼いた為、起動・初期化を省略しています。それで
 画面表示が変なのです。

 BGMが鳴らない(落下などの効果音は鳴る)のも同じ理由で、BGMルーチンをROMに焼いて
 いません。

 一応プレイはできますので、久しぶりに遊んでみました。(右の写真は、本当は黒い背景のはず)
 ジョイスティックをつなぎました。

 

 ジョイスティックは、もとプレステ?用のパチスロ専用コントローラを改造したものです。
 ハードオフの値札が貼ったままです。

 パチスロ用で、上下方向しか動かないようになっていましたが、その部品をはずして
 上下左右に動くようにしました。うまい具合に、上下左右のスイッチが内蔵されていましたから、
 配線を引き出すだけで済みました。

 セガSC-3000と、MSXとでは同じコネクタだけど、配線が異なっていて、そのまま差し込むだけ
 では使えません。これは両方使えるように細工したものではなかったかと思います。

 余談ですが、このテ*リスは、セガのゲームセンター版テトリスを元にしたものです。
 二人でゲーセンに行き、一人はプレイ、もう一人はレベルごとに落下速度を測定する、という役割で
 MSXでも同じように遊べるよう、動きを忠実にコピーしたのです。

 もちろんSYUSOTが一人でプログラミング、完成しました。
 私はテストプレイなどで協力しましたが、彼一人で完成したのは間違い有りません。
 数日、引きこもって、部屋から出てこなかったのを覚えています。 

 最近、姿が見えないと思ったら、彼はいきなり私の部屋に入ってきて、できたぞ!と。
 スッゲー凝ったのが完成していたので、とても感動しました。もう20年以上前のことです。

 さらに余談、
 なぜSYUSOTなのかというと、SYUは彼の名前の一部です。
 SOTは何か? じつはMSX-BASICでカセットテープにSAVEする時、ファイル名が6文字まで
 なので、SYUSOFTとしたかったが、文字数オーバー。それで、詰めてSYUSOTとした、と
 本人から聞きました。
 なぜか最後のTは小文字だったりします。打ち間違いが、かえって面白いのでそのままに
 したのかもしれません。謎です。

 昔のマイコンBASICマガジンとか、MSXマガジン、他にも自作ゲームを投稿していたので
 バックナンバーがあれば、探してみてください。
 最初はコンピュータ関係の会社に勤めていましたが、いまは全然違う職業です。才能が
 あるのにもったいないと思います。私はゲームを作るようなセンスはありませんでした。


 ついでに、小さいのと、大きいのを並べてみました。



 何度も書きましたが、
 小さい方は、ユニバーサル基板ICB-93と同じ、95×72mmです。
 大きい方は、210×148mmです。A5サイズ(A4用紙の半分折り)です。


■59 2013/10/16 FPGAボードの大きい方

●1. MFP-CY240Z 

 試作の1枚目は実装済みです。

 ショートチェック、電圧チェックを済ませて、
 FPGAの書き込みをしたら、LED8個が順番に点滅しました。

 しかし、DRAMのみ未実装ですから、これ以上は動作しません。
 明日、到着したら実装し、本格的にテスト開始します。

 (A5サイズ)

 通電に至るまでは、いくつかの予想外のワナがあって、ハマりましたが、
 すぐに解決しました。

 マヌケだったのは、スライドスイッチの・・・やめときましょう(笑)

 電源スイッチは、オリジナルに使われていた大型のプッシュスイッチは使わず、
 スライドスイッチまたは、タクトスイッチで操作できる回路を追加したのです。
 パワーMOS FETで電源をON/OFFします。
 このようにした為、電源パターンを長くひっぱってこなくて済みました。

 タクトスイッチを押すだけで電源ON/OFF操作ができますので、スライドスイッチは、
 予備パターンとして残してあるだけです。邪魔にならなかったので、残しました。

 それにしても、たくさんの抵抗のハンダ付けが大変でした。知り合いの工場に
 持ち込んで、ディップ流してもらえば良かったな〜と思いながら、勢いでやっつけ
 ました。

 大きい方も、小さい方も、DRAMが到着してから、結果を報告します。


■58 2013/10/14 その後

 この週末は色々忙しくて、なかなか、こっちの作業ができませんでした。


●1. OSD-456A 

 おかげさまで、スーパーインポーズ基板OSD-456Aはご注文を頂き、プログラムの書き込みや
請求書などの作成、梱包作業をしました。急いで説明書を作っているところです。


●2. MFP-PCY6240Z 

 先日より試作機をテストしていましたが、やはりDRAMが怪しいという結論です。

 容量が、16メガ×16bitじゃないとダメなのは分かりました。最初は簡単に考えて失敗しました。
そんなに容量を使ってないだろう、もう少し小さいので間に合うだろうと思い込んでいて、具体的に言うと
A12が空きピンになっているタイプを使ったのです。あとでVHDLのソースを細かく調べて分かりました。

 近所のハ○ドオフのジャンクのメモリを掘り返したが、なかなか条件に合う物はありませんでした。
手元に168pinのDIMMは何十個もありますけど、DRAMが4個載っているものは少なく、あっても16メガじゃ
なかったです。
 もはや海外から新品を取り寄せるしかなく、すでに注文済みで、数日後には試した結果を報告できる
でしょう。もちろん動作するはず。


●3. MFP-CY240Z 

 FPGAボードの大きい方ですが、基板の到着待ちです。追跡を見たら、順調に来ているようです。

 部品は全部揃って、リード曲げなどの準備も済んでおり、あとは組み立てるだけです。
 前記2のDRAM到着を待つ必要はあります。ほぼ同じタイミングで到着するかも?後でもハンダ付けできます。


●4. そのほか色々 

 ここには書いていませんが、色々進めています。ただ、一人でいっぺんにできませんので、ぼちぼち
ですね。近いうちに報告できるでしょう。





■57 2013/10/11 ミニ版の試作

 まず試作を1個作って、テストを始めたところです。

 

 若い頃は平気だったのに・・・、今は顕微鏡がないと辛いです。

 右上の写真は、左手でデジカメを持ち、自分撮りしました。
 髪が光ってるのは、汗だくだからです。まだ昼間は暑いですね。


 Quartus II を、ずいぶん久しぶりに動かしたが、書き込みの仕方を忘れてしまった。
 その前に、PCの不調で、 Terasic Blaster が認識されなかったり色々トラブルで・・・。
 最終的には、何とかなりましたけど。



 まだ、これからですね。動かしてみるのは。

 

 残念、
 一発では動きませんでした。何か問題があるようです。

 LED8個は点灯して動くし、ビデオモニタには同期信号が行っています。
 ただ、画面が真っ暗で何も表示されません。

 プログラムが動いていないような気がします。
 ハード的には動いているようですから。

 回路図は何度も見直して間違いないはず。
 コンパイル、書き込みの設定か、何かだと思います。
 アルテラは、しばらくいじってなくて忘れかけていました。
 色々いじりながら思い出していこうと思います。

 (追記10/12)
 FPGAの書き込み関係に問題がないか確認する為、思い切って、
 オリジナルの 1chip MSX に書き込んでみました(じつはオリジナル機に初めて書き込んだ)。
 結果は、正常起動、OKでした。

 LEDはちゃんと点灯して動いていたし、画面真っ暗でも同期信号は出ていた
 から、やはり書き込みは問題ありません。

 ちょっとしたミスもありました。
 リセット回路の抵抗を取り違えて、ボタンを押しても0Vまで落ちないからリセットが
 かからない不具合がありました。これは抵抗を交換して解決済み。

 それと、チップブックから部品を取る時に、コンデンサの容量を一桁勘違いしていた
 のが一点ありました。もう、夜遅くて寝ぼけていたのか、目がよく見えなかったのか。
 部品表を見直していて気づきました。とりはずして測定したら、やはり間違っていました。

 あと、気になるのは、DRAMに代替品を使ったことです。
 オリジナルの型番の物は手に入りませんから、手元にあったものをいくつかチョイスし、
 2種類を取り替えて試したけれど、結果としては変わりませんでした。

 バンク切り替えのピンが2本あるけど、じつは00に固定で、1バンクしか使ってないですね。
 これは関係ないと思います。

 使えるやつがないか、手元にあるメモリをあたって、データシートを集めながら検討しました。
 ジャンクのメモリモジュールから取り外した物も試しました。



 ※この写真は取り外しの例で、実際は16bit品ですから、基板に4個付いている物でなければ
  なりません。そして電源電圧は3.3Vのものです(切り込みで分かります)。

 TSOPなんか、はんだごて1本で簡単にはずせますから、仕様的に近い4種類のDRAMを集め、
 取り替えて試してみたけれど、やはり結果は変わりませんでした。
 容量が足りないのかも分からない。オリジナルの物は16メガ×16bitです。でも16メガも使って
 るか?そこが現時点では分からない。どんなメモリマップだろう?VHDLのソースを読んだりして
 いるところです。

 やろうと思えば、違う発想で・・・大改造でも、全く違うSRAMでも何でもできるんですが、・・・
 そうじゃなくて、気持ちとしては、FPGAの内容の修正は「無し」にしたいと思っています。
 そのままが一番です。

 オリジナルと互換があると思われるメモリは、現役で作っているのは1社だけです。
 この前、ついでに買っておけば良かった・・・。二度手間だね。

 結局、メモリモジュールに付いている中古品を利用できないかと思って、何十個も調べたが、
 現実には、なかなか希望する物がありませんでした。新品を買うしかありません。

 テスト目的で、オリジナルの 1chip MSX から一時的に取り外して、試して、戻すのは、
 ちょっと・・・傷物になるし・・・。


 また改めて報告します。お楽しみに!


■56 2013/10/07 ニキシー管など

 しばらく更新していませんでした・・・というのは、ちょっとトラブっていたからです。
 わかってみればつまらない事で。

 それで頭の中がいっぱいで、他のことに手がつけられませんでした。

 ある製品を納品するため、製作してテストしたら、動作がおかしいのです。
 今まで何台も作ってきて、正しく作れば動作するはずのものです。
 ところが、テストするとおかしくなり、頭を抱えていました。
 もちろん実装ミスはありません。

 こういう時、どうしても難しい事を考えてしまいがちです。ロジックの問題だ、
 設定だ、アナログの調整だ、プログラムだ、とか。

 この前、どうしたっけ、確かこうしたら、こうなって、ちゃんと動いたはずよな。
 うーむ、ぜんぜんわからん、もう一度最初から見直してみるか・・・・・・。
 以前のノートや、データブックやマニュアルを、ひっくり返して読み直したり。

 こうなると、あらゆるものが疑わしく思えてきます。ケーブルの結線を、1本ずつ
 たどり直してみたり、紙に書き出してみて再確認したり。
 でも、おかしいですよね。これまで作ったのはちゃんと動いたはず。

 ふと、意外な事を思いついて、さっそくはんだごてを持って試してみたら、
 あっさり動いてしまいました。

 なんだ、そんなことかと・・・・・・はあ。 (わけがわかりませんね)


 原因は電源でした。起動時に大きい電流が流れる負荷ってありますよね。具体的に
 言うとモーターです。テスト時、お手軽だから電源アダプタを使ったのがいけなかった。

 その電源アダプタは、おそらく皆さんもよくご存じの例のあれです。突入電流の問題は
 以前、その通販ページのFAQで読んだことはあったけど、うっかりしていた。

 さらに具体的に言うと、負荷はFDDでした。通電しただけで、カタカタカタ・・・と異音を
 出したりすることがあり、おかしいと思いました。別の物に交換するとおさまるので
 このFDDはハ○ドオフのジャンクだしなあ、壊れていたのかと。FDD不良と思いこんで
 しまった。

 どこかで道を間違えると、深い迷路に入り込んでしまいますね!

 冷静に、オシロをつないで電圧を監視しながらモータを起動したり停止したりして
 電圧が変化するのを確認しました。電源と並列にコンデンサを接続して、挙動が異なる
 ことも確認しました。平気で1Vぐらい落ちるんです。こりゃだめだ。


 ややこしい回路ばかり作っていると、電源回路なんか意識しなかったりしますが、
 電源回路は非常に重要です。レギュレータなりDC/DCコンバータの出力から、マイコン
 などへつながる途中の配線も含めて重要です。

 昔、他の人の設計で、子基板に消費電力の大きいチップを載せて動かそうとしたら、
 リセットがかかる、というのがありました。
 板間をつなぐコネクタを見ると、電源のピンが少なかったです。実際、電圧波形を見たら
 見事に電圧が落ちていました。当然リセットします。対策は、太い電線でメイン基板へ
 直結しました。これで動くようになったのでデバッグを進め、その部分を改良して製品化
 しました。


●1. MP328A+MDN-1204 

 表示制御基板MP328Aと、ニキシー4桁表示基板MDN-1204を合体して、時計を作りました。

 基板が到着せず、再製作になり、ついこの前、ようやく到着したのです。
 改めて荷物追跡をしたら、やはり情報が出てこなかったので、紛失した可能性が高い。

 

 写真は、どうしても肉眼での見た目とは異なって写ります。こんなにギラギラしていません。
 右上の写真で、2階建ての1階部分はMP328Aです。

 余計な事ですが、フラットケーブルが分割しているように見えるのは確かに分割しています。
 ケーブルの切れ端を集めて試作したからです。もちろん、正式な分はこんな事はしません。

 スケッチ(プログラム)は、まだ、基本的な表示部分しか作っていません。
 現在は内部タイマーで時刻をカウントしているので、これをRTCから時刻を得るように変更します。
 そうすれば、停電しても時を刻みます。さらに、時計あわせ、アラーム等を追加します。

 ところで、【感電】だけは絶対しないように心がけていたつもりですが、また感電しました。
 本当に馬鹿だなと、自分で思います。人から言われる必要ないです。わかってます。はい。

 プログラムが完成した頃に、改めてお知らせします。


●2. 表示制御基板 MP328A 

 ニキシー管や蛍光表示管の表示制御用として作りましたが、基本的に ARDUINO UNO 互換です
 から、他の用途にも利用できます。

 

 右上の写真は、ブートローダを書き込んでいるところです。

 最初に試みた時は、AVRISP mkIIを利用して書き込もうとしました。しかしエラーが出て
 うまくいきませんでした。他の方法もいくつかやってみて、結局、この方式に落ち着きました。
 簡単・確実・安価です。(arduino as ISP)

 ARDUINOは、DIPをなくしてSMD化が進んでいますが、この基板は、あえて大きい部品だけで
 構成しました。手作りや少量生産、組み立てキットは、こっちのほうがいいですよ。


●3. FPGA評価ボード 

 大きい方は、すでに基板ができあがり、工場から発送されました。
 小さい方は、そろそろ発送かなと思います。

 基板設計をした順番通りですね。

 基板が到着したら、部品を実装してテストします。

 部品はほぼ揃えてあります。足りない物は発注済みで、入荷予定もはっきりしています。

 ただ、あの大量の抵抗をどうしたものか、曲げるだけでもかなりの手間と時間だな、ハンダ付けも
 手間だけど〜と、ちょっと悩んでいました。
 それで、試しに知人に聞いてみたら、やってもらえる事になって非常に助かりました。
 もちろん報酬は払いますけど、ずっと雇えるほど余裕はありません。今後、スポット的に協力を得たい
 と思います。でもよかった。

 私は製造あがりなので、そういう作業は早くできるけど、非生産的な時間の使い方です。
 やらなければならないことは、他にたくさん有ります。
 ほかの人に仕事を教えて、育てて、自分の仕事を任せる。そういう協力者を周囲に作っていき、
 自分の仕事がスムーズに進むような体制を作っていくのが理想です。(それが会社だよね?)


●4. 教育や技術相談について 

 部下を育てる機会には恵まれなかった私です。教え方、指導方法も上手じゃないかもしれない。
 あまり専門的すぎて、全く何の経験もない方が、今から始めるのは難しいこともあります。

 私は、「会社は学校ではない」、「技術は見て盗め」と本当に言われて育った世代ですから、
 (座学という意味で)教えてもらったことがありません。入社時、OJTだと最初から言われました。

 かといって、仕事中にトラ技ばかり読んでいたら、本当に手空きなら仕方ない場合もあろうけど、
 どっちかというとまずいので、通勤の行き帰りの列車の中で専門書を毎日2〜3冊読んでいました。

 新人の頃、ちょっとした回路、たとえばトランジスタ1石の増幅回路とか、わからない所があって
 先輩や上司に聞きに行っても教えてくれませんでした。おまえ学校に何しに行ってた?と、冷たい
 もんです。

 新人の自分は設計がほとんどできない。おもちゃみたいなマイコンとかデジタル回路を組むのが
 やっとでした。ハンダ付けだけはとりあえずできるが、設計ができるようになりたい。知識も経験も
 ぜんぜん足りない。ほかの人がやっている事が分からない。回路図を見てもピンとこない。
 自分自身がいかに劣っているかを常に意識して、とにかく、技術を吸収しようと必死になっていました。

 それこそ言われた通りに、技術を盗んだりもしました。盗めと言われたんだからいいだろうと。
 上司が出張で不在の時に、こっそり上司のファイルを取り出してのぞき見たり、
 ゴミ箱からプログラムのソースリストを拾って、それを教科書代わりにして、初めてMC68000で
 検査プログラムを作った、といった具合です。
 他人が作ったプログラムや回路図も、こっそり見て勉強しました。

 まあ、分かったことは、回路を実際に組んで動かしてみれば、その回路が教えてくれるんです。
 プログラムも同様です。とにかく、自分の手を動かして、現実を見ることです。だめだったら、
 どうすればできるかを考えて、試してみることの繰り返しです。最初は時間がかかったりしますが、
 それに耐えて経験を積むことです。そうすると、できるようになります。

 なんでも、本やネットに載っているわけじゃないし、載っているのを見ても、完全に自分のものに
 するには、やはり経験することです。絵に描いたようには、簡単に動かないものです。時にマヌケな
 ことをしたりします。いまでもそうです。それを糧にして積み上げていくんです。


 上手に教えられないかもしれませんが、本気で取り組みたい方には、ぜひ教えたいと思っています。

 現在、PICマイコンについて聞きに来られている方がいらっしゃいます。そういう、やる気のある方には、
 部品や資料を提供したりして、できるだけ協力してあげたい気持ちです。

 高専に、Eagleを使ったプリント基板設計の指導に行ったこともあります。Eagleの使い方というより、
 基板設計のノウハウ的なものを少し伝授しました。
 試作はもちろん、量産に移行する際に必要な知識、ノウハウも教えることができます。

 ハンダ付けの資格は取得していませんが、製造から手伝いに来いと言われたぐらい上手ですから
 その指導もできます。そのほか、FPGAや機構部品の加工など、いろんな事が教えられます。

 これらは職業訓練にもなるかと思います。

 基板設計を覚えたって、結局、設計から全て人件費の安い国に丸投げするから意味なし、とか
 ネガティブに考えてしまいますが・・・・・・安いからといって、設計から丸投げしたら、それは自社の技術じゃ
 ないでしょう。何らノウハウの蓄積もありません。

 昔は基板設計で家が建った、なんて話も直接その人から聞きましたけど、昔は儲かったようです。
 今はそこまでないと思います。海外が安いですから。
 ちなみに、体格の良い方で、見方によっては、その筋の方にも見られてしまったこともあるそうです。
 しかも高級車に乗っていたから、事故の時だったか、相手からご同業の方ですかと言われたとか何とか。

 余談になりましたが、近くの方で、技術を学びたいとか、相談がある方は、一度お越し下さい。
 電子工作のご相談なども結構です。
 (まずはご連絡下さい)


■55 2013/10/02 ミニ版

 先日の”FPGA評価ボード”のミニ版、
 すでに設計を終えて、基板を発注済みです。

 

 案外、こっちの方が良い感じです。小さくてかわいい。

 95×72mm・・・

 ユニバーサル基板 ICB-93があれば、手にとってご確認下さい。
 秋月電子さんのAE-B2でも良いです。

 Raspberry Pi に負けてないよ。(なにが?)

 パチンコ液晶につないで、ポータブルにしたくなる。


●1. 基板 

 これくらいの基板だと、設計は一日ぐらいでできます。

 検図の時間も含みますが、設計しながらその都度、気になったところで、
 回路図やピン配置などを再確認したりします。

 設計が終わっても、半日ぐらい寝かせます。
 急ぎの時は、通常の3倍で処理します。

 発注した後で、ふと、あの部分どうしたっけ、大丈夫だっけ?とか、ミスに気づいて
 キャンセルするほどマヌケなことはありませんから。

 気分は、発注したつもりになって、ほかの仕事をしながら時々思い出してみます。
 何か気づいたら、あの部分は大丈夫だったか、あれを忘れていなかったか、・・・・・・
 見直しをします。

 ちなみに、基板の発注先は中国ではないので、国慶節は関係ありません。

 米国なども含め、主にアジア各国のメーカを、コスト、納期、品質などを考えて選択しています。
 中国に発注する場合は、長期の休みがあるので、これを【あらかじめ】考慮しなければなりません。
 国慶節で納期が遅れる!などと騒ぐのはマヌケです。予想できることでしょう?
 休みの前後も混雑するので避けます。

 過去の経験では、なぜか、そういう時期に急ぎの案件が重なったりしました(笑)。
 だから、何とかしなければならないのです。

 たとえば、
 LED用のアルミ基板は、国内の基板メーカに頼んでも、結局、中国に出していたりします。
 中国が休みで発注できないから、高いけど仕方なく、国内メーカに頼もうとしたら、中国が
 休みなんで・・・と言われました。それで困って、国内外13社に問い合わせをした時に
 分かった事です。試作は社内でできますけど、量産は海外ですね・・・といった感じです。
 結局、中国で作らないと値段が合わないのです。


●2. 部品と仕様 

 部品配置などを検討した時の写真



 大きい部品を並べてみて、配置できるかどうか等を検討しました。

 RCAジャック3個は載りません。部品は配置できても、プラグを差し込んだ時に、
 隣同士ぶつかったらダメです。音声出力は、ステレオジャックφ3.5を1個にまとめました。

 SDカードスロットは、マイクロSDにしました。

 VGA出力は無くしました。これは抵抗ラダー回路も含め、大幅な削減につながりました。

 カードエッジコネクタを載せるかどうか迷いましたが、結局、50ピンのボックスヘッダに
 しました。カートリッジを差し込むことを考えると、周囲にスペースを確保しなければなりませ
 んが、そうすると小型化はできなくなります。

 かえって、ボックスヘッダの方が、外部に信号を引き出して拡張するのには向いています。
 カードエッジのユニバーサル基板なんか売ってるのに何を言うかと(笑)

 ユニバーサル基板に安価なピンヘッダを立てて、フラットケーブルでつなげばいいのです。

 ただ、±12Vの電源は省きました。小型のDC/DCコンバータも最初は載せてみましたが、
 それだけじゃないですから。電源のバイパスコンデンサ、電解も必要になります。問題に
 なるぐらい場所をとりました。ですから省きました。

 カードエッジの拡張スロットについては、別の基板にします。

 チップが載った基板に、あまり力をかけたくないのです。カートリッジの抜き差しの時に、
 力がかかりますから・・・。

 ジョイスティックのポートは、二つは載せませんでした。
 これも一応は、一つで二つ分できないか検討しました。多ピンコネクタや、あるいは
 時分割なども考えましたが、FPGAの中身の改造が必要です。オリジナルを尊重して、
 つまり、そのままで動くことを優先しました。

 ただ、プルアップの抵抗(SIPパッケージ/2.54mmピッチ)までは、ポートBも引き出して
 ありますので、必要な時は配線をハンダ付けできます。

 Dサブコネクタは、けっこう場所をとるので、一時はリストラの危機に瀕していました(笑)。
 かなりギリギリ、基板端まで寄せてあります。まさに、瀬戸際です。
 Dサブが載らなかったら、10ピンのピンヘッダになったかもしれないのです。

 昔のPCのCOMポートがそうでしたね。マザーボード上は10ピンのピンヘッダで、そこから
 フラットケーブルで引き出し、筐体にDサブコネクタを取り付けていました。
 あれもピンの並びが2種類あるので、そのまま流用できない場合もありますね。
 なんでモデムが動かないのかと、原因が分かるまで、当時ずいぶん悩んだものですが。

 LED(ナイトライダー?)は、ちゃんと付けてあります。1608チップで小さいですが・・・。


●3. 大きさ 

 1chip MSX と大きさを比較しました。



 ユニバーサル基板 ICB-93 のサイズだと、こんなに小さくなります。
 (95×72mm)

 なんか、欲しくなりますよね。このサイズになると。

 大きい方はどうでも良くなった(おいおい)。


●4. その他 

 基板が届いたら、試作サンプルを作ります。
 それができあがり次第、改めてご案内します。

 欲しい方、興味のある方は、「お問い合わせ」よりメール下さい。

 購入の義務はありませんのでご安心下さい。
 どれくらい需要があるか、知りたいだけです。部品代が高いので、
 在庫を持つわけにはいきませんから、基本的に受注生産です。
 一台ずつ私がチップを手作業でハンダ付けします。


■54 2013/09/30 FPGA評価ボード

 しばらく設計に集中していました。先日、ようやく解放されたところです。
 すぐに、新たな設計案件にかからなければなりませんが・・・。

 さて、
 オリジナルの1chip MSXを当時購入し、所有していますが、
 先日、電解コンデンサが液漏れしているのを発見。 ゲゲッ! ウソだろ!

 

 液漏れOMG!!

 写真では分かりにくいと思いますが、明らかにリードが錆び、周囲に電解液が
 付着していました。フラックスではありません。
 他の電解コンデンサ(左の写真の奥の方)も、すべて液漏れしていました。

 もう・・・・・・!! この表面実装の電解コンデンサは大嫌いだよ。個人的には。

 修理の時、よく液漏れしているのを見かけるし、表面実装のくせに意外と床面積をとる。
 私は自分の設計でこのコンデンサを使ったことがない、というよりも避けてきました。

 昔のFDD内の電解もこのタイプで、決まって液漏れしていたな。パターンが腐食して、
 直すのが大変だった。
 Macintoshが壊れたのもこれが原因。あまりにも重傷で、修理できなかった。
 ビデオカメラが壊れて修理した時も、全部液漏れしていて、イヤになって捨ててしまった。

 家電の寿命を短くするための時限爆弾ではないかと、個人的には疑っています。

 一方、昔の MZ-1200 とか MZ-2000 を持っていますが、現在でも動作します。
 1982年頃の製品だから、もう30年は経過しているのに。
 一部の電解がドライアップしたりして修理したが、まだまだ動態保存できそうだ。

 それなのに、この1chip MSXは・・・、このまま放置したら基板が腐食してパーだよ!
 早く部品を取り寄せて修理しよう。この際、液漏れしないコンデンサに変えてしまおう。

 それでも、あの「ニオイ」が、鼻に残る・・・。


 本来の使い方である、FPGAの中身やハードウェアを色々いじくり回すのも楽しいが、
 壊してしまう可能性もあります。
 すでに新品は売っていませんし、修理サービスも終了しました。

 そこで、ハードウェアのバックアップとして、互換ボードを設計しました。
 このFPGA評価ボードは、 1chip MSX 互換です。



 オリジナル基板そのままのコピーではありません。
 回路図から全て入力して、大きめの基板サイズにレイアウトしました。

 基板外形寸法は、210×148mm、つまりA5サイズです。A4用紙の半分折りです。

 さらに、USBシリアルI/Fと、PIC16F877、そして電源ON/OFF制御回路を
 追加しました。PICはバスにつながっているので、I/Oデバイスとして使用
 できます。

 どうしても表面実装部品でなければならない部品/部分を除き、ほとんどを
 リード部品で構成しました。
 老眼で目が辛いですからね・・・。抵抗を200本以上ハンダ付けするのも
 重労働ですけど。ディップを頼みに行こうかな。自分で田植えして。

 多くの抵抗は、保護を目的として入れてあります。それと、改造したい時に
 0.5mmピッチのピンから引き出さなくて済むので、楽ですね。

 白ベタ部分は、カートリッジを差し込んだ時に干渉するので、空きスペースにした
 わけです。製造番号、バージョンとか、学年、組、名前が記入できます?

 あくまでも、FPGA評価ボードですから、FPGAに何を書き込んで動かすかは
 あなたの自由です。

 当然ですが、コンフィグROMの中身は空っぽで提供します。
 LED点滅などの簡単なサンプルは、テスト用を兼ねて、入れたいと考えています。

 MZ-700を再現された方もいらっしゃいます。試してみたい方には最適ですね。

 あと、値段ですが・・・まず、FPGAとコンフィグROMだけで\5,400もします。
 DC/DCコンバータは\500〜\600、そのほかコネクタや実装費がかかります。
 電源アダプタも添付したら\1,000ぐらい。

 FPGAは1個\4,000ぐらいです。コンフィグROMは、小さいくせに\1,400もします。
 こいつは昔から信じられないぐらい高いです。昔のEPC2は\5,000ぐらいしなかったっけ。
 なにか代用出来る物がありそうですけどね。
 大量に買っている企業だったらもっと安く仕入れられるだろうけど、数個だったら
 こんなものです。デジキーなんかで調べたら分かるでしょう?
 (仕入れはデジキーではありません)

 また改めてご案内します。


■53 2013/09/22 進捗など

 昨日は複数の用件で外出しっぱなし、帰宅は夜遅くになりました。
 でも、いろんな人に会って話したのは有意義でした。

 どうしても設計の仕事というのは、自分の世界に閉じこもってしまいますが、
 一人だと発想が固まってしまうというか、閉塞感があります。そんな時があります。

 外国語で会話をするときに、よく、簡単な単語が思い出せなかったりしますが、
 簡単なことなのに答えが出せないなんて、おかしいけど実際そうなんです。
 人と話していると、いろんな考え方などに触れたりして、行き詰まりが打開できたり
 します。

 ソフト屋さんも同じようで、昔、同僚のプログラマが、誰かをつかまえて自分の考え
 を話しているうちに、自分で「あっ、わかった」なんてよくやっていましたが、
 話しているうちに、頭の中で整理されてくるんでしょうね。

●1.

 最近は主に大きい基板の設計をやっていて、部品配置はだいたい次の図のような
 感じです。こればっかりなので、Webサイトの更新などはほったらかしです。



 中央に、240ピンのQFP(0.5mmピッチ)が有り、周囲に各種I/Fコネクタなどが
 つながっています。
 少量生産だし、老眼で目が辛いので、チップ部品は極力無くした。表面実装タイプしか
 ない部品以外は全てリード部品とした。

 20代の頃は、チップの半田付けとか細かい改造は大得意で、肉眼でよく見えていたが、
 年齢には勝てないね。
 本当は、そういう仕事は部下がいたら任せなければならないが、あいにく恵まれず、
 周囲にできる人がいないので、自分で全て抱え込むしかない。それが現実。


●2.

 上記以外に3〜4種類の基板を設計中で、その先にも企画しているものがあるが、
 ひたすらコツコツやっていくしかない。
 そして、すでにハードウェアができた分のプログラムを作らなければならない。


●3.

 あと、到着が遅れている基板2種類、これはあいかわらず荷物追跡でも
 表示されない状態で、ひたすら待つばかりとなっています。
 もしかしたら本当に紛失したのではないかと疑うばかり。
 今日、基板メーカーの方から、あなたのプロジェクトが進まなくて困るだろうと、
 追加で製造し、確実な別便で発送しようかと提案があり、そのようにするつもり。


■52 2013/09/15 遅延

 昨日の記事に、荷物が紛失した可能性が高いと書いたが、問い合わせた結果、
郵便局の処理が遅延しているとのこと。(検査強化の為)

 到着が遅くなる分、自分の仕事の進捗も遅くなってしまうが・・・。納期の決まっている
仕事じゃないし、紛失じゃなくて、ちょっと安心した。
 遅れた分、時間ができた。到着までの間に部品を揃えたり、リードを曲げて準備したり、
プログラムを作ったりして仕事を進める事ができる。

 あれこれ細かい事を気にする人の為に書くが、納期の決まっている仕事だったら
多少高くなっても確実な便を選択するのは当然である。そういう外注先も確保してある。

 書いたように、ついこの前、本当に荷物が紛失したから、不安で仕方がなかった
のだ。またか、というネガティブな気持ちになっていた。

 参考: 郵便局の「国際郵便」ページには、配達が遅れている国などの情報が
載っています。何でも網羅しているとは限りませんが(今回の遅延のことは書いて
なかった)、一応チェックすると良いでしょう。政治的混乱と書いてある国もある。

 そのほか過去には、DHLで発送された荷物が、DHLのサイトの追跡で表示されなく
て不安になった事もあった。無事に配達されたのだが、配達後、しばらくたってから
追跡結果が表示されるようになった。そういう場合もあるそうだ。
(DHLのサイトで、”よくあるご質問:輸送状況の確認”を参照する事。
”DHLの集配スタッフ・・・略・・・輸送状況の確認が出来ないのですが?”に書いてある。)
なお、DHLは、私の住所だと佐川急便が配達する。
香港からの荷物は、仲介業者が異なる番号で発送するので、発送主から聞いた番号で
検索しても出てこない場合がある。

 UPSはヤマトが配達する。TNTやFedExは、○○航空が配達する(西武か日通か、
どちらかだったと思う)。EMSは郵便局である。
 但し、絶対ではなくて、たとえば中国からEMSで発送しても、なぜか佐川が配達
したことがあった。色々ルートがあるのかもしれない。この場合、EMSの荷物追跡を
しても、出てこなかったと思う。


●1. オンスクリーンディスプレイ基板 OSD-456A 

 進捗を報告します。基本機能はほぼ完成しました。

 シリアル通信で送り込んだ文字を、カメラ等の映像に合成し、表示します。

 使い方は簡単です! 難しい設定などはありません。

 

 入力映像信号が切れても、単独で文字表示できます。(自動的に同期信号を発生)

 コントロールコードを組み合わせる事で、画面上の任意の位置を指定して文字を表示できます。

 また、ブリンク(点滅)や反転(右上の写真のAのように)表示を、文字ごとに切り替えて表示できます。

 文字の大きさは固定です。(大きさは、左上の写真を参考にして下さい)

 表示範囲は、ヨコ30桁×タテ13行です。(30×13=390文字)

 基板寸法は72×47mmで、サンハヤトのユニバーサル基板ICB-88と同じです。
 組み込み用にピッタリです。

 日付・時刻表示のみ(タイム・インサータ)としても使えるように、RTCとバックアップのキャパシタを
 搭載しています。

 ※但し、本日現在、この部分の制御ファームウェアは完成していません。作ればすぐできますが、
  シリアル通信のホスト側から日付、時刻を送り込んで使う用途だとRTCは不要なので、開発の
  優先順位が低いからです。


 あと、据え置きで使用できるように、ケースに組み込んだバージョンを作ります。
 [基板単独]と、[据え置き]の2種類を販売予定です。

 興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。


■51 2013/09/14 紛失と進捗

 困ったことに、海外からの荷物が紛失した可能性が高い。この前、発注した基板2種類だ。

 荷物追跡を見ると、海外の郵便局が受け付けた所で止まったまま。同じルートの
過去の経験から、だいたい到着する日数は分かっているが、その日数は過ぎているのに
様子がおかしい。休暇でも、混雑する時期でもないが・・・。今日、先方に問い合わせてみるつもりだ。

 盗まれたのかなあ・・・。うちの基板なんか盗んでも、しょうがないのに・・・自爆(笑)。

 つい先日も、海外に発注したラジコン関係の部品が紛失して、代金を返してもらったばかりだ。
1ヶ月たっても届かないどころか、荷物追跡が表示されない。そんな番号は無いって。
代金はすぐ返してもらえたけど、発注時と返金時の円のレートが違うので、数千円を損した。

 このように書くと、紛失が頻発しているように思われるかもしれないが、自分が輸入を始めてから
まだ、この2回だけだ。

 到着までの日数は、検査強化などの影響で余計にかかることもある。1ヶ月ぐらい待つ覚悟が必要だ。
そういえばロシアからの荷物は、EMSだったけど、1ヶ月ぐらいかかった時もあれば、もう届いたの?
というぐらい早い時もあった。気まぐれな感じだ。ちゃんと届くだけでもマシだ。しかし破損していた。

 長旅だし、荷物の扱いが荒っぽいと思われるので、破損は覚悟しなければならない。

 ガラス製品が粉々になって届いたことがあったな。箱を傾けたら音がするから、おかしいと思って開けたら
大半が粉々になっていた。もちろん、エアパッキン(プチプチ)で包まれていたが、高いところから落としたか、
放り投げられた可能性が高い。特に中国のエアパッキンは、なんというか、薄っぺらいし空気があまり
入っていない印象がある。

 梱包がいい加減なのもあって、金属の部品同士がお互いにぶつかりあい、傷が付いて、商品にならなく
なったこともあった。お茶の入った壺も割れていたな。こういったことは、輸入をしている人なら
普通に経験するだろう。割れる物は割れるんです。お金を払って、ゴミを輸入しているのだ。

 四角いはずの段ボール箱が、丸くなって届くのなんか珍しくもない(笑)。とがった石ころが川の中を
転がっていくと、丸くなるのと同じようなものだ。

 日本の段ボール箱はしっかり作られているが、海外のは薄っぺらいのが普通みたいだ。

 いくつかの例をご覧にいれましょう。まず、シンガポールから届いた荷物の箱です。ボコボコです。

 FRAGILE ってどういう意味だ?壊せ?絵の通りだろ!

 そんなシール貼ったってカンケーネーんだよ!!

 あと、段ボール箱の横っ腹をボコッとやられて、中の真空管がいくつも割れて届いたことがあった。
 クッションで二重に包まれていたけど、別の荷物のカドを強く当てられたら、やはり弱い。
 金づちで叩かれたような具合だ。
 段ボール箱の状態を見ると、シワがあって、結構もみくちゃにされたような感じです。

 

 誰がぶつけたとか、どこでどんなふうにこうなったとか、分かりません。



 輸入は、紛失や破損のリスクも考慮するのが当然なのです。

 話が長くなるが、高価な精密機械を送るときは、木枠を組むのはもちろん、あれこれ対策を講じます。
 衝撃を受けたことが分かるステッカーを貼ったりします。

 私が昔いた会社で、アイルランド工場向けの荷物の梱包作業をしばらく手伝った事があります。
 中に人が入れるぐらい大きい段ボール箱で、厚く、丈夫に作られていました。
 その中に、複数の小さい段ボール箱とクッション材を詰め込んでいました。
 もちろん、小さい段ボール箱の中身もそれぞれエアパッキンやクッションによってしっかり保護しました。
 一日中、梱包作業をして、きつかったことを覚えています。
 YBチップという、ポテトチップみたいな形をした発泡スチロールがあったんですが、腹が減ったとき、
 無性に食べたくなりましたよ。


●1. オンスクリーンディスプレイ基板 OSD-456A 

 進捗を報告します。かなり、できあがってきました。

 旧バージョンは、アセンブラで長いプログラムだったが、c言語に書き換えたらシンプルで
 すっきりした。昔はアセンブラ絶対信者だった。特に、picのcは使えねえ、と当時思っていた。

 次の左の写真は基板です。右の写真は、実際の画面表示です。

 

 基板の中央がポッカリ空いているのは、RTCとキャパシタを実装するスペース。
 ビデオ映像に日付・時刻表示を合成する為です。

 画面表示の内容は、あまり意味はないが、分かる人は分かるNCデータです。
 全角の漢字には当然、対応してないので、それが含まれないテストデータがないか。
 そうしたら、NCデータがちょうどよかったのです。旧バージョンから、これを使ってきました。
 バーッと流しながら撮影したので、一部、文字が重なって見えています。

 これで基本的な文字表示、改行、スクロールアップは動作確認済み。
 あとは、カーソル表示や、属性変更(ふちどり文字にしたりとか)を追加していきます。

 旧バージョンのOSD-323A/Bは、最大4行までしか表示できなかったが、今度のOSD-456Aは
 画面いっぱいに表示可能です。

 あと少しです!


■50 2013/09/09 PICの罠

 しばらく更新できませんでした。

 先週は外出が多かったのと、それと、例によって「ハマリ」で時間をロスしました。
 PICの罠ですな。(自分の単純ミスでもある)

 現在、3機種以上を手がけているが、それぞれでハマってしまった。

 近年はPICよりもAVR(Arduino含む)などをよく使っているが、今回は、旧機種の改良
 などで、旧機種と同じPICを使ったわけだ。それから、安いので近年は16F883を主流で
 使っていたが、過去の機種のメンテがあり、それに使用されていた16F873A用の
 プログラムを久しぶりに作ったら失敗した話。アセンブラからCに書き換えたから、ミスが
 発生した。

 気が付いてみれば、この業界で20年以上やっているけど、わりと単純なことで
 つまずいて、時間を無駄にすることが時々ある。
 どう見ても考えても間違っていないのに、何で動かないんだ、おかしくなるんだと、
 あれこれ試してみるけれど、全く先に進まない状態が、時には何日も続く。

 必死に考えて、あらゆる物を疑って、書籍をひっくり返して、寝床まで持っていき
 読み込んだりする。
 うーん、わからん、困った〜〜〜と何日も晴れない気分で閉じこもるのである。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そして、ある時ふと、まさか、まさか・・・と思って試したら、アッサリ動いたりするのだ。
 分かってみれば馬鹿らしいことだから、余計に悔しいし、精神的にグッタリする。

 まあ、ハマリを脱出すれば、あとはスムーズに進むのだが!
 (再びハマリがなければ、の話)


 1番目は、ADCONの設定、・・・・・・もうこれだけで分かりますね。

 たとえば、
      tmp= ~PORTA;
      PORTB= tmp;
 とすれば、ポートAの入力状態が、ポートBに出力されるわけです。
 ポートAにはディップスイッチがつながり、プルアップされている。ONでLレベルになるから、
 論理反転しています。

 ところが、ディップスイッチをON/OFFしても、ポートBに出てこないわけですよ。
 何も変化しない。
 PICのピンをオシロであたりながら、ON/OFFしたらちゃんとL、Hに切り替わるので、
 入力ピンまでは信号が来ている。ハード的には問題ない。

 実際のプログラムでは、ディップスイッチの状態によってモードを切り替えるような処理
 だった。ところが、スイッチを切り替えてもモードが変わらないから、おかしいなあ、なんで
 かなあ、と。

 先に答えを書いてしまったから、そりゃそうだろうと思うかもしれないけど、
 ハマった理由がある。それが分からなくて何時間も無駄にしてしまった。
 分からないときは、とにかく色々見直したり、試してみるしかないじゃないですか。

 プログラムはもちろん何度も見直したが、見たようで見ていなかったと思う。見過ごしていた。
 正しいと思いこんでいた。
 ICが不良じゃないだろうか、などと考えて、同じ基板をもう1枚組み立てたりした。
 無駄な回り道をした。

 結局、16F883のANSELと、16F873AのADCON1を混同していた。
 ANSELは、アナログにするポートに対応するビットをセットするやり方である。ADCON1は
 それとは違う。ADCON1に0b00000000を設定したから、ポート入力できなかったわけだ。
 16F883のソースを16F873A用に書き換えて使ったから、ANSELとADCON1を勘違いしたのだろう。
 コメントもそのまま持ってきていたから、たちが悪かった。


 2番目、これは間抜けなので書きたくないが、SPIの信号は正しく出力されているのに、
 デバイスが動作しない、というやつ。

 SPIはPICの内蔵機能を使った。関係するレジスタを適切に設定すれば動くものだ。
 始めた頃こそ、ちょっとしたミスはあったが、オシロで信号を確認しながらスムーズに進めて
 きた。

 ちゃんとタイミングチャート通りの信号が出ている。クロックの立ち上がり、下がりと出力データ
 の関係も正しい。これで動くはずなのに?アレ?

 コマンドが間違っているのか? 何度も何度も見直した。
 初期化コマンドは、もとはARDUINO用のサンプルプログラムを参考にした。実際に使用したのは
 PICなので、そのまま移植できなかった。コマンドの羅列のみ引用したのだ。

 おかしいなあ〜、と、データブックを何度も読み返したり、SPIはPICの機能じゃなくて、自分で
 プログラムを作った方が間違いないんじゃないだろうか、などと悩み続けた。

 結局、今日の夕方、まさかと思ってウェイト(待ち時間)を入れたら、あっさり動いたのである。
 出力ポートを操作して、デバイスにチップセレクトやリセットを与えるようにしていたが、その
 リセットを与えた後、デバイスの内部動作に時間を要するのに(といっても、ミリ秒やマイクロ秒だが)、
 待ち時間なしで初期化コマンドをドーッと送り込んでいたから、デバイスが受け付けていなかった
 というわけだ。SPIは直接関係なかった。


 3番目は、ここまで書いているうちに忘れてしまった。

 まあ、先日、粉を練るところから餃子を手作りしたのだが、中に詰める具も7種類ほど試してみた。
 それで食べてみて失敗だなと思ったのは、キムチを刻んだやつと、コーン+チーズだった。これらは
 まずかった。特にコーンは後味が悪かった。缶詰のコーンは、そのまま食べたほうがうまかった。
 なんでキムチかというと、白菜1個を買うと食べきれないから、何か白菜は無いかと考えて、
 そうだ、これをそのまま使えばいいんじゃないかと思いついたから。
 あと、具の水分は極力少なくする。そうしないと、皮が溶けてしまう。実際にやってみて学ぶことの
 ほうが多い。

 誰でも失敗談は恥ずかしいけど、非常に参考になるから、みんなに教えたほうがいい。
 失敗をおそれて進まなかったり無難な道を進むんじゃなくて、挑戦を続けないと進歩がない。
 マイコンの解説本は、データブックを写したようなやつよりも、ここでハマった、これが
 間違えやすいから気をつけて、といった内容が書いてある方が役に立つ。失敗談を書いてある
 サイトも同様に、有益だと思う。


●1. オンスクリーンディスプレイ基板 OSD-456A 

 進捗だが、現状はご覧の通り。



 やっとこの程度。なにしろ、上記のハマリのいずれかで(笑)。

 5年前にアセンブラで完成したプログラムを、この機会にCへ移植しているから、また間違いも
 出るかもしれないけど。

 文字が出るようになっただけでも、あとは順調に進みそうだ。


■49 2013/09/05 進行中

 急に涼しくなりました。
 雨続きで、水不足はとっくに解消しましたが、連日降り続いていました。
 昨日、久しぶりに晴れました。

 今週は、外出が多い為、ちょっと落ち着きませんが、いろいろ進めています。
 進捗状況などを少し書きます。


●1. オンスクリーンディスプレイ基板 OSD-456A 

 すでに、試作の1枚目を組み上げて、回路のテスト中です。



 制御プログラムは、旧バージョンのものは流用できなくて
 (仕様的に大幅に異なる)、ほぼゼロからの作り直しとなります。
 これから、けっこうかかります。


●2. 古書(雑誌) 

 アクションバンド電波
 ラジオライフ
 ゲームラボ
 ・・・などのバックナンバーがたくさん有ります。しかし、全然整理できていません。

 狭い部屋で(入居当時は広かったはずだが)、置き場所にも不自由しています。
 古いカタログとか、明らかなゴミは捨てたし、かなり実家にも運びましたが・・・
 相変わらず、本に埋もれて暮らしています。

 必要とされる方の為、少しずつでも、通販ページに追加したいと考えています。


●3. VFD 4桁表示基板 MDV-2204 

 来週には基板が入荷し、試作、テストを行う予定です。


●4. 表示制御基板 MP328A 

 基板は、前記3と同時に入荷します。
 それから試作、テストを行う予定です。

 おっと、どちらも前もって部品を揃えておかないと。


●5. 疑似交換機 MXB-TL22A 

 テスト及び、プログラム作成を進行中です。
 定数など細かい修正は有ります。


■48 2013/09/01 さらに追加、そして試作

 以前、ご紹介のみで、通販ページに追加するのを忘れていました、
 映像4分割装置の動作確認を行い、通販ページに追加しました。

 そして本日9/1、疑似交換機の試作機を組み立てました。
 その報告をします。


●1. 映像4分割装置 AVC714 (中古) 

 4台までの防犯カメラを接続できます。
 各カメラの映像を、4分割 して表示する装置です。
 もちろん、ひとつだけ見たり、切り替えたりすることもできます。
 日時の スーパーインポーズ 機能付き。
 但し、 モノクロ 画面です。(ご注意: カラー ではありません)
 中古です。 外観は、多少の傷、変色がみられます。
 電源アダプタと、説明書(日本語、英語)が付属します。
 同様の装置は、2万円以上で市販されています。

 映像入出力のコネクタは、全て BNCコネクタ になっています。
 BNC−RCA変換 コネクタ は別売りです。(こちら) 

 動作確認を行いました。

(左)本体 通電中、LED点灯
(右)4分割画面 CH1〜CH4のカメラ映像と、日付/時刻が表示されています。
 

 ひとつのカメラのみを選択することもできます。

(左)CH1のみ選択表示
(右)カメラ4台+液晶モニタ+4分割装置の各電源アダプタ
 

 動作確認OKです!

 宅配便で発送します。

 通販は、こちらです。


●2. 古書: トランジスタ技術SPECIAL No.6 「Z80ソフト&ハードのすべて」 

 通販ページに追加しました。 「Z80ソフト&ハードのすべて」 CQ出版
 1992年5月発行の第10版です。



 内容は、
 マイコンシステムの基本構成、アセンブラの基礎、システム構成の基本、
 メモリとの接続、パラレル/シリアルインターフェース、カウンタ/タイマの使い方、
 割り込み/上級プログラミング、など。

 具体的な回路図も色々載っています。
 Z80ミニマム・システム、小規模なZ80システム、D-RAMの回路など。

 ROMの書込方法、8255/Z80 PIO/8251/Z80 CTCの使い方など載っています。
 まずは、この一冊からZ80の勉強が始められると思います。

 今さらZ80ですが・・・活用して下さる方へ。

 なお、古書につきましては、
 年数相応の黄ばみ、色あせ、そしてシワや折り曲げ、書き込みなどがございます。
 見た目などが気になる方はご遠慮下さい。
 読めれば良い、実用レベルであれば良い、という方のみ対象とさせて頂きます。

 通販は、こちらです。


 古書も、今後少しずつ追加していこうと思います。珍品が出るかもしれません。


●3. 疑似交換機 MXB-TL22A 試作 

 試作基板を組み立てました。

 知り合いの実装屋さんに行って、ディップに流してもらえば、手間いらずですが、
 試作の1枚目は必ず自分の手作業で、と決めています。

 それは基板設計ともリンクしています。悪いところがあれば次回の設計に反映します。

 (今回の基板に限った話ではなくて、今までの例として)
 実装しにくい所はないか。これは実装ミスにつながらないか。
 CAD画面上では密集しているように見えたが、現実の基板上では意外とスペースがある。
 スルーホールが小さめだった。抵抗のピッチが広い方が良かった。あの部品とこの部品が干渉する。

 あれこれ、自分の身体で感じながら、考えながら実装します。人任せではいけません。

 

 上の左の写真、やはり、パネルの穴は大きすぎました。この現物で測定し、合わせ込みます。
 右の写真は、ケースにおさめた基板の様子です。
 通電試験をする前なので、まだ、ICはソケットに差し込んでいません。

 まだ制御プログラムは、できていません。
 一応、C言語でのひな形は準備してあり、I/Oの初期化ぐらいまではできます。
 これにテストプログラムを足していき、ハードウェアのテストをしながら、仕事を進めます。

 通電前に導通テストを行いました。ショートしていません。OK。

 まず、電源ICだけソケットに差し込み、通電して、正常に5Vが出力されることを確認します。OK。
 同時に、異常な発熱箇所がないかを確認します。OK。

 各電源系統ごとに、ICソケットまで正しい電圧が来ていることを確認します。OK。

 いったん電源を切り、各ICをソケットに差し込みました。

 各リレーのON/OFFを試しました。
 テストプログラムを作り、ひとつずつ、ビットを出力してON/OFFを確認しました。正常でした。

 電話機を2台接続し、給電と、通話ができることを確認しました。
 リレーを操作して、通話状態にしました。

 この状態で、クロスポイントスイッチは全てOFFなので、電話機AとB間では、お互いの
 声が聞こえてはいけません。これを確認しました。

 次に、クロスポイントスイッチをテストプログラムによりONして、AとBをつなぎました。
 これで、電話機同士の通話ができることを確認しました。
 ひとりでテストしにくいので、・・・・・・最初は片方の受話器を耳に当て、もう片方の送話器に
 向かって、アーアー、と言ったり、息を吹きかけたりしましたが、・・・・・・結局、保留メロディを
 利用して確認しました。

 そして、DTMFを受信できることの確認をしました。
 クロスポイントスイッチを操作して、電話AとDTMF回路をつなぎました。
 電話Aをオフフックして、ボタンを操作すれば、データと確定信号が出力されるはずです。
 ICのピンにオシロスコープをつなぎ、トリガをかけました。
 結果はOKでした。

 回線電流の監視回路をテストしました。
 オンフック、オフフック、ダイヤルパルスを検知する回路です。
 オシロスコープをつなぎ、波形をとりました。結果はOKでした。

 まだ、トーン(ビジートーンなど)とベル回路などが残っていますが、その前に、プログラム上の
 タイミングができないとそれらのテストが厄介ですから、先にプログラムを作ります。

 今日の目標を決め、そこまでやったら一区切りとします。
 ほかにも仕事がたくさんありますから。


■47 2013/08/31 新基板と、通販商品追加

 新しく設計した基板2種類をご紹介します。
 来月中旬頃には、試作やプログラムも完成して、改めてご案内できるでしょう。

 それから、だいぶ涼しくなってきましたので(?)、通販商品を多数追加しました。
 手元にあるキットやジャンクを特価処分します。ぜひ、ご覧下さい。


●1. VFD 4桁表示基板 MDV-2204 

 先日、ご紹介しましたが、改めてご紹介します。
 下記2の制御基板と組み合わせて使用する表示基板です。



 蛍光表示管(IV-22)を、4桁表示できます。用途としては、時計やカウンター等です。
 4枚まで連結して、最大16桁表示可能です。

 完成後、改めてご案内します。


 次の写真は、バラック試作機の表示です。(ご参考までに)




●2. 表示制御基板 MP328A 

 ニキシー管4桁表示基板 MDN-1204、または、VFD 4桁表示基板 MDV-2204 と
 組み合わせて使用する表示制御基板です。



 汎用のマイコンボードとしても使用可能です。
 (基板図をよく見ると、どこかで見たような感じですね。ピン互換にしてあります)

 <特徴>

  1) シリアル通信コネクタ D-sub 9ピン (レベル変換内蔵)
  2) 昇圧回路 (当社MPS-170A基板を実装) 電源ON/OFF制御可
  3) RTC (RTC-8564NB/秋月電子) または DS1307 兼用パターン
  4) RTCバックアップ用のキャパシタ
  5) 圧電ブザー駆動回路
  6) 押しボタン 3個 (ひとつはリセット、あと2つは汎用)
  7) ICSP端子
  8) DC-DCコンバータ DC12V→5V
  9) ARDUINO UNO 互換ピンヘッダ実装可

 完成後、改めてご案内します。


 <以下は、通販ページに追加した商品です。>

●3. シンプル赤外線リモコンキット 

 秋月電子さんのキットです。
 単純なON/OFF制御のみです。



 袋はクシャクシャになっていますが、必要な部品は揃っています。
 電池は付属しません。

 通販は、こちらです。


●4. シンプルLED時計II PS-440S 

 エレキットさんのシンプルLED時計IIキットです。



 ・電源電圧 AC8V (整流せず、AC8Vを入力する必要があります)
 ・電源同期式
 ・12時間表示/24時間表示切り替え可
 ・数字サイズ 幅8mm、高さ15mm
 ・基板寸法 30×110mm

 ICは、三洋電機のLM8361を使用しています。

 長期保管の為、パッケージは黄色くなり、汚れがありますが、
 中身はきれいです。キットの部品は揃っています。説明書もあります。

 通販は、こちらです。


●5. RFコンバータ 

 ビデオ信号及び音声信号を、アナログTVの電波に変換するものです。
 昔のテレビゲーム機やパソコン(マイコン)、ビデオデッキなどに使われていました。



 ご覧の通り、表面は酸化して黒ずんでいますが、
 端子を見ると、半田付けの痕跡がありません。つまり、未使用です。

 入力端子は3ピンのピンヘッダ、出力端子はRCAピンジャックです。

 メーカーはミツミ、
 シールには、型番または製造番号 32990071 L82T が記載されています。

 切り替えスイッチがあり、これはTVのチャンネルを2つのうちいずれか
 選択するためのものです。たぶん、VHFの1chか2chかの選択と思われます。

 いまどき、役に立つのか分かりませんが、・・・・・・

 例えば、古いテレビ(特に真空管式の白黒テレビ)は、ビデオ端子がありませんので
 ビデオデッキや、地上波デジタルチューナーなどを接続する場合に
 活用できるのではないでしょうか。

 詳細な仕様は不明です。説明書はありません。ジャンク扱いとします。

 通販は、こちらです。


●6. デジタル電圧計キット(組立済) 

 秋月電子さんの、デジタル電圧計キットです。
 組立済みです。

 

 ICL7136CPLを使用しています。
 液晶表示です。
 電池スナップが接続してありますから、006P 9V電池をつなげば
 動作します。(電池をつないで、表示確認済み/右の写真)

 設定、調整状態については未確認です。
 説明書をご覧になり、確認下さい。

 袋はクシャクシャしていますが、現状のままでお送りします。

 通販は、こちらです。


●7. フィルムキーボード 

 フィルムキーボードです。
 送信、ON/クリア/0〜9までの数字、元々の用途が分かりません。



 外形寸法は、およそ60×70mm(ケーブル含まず)です。

 簡単な説明書(マトリクスのピン番号表など)が付属しています。
 未開封です。

 通販は、こちらです。


●8. ロータリーエンコーダー ドライブ回路キット 

 秋月電子さんの、ロータリーエンコーダー ドライブ回路キットです。
 未組立品です。



 説明書、部品一式、揃っています。

 もともと、パチンコ液晶をテレビに改造する時のチューナー用として
 よく使われていました。その用途に限定されません。
 ロータリーエンコーダーの信号を入力すれば、
 8bitバイナリ、またはBCDに変換し、表示してくれます。

 付属のPICは、TV2と記載してありますので、チューナ用です。
 表示は、01〜62までとなります。

 通販は、こちらです。


●9. Xport開発セット 秋月オリジナル 

 秋月電子さんのXport開発セット です。



 多少、ばらけた感じです。欠品がないか心配です。中身を調べました。

 Xportは、ちゃんと有ります。
 専用基板、D-subコネクタ、電解コンデンサ、ピンヘッダ、DCジャック、
 タクトスイッチも付属しています。

 ・RS232CレベルコンバータIC、Dサブコネクタ搭載
 ・3汎用I/O用にユニバーサルエリア32×32を確保
 ・3.3Vレギュレータ搭載で、一般的な5V電源に対応しています。
 基板、パーツ、Xport本体付 一式セット\7,500 
 と、書いてあります。

 3.3Vのレギュレータ、RS232CレベルコンバータICは、基板に実装済みです。
 (チップ部品は最初から実装済み)

 どうやら欠品は無いようですが、フルセットの内容が分かりませんので
 保証外とさせて下さい。

 さっき調べましたら、もう秋月電子さんではxportは扱っていないようです。
 検索にかかりませんでした。(キーワード xport にて)

 通販は、こちらです。


●10. CCDカメラモジュール 

 未使用です。型番は不明です。



 基板には、6-000-2402という数字が記載してありますが、これは型番かどうか
 分かりません。

 リード線は、赤、黒、白の3本が出ています。
 電源、GND、ビデオ出力、と思います。

 電源電圧など、詳細は不明です。

 通販は、こちらです。


●11. AKI-H8/3052F マイコンボード(組立済) 

 秋月電子さんのAKI-H8/3052Fマイコンボード、組立済みです。



 H8/3052(HD64F3052F25)が実装されています。

 キットは、\2,400で販売されている物です。
 半額の処分特価にて。

 ピンヘッダと、クリスタル(25MHz)半田付け済み。
 動作は未確認です。

 通販は、こちらです。


●12. トラ技2004年4月号付録専用ベースボードキット 

 秋月電子さんの、トラ技2004年4月号付録専用ベースボードキットです。
 組立済みです。
 キットはCPU基板なしで、\1,350にて販売されているものです。



 確か、ソケットに載っているCPU基板が、当時の付録でした。

 キットには、006P電池のスナップが付属していましたが、
 電池の消耗がいやなので、ACアダプタジャックをつなぎました。

 ちょっと試した程度で、たぶん当時から動かしていません。
 動作未確認です。

 付属品はありません。ご注文を頂いた時点で、CD-ROMなどを
 探してみます。無かったらごめんなさい。

 通販は、こちらです。


●13. PIC18トレーニングボード 

 確か、後閑さんの書籍の付録基板だったと思います。

 付録基板(生基板/部品なし)に、自分で部品を集めて実装し、
 組み立てて使うようになっていました。



 かき集めた部品を半田付けしてあります。PICは載っていません。
 PIC用のソケットは、14ピンを2個並べてあります。(実用上問題なし)
 オペアンプLMC662以外はソケットにささっていません。
 ICD2用のコネクタは、モジュラージャックになっています。

 通販は、こちらです。


●14. AKI-H8/3048Fマイコンボード+マザーボード 

 秋月電子さんの、AKI-H8/3048Fマイコンボード+マザーボードです。
 この形式(AE-H8MB)は現在、販売されていないようです。



 組立済みですが、私(前田)が組み立てたものではないので、半田付けが
 きれいではありません。動作についても未確認です。

 同じセットがいくつか在庫しています。とりあえず1セットを販売します。

 通販は、こちらです。


●15. AKI-RS232Cラインモニターキット 

 秋月電子さんの、AKI-RS232Cラインモニターキットです。
 現在も¥3,600でキットが販売されているものです。



 部品と基板のみ、説明書はありません。(説明書はダウンロード可)

 通販は、こちらです。


 ※まだ掲載していませんが、完成品も1セットございます。
  必要な方は、お問い合わせ下さい。


●16. AKI-AVRプログラマキット(組立済) 

 秋月電子さんのAKI-AVRプログラマキット、組立済みです。
 現在は、販売されていないようです。
 (ちなみに、AKI-SXプログラマキットは販売中)



 動作につきましては未確認です。
 基板のみ、説明書やソフトはありません。
 ジャンク扱いと致します。

 通販は、こちらです。


●17. AKI-H8-USB開発ボード(組立済) 

 秋月電子さんの、AKI-H8-USB開発ボードです。組立済みです。



 H8/3048Fボード、H8/3052Fボードは付属しません。(別途ご用意下さい)
 液晶は付属しています。

 動作は未確認です。
 私(前田)が組み立てたものではないので、半田付けがきれいではありません。

 通販は、こちらです。


●18. トーンジェネレータキット(組立済) 

 秋月電子さんの、トーンジェネレータキットです。組立済みです。



 57周波数のサイン波が得られます。100Hz、1kHzなど含まれています。
 アマチュア無線のレピータ 88.5Hzが発生できます。

 使用されているICは、SEIKOのトーンジェネレータ S7116A です。

 写真の見た目ではユニバーサル基板に組んでいるように見えますが、
 回路部分だけ専用パターンで、残りはユニバーサルです。

 説明書が付属しています。
 動作は未確認です。

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●19. なぞの基板 

 何か分からない基板です。
 型番は、IR-718Aと書いてあります。

 表面と裏面の写真を示します。

 

 SIP型のICが2個載ります。型番は分かりません。
 FET、555、リレー、半固定抵抗のパターンがあります。

 基板のみです。部品や説明書はありません。

 個人的には、なんか、見たことあるような感じがします。
 ひょっとしたら、人感センサの基板かもしれません。
 SIP型のICは、たぶん NJM2904 ではないかと?

 センサが感知したら、リレーが一定時間ONするやつかもしれません。
 詳細は不明です。

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●20. 点発珍 LED-55 ワンダーキット (組立済) 

 ワンダーキットさんの点発珍 LED-55、組立済みです。



 電池を入れると、2つのLEDが交互に点滅します。
 キットは\735で販売されています。

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●21. AE-7137 LED-6610 基板のみ 

 秋月電子さんの、たぶん電圧計か何かだと思いますが、キットの基板のみです。

 

 基板には、AE-7137 LED-6610 という型番が書いてあります。
 中央のICの型番シルクは、ICL7137と書いてあります。

 そういえば、最近こういう基板は見かけなくなりましたね。
 昔の秋月電子さんのキットは、ほとんど、こういう基板でした。
 (あるいは、ユニバーサル基板に手配線とか)

 サンハヤトEG基板キットというのが昔あったけれど、それと同様でしょうね。
 全部の穴があいているのは、おそらく、ユニバーサル基板の金型を流用するためでは
 ないかと推測しましたが、その通りでしょうか?

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●22. 無線モジュール(送信、受信セット) 

 昔、秋葉原で購入した無線モジュールで、送信と受信のセットです。
 未使用で保管していたものです。



 けっこう高価なもので、1万円ぐらいしたような、・・・(記憶があいまいです)。

 確か、出張先のホテルで昼間ヒマだったから、これの回路図をホテルの便せんに
 書き起こしていた記憶があります。

 説明書があったと思いますが、探してみないと分かりません。
 基本的に、無いと思ってください。

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●23. AE-PICLEDキット 

 秋月電子さんの、AE-PICLEDキットです。作りかけのものです。
 説明書は付属しません。



 この写真に写っている物が全てです。
 (追記: 抵抗、コンデンサ、コネクタなどが見つかりましたので添付します)

 キットの詳細は分かりません。基板のシルクを見ると、GHzとかMHzとか書いてあるので、
 周波数カウンタかもしれません。

 袋に貼ってあった値札によれば、\2,500で購入したようです。

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●24. 電飾パレード PS-341 (組立済) 

 エレキットさんの、
 8個のLEDが順次点灯していくキットです。組立済みです。



 \1,890で市販されています。

 点灯パターンは9パターンあります。複数のPS-341の同期動作も可能。

 抵抗4本が欠品です。その為、右側のLED4個が点灯しません。
 左側のLEDの抵抗は1.5kオームです。同じ物を実装すれば良いでしょう。

 キットの本来の電源電圧は未確認ですが、5Vで動作確認しました。
 DC入力の電解コンデンサの耐圧は10Vであり、また、74HCシリーズのICを
 使用しているので、電源電圧が6V以上ということはないでしょう。

 (追記: エレキットさんのサイトで確認しました。4.5Vです。4〜6Vの範囲です。)

 左上の半固定抵抗を回すと、スピードが調整できます。

 LEDがひん曲がっています。適当に直してからお使い下さい。

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●25. スクロールクロックキットVer.1(組立済) 

 秋月電子さんのスクロールクロックキットVer.1です。組立済みです。



 現在も\1,700でキットが売られています。

 電源アダプタは付属しません。別途、ご用意下さい。
 (プラグの極性によっては、ジャンパー設定を変更する必要があります)

 動作は未確認です。

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■46 2013/08/30 PC-6001の修理

 これは、ちょっとした気分転換として修理してみました。
 以前、オークションで落札した PC-6001 です。

 症状は、 電源入らず 。

 電源コードは途中で切れたのか、つないでありました。ビニールテープが
 巻いてあるけど、その中がどうなっているか不安だし、傷物の電源コードは
 気持ち悪い。まず、これは交換しなければなりません。

 中を開けて調べました。
 電源ケーブルの入り口からたどっていくと、 ヒューズ切れ を発見しました。

 

 ヒューズの切れ方を見ると、ショートか、それに近い状態だったと分かります。

 ちなみに、ヒューズは突入電流で劣化して切れることもあります。ショートが原因じゃなくて。
 それは切れ方を見ると、焦げたり飛び散ったりした痕跡がなく、ヒューズの線が、
 ダラン、と垂れたような感じで、途中で切れています。

 (切れていない場合)電源をONした瞬間に、よく見ると赤く光ったり、線が動いたりします。

 突入電流による劣化の場合は、同じ規格のヒューズに交換すれば復活する事が多いです。
 これは、あくまでも自分自身の経験によるもので、絶対ではありませんから、参考程度にしてください。

 いずれにしても、ヒューズの切れた原因を明らかにしてから、修理することです。
 ショートしていないか、その先の回路を、必ず、テスターで導通確認します。

 ヒューズの隣のXコンはショートしていなかった。次にトランスを確認。一次側の抵抗はどうか。
 トランスの直流抵抗は低いものです。数オームとか、数十オームです。但し、まれにショートしている事も
 あるので、注意して調べます。

 トランスの二次側を調べて、それから上記の電源基板の整流回路につながります。

 四角いブリッジダイオード(写真では電解コンデンサに隠れて見えない)と、中央付近に
 大型のダイオードが4個並んでいます。これはブリッジを構成しています。
 まず、四角い方の導通をあたって、異常ありませんでした。

 次に、大型のダイオード4個をひとつずつ導通をあたりました。すると、一つがショートしていました。
 ダイオードの導通をあたる時は、極性を変えて、両方の抵抗をみます。
 良品であれば、ある極性では抵抗を示し、逆にするとほぼ無限大となります。

 

 (カイセのテスター、SK-310はロングセラーでしたが、数年前に廃止となりました。私は30年
 ぐらいのお付き合いです。いま使っているのは、同じ機種の2台目です)

 どうして、ブリッジを構成するダイオードの1本がショートすると、ヒューズが飛ぶのか、
 回路を描いて考えると分かります。

 これら4本のダイオードは、リードが太く、基板の裏で曲げてあり、
 半田を暖めながらリードをのばして引き抜くのは大変です。

 もう壊れているのは分かっているので、ニッパーで切ってしまえば簡単です。
 いっそのこと、4本すべて良品と交換しましょう。全部切ってはずします。

 捺印の型番を調べ、データシートを入手し、規格を確認しました。
 同じ型番のものは市販されているのが分かったけれど、手元の在庫を確認したら、
 たまたま同じ規格のものを持っていました。この前、なにかの試作に使ったやつの残り。よかった。



 ダイオードの故障モードは、ショートです。
 いままでの経験では、オープンというのは無かったように思います。

 ある装置で、電源系の保護用に入っていたりして、なんで電源〜GND間がショートしているの
 だろうと、原因を調べるのに手こずったこともあります。まさかダイオードがショートしているとは
 最初は思わなかったですから。
 まさかと思って、片足を浮かせて導通をあたったら、ギャ、これだったのか、と。

 良品は、こうなります。極性を変えて、抵抗を測定しました。

 

 それにしても、 PC-6001 のリセットボタンは、なんで長いのかね。間違って押してしまう。
 そう頻繁に押すものじゃないから、そうする必要があったのかどうか。

 昔、現役で使っていた頃には(高校生の頃に持っていた)、本体を動かした拍子に、置いていた物
 に当たったりして、リセットを押してしまうことが何度かあった。
 モニタの前に本体を置いていて、本体をちょっと奥に押したりすると、ボタンがモニタに当たってしまい、
 リセットするのだ。
 つまみをはずしておけばいいけど、無くしたりするのが面白くない。ビニール袋に入れて、本体の中に
 隠しておけば良かった?


 さらに、本当にどこもショートしていないか、念のため、メイン基板まで調べました。
 当時のNECのパソコンの基板は、 PC-9801 も含めて、よく タンタルコンデンサ が使われています。
 この PC-6001 にも、青い ディップタンタル が使われています。

 タンタルもショート故障することがあります。そして燃えたりします。自分の経験では、 PC-6001 とか
 PC-9801 で燃えた経験はありません。くれぐれも、NECのパソコンが危険という意味にとらないで下さい。

 ただ、自分で設計の仕事をしていて、タンタルを使う機会が過去にあったのですが、
 メーカーの資料をみると、電源のバイパスコンデンサとしては推奨されていませんでした。
 使う場合は、使用する電圧の3倍以上のマージンをみてほしい、ということでした。
 5Vだったら、耐圧16Vとか25Vのものを選びました。

 どうしても小型化の為に、タンタルを使うしかなかったのです。表面実装用の電解コンデンサは
 思ったほど小さくなくて、普通のラジアルの電解コンデンサを寝かせた方がマシ、という場合もありました。
 本当に小さく組むときに、 チップタンタルコンデンサ を使いました。

 それでも、今だから言いますが、たまに燃えました。マージンを3倍以上見ているにも関わらず・・・。
 急激な電圧の変化には弱いのかもわかりません。

 とにかくタンタルは、ショートすることがあるので、”ヒューズ内蔵”の物も存在し、それを使うように
 していました。
 いまは積層セラミックコンデンサの良い物があるので、タンタルはほとんど使わなくなりました。

 タンタルコンデンサの出番としては、当時、時定数回路に使うことが多かったと思います。
 同じ容量でも、どうしてもフィルムコンデンサだと大きくなってしまいます。
 電解コンデンサみたいに ドライアップ とか 液漏れ の心配もありませんでした。



 ホコリをきれいに掃除した後、部品を目視点検して、電解コンデンサの液漏れや、部品の焼損
 が無いか確かめました。

 それぞれの電源系統のプラス側とGND側の導通確認をして、ショートしていない事を確かめました。
 これで通電しても大丈夫です。

 はい、電源・・・・・・その前に、電源コードを新しい物に交換しました。

 モニタをつなぎ、改めて、電源ONしました。

 

 正常に起動しました。
 試しに音を鳴らしてみると・・・(よくBASIC覚えてたな)・・・ちゃんと鳴りました。

 しかし、キーボードのキーのうち、入力を受け付けない物がありました。

 非常に面倒くさいですが、キーボードを分解、清掃しました。
 もはや気分転換ではありません。(ねじが多くて面倒)

 

 接点のカップが、基板側にくっついているからいいけど、これを一度はずすとくっつかないから、
 キー側に移さなければなりません。その時、机上に置くことでキーが押された状態で、浮いていますから
 両サイドに厚さ2〜3cmぐらいの物を置いて、全体を浮かす必要があります。

 古いものですから、あちこち故障が見られました。そのほか、カートリッジスロットのバネがはずれて
 いたり、筐体の汚れをメラミンスポンジでこすり落としたり、中に溜まったホコリを掃除したりと、
 けっこうな手間がかかりました。

 簡単なプログラムをループ実行しながら、ずっと電源を入れっぱなしにして様子をみましたが、
 異常ないようです。

 ついでに、「あらしのテニスゲーム」でも打ち込んでみようかと思いました。(思っただけです)

 以上の記事は、素人修理を推奨するものではありません。同じ故障とは限りませんし、
 内容について保証するものでもありません。修理についての質問、問い合わせについても、
 基本的に受け付けておりませんのでご了承下さい。

 ばっちり修理できました。これを必要とされる方に売りたいと思います。
 改めて、ご案内します。


■45 2013/08/29 パネル試作

 疑似交換機 MXB-TL22A 用のパネルを試作しました。

 タカチのケース、 PC-120B 付属のパネルに、
 文字を彫刻 し、コネクタの穴をあけました。

 

(左)文字彫刻、穴あけの済んだ状態
   もともと黒い塗装がされていますから、
   彫刻用カッターで削ると、削った所がアルミの色に光るので、ちょうど良い感じです。

(右)仮に取り付けてみた状態
   まだ本物の基板が届いていないので、代わりの基板で試しました。
   DCジャックとモジュラーは同じ物を使用しています。(個数と、位置が少し異なる)


 確認した結果、穴がコネクタに対して大きかったので、修正が必要です。
 ぎりぎり、ピッタリが格好良いのですが、きつすぎて入らないと困ります。その加減が難しいです。
 今日作ったものは、手元に置く試作機用とします。
 材料としては2枚を作業場に持っていったけれど、1枚にしておいて良かった。

 この写真だけ見ると、最初から簡単にできたように思えるかもしれませんが、
 位置あわせが、なかなか難しいのですよ。

 過去にも同じケースを使って、色々な物を作りました。何度もやっていますが、
 いまだに一発では決まりません。
 このパネルは、ケースを買わないと手に入らないので(バラでは売ってないので)、
 もし失敗したら、ケースから買い直しです。

 自分でアルミ板から切り出しても良いけれど・・・。
 過去には、失敗して何枚もつぶしてしまい、仕方なく、基板のベーク板を切り出して
 パネルを作ったこともありました。

 位置あわせの方法
 まず、左右方向は、基板のねじ止めのボス穴を基準とします。ケースと、基板の共通点ですから
 これが基準になります。
 基板CADソフトから、基板外形、ねじ止め穴、コネクタ外形を含んだ図面をDXF出力します。
 これを機構設計CADに読み込み、ケースの図面と合わせてみます。

 上下方向は、基板の実装面の高さをパネルにマーキングして、何ミリになるかはかりました。
 基板をパネルまで寄せて、そこでパネルの裏側に鉛筆で線を引き、パネルをはずしてから
 下端から何ミリか分かれば良いのです。

 前後については、コネクタの「つら」が、パネル表面と一致するのが格好いいですから、
 実際のコネクタを手に持って、ケースの内側に当ててみながら考えます。

 そんなの、 三次元CAD 上なら一発じゃん、と言われそうですが、誰でも持ってないでしょう。
 むかし、 SolidWorks で仕事をしましたが、個人で持っていたわけではありません。

 前後について補足。
 基板を設計する時点で、前後方向は決めなければなりません。

 だいたい、このような感じになります。


■44 2013/08/27 進捗

 昨日8/26、 蛍光表示管 のバラック試作、テストを済ませて、
 4桁表示基板の基板設計は、今日、サッとやっつけました。


 こんな物ができないか、こういう物があれば欲しい、
 そういったリクエストがございましたら、お気軽にお寄せ下さい。
 たいてい、何でも設計できますから。

 もし、 プリント基板設計 の依頼があれば、ご相談下さい。
 回路設計、基板設計、ガーバーデータ納入、あるいは、試作基板製作まで、
 試作基板への部品実装(部品購入または支給)、など可能です。
 比較的、簡単なものであれば、設計費込みで数万円からできます。
 もとの回路図は手書きでもかまいません。(こちらでCAD入力します)
 この基板サイズで、コネクタはこの位置で、高さ制限は、・・・など
 概略仕様をお知らせ下さい。手書きのラフスケッチでもかまいません。
 打ち合わせをさせて頂きます。(近くの方ならば直接会って打ち合わせ。
 あるいはメールなどで連絡やりとりします。)
 得意なのはデジタル回路、マイコン、LEDなどです。数百件の実績があります。
 しかし、高周波や電源回路は経験が少ないです。他社をご検討下さい。
 それから、何しろ一馬力ですから、多忙時はお断りする事もございます。
 あしからず、ご了承下さい。


●1. VFD (蛍光表示管) 4桁表示基板 MDV-2204 設計 

 基板設計を完了しました。

 

 次に、これと組み合わせる 制御基板 の設計にかかります。
 ( ニキシー管 4桁 表示基板 と共用)


●2. オンスクリーンディスプレイ OSD-456A 

 基板の到着待ちです。
 それまでに、プログラムを作っておかなければなりません。
 部品はほぼ揃えてあります。


●3. 疑似交換機 MXB-TL22A 

 これも基板の到着待ちです。
 やはり、それまでにプログラムを作っておかなければなりません。
 部品は揃えてあります。

 専属のプログラマがいて、プログラムを頼めれば、
 自分はハードウェアに専念できて効率が良いのだが・・・・・・。
 そんな贅沢は言える状況じゃないので、一馬力で頑張ります。


●4. その他 

 色々仕事が溜まっているので、しばらく更新しないかもしれません。
 ちゃんと生きていますので、心配しないでください。
 また、面白い物をご紹介できると思います。


■43 2013/08/26 テスト状況など

 2機種の点灯テスト状況などをお知らせします。


●1. 7セグ基板 MSG-4401 点灯テスト 

 先日8/25の続きです。

 今度は、(2) ダイナミック点灯 の接続のみ仕様で点灯テストしました。
 先に結果を申し上げますと、問題ありませんでした。OKです!

 ←自社のマイコンボード MP28 に接続

 OSL40562-LB と ピンコンパチ にしておきましたので、
 差し替えて正常に点灯することの確認を行いました。

(左) OSL40562-LB   (右) MSG-4401基板に LA-401MN を実装

 

 まずは、生基板のみ販売開始します。



 仕様や特徴は、下記の通りです。

 1) 28ピン 600mil の ICソケット に差し込むことができます。 ※ピンは別売

 2) ワンチップマイコン を実装可能です。 ※PIC16F883等
   マイコンを実装した場合、外部から シリアル通信 で制御できます。
   マイコンを実装しない場合、7セグの駆動信号(各セグメント及びコモン)は
   外部から入力します。

 3) 基板寸法 40mm×20mm

 4) 対応する7セグLED
    外形寸法 9.6mm×13.0mm
    ・ LA-401 シリーズ (ローム) LA-401MN など
    ・ 141S / 143S シリーズ (スタンレー) NKG141SP-B など
    ・ GL9A040G (シャープ)

    ※ワンチップマイコン を実装した場合、駆動回路の関係で、カソードコモンに限ります。

 5) 中央付近6ピン×2列のピン配置は、 OSL40562-LR (4桁7セグ)などと互換です。

 6) 複数を横に並べた時、7セグのピッチが揃います。(2.54mmピッチ ユニバーサル基板上)

 7) ダイナミック点灯 の配線済み。あの面倒くさい配線をしなくて済みます。きれいにまとまります。

 通販は、こちらです。


●2. キーボード基板 MKB-4520 点灯テスト 

 7セグの ダイナミック点灯 回路とプログラムをそのまま流用して、 キーボード 基板の
 照光式押しボタンの点灯テストをしました。

 形は違えど、同じダイナミック点灯ですから・・・。

 データは、とりあえず MSG-4401 に出力していたものをそのまま出力してみました。

  

 こんなふうに、赤・黄・緑のLEDが、チラチラ点滅しているのを見ると、
 我々の年代は、真っ先に、「コンピュータ」だと思ってしまいます。(※1)

 しかし、緑が暗いです。
 明るさは、赤が一番明るくて、次に黄、そして緑の順番です。

 中央の縦列が点灯していないのは、使っていないセグメントの信号だった
 のでしょう。あとで点灯するようにプログラムを直せば済みます。

 しかし、暗いのは・・・抵抗値を変えてみても、そんなに改善しませんでした。
 点灯の状態を見ると、複数のLEDが点灯した時に明るさが変わりましたので、
 PICの駆動能力が不足しています。いまは仮配線ですから、(カソード)コモン側のみ
 トランジスタを使用していますが、アノード側にソースドライバが必要です。( TD62783 等)

 (2013/08/28記)
 勘違いでした。うっかりカソード側に抵抗を入れていたので、点灯パターンによって
 明るさが変わったわけです。しかし、MKB-4520基板には、アノード側に抵抗を入れる
 スペースはありません。やはり駆動回路側に入れることになります。PICの駆動能力は
 不足していないかもしれませんが、けっこう電流を流すので、負担やノイズなどを考慮
 すると、トランジスタアレイを使用するのが望ましいでしょう。

 いずれにしてもキーボード基板の問題ではなくて、外部の駆動回路しだいという事に
 なります。駆動回路を設計する時に考慮する必要があります。

 LEDの色ごとに、同じ電流を流しても明るさが違う問題は、また別に考えましょう。
 PWM を応用して、色ごとに デューティ を変えてやればどうかなと思います。
 プログラムで解決できるでしょう。


(※1)
 昔の SFアニメ 等に出てくるコンピュータは、いろんな色のランプがたくさんあって
 それがチラチラ点滅するのが一般的でした。( 銀河鉄道999 の 機関車 とか、色々)
 あと、 紙テープ が吐き出されてくるか(それを人間が読む。必ずしも人間が読む必要は
 無いのだが)、あるいは 磁気テープ がくるくる回るか、そんな感じでした。
 コンピュータの心臓部であるCPU本体は、見た目はただの箱ですから、
 なにも動きがなくて、映像的に面白くありません。それで、動きのある 磁気テープ とか、
 操作パネルの表示ランプなどが映像によく使用されたのでしょう。
 若い人たちへ、念のために書きますが、当時は スマホ も パソコン もありませんでした。
 家庭にコンピュータはありませんでした。大企業の コンピュータルーム とか、
 コンピュータセンター に 大型計算機 があったぐらい。家庭にコンピュータが入り込むなんて
 考えられていませんでした。
 そう、コンピュータではなく、” 電子計算機 ”とか(略して 電算機 )、あるいは、
 ” 電子頭脳 ”と呼ばれていました。


●3. Wireless Charging Module

 無線式充電モジュール、つまり、 非接触 で 電力 を送るモジュールです。
 ワイヤレス 電力給電 実験キット、と言えましょうか。

 

 送信機 と 受信機 から構成され、お互いの コイル を重ね合わせると、電力が送れます。
 電気的に接点がつながっているのではなく、 電磁誘導 を利用しています。

 コイル は必ずしも接触している必要はありません。紙1枚でも、プラスチック板を通しても
 電力が送れます。
 しかし、距離が離れると、弱くなってしまいます。コイル 同士を密着するのが一番強いです。

 応用は色々考えられると思いますが、たとえば充電式の器具に対して、電極なしで
 充電するように構成することで接触不良の問題がなくなるとか、器具を防水するのが容易になる、
 といったメリットがあるでしょう。(電動歯ブラシに使われている)

 最近、話題になっているようですが、簡単なものは以前からありました。少なくとも10年以上前、
 NEC の コードレスホン の 子機 に使われていました。
 一般のコードレスホンの子機は、ほとんど接点を通じて充電していました。たまに接触が悪くて充電できて
 なかったことがありませんか。その機種は接触不良とは無縁でした。友人と、職場と、たまたま同じものを
 当時使っていました。

 さて、
 Seeed Studioココ)から評価用に1セット、さらに予備で1セット購入したうちの、予備を販売します。
 限定1セットです。
 購入価格は$7.90でした。送料がかかっていますし、わずかな手間賃を乗せて、\1,050でいかがでしょうか?

 通販は、こちらです。

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 ちなみに、私も以前、こんな物を作って実験していました。
 ご要望があれば、キット化しますが・・・?

(左)パターンコイル (右)部分拡大
 

 基板パターン で コイル を作りました。基板はだいたい10cm角だったと思います。
 ペンで書いてありますように、 インダクタンス は 109.4μH あります。

 この コイル は、送信用と受信用で同じものを2枚作りました。

 次の左の写真は、実際に電力を送っているところです。 コイル 同士を重ね合わせています。
 片面基板で裏面は絶縁ですから、電気的に接触しているのではありません。
 受信機は左、送信機は右にあります。
 右の写真は、受信機のみ撮影したもので、 LED が 点灯 しているのが分かります。

 

 ファンクションジェネレータ により、 周波数 や デューティ を可変しながら、もっとも出力が大きく
 なる点を探ったりして実験しました。
 当たり前ですが、電流を多く流すほど、駆動回路やコイルが暖かくなります。

 これは原理的、実験的なものであって、実用性は乏しいです。

 ところでコイルは、エナメル線を巻くのと、パターンとどっちが良いか?
 この実験の時は、試してみる意味もあり、パターンで作りましたけど・・・どうしても基板外形が
 大きくなります。両面とか多層にするとか、それはまあ、可能でしょうけど。

 コンパクトにまとめようと思うなら、やはり、線を巻くべきでしょう。
 さっきのキットのコイルみたいに、きれいに巻けたらいいんですけど、なかなか難しいですね。
 巻線機 を使ったと思いますが・・・。そして ワニス で固めて、くずれないようにしてあります。
 自作するなら ボビン に巻くのが簡単です。


 もう1種類(写真はありません)、一昨年に購入した、 電界共鳴方式 の実験キットも持っています。

 これまで説明しました 電磁誘導方式 は、近くしか伝送できません。
 遠くまで伝送するには、 電界共鳴方式 が向いています。共振回路を使用して、同じ入力電力で
 磁界を強くすることができます。


●4. VFD ( 蛍光表示管 )のテスト 

 せっかく入手した 蛍光表示管 を、活かさなければなりません。
 基板を設計する前に、手作りの バラック で主要な回路の動作確認を行いました。その内容と
 結果を報告します。

 私は、今回初めて 蛍光表示管 を使いました。
 電卓 や ビデオデッキ などの表示として使ったことはあったけれど、自分で点灯してみた事は
 今まで一度もありませんでした。それは ニキシー管 についても同様で、昔、初めて数字表示に
 使ったのは 7セグLED でした。

 パーツとしては、ほとんど売られていなかったような記憶があります。あったのかもしれませんが、
 興味がなくて、見ていなかっただけかもしれません。当然、買ったことはなくて、ビデオデッキ等を分解して
 パーツ取りしたとしても、ピンが多くてはずしにくく敬遠していたし、はずしたところで、使い道を
 思いつかなかったし、どうやって使うのかもわかりませんでした。当然、資料も何も無いですから、
 多ピンのICにつながっているのを見て、複雑な事しないといけないんだろうな、ぐらいにしか
 思っていませんでした。やってみれば簡単なのに、その探究心が欠けていたと思います。

 でも 7セグLED は、データシートが手元になかったけれど、電池から抵抗を通して適当なピンをあたり、
 どのピンがどのセグメントになるかは自分で調べていました。

 蛍光表示管 の場合、24Vとか(物によるが)高い電圧を作るのは DC/DCコンバータ が要るし、
 フィラメント もあるし、実際、ちょっと面倒くさい感じはします。
 真空管 の一種ですけど、過去のものかというとそうではなくて、各メーカーはその特徴を活かして
 いまも現役で製造販売しています。

(左)バラック実験セット マイコン基板、ドライバ回路、ソケット(裏側はぐちゃぐちゃ配線)
(右)2桁を表示テスト ゼロとエフを表示

 

 LED とは違って、 電流制限抵抗 は不要なんですね。電圧をかければ良いのです。

 悩んだのは、 フィラメント の電源電圧(1Vぐらい)をどうやって作るかという事でした。

 単純に 3端子レギュレータ で・・・と、最初に思いついたけれど、 リニアレギュレータ は電圧差により
 発熱が大きいです。フィラメント電流は、100mAぐらい有ります。

 そこで、4桁の フィラメント を直列にして、それに5Vをかければ、5÷4=1.25Vで
 ちょうど良いのではないかと思いました。しかし、実際にやってみたら、桁ごとに明るさが
 異なることが分かりました。原理を考えてみれば分かります。

 写真では分かりにくいのですが、明るさに差が出ています。電圧をしぼると、よく分かります(右)。
 

 ほかの人の製作例をみると、フィラメントの電圧を合わせる為に、 セメント抵抗 を使っていました。
 これはちょっといただけません。でかくて邪魔だし、無駄に発熱するものは避けたいです。

 ダイオード の 順方向電圧降下 を利用して、電圧を下げることも試しました。上の写真に、
 見えづらいですがダイオードが有ります。これを入れるか入れないか、クリップで前後に変えて
 様子を見たりしました。ただ、桁ごとに ダイオード を4個ずつ入れるのも変です。チップのダイオード
 だったら、見た目がごまかせますか?やはり変でしょう。それなりに発熱もします。

 あとは スイッチング方式 、 AC駆動 など検討しました。ただ、特殊な(入手しにくい)ICは、後で
 困るので避けたいし、どうしたもんかなと悩んでいました。 555 を使った回路を工夫するのも
 面白いかなと考えたりもしました。マイコンからの信号を利用したDC/DCなども。

 結局どうしたか。さっきの写真をご覧になると、 レギュレータ らしき物が1個立っています。
 じつはこれは最終形じゃなくて、とりあえずの回路でした。このあとに、あれこれ手を加えまして、
 それを検証した結果、見通しが立ち、そのやり方で設計を進めることにしました。

 はじめて通電した時はVFDを差し込まずに、電圧をあたったりして、問題ないことを確認しました。
 もちろん一発で動作しました。マイコンのプログラムは、昨日からの7セグのテストに使ったやつが
 流用できました。ただ、 セグメント の割り付け方に違いがあったので、そのテーブルを直す必要は
 ありました。
 一番面倒くさい ソケット の 並列配線 は、つい先日済ませていたので、
 回路を考えて、紙に書いて、実際にバラックを組み上げて火入れするまで2時間程度でした。
 そのあと試行錯誤をちょろちょろと、 蛍光表示管 を1桁から増やしてテストしたりしました。
 そして、この駄文を書いた次第です。

 これから設計を進めます。


■42 2013/08/25 進捗状況

 7セグ基板の進捗状況をお知らせします。


●1. 7セグ基板 MSG-4401 

 昨日の記事にあるように、2件の設計が終わって落ち着いたので、ようやく
 こちらを動かしてみることができました。

 仕様は2種類ありました。
   (1)マイコン内蔵  ※シリアル通信で表示させる方式
   (2)ダイナミック点灯の接続のみ

 (2)は、駆動回路を外付けするわけで、それを手作りするのが手間ですから、
 まずは、(1)から動作確認を行いました。

 とりあえず通電して、プログラムを書き込めば、点灯するはずです。

 書き込み及び表示テスト用のジグが必要です。サッと作りました。

 プログラムは、まだ初期化部分までしか作っていません。
 単純に、ポートへ0xFFを出力し、桁を切り替えながら表示してみました。



 動画じゃないので分かりませんが、一桁ずつ、正しく表示しました。

 これから、 ダイナミック点灯 のルーチンを作ります。
 各桁ごとにバッファを設け、そこに書き込んだ数字を表示するように構成します。
 これを割り込み内で常時行います。

 あとは、I2CでもSPIでも、シリアル通信でも良いので、受信したデータを
 そのバッファに放り込むようにするだけです。
 「だけです」と簡単に書くけれど、まあ、手間は手間ですね・・・。

 ハードウェアの人なので、上記(2)の配線を先にしようかと思ったりしています。
 結局、駆動用のマイコンのプログラムは必要になります。
 駆動回路は同じ基板が使えます。マイコン、抵抗、コモン駆動トランジスタを載せて、
 LEDは載せないで、中央6ピン2列のLED関係の信号だけつなぎ込めばOKのはず。

 一人でハードもソフトもするけど、全く同時に仕事を進めることはできないので
 効率はよろしくありません。手伝ってくれる人がいたらいいのに。
 (これだけじゃなくて、他のいくつかの仕事も含めて)
 人を雇う余裕がないので、そんなぜいたくはできませんが・・・。

----------

 ぐちゃぐちゃ書いている暇があればできるぐらいの時間で、すぐにできました。
 過去にZ80や他のCPUで、同様な物を何回作ったか数え切れない。PICのC言語では初めて
 でしたが、以前やっていたアセンブラよりも楽でした。これだけでいいの?という感じ。

 ms単位の割り込みが入るたびに、桁を切り替えて、下記の処理をするだけです。
    コモンOFF
    パターン出力 (7セグパターンのテーブルから持ってくる)
    コモン選択

   

 0〜9、A〜Fまでを表示し、ぐるぐる回してみました。
 左シフト(例:現状の表示0123→新しいデータ4受信→表示1234)もサッと追加しました。

 写真だと消灯しているセグメントが強調されて見えますが、肉眼では点灯と消灯の違いは
 ハッキリしています。デジカメというものは、人間の目で見たようには撮れないんですね。
 もちろん、ゴースト(隣の桁の点灯状態がうっすら見えること)はありません。

 マイコン内蔵仕様は、いろいろ機能が追加できそうなので、考えてみようと思います。
 文字をどこまで表示するか。7セグだと、表現できないアルファベットもあります。MとかNを
 どうするか。16進数のA〜Fまでに限定するか。小数点はどう使うか。などなど・・・。

 まず、並列配線を楽にするための基板を販売しようと思います。(2)の仕様です。

 続く・・・


■41 2013/08/24 最新情報

 しばらく、設計に集中していました。

 もう使わないキット類や、ジャンクが(以前に予告しましたように)大量にあり、
 通販に出したいのですが、なかなか手が回りません。
 少しずつでも、進めていきたいと思います。

 それと、いろいろ試作した物の検証、試験も同時並行的に進めております。
 早く出したいという思いで、頑張っています。

 さて、設計していた主なものは下記の2つです。


●1. 疑似交換機 MXB-TL22A 

 複数の電話機を接続し、通話するための装置です。

 今回、設計した物は、電話機を2台まで接続可能です。
 インターホン代わりや、電話の応対練習、電話回線に接続する機器の試験用などに
 活用できます。

 基板図(縮小)
 

 ケースは、 タカチ の PC-120B です。コンパクトにまとめました。

 ハードウェアの仕様は、下記の通りです。
   ・ダイヤルパルス (10、20pps) 及び トーン ( DTMF )対応
   ・ナンバーディスプレイ 対応
   ・極性反転
   ・ベル信号 (ダイヤル式電話機 601形 のベルも鳴らすことができます)
   ・回線電圧 DC24V

 もともとは、10年前に 秋月電子 (トライステート製)の 疑似交換機キット を、
 自分独自のプログラムで動かしたのが始まりでした。(MAD研究所の記事があります。)

 回路は今回、新たに設計し直しました。

 トランスは使わないようにしました。
 (通話回路の結合、及び、ベル電圧発生は、トランスなしで実現)

 ベル用の電源回路は、自社製品の MPS-170A を利用しました。これがあった
 から、疑似交換機ができたわけです。用途は、ニキシー管だけではないのです。

 子供の頃、ジャンクのダイヤル電話機を3台持っていましたが、電池をつないで
 もしもし、はいはい、と話す以上の使い方ができませんでした。
 ベルが鳴らないと面白くないじゃないですか。相手を呼び出しようがない。
 どうしてもベルを鳴らしたくて、でも、どうしたらいいか、子供の頃はわからなくて
 できなかったのです。それが30年以上を経て、ようやく実現したことになります。
 (やらなかっただけかも)

 しょうがないから、電話の2本とは別に、電池とブザーの回路を双方につけて、
 ボタンを押すと相手のブザーが鳴るようにしてみた事もあるけど、いまいち、冴えません。
 配線の本数が増えるのもいやでした。
 当時、電電公社といいましたが、電話の広告をみたら、親子電話には専用のブザーが
 付属していたと思います。

 インターホンを買えば・・・ということじゃなくて、やはり電話ですから、ダイヤルを回して
 相手のベルを鳴らして呼び出すようにしたかったのです。

 電話機の線をコンセントにつっこんでみたら鳴った、というのは、子供の頃に試して、
 わかっていました。でも、それまでの経験でよく感電したりショートしたりしていまして、
 危ないから避けていたわけです。(危険ですから、真似しないで下さい)

 ※ 磁石式電話機 (発電機のハンドルが付いている)だったら、ハンドルを回して
  相手のベルを鳴らすことができたんですけどね。手に入りませんでした。

 すでに生基板はできあがり、到着を待っている状態です。部品も集めてあります。

 ただ、プログラムはほぼゼロの状態から自作しなければなりません。
 10年前に作ったときはアセンブラでした。これをC言語に置き換えて、それから
 新規の機能を追加して仕上げていく流れとなります。

 新規の機能というのは、 DTMF の受信とか、 ナンバーディスプレイ の信号送出に関する
 ものです。ダイヤルパルスの受信は、10年前に作った物に含まれています。


 試作・実験をした時の写真を示します。

 

(左) ベル信号 発生 回路
 わからない事、はじめてする事だらけなので、とりあえず、背の高いコンデンサ、無駄にでかいインダクタを
 使っています。これでもちゃんとベルを鳴らすことができました。あれこれ試行錯誤した結果です。
 最初はトランジスタが過熱したりして、なんで?インダクタを変えたら、周波数を変えたら・・・と試しながら、
 この部分はマイコンからの信号に置き換えられるな・・・、これは、こうしたら部品が減るな・・・と
 色々考えて試しました。
 最終的には、 MPS-170A を使用してコンパクトになりました。(最初から思いつかなかった、馬鹿だ!)

(右)通話回路 ・・・バラックで色々組みかえて実験しました。
 トランスは高いし、アナログモデムは廃れていますから入手しにくいので、トランスは排除する必要が
 ありました。写真には、山水の ST-71 が写っていますけど、最終的には無くしました。
 トランスに直流を流すこと自体、問題があります。(それが許されるライントランスもあるが、比較的大型
 だったりします)
 定電流回路は、2SBxxxのトランジスタを使った回路も試しました。CRDだと耐圧が気になりましたから。
 電源ノイズ対策もしました。電源アダプタはスイッチング電源ですから、ノイズが入ります。
 デジタルのみの回路とは違い、結果が音や映像に出るものは、ノイズが五感で分かるので気を遣います。
 たとえば、パソコンのイヤホンジャックにイヤホンをつないで聞くと、パソコンの動作に合わせて
 かすかなノイズが聞こえると思います。
 受話器で音を聞きながら、調整を進めました。測定器じゃなくて、音を聞くことが大切です。
 最初は試しにコモンモードフィルタを入れてみて、コンデンサを追加したり、容量を変えてみたり、
 ・・・試してみたら、コモンモードフィルタじゃなくて、普通のインダクタで大丈夫でした。

 このように、回路のポイントとなる部分は実際に作ってみて実験し、確認してから基板設計を
 しました。全体を手作りする必要はありません。リレー回路などは、回路図上で配線や部品のピンを
 よく確認すれば大丈夫です。


●2. オンスクリーンディスプレイ OSD-456A 

 いわゆる、 スーパーインポーズ の基板です。
 映像信号を入力し、文字を重ね合わせて、出力するものです。

 基板図(縮小)
 

 基板サイズは、72×47mmです。一般的なユニバーサル基板 ICB-88 などと
 同じ寸法ですから、筐体の穴加工を共用したり、スペーサで重ね合わせるのに
 便利です。

 表示する文字は、RS-232Cで接続して送り込みます。表示位置などの指定
 コマンドがあります。

 旧製品、 OSD-323A 及び OSD-323B が有りましたが、
 使用しているICがとっくの昔に廃止品で、在庫限りでしたから、新型への切り替えが
 以前からのテーマでした。

 旧製品 OSD-323A, OSD-323B

 また、旧型の性能に不満もあり(行数が少ないとか、表示位置が限定される)、
 最近、お引き合いを頂いており、改良版を設計しました。

 余談ですが、スーパーインポーズ用のICは昔から、すぐに廃止品になったりする傾向
 があり、困っていました。それにあまり選択肢もありません。最近とくに、TVもデジタル化
 ですから、従来のアナログビデオ信号に対応する製品は少ないと思います。

 本当は、文字をもうちょっと小さくしたいとか、いろんな要望があるんですが、それは
 ICの性能で決まるので、手が出せません。そうなると、FPGAで作ることになるでしょう。
 それなら自分の仕様で自由に実現できます。将来的には、そうするつもりです。
 (じつは10年前に動作するものを作ったまま放置状態)


■40 2013/08/20 入荷

 在庫切れになっていました、MSX用ユニバーサル基板が入荷しましたので
 お知らせします。

 今回より、レジスト(緑)有りです。



 通販は、こちらです。
 ご注文をお待ちしております。


■39 2013/08/17 進捗など

 盆休み無しで、設計と試作に集中していました。
 いま設計している色々な物は、まだ秘密ですが、近いうちに発表できると思います。


●1. 7セグ基板 MSG-4401 

 以前、お知らせした基板が出来上がってきました。
 さっそく、試作を2つ、組み立てました。



 基板の外形寸法は、28ピン 600mil のICよりちょっと大きいぐらいです。
 細かいことは以前書きましたので、省略しますが、 LA-401MN が4個実装可能です。

 作業工程は説明を省略します。細かくて大変な作業でした。
 部品実装には顕微鏡が必要でした。(老眼だし・・・)

 単純な7セグ×4個の並列配線と、マイコン搭載の通信方式の2通りが選べます。
 それぞれ1個ずつ作りました。



 また、このモジュールは、市販の4桁モジュールとのピン互換を考慮して
 設計してあります。

 次の写真は、
  左: 今回のモジュール

  右: OSL40562-LB
     ダイナミック接続4桁高輝度青色7セグメントLED表示器
     カソードコモン
 です。



 複数のモジュールの連結も考慮してあります。

 次の写真に示したように、ユニバーサル基板の2.54mmピッチで
 並べると、7セグのピッチが揃います。



 試作は作ったけれど、今度は、これを駆動する回路と、書き込みの為の
 アダプタを作らなければなりません。

 まだ途中です。もうちょっとお待ち下さい。
 基板のパターンは間違いないはずですが、きちんと確認をします。


●2. 電池1〜2本 最大350mA <超小型> LEDドライバ・モジュール 

 ストロベリー・リナックスさんの製品です。(詳細:こちら

 さきほど、たまたま発掘しました。未開封、未使用で、2セット有ります。



 何か作ろうとして、買っておいたけれど、忘れていた物です。
 こんなの持っていたっけ!と、自分でちょっと驚きましたから。

 確か、釣りに使う浮きを試作するためか、
 懐中電灯の壊れたやつを直そうとしたのか、そのあたりだった
 かと思いますが、忘れました。

 リニアテクノロジー の LTC3490 が使用されています。
 電流は、ボリューム調整可能です。
 説明書も付属しています。

 \945で購入した物ですが、値引きして、限定2セットのみ!

 通販は、こちらです。


●3. MZ-2000/2200用 FDD I/F基板 MNZ-100 (完成品) 

 昔のパソコン(マイコン)、 シャープ の MZ-2000 用の フロッピーディスク
 インターフェース 基板です。

 【重要】 拡張ユニット MZ-1U01 のスロットに差し込んで使用します。
 (次の写真は、MZ-1U01です。MNZ-100は写っていませんが、参考までに)

 

 MNZ-100は、2011年10月頃に、基板を設計・試作していたものです。
 MAD研究所の記事でご紹介しました。



 じつは先日、お問い合わせを頂くまで、すっかり忘れていました。(T_T)

 生基板(未実装の基板)のみは、「とりあえず」通販ページに
 載せていましたけれど・・・。
 後述する問題があって、それと会社勤めで時間も気力も無かったので
 ずっとズルズル引きずり、完成品の販売まで進まなかったんです。

 この基板を作るだけで数万円はかかっています。それと、費やした時間・・・。

 部品の入手が困難で、そもそも、需要もきわめて少ないのですが、
 少ない枚数ながら、完成品を販売するように致します。

 完成品の販売は、基板+専用FDDケーブルのセットとなります。
 それと、FDD用の電源をこの基板から供給するためのハーネスも
 あった方が便利ですから、添付します。


 問題点が一つあって、ドライブセレクト信号が・・・、と以前書いていました。
 じつは、そんなに悩むことじゃなくて、分かってしまえば単純なことなのに、
 ずっと引きずっていました。
 結局、ケーブルのうちAドライブ側の2本をねじって接続するだけのこと。
 基板の改造は必要ありません。これで、問題解決しました。

 頭がクリアじゃないと、簡単なことも分からなくなりますね。
 あれこれ抱え込んでいたらいけないんでしょうけどね。

 現在使われているPC(すでにFDDは標準装備じゃないけど)は、
 FDDのケーブルを見ると、ねじってあるでしょう。
 あれはドライブセレクトの設定を、FDD側でしなくて済むようになってるんです。

 (昔は、FDD側のジャンパーでドライブ番号を設定するのが一般的だった。
 本来、そうなんですけどね。)

 34ピン(奇数列はGNDなので実際は半分だけ考えればいい)の、
 ホスト側(PC側)と、ドライブA、ドライブBのつながり関係を紙に書き出して
 整理して考えたらよく分かりました。



 いや、それは昔のトラ技か別冊か何かに載ってただろうけど、それを探すのが
 また大変で、よほど時間の無駄だと思ったから。ネットでも断片的な情報しかなさそう。
 雑誌のPDF化もどんどん進めたいけど、とにかく一人なので、何でもかんでもできません。


 次の写真は、シャープ純正FDD I/F との比較です。

(左)純正品 MZ-1E05 (右)MNZ-100


 純正品と比べると、抵抗やコンデンサ等のディスクリート部品が目立たないと思います。
 VFOを、入手可能な物に変えた為です。半固定抵抗も無くしました。

 純正品との互換性をもたせる為、純正品をベースにして設計しましたが、
 さらに、いくつかの改良を加えました。

 1)
  他のZ80システムにも接続できるように、バスの信号をピンヘッダに
  引き出しました。ボックスヘッダも実装可能です。
  (こういう用途の需要があるか微妙ですが・・・)

 2)
  前項に関連して、スペーサを四隅に取り付けられるように、穴を設けました。
  これで、拡張スロットじゃなくても、筐体にも取付可能です。

 3)
  ブートROMのソケットを、24ピンから28ピンにしました。
  これ用のメモリ空間は小さいのですが、いまさら2716とか2732もないので、
  28ピンのROMである、2764、27128、27256が合うようにしました。
  いろいろ言えば、こういったROMも時代遅れですけどね・・・。
  27256なんかは、まだ入手できるし、ROMプログラマも2764以上しか
  対応しなかったりしますから。
  Pecker-10 を持っていた頃は、2716も対応できたけれど。

 4)
  FDDインターフェースのコネクタを、D-sub37ピンから、MILコネクタ34ピンに
  変更しました。これは、3.5インチのFDDを容易に接続するためです。

 5)
  FDD用の電源(5Vのみですが)を、本基板から出力する端子を設けました。
  現在入手可能な3.5インチFDDは、ほとんど5V電源onlyですから、5Vのみで
  大丈夫でしょう。
  但し、拡張ユニットのフタをかぶせると、残念ながら、このコネクタは使えません。
  コンセント周辺がゴチャゴチャしますが、5V/1A以上出力する電源アダプタから
  FDDに電源を供給するようにした方が良さそうです。

 6)
  動作モニタ用のLEDを追加(3個)。
  しかし、MZを操作している時は、鏡でも置かないと見えないんですよねえ。


 以下は、実際に動かしてテストした時の写真です。

 FDDを2台つなぎ、ちゃんとA、Bドライブそれぞれアクセスが正常にできることを
 確認しました。
 (Hu-Basic ver 2.0 上では、A:が0:、B:が1:となる)

 

 順番が前後しましたが、次の写真は、Hu-Basicが起動したところです。

 FILES"1:" を実行し、Bドライブのファイル一覧が表示されました。
 もちろん、プログラムを実行して動作確認した結果も正常でした。



 ちなみに、ここに表示されているプログラムは、CP/Mを移植していた頃に
 作ったものがほとんどです。
 シリアルインターフェース(8251)の基板をつないで、Windows PCと通信できるように
 していました。
 クロス開発環境ですね。Windows上でプログラムを作成し、アセンブルしてから
 シリアル通信でMZ-2000に転送して実行します。
 当然、MZ側にもシリアル通信のプログラムが必要ですから、作りました。
 転送プログラムは転送できませんから、マシン語モニタから、昔を思い出しながら
 16進数のダンプリストを打ち込みました。(懐かしい)

 こうして、転送プログラムが動くようになったら、しめたものです。以後は楽になります。

 CP/Mの移植は、BIOSをハードウェアに合わせて修正しなければなりません。
 私が移植に使ったのは、X1用のCP/Mでした。FM-7用もいじっていました。
 X1とMZは、同じシャープだけど似て非なるもの、FDCの論理が違うのは簡単に対応
 できたけど、画面関係もキーボードのハードウェアも異なりますから、MZ対応の
 ドライバを自作しなければなりませんでした。

 最低限、1文字送信、1文字受信だけ作れば、使えます。シリアル通信I/F経由です。
 最初はそれでテストやデバッグを進め、画面表示のドライバを作ったら画面表示を
 するように、徐々にステップアップしていきました。


 ところで、拡張ユニット MZ-1U01 を持っていない場合の接続方法について。
 MZ-2000の後ろの、拡張ユニットを取り付ける部分をのぞきこむと、メインボードから
 端子がでています。確か、カードエッジでした。
 ここに、44ピンのカードエッジコネクタを差し込み、信号を引き出すことになります。
 MNZ-100との変換ケーブルを作らなければなりません。
 MZ-2000のOWNER'S MANUALの75ページの回路図によれば、MZ側のコネクタCN5と、
 拡張ボード側のコネクタCN1〜4とでは、信号の並びがまるで異なっています。単純に、
 フラットケーブル圧着一発というわけにはいきません。バラ線を1本ずつ、同じ信号名同士、
 つないでいかなければなりません。
 あくまでもイメージの中で考えていますが、拡張ユニットの取り付け部分の幅いっぱいに
 アクリル板を切り、そこへ四隅にスペーサを取り付けたMNZ-100をビスで固定すれば
 取り付けが安定すると思います。
 必要な材料は、44ピンのカードエッジコネクタ2個、リード線44本(両端皮むき)、
 熱収縮チューブ、そして根性です。

 対応機種について。
 MZ-1E05互換なので、おそらく、MZ-2000以外にも使えると思いますが、実機が手元に
 ないので、確認しようがありません。実機があれば、動作しましたと言えるのですが・・・。
 ご参考までに、MZ-1E05は、MZ-80B MZ-2000 MZ-2200 MZ-700 MZ-1500 に使用可能
 だったようです。

 完成品の販売について。
 基本的に、受注生産とさせて頂きます。納期の目安は、1週間程度でお考え下さい。
 受注後、部品実装/組立/試験を完了してから出荷いたします。

 通販は、こちらです。


●4. MZ-2000 修理など 

 MZ-2000 修理できます。 ※但し、同じ部品が無いなど対応不可の場合もあります。
 オークションで、ジャンク扱いで出ていた、「電源が入らない物」を電源が入るようにしました。
 「画面表示がおかしい物」を、正常にしました。

 <電源の修理>

 症状: スイッチONしても電源が入らない。

(左)電源基板を取り出し、修理中  (右)修理後、電源が入り、正常に動作しました!
 


 <モニタ部分の修理>

 症状: 電源を入れた直後、しばらくは正常だが、時間がたつと表示が乱れる。(つぶれる)
 次の写真(左)は、BASICで画面いっぱいに*印を表示しているが、表示全体がつぶれ、
 上端が詰まったようになっています。

 OWNER'S MANUALに回路図が載っているので楽でしたが、回路図なしでも何とかできます。
 この症状は垂直のICかその周辺ですから、あたりをつけて、調べてみれば良いわけです。

(左)画面いっぱいに*印を表示  (右)修理完了後、ずっと放置しても表示は乱れない。
 

 MZ-2000は、1982年か、1983年頃の製品です。2013-1983=30年!
 さすがに、耐用年数をはるかに超えているので、部品の劣化は仕方ありません。
 いくつかの電解コンデンサを取り外してはかってみたら、容量が減少していました。
 当たり前ですけどね。

 それにしても30年ですか・・・・・・・・・。

 うちにはMZ-2000が2台ありますが、あとから入手した1台が、上記の2つの故障を
 起こしました。今は2台とも元気です。
 ただ、最初から持っている1台は、カセットデッキがだめですね。

 MZ-2000がもし動かなくなっても、たいてい修理できるし、
 いちから全部作り上げることも可能と思います。ブラウン管とかカセットデッキは
 同じ物をと言われても難しいので代替品、代替手段になります。
 たとえばスキャンコンバータ回路を入れて、現在のVGAモニタ用信号に変換するとか。
 カセットデッキは、ICレコーダか何かで代用ですね。

 こんな古い粗大ゴミどうするんだよと言われそうですが、好きな人は好きですから。
 昔の自動車だって、好きな人は何十年も乗ってるじゃないですか。

 MZ-2000よりも、MZ-700とか、MZ-80Bのほうが濃いマニアが多いようです。
 ちなみに、MZ-2000と2200の違いは、モニタとカセットデッキを内蔵しているかどうか、
 だけです。中身はほぼ同じです。

 このMZ-2000のBASICでは、
 線を引くだけでも重荷で、タラリ、タラリ、・・・という具合に描いていきます。
 塗りつぶしなんか、もっと重労働で、信じられないぐらい遅いです。(当時も遅いと思った)
 でも、工夫すると、高速で動いているように見せることもできます。
 これは、3ページあるグラフィック画面に、それぞれ、ずらしたパターンを描いておき、
 切り替えることで、高速でクルクル動いているように見せています。
 本来、R/G/Bそれぞれ色ごとに画面があるのですが、グリーンモニタだから
 1色にしか見えません。それで、こんなことができるわけです。(なにも特別なことではない)

(左)描画中  (右)クルクル動いている! スミマセン、動画じゃなくて。
 

 確か、これは全部自分で考えてプログラムを作ったはずです。
 こんな曲線を描く関数なんて、どうやって考えたのか、今ではわかりません。
 sin、cosで円を描くプログラムから始めて、それをいじくりながら、いろんな模様
 (リサージュとか)を描いて楽しんでいた記憶はあります。
 その試行錯誤の結果、できたのかもしれません。

 円を少しずつ(縦長に)細くなるように描画しては消し、逆に太くなるように描画しては消し、
 これをビデオに録画しておき、早送り再生すると、円が回転するように見える、というのも
 やっていました。(銀河鉄道999のエンディングのイメージで・・・なんかクルクル回ってる
 のがあるじゃないですか。年代によっては意味不明)

 グラフィックを高速で動かすなら、やはりマシン語とテクニックを駆使するしかありません。
 点を打つのも、円を描くのも、キャラクタを動かすのも、全部CPUからプログラムで制御
 しています。専用のグラフィックチップに任せているわけではありません。CPUから直接、
 VRAMに書くわけです。

 JELDA というゲームがあって(Youtubeに動画が有ります)、それはポリゴン、じゃなくて
 ワイヤーフレームでしたが、けっこう速くて、印象に残っています。
 しかも、和音で曲が鳴っていました。例の、1ビットを駆使したやつですが・・・。
 起動後のデモ画面で、ローマ字の文章がだらだらと出てきますが、かなり待つと、
 三角柱に足がはえたようなキャラクタが、テクテクと歩き去っていくのが気に入っていました。


 次の左の写真。バスケットボールのゲームらしいのですが・・・。
 スペースキーを長押しすると、力を溜められるわけです。その押した時間の加減です。
 で、離すと、ボールが放物線を描いて飛んでいく。うまく入れば得点、それだけです。

 右の写真は、時計プログラムで現在時刻を表示しています。こんな無駄な時計は
 ないけど。(CTCを内蔵しているので、それを利用したのでしょう)

 よくみると、それぞれの数字は、111111111 のようにその数字を並べて表示している
 のが分かると思います。

(左)バスケットボールのゲーム画面  (右)時計プログラムの画面
 

 修理を頼まれて困るのは、技術的な問題よりも、それを置いて作業する場所が
 私の部屋には無い、ということです。これは、非常に解決が困難な問題です。


■38 2013/08/13 本日追加した物

 ステッピングモータの在庫があったので、追加しました。


●1. ステッピングモータ TS3103N124 (中古) 

 中古です。
 軸の形状が TS3103N294 と異なり、D形になっています。
 レターパックには入らないので、宅配便で発送します。

 通販は、こちらです。


■37 2013/08/12 入荷情報など

 在庫切れ分や新規の入荷情報などをお知らせします。


●1. カードエッジコネクタ 50ピン 2.54mmピッチ 

 在庫切れで、8/20過ぎの入荷予定でしたが、早く入荷しました。
 通販ページの数量を更新しました。こちらです。


●2. 電子オルゴールIC UM66T (埴生の宿) 

 在庫を補充しました。通販は、こちらです。


●3. 電子オルゴールIC UM66T (エリーゼのために) 

 在庫を補充しました。通販は、こちらです。


●4. ボックスヘッダ 10ピン (5ピン×2列) 

 新しく仕入れました。通販は、こちらです。


●5. ボックスヘッダ 16ピン (8ピン×2列) 

 新しく仕入れました。通販は、こちらです。


●6. ボックスヘッダ 50ピン (25ピン×2列) 

 新しく仕入れました。通販は、こちらです。


●7. IDCコネクタ(ソケット) 10ピン (5ピン×2列) 

 新しく仕入れました。通販は、こちらです。


●8. IDCコネクタ(ソケット) 16ピン (8ピン×2列) 

 新しく仕入れました。通販は、こちらです。


■36 2013/08/10 その後と、在庫切れ情報

 しばらく、設計に集中しますので、こちらの更新まで手が回らないかも
 しれません、・・・・・・というわけにはいきませんので、頑張っていきます。

 トップページの項目のいくつかが、作成中のまま放置になっています。
 作成中と書いたまま放置するぐらいなら、表示しなければいいのにと、自分で
 分かっています。これは自分にプレッシャーをかける為です。

 さて、各基板の「その後」と、在庫切れ情報などをお知らせします。


●1. キーボード基板 MKB-4520 (その後) 

 昨日8/9に照光式押しボタンが届いたので、サンプルを組み立てました。

 (左)パネル取付前、押しボタンを半田付けした。 (右)パネルを取り付けた。

  

 キートップに、ラベルを入れていない状態です。
 パネルの高さは、押しボタンの面位置よりも、ちょっと低めがいいかなと思います。
 手持ちの10mm長、8mm長のものでは、パネルのほうが高くなりました。6mmぐらいが良い。
 あと、ネジが多くないか・・・パネルを固定するのは四隅だけで十分でしょう。
 自分で使う限りは、気になりませんが・・・。

 この照光式押しボタンは、LEDのリードが特に細く、曲がりやすいので、
 実装時には注意しなければなりません。
 最初から少し曲がっているものもあるので、まず、まっすぐに直します。
 必ず、全部のピンがスルーホールに入ったことを確認してから、基板に押し込みます。
 これを1個ずつについて行ったので、神経が疲れました。
 じつは、注意していたのに、1本だけ曲げてしまいました。折れなかったので助かりました。

 今日は、発光させるところまでする余裕がありません。(赤、黄、緑色に点灯します)

 ところで、緑色の3×3になっている所を見ていましたら、 ルービックキューブ を思い出しました。


●2. 在庫切れ: MPC-MSX 

 この商品です。
 現在手配中、工場で製造しています。8月19か20日頃に入荷予定です。

 在庫切れ中でご迷惑をおかけします。いましばらくお待ち下さい。
 代替品は、MPC-P60MPC-EX50もご検討頂けましたら幸いです。

 この基板MPC-MSXは、次回発注分より、レジスト(緑色の塗装)を追加します。
 値上げせず、価格は据え置きます。
 型番は、管理上、区別するために MPC-MSXA と基板に表示します。


●3. 在庫切れ: カードエッジコネクタ 50ピン 2.54mmピッチ 

 この商品です。
 現在、手配中です。8/20過ぎに入荷予定です。

 これは、”CR22-50D-2.54DS(70) ヒロセ” ではありません。
 上記型番の物は、両側に固定用の耳が出ていますが、このコネクタには耳が有りません。
 海外製品の為、低価格となっていますが、品質的には十分なものです。

 お急ぎの方は、値段は上がりますが CR22-50D-2.54DS(70) ヒロセ をご検討下さい。


●4. ニキシー管用電源基板 MPS-170A (その後) 

 ずっと、連続通電してテスト中です。
 定数を変えたりして、発熱を抑えるように調整しています。そろそろ決まりそうです。

 この基板は昇圧回路ですから、ニキシー管に限定せず、他の用途にも使えます。

 電子ビックリ箱 用としては使わないで下さい。危険です。長年、電気の仕事をしていますが、
 感電は大嫌いです。

 いくつかの案を持っています。応用を提案していきたいと考えております。


●5. 各種部品仕入れ 

 いろいろ手配中です。今月中旬〜下旬あたりで入荷し、追加予定です。


●6. 新製品 

 設計を進め、追加していきます。
 プロジェクトのフォルダが、机上に積みあがっています。どんどん消化中。


●7. 7セグ基板 MSG-4401 (その後) 

 来週には到着しそうです。基板が到着しだい、部品実装・組立、
 プログラム作成及び書き込み、テストを行う予定です。
 完成品を販売します。(手作業でチップの半田付けを延々と・・・)


●8. 加工物 

 切削基板やアクリル加工など、手間と時間がかかる為、以前ほどパワーを注いで
 いませんが、久しぶりにいくつか作ってみたところ、また面白くなってきました。
 近いうちに、ユニークな物を発表できるでしょう。お楽しみに。

 最近は、近くの方から頼まれて、アクリル板に文字を彫り、表札を作りました。
 サンプル写真を掲載したいのですが、もろに個人の住所・名前が書いてあるので
 掲載できません。


●9. その他 

 いまさらどうでも良いのですが、過去の物を発掘しました。
 カードエッジ端子を、切削加工したものです。

 (左)基板の表面  (右)基板の裏面
 

 カードエッジ端子部分の拡大


 銅箔むきだしだと酸化するから、ハンダを流し、表面が平滑になるように
 半田を吸い取ってあります。手動ハンダレベラー、ということです。

 端面の面取り(bevel edge)は、ヤスリを使い、やはり手作業で加工しました。

 この基板が片面でできたのは、接続の相手側のコネクタが上下ダブル接点に
 なっていたからです。つまり、片面だけ接続すれば済みます。


■35 2013/08/08 いろいろ追加

 いろいろ追加しました。(追加予定のものも含む)


●1. NCU基板 NC-1A 中古 

 ワンダーキットのNCU基板キットを組み立てたものです。
 実験に使用した中古品です。あちこち、半田付けをいじった跡があります。
 ライントランスが欠品です。見つけてから、通販ページに掲載予定です。



 トランスが欠品でもいいから欲しい方は、お問い合わせ下さい。
 説明書も有ります。


●2. 電磁カウンタ E660 DC5V 1.1W 10CPS 田村電機 

 キズがありますが、ほぼ未使用です。
 カウンタ値は、999818 になっています。



 DC5V入力で動作するので、マイコン等との組み合わせには便利
 と思います。(電磁カウンタは、24V用が多いです)

 液晶もいいけど、カチッ、カチッ、と鳴るメカ式もいいものです。

 リセットはありません。(そういう仕様です)
 カウント入力は、リード線が出ています。

 限定1個です。
 通販は、こちらです。


●3. スライド映写機 AUTO CABIN-II キャビン工業 (中古) 

 長期保管していたので、だいぶホコリをかぶっていましたが、
 電源を入れたら点灯しましたし、スライドの送りも動作しました。

 (左)点灯中、ファンも動作/(中)天井に投影/(右)ワイヤード・リモコン

  

 フィルムサイズ 36x24mm、マガジンは無し。

 現状渡しとします。清掃が必要です。

 光学系を利用して、液晶プロジェクタを作るのに使えないかな、と
 思ったりします。どなたかチャレンジを。ネガと同じぐらいの大きさの
 液晶だったら合うのでは?

 宅急便で発送します。
 通販は、こちらです。


●4. クランプ式 通電検知 モジュール CTT-10-CS1 U_RD 

 U_RDの電流センサです。

 配線を通すだけで、AC負荷の通電状態をON/OFF信号で出力します。
 (トランジスタ出力)



 U_RDのサイトより引用・・・・・・
 ---引用ここから---

 〔特 長〕
 ・クランプ式交流電流センサに通電検知回路を組み込んだオールインワン構造です。
 ・無電源で通電線にクランプするだけで、通電検知信号が得られます。
 ・動作点1.0A固定の高感度型と動作点1A〜10A、10〜100A設定型の3タイプを標準化。
 ・定格1.0A未満の小電流対応は、センサに検出電線を(n)ターンすると感度は(n)倍になります。
 ・50Hz/60Hz正弦波専用。(波形歪がある場合は動作点が変わります)

 サンプル価格:\3,000 〜 4,800

 ---引用ここまで---

 データシート有ります。(U_RDのサイトからダウンロードできます)

 評価実験にちょっと使用した程度の中古です。限定1個のみ。
 通販は、こちらです。


●5. クランプ式センサ・変換器一体型 電流変換機 CTT-10-CLS-CV50 U_RD 

 U_RDの電流センサです。

 電力計の自作に使えそうです。(もともとそのために買ったんじゃなかったっけ)
 配線の片方を通すだけで、電流を電圧に変換して出力します。
 50Aで、5Vになります。マイコンでA/D変換するのにちょうどいい。

 単相3線式(単3)の分電盤の赤、黒にクランプするわけです。

 U_RDのサイトより引用・・・・・・
 ---引用ここから---

 〔特 長〕
 ・商用電源50/60Hz専用の交流電流検出・直流電圧出力の平均
 値整流型電流変換器です。
 ・電源不要でセンサから0-5VDC計装信号を直接出力します。
 ・クランプ式センサ・変換器一体型で、取付が極めて簡易です。
 ・絶縁計測ができる。
 ・0〜5Aから0〜500Aまで広範囲の電流に対応します。

 サンプル価格:\3,000 〜 5,850

---引用ここまで---

 データシート有ります。(U_RDのサイトからダウンロードできます)

 評価実験にちょっと使用した程度の中古です。
 通販は、こちらです。


●6. 乱尺基板 (細長) 

 ここで予告しましたが、少しずつ整理しながら、
 通販ページに追加していくつもりです。

 まずは細長い物から、掲載予定です。

 寸法は、だいたい近いものを揃えます。ちょっと小さくて足りないかな、
 と思ったら、適当に1枚足すなどして調整します。

 片面、両面があります。



 あれこれ細かく考えないで、ドサッと適当にセットにして、
 これでいくら、とするのが良いのかもしれません。
 色々、考え中です。

 掲載が待てなくて、いま欲しい方は、ご連絡下さい。


■34 2013/08/07 キーボード基板、他

 キーボード基板 MKB-4520 が到着し、試作・テストまで完了したので
 通販ページに掲載しました。


●1. キーボード基板 MKB-4520

 (予告の内容は、こちらをご参照下さい。3番です。)

 写真は、アルプス電気の押しボタン SKHC を実装した状態です。

 

 照光式 の 押しボタン も実装できますが、あいにく手持ちがありません。
 手配、入手しだい試作して、ここに写真を追加する予定です。 

 商品の概要:

 4×5=20個の押しボタンを並べた、 キーボード基板 です。
 (部品未実装、生基板のみ)

 外形寸法は、103mm × 95mm です。

 12mm角 の 押しボタン は、ピンが太く、また、2.54mmピッチではないため、
 ユニバーサル基板 に実装しにくいものです。

 そこで、専用基板を設計・製作しました。

 キーマトリクス はもちろん、キー個別に信号を引き出す事もできるように
 なっています。

 照光式 の LED 配線もしてありますから、 ダイナミック点灯 できます!
 もう、面倒な マトリクス配線 をする必要がありません。

 押しボタンは、アルプス電気の SKHC シリーズ、 SKQE シリーズ、
 秋月電子さん扱いの ST12 シリーズが実装可能です。

 本基板の信号入出力は、 ボックスヘッダ または ピンヘッダ が実装可能です。

 キーマトリクス の信号のみであれば、10ピン(5ピン×2列)あれば足ります。

 キーマトリクス に加えて、 照光式 ボタンのLEDを光らせるには、20ピン必要です。

 キーマトリクス ではなく、各ボタンの信号を個別に引き出すには、26ピンの
 コネクタが必要です。
 押しボタンが2グループに分けてあり、コモンが2系統になっています。
 コモンを共通につなげば、1グループとして使えます。

 基板むきだしでは見た目が悪いし、ホコリをかぶるので、専用のパネルも設計
 しました(別売)。準備できしだい、写真を掲載します。 
 実際は、この基板をケースに組み込むことが多いでしょうから、パネルよりは、
 パネルの寸法図を提供することになるでしょう。(穴あけ加工のために)

 パネルを作りました。

 

 照光式押しボタン(キートップ付き)が届くのは明後日ですから、とりあえず、
 スペーサをかませて、重ねてみただけです。
 届きしだい、組み立てて、格好よく?点灯している写真を掲載予定です。

 キーボード基板 MKB-4520 の
 通販は、こちらです。


●2. 懐かしのトランジスタ 

 これは雑談ですけど、
 しばらく見ていなかった部品箱を引っ張り出したら、懐かしのトランジスタが
 たくさん入っていました。

 一部を取り出して、並べてみました。


 なんだ全然わかんね、とか言わないで下さいよ。
 まあ、年代によりますから。

 これよりもっと古い年代になると、断面が楕円形のやつで、1T**とか、
 ソニーの初期のトランジスタなどですが、残念ながら持っていません。

 その頃になると、貴重品ですから、トランジスタ用のソケットがありました。
 昔の雑誌の製作記事を見たんですけどね。
 ソケットを使う理由は、ゲルマニウムですから、熱に弱いので半田付けを
 避ける為だったり、故障が多かったのか?交換を考慮したのかもしれません。

 ついでに思い出したのは、
 内田秀男 氏の記事で、 ゲルマニウムダイオード の横っ腹に穴をあけて、
 リード線の先端を極細に研いだやつを結晶に接触させ、 トランジスタ 化すると
 いうもの。(氏は米国より早くトランジスタを発明したと主張している)


 ところで、私が小学生の頃、トランジスタ等の入手方法は、捨ててあるテレビや
 ラジオぐらいしかありませんでした。新品を使うなんて、めったにありませんでした。

 登校中にゴミ集積所で見つけたら、授業中はその事ばっかり考えていて
 収集が来ない事を祈りながら、学校が終わるのを待っていました。
 頭の中は、帰りにテレビからパーツ取りすることだけで一杯でした。(バカ

 学校帰り、一目散にダッシュ、運動会でもこのスピードで走ればいいのに?

 獲物に向かって疾走する野獣のごとく、目が血走っていたと思います(笑)。

 ランドセルの中に、プラスドライバーとか、ニッパーは入れてましたが、
 (普通そんなもん入れてねーよ、良い子は)
 持っていなかった頃は、指でつまんで揺らし、ちぎっていました(笑)。
 ひたすら、グラグラと揺さぶって・・・まだリードが長かったから良かったのです。
 トランジスタの根元の方で折れたら悲しかったですけど。

 テレビの中身は、ホコリまみれだから、指が真っ黒になったなあ。

 基板ごとはずして持ち帰れたら、自宅ではんだごてを使い、半田をとかして
 はずしていました。

 母親から、「クサイ!ヤメロ!!ゴミ拾ってくるな!!!!」と怒鳴られても、
 そんなの関係ありません。甘美な半田付けの香りと、山盛りになったトランジスタに
 酔っていましたから(笑)。

 これらのトランジスタ(一部)は、当時集めたものも含まれています。
 いくつかを、ご紹介したいと思います。

 2SC733 東芝 
 → 特徴のある形。 型番は、 2SC372 とか 2SC373 とか、2SC732 とか、
   混乱しそうですね。2SA733 という型番も有りますから。

 2SC458 日立 
 → 現在見かけるTO-92形と、ちょっと変わった形の(写真ではオレンジ色のやつ)
    両方が有ります。TO-92形の方は、ECBとご丁寧に印字してありました。
    オレンジ色の方は、なんと、リードが金メッキ。ぜいたくな。

 2SA235 日立 
 → たぶんゲルマニウムと思います。出所は、たぶんテレビかな。
    なんと、足は4本です。たぶん高周波用で、1本はシールドかもしれません。
    2SA93 も持っていて、1本はシールドでしたから。

    ちなみに 2SA93 は、 みんなの科学 たのしい実験室 の 金属探知機 の製作に
    使われていたものです。こんな特殊なトランジスタを指定するから、ジャンクしか
    手に入らないガキは非常に困ったんだよ(笑)。
    金属探知機、萌え〜〜〜燃え〜〜〜モエ〜〜〜〜〜〜なのに、
    テレビからはずしたトランジスタのコレクションの中には見当たらないし、
    通販の広告のどこを見ても載ってないし、これが作れないんだと思ったら
    萎え、ですからね。
    そんなの、適当な2SAのやつを付けてみればいいんだよ、と言うのは分かるんですけど、
    当時は、そういう発想がなかった。とにかく、勝手が分からないから、違う型番のもの、
    ちょっと違う抵抗値を付けたら、動かないと思っていた。動いても、正しいのかどうかも
    わからないんだから。何も参考にする物がないし、教えてくれる人もいない。
    製作記事に書かれている以上の情報は、無かったのです。

    2SA93を手に入れたのは、ずっと後になってから。
    30才過ぎてからじゃないのか、あはは・・・、 サトー電気 さんの広告に載っていて、
    注文しましたから。昔は載ってなかったのか、自分でもよく覚えていない。
    たぶん、ずっと昔からあったのだと思う。

 2SB324 松下 
 → あえて松下と書きます。三角マーク(社章)があります。
    リードにいちいち色チューブをかぶせているのが良い(笑)。
    おばちゃんの手作業でしょう。なんとも、のんびりした時代でした。
    壊れたラジオか、ラジカセからはずしたっけな。
    部品取りしないで、修理すればよかったのに。

 2SC1383 松下 
 → パッケージが、なんというか、でかい。隣の2SC2230と比べても、太ってる感じで、
    頼りがいがありそう?

 2SK40 日立 
 → これも2SC458と同じ、変わった形のパッケージです。

 2SC828 松下 
 → これもよく使ったな。 2SC838 も確かあった。

 2SC815 NEC 
 → これは、2SC1815 だと思っていた(笑)。違うよ。
   確か、岩通の留守電の捨ててあったやつにたくさん使われていた。
   何も資料がないから、これって、2SC1815と同じよね?と、おそるおそる自作回路に
   使ってみたりした。

   ちなみに、何も資料がない、というのは、データブックも規格表も持って無いということ。
   その存在自体を知らなかったということです。ラジオの製作か、初歩のラジオ以外は
   何も情報源が無かった。小学校の図書室には無いし。

   何かの本で、 トランジスタ規格表 と トランジスタ互換表 の存在を知ったのだが、
   (製作記事の中で、ちょろっと、「規格表で探すと・・・」とか、「互換表で・・・」とか、
   その程度の記述だけ)

   今みたいにネットも何もないから、それ以上の情報が分からないのだ。
   当時、特に 互換表 という物に魅力を感じた。だって、拾い集めたトランジスタが
   活用できる道が開けるわけですから。

   ただ、どこで手に入るのか分からない。どんな物なのかも想像がつかない。
   「表」というぐらいだから、1枚の年間カレンダーみたいな””だと思っていた(笑)。
   パーツ屋に言えば、紙1枚ぐらいのものだから、ただでくれると思っていた。
   それで、確か、通販で部品を注文する時に、パーツ屋さんに聞いたような気がする。
   親に聞いたって、学校の先生も知らないんだから、パーツ屋さんに聞くしかない
   じゃないですか。本なのかどうかも知らないし、町に本屋さんは無い。
 
   パーツ屋さんに聞いたら、タダじゃないんだって。本になっていて、いくらだったか、
   記憶が確かじゃないけど、(値段が)「そんなに」するんだと知って、凹んでしまった。

      トランジスタ規格表と互換表

   トランジスタの種類があまりにも多いもんだから、選ぶほうも混乱してしまう。
   ガキの頃は何も分かっていなかったから、書いてある通りの型番じゃないと、ダメだと
   思っていた。
   種類が多いのはメーカーの都合だと思う。(ユーザの要望もあるか・・・)
   トランジスタというものが分かっていれば、ftはこれくらい、hfeは、Icは・・・といった
   仕様、条件でしぼりこんでいける。それと入手性も重要。パーツ屋の広告を見たりして、
   出回っている型番かどうか。定番があればその中から使う。

 2SC372 東芝 
 → 定番で、けっこう使ったせいか、もう、1個しか残っていない。もちろん、変わった形のほう。
    TO-92形は、まだどこかに眠っていそう。
    とっとけば良かったな、というのは後の祭り。当時はそう思わなかった。仕方ないね。

 2SC1216 NEC 
 → メタルキャンタイプです。なんか格好いいんだよなあ。宇宙にでも飛びそうな形だよ。
    リードの付け根側は、白い樹脂を充填して固めてある。

 2SA160 NEC 
 → 右端で、黄色いチューブがリードにかぶせてあるやつ。リードが長いです。5cmぐらい
    ある。基板には、こんなに長いリードのままで実装してありました。
    確か、電話交換機の基板じゃなかっただろうか。低周波回路だから、こんなノンビリ
    した配線でよかったんだと思います。


 日立とか、松下とか、NECって書くと、なんか懐かしくなってきたよ。
 パナとかルネサスじゃなくて。

 オジサンだな、って笑ってください。


●3. ニキシー管 (or VFD) 用ソケットの取り付け板 

 試作した、という情報だけですが、写真を掲載しておきます。

 写真は、(左)表面と(右)裏面です。ソケットがピッタリはまっています。

 


 実際に、ソケット4個をビス止めした状態です(左)。さらに、VFD IV-22 を軽く載せてみました(右)。

 軽く載せた理由は、これから配線をするからで、配線が済んでから差し込んだほうが
 作業しやすいし、キズがつきません。

 

 こんなふうに、きれいにできると、やる気がわいてきますね。
 (たとえ配線が面倒くさくても)


 以下は、本日、通販ページに追加した部品です。

 いずれも表面実装タイプで、バラ品です。テーピングではありません。

 それぞれデータシートが有りますので、必要な方は、ご注文時にお申し付け下さい。
 (英文しか無い物もあります。ご了承下さい)

●4. 2SB1412 ローム 

 低周波電力増幅用 2SB1412 ローム
 -20V, 5A
 通販は、こちらです。


●5. トライアック BCR3AS-12 三菱電機 

 トライアック 3A, 600V
 通販は、こちらです。


●6. スイッチングレギュレータ制御IC 500kHz μPC1099G 

 通販は、こちらです。


●7. N-ch QFET FQD18N20V2 

 通販は、こちらです。


●8. フォトカプラ CNC1S101 ( ON3131 ) 

 パナソニックのフォトカプラです。
 通販は、こちらです。


●9. 2SD1584 ルネサス 

 通販は、こちらです。


●10. フォトカプラ PS2501 NEC 

 通販は、こちらです。


●11. 降圧型 電圧レギュレータ 1A LM2575M-12 

 通販は、こちらです。


●12. コンパレータ (4回路) LA6339 

 通販は、こちらです。


●13. 3相DCブラシレスモータ用 プリドライバ ECN3053F 

 通販は、こちらです。


●14. 8bit 6ch D/Aコンバータ M62361FP 

 通販は、こちらです。


●15. 3相DCモータ制御用 プリドライバ NJM2625 

 通販は、こちらです。


●16. PWM駆動 ブラシレスモータ プリドライバ LB11696 

 通販は、こちらです。


●17. コンパレータ NJM12901 

 通販は、こちらです。


●18. PWM ブラシレス プリドライバ LB11820 

 通販は、こちらです。


■33 2013/08/06 キット、ケース等を追加

 あれこれ整理して、売り出したいのですが、なかなか進みません。

 なぜかというと、棚の手前に本が積み上げてあって、その前にダンボールが
 積み上げてあって、・・・・・・棚に置いてある物にアクセスする気力が無くなる
 というわけです。(暑さも手伝って)

 それでも、いくつか発掘したので、通販ページに追加しました。

 あと、通販ページの最終更新日は、手動で設定しているので、たまに修正を
 忘れることがあります。商品を追加、更新したのに、更新日が変わっていない事も
 たまにあります。

 暑さに負けずに、頑張って参ります。


●1. プラケース SW-95B タカチ 【半額!!】 

 10個限定、半額です!! (購入\230→半額¥115)
 W58×H18×D95、ブラック

 通販は、こちらです。


●2. ビデオ信号→アナログRGBコンバータユニット(Ver.2) 

 秋月電子 さんの完成品基板です。( K-00023 \2,000 )
 使うかもと思って、買い置きしたまま保管していた物です。
 袋から出しておらず、説明書もそのまま入っています。
 もちろん新品です。値引→\1,575
 新品、限定1個です。

 通販は、こちらです。


●3. 006P型(9V)ニッケル水素蓄電池専用トランスレスチャージャー 

 今日、 秋月電子 さんのサイトをチェックしたところ、このキットは見当たり
 ませんでした。(当時\1,200) もう売ってないのでしょう。
 電池は、\800で販売中でした。

 このキットは、組み立てていません。

 電池は未使用です。但し、マイナス端子に、青いサビのようなものが少し
 ありました。

 説明書は見当たらないので、添付しませんが(探してみて、有れば
 添付しますが)、秋月電子さんのサイトからダウンロードできますから、
 そちらをご利用下さい。

 長い間、保管していたので、電池が死んでないか確認しました。
 電圧をあたると、2.5Vありました。ゼロではありませんでした。
 CC/CV電源につなぎ、数10mAに調整して、数十分ほど充電しましたら
 7〜8Vまで回復したので、おそらく使えるものと思われます。

 電池は未使用ながら古いので、ちょっと不安ですから、処分特価にて。
 限定1セットです。

 通販は、こちらです。


●4. 謎のラジコン送信機 

 おもちゃの ラジコンヘリコプター の 送信機 です。

 肝心のラジコンヘリコプターが壊れて、送信機だけ残りました。
 ヘリコプターに内蔵しているリポ電池が、いきなり死んだのです。
 交換用の電池を手配するのは面倒で、高くつくので、あきらめて捨てました。

 この送信機は、 赤外線 を利用しているので、ほかの用途にも応用できる
 かもしれません。
 ヘリコプターの充電用プラグも内蔵しています。フタをあけると、プラグが
 引き出せます。但し、コードにキズがあります。

 突起部があり、かさばるので、宅配便で発送します。

 通販は、こちらです。


■32 2013/08/05 予告 (7セグ基板)

 新しい基板を設計、発注したので、お知らせします。


●1. 7セグ基板 MSG-4401 

 7セグLED を、4桁並べた基板です。右の画像は、完成イメージです。(模型)

 

 以前は、切削で苦労しながら作っていましたが、やはり限界があり、
 プリント基板にはかないませんでした。

 今回の物は、ワンチップマイコン、駆動回路、抵抗、並列配線まで
 かなり高密度に詰め込んであります。

 盆休み明け頃までには、基板製作、試作・テストまで完了予定です。
 制御プログラムも作らなければなりません。


 <特徴>

 1) 28ピン600milのICソケットに差し込むことができます。 ※ピンは別売

 2) ワンチップマイコン を実装可能です。
   マイコンを実装した場合、外部から シリアル通信 で制御できます。
   マイコンを実装しない場合、7セグの駆動信号(各セグメント及びコモン)は
   外部から入力します。

 3) 基板寸法 40mm×20mm

 4) 対応する7セグLED
    外形寸法 9.6mm×13.0mm
    ・ LA-401シリーズ (ローム) LA-401MN など
    ・ 141S/143Sシリーズ (スタンレー) NKG141SP-B など
    ・ GL9A040G (シャープ)

    ※ワンチップマイコン を実装した場合、駆動回路の関係で、カソードコモンに限る。

 5) 中央付近6ピン×2列のピン配置は、 OSL40562-LR (4桁7セグ)などと互換。

 6) 複数を横に並べた時、7セグのピッチが揃う。(2.54mmピッチ ユニバーサル基板上)

 7) ダイナミック点灯 の配線済み。あの面倒くさい配線をしなくてよい。


 販売は、基板単品と完成品の両方で検討しています。

 基板単品は、任意の色/メーカの7セグをユーザが選択して実装する為に、
 基板のみの供給となります。

 完成品は、当社に LA-401MN の在庫が有りますので、これを実装したものとします。

 完成しだい、改めてご案内します。


■31 2013/08/04 コンデンサなど

 コンデンサを通販ページに追加しました。

 ここに書いていない物も、先日より、追加または復活(在庫確認が済んだ分)
 しています。面倒くさがって書いていないだけです。

 それと、 ニキシー管用 電源基板 MPS-170A が本日到着したので、さっそく、
 試作・テストに着手しました。


●1. フィルムコンデンサ ECQ-E CFS922N2B 334J パナソニック 

 大きい フィルムコンデンサ です。(ヨコ約28mm×タテ約23mm×厚さ約10mm)
 型番は、 ECQ-E CFS922N2B 334J 、パナソニックの製品です。
 容量は、 0.33μF (J /±5%)です。耐圧は、DC 1000V、AC 125V です。



 あまり、こんな大きいコンデンサは、需要が無さそうです。
 デジタル回路ばかりやっているので、用途は思いつきません。

 コッククロフト・ウォルトン 回路 を作るのに使えそうです。
 学生の頃、高電圧発生回路を作り、バチバチ火花を散らして遊んだことがあります。

 あと、 オーディオ の 聴き比べ を楽しまれる方には、いかがでしょうか??

 発送時、リードが突き出さないように、曲げさせて頂きますので
 ご了承下さい。もちろん、根元から強く曲げたりはしません。軽く丸める
 ような感じです。

 通販は、こちらです。


●2. OSコン 各種 

 OSコン 各種追加しました。
 SAシリーズ、SPシリーズ、SCシリーズ、数量限定です。

型番 規格 通販ページ
16SA150M 150μF/16V こちら
6SA330M 330μF/6.3V こちら
10SP270M 270μF/10V こちら
4SP560M 560μF/4V こちら
10SC10M 10μF/10V こちら

 シリカゲルを入れた密閉箱で保管していましたが、リードの一部が変色
 しているものが少しありました。半田付けすれば切断する部分ですから、
 問題ないと思いますが、気にされる方もいらっしゃるかもしれませんので、
 念のために書きました。


●3. イグナイタ TC-901 

 この イグナイタ は、 ガスコンロ や 湯沸かし器 などの 点火 に使用するものです。

 ツマミを回すとカチカチカチ・・・、と鳴って火花が飛びますが、その火花の元となる
 高電圧 を 発生 するユニットです。

 乾電池1個(1.5V)で動作します。



 これは、以前2個購入したうちの一つで、未使用です。長期保管の為、
 若干のキズ、汚れが有ります。限定1個です。

 簡単な資料と配線図を添付します。
 電池と、ギャップをつなぐだけです。配線図の通りに配線して、電池をつなげば、
 火花をバリバリ?飛ばすことができます。

 仕様:
   定格入力電圧 DC1.5V
   出力電圧 15.0kV以上
   放電エネルギー 1mJ/1パルス以上
   放電周期 400mS以上
   消費電流 130mA以下

 ギャップ の作り方は、針金(メッキ線)を曲げて、それを2つ向かい合わせにします。
 間隔を適当に調整します。最初は2〜3mmから始めて、広げたらどこまで火花が飛ぶか
 試してみるのも面白いでしょう。

 自動車 などの プラグ を使用しても良いでしょう。(私は、試していませんが・・・)

 私は簡単な ノイズ試験 に使用していました。新しく開発した製品のテストのため、
 筐体に放電 させたり、近くでパチパチやったりして、様子を見るのに使いました。
 ところが、うっかりPCの近くでパチパチやったもんだから、仕事中のPCが固まって
 しまったことがあります。

 警告: 高電圧 を発生しますから、感電事故にはくれぐれもご注意下さい。
 私自身、油断して何度も感電しました。電源の乾電池の表面に触れても、感電する
 ことがあります。感電した時、声が裏返ってしまいました。
 悪用厳禁です。正義の為に活用してください。

 通販は、こちらです。


●4. ニキシー管用電源基板 MPS-170A 

 基板が到着したので、さっそく、試作・テストを始めました。
 定数を変えながら2〜3個作り、ひとつは連続運転をしたりしています。

  

 基板の寸法は、25mm×20mmと、小さくまとめてあります。

 左から2枚の写真は、 ストレート の ピンヘッダ を使用したものです。相手先の基板に
 平らに実装できます。

 右端の写真は、 ライトアングル の ピンヘッダ を付けたので、立てて実装できます。

 デジタル回路だったら、動いたらほぼOKなんですが、これはアナログですから
 あれこれ確認・調整しなければなりません。発売まで、もうしばらくかかります。
 改めてご案内します。

 それで、これも高い電圧が出るわけですが、感電したかどうか?

 ハイ、うっかり触ってしまいました。部品の発熱を確かめようと、触れてみたわけです。
 気をつけていたつもりで・・・イテッ!!
 最初は、電源を切ってから触れるようにしていたんですが、だんだん面倒になりまして。


●5. スターリングエンジン コンセプトプラス 

 フリーピストン スターリングエンジン のキットを組み立てた完成品です。
 ある提案、検討の為に購入し、使命は果たしましたので、ほしい方にお譲りしたいと
 思います。

 購入時、\6,300でした。これを半額にて。しかも組立済みです。

 熱湯の入ったマグカップの上に置くと、カタカタカタ・・・と、ピストンが上下します。

 

 箱、説明書、カタログなど、付属品は揃っています。

 箱には リポビタン のシール(お約束)と、記名(MAEDA)が有ります。

 機能的には影響ありませんが、本体は金属むきだしですから、
 手で触れたり酸化したりして、色が変わっています。

 動作確認した物ですが、実際に動かす時には、調整が必要になることが
 あります。念のため。

 限定1個です。
 通販は、こちらです。


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