年末のクソ忙しい追い込みの時期、書類を取り込もうと、久しぶりにスキャナを使っていた
ら、ガガガガーと異音が止まらなかった。１枚目の書類の取り込みが終わった直後だった。
コントラストが悪かったので、調整してやり直したいのに、何てこった。
ケーブルが折れ曲がって引っかかり！！職場の物なので、機種名は今ちょっと調べられませんが、キヤノンの安い機種です。
（個人的にも、同じシリーズのＮ６７６Ｕを使っています。）
さあ〜、困った困った。原因がガラスごしに、ハッキリ見えているから、修理するしかない
でしょう。
さて、どこから分解するのでしょう。どこにもネジが見あたりません。プラスチック部品が
はめ込まれている部分があって、そこから、こじ開けてみました。
ガラスに貼り付いているプラ部品（上の写真で、「折る物」と書いてある黄色い物は、カッターナイフの刃を折る容器）
ガラスの両サイドのプラスチックは、何と、両面テープで貼り付けてありました。安物ですから
しょうがないですねえ・・・。これをバリバリとはがして、ガラスを取り外す事ができました。
あとで気づいたのですが、このガラスの位置は重要です。もし分解する機会があるならば
取り外す前にガラスの基準位置がわかるような印を付けておく事。
よく考えたら、このプラスチックは、全部はがさない方がいいんです。両端だけはがせば
それだけでガラスが取り外せるのではないかと思いました。全部はがさないようにすれば
位置決めの印を付ける必要もないと思うのです。これからやってみられる方は、このへんに
気を付けてやってみて下さい。但しあくまでも修理は自己責任で。
さあ、ガラスがはずれました。
なんとも頼りない感じがします。ヨレヨレになっているケーブルを見てみましょう。
片面にシールドのアルミが施してある、フレキケーブルですね。これに、妙な折りグセが
付いたのが原因で、ひっかかるようです。
最初の処置はどうしたかというと、これを手で適当にのばしてやって、スキャンしてみま
した。すると数回でひっかかるようになり、元に戻ってしまいました。まるで、しつこい寝グセ
のようなものです。
次に行った処置は、熱をかけたらどうかと考えて、ヒートガンであぶりました。ヒートガン
というのは、熱収縮チューブを熱する時に使うもので、ハンダが溶けるほどの高温が出ます。
そこらへんのヘアドライヤーとはパワーが違います。
冬の寒い時期、足が冷えて困ったら、ヒートガンで一気に暖めるという方法があります。
但し、ヤケドの危険があるので、かなり離して、注意しながら暖めています。メーカーは、
人体に使用するなと説明書に書いていますので、自己責任で。
さて、寝グセフレキケーブルは、指で適当にのばしながら、熱をゆっくりかけていきました。
すると、うまい具合にクセが直ってきました。やったねえ。
何度かスキャンしてみても、問題ないようです。
ただ、別の問題が出てきました。ガラスの取り付け位置に問題があるようです。最後に
「原点」に戻った時、一瞬、ガーッと、ぶつかっているような音がします。スキャン画像には
問題ないので、このままにしておきましょう。（をいをい）
