3回目の事故

 7月31日、午前10時6分、事故に遭ってしまいました。

 交差点を右折して、すぐの場所です。住宅の工事現場から、バックで出てきたトラックの
積み荷の鉄パイプ2本(1m?ぐらい荷台から突きだしていた)が、私の車の助手席ドア、
窓ガラスに当たり破損、後ろまで傷がつきました。相手は鉄パイプが2本曲がっただけです。

 本当に気を付けて走っていたつもりでした。慣れは禁物だと、いつも車に乗ると、独り言
のように「今日も安全運転、ブツブツ」と言って、とにかく安全確認を怠らないようにしていたの
に・・・。でも、いくら自分が気を付けていても、追突されたり、事故に巻き込まれる事もあります。

 ふだんから私は、土建屋は運転が横着(あくまでも個人的な感覚)で困るなあと感じていた
のですが、ついにやられました。トホホです。(後日記:相手は建材屋でした)

 これが事故の現場です。
 事故発生時は、左の写真のように走ってきました。50の数字が書いてあるあたりで
トラックの鉄パイプと当たりました。
 右の写真は、現場を反対の車線、向こう側から撮影したものです。


 トラックは、左の建設現場からバックで、歩道のへこんでいる部分から出てきていました。気づいたら
ドカーン!とガラスが割れました。一瞬、何が起きたのか把握できませんでした。粉々になったガラスを
かぶって、窓が割れていて、ああっ事故ったのだと。

 私が「危ないじゃないですか!!」と言ったら、相手は「スミマセン、バックミラーを見ていたのですが
気づきませんでした」とのこと。後ろを見ないでバックするなんてトンデモな人です。交通整理のガードマン
はいませんでした。

 それから、警察を呼んでもらいました。
 このとき、快晴で非常に暑く、現場検証の途中で事故のショックもあるのでしょうが、フラフラしました。
おまわりさんも、暑いせいか早めに切り上げていったようです。人身事故じゃなかったからかも。

 その後、相手の保険代理店の人が2人来て、写真を撮影したりメモをとったりしていました。今回は
お互いに同じ保険会社でした。(同じ保険会社の場合、社内での力関係でどちらが有利になるか
決まると言っている知り合いがいましたがそうなんでしょうかね?)

 私はトヨタビスタに電話して、あとの処理をどうするか聞きましたが、まず諫早まで車に乗ってきて
下さいとの事で、運転席まで散らばったガラスを手で払って(ちょっと刺さって痛かった!)、ヨロヨロと
40分ほど走ったのでありました。

 そういえば、私はいつも車に写ルンですとマイクロカセットを、こういう時のために準備していたのに
すっかり忘れていました。しかし、車検証と免許証は、警察が来る前に自然に思い出して、すでに準備
していました。メモ帳とボールペンも。過去2回の事故経験から、慣れというか、なんというか。
 なお、事故に備えていつも回しているビデオにはうつっていると思います。事故車に積んだままなので
修理が終わったら、キャプチャしてここにアップロードします。


●事故発生時、必ずメモする事!
 相手の住所・氏名・電話番号(自宅、携帯、勤務先)
 相手が会社の車の場合、勤務先の名称、所在地、電話番号
 事故発生の時間
 相手の車のナンバー、車種
 事故現場の町名・番地など、あるいは近くに目印となる建物などがあればその名称

 事故車などの写真は自分で撮影する。またあらゆる会話は録音する。
 写ルンですとテープレコーダを常に備えておく。


 そのほか、事故発生時の連絡先などをマニュアル化して、カードケースに入れ、車の中に常備しておく
と良いでしょう。

 なんで相手の車のナンバーや車種が必要かというと、あとで保険屋に聞かれたからです。そこまで
気が回らなかったので見ていませんでした。さらに、トラックというのは何トントラックですかと聞かれたの
ですが、そんなの知りません。軽かそうでないかぐらいしか私は知りません。そもそも、何トンとか書いて
ありますかね。最大積載量つめるだけ、というバカなシールを貼っているのは見たことがあります(笑)。

 現場の町名・番地は、とくにその土地を知らない場合、場所を説明するために必須です。今回は、
ここ1年ほどで新しくできた道路で、トヨタビスタさんに置いてあった地図には載っていませんでした。
それで地元の人に電話して聞いたりして、ようやく場所を説明することができました。


 おまわりさんに「事故証明書を発行しますので」と言われたがその後どうしていいかわからない。
その場で、すぐに疑問に思わなかったのでハイハイと言ったが、これはどうするんだろう。調べてみれば
警察に事故を届ければ、事故証明書が発行されるはずです。当たり前の事を言っているのか?

 事故が起きるタイミング、廊下ですれ違うときによけたつもりがお互いに同じ方向によけて
しまうのと似ているかも?悪い条件が重なるというか?


●8月8日
 昨日の夕方、車の修理ができたとの連絡があり、今日の午前中に取りに行きました。さすがに
キレイに直っていました。事故直後の見積では6万ちょっとだったのに、実際には傷が深く、また
広く、後部ドアまで及んでいたため、11万ほどになりました。

 保険を使うかどうかですが、私の場合は、この程度では保険を使わないほうが良いようです。
いま保険を使うと、保険料が10%増しになってしまいます。よほど大きい事故だったら、保険料が
上がってもそれだけのメリットがありますが・・・。

 代車のターセルに乗ったとき、えらく車高が低いなと感じたのですが、じつはその逆で、久しぶりに
WiLLに乗ったら、やたらに車高が高いなと感じました。

 そして、車に積んだままにしていた車載カメラのビデオを、再生して事故の状況を振り返ってみまし
た。こういう時のために、運転中は常時録画しておいてよかった。今度はカメラを前方だけじゃなくて、
左右および後方のあわせて4方向にして、画面4分割装置と時刻のスーパーインポーザを備えるなど
設備を強化したくなりました。本当に録画しておいてよかったと痛感した。

 衝突の瞬間!!

 割れたガラスは、まだこの瞬間には細かくなっていなくて、大まかなかたまりになり車内に落ちてきて
います。

 衝突でガラスが割れる瞬間はショッキングでしたが、新しい事実も明らかになりました。
 トラックが後ろをよく確認しないでバックしていたのは、事故直後に運転手が話していたことです。
「バックミラーを見ていたが気づかなかった」と言っていました。

 今回、ビデオから明らかになった事実は、トラックの運転席部分にシートがかぶせてあった事です(暑
かったから?)。
 すなわち、後ろを見るための窓もふさがれていました。これじゃ後ろがよく見えなくて当然です。

 (後日記)
 事故を起こしたあのトラック、近所の会社なので、時々みかけます。今でもシートを運転席の後部窓
をふさぐようにかぶせていて、何の目的なのか知りませんが、危ないです。


●車載カメラについて
 秋月電子で買ったカメラモジュールを、タカチのケースに組み込んだものを、助手席のヘッドレスト
のところに挟み込んでいます。白黒ですが、感度は比較的良く、夜間もある程度はうつっているようです。

 ビデオはフジの8ミリビデオカメラで、ドッキングステーションのようなものに取り付けて、ビデオデッキ
のようにして使っていますが、テープが2時間しか録画できないから、時々テープを入れ替えるのが面倒で
す。VHSのデッキにして、3倍モードでテープ交換の頻度を減らそうかとも思いますが、エンジンを切る
と電源が切れて、初期状態は標準モードでしょう。最初に3倍モードにしてやらなければならない、という
のも面倒です。

 最近は街中あちこちに監視カメラが設置されていて、犯罪検挙に役立つ一方、個人のプライバシー
の保護が問題になっていますが、車載カメラはその利点のほうが大きいでしょう。事故時の決定的な
証拠であり、自分に過失がなければ有利になります。

 私が車載カメラで録画しようと思ったきっかけは、テレビ番組で事故の瞬間をとらえた映像の特集で
たまたまビデオを回していたら交差点での事故がうつって、それが有利な証拠になったというものです。
それと、後続車にしつこくあおられた時に録画しておいたら、やはり有利な証拠になったというのもありま
した。
 後続車が追突してきた、というだけで後続車が100%悪いですが(私は昔、追突した事があるのです)、
さらに、後方カメラに、後続車の運転者が携帯電話をいじったり、よそ見をしているのがうつっていたら、
打撃的な証拠になるでしょう。

 今日、バスに乗っていたら、パトカーにビデオカメラが搭載されているのが見えました。警察は、証拠
があってこそ動けるのです。証拠をおさえるためにビデオカメラが必要です。アメリカのパトカーの車載
カメラの映像をいくつかテレビ番組で見た覚えがあります。スピード違反で止めた車の人がいきなり
発砲して逃げたとか、いきなり別の車がパトカーに衝突してきたとか、そういう映像ですな。

 さて、私の車載カメラは、今後グレードアップして、さらに証拠として確実なものを目指したいと考えて
います。日付、時刻(1/10秒単位ぐらいまで)に加え、現在のスピードとブレーキが踏まれているか
どうかをスーパーインポーズで追加したい。


●8月14日
 今日、保険会社より電話がありました。

 (1)車の修理代¥115,112−は相手の保険から全額出る。
 (2)相手のトラックが積んでいたパイプ2本が曲がったのは弁償しなくてよい。

 ・・・ということで、今回の事故処理は終了となりました。
 よって、これ以上の情報公開や、動画の公開はしない事にしました。

 自分も相手も保険に入っていたから良かったのですが、最近、身近なところで、相手が保険に入っていなか
ったためにモメているという話を聞きました。そんな事やら、いろいろ考えると不安になりますが・・・とにかく、
安全運転でいきましょう!!


●おまけ
 事故はクルマばかりではありません。

 以前、夕方に道を歩いていたら、散歩中の犬にかみつかれた事があります。飼い主がちゃんとおさえていな
かったから、こんな事になるんです。バウバウ、ガウーッとうなり声をあげ、飛びついてきて、前足でひっかいたり
かみついてきました。ちょっと普通の犬とは思えません。恐怖を感じました。
 ズボンは破れたし、ケガはするし、狂犬病になるのではという不安もありました。
 飼い主の謝り方にはあまり誠意を感じられず、ほんとうに気分が悪かったです。

 私も犬や猫が好きで、下宿の犬をよく散歩に連れ出していました。でも、散歩というものは飼い主が犬につい
ていくんじゃなくて、飼い主がひっぱっていくもんです。犬は、ちょっと興味がある方向なんかに行こうとするも
のですが、それをおさえなければなりません。
 犬は上下関係を意識しています。犬についていく飼い主は犬以下です。文字通り、犬にナメられます(笑)。
犬をひっぱっていく飼い主は犬より上で偉いから、犬は飼い主に従うのです。

 散歩中の犬にかみつかれた時は、飼い主の名前や住所、電話番号をメモすべきだと思います。もし拒否され
たら、家まで追跡して、何者かをつきとめる事です。それから、ケガした場合は病院で診断書をもらって、証拠に
します。少なくとも、相手の犬や飼い主、衣服の破れた箇所や、ケガの写真を撮っておきます。

 私がこんなふうにこだわるのは、かつて民事裁判に関わった事があるからです。原告側の証人として、福岡
地裁の証言台に立ちました。この事件は、売買代金請求事件で、事故とかケガには関係ないんですが、この
裁判に関わって感じたのは、「証拠」の重要性です。

 あとになってもつれるのは、言ったとか言わないとか、あったとかなかったとか、そういった記憶があいまいな
部分だろうと思います。証拠の確保をきちんとできるかどうかです。たとえばその裁判では、被告との電話での
やりとりを、日付や時間とともに原告が順次きちんとメモに残していたため、証拠として活用されました。
 犬の飼い主の謝り方が良くないと、ムカついてしまって、証拠の確保など思いつかないかもしれませんが、必ず
証拠を残すようにしたい。

 犬にかみつかれて以来、向こうから散歩中の犬が近づいてくると、カバンをもちかえて、盾のようにしていま
す(笑)。そして距離をとるようにしています。できるだけ無用な事故は避けたいと思っています。
 しかし狭い道の両側に散歩中の犬がいる状況もあり、どっちに避けて良いやら困る事もあります。今度、犬
が飛びかかってきたら、思いっきり足で蹴って、首か背骨をへし折ってやろうかと、覚悟しながら歩いています。
犬にかみつかれて亡くなった方もおられますから、本当にヤバイと思ったら、そうやって反撃するつもりです。


●グレードアップ (2005年1月2日 追記)
 今までは、前方のみ撮影していましたが、後方の撮影も念願でした。そのためには、
「画面4分割装置」が必要です。しかし、広告を見るとけっこう高価なもので、なかなか
手がのびませんでした。カラーは高いしカラーにする必要は必ずしもないから、白黒で
安いのがないか、ずっと探していました。

 ようやく最近になって、ネットで安い業者を見つけてそこから購入する事ができました。
1万円台ですからちょっと他にはありません。宣伝をするつもりはないので、あえて業者
名は書きません。探せばきっと見つかります、とだけ書いておきます。

 ちなみに、2分割装置というのは無いと思います。

 前後は必須だけど、左右はどうかなあと考えているところです。今回、購入した4分割
装置には日付・時計機能があるのですが、バックアップのキャパシタを内蔵しているのに、
停電したら日付の更新がうまくいかなくて、いつまでも12月29日のままです。時刻は
合っているのに。
 不具合の原因は、専用のRTCチップを使っていないからじゃないかと思います。メインの
ソフトで、23時59分59秒から0時0分0秒に変化する瞬間を検出して日付を更新している
んじゃないだろうなあ。それなら日付が変わる時間に4分割装置の電源が入っていないと
日付を更新できないでしょう。あくまでも推測です。いずれ実験して確かめようと思います。

 さて、今回のグレードアップで車内機材がどうなったか、ご紹介しましょう。

 左: 三洋のVHSビデオデッキ(某ハ○ドオフのジャンク)と4分割装置
    某ダ○ソーで買った安いベルトで、固定しています。ちょっとゆるいかな。
    ビデオ自体は、自転車の荷台に使うゴムひもで固定しています。急ブレーキで
    ドーンと前に飛んじゃった事があるもんで。意外に壊れませんでした。

 右: インバータからの電源コンセント、アダプタの差し込み口が足りません!
    電源アダプタの差し込み口が足りないのは、DCの分配器を作れば解決しそうです。

 こんなふうに、カーナビのモニターにうつります。見づらくてゴメンナサイ。


 次に、4分割装置の内部を少しご覧に入れましょう。

 左: 上フタをはずしたところ。フタははずしにくかった。
     ちなみに、通電する前に分解してしまいました。いつもの事です。

 右: AT1175というチップが4個並んでいますが、品番からピンと来ると思います。
    そうです、ソニーのビデオA/Dと互換でしょう。
    大きいQFPは、AVTECH JAPANと書いてあるけれど、どこのメーカーなのか不明。



 左: 左側の小さいほうのQFPは、何でしょうね。ビデオ用のメモリでしょうか。

 右: PLCCソケットにささっているのはROMだと思います。たぶん。
    右の小さいQFPは、ビデオD/Aコンバータでしょう。

 4分割装置の仕組みを考えて、勉強がてら自作できないかと思っていた頃もありましたが、
ここまで安ければ作らなくても良さそうです。

 4台のカメラの信号が完全に同期(外部同期といって、カメラに同期信号を与えて、
強制的に同期させる事はできる)していれば、そんなに難しくないのですが、実際の
カメラはお互いに非同期です。
 ですから、各カメラからの信号をいったん、メモリにたくわえて、それを1フレーム
ごとにビデオ出力しています。


★おまけ。
 「三洋のビデオ用リモコンの電源ボタンを操作すると、同じく三洋のカーナビ(ゴ○ラ)の
電源が入る事がある」
 まあ、なかなかこういう組み合わせで使っている人はいないでしょう。車にVHSの
ビデオを積んでいるヤツは珍しいですから(笑)。

 コードが同じなのか?と思って実際に測定してみました。結果から言うと、違いました。
それじゃ、なぜなんでしょう。ナゾです。

 三洋ビデオリモコン<電源>
 10001100 01110011 11011010 00100101

 三洋カーナビリモコン<電源>
 00000001 00011000 00011101 11100010

 (どちらも負論理で書きました)

 ビデオリモコンとカーナビの角度を微妙に変えたりして、何度か電源ボタンを押すと、
反応するようです。反射したり拡散したりして、波形が乱れた条件で、コードが一致す
る事があるのでしょうか?あるいは、カーナビ側のコード受信処理が手抜きかもしれま
せん。(あくまでも妄想)


●追記 2007年10月15日

 久しぶりに見ていて気づいた。

 上記の、これです。
 10001100 01110011 11011010 00100101  三洋ビデオリモコン<電源>
 00000001 00011000 00011101 11100010  三洋カーナビリモコン<電源>

 カーナビリモコンの左端から0が7個続いているのを削って、詰めたら・・・

 10001100011100111101101000100101  三洋ビデオリモコン<電源>
 1000110000001110111100010  三洋カーナビリモコン<電源>

 さらによく見たら、上下でビットの並びが共通の部分がある。
 きわどい!!


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